JP6270660B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents
局部洗浄装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6270660B2 JP6270660B2 JP2014161558A JP2014161558A JP6270660B2 JP 6270660 B2 JP6270660 B2 JP 6270660B2 JP 2014161558 A JP2014161558 A JP 2014161558A JP 2014161558 A JP2014161558 A JP 2014161558A JP 6270660 B2 JP6270660 B2 JP 6270660B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- open position
- main body
- distance
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
すなわち、本発明に係る局部洗浄装置は、便器に設けられ、開口部の形成された本体部と、前記本体部の内部に収容され前記開口部から進退可能に配置されるとともに、前進した位置で使用者の人体局部に洗浄水を噴射するノズルと、前記本体部に設けられた回動軸と、前記ノズルの先端部を閉鎖する位置から開放する位置まで、前記回動軸を介して回動可能に設けられたシャッターと、を備えた局部洗浄装置において、前記シャッターが、前記シャッターが前記ノズルの先端部を閉鎖する前記閉位置では、前記シャッターの前記回動軸側の端部から前記回動軸までは第一距離離間して配置され、前記閉位置から前記シャッターが開方向に所定距離回動した開位置では、前記シャッターの前記回動軸側の前記端部から前記回動軸までは第二距離離間して配置され、前記第二距離は、前記第一距離よりも長いことを特徴とする。
また、シャッターの回動軸側の端部から回動軸までの距離は、開位置では閉位置よりも長いため、開位置において本体部とシャッターの回動軸側の端部との間には適切な隙間が生じる。よって、開位置において、本体部とシャッターの回動軸側の端部との干渉を抑えることができるため、シャッターを好適に開閉することができる。
本発明の第一実施形態である局部洗浄装置について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る局部洗浄装置の斜視図である。
図1に示すように、局部洗浄装置1は、便器Tの上部に取り付けられている。局部洗浄装置1は、便器Tに設けられた本体部2と、本体部2に回動可能に設けられ、使用者の臀部を支持する便座3と、を備えている。さらに、局部洗浄装置1は、本体部2に収容され進退可能とされた第一洗浄ノズル(ノズル)4及び第二洗浄ノズル(ノズル)5と、これら第一洗浄ノズル4及び第二洗浄ノズル5の前方に開閉可能に設けられたシャッター6と、シャッター6を開閉する開閉機構7と、を備えている。
ここで、便座3に着座する使用者の顔が向く方向を前方とし、便座3に着座する使用者の背中が向く方向を後方とする。また、前後方向と直交する水平方向であって局部洗浄装置1の幅方向を左右方向とする。
図1〜3に示すように、第一洗浄ノズル4及び第二洗浄ノズル5は、本体部2の傾斜壁部21の下方に配置されている。第一洗浄ノズル4及び第二洗浄ノズル5は、それぞれ後端部4Z,5Z側から先端部4A,5A側に向かうにしたがって次第に下方に向かうように傾斜配置されている。
図4は、局部洗浄装置1を構成するシャッター6周辺の部材の分解斜視図である。
図4に示すように、シャッター6は、板状に形成されたシャッター本体61と、シャッター本体61の後面に設けられた一対の山型凸部62,62と、後述する開閉機構7と係合する一対の係合部63,63と、を有している。
さらに、山型凸部62は、後壁部62Cの後端から前方に向かうにしたがって次第に下方に向かうように形成された下側傾斜壁部62Dと、下側傾斜壁部62Dの下端から前方に延びるように形成されシャッター6の後面6Zに連結された下壁部62Eと、を有している。
図4,5に示すように、支持フレーム70は、本体部2(図1参照)に設けられ、左右方向に離間して配置された一対のフレーム本体71,71と、フレーム本体71,71どうしを連結する連結フレーム部72と、を有している。
このカム側突起96と、支持フレーム70の係合突起71Pとは、後述する保持手段を構成している。
(閉位置)
図6,7に示すように、閉位置では、第一洗浄ノズル4は後退して本体部2内に収容されるとともに、シャッター6は付勢部99(図4参照)の付勢力により第一洗浄ノズル4の先端部4Aを閉鎖している。そして、軸本体81の直下にカムシャフト93の突出部95が配置され、突出部95の曲面部95Bが支持フレーム70の支持壁部71Aに当接している。突出部95と支持壁部71Aとが当接することによりカムシャフト93が上方に押し上げられ、回動軸80の軸本体81の上面とカムシャフト93の内周面との間に空間部K1が形成されている。つまり、軸本体81の中心から突出部95までの鉛直距離は、軸本体81の中心から支持壁部71までの鉛直距離と同一になっている。
このようにして、支持フレーム70が、支持アーム90のカムシャフト93を支持している。
図8は、局部洗浄装置1において、シャッター6の回動途中のシャッター6周辺の断面図である。図9は、図8におけるカムシャフト93周辺の拡大図である。
