JP6269882B1 - 屋外盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の内部への雨水等の水分の侵入を抑制することが可能な屋外盤を提供する。【解決手段】この屋外盤100は、内部に半導体電力変換器1を格納した筐体2と、筐体2の側面20側に設けられ、外気を吸気する吸気口3と、筐体2の側面21側に設けられ、吸気口3から吸気された外気を排気する排気口4と、吸気口3と排気口4との間に設けられ、吸気された外気が通過するように設けられた風路6と、風路6の内部に設けられ、吸気された外気によって半導体電力変換器1を冷却する冷却フィン5と、吸気口3からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部7と、を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、屋外盤に関し、特に、吸気口および排気口を備える屋外盤に関する。
従来、吸気口および排気口を備える屋外盤が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の屋外盤は、筐体の内部に半導体応用装置を収容している。上記屋外盤の内部は、上記半導体応用装置の主回路部を冷却するための冷却部が収容される主冷却室と、主回路部を制御するための制御部が収容される補助冷却室とに分離されている。主冷却室には、外部から空気を取り込む第1吸気孔と、外部へ空気を排出する第1排気孔とが設けられている。補助冷却室には、外部から空気を取り込む第2吸気孔と、外部へ空気を排出する第2排気孔とが設けられている。第1吸気口および第2吸気口の各々は、屋外盤の筐体の側面に設けられ、筐体の外面に露出している。
特開2003−198169号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の屋外盤では、第1吸気口および第2吸気口の各々が、屋外盤の筐体の側面に設けられ、筐体の外面に露出しているため、雨水等の水分が、第1吸気口および第2吸気口の各々を介して屋外盤の筐体の内部に侵入するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、筐体の内部への雨水等の水分の侵入を抑制することが可能な屋外盤を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による屋外盤は、内部に電力変換器を格納した筐体と、筐体の一方側面側に設けられ、外気を吸気する吸気口と、筐体の他方側面側に設けられ、吸気口から吸気された外気を排気する排気口と、吸気口と排気口との間に設けられ、吸気された外気が通過するように設けられた風路と、風路の内部に設けられ、吸気された外気によって電力変換器を冷却する放熱部材と、吸気口からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部と、を備え、吸気口側防水構造部は、筐体に対して一方側面の外側に突出するとともに吸気口を一体的に含む第1吸気口側防水ダクトと、第1吸気口側防水ダクトの筐体に対して一方側面の内部側に隣接して配置された第2吸気口側防水ダクトと、を含み、第2吸気口側防水ダクトには、吸気口から侵入した水分が吸気口が設けられる第1吸気口側防水ダクトの下面に向かって移動するように傾斜する吸気口側傾斜面が第2吸気口側防水ダクトの底面に設けられている
この発明の一の局面による屋外盤では、上記のように、吸気口からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部を設けることによって、筐体の内部への雨水等の水分の侵入を吸気口側防水構造部により抑制することができる。
上記一の局面による屋外盤において、好ましくは、吸気口側防水構造部は、第1吸気口側防水ダクト内に吸気口から侵入した水分が第1吸気口側防水ダクト内へ移動するのを遮るように設けられた吸気口側防水板を含む。このように構成すれば、吸気口から第1吸気口側防水ダクト内へ雨水等の水分が侵入した場合に、吸気口側防水板により、水分が筐体内へ侵入するのを確実に抑制することができる。
この場合、好ましくは、吸気口側防水板は、吸気口から侵入した水分が上方へ移動するのを遮るように配置されている。このように構成すれば、吸気口が第1吸気口側防水ダクトの下面に設けられていることにより、雨水等の水分が吸気口から第1吸気口側防水ダクト内に侵入するのを抑制することができる。また、雨水等の水分が、吸気口を通り下方から第1吸気口側防水ダクト内へ侵入した場合でも、吸気口側防水板により、水分が上方へ移動して筐体内へ侵入するのを効果的に抑制することができる。
上記一の局面による屋外盤において、好ましくは、吸気口側防水構造部は、第2吸気口側防水ダクトの内部に設けられ、吸気された外気を排気口に送風する冷却ファンをむ。このように構成すれば、雨水等の水分が第2吸気口側防水ダクト内に侵入した場合に、第2吸気口側防水ダクトの底面に設けられた吸気口側傾斜面により水分を吸気口側へ移動させることができるので、水分が排気口側に侵入するのを容易に抑制することができる。
また、冷却ファンが放熱部材に対して吸気口側に設けられていることによって、放熱部材を通ることにより比較的高温になった外気が、冷却ファンを通ることを抑制することができる。その結果、冷却ファンの劣化を抑制することができる。ここで、冷却ファンが放熱部材に対して吸気口側に設けられていることに起因して、吸気口側の圧力が減少し、雨水等の水分が吸気口から吸い込まれ易くなる。したがって、吸気口側防水構造部を設けることは、冷却ファンを放熱部材に対して吸気口側に設ける場合に、筐体内への水分の侵入を抑制することに特に有効である。
上記一の局面による屋外盤において、好ましくは、第1吸気口側防水ダクトと第2吸気口側防水ダクトとの間の第1壁部には、吸気口側傾斜面に沿って移動した水分が第1吸気口側防水ダクト側に通過可能な第1孔部が設けられている。このように構成すれば、第2吸気口側防水ダクト内に侵入した水分を、第1孔部を介して容易に第1吸気口側防水ダクト側に戻すことができる。
上記一の局面による屋外盤において、好ましくは、筐体に対して他方側面の外側に突出するとともに排気口を一体的に含む第1排気口側防水ダクトと、第1排気口側防水ダクト内に、排気口から侵入した水分の筐体内への移動を遮るように設けられた排気口側防水板とを含む排気口側防水構造部をさらに備える。このように構成すれば、排気口から第1排気口側防水ダクト内へ雨水等の水分が侵入した場合に、排気口側防水板により、水分が筐体内へ侵入するのを容易に抑制することができる。
この場合、好ましくは、排気口は、第1排気口側防水ダクトの下面に設けられ、排気口側防水板は、排気口から侵入した水分が上方へ移動するのを遮るように配置されている。このように構成すれば、排気口が第1排気口側防水ダクトの下面に設けられていることにより、雨水等の水分が排気口から第1排気口側防水ダクト内に侵入するのを抑制することができる。また、雨水等の水分が、排気口を通り下方から第1排気口側防水ダクト内へ侵入した場合でも、排気口側防水板により、水分が上方へ移動して筐体内へ侵入するのを効果的に抑制することができる。
上記排気口側防水構造部が第1排気口側防水ダクトを含む屋外盤において、好ましくは、排気口側防水構造部は、第1排気口側防水ダクトの筐体に対して他方側面の内側に隣接して配置された第2排気口側防水ダクトを含み、第2排気口側防水ダクトは、第2排気口側防水ダクト内に侵入した水分が排気口側に向かって移動するように傾斜する排気口側傾斜面が底面に設けられている。このように構成すれば、雨水等の水分が第2排気口側防水ダクト内に侵入した場合に、第2排気口側防水ダクトの底面に設けられた排気口側傾斜面により水分を排気口側へ移動させることができるので、水分が吸気口側に侵入するのを容易に抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1排気口側防水ダクトと第2排気口側防水ダクトとの間の第2壁部には、排気口側傾斜面に沿って移動した水分が第1排気口側防水ダクト側に通過可能な第2孔部が設けられている。このように構成すれば、第2排気口側防水ダクト内に侵入した水分を、第2孔部を介して容易に第1排気口側防水ダクト側に戻すことができる。
上記排気口側防水構造部をさらに備える屋外盤において、好ましくは、吸気口側防水構造部は、筐体の一方側面側に設けられた吸気口側防水ダクトを含み、排気口側防水構造部は、筐体の一方側面側に対向する他方側面側に設けられた排気口側防水ダクトを含み、吸気口側防水ダクト、排気口側防水ダクト、および、風路の各々は、筐体の上部近傍に位置している。このように構成すれば、吸気口側防水ダクトと排気口側防水ダクトとが互いに対向する側面に設けられていることによって、排気口から排気される比較的高温の空気が、吸気口から吸気されるのを容易に抑制することができる。その結果、吸気口から吸気された外気による冷却効率の低下を抑制することができる。
また、吸気口側防水ダクト、排気口側防水ダクト、および、風路の各々を、筐体の上部近傍に位置させることによって、吸気口側防水ダクトおよび排気口側防水ダクトの各々から、地面の埃、ごみ、および、雪等が侵入するのを抑制することができる。これにより、屋外盤のメンテナンスを行う回数を低減することができるとともに、屋外盤の稼働時間を向上させることができる。
この場合、好ましくは、風路は、略直線状に形成されている。このように構成すれば、風路を通る外気の圧力損失を抑制することができる。その結果、圧力損失による冷却効率の低下を抑制することができる。これにより、外気温度の高い場所でも、十分な冷却効率を確保することができる。
また、風路が略直線状に形成されていることによって、風路の長さを比較的小さくすることができるので、冷却ファンを小型化させることができるとともに、冷却ファンの個数の増加を抑制することができる。また、風路が略直線状ではなく屈曲または湾曲しているような場合には、外気を導風するために、ダクトを設けて風路を構成する必要があるのに対し、風路が略直線状である場合には、ダクトを設けて風路を構成する必要がない。これにより、屋外盤の外形が大型化するのを抑制することができるとともに、部品点数の増加を抑制することができる。
上記風路が略直線状に形成されている屋外盤において、好ましくは、一方側面または他方側面と直交する方向から見て、吸気口側防水ダクトおよび排気口側防水ダクトは、吸気口側防水ダクトおよび排気口側防水ダクトの少なくとも一部が重なるように配置されている。このように構成すれば、風路が、一方側面または他方側面に対して略垂直に延びるように設けられるので、風路の長さをさらに小さくすることができる。これにより、冷却ファンをより小型化させることができるとともに、冷却ファンの個数の増加をより抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、筐体の内部への雨水等の水分の侵入を抑制することができる。
本発明の一実施形態による屋外盤の斜視図である。 図1の200−200線に沿った断面斜視図である。 図1の200−200線に沿った断面概略図である。 本発明の一実施形態による屋外盤の第1孔部を説明するための図である。 本発明の一実施形態による屋外盤の冷却ファンの近傍の構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態による屋外盤の第2孔部を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
図1〜図6を参照して、本実施形態による屋外盤100の構成について説明する。
(屋外盤の構成)
まず、図1を参照して、屋外盤100の概略の構成について説明する。図1に示すように、屋外盤100は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等により構成される半導体電力変換器1(図2参照)を格納した筐体2を含む。また、筐体2には、内部機器101(図3参照)が格納されている。また、筐体2は、略直方体形状を有している。具体的には、筐体2は、X方向の幅W1が、Y方向の幅W2、および、Z方向の高さhの各々よりも小さい直方体形状を有している。なお、半導体電力変換器1は、特許請求の範囲の「電力変換器」の一例である。
屋外盤100のZ1方向側の端部には、屋根102が筐体2を覆うように配置されている。
図2に示すように、屋外盤100は、外気を吸気する吸気口3(図2参照)を備える。吸気口3は、筐体2のX1方向側の側面20側に設けられている。なお、側面20は、特許請求の範囲の「一方側面」の一例である。
図2に示すように、屋外盤100は、吸気口3から吸気された外気を排気する排気口4を備える。排気口4は、筐体2の側面20に対向する側面21(図3参照)側に設けられている。なお、側面21は、特許請求の範囲の「他方側面」の一例である。
屋外盤100は、筐体2の内部に設けられている冷却フィン5を備える。冷却フィン5は、また、屋外盤100は、吸気口3と排気口4との間に設けられる風路6を備える。また、風路6は、吸気口3から吸気された外気が通過するように設けられている。また、冷却フィン5は、風路6(後述する内部風路60)の内部に設けられ、吸気口3から吸気された外気によって半導体電力変換器1を冷却する。また、半導体電力変換器1は、冷却フィン5のZ2方向の下面に配置されている。すなわち、外気が冷却フィン5を通過する際に、冷却フィン5が冷却され、熱伝導によって冷却フィン5の下部に配置されている半導体電力変換器1が冷却される。なお、冷却フィン5は、特許請求の範囲の「放熱部材」の一例である。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、屋外盤100は、吸気口3からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部7を備える。具体的には、吸気口側防水構造部7は、筐体2に対して側面20の外側(X1方向側)に突出する吸気口側防水ダクト70を含む。また、吸気口側防水ダクト70は、吸気口3を一体的に含む。詳細には、吸気口3は、吸気口側防水ダクト70の下面(Z2方向の面)に設けられている。すなわち、外気は、吸気口3を通り、下方(Z2方向)から吸気口側防水ダクト70に取り込まれる。なお、吸気口3は、屋外盤100が設置されている床面103に略平行に設けられている。また、吸気口3には、金網(図示せず)が設けられている。これにより、埃および大粒の雨水等が、吸気口3から侵入するのを抑制することが可能である。なお、吸気口側防水ダクト70は、特許請求の範囲の「第1吸気口側防水ダクト」および「吸気口側防水ダクト」の一例である。なお、図3では、吸気口3を点線で表している。
また、図1に示すように、屋外盤100の側面20側には、吸気口側防水ダクト70(吸気口側防水構造部7(図3参照))が2つ設けられている。2つの吸気口側防水ダクト70(吸気口側防水構造部7)は、Y方向に沿って隣接して配置されている。なお、図1には図示していないが、2つの後述する排気口側防水ダクト90(排気口側防水構造部9(図3参照))も、側面21側において、2つの吸気口側防水ダクト70(吸気口側防水構造部7)と対向するようにY方向に沿って隣接して配置されている。
また、本実施形態では、図3に示すように、吸気口側防水構造部7は、吸気口3から侵入した水分が吸気口側防水ダクト70内へ移動するのを遮るように設けられた吸気口側防水板71を含む。すなわち、吸気口側防水板71は、吸気口3から侵入した水分が上方(Z1方向への移動)へ移動するのを遮るように配置されている。
具体的には、吸気口側防水板71は、吸気口側防水ダクト70内に突出するように設けられている。詳細には、吸気口側防水板71は、吸気口側防水ダクト70と、後述する吸気口側防水ダクト72との間の壁部73の上端部(Z1方向の端部)からX1方向に突出している。また、吸気口側防水板71は、壁部73の上端部からX1方向側に沿って下方(Z2方向側)に傾斜(斜め下方に傾斜)している。また、平面視において、吸気口側防水板71は、吸気口3の一部と重なるように設けられている。具体的には、平面視において、吸気口側防水板71と、吸気口3のX2方向側とが重なっている。なお、壁部73は、特許請求の範囲の「第1壁部」の一例である。
また、吸気口側防水ダクト70の上面70aは、X1方向に沿って下方(Z2方向)に傾斜(斜め下方に傾斜)している。
吸気口側防水構造部7は、吸気口3から吸気された外気を排気口4に送風する冷却ファン8を含む。冷却ファン8は、Y方向に沿って、隣接して3つ(図5参照)配置されている。
また、本実施形態では、吸気口側防水構造部7は、冷却ファン8が内部に設けられる吸気口側防水ダクト72を含む。吸気口側防水ダクト72は、吸気口側防水ダクト70の筐体2に対して側面20の内部側(X2方向側)に隣接して配置されている。なお、吸気口側防水板71の上方(Z1方向側)に、吸気口側防水ダクト70と吸気口側防水ダクト72とを連通する吸気口側開口部74が設けられている。なお、吸気口側防水ダクト72は、特許請求の範囲の「第2吸気口側防水ダクト」および「吸気口側防水ダクト」の一例である。なお、図3では、吸気口側開口部74を点線で表している。
また、吸気口側防水ダクト72は、吸気口3から侵入した水分が吸気口3側(X1方向側)に向かって移動するように傾斜する吸気口側傾斜面75が底面に設けられている。
詳細には、吸気口側傾斜面75は、吸気口3側(X1方向)に向かって下方(Z2方向)に傾斜(斜め下方に傾斜)している。これにより、吸気口側防水ダクト72に侵入し、底面(吸気口側傾斜面75)に落下した液滴は、吸気口側傾斜面75の傾斜に沿ってX1方向に移動する。
また、本実施形態では、図4に示すように、壁部73には、吸気口側傾斜面75に沿って下方に移動した水分が吸気口側防水ダクト70側に通過可能な孔部76が設けられている。具体的には、壁部73の下端部(Z2方向の端部)に、略円形状の孔部76が設けられている。孔部76は、Y方向に沿って、略等間隔に複数設けられている。吸気口側防水ダクト70に入った水分は、孔部76を通り、吸気口3から排出される。孔部76は、冷却ファン8の吸引力により水分が逆流してこないように、吸気口側開口部74の開口面積に応じて開口面積、開口形状等を調節してもよい。なお、孔部76は、特許請求の範囲の「第1孔部」の一例である。
また、図3に示すように、吸気口側防水ダクト72には、冷却ファン8の近傍で、かつ、冷却ファン8に対してX1方向側に仕切り板77が設けられている。具体的には、図5に示すように、冷却ファン8をX1方向から見て、一対の仕切り板77が3つの冷却ファン8をY1方向およびY2方向から挟むように配置されている。仕切り板77により、冷却ファン8によって風路6(後述する内部風路60)側に送風された外気が、吸気口側防水ダクト70側(X1方向)に戻されることを抑制することが可能である。
また、本実施形態では、図3に示すように、屋外盤100は、排気口4からの水分の侵入を抑制する排気口側防水構造部9を備える。具体的には、排気口側防水構造部9は、筐体2に対して側面21の外側(X2方向側)に突出する排気口側防水ダクト90を含む。また、排気口側防水ダクト90は、排気口4を一体的に含む。詳細には、排気口4は、排気口側防水ダクト90の下面(Z2方向側の面)に設けられている。すなわち、風路6を通った外気は、排気口4を通り、下方(Z2方向側)に排気される。なお、排気口4は、屋外盤100が設置されている床面103に略平行に設けられている。また、排気口4には、金網(図示せず)が設けられている。これにより、埃および大粒の雨水等が、排気口4から侵入するのを抑制することが可能である。なお、排気口側防水ダクト90は、特許請求の範囲の「第1排気口側防水ダクト」および「排気口側防水ダクト」の一例である。なお、図3では、排気口4を点線で表している。
また、本実施形態では、排気口側防水構造部9は、排気口4から侵入した水分の筐体2内への移動を遮るように設けられた排気口側防水板91を含む。すなわち、排気口側防水板91は、排気口4から侵入した水分が上方(Z1方向側への移動)へ移動するのを遮るように配置されている。
具体的には、排気口側防水板91は、排気口側防水ダクト90内に突出するように設けられている。詳細には、排気口側防水板91は、排気口側防水ダクト90と、後述する排気口側防水ダクト92との間の壁部93の上端部(Z1方向側の端部)からX2方向側に突出している。また、排気口側防水板91は、壁部93の上端部からX2方向側に向かって下方(Z2方向側)に傾斜(斜め下方に傾斜)している。また、平面視において、排気口側防水板91は、排気口4の一部と重なるように設けられている。具体的には、平面視において、排気口側防水板91と、排気口4のX1方向側とが重なっている。なお、壁部93は、特許請求の範囲の「第2壁部」の一例である。
また、排気口側防水ダクト90の上面90aは、X2方向側に沿って下方(Z2方向側)に傾斜(斜め下方に傾斜)している。
また、本実施形態では、排気口側防水構造部9は、排気口側防水ダクト92を含む。排気口側防水ダクト92は、排気口側防水ダクト90の筐体2に対して側面21の内側(X1方向側)に隣接して配置されている。なお、排気口側防水板91の上方(Z1方向側)に、排気口側防水ダクト90と排気口側防水ダクト92とを連通する排気口側開口部94が設けられている。なお、排気口側防水ダクト92は、特許請求の範囲の「第2排気口側防水ダクト」および「排気口側防水ダクト」の一例である。なお、図3では、排気口側開口部94を点線で表している。
また、排気口側防水ダクト92は、排気口側防水ダクト92内に侵入した水分が排気口4側(X2方向側)に向かって移動するように傾斜する排気口側傾斜面95が底面に設けられている。
詳細には、排気口側傾斜面95は、排気口4側(X1方向側)に向かって下方(Z2方向側)に傾斜している。これにより、排気口側防水ダクト92に侵入し、底面(排気口側傾斜面95)に落下した液滴は、排気口側傾斜面95の傾斜に沿ってX2方向側に移動する。
また、本実施形態では、図6に示すように、壁部93には、排気口側傾斜面95に沿って下方に移動した水分が排気口側防水ダクト90側に通過可能な孔部96が設けられている。具体的には、壁部93の下端部(Z2方向側の端部)に、略円形状の孔部96が設けられている。孔部96は、Y方向に沿って、略等間隔に複数設けられている。孔部96を通り、排気口側防水ダクト90に入った水分は、排気口4から排出される。なお、孔部76(図4参照)の大きさと、孔部96の大きさは略等しい。また、孔部76の数と、孔部96の数は等しい。なお、孔部96は、特許請求の範囲の「第2孔部」の一例である。
また、本実施形態では、図3に示すように、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、排気口側防水ダクト92、および、風路6の各々は、筐体2の上部近傍に位置している。具体的には、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、排気口側防水ダクト92、および、風路6の各々は、筐体2のZ方向の中心より上方(Z1方向側)に位置している。
また、本実施形態では、風路6は、略直線状に形成されている。具体的には、風路6は、吸気口側防水ダクト72と排気口側防水ダクト92との間に設けられ、略直線状に形成されている内部風路60を含む。また、風路6は、吸気口側防水ダクト70の吸気口3から内部風路60へ外気を導くように設けられる吸気口側風路61を含む。また、風路6は、内部風路60から排気口側防水ダクト90の排気口4へ外気を導くように設けられる排気口側風路62を含む。
具体的には、吸気口側風路61は、吸気口3、吸気口側防水ダクト70、吸気口側開口部74、吸気口側防水ダクト72の順で外気が通過する風路である。すなわち、吸気口側風路61を通る外気は、吸気口3からZ1方向側に移動した後に、X1方向側に移動し、内部風路60に導かれる。また、排気口側風路62は、排気口側防水ダクト92、排気口側開口部94、排気口側防水ダクト90、排気口4の順で外気が通過する風路である。すなわち、排気口側風路62を通る外気は、内部風路60からX1方向側に移動した後に、Z2方向側に移動し、排気口4から排出される。また、内部風路60は、X方向に沿って略直線状に延びている。
また、内部風路60と吸気口側防水ダクト72と間には段差部104が設けられている。なお、段差部104を設けずに、内部風路60と吸気口側防水ダクト72とをなだらかに接続してもよい。
また、本実施形態では、側面20または側面21と直交する方向(X方向)から見て、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92は、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92の少なくとも一部が重なるように配置されている。具体的には、X方向から見て、少なくとも一部の領域において、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92の4つ全てが重なっている。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、吸気口3からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部7を備えるように、屋外盤100を構成する。これにより、吸気口3からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部7を設けることによって、筐体2の内部への雨水等の水分の侵入を吸気口側防水構造部7により抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、吸気口側防水構造部7が、筐体2に対して側面20の外側に突出するとともに吸気口3を一体的に含む吸気口側防水ダクト70と、吸気口側防水ダクト70内に、吸気口3から侵入した水分が吸気口側防水ダクト70内へ移動するのを遮るように設けられた吸気口側防水板71とを含むように、屋外盤100を構成する。これにより、吸気口3から吸気口側防水ダクト70内へ雨水等の水分が侵入した場合に、吸気口側防水板71により、水分が上方へ移動して筐体2内へ侵入するのを確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、吸気口3が、吸気口側防水ダクト70の下面に設けられ、吸気口側防水板71が、吸気口3から侵入した水分が上方へ移動するのを遮るように配置されるように、屋外盤100を構成する。これにより、吸気口3が吸気口側防水ダクト70の下面に設けられていることにより、雨水等の水分が吸気口3から吸気口側防水ダクト70内に侵入するのを抑制することができる。また、雨水等の水分が、吸気口3を通り下方から吸気口側防水ダクト70内へ侵入した場合でも、吸気口側防水板71により、水分が筐体2内へ侵入するのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、吸気口側防水構造部7が、吸気口側防水ダクト70の筐体2に対して側面20の内部側に隣接して配置された吸気口側防水ダクト72と、吸気口側防水ダクト72の内部に設けられ、吸気された外気を排気口4に送風する冷却ファン8と、を含む。そして、吸気口側防水ダクト72が、吸気口3から侵入した水分が吸気口3側に向かって移動するように傾斜する吸気口側傾斜面75が底面に設けられるように、屋外盤100を構成する。これにより、雨水等の水分が吸気口側防水ダクト72内に侵入した場合に、吸気口側防水ダクト72の底面に設けられた吸気口側傾斜面75により水分を吸気口3側へ移動させることができるので、水分が排気口4側に侵入するのを容易に抑制することができる。
ここで、冷却ファン8が冷却フィン5に対して吸気口3側に設けられていることに起因して、冷却フィン5を通ることにより比較的高温になった外気が、冷却ファン8を通ることを抑制することができる。その結果、冷却ファン8の劣化を抑制することができる。また、冷却ファン8が冷却フィン5に対して吸気口3側に設けられていることによって、吸気口3側の圧力が減少し、雨水等の水分が吸気口3から吸い込まれ易くなる。したがって、吸気口側防水構造部7を設けることは、冷却ファン8を冷却フィン5に対して吸気口3側に設ける場合に、筐体2内への水分の侵入を抑制することに特に有効である。
また、本実施形態では、上記のように、吸気口側防水ダクト70と吸気口側防水ダクト72との間の壁部73に、吸気口側傾斜面75に沿って移動した水分が吸気口側防水ダクト70側に通過可能な孔部76が設けられるように、屋外盤100を構成する。これにより、吸気口側防水ダクト72内に侵入した水分を、孔部76を介して容易に吸気口側防水ダクト70側に戻すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、筐体2に対して側面21の外側に突出するとともに排気口4を一体的に含む排気口側防水ダクト90と、排気口側防水ダクト90内に、排気口4から侵入した水分の筐体2内への移動を遮るように設けられた排気口側防水板91とを含む排気口側防水構造部9をさらに備えるように、屋外盤100を構成する。これにより、排気口4から排気口側防水ダクト90内へ雨水等の水分が侵入した場合に、排気口側防水板91により、水分が上方へ移動して筐体2内へ侵入するのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、排気口4が、排気口側防水ダクト90の下面に設けられ、排気口側防水板91が、排気口4から侵入した水分が上方へ移動するのを遮るように配置されるように、屋外盤100を構成する。これにより、排気口4が排気口側防水ダクト90の下面に設けられていることにより、雨水等の水分が排気口4から排気口側防水ダクト90内に侵入するのを抑制することができる。また、雨水等の水分が、排気口4を通り下方から排気口側防水ダクト90内へ侵入した場合でも、排気口側防水板91により、水分が筐体2内へ侵入するのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、排気口側防水構造部9が、排気口側防水ダクト90の筐体2に対して側面21の内側に隣接して配置された排気口側防水ダクト92を含む。そして、排気口側防水ダクト92が、排気口側防水ダクト92内に侵入した水分が排気口4側に向かって移動するように傾斜する排気口側傾斜面95が底面に設けられるように、屋外盤100を構成する。そして、排気口側傾斜面95が、排気口側防水ダクト92の底面により構成されるように、屋外盤100を構成する。これにより、雨水等の水分が排気口側防水ダクト92内に侵入した場合に、排気口側防水ダクト92の底面に設けられた排気口側傾斜面95により水分を排気口4側へ移動させることができるので、水分が吸気口3側に侵入するのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、排気口側防水ダクト90と排気口側防水ダクト92との間の壁部93に、排気口側傾斜面95に沿って下方に移動した水分が排気口側防水ダクト90側に通過可能な孔部96が設けられるように、屋外盤100を構成する。これにより、排気口側防水ダクト92内に侵入した水分を、孔部96を介して容易に排気口側防水ダクト90側に戻すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、吸気口側防水構造部7が、筐体2の側面20側に設けられた吸気口側防水ダクト70および吸気口側防水ダクト72を含み、排気口側防水構造部9が、筐体2の側面20側に対向する側面21側に設けられた排気口側防水ダクト90および排気口側防水ダクト92を含む。そして、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、排気口側防水ダクト92、および、風路6の各々が、筐体2の上部近傍に位置するように、屋外盤100を構成する。これにより、吸気口側防水ダクト70および吸気口側防水ダクト72と、排気口側防水ダクト90および排気口側防水ダクト92とが互いに対向する側面に設けられていることによって、排気口4から排気される比較的高温の空気が、吸気口3から吸気されるのを容易に抑制することができる。この場合、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92の各々を筐体2の上部近傍に位置させることにより、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92の各々を比較的近くに配置させた場合でも、排気口4からの空気が吸気口3から吸気されるのを抑制することができる。その結果、吸気口3から吸気された外気による冷却効率の低下を抑制することができる。
また、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、排気口側防水ダクト92、および、風路6の各々を、筐体2の上部近傍に位置させることによって、吸気口側防水ダクト70および排気口側防水ダクト90の各々から、地面(床面103)の埃、ごみ、および、雪等が侵入するのを抑制することができる。これにより、屋外盤100のメンテナンスを行う回数を低減することができるとともに、屋外盤100の稼働時間を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、風路6が、略直線状に形成されるように、屋外盤100を構成する。これにより、風路6を通る外気の圧力損失を抑制することができる。その結果、圧力損失による冷却効率の低下を抑制することができる。これにより、外気温度の高い場所でも、十分な冷却効率を確保することができる。
また、風路6が略直線状に形成されていることによって、風路6の長さを比較的小さくすることができるので、冷却ファン8を小型化させることができるとともに、冷却ファン8の個数の増加を抑制することができる。また、風路6が略直線状ではなく屈曲または湾曲しているような場合には、外気を導風するために、ダクトを設けて風路6を構成する必要があるのに対し、風路6が略直線状である場合には、ダクトを設けて風路6を構成する必要がないので、屋外盤100の外形が大型化するのを抑制することができるとともに、部品点数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、側面20または側面21と直交する方向から見て、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92が、吸気口側防水ダクト70、吸気口側防水ダクト72、排気口側防水ダクト90、および、排気口側防水ダクト92の少なくとも一部が重なるように配置され、屋外盤100を構成する。これにより、風路6が、側面20または側面21に対して略垂直に延びるように設けられるので、風路6の長さをさらに小さくすることができる。これにより、冷却ファン8をより小型化させることができるとともに、冷却ファン8の個数の増加をより抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、吸気口側防水構造部7は一方側面(側面20)側に設けられ、排気口側防水構造部9は一方側面(側面20)側とは反対側の他方側面(側面21)側に設けられる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、排気口側防水構造部9が、筐体2の一方側面(側面20)と隣接する側面側に設けられていてもよい。この場合、内部風路60は、略直線状ではなく、平面視においてL字状に形成される。
また、上記実施形態では、冷却ファン8が3つ設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、冷却ファン8が1つ、2つ、または、4つ以上設けられていてもよい。また、複数の冷却ファン8が、Z方向に沿って隣接するように配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1孔部(孔部76)の大きさと、第2孔部(孔部96)の大きさは略等しい例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1孔部(孔部76)の大きさが、第2孔部(孔部96)の大きさよりも大きくてもよい。また、第1孔部(孔部76)の大きさが、第2孔部(孔部96)の大きさよりも小さくてもよい。
また、上記実施形態では、第1孔部(孔部76)の数と、第2孔部(孔部96)の数は等しい例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1孔部(孔部76)の数が、第2孔部(孔部96)の数よりも多くてもよい。また、第1孔部(孔部76)の数が、第2孔部(孔部96)の数よりも少なくてもよい。
また、上記実施形態では、第1孔部(孔部76)および第2孔部(孔部96)は略円形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1孔部(孔部76)および第2孔部(孔部96)は円形状以外の形状(たとえばスリット形状)を有していてもよい。
また、上記実施形態では、吸気口側防水板71および排気口側防水板91の各々は、下方に傾斜している例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、吸気口側防水板71および排気口側防水板91の各々は、上方に傾斜していてもよい。
また、上記実施形態では、吸気口側防水ダクト(吸気口側防水ダクト70および吸気口側防水ダクト72)および排気口側防水ダクト(排気口側防水ダクト90および排気口側防水ダクト92)の両方が設けられる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、吸気口側防水ダクト(吸気口側防水ダクト70および吸気口側防水ダクト72)のみが設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、第1排気口側防水ダクト(排気口側防水ダクト90)および第2排気口側防水ダクト(排気口側防水ダクト92)の両方が設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1排気口側防水ダクト(排気口側防水ダクト90)および第2排気口側防水ダクト(排気口側防水ダクト92)のいずれか一方のみが設けられていてもよい。
1 半導体電力変換器(電力変換器)
2 筐体
3 吸気口
4 排気口
5 冷却フィン(放熱部材)
6 風路
7 吸気口側防水構造部
8 冷却ファン
9 排気口側防水構造部
20 側面(一方側面)
21 側面(他方側面)
60 内部風路
61 吸気口側風路
62 排気口側風路
70 吸気口側防水ダクト(第1吸気口側防水ダクト)(吸気口側防水ダクト)
71 吸気口側防水板
72 吸気口側防水ダクト(第2吸気口側防水ダクト)(吸気口側防水ダクト)
73 壁部(第1壁部)
75 吸気口側傾斜面
76 孔部(第1孔部)
90 排気口側防水ダクト(第1排気口側防水ダクト)(排気口側防水ダクト)
91 排気口側防水板
92 排気口側防水ダクト(第2排気口側防水ダクト)(排気口側防水ダクト)
93 壁部(第2壁部)
95 排気口側傾斜面
96 孔部(第2孔部)
100 屋外盤

Claims (12)

  1. 内部に電力変換器を格納した筐体と、
    前記筐体の一方側面側に設けられ、外気を吸気する吸気口と、
    前記筐体の他方側面側に設けられ、前記吸気口から吸気された外気を排気する排気口と、
    前記吸気口と前記排気口との間に設けられ、前記吸気された外気が通過するように設けられた風路と、
    前記風路の内部に設けられ、前記吸気された外気によって前記電力変換器を冷却する放熱部材と、
    前記吸気口からの水分の侵入を抑制する吸気口側防水構造部と、を備え
    前記吸気口側防水構造部は、前記筐体に対して前記一方側面の外側に突出するとともに前記吸気口を一体的に含む第1吸気口側防水ダクトと、前記第1吸気口側防水ダクトの前記筐体に対して前記一方側面の内部側に隣接して配置された第2吸気口側防水ダクトと、を含み、
    前記第2吸気口側防水ダクトには、前記吸気口から侵入した水分が前記吸気口が設けられる前記第1吸気口側防水ダクトの下面に向かって移動するように傾斜する吸気口側傾斜面が前記第2吸気口側防水ダクトの底面に設けられている、屋外盤。
  2. 前記吸気口側防水構造部は、前記第1吸気口側防水ダクト内に前記吸気口から侵入した水分が前記第1吸気口側防水ダクト内へ移動するのを遮るように設けられた吸気口側防水板を含む、請求項1に記載の屋外盤。
  3. 記吸気口側防水板は、前記吸気口から侵入した水分が上方へ移動するのを遮るように配置されている、請求項2に記載の屋外盤。
  4. 前記吸気口側防水構造部は、前記第2吸気口側防水ダクトの内部に設けられ、前記吸気された外気を前記排気口に送風する冷却ファンを、請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋外盤。
  5. 前記第1吸気口側防水ダクトと前記第2吸気口側防水ダクトとの間の第1壁部には、前記吸気口側傾斜面に沿って移動した水分が前記第1吸気口側防水ダクト側に通過可能な第1孔部が設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の屋外盤。
  6. 前記筐体に対して前記他方側面の外側に突出するとともに前記排気口を一体的に含む第1排気口側防水ダクトと、前記第1排気口側防水ダクト内に前記排気口から侵入した水分の前記筐体内への移動を遮るように設けられた排気口側防水板とを含む排気口側防水構造部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の屋外盤。
  7. 前記排気口は、前記第1排気口側防水ダクトの下面に設けられ、
    前記排気口側防水板は、前記排気口から侵入した水分が上方へ移動するのを遮るように配置されている、請求項6に記載の屋外盤。
  8. 前記排気口側防水構造部は、前記第1排気口側防水ダクトの前記筐体に対して前記他方側面の内側に隣接して配置された第2排気口側防水ダクトを含み、
    前記第2排気口側防水ダクトは、前記第2排気口側防水ダクト内に侵入した水分が前記排気口側に向かって移動するように傾斜する排気口側傾斜面が底面に設けられている、請求項6または7に記載の屋外盤。
  9. 前記第1排気口側防水ダクトと前記第2排気口側防水ダクトとの間の第2壁部には、前記排気口側傾斜面に沿って移動した水分が前記第1排気口側防水ダクト側に通過可能な第2孔部が設けられている、請求項8に記載の屋外盤。
  10. 前記吸気口側防水構造部は、前記筐体の前記一方側面側に設けられた吸気口側防水ダクトを含み、
    前記排気口側防水構造部は、前記筐体の前記一方側面側に対向する前記他方側面側に設けられた排気口側防水ダクトを含み、
    前記吸気口側防水ダクト、前記排気口側防水ダクト、および、前記風路の各々は、前記筐体の上部近傍に位置している、請求項6〜9のいずれか1項に記載の屋外盤。
  11. 前記風路は、略直線状に形成されている、請求項10に記載の屋外盤。
  12. 前記一方側面または前記他方側面と直交する方向から見て、前記吸気口側防水ダクトおよび前記排気口側防水ダクトは、前記吸気口側防水ダクトおよび前記排気口側防水ダクトの少なくとも一部が重なるように配置されている、請求項11に記載の屋外盤。
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