JP6271369B2 - 軸封装置 - Google Patents
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Description
すなわち、第一メカニカルシール4にあっては、第一密封端面6a,8a間が非接触状態に保持されると共に、第一密封端面6a,8a間から機内領域A及びシールケース内領域Cに第一シールガスS1が噴出される。したがって、、機内領域Aのガスが機外領域(大気領域)Bより高圧(正圧)である場合及び機外領域Bより低圧(負圧)である場合の何れにおいても、機内領域Aがコンタミネーションを生じることなく確実にシールされる。
また、第二メカニカルシール5は後述する如く機内領域Aをシールするシール手段として機能するものではないが、第一メカニカルシール4と同様に第二密封端面16a,18a間が非接触状態に保持されると共に、第二密封端面16a,18a間から機外領域B及びシールケース内領域Cに第二シールガスS2が噴出される。このように、シールケース内領域Cには、第一及び第二密封端面6a,8a及び16a,18a間からシールガスS1,S2が噴出されるが、この噴出ガスS1,S2はシールケース2に設けられた開口部2eからシールケース2外の機外領域Bに放出される。したがって、シールケース内領域Cは機外領域Bと同一圧の大気圧に保持される。
(1)シールケース2に固定された第一及び第二静止密封環6,8間に一つのスプリングリテーナ7が配置されていること、
(2)スプリングリテーナ7が長孔7fとスライドピン24とを介して回転軸3に相対回転不能に且つ軸線方向相対移動自在に挿通されていること、
(3)第一及び第二回転密封環8,18が第一及び第二静止密封環6,8間においてスプリングリテーナ7に保持されていて、同一の附勢力で第一及び第二スプリング9,19により当該静止密封環6,16へと押圧附勢されていること、
(4)第一密封端面6a,8a間及び第二密封端面16a,18a間に同一圧力の第一及び第二シールガスS1,S2を供給することにより第一及び第二スプリング9,19による閉力とバランスされる開力が発生すること、
から、回転密封環8,18の静止密封環6,16に対する軸線方向相対位置(密封環相対位置)をスプリング9,19による附勢力が適正となる適正密封環相対位置に自動調整し、当該適正密封環相対位置に保持させておくことができる。
2 シールケース
2a 第一フランジ
2b 連結部材
2c 第二フランジ(フランジ本体)
2d 第二フランジ(押さえ板)
2e 開口部
2f 排気口
2g シールガス排出管
3 回転軸
4 第一メカニカルシール
5 第二メカニカルシール
6 第一静止密封環
6a 第一密封端面
7 スプリングリテーナ
7a 本体部
7b 挿通部
7c 保持部
7d 挿通部
7e 保持部
7f 長孔
7g 係合孔
7h 係合孔
7i 貫通孔
7j 貫通孔
8 第一回転密封環
8a 第一密封端面
8b 本体部
8c 二次シール部
8d ドライブピン
8e ドライブカラー
9 第一スプリング
10 第一シールガス供給路
10a 連通空間
10b ケース側通路
10c 静圧発生溝
10d 密封環側通路
10e オリフィス
11 第一振動防止機構
11a 第一環状空間
11b 第一シールガス導入路
16 第二静止密封環
16a 第二密封端面
18 第二回転密封環
18a 第二密封端面
18b 本体部
18c 二次シール部
18d ドライブピン
18e ドライブカラー
19 第一スプリング
20 第二シールガス供給路
20a 連通空間
20b ケース側通路
20c 静圧発生溝
20d 密封環側通路
20e オリフィス
21 第一振動防止機構
21a 第二環状空間
21b 第二シールガス導入路
22 Oリング
23 Oリング
24 スライドピン
24a ボルト
24b スライドカラー
25 Oリング
26 Oリング
27 回り止めピン
28 回り止めピン
29 第一Oリング
30 第二Oリング
A 機内領域
B 機外領域
C シールケース内領域
Claims (7)
- 回転機器の機内領域を静圧形の非接触形メカニカルシールによりシールするように構成された軸封装置において、
当該非接触形メカニカルシールである第一メカニカルシールに加えて、その機外領域側に静圧形の非接触形メカニカルシールである第二メカニカルシールを配置してあり、
第一メカニカルシールが第一静止密封環及び第一回転密封環を具備しており、第二メカニカルシールが第二静止密封環及び第二回転密封環を具備しており、
回転機器に取り付けられたシールケースに、第一及び第二静止密封環が軸線方向に所定間隔を隔てて固定保持されており、
当該回転機器の回転軸に、両静止密封環間に配した筒状スプリングリテーナが、回転軸に対する相対回転を阻止された状態で回転軸に軸線方向に相対移動自在に挿通されており、
スプリングリテーナにおける機内領域側の端部に、第一回転密封環が、回転軸との間を第一Oリングにより二次シールされ且つ回転軸に対して軸線方向に相対移動可能な状態で、軸線方向に相対移動可能に且つ相対回転不能に保持されており、
スプリングリテーナにおける機外領域側の端部に、第二回転密封環が、回転軸との間を第二Oリングにより二次シールされ且つ回転軸に対して軸線方向に相対移動可能な状態で、軸線方向に相対移動可能に且つ相対回転不能に保持されており、
スプリングリテーナと第一回転密封環との間に、第一回転密封環を第一静止密封環へと押圧附勢する第一スプリングが装填されており、