図8,9に示すように、支持アーム90の開方向への回動により、カムシャフト93の突出部95は支持壁部71A上を前方へと移動する。突出部95が軸本体81の直下から前方へと移動するため、支持アーム90は軸本体81に対して相対的に下方に移動する。そして、カムシャフト93は、重力により、カムシャフト93の上側の内周面が軸本体81の上面と当接する位置まで、下方に移動する。この時、軸本体81の下面とカムシャフト93の下側の内周面との間には、空間部K2が形成されている。この位置を、基準開位置とする。
図10は、局部洗浄装置1において、シャッター6が第一開位置にある場合のシャッター6周辺の断面図である。図11は、図10におけるカムシャフト93周辺の拡大図である。
支持アーム90が基準開位置よりもさらに開方向へと回動すると、第一洗浄ノズル4の先端部4Aが山型凸部62に当接する部分は、上側傾斜壁部62Bの上側から下側へと移動する。そして、図10,11に示すように、支持アーム90がさらに開方向へと回動して、山型凸部62が第一洗浄ノズル4の先端部4Aよりも上方に配置されると、第一洗浄ノズル4の上面4Tが山型凸部62の後壁部62Cを滑るようにして、第一洗浄ノズル4が前進する。このように、シャッター6が第一洗浄ノズル4の先端部4Aを完全に開放した位置を、第一開位置とする。
また、カムシャフト93のカム側突起96は、支持フレーム70の係合突起71Pの後方に配置されている。
図12は、局部洗浄装置1において、シャッター6が第二開位置にある場合のシャッター6周辺の断面図である。図13は、図12におけるカムシャフト93周辺の拡大図である。
図12,13に示すように、第一開位置において、使用者がシャッター6を上方に引き上げると、シャッター6に取り付けられた支持アーム90がさらに開く方向へと回動する。これにより、カムシャフト93のカム側突起96は、支持フレーム70の係合突起71Pを乗り超えて、係合突起71Pの前面に係合する。ここで、支持アーム90には付勢部99(図4参照)により閉方向の付勢力が作用しているが、カム側突起96が係合突起71Pに係合しているため、支持アーム90は閉方向に回動することはない。このように、保持手段を構成するカム側突起96及び係合突起71Pにより、シャッター6は第二開位置に保持されている。
また、上記のとおり、基準開位置、第一開位置及び第二開位置における距離L2,L3,L4が閉位置における距離L1よりも長い。つまり、シャッター6が完全に開いた第一開位置のみならず閉位置から第一開位置までの開閉動作途中の基準開位置においても、シャッター6の上端部6Tから軸本体81までの距離が、閉位置におけるシャッター6の上端部6Tから軸本体81までの距離よりも長い。これにより、基準開位置、第一開位置及び第二開位置において、本体部2の折曲壁部22とシャッター6の上端部6Tとの間には適切な隙間が生じる。よって、基準開位置、第一開位置及び第二開位置において、折曲壁部22とシャッター6の上端部6Tとの干渉を抑えることができるため、シャッター6を好適に開閉することができる。
以下、本発明の第二実施形態に係る局部洗浄装置201について、主に図14〜16を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6,14に示すように、シャッター206において、山型凸部62のシャッター本体61に設けられる位置は、第一実施形態よりも上方である。
また、シャッター206が上部を前方に傾斜させるように動き始めてから第一開位置に至るまでにおいて、折曲壁部22とシャッター206の上端部6Tとの干渉を抑えることができるため、シャッター206を好適に開閉することができる。
2…本体部
3…便座
4…第一洗浄ノズル(ノズル)
5…第二洗浄ノズル(ノズル)
6…シャッター
22K…開口凹部(開口部)
70…支持アーム
71A…支持壁部(支持部)
71P…係合突起(保持手段)
80…回動軸
90…支持アーム
93…カムシャフト(カム部)
95…突出部
96…カム側突起(保持手段)
L1…距離(第一距離)
L2,L3,L4…距離(第二距離)
T…便器
Claims (4)
- 便器に設けられ、開口部の形成された本体部と、
前記本体部の内部に収容され前記開口部から進退可能に配置されるとともに、前進した位置で使用者の人体局部に洗浄水を噴射するノズルと、
前記本体部に設けられた回動軸と、
前記ノズルの先端部を閉鎖する位置から開放する位置まで、前記回動軸を介して回動可能に設けられたシャッターと、を備えた局部洗浄装置において、
前記シャッターが、
前記シャッターが前記ノズルの先端部を閉鎖する前記閉位置では、前記シャッターの前記回動軸側の端部から前記回動軸までは第一距離離間して配置され、
前記閉位置から前記シャッターが開方向に所定距離回動した開位置では、前記シャッターの前記回動軸側の前記端部から前記回動軸までは第二距離離間して配置され、
前記第二距離は、前記第一距離よりも長いことを特徴とする局部洗浄装置。 - 前記閉位置における前記シャッターの回動半径よりも、前記開位置における前記シャッターの回動半径の方が長い請求項1に記載の局部洗浄装置。
- 前記開位置のうち、前記シャッターが前記ノズルの先端部を完全に開放した位置を第一開位置とし、前記第一開位置よりも前記シャッターがさらに前記開方向に回動した位置を第二開位置とし、
前記シャッターを前記第二開位置に保持する保持手段をさらに備える請求項1または2に記載の局部洗浄装置。 - 筒状に形成されるとともに、前記回動軸が挿通され前記シャッターに連結されたカム部と、
前記カム部に対向配置された支持部と、を備え、
前記カム部には、外周面から突出する突出部が形成され、
前記閉位置では、前記支持部が前記突出部を当接支持し、前記回動軸の上面と前記カム部の内周面との間には空間部が形成され、
