JP6269643B2 - 産業機器システム、産業機器、端末装置、サーバ及び産業機器のパラメータ編集方法 - Google Patents

産業機器システム、産業機器、端末装置、サーバ及び産業機器のパラメータ編集方法 Download PDF

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Description

開示の実施形態は、産業機器システム、産業機器、端末装置、サーバ及び産業機器のパラメータ編集方法に関する。
従来、産業機器に接続されたエンジニアリングツールを用いて、産業機器に設定されたパラメータの編集作業を行うシステムが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−229359号公報
しかしながら、上述した従来技術には、パラメータの編集作業をより効率化させるうえで更なる改善の余地がある。
実施形態の一態様は、パラメータの編集作業の効率化を図ることができる産業機器システム、産業機器、端末装置、サーバ及び産業機器のパラメータ編集方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る産業機器システムは、1又は2以上の産業機器と、1又は2以上の端末装置とを備える。産業機器は、複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する。端末装置は、産業機器と無線通信し、産業機器の複数のパラメータのうち少なくとも一部のパラメータを変更可能である。また、産業機器は、記憶部と、産業機器側選別部を備える。記憶部は、産業機器に設定可能な複数のアクセスレベルのうち産業機器に現在設定されているアクセスレベルを示すアクセスレベル情報を記憶する。産業機器側選別部は、複数のパラメータのうち端末装置で変更可能なパラメータを、記憶部に記憶されたアクセスレベル情報を用いて選別する。また、端末装置は、表示制御部を備える。表示制御部は、産業機器側選別部によって選別された変更可能なパラメータを表示部に表示させる。
実施形態の一態様によれば、パラメータの編集作業の効率化を図ることができる産業機器システム、産業機器、端末装置、サーバ及び産業機器のパラメータ編集方法を提供することができる。
図1は、産業機器システムによる処理例を示す図である。 図2は、端末装置の表示部に表示される画面例を示す図である。 図3は、実施形態に係る産業機器システムの構成例を示す図である。 図4は、端末装置の構成例を示す図である。 図5は、産業機器の構成例を示す図である。 図6は、第1フィルタリング情報の一例を示す図である。 図7は、第2フィルタリング情報の一例を示す図である。 図8は、レベル変更情報の一例を示す図である。 図9は、サーバの構成例を示す図である。 図10は、パラメータの変更履歴の一例を示す図である。 図11は、変更履歴の特定処理の一例を示す図である。 図12は、支援情報に基づいて端末装置の表示部に表示される支援画面の一例を示す図である。 図13は、支援画面の他の一例を示す図である。 図14は、異常対応情報生成処理の一例を示す図である。 図15は、産業機器システムにおける各装置の処理の流れの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する産業機器システム、産業機器、端末装置、サーバ及び産業機器のパラメータ編集方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.産業機器システム]
図1は、産業機器システムによる処理例を示す図である。また、図2は、端末装置の表示部に表示される画面例を示す図である。
図1に示すように、産業機器システム1は、端末装置10と、産業機器20と、制御対象機器28と、サーバ30とを含む。
端末装置10は、産業機器20及びサーバ30と無線通信により接続される。産業機器20は、複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器28の動作を制御する。サーバ30は、産業機器20のパラメータのバックアップデータや変更履歴等を管理する。
かかる産業機器システム1では、産業機器20からのパラメータの読出、読み出したパラメータの変更、及び、変更後のパラメータの産業機器20への書込といった一連のパラメータ編集作業を端末装置10により行う。
たとえば、端末装置10の表示部には、図2に示すようなメニュー画面2が表示される。端末装置10は、メニュー画面2に表示されるパラメータ一覧ボタンB1がユーザによって押下された場合に、産業機器20に対してパラメータの読出要求を送信する。このとき、端末装置10は、たとえば、産