スプリングリテーナと第二回転密封環との間に、第二回転密封環を第二静止密封環へと押圧附勢する第二スプリングが装填されており、
両メカニカルシール間におけるシールケース内の領域が、大気圧又は略大気圧に保持されており、
シールケース及び第一静止密封環に、第一静止密封環と第一回転密封環との対向端面たる第一密封端面間に機内領域及び前記シールケース内の領域より高圧の第一シールガスを供給する第一シールガス供給路が形成されており、
シールケース及び第二静止密封環に、第二静止密封環と第二回転密封環との対向端面たる第二密封端面間に機外領域及び前記シールケース内の領域より高圧の第二シールガスを供給する第二シールガス供給路が形成されており、
第二密封端面間をこれに供給された第二シールガスにより非接触状態に保持した状態で、第一メカニカルシールにより第一密封端面間をこれに供給された第一シールガスにより非接触状態に保持しつつ第一密封端面の内周側領域である機内領域をシールするように構成したことを特徴とする軸封装置。 - 第一メカニカルシールと第二メカニカルシールとが、軸線方向の向きを逆に配置した同一構造をなしていることを特徴とする、請求項1に記載する軸封装置。
- シールケースが、回転機器のハウジングに取り付けられて第一静止密封環を固定する第一フランジと、第二静止密封環を固定する第二フランジと、両フランジ間を連結する連結部材とを具備するものであり、連結部材を、両メカニカルシール間におけるシールケース内の領域を大気に開放する開口部を有するものに構成してあることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する軸封装置。
- シールケースが、回転機器のハウジングに取り付けられて第一静止密封環を固定する第一フランジと、第二静止密封環を固定する第二フランジと、両フランジ間を連結する連結部材とを具備するものであり、連結部材を両フランジ間を閉塞する筒状のものに構成すると共に連結部材にシールガス排出管を設けて、両メカニカルシール間におけるシールケース内の領域を大気圧又は略大気圧に保持するように構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する軸封装置。
- スプリングリテーナに軸線方向に延びる長孔を形成すると共に、この長孔に挿通させたスライドピンを回転軸に固定することにより、スプリングリテーナが回転軸に対する相対回転を阻止された状態で回転軸に軸線方向に相対移動自在に挿通されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載する軸封装置。
- 第一メカニカルシールにおいて、第一回転密封環を軸線方向に所定間隔を隔てて並列する一対のOリングを介してスプリングリテーナに軸線方向に相対移動可能に嵌合保持させて、第一回転密封環とスプリングリテーナとの対向周面間に前記両Oリングでシールされた第一環状空間を形成すると共に、第一回転密封環に第一密封端面間と第一環状空間とを連通する第一シールガス導入路を形成したことを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載する軸封装置。
- 第二メカニカルシールにおいて、第二回転密封環を軸線方向に所定間隔を隔てて並列する一対のOリングを介してスプリングリテーナに軸線方向に相対移動可能に嵌合保持させて、第二回転密封環とスプリングリテーナとの対向周面間に前記両Oリングでシールされた第二環状空間を形成すると共に、第二回転密封環に第二密封端面間と第二環状空間とを連通する第二シールガス導入路を形成したことを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載する軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014169948A JP6271369B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014169948A JP6271369B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 軸封装置 |
Publications (2)
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JP2016044760A JP2016044760A (ja) | 2016-04-04 |
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Family
ID=55635512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014169948A Active JP6271369B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 軸封装置 |
Country Status (1)
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2014
- 2014-08-22 JP JP2014169948A patent/JP6271369B2/ja active Active
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