JP6272342B2 - 画像処理方法、画像処理装置、端末装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

Description

本発明は、データ処理の技術分野に関し、特に、画像処理方法、画像処理装置、端末装置、プログラム及び記録媒体に関する。

カメラや他のカメラ付きの移動端末の普及に伴い、写真の撮影がより便利になり、取る写真の数も増加している。撮影が終わった後、通常、写真に対して美顔処理を行い、自分のブログ、マイクロブログや個人スペースなどのプラットフォームにアップロードして、家族や友達と共有することができる。

現在、写真に対する美顔処理には、ワンキー美顔を含む。当該ワンキー美顔には、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き及び美顔効果という七つの美顔項目を含む。しかしながら、ユーザーが手で美顔項目及び各項目のそれぞれの美顔パラメータを選択し、又は、少なくとも美顔項目を一つ選択しなければならないので、不便で、スマートでなく、効率が低い。

本発明の実施例は、画像処理方法、画像処理装置、端末装置、プログラム及び記録媒体を提供した。対応の美顔モードに自動的にマッチングできるので、利用効率を向上させる。

本発明の実施例の第１の態様によれば、画像処理方法を提供した。
該画像処理方法は、
画像を取得し、画像に含まれる顔を認識するステップと、
画像における顔に基づいて人物属性情報を取得するステップと、
人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得するステップと、を含む。

本発明の実施例が提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本発明の実施例において、自動的に認識された画像における顔に基づいて、人物属性情報を取得し、人物属性情報に対応する美顔モードにマッチングし、マッチングされた美顔モードを利用して画像を処理するので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

実施例において、人物属性情報は、人物の身分、年齢及び性別からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含む。

実施例において、人物属性情報に人物の身分を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、予め設定された、人物の身分に対応する美顔モードを取得することと、人物の身分に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。本方法において、人物の身分によって、対応する美顔モードにマッチングすることができるので、異なるユーザーの要求を満たした。

実施例において、人物属性情報に人物の年齢と性別を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、予め設定された、人物の年齢及び性別に対応する美顔モードを取得することと、人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。本方法において、人物の年齢と性別によって、対応する美顔モードにマッチングすることができるので、異なるユーザーの要求を満たした。

実施例において、人物属性情報に人物の年齢を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、予め設定された、人物の年齢に対応する美顔モードを取得することと、人物の年齢に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。本方法において、人物の年齢によって、対応する美顔モードにマッチングすることができるので、異なるユーザーの要求を満たした。

実施例において、人物属性情報に人物の性別を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、予め設定された、人物の性別に対応する美顔モードを取得することと、人物の性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。本方法において、人物の性別によって、対応する美顔モードにマッチングすることができるので、異なるユーザーの要求を満たした。

画像に複数の顔を含む場合、画像における顔に基づいて人物属性情報を取得することは、画像に含まれる複数の顔に基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得することを含む。人物属性情報に基づいて画像を処理することは、予め設定された、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得することと、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、画像に含まれる複数の顔を処理することと、を含む。本方法において、画像に複数の顔を含む場合、各顔にそれぞれマッチングして対応する美顔モードによって、相応な美顔モードを利用して各顔を処理することもできる。

実施例において、予め設定された美顔モードは、予め設定された美顔項目及び美顔項目に対して設定した美顔レベルを含む。本方法において、予め設定された美顔モードの解決方法を提供した。

実施例において、予め設定された美顔項目は、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き及び美顔効果からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含む。本方法において、複数の種類の予め設定された美顔項目を提供した。

実施例において、画像を取得することは、カメラにより撮影された画像を取得し、又は、画像データベースから選択された画像を取得することを含む。本方法において、画像の取得は、カメラにより撮影された画像を取得してもよいし、画像データベースから選択された画像を取得してもよいので、異なるユーザーの要求を満たした。

実施例において、カメラはフロントカメラであり、フロントカメラにより撮影された画像を取得する前に、処理方法は、さらに、フロントカメラがオンされた状態を検出することを含む。本方法において、フロントカメラが自動的にオンされた状態になり、手で操作する必要がない。

実施例において、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、さらに、予め設定された図形で画像における顔を標示することと、予め設定された図形の側に、人物属性情報に対応するニックネームを表示することと、を含む。本方法において、ブロックの上に相応なニックネームを自動的に表示することができるので、便利になり、ユーザーの需求を満たした。

本発明の実施例の第２の態様によれば、画像処理装置を提出した。該画像処理装置は、
画像を取得し、画像に含まれる顔を認識する認識モジュールと、
画像における顔に基づいて、人物属性情報を取得する取得モジュールと、
前記人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得する処理モジュールと、を含む。

実施例において、処理モジュールは、
前記人物属性情報に人物の身分を含む場合、予め設定された、前記人物の身分に対応する美顔モードを取得する第１の取得手段と、
前記人物の身分に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第１の処理手段と、を含む。

実施例において、前記処理モジュールは、
前記人物属性情報に人物の年齢と性別を含む場合、予め設定された、前記人物の年齢及び性別に対応する美顔モードを取得する第２の取得手段と、
前記人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第２の処理手段と、を含む。

実施例において、前記処理モジュールは、
前記人物属性情報に人物の年齢を含む場合、予め設定された、前記人物の年齢に対応する美顔モードを取得する第３の取得手段と、
前記人物の年齢に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第３の処理手段と、を含む。

実施例において、前記処理モジュールは、
前記人物属性情報に人物の性別を含む場合、予め設定された、前記人物の性別に対応する美顔モードを取得する第４の取得手段と、
前記人物の性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第４の処理手段と、を含む。

実施例において、前記取得モジュールは、
前記画像に複数の顔を含む場合、画像に含まれる複数の顔を基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得する第５の取得手段を含み、
前記処理モジュールは、
予め設定された、前記複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得する第６の取得手段と、
前記複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、前記画像に含まれる複数の顔を処理する第５の処理手段と、を含む。