前記開位置では、前記回動軸の上面が前記カム部の内周面を当接支持し、前記回動軸の下面と前記カム部の内周面との間には空間部が形成される請求項1から3のいずれか一項に記載の局部洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161558A JP6270660B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 局部洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161558A JP6270660B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 局部洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016037763A JP2016037763A (ja) | 2016-03-22 |
JP6270660B2 true JP6270660B2 (ja) | 2018-01-31 |
Family
ID=55529080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014161558A Active JP6270660B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 局部洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6270660B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6848557B2 (ja) * | 2017-03-14 | 2021-03-24 | アイシン精機株式会社 | 衛生洗浄便座装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5570479A (en) * | 1994-11-09 | 1996-11-05 | Sydson & Cavaliers, Inc. | Toilet seat-bidet assembly |
JP5696366B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2015-04-08 | アイシン精機株式会社 | 人体洗浄装置 |
JP5782898B2 (ja) * | 2011-07-27 | 2015-09-24 | アイシン精機株式会社 | 温水洗浄便座装置 |
JP2013060766A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Lixil Corp | 便座装置 |
JP5999418B2 (ja) * | 2012-07-03 | 2016-09-28 | アイシン精機株式会社 | 局部洗浄装置 |
-
2014
- 2014-08-07 JP JP2014161558A patent/JP6270660B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016037763A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5429254B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP5999418B2 (ja) | 局部洗浄装置 | |
JP2008044559A (ja) | 車両用シート | |
JP2007170031A (ja) | サイドロック装置 | |
JP2014223842A (ja) | ヘッドレスト構造及びヘッドレスト装置 | |
JP6270660B2 (ja) | 局部洗浄装置 | |
JP6289051B2 (ja) | 車両用手摺り | |
TWI634838B (zh) | 紡車式捲線器的導環支持機構 | |
JP6576840B2 (ja) | カップホルダ | |
JP5117990B2 (ja) | ブーム装置 | |
JP6383212B2 (ja) | 局部洗浄装置 | |
JP2009284777A (ja) | 魚釣用リール | |
JP5111079B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP5605579B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP6769006B2 (ja) | ドアハンドル装置 | |
JP2010126920A (ja) | ドア引き込み装置 | |
JP2011190637A (ja) | プッシュラッチ装置 | |
JP5696366B2 (ja) | 人体洗浄装置 | |
JP2013072196A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP2005127020A (ja) | ロック装置 | |
JP2020028268A (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP2015054091A (ja) | 便座・便蓋ユニット | |
JP2006198112A (ja) | 肘掛け装置および洋式トイレユニット | |
JP5277898B2 (ja) | 乗物シート用ヘッドレスト | |
JP3160984U (ja) | 傘の開閉制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6270660 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |