JP6270633B2 - エレベータの呼び登録装置および呼び登録方法 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの乗場またはかごに設けられ、利用者からの入力を受け付けるタッチパネルを備えたエレベータの呼び登録装置および呼び登録方法に関する。
近年、タッチパネルによって呼びを登録することができるエレベータの呼び登録装置が提案されている。このような呼び登録装置では、タッチパネルへの入力として、表示されている釦を押下することが主流であるが、例えば視覚障がい者にとって、各釦の位置を把握して目的の釦を押下することは困難である。
そこで、この課題への対策として、釦に対応した制御の実行指令を発生するタッチパネルと、利用者が釦に触れたことにより釦に対応したアナウンスを発生するスピーカと、所定時間内に釦と同一の釦を再び利用者が触れることにより釦に対応した実行指令を確定する登録制御部とを備えたエレベータの呼び登録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、視覚障がい利用者モードに設定された場合に、表示画面の所定箇所の基点からその表示画面全体を利用者の指で順次なぞる途中、所定の釦の位置に達する毎に、その釦の内容を音声案内する案内手段と、音声案内された釦から次の釦になぞられることなく利用者の指が離れたとき、その音声案内された釦を選択された釦とする釦選択制御手段とを備えた自動券売機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、指先を画面上の適当な位置に触れたまま移動させ、指先を移動させた後、一定の時間、指先の移動を停止させた状態にして、このとき出力される音声案内で指先が希望する釦表示領域に触れているか否かを聴覚的に判断し、音声案内により希望する釦表示領域に指先が触れていることを聴覚的に確認すると、そのタッチ位置で指先を画面上から離し、希望する釦表示領域に対する釦押下操作を行う入力装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−7074号公報 特開2001−250134号公報 特開2003−233465号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
すなわち、特許文献1〜3では、タッチパネルに表示された釦の1つ1つを押下、またはなぞる作業を目的の階床に対応するアナウンスが発生されるまで繰り返す必要がある。そのため、特許文献1〜3を、例えば数十以上の階床を有する建物に適用した場合には、目的の階床を入力するまでに長時間を要する恐れがあるという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、利用者が速やかに目的とする階床を探して、短時間で目的の階床を入力することができるエレベータの呼び登録装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの呼び登録装置は、エレベータの乗場またはかごに設けられ、階床を表示するとともに、利用者からの入力を受け付けるタッチパネルと、タッチパネルへのタッチ入力の有無およびタッチ位置を取得する入力取得部と、タッチパネルに表示する階床を出力する表示部と、入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置に基づいて、利用者がタッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に対応する階床を基準として、タッチパネル上にエレベータの階床を割り付ける階床割付部と、階床割付部により割り付けられた階床を階床割付情報として記憶する情報記憶部と、入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置、並びに情報記憶部に記憶された階床割付情報に基づいて、タッチ入力が継続している間は、階床割付情報として割り付けられている階床の中から、現在のタッチ位置に最も近い座標を有する階床をタッチ階床として抽出することを繰り返し、タッチ入力が検出されなくなることで利用者の入力の完了を判定する入力判定部と、タッチパネル上に割り付けられた階床のうち、入力判定部により利用者の入力が完了したと判定された場合に、入力判定部により抽出された最新のタッチ階床を呼び登録する呼び登録部と、を備えたものである。
この発明に係るエレベータの呼び登録装置によれば、階床割付部は、入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置に基づいて、利用者がタッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に対応する階床を基準として、タッチパネル上にエレベータの階床を割り付け、入力判定部は、入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置、並びに情報記憶部に記憶された階床割付情報に基づいて、選択されている階床を判定するとともに、利用者の入力の完了を判定し、呼び登録部は、タッチパネル上に割り付けられた階床のうち、入力判定部により利用者の入力が完了したと判定された場合に、入力判定部により選択されていると判定された階床を呼び登録する。
そのため、利用者が速やかに目的とする階床を探して、短時間で目的の階床を入力することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部が保持する情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の階床割付処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の階床の割り付け例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部が保持する情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態4に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部が保持する情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るエレベータの呼び登録装置の階床割付処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部が保持する情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の階床割付処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の階床の割り付け例を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態6に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。
以下、この発明に係るエレベータの呼び登録装置および呼び登録方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。なお、各実施の形態において、タッチパネル1は、実施の形態2に示したかご位置取得部8を用いる場合を除き、エレベータの乗場またはかごの何れに設けられてもよい。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。図1において、このエレベータの呼び登録装置は、タッチパネル1、入力取得部2、表示部3、階床割付部4、情報記憶部5、入力判定部6および呼び登録部7を備えている。
タッチパネル1は、階床や操作案内の表示を行うとともに、利用者からの入力を受け付ける。入力取得部2は、タッチパネル1から利用者のタッチ入力の有無、タッチ位置、スクロール入力を取得する。表示部3は、タッチパネル1に信号を出力して、階床や操作案内の表示を行う。
階床割付部4は、入力取得部2が利用者のタッチ入力を検知すると、入力取得部2から得られたタッチ位置と、情報記憶部5に記憶されたエレベータ階床情報とに基づいて、タッチパネル1上に階床を割り付ける。情報記憶部5は、階床割付部4により求められた、各階床がタッチパネル1上のどの位置に割り付けられているかを示す階床割付情報と、エレベータ階床情報とを記憶する。
入力判定部6は、情報記憶部5に記憶された階床割付情報と入力取得部2から得られたタッチ位置とに基づいて、現在選択されている階床を判定するとともに、利用者の入力の完了を判定する。呼び登録部7は、入力判定部6により判定された、選択されている階床を、利用者の目的の階床として呼び登録する。
図2は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部5が保持する情報(エレベータ階床情報および階床割付情報)を示す説明図である。図2において、情報記憶部5は、存在階床F1、設置階F2、最大座標C、階床割付情報Iおよび選択階F3を保持している。
存在階床F1は、そのエレベータで乗場のあるすべての階床を示す。設置階F2は、この実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置が設置されている階床を示す。最大座標Cは、呼び登録装置に備え付けられているタッチパネル1の縦方向の最大の座標を示す。
階床割付情報Iは、タッチパネル1上に割り付けられた階床の階床名と座標を示す。選択階F3は、その時点で利用者が選択している階床である。利用者の入力が完了したと判定された場合には、選択階F3への呼びが登録される。
図3は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の階床割付処理を示すフローチャートである。以下、利用者がタッチパネル1の縦方向の座標424の位置をタッチした場合について、階床割付処理を説明する。ここでは、基準階は3階、エレベータの存在階床F1は1階、2階、3階、4階、5階、6階、7階、8階、9階、タッチパネル1の最大座標Cは1024とする。
まず、入力取得部2は、利用者のタッチ位置の座標424を取得する(ステップS001)。
続いて、階床割付部4は、ステップS001で取得したタッチ位置に基準階を割り付ける(ステップS002)。このとき、タッチ位置は424、基準階は3階なので、タッチパネル1の座標424に3階を割り付ける。
次に、階床割付部4は、上方向割付間隔D1を以下の式で算出する(ステップS003)。
上方向割付間隔D1
=([最大座標C]−[タッチ位置の座標])/[基準階よりも上にある階床数]
ここで、最大座標Cは1024、タッチ位置の座標は424、基準階よりも上にある階床は4階、5階、6階、7階、8階、9階の6階床なので、計算結果は以下のようになる。すなわち、上方向割付間隔D1は100となる。
上方向割付間隔D1=(1024−424)/6=100
続いて、階床割付部4は、ステップS002で割り付けた基準階3階、座標424から順に、上方向割付間隔D1の100毎に、上に向かって階床を割り付ける(ステップS004)。すなわち、(階床,座標)の対応は、(4階,524)、(5階,624)、(6階,724)、(7階,824)、(8階,924)、(9階,1024)となる。
次に、階床割付部4は、下方向割付間隔D2を以下の式で算出する(ステップS005)。
下方向割付間隔D2=[タッチ位置の座標]/[基準階よりも下にある階床数]
ここで、タッチ位置の座標は424、基準階よりも下にある階床は2階、1階の2階床なので、計算結果は以下のようになる。すなわち、下方向割付間隔D2は212となる。
下方向割付間隔D2=424/2=212
続いて、階床割付部4は、ステップS005で割り付けた基準階3階、座標424から順に、下方向割付間隔D2の212毎に、下に向かって階床を割り付ける(ステップS006)。すなわち、(階床,座標)の対応は、(2階,212)、(1階,0)となる。
次に、表示部3は、タッチパネル1の割り付けられた位置(座標)に、各階床を表示して(ステップS007)、図3の処理を終了する。ここで、この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の階床の割り付け例を、図4に示す。
図5は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。以下、利用者が3階に設置されている呼び登録装置で、タッチパネル1の縦方向の座標513の位置をタッチした場合について、全体処理を説明する。ここでは、エレベータの存在階床F1は1階、2階、3階、4階、5階、6階、7階、8階、9階、設置階F2は3階、タッチパネル1の最大座標Cは1024とする。
まず、入力取得部2で利用者によるタッチ入力を検出したか否かが判定される(ステップS101)。
ステップS101において、タッチ入力を検出していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS101に戻って再びタッチ入力を検出したか否かが判定される。
一方、ステップS101において、タッチ入力を検出した(すなわち、Yes)と判定された場合には、階床割付部4は、基準階を設置階F2の3階として、図4に示されたように、タッチパネル1上に階床を割り付ける(ステップS102)。
続いて、入力判定部6は、設置階F2の3階を選択階F3に設定する(ステップS103)。
次に、入力取得部2で利用者によるタッチ入力が検出されたままであるか否かが判定される(ステップS104)。
ステップS104において、タッチ入力が検出されたままである(すなわち、Yes)と判定された場合には、入力取得部2は、利用者のタッチ位置の座標513を取得する(ステップS105)。
続いて、入力判定部6は、ステップS105で取得したタッチ位置の座標513に対して、最も近くに割り付けられているタッチ階床を取得する(ステップS106)。ここでは、4階が座標524に割り付けられており、最もタッチ位置に近いので、タッチ階床は4階となる。
次に、入力判定部6は、タッチ階床を選択階F3に設定する(ステップS107)。このとき、ステップS106で取得したタッチ階床は4階なので、4階を選択階F3に設定する。なお、ステップS104でタッチ入力が検出されなくなるまで、ステップS104からステップS107までの処理が繰り返される。
続いて、タッチ位置の座標864を取得し、タッチ階床である7階を選択階F3に設定した後に、利用者のタッチ入力が検出されなくなったとする。
このとき、ステップS104において、タッチ入力が検出されたままでない(すなわち、No)と判定され、呼び登録部7は、選択階F3を呼び登録して(ステップS108)、図5の処理を終了する。すなわち、選択階F3である7階が呼び登録される。
以上のように、実施の形態1によれば、階床割付部は、入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置に基づいて、利用者がタッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に対応する階床を基準として、タッチパネル上にエレベータの階床を割り付け、入力判定部は、入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置、並びに情報記憶部に記憶された階床割付情報に基づいて、選択されている階床を判定するとともに、利用者の入力の完了を判定し、呼び登録部は、タッチパネル上に割り付けられた階床のうち、入力判定部により利用者の入力が完了したと判定された場合に、入力判定部により選択されていると判定された階床を呼び登録する。
そのため、利用者が速やかに目的とする階床を探して、短時間で目的の階床を入力することができる。
すなわち、利用者がタッチした位置に操作を行っている階床を割り付け、エレベータの階床順に階床を割り付けることで、利用者にとって目的とする階床を速やかに探すことが可能となり、利用者の入力時間の短縮が可能となる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。以下、上記実施の形態1との相違点を中心に、エレベータの呼び登録装置の構成を説明する。
図6において、このエレベータの呼び登録装置は、図1に示した呼び登録装置に加えて、かご位置取得部8を備えている。かご位置取得部8は、その時点でエレベータのかごがいる階床を取得する。
図7は、この発明の実施の形態2に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部5が保持する情報を示す説明図である。図7において、情報記憶部5は、存在階床F1、最大座標C、階床割付情報I、選択階F3およびかご階床F4を保持している。かご階床F4は、かご位置取得部8により取得された、現在かごのある階床を示す。
図8は、この発明の実施の形態2に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。
まず、図5のステップS101と同様に、入力取得部2で利用者によるタッチ入力を検出したか否かが判定される(ステップS201)。
ステップS201において、タッチ入力を検出していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS201に戻って再びタッチ入力を検出したか否かが判定される。
一方、ステップS201において、タッチ入力を検出した(すなわち、Yes)と判定された場合には、かご位置取得部8は、かご階床F4を取得する(ステップS202)。
続いて、階床割付部4は、基準階をかご階床F4として、タッチパネル1上に階床を割り付ける(ステップS203)。
次に、入力判定部6は、かご階床F4を選択階F3に設定する(ステップS204)。なお、これ以降のステップS205〜S209は、それぞれ図5のステップS104〜S108と同様なので、説明を省略する。
以上のように、実施の形態2によれば、かご位置取得部8でかごの現在いる階床を取得して階床割付の基準階とすることで、呼び登録装置のエレベータのかごへの適用が可能となる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。以下、上記実施の形態1との相違点を中心に、エレベータの呼び登録装置の構成を説明する。
図9において、このエレベータの呼び登録装置は、図1に示した呼び登録装置に加えて、音声出力部9およびスピーカ10を備えている。音声出力部9は、入力判定部6の判定結果に基づいて、スピーカ10に音声信号を出力し、スピーカ10は、音声出力部9からの音声信号を受けて、操作案内や階床アナウンスを行う。
図10は、この発明の実施の形態3に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。
まず、音声出力部9は、操作方法についてアナウンス(例えば「タッチパネルをおさわりください。上下にスクロールすることで階床の選択を行えます。」)を行う(ステップS301)。
続いて、図5のステップS101〜S102と同様に、タッチ入力を検出した場合に、基準階を設置階F2として、タッチパネル1上に階床を割り付ける(ステップS302〜S303)。
次に、音声出力部9は、設置階F2をアナウンス(例えば「3階。」)して、利用者に現在選択している階床を伝える(ステップS304)。
続いて、図5のステップS103〜S106と同様に、設置階F2を選択階F3に設定し、タッチ入力が検出されたままである場合に、タッチ位置の座標513に対して、最も近くに割り付けられているタッチ階床を取得する(ステップS305〜S308)。
次に、音声出力部9によって、アナウンス発生中であるか否かが判定される(ステップS309)。
ステップS309において、アナウンス発生中でない(すなわち、No)と判定された場合には、音声出力部9は、タッチされている階床をアナウンスし(ステップS310)、図5のステップS107と同様に、タッチ階床を選択階F3に設定する(ステップS311)。
一方、ステップS309において、アナウンス発生中である(すなわち、Yes)と判定された場合には、新たなアナウンスの発生および選択階F3へのタッチ階床の設定は行わず、ステップS306に移行する。これにより、アナウンスが多重に発生して聞き取りにくくなることを防ぎつつ、アナウンスされてない階床が呼び登録されることを防ぐことができる。
また、ステップS306において、タッチ入力が検出されたままでない(すなわち、No)と判定された場合には、図5のステップS108と同様に、選択階F3を呼び登録する(ステップS312)。
このとき、音声出力部9は、呼び登録を行った旨のアナウンス(例えば「登録しました。」)を行い、図10の処理を終了する。
以上のように、実施の形態3によれば、音声出力部9およびスピーカ10によって操作方法、選択中の階床をアナウンスすることで、利用者が視覚障がい者であっても、呼び登録装置の使用が可能となる。
実施の形態4.
図11は、この発明の実施の形態4に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。以下、上記実施の形態1との相違点を中心に、エレベータの呼び登録装置の構成を説明する。
図11において、このエレベータの呼び登録装置は、図1に示した呼び登録装置に加えて、有効階床取得部11を備えている。有効階床取得部11は、その時点で呼び登録可能なエレベータの階床を取得する。
図12は、この発明の実施の形態4に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部5が保持する情報を示す説明図である。図12において、情報記憶部5は、設置階F2、最大座標C、階床割付情報I、選択階F3および呼び登録可能階床F5を保持している。呼び登録可能階床F5は、有効階床取得部11により取得された、現在呼び登録が可能なエレベータの階床を示す。
図12は、この発明の実施の形態4に係るエレベータの呼び登録装置の階床割付処理を示すフローチャートである。
まず、有効階床取得部11は、呼び登録可能なエレベータの階床を取得し、情報記憶部5の呼び登録可能階床F5に記憶する(ステップS401)。
続いて、図3のステップS001〜003と同様に、取得したタッチ位置に基準階を割り付け、上方向割付間隔D1を算出する(ステップS402〜S404)。
次に、階床割付部4は、ステップS403で割り付けた基準階、座標から順に、上方向割付間隔D1毎に、上に向かって呼び登録可能階床F5を割り付ける(ステップS405)。
続いて、図3のステップS005と同様に、下方向割付間隔D2を算出する(ステップS406)。
次に、階床割付部4は、ステップS403で割り付けた基準階、座標から順に、下方向割付間隔D2毎に、下に向かって呼び登録可能階床F5を割り付ける(ステップS407)。
続いて、図3のステップS007と同様に、表示部3は、タッチパネル1の割り付けられた位置(座標)に、各階床を表示して(ステップS408)、図13の処理を終了する。
以上のように、実施の形態4によれば、有効階床取得部11により呼び登録が可能なエレベータの階床を取得し、呼び登録可能階床F5のみをタッチパネル1上に割り付けることで、利用者が階床を選択する際に表示される階床を減らすことができ、より素早く目的の階床を入力することができる。
実施の形態5.
図14は、この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。以下、上記実施の形態1との相違点を中心に、エレベータの呼び登録装置の構成を説明する。
図14において、このエレベータの呼び登録装置は、図1に示した呼び登録装置に加えて、時間計測部12を備えている。時間計測部12は、利用者のタッチ入力が終了してからの時間を計測する。
図15は、この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の情報記憶部5が保持する情報を示す説明図である。図15において、情報記憶部5は、存在階床F1、設置階F2、最大座標C、階床割付情報I、選択階F3、登録待ち時間T、割付最小間隔Sおよび末端階床フラグLを保持している。
登録待ち時間Tは、入力取得部2でタッチ入力が検出されなくなってから、階床を呼び登録するまで待つ時間を示す。この値は、任意の時間が事前に設定される。割り付け最小間隔Sは、タッチパネル1への階床割付時に、各階床を割り付ける最小の座標間隔を示す。この値は、任意の間隔が事前に設定される。
末端階床フラグLは、各階床に1つずつ設定され、タッチパネル1上に全階床を割り付けることが不可能であった場合に、割り付けられた階床で最も端の階床であることを区別するためのものである。最上階が1、最下階が−1、それ以外の階床は0となる。
図16は、この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の階床割付処理を示すフローチャートである。以下、利用者がタッチパネル1の縦方向の座標164の位置をタッチした場合について、階床割付処理を説明する。ここでは、基準階は6階、エレベータの存在階床F1は1階、2階、3階、4階、5階、6階、7階、8階、9階、タッチパネル1の最大座標Cは1024とする。
また、この実施の形態5では、情報記憶部5に割付最小間隔S(ここでは、50)を保持し、割付最小間隔S以上の間隔で全階床を割り付けられるのであれば全階床を割り付け、割り付けられないのであれば割付最小間隔Sで割り付けられる階床まで割り付けを行う。また、全階床を割り付けられなかった場合には、割り付けた階床の端の階床に、それ以降も階床があることを示す末端階床フラグLを立てる。
まず、情報記憶部5の保持する末端階床フラグLが全階床分0に設定される(ステップS501)。
続いて、入力取得部2は、利用者のタッチ位置の座標164を取得する(ステップS502)。
次に、タッチ位置の座標が、タッチパネル1の上端(最大座標C)から最小間隔S以内にあるか否かが判定される(ステップS503)。ここでは、タッチ位置の座標が164であり、([最大座標C]−[最小間隔S])=(1024−50)=974であることから、タッチ位置の座標が、タッチパネル1の上端から最小間隔S以内にない(すなわち、No)と判定される。
続いて、タッチ位置の座標が、タッチパネル1の下端から最小間隔S以内にあるか否かが判定される(ステップS504)。ここでは、タッチ位置の座標が164であり、最小間隔Sが50であることから、タッチ位置の座標が、タッチパネル1の下端から最小間隔S以内にない(すなわち、No)と判定される。
次に、階床割付部4は、ステップS502で取得したタッチ位置に基準階を割り付ける(ステップS505)。このとき、タッチ位置は164、基準階は6階なので、タッチパネル1の座標164に6階を割り付ける。
次に、階床割付部4は、上方向割付間隔D1を算出する(ステップS506)。ここで、最大座標Cは1024、タッチ位置の座標は164、基準階よりも上にある階床は7階、8階、9階の3階床なので、計算結果は以下のようになる。すなわち、上方向割付間隔D1は286となる。
上方向割付間隔D1
=([最大座標C]−[タッチ位置の座標])/[基準階よりも上にある階床数]
=(1024−164)/3=286
続いて、上方向割付間隔D1が最小間隔Sよりも小さいか否かが判定される(ステップS507)。
ステップS507において、上方向割付間隔D1が最小間隔Sよりも小さい(すなわち、Yes)と判定された場合には、階床割付部4は、最小間隔Sで割付可能な上方向割付可能階床数N1を算出する(ステップS508)。
次に、階床割付部4は、割付可能な上方向割付可能階床数N1分だけ、基準階から最小間隔Sで割り付け(ステップS509)、タッチパネル1上に割り付けられた階床のうち、最上階の末端階床フラグLに1を設定する(ステップS510)。
なお、この実施の形態5では、上方向割付間隔D1が286であり、最小間隔Sが50なので、上方向割付間隔D1が最小間隔S以上である(すなわち、No)と判定され、全階床が割当可能である。
続いて、階床割付部4は、ステップS505で割り付けた基準階である6階から順に、上方向割付間隔D1の100毎に、上に向かって階床を割り付ける(ステップS511)。
次に、階床割付部4は、下方向割付間隔D2を算出する(ステップS512)。ここで、タッチ位置の座標は164、基準階よりも下にある階床は1階、2階、3階、4階、5階の5階床なので、計算結果は以下のようになる。すなわち、下方向割付間隔D2は32.8となる。
下方向割付間隔D2
=[タッチ位置の座標]/[基準階よりも下にある階床数]
=164/5=32.8
続いて、下方向割付間隔D2が最小間隔Sよりも小さいか否かが判定される(ステップS513)。
この実施の形態5では、下方向割付間隔D2が32.8であり、最小間隔Sが50なので、下方向割付間隔D2が最小間隔Sよりも小さい(すなわち、Yes)と判定され、階床割付部4は、最小間隔Sで割付可能な上方向割付可能階床数N2を算出する(ステップS514)。
具体的には、タッチ位置の座標が164であり、最小間隔Sが50なので、計算結果は以下のようになる。すなわち、下方向割付可能階床数N2は3となる。
Figure 0006270633
次に、階床割付部4は、割付可能な下方向割付可能階床数N2分だけ、基準階から最小間隔Sで割り付け(ステップS515)、タッチパネル1上に割り付けられた階床のうち、最下階の末端階床フラグLに−1を設定する(ステップS516)。
具体的には、基準階が6階であり、下方向割付可能階床数N2が3なので、5階、4階、3階が最小間隔Sで割り付けられる。また、タッチパネル1上に割り付けられた階床のうち、最下階は3階なので、3階のフラグLに−1が設定される。
なお、ステップS513において、下方向割付間隔D2が最小間隔S以上である(すなわち、No)と判定された場合には、階床割付部4は、基準階から順に、下方向割付間隔D2毎に、下に向かって階床を割り付ける(ステップS517)。
続いて、表示部3は、タッチパネル1の割り付けられた位置(座標)に、各階床を表示する(ステップS007)。ここで、この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の階床の割り付け例を、図17に示す。
次に、すべての階床の割り付けが完了したので、割付成功が出力されて(ステップS519)、図16の処理を終了する。
一方、ステップS503において、タッチ位置の座標が、タッチパネル1の上端(最大座標C)から最小間隔S以内にない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS504において、タッチ位置の座標が、タッチパネル1の下端から最小間隔S以内にない(すなわち、No)と判定された場合には、割付失敗が出力されて(ステップS520)、図16の処理を終了する。
図18は、この発明の実施の形態5に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。以下、利用者がタッチパネル1の縦方向の座標164の位置をタッチした場合について、全体処理を説明する。ここでは、エレベータの存在階床F1は1階、2階、3階、4階、5階、6階、7階、8階、9階、設置階F2は6階、タッチパネル1の最大座標Cは1024、登録待ち時間Tは3秒、最小間隔Sは50とする。
まず、入力取得部2で利用者によるタッチ入力を検出したか否かが判定される(ステップS601)。
ステップS601において、タッチ入力を検出していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS601に戻って再びタッチ入力を検出したか否かが判定される。
一方、ステップS601において、タッチ入力を検出した(すなわち、Yes)と判定された場合には、階床割付部4は、基準階を設置階F2の6階として、図17に示されたように、タッチパネル1上に階床を割り付ける(ステップS602)。
続いて、ステップS602において、階床割付部4による階床割付が成功したか否かが判定される(ステップS603)。
ステップS603において、階床割付が成功していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS601に戻って再びタッチ入力を検出したか否かが判定される。
一方、ステップS603において、階床割付が成功した(すなわち、Yes)と判定された場合には、入力判定部6は、設置階F2の6階を選択階F3に設定する(ステップS604)。
次に、入力取得部2で利用者によるタッチ入力が検出されたままであるか否かが判定される(ステップS605)。
ステップS605において、タッチ入力が検出されたままである(すなわち、Yes)と判定された場合には、入力取得部2は、利用者のタッチ位置の座標430を取得する(ステップS606)。
続いて、入力判定部6は、ステップS606で取得したタッチ位置の座標430に対して、最も近くに割り付けられているタッチ階床を取得する(ステップS607)。ここでは、7階が座標450に割り付けられており、最もタッチ位置に近いので、タッチ階床は7階となる。
次に、入力判定部6は、タッチ階床を選択階F3に設定する(ステップS608)。このとき、ステップS607で取得したタッチ階床は7階なので、7階を選択階F3に設定する。なお、ステップS605でタッチ入力が検出されなくなるまで、ステップS605からステップS608までの処理が繰り返される。
続いて、タッチ階床である7階を選択階F3に設定した後に、利用者のタッチ入力が検出されなくなったとする。
このとき、ステップS605において、タッチ入力が検出されたままでない(すなわち、No)と判定され、時間計測部12は、時間の計測を開始する(ステップS609)。
次に、入力取得部2で利用者によるタッチ入力を検出したか否かが判定される(ステップS610)。
ステップS610において、タッチ入力を検出していない(すなわち、No)と判定された場合には、時間計測部12で登録待ち時間Tが経過したか否かが判定される(ステップS611)。
ステップS611において、登録待ち時間Tが経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS610に戻って再びタッチ入力を検出したか否かが判定される。
一方、ステップS611において、登録待ち時間Tが経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、呼び登録部7は、選択階F3を呼び登録して(ステップS612)、図18の処理を終了する。すなわち、選択階F3である7階が呼び登録される。
また、ステップS610において、登録待ち時間Tが経過する前にタッチ入力を検出した(すなわち、Yes)と判定された場合には、階床割付部4は、タッチ位置に基づいて、選択階F3を基準階として、図16の処理により、タッチパネル1上に階床を再度割り付けて(ステップS613)、ステップS605に移行する。
以上のように、実施の形態5によれば、最小割付間隔Sを定め、それ以下の間隔で階床を割り付けないことにより、階床が密集して割り付けられることを防ぎ、利用者の入力を容易とすることができる。また、利用者がタッチパネル1上から指を離した後、一定時間以内に再度タッチ入力をすると、そのタッチ入力の場所を基準に再度階床の割り付けを行うことで、入力開始時に割り付けられなかった階床の入力が可能となる。
実施の形態6.
図19は、この発明の実施の形態6に係るエレベータの呼び登録装置を示すブロック構成図である。以下、上記実施の形態5との相違点を中心に、エレベータの呼び登録装置の構成を説明する。
図19において、このエレベータの呼び登録装置は、図14に示した呼び登録装置に加えて、音声出力部9およびスピーカ10を備えている。音声出力部9は、入力判定部6の判定結果に基づいて、スピーカ10に音声信号を出力し、スピーカ10は、音声出力部9からの音声信号を受けて、操作案内や階床アナウンスを行う。
図20は、この発明の実施の形態6に係るエレベータの呼び登録装置の全体処理を示すフローチャートである。なお、図20のフローチャートは、上述した実施の形態3に係る図10のフローチャートと、上述した実施の形態5に係る図18のフローチャートとを組み合わせたものをベースにしているので、これらのフローチャートと異なる箇所のみ説明する。
まず、ステップS710において、アナウンス発生中である(すなわち、Yes)と判定された場合、またはステップS712において、タッチ階床を選択階F3に設定した後、音声出力部9によって、操作案内アナウンスの発生中であるか否かが判定される(ステップS713)。
ステップS713において、操作案内アナウンスの発生中である(すなわち、Yes)と判定された場合には、新たなアナウンスの発生は行わず、ステップS707に戻って再びタッチ入力が検出されたままであるか否かが判定される。
一方、ステップS713において、操作案内アナウンスの発生中でない(すなわち、No)と判定された場合には、タッチ階床の端末階床フラグLが1であるか否かが判定される(ステップS714)。
ステップS714において、タッチ階床の端末階床フラグLが1である(すなわち、Yes)と判定された場合には、音声出力部9は、タッチパネル1の現在のタッチ位置よりも下部を再度タッチするよう促すアナウンス(例えば「上端です。より上の階床を登録するのであれば下部を再度タッチしてください。」)を発生させて(ステップS715)、ステップS707に移行する。
一方、ステップS714において、タッチ階床の端末階床フラグLが1でない(すなわち、No)と判定された場合には、タッチ階床の端末階床フラグLが−1であるか否かが判定される(ステップS716)。
ステップS716において、タッチ階床の端末階床フラグLが−1である(すなわち、Yes)と判定された場合には、音声出力部9は、タッチパネル1の現在のタッチ位置よりも上部を再度タッチするよう促すアナウンス(例えば「下端です。より下の階床を登録するのであれば上部を再度タッチしてください。」)を発生させて(ステップS717)、ステップS707に移行する。
一方、ステップS716において、タッチ階床の端末階床フラグLが−1でない(すなわち、No)と判定された場合には、そのままステップS707に移行する。
また、ステップS722において、階床割付部4が、タッチ位置に基づいて、選択階F3を基準階として、タッチパネル1上に階床を再度割り付けた後、音声出力部9は、選択階F3をアナウンスする(ステップS723)。
以上のように、実施の形態6によれば、タッチパネル1に割り付けられた階床の最上階、最下階を利用者がタッチした場合に、その旨をアナウンスし、再度別の場所をタッチするよう促すことで、利用者が視覚障がい者であっても、階床のタッチパネル1上への再度の階床の割り付けを促して、利用者の入力を継続させることができる。
なお、上記実施の形態1〜6では、タッチパネル1の縦方向の座標に基づいて縦向きに階床を割り付け、縦方向の座標で利用者のタッチ位置を検出し、選択されている階床の判別を行ったが、これに限定されない。すなわち、横方向の座標に基づいて、横向きに階床を割り付け、横方向の座標で利用者のタッチ位置を検出し、選択されている階床の判別を行っても同様の効果を得ることができる。これにより、タッチパネル1の横方向の方が縦方向よりも長い場合には、より広い入力スペースを確保できるので、利用者の入力操作が容易となる。
また、上記実施の形態1〜6では、エレベータの階床が1階〜9階である場合を例示したが、これに限定されない。すなわち、エレベータの階床に2桁以上の階床が存在する場合や、B1,B2階等の地下の階床、ロビー階、展望階といった文字による階床が存在する場合であっても、同様の効果を得ることができる。その場合は、タッチパネル1上への割り付けは、実際の階床の並び順に従って行われる。
1 タッチパネル、2 入力取得部、3 表示部、4 階床割付部、5 情報記憶部、6 入力判定部、7 登録部、8 位置取得部、9 音声出力部、10 スピーカ、11 有効階床取得部、12 時間計測部。

Claims (9)

  1. エレベータの乗場またはかごに設けられ、階床を表示するとともに、利用者からの入力を受け付けるタッチパネルと、
    前記タッチパネルへのタッチ入力の有無およびタッチ位置を取得する入力取得部と、
    前記タッチパネルに表示する階床を出力する表示部と、
    前記入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置に基づいて、利用者が前記タッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に対応する階床を基準として、前記タッチパネル上にエレベータの各階床を割り付ける階床割付部と、
    前記階床割付部により割り付けられた階床を階床割付情報として記憶する情報記憶部と、
    前記入力取得部から得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置、並びに前記情報記憶部に記憶された前記階床割付情報に基づいて、タッチ入力が継続している間は、前記階床割付情報として割り付けられている階床の中から、現在のタッチ位置に最も近い座標を有する階床をタッチ階床として抽出することを繰り返し、前記タッチ入力が検出されなくなることで利用者の入力の完了を判定する入力判定部と、
    前記タッチパネル上に割り付けられた階床のうち、前記入力判定部により利用者の入力が完了したと判定された場合に、前記入力判定部により抽出された最新のタッチ階床を呼び登録する呼び登録部と、
    を備えたエレベータの呼び登録装置。
  2. 前記階床割付部は、
    利用者が乗場に設けられている前記タッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に、前記呼び登録装置が設置されている階床を割り付けるとともに、
    前記タッチパネルのタッチ位置よりも上部または右部に、前記呼び登録装置が設置されている階床よりも上方のエレベータの階床を割り付け、前記タッチパネルのタッチ位置よりも下部または左部に、前記呼び登録装置が設置されている階床よりも下方のエレベータの階床を割り付ける
    請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
  3. 前記かごに設けられ、前記かごがいる階床を取得するかご位置取得部をさらに備え、
    前記階床割付部は、
    利用者が前記タッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に、前記かごがいる階床を割り付けるとともに、
    前記タッチパネルのタッチ位置よりも上部または右部に、前記かごがいる階床よりも上方のエレベータの階床を割り付け、前記タッチパネルのタッチ位置よりも下部または左部に、前記かごがいる階床よりも下方のエレベータの階床を割り付ける
    請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
  4. 利用者のタッチ入力が終了してからの時間を計測する時間計測部をさらに備え、
    前記呼び登録部は、タッチ入力が終了してからあらかじめ設定された一定時間が経過すると、前記入力判定部により抽出された最新のタッチ階床を呼び登録し、
    前記階床割付部は、
    タッチ入力が終了してから前記一定時間が経過する前に、前記入力取得部が再度タッチ入力を検出した場合に、前記最新のタッチ階床を、前記タッチパネルが再度タッチされた位置に割り付けるとともに、
    前記タッチパネルが再タッチされた位置よりも上部または右部に、前記最新のタッチ階床よりも上方のエレベータの階床を割り付け、前記タッチパネルが再タッチされた位置よりも下部または左部に、前記最新のタッチ階床よりも下方のエレベータの階床を割り付ける
    請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
  5. 前記入力判定部の判定結果に基づいて、音声信号を出力する音声出力部と、
    前記音声出力部からの音声信号を受けて、利用者が選択している階床をアナウンスするスピーカと、
    をさらに備えた請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のエレベータの呼び登録装置。
  6. 前記音声出力部は、前記タッチパネル上に割り付けられた階床のうち、最上階または最下階に対応する位置を利用者がタッチした場合に、前記タッチパネルの現在位置よりも中心に近い位置を再度タッチする旨の音声アナウンスを行うよう前記スピーカへ信号を出力する
    請求項5に記載のエレベータの呼び登録装置。
  7. 呼び登録可能なエレベータの階床を取得する有効階床取得部をさらに備え、
    前記階床割付部は、前記有効階床取得部で取得された呼び登録可能な階床のみを前記タッチパネル上に割り付ける
    請求項1から請求項6までの何れか1項に記載のエレベータの呼び登録装置。
  8. 前記情報記憶部は、階床割付の最小間隔をあらかじめ記憶し、
    前記階床割付部は、前記タッチパネル上に、前記最小間隔以上の間隔ですべての階床を割り付けられない場合に、前記最小間隔で割り付けられる分の階床のみを前記タッチパネル上に割り付ける
    請求項1から請求項7までの何れか1項に記載のエレベータの呼び登録装置。
  9. エレベータの乗場またはかごに設けられ、階床を表示するとともに、利用者からの入力を受け付けるタッチパネルを備えたエレベータの呼び登録装置で実行される呼び登録方法であって、
    前記タッチパネルへのタッチ入力の有無およびタッチ位置を取得する入力取得ステップと、
    前記入力取得ステップで得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置に基づいて、利用者が前記タッチパネルに最初にタッチしたタッチ位置に対応する階床を基準として、前記タッチパネル上にエレベータの階床を割り付ける階床割付ステップと、
    前記階床割付ステップで割り付けられた階床を階床割付情報として記憶する情報記憶ステップと、
    前記入力取得ステップで得られたタッチ入力の有無およびタッチ位置、並びに前記情報記憶ステップで記憶された前記階床割付情報に基づいて、選択されている階床を判定するとともに、利用者の入力の完了を判定する入力判定ステップと、
    前記タッチパネル上に割り付けられた階床のうち、前記入力判定ステップで利用者の入力が完了したと判定された場合に、前記入力判定ステップで選択されていると判定された階床を呼び登録する呼び登録ステップと、
    を備えたエレベータの呼び登録方法。
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