実施例において、前記認識モジュールは、
カメラにより撮影された画像又は画像データベースから選択された画像を取得する画像取得手段と、
画像に含まれる顔を認識する認識手段と、を含む。

実施例において、前記処理装置は、
前記カメラがフロントカメラである場合、前記フロントカメラにより撮影される画像が前記画像取得手段により取得される前に、フロントカメラがオンされた状態を検出するモニタリングモジュールをさらに含む。

実施例において、前記処理モジュールは、さらに、
予め設定された図形で、画像における顔を標示する標示手段と、
前記予め設定された図形の側に、前記人物属性情報に対応するニックネームを表示する表示手段と、を含む。

本発明の実施例の第３の態様によれば、端末装置を提供した。該端末装置は、メモリ、及び一つ又は一つ以上のプログラムを含み、上記一つ又は一つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、且つ一つ又は一つ以上のプロセッサにより実行されるとともに、上記プログラムは、
画像を取得し、画像に含まれる顔を認識するコマンドと、
画像における顔に基づいて人物属性情報を取得するコマンドと、
前記人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得するコマンドと、を含む。

本発明のその他の態様は、
プロセッサに実行されることにより、前記方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明のその他の態様は、
前記のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
以下、本発明の他の特徴及び利点について、下記の明細書に説明され、その一部が明細書から自明になり、又は本発明を実施することで了解できる。本発明の目的、他の特徴及び利点は、明細書、請求の範囲及び図面に特定の構成により得られる。

以上の統括な記述と以下の細部記述は、ただ例示や解釈的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。

以下、図面及び実施例により、本発明の構成をさらに詳しく説明する。

以下の図面は、明細書の一部分として明細書全体を構成することにより、本発明に合致する実施例を例示するとともに、本発明の原理を解釈するためのものである。

以下の図面は、本願の一部分として、本発明に対する更なる理解を図るためのものであって、本発明に対する限定として捉えてはいけない。
これらの図面のうち
図１は、例示的な実施例にかかる画像処理方法を示すメインフローチャートである。 図２Ａは、例示的な実施例にかかる画像処理方法の第１の実施形態のフローチャートである。 図２Ｂは、例示的な実施例にかかる写真から認識された顔を示す図である。 図３は、例示的な実施例にかかる画像処理方法の第２の実施形態のフローチャートである。 図４は、例示的な実施例にかかる画像処理方法の第３の実施形態のフローチャートである。 図５Ａは、例示的な実施例にかかる画像処理方法の第４の実施形態のフローチャートである。 図５Ｂは、例示的な実施例にかかる画像処理による効果を示すモード図である。 図６は、例示的な実施例にかかる画像処理装置におけるメイン構成を示すモード図である。 図７は、例示的な実施例にかかる画像処理装置における認識モジュールを示す詳細な構成図である。 図８は、例示的な実施例にかかる画像処理装置を示す詳細な構成図である。 図９は、例示的な実施例にかかる画像処理装置における処理モジュールの第１の構成を示す詳細な構成図である。 図１０は、例示的な実施例にかかる画像処理装置における処理モジュールの第２の構成を示す詳細な構成図である。 図１１は、例示的な実施例にかかる画像処理装置における処理モジュールの第３の構成を示す詳細な構成図である。 図１２は、例示的な実施例にかかる画像処理装置における処理モジュールの第４の構成を示す詳細な構成図である。 図１３は、例示的な実施例にかかる画像処理装置のその他の構成を示す詳細な構成図である。 図１４は、例示的な実施例にかかる画像処理装置における処理モジュールの第５の構成を示す詳細な構成図である。 図１５は、例示的な実施例にかかる端末装置の構成を示す図である。

以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳しく説明する。ここで、本発明に記載の実施例は、本発明を開示するためのものであって、本発明を限定するためのものではない、ことを理解すべきである。

現在、写真に対して美顔処理を行なうために、ユーザーが手で美顔項目及び各項目のそれぞれの美顔パラメータを選択する必要があり、その利用がスマートでなく、効率が低い。本発明の実施例は、対応の美顔モードに自動的にマッチングできるので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

図１に示すように、本発明の実施例中画像処理方法的メインフローチャートは、下記のようなステップ１１〜１３を含む。

ステップ１１において、画像を取得し、画像に含まれる顔を認識する。

実施例において、画像の取得としては、異なるユーザーの要求を満たすために、カメラにより撮影された画像を取得してもよいし、画像データベースから選択された画像を取得してもよい。ここで、画像の取得においてフロントカメラにより撮影された画像を取得する場合、フロントカメラにより撮影された画像を取得する前に、フロントカメラがオン（ＯＮ）された状態であるかを常時モニタリングし、フロントカメラがオンされた場合、フロントカメラにより撮影された画像を自動的に取得する。

顔認識技術とは、顔の視覚的な特徴情報を分析し比較することにより身分認証を行う技術であって、生体特徴認識技術に属し、生体（通常、人間のこと）自身の生体特徴に基づいて生体単体を区別する。現在、顔認識技術は、例えば、デジタルカメラの顔オートフォーカスとスマイルシャッター技術、企業や住宅の安全（セキュリティ）と管理、アクセス制御システム、モニタリングカメラシステムなどの様々な分野に応用されている。よく使われる顔認識アルゴリズムとして、顔の特徴に基づいた識別アルゴリズム（Ｆｅａｔｕｒｅ−ｂａｓｅｄ ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ ａｌｇｏｒｉｔｈｍｓ）、顔の外観に基づいた識別アルゴリズム（Ａｐｐｅａｒａｎｃｅ−ｂａｓｅｄ ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ ａｌｇｏｒｉｔｈｍｓ）、テンプレートに基づいた識別アルゴリズム（Ｔｅｍｐｌａｔｅ−ｂａｓｅｄ ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ ａｌｇｏｒｉｔｈｍｓ）、ニューラルネットワークを用いた認識アルゴリズム（Ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ ａｌｇｏｒｉｔｈｍｓ ｕｓｉｎｇ ｎｅｕｒａｌ ｎｅｔｗｏｒｋ）などがある。

ステップ１２において、画像における顔に基づいて人物属性情報を取得する。

実施例において、人物属性情報は、人物の身分、年齢又は性別などであってもよい。

例えば、予め顔と人物の身分、年齢又は性別との対応関係がデータベースに記憶されており、画像における顔と該データベースにおける顔とにマッチングし、画像における顔に対応する人物の身分、年齢又は性別を取得する。

ステップ１３において、人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得する。

異なる人物属性情報によって、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」処理方式が異なり、以下、異なる人物属性情報に対応する処理方式を詳しく説明する。

第１の処理方式

人物属性情報が人物の身分である場合、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」ことは、下記のようなステップＡ１〜Ａ２を含む。

ステップＡ１において、予め設定された、人物の身分に対応する美顔モードを取得する。

ステップＡ２において、人物の身分に対応する美顔モードを利用して画像を処理する。

第２の処理方式

人物属性情報が人物の年齢と性別である場合、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」ことは、下記のようなステップＢ１〜Ｂ２を含む。

ステップＢ１において、予め設定された、人物の年齢及び性別に対応する美顔モードを取得する。

ステップＢ２において、人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理する。

第３の処理方式

人物属性情報が人物の年齢である場合、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」ことは、下記のようなステップＣ１〜Ｃ２を含む。

ステップＣ１において、予め設定された、人物の年齢に対応する美顔モードを取得する。

ステップＣ２において、人物の年齢に対応する美顔モードを利用して画像を処理する。

第４の処理方式

人物属性情報が人物の性別である場合、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」ことは、下記のようなステップＤ１〜Ｄ２を含む。

ステップＤ１において、予め設定された、人物の性別に対応する美顔モードを取得する。

ステップＤ２において、人物の性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理する。

第５の処理方式

画像に複数の顔を含む場合、前記ステップ１２ことは下記のようなステップＥを含み、且つ、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」ことは下記のようなステップＦ１〜Ｆ２を含む。

ステップＥにおいて、画像に含まれる複数の顔を基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得する。

ステップＦ１において、予め設定された、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得する。

ステップＦ２において、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、画像に含まれる複数の顔を処理する。

前記第１の処理方式〜第５の処理方式の処理方法では、人物の身分、年齢又は性別にマッチングし、対応する美顔モードを基づいて、相応な美顔モードを利用して画像を処理することができるので、異なるユーザーの要求を満たした。そして、画像に複数の顔を含む場合、各顔にそれぞれマッチングして対応する美顔モードによって、相応な美顔モードを利用して各顔を処理することもできる。

実施例において、前記第１の処理方式〜第５の処理方式の処理方式では、予め設定された美顔モードには、予め設定された美顔項目と美顔項目に対して設定した美顔レベルを含む。ここで、予め設定された美顔項目には、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き又は美顔効果などを含む。例えば、美顔レベルは、０〜３という四つのレベルが設定される。ここで、０レベルは不美顔、１レベルは弱美顔、２レベルは中美顔、３レベルは強美顔を表示する。予め設定された美顔項目は前記の７種類の美顔項目であり、即ち、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き及び美顔効果である場合、美顔モード２２２２２２２は、中美肌美白、中ニキビ・シミ対策スキンケア、中小顔・ダイエット、中目のクマ消し、中美目、中目輝き及び中美顔効果を表示する。

また、実施例において、前記ステップ１３における「人物属性情報に基づいて画像を処理する」ことは、下記のようなステップＧ１〜Ｇ２も含む。

ステップＧ１、予め設定された図形で画像における顔を標示する。

ステップＧ２、予め設定された図形の側に、人物属性情報に対応するニックネームを表示する。

例えば、ブロックで画像における顔を標示し、人物の年齢と性別に基づいてブロックの上に相応なニックネームを表示する。ここで、ニックネームは、少年、少女、美男、美女又は紳士などでもよい。このようにすると、人物の年齢と性別によって、ブロックの上に相応なニックネームを自動的に表示することができるので、ユーザーはより多様な使用経験を持てる。

本発明の実施例において、自動的に認識された画像における顔を基づいて、人物の身分、年齢又は性別を取得し、人物の身分、年齢又は性別に対応する美顔モードにマッチングし、マッチングされた美顔モードを利用して画像を処理するので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用效率を向上させる。

説明すべきことは、実際の応用において、本発明の選択可能な実施例として、上記の選択可能なすべての実施形態を任意に組み合わせて使用することができるが、ここでは詳述しないようにする。

以下、四つの実施例で本発明の実施例にかかる技術的な特徴を詳しく説明する。

実施例１

図２には、本発明の実施例における画像処理方法の第１の実施形態を示す。該実施例は下記のようなシーンに適応される。即ち、画像データベースから選択された写真を取得した後に、写真における顔を認識する。認識結果として、写真における顔がユーザーＡであり、且つ、ユーザーＡが端末装置の持ち主である。このとき、該端末装置の持ち主が予め自分の美顔モードを設定した場合、該予め設定された美顔モードを利用して写真を美顔処理する。勿論、ユーザーＡは端末装置の持ち主でない場合にも、同様に、予めユーザーＡの美顔モードを設定し、該予め設定された美顔モードを利用して写真を美顔処理してもよい。該方法は下記のようなステップを含む。

ステップ２０１において、画像データベースから選択された写真を取得する。

ステップ２０２において、写真に含まれる顔を認識する。

ステップ２０３において、写真における顔に基づいて人物の身分を取得し、人物の身分がユーザーＡであると特定する。

ステップ２０４において、予め設定された、ユーザーＡに対応する美顔モードを取得する。

図２Ｂに示すように、２１は写真における顔を表示し、写真における顔に基づいて人物の身分を取得し、人物の身分がユーザーＡであると特定する。

予め設定された美顔モードには、予め設定された美顔項目と美顔項目に対して設定した美顔レベルを含む。ここで、予め設定された美顔項目には、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き又は美顔効果などを含む。例えば、美顔レベルは、０〜３という四つのレベルが設定される。ここで、０レベルは不美顔、１レベルは弱美顔、２レベルは中美顔、３レベルは強美顔を表示する。予め設定された美顔項目は、前記の７種類の美顔項目であり、即ち、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き及び美顔効果である。ユーザーＡは、自分の美顔モードを２２１０２３０に予め設定しており、該美顔モード２２１０２３０は、中美肌美白、中ニキビ・シミ対策スキンケア、弱小顔・ダイエット、不目のクマ消し、中美目、深度目輝き及び不美顔効果を表示する。

ステップ２０５において、ユーザーＡに対応する美顔モードを利用して写真を処理し、処理された写真を取得する。

実施例１において、自動的に認識された写真における顔に基づいて、人物の身分を取得し、人物の身分に対応する美顔モードにマッチングし、マッチングされた美顔モードを利用して写真を処理するので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

実施例２

図３には、本発明の実施例における画像処理方法の第２の実施形態を示す。該実施例は下記のようなシーンに適応される。即ち、ユーザーにより自分で撮影された写真を取得した後に、写真における顔を認識し、写真における顔の人物の年齢と性別を認識出した場合、予め設定された該年齢と性別に対応する美顔モードを自動的にマッチングする。予め設定された年齢と性別に対応する美顔モードは、表１に示すように示される。表１には、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き又は美顔効果という７種類の美顔項目を含む。美顔レベルは、０〜３という四つのレベルが設定される。ここで、０レベルは不美顔、１レベルは弱美顔、２レベルは中美顔、３レベルは強美顔を表示する。例えば、美顔モード２２２２２２２は、中美肌美白、中ニキビ・シミ対策スキンケア、中小顔・ダイエット、中目のクマ消し、中美目、中目輝き及び中美顔効果を表示する。勿論、予め設定された年齢と性別に対応する美顔モードは、表１に限定しなく、他の年齢と性別に対応する美顔モードを設定してもよいが、ここでは詳述しないようにする。

実施例において、該方法は下記のようなステップを含む。

ステップ３０１において、フロントカメラがオンされた状態を検出する。

ステップ３０２において、フロントカメラにより撮影された写真を取得する。

ステップ３０３において、写真に含まれる顔を認識する。

ステップ３０４において、写真における顔に基づいて、人物の年齢が２５歳で、人物の性別が女性である情報を取得する。

ステップ３０５において、予め設定された、人物の年齢が２５歳で、人物の性別が女性である場合に対応する美顔モードを取得する。

前記表１に記載の人物の年齢が２５歳で、人物の性別が女性である美顔モードにマッチングし、美顔モードが２２２２２２２である美顔モード、即ち、中美肌美白、中ニキビ・シミ対策スキンケア、中小顔・ダイエット、中目のクマ消し、中美目、中目輝き及び中美顔効果を表示する美顔モードを取得する。

ステップ３０６において、美顔モード２２２２２２２を利用して写真を処理し、処理された写真を取得する。

前記ステップ３０６において、美顔モード２２２２２２２を利用して写真を処理するが、予め設定された図形（例えば、ブロック、丸など）で写真における顔を標示し、予め設定された図形の側に、人物の年齢が２５歳で、人物の性別が女性である場合に対応するニックネーム、例えば「少女」、「知的美人」などを表示してもよい。

実施例２において、自動的に認識された写真における顔に基づいて、人物の年齢と性別を取得し、人物の年齢と性別に対応する美顔モードにマッチングし、マッチングされた美顔モードを利用して写真を処理するので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

実施例３

図４には、本発明の実施例における画像処理方法の第３の実施形態を示す。該実施例は下記のようなシーンに適応される。即ち、ユーザーにより撮影された写真を取得した後に、写真における顔を認識し、写真における顔が０〜２歳の赤ちゃんであることが認識された場合、性別を問わず、何れの美顔も行なわない。該方法は下記のようなステップを含む。

ステップ４０１において、カメラにより撮影された写真を取得する。

ステップ４０２において、写真に含まれる顔を認識する。

ステップ４０３において、写真における顔に基づいて、人物の年齢が１歳である情報を取得する。

ステップ４０４において、予め設定された、人物の年齢が１歳である場合に対応する美顔モードを取得し、該美顔モードが０００００００になり、即ち、美顔を行なわず、フローチャートを終了する。

実施例３において、自動的に認識された写真における顔に基づいて、人物の年齢を取得し、人物の年齢に対応する美顔モードにマッチングし、マッチングされた美顔モードを利用して写真を処理するので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

実施例４

図５Ａには、本発明の実施例における画像処理方法の第４の実施形態を示す。該実施例は下記のようなシーンに適応される。即ち、ユーザーにより撮影された写真を取得した後に、写真における顔を認識し、写真に複数の顔が含まれることが認識された場合、各顔のそれぞれの人物の年齢と性別を認識し、各顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対して予め設定された美顔モードにマッチングし、それぞれマッチングされた美顔モードを利用して各顔をそれぞれ処理する。該方法は下記のようなステップを含む。

ステップ５０１において、カメラにより撮影された写真を取得する。

ステップ５０２において、写真に含まれる複数の顔を認識する。

ステップ５０３において、複数の顔における各顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得する。

ステップ５０４において、予め設定された、各顔の人物の年齢と性別にそれぞれ対応する美顔モードをそれぞれ取得する。

ステップ５０５において、各顔の人物の年齢と性別にそれぞれ対応する美顔モードを利用して各顔をそれぞれ処理し、処理された写真を取得する。

例えば、写真に三つの顔が含まれることが認識された場合、三つの顔の人物の年齢と性別がそれぞれ２〜５歳の男性、１８〜３０歳の男性及び６０歳以上の男性であり、前記表１に記載の年齢と性別に対応する美顔モードに基づいて、該三つの顔の美顔モードがそれぞれ００００１１１、１３１１２２２及び１００００００である。このとき、各美顔モードにそれぞれ利用して各顔をそれぞれ美顔処理する。

前記ステップ５０５において、各顔の人物の年齢と性別にそれぞれ対応する美顔モード利用して各顔をそれぞれ処理するが、予め設定された図形（例えば、ブロック、丸など）で写真における顔を標示し、予め設定された図形の側に各顔の人物の年齢と性別にそれぞれ対応するニックネームを表示してもよい。例えば、図５Ｂに示すように、前記三つの顔が標示される図形の側に、それぞれ「少年」、「美男」及び「紳士」というニックネームが表示される。

実施例４において、自動的に認識された写真における複数の顔に基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得し、各人物の年齢と性別にそれぞれ対応する美顔モードにマッチングし、それぞれにマッチングされた美顔モードを利用して、複数の顔をそれぞれ処理し、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

以上のように画像処理方法の実現過程が説明されたが、該過程は装置により具現されることができ、以下に、装置の内部構成と機能について説明する。

同一の発明構想に基づいて、図６に示すように、本実施例における画像処理装置は、認識モジュール６０１、取得モジュール６０２及び処理モジュール６０３を含む。

認識モジュール６０１は、画像を取得し、画像に含まれる顔を認識する。

取得モジュール６０２は、画像における顔に基づいて、人物属性情報を取得する。

処理モジュール６０３は、人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得する。

実施例において、図７に示すように、前記認識モジュール６０１は、
カメラにより撮影された画像又は画像データベースから選択された画像を取得する画像取得手段７０１と、
画像に含まれる顔を認識する認識手段７０２と、を含む。

実施例において、図８に示すように、前記図６に示された装置は、さらに、
カメラがフロントカメラである場合、フロントカメラにより撮影される画像が画像取得手段７０１により取得される前に、フロントカメラがオンされた状態を検出するモニタリングモジュール６０４を含む。

実施例において、人物属性情報は、人物の身分、年齢又は性別などを含む。

実施例において、図９に示すように、前記処理モジュール６０３は、
人物属性情報に人物の身分を含む場合、予め設定された、人物の身分に対応する美顔モードを取得する第１の取得手段９０１と、
人物の身分に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第１の処理手段９０２と、を含む。

又は、実施例において、図１０に示すように、前記処理モジュール６０３は、
人物属性情報に人物の年齢と性別を含む場合、予め設定された、人物の年齢及び性別に対応する美顔モードを取得する第２の取得手段１００１と、
人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第２の処理手段１００２と、を含む。

或いは、実施例において、図１１に示すように、前記処理モジュール６０３は、
人物属性情報に人物の年齢を含む場合、予め設定された、人物の年齢に対応する美顔モードを取得する第３の取得手段１１０１と、
人物の年齢に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第３の処理手段１１０２と、を含む。

或いは、実施例において、図１２に示すように、前記処理モジュール６０３は、
人物属性情報に人物の性別を含む場合、予め設定された、人物の性別に対応する美顔モードを取得する第４の取得手段１２０１と、
人物の性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する第４の処理手段１２０２と、を含む。

実施例において、図１３に示すように、前記取得モジュール６０２は、
画像に複数の顔を含む場合、画像に含まれる複数の顔を基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得する第５の取得手段１３０１を含む。

前記処理モジュール６０３は、
予め設定された、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得する第６の取得手段１３０２と、
複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、画像に含まれる複数の顔を処理する第５の処理手段１３０３と、を含む。

実施例において、予め設定された美顔モードは、予め設定された美顔項目及び美顔項目に対して設定した美顔レベルを含む。

実施例において、予め設定された美顔項目は、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き又は美顔効果などを含む。

また、実施例において、図１４に示すように、前記処理モジュール６０３は、さらに、
予め設定された図形で、画像における顔を標示する標示手段１４０１と、
予め設定された図形の側に、人物属性情報に対応するニックネームを表示する表示手段１４０２と、を含む。

本発明の実施例は、端末に適用することもできる。図１５は、本発明の実施例にかかる端末装置の構成を示す図である。図１５を参照すると、当該端末は、上記の実例例にかかる画像処理方法を実行することができる。

端末装置８００は、通信ユニット１１０、コンピューターが読み取り可能な記録媒体を一つ以上含むメモリ１２０、入力ユニット１３０、表示ユニット１４０、センサー１５０、オーディオ回路１６０、Ｗｉ−Ｆｉ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ）モジュール１７０、一つ以上の処理コアを有するプロセッサ１８０、及び電源１９０などの部品を含む。当業者は、図１５に示す端末装置の構成は端末装置に対する限定ではなく、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよい、ことを理解すべきである。

ここで、通信ユニット１１０は、情報の送受信または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。当該通信ユニット１１０は、ＲＦ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）回路、ルーター、モデム等のネットワーク通信装置であってもよい。特に、通信ユニット１１０がＲＦ回路である場合、基地局からの下り情報を受信した後、１つ、或いは１つ以上のプロセッサ１８０に渡して処理させる。また、上りデータを基地局に送信する。一般的に、通信ユニットとしてのＲＦ回路は、アンテナ、少なくとも１つのアンプ、チューナー、１つ又は複数の発振器、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）カード、受発信機、カプラー、ＬＮＡ（Ｌｏｗ Ｎｏｉｓｅ Ａｍｐｌｉｆｉｅｒ、ローノイズアンプ）、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。なお、通信ユニット１１０は、無線通信でネットワーク、及び他の装置と通信することができる。上記無線通信として、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｏｆ Ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）、ＧＰＲＳ（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃｅ）、ＣＤＭＡ（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）、ＷＣＤＭＡ（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）、ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）、電子メール、ＳＭＳ（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ Ｓｅｒｖｉｃｅ）等を含む任意の通信規格またはプロトコルを利用してもよいが、これらに限らない。メモリ１２０には、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するためのものであり、プロセッサ１８０は、メモリ１２０に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、各種機能のアプリ及びデータ処理を実施する。メモリ１２０は、主に、プログラム格納領域とデータ格納領域を有する。プログラム格納領域には、ＯＳ、少なくとも１つの機能を実行するアプリ（例えば、音声再生機能、画像再生機能等）等が格納される。データ格納領域には、端末装置８００の使用により作成されたデータ（例えば、オーディオデータ、電話帳等）等が格納される。また、メモリ１２０は、高速ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）を含んでもよく、さらに、例えば少なくとも１つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、或いは他の揮発性のＳＳＤ（ｓｏｌｉｄ ｓｔａｔｅ ｄｒｉｖｅ）メモリを含んでもよい。また、メモリ１２０は、プロセッサ１８０及び入力ユニット１３０がメモリ１２０にアクセスできるように、メモリ制御器をさらに含んでもよい。

入力ユニット１３０は、数字或いはキャラクター情報の入力を受け付け、ユーザー設定及び機能制御に関するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。入力ユニット１３０は、タッチセンシティブ表面１３１及び他の入力装置１３２を含んでもよい。タッチセンシティブ表面１３１は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザーがその表面上や付近に対するタッチ操作（例えば、ユーザーが指やタッチペンなどの任意の適した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面１３１上やタッチセンシティブ表面１３１付近に対して行う操作）を収集するとともに、予め設定されたプログラムにしたがって、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面１３１は、選択的に、タッチ検出手段及びタッチ制御器の２つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出手段は、ユーザーのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ１８０に送信するとともに、プロセッサ１８０からのコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面１３１を実現することができる。入力ユニット１３０は、タッチセンシティブ表面１３１に加えて、他の入力装置１３２をさらに含んでもよい。他の入力装置１３２は、物理的なキーボード、ファンクションキー（例えば、ボリュームボタン、スイッチボタン等）、トラックボール、マウス、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。

表示ユニット１４０は、ユーザーが入力した情報やユーザーに提供する情報、及び端末装置８００の各種のグラフィカル・ユーザー・インターフェース（ＧＵＩ）を表示するためのものであり、これらのグラフィカル・ユーザー・インターフェースは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組合せで構成されることができる。表示ユニット１４０は、表示パネル１４１を含むことができ、表示パネル１４１は、選択的に、ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）、ＯＬＥＤ（Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ−Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）等の形態で構成されてもよい。さらに、タッチセンシティブ表面１３１は、表示パネル１４１を覆うように設けられ、タッチセンシティブ表面１３１がその表面または付近に対するタッチ操作を検出すると、その検出結果をプロセッサ１８０に転送してタッチイベントのタイプを確認させ、その後、プロセッサ１８０は、タッチイベントのタイプに基づいて、表示パネル１４１上に対応する視覚的出力を提供するように構成されてもよい。図１５において、タッチセンシティブ表面１３１と表示パネル１４１とが２つの独立した部品として出力及び入力の機能を実現するように構成されているが、タッチセンシティブ表面１３１と表示パネル１４１とを集積構成して入力及び出力機能を実現する実施例もあり得る。

端末装置８００は、さらに、例えば光センサー、運動センサー及び他のセンサーなどの、少なくとも１つのセンサー１５０を含んでもよい。光センサーは、環境光センサーと近接センサーを含んでもよいが、環境光センサーは、環境光の明るさに基づいて、表示パネル１４１の輝度を調整することができ、近接センサーは、端末装置８００が耳元まで移動すると、表示パネル１４１及び／又はバックライトをオフする。運動センサーの一種としての重力加速度センサーは、各方向（一般的には、３軸）における加速度の大きさを検出することができ、静止の状態では、重力の大きさ及びその方向を検出することができるので、携帯電話の姿勢を認識するアプリ（例えば、画面の横縦向きの切り替え、ゲーム、磁力計の姿勢校正）、振動認識に関する機能（例えば、歩数計、パーカッション）等に使用される。端末装置８００には、さらに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等のほかのセンサーが備えられるが、ここで、その具体的な説明は省略する。

オーディオ回路１６０、スピーカ１６１、マイク１６２は、ユーザーと端末装置８００との間のオーディオインターフェースを提供する。オーディオ回路１６０は、受信したオーディオデータから変換された電気信号をスピーカ１６１に転送し、スピーカ１６１により音声信号に変換して出力する。一方、マイク１６２は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路１６０が当該電気信号を受信した後オーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ１８０に転送して処理してから、ＲＦ回路１１０を介して例えば他の端末に転送するか、或いはオーディオデータをメモリ１２０に送信して更に処理を行うようにする。オーディオ回路１６０は、端末装置８００が外部のイヤホンと通信できるように、イヤホン挿入孔を含んでもよい。

該端末装置は、無線通信を実現するために、無線通信ユニット１７０を備えてもよい。当該無線通信ユニット１７０は、Ｗｉ−Ｆｉ（ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｆｉｄｅｌｉｔｙ）モジュールであってもよい。Ｗｉ−Ｆｉは近距離無線通信技術に属し、ユーザーに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供するので、ユーザーは、端末装置８００の無線通信ユニット１７０を利用して、電子メールの送受信、ウェブの閲覧、ストリーミングメディアのアクセス等を行なうことができる。図１５において、無線通信ユニット１７０を示しているが、当該無線通信ユニット１７０は、端末装置８００にとって不可欠な構成ではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲内で必要に応じて省略することができる、ことを理解すべきである。

プロセッサ１８０は、端末装置８００の制御センターであり、各種のインターフェース及び回路を介して携帯電話全体の各部と接続され、メモリ１２０内に格納されたソフトウェアプログラム及び／又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ１２０内に格納されたデータを呼び出すことによって、端末装置８００の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、携帯電話全体をコントロールする。プロセッサ１８０は、１つ又は複数の処理コアを含んでもよく、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、ＯＳ、ユーザーインターフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ１８０に集積されなくてもよい、ことを理解すべきである。

端末装置８００は、さらに、各部に電力を供給する電源１９０（例えば、バッテリー）を含み、当該電源１９０は、電源管理システムを介してプロセッサ１８０にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源１９０は、さらに、１つ或いは１つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。

端末装置８００は、図示してはないが、カメラ、ブルートゥースモジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明は省略する。本実施例において、当該端末装置は、メモリ、及び、一つ或いは一つ以上のプログラムを含む。ここで、一つ或いは一つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、且つ一つ或いは一つ以上のプロセッサにより実行されることによって、下記のような操作を行なうためのコマンドを実行する。
画像を取得し、画像に含まれる顔を認識するコマンドと、
画像における顔に基づいて人物属性情報を取得するコマンドと、
人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得するコマンドと、を含む。

好ましくは、メモリに下記のような操作を行なうためのコマンドを格納する。

実施例において、人物属性情報は、人物の身分、年齢及び性別からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含む。

実施例において、人物属性情報に人物の身分を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、
予め設定された、人物の身分に対応する美顔モードを取得することと、
人物の身分に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。

実施例において、人物属性情報に人物の年齢と性別を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、
予め設定された、人物の年齢及び性別に対応する美顔モードを取得することと、
人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。

実施例において、人物属性情報に人物の年齢を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、
予め設定された、人物の年齢に対応する美顔モードを取得することと、
人物の年齢に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。

実施例において、人物属性情報に人物の性別を含む場合、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、
予め設定された、人物の性別に対応する美顔モードを取得することと、
人物の性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理することと、を含む。

画像に複数の顔を含む場合、画像における顔に基づいて人物属性情報を取得することは、画像に含まれる複数の顔を基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得することを含む。

人物属性情報に基づいて画像を処理することは、
予め設定された、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得することと、
複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、画像に含まれる複数の顔を処理することと、を含む。

実施例において、予め設定された美顔モードは、予め設定された美顔項目及び美顔項目に対して設定した美顔レベルを含む。

実施例において、予め設定された美顔項目は、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き及び美顔効果からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含む。

実施例において、画像を取得することは、
カメラにより撮影された画像を取得し、又は、
画像データベースから選択された画像を取得することを含む。

実施例において、カメラはフロントカメラであり、
フロントカメラにより撮影された画像を取得する前に、処理方法は、さらに、
フロントカメラがオンされた状態を検出することを含む。

実施例において、人物属性情報に基づいて画像を処理することは、さらに、
予め設定された図形で画像における顔を標示することと、
予め設定された図形の側に、人物属性情報に対応するニックネームを表示することと、を含む。

本発明の実施例において、自動的に認識された画像における顔を基づいて、人物の身分、年齢又は性別を取得し、人物の身分、年齢又は性別に対応する美顔モードにマッチングし、マッチングされた美顔モードを利用して画像を処理するので、手で美顔パラメータを設定することを回避し、利用効率を向上させる。

本技術分野の当業者は、本発明の実施例が方法、システム、或いはコンピュータープログラム製品の形で提供できることを理解するべきである。従って、本発明は、完全にハードウェアによる実施例、完全にソフトウェアによる実施例、或いはソフトウェアとハードウェアの組み合わせによる実施例の形態を使用することができる。本発明は、コンピューターが使用可能なプログラムコードを含む、コンピューターが使用可能な一つ或いは複数の記録媒体（磁気ディスクメモリと光学メモリなどを含むがこれに限定されない）で実施するコンピュータープログラム製品の形を使用することができる。

本発明の実施例にかかる方法、端末（システム）、及びコンピュータープログラム製品のフローチャート、及び／又はブロック図を参照して本発明を記述した。コンピュータープログラムコマンドでフローチャート及び／又はブロック図のうちの各処理及び／又はブロック、フローチャート及び／又はブロック図のうちの処理及び／又はブロックの組み合わせを実現することができる、ということを理解するべきである。このようなコンピュータープログラム指令を汎用コンピューター、専用コンピューター、組込みプロセッサ、或いはその他のプログラミングデータ処理装置のプロセッサに供給して一つの機器を実現することができ、このようにして、コンピューター或いはその他のプログラミングデータ処理装置のプロセッサで実行する指令によって、フローチャートの一つ或いは複数の処理、及び／又は、ブロック図の一つ或いは複数のブロックで指定した機能を実現するための装置を提供することができる。

このようなコンピュータープログラムコマンドは、コンピューター、或いはその他のプログラミングデータ処理装置が特定の方式で動作するように案内する、コンピューターが読み取り可能なメモリに記憶され、当該コンピューターが読み取り可能なメモリに記憶されているコマンドによって、コマンド装置を含む製品を生成するようにしてもよい。当該コマンド装置は、フローチャートの一つ或いは複数の処理、及び／又は、ブロック図の一つ或いは複数のブロックで指定した機能を実現する。

このようなコンピュータープログラムコマンドは、コンピューター、或いはその他のプログラミングデータ処理装置にローディングされ、コンピューター、或いはその他のプログラミングデバイスで一連の操作ステップを実行して、コンピューターによる処理を実現してもよい。これによって、コンピューター、或いはその他のプログラミングデバイスで実行するコマンドを通じて、フローチャートの一つ或いは複数の処理、及び／又は、ブロック図の一つ或いは複数のブロックで指定した機能を実現するためのステップを提供する。

もちろん、当該技術分野の当業者は、本発明の旨と範囲を離脱しない範囲で本発明に対していろんな改変と変形を行うことができる。このように、本発明のこのような修正と変形が本発明の特許請求の範囲、及びその均等な技術の範囲に属する場合、本発明はこのような修正と変形を含むことを意図する。

本願は、出願番号がＣＮ２０１３１０３５７０８７．３であって、出願日が２０１３年８月１５日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。

Claims (12)

1. フロントカメラがオンされた状態であるかを常時にモニタリングするステップと、
   前記フロントカメラがオンされた場合、前記フロントカメラにより撮影された画像を自動的に取得し、画像に含まれる顔を認識するステップと、
   画像における顔に基づいて人物属性情報を取得するステップと、
   前記人物属性情報に基づいて画像を処理して、処理された画像を取得するステップと、
   を含み、
   前記人物属性情報は、人物の身分、年齢及び性別からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含み、
   前記人物属性情報に基づいて画像を処理するステップは、
   予め設定された、前記人物属性情報に対応する美顔モードを取得するステップと、
   前記人物属性情報に対応する美顔モードを利用して画像を処理するステップと、を含み、
   前記予め設定された美顔モードは、予め設定された美顔項目及び美顔項目に対して設定した美顔レベルを含み、
   前記美顔レベルは、前記人物属性情報によって程度が次第に強まる複数のレベルを含むことを特徴とする画像処理方法。
2. 前記人物属性情報に前記人物の年齢を含む場合、前記人物属性情報に基づいて画像を処理するステップは、
   予め設定された、前記人物の年齢に対応する美顔モードを取得するステップと、
   前記人物の年齢に対応する美顔モードを利用して画像を処理するステップと、を含むことを特徴とする請求項１に記載の画像処理方法。
3. 前記人物属性情報に前記人物の性別を含む場合、前記人物属性情報に基づいて画像を処理するステップは、
   予め設定された、前記人物の性別に対応する美顔モードを取得するステップと、
   前記人物の性別に対応する美顔モードを利用して画像を処理するステップと、を含むことを特徴とする請求項１に記載の画像処理方法。
4. 画像に複数の顔を含む場合、画像における顔に基づいて前記人物属性情報を取得するステップは、画像に含まれる複数の顔を基づいて、複数の顔のそれぞれの前記人物の年齢と性別を取得するステップを含み、
   前記人物属性情報に基づいて画像を処理するステップは、
   予め設定された、前記複数の顔のそれぞれの前記人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得するステップと、
   前記複数の顔のそれぞれの前記人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、画像に含まれる複数の顔を処理するステップと、を含むことを特徴とする請求項１に記載の画像処理方法。
5. 前記予め設定された美顔項目は、美肌美白、ニキビ・シミ対策スキンケア、小顔・ダイエット、目のクマ消し、美目、目輝き及び美顔効果からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含むことを特徴とする請求項１に記載の画像処理方法。
6. 前記人物属性情報に基づいて画像を処理するステップは、さらに、
   予め設定された図形で画像における顔を標示するステップと、
   前記予め設定された図形の側に、前記人物属性情報に対応するニックネームを表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像処理方法。
7. フロントカメラがオンされた状態であるかを常時にモニタリングするモニタリングモジュールと、
   前記フロントカメラがオンされた場合、前記フロントカメラにより撮影された画像を自動的に取得する画像取得手段と、画像に含まれる顔を認識する認識手段とを含む認識モジュールと、
   画像における顔に基づいて、人物属性情報を取得する取得モジュールと、
   予め設定された、前記人物属性情報に対応する美顔モードを取得し、前記人物属性情報に対応する美顔モードを利用して画像を処理し、処理された画像を取得する処理モジュールと、を含み、
   前記人物属性情報は、人物の身分、年齢及び性別からなる群から選択された一つ又は複数の項目を含み、
   前記予め設定された美顔モードは、予め設定された美顔項目及び美顔項目に対して設定した美顔レベルを含み、
   前記美顔レベルは、前記人物属性情報によって程度が次第に強まる複数のレベルを含むことを特徴とする画像処理装置。
8. 前記取得モジュールは、
   前記画像に複数の顔を含む場合、画像に含まれる複数の顔を基づいて、複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別を取得する第５の取得手段を含み、
   前記処理モジュールは、
   予め設定された、前記複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを取得する第６の取得手段と、
   前記複数の顔のそれぞれの人物の年齢と性別に対応する美顔モードを利用して、前記画像に含まれる複数の顔を処理する第５の処理手段と、を含むことを特徴とする請求項７に記載の画像処理装置。
9. 前記処理モジュールは、さらに、
   予め設定された図形で、画像における顔を標示する標示手段と、
   前記予め設定された図形の側に、前記人物属性情報に対応するニックネームを表示する表示手段と、を含むことを特徴とする請求項７又は請求項８に記載の画像処理装置。
10. メモリ、及び一つ又は一つ以上のプログラムを含み、
    上記一つ又は一つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、且つ一つ又は一つ以上のプロセッサにより実行されるとともに、
    上記プログラムは、
    画像を取得し、画像に含まれる顔を認識するコマンドと、
    画像における顔に基づいて人物属性情報を取得するコマンドと、
    前記人物属性情報に基づいて画像を処理し、処理された画像を取得するコマンドと、を含み、
    プロセッサに実行されることにより、請求項１から請求項６のいずれかに記載の方法を実現することを特徴とする端末装置。
11. プロセッサに実行されることにより、請求項１から請求項６のいずれかに記載の方法を実現することを特徴とするプログラム。
12. 請求項１１に記載のプログラムが記録された記録媒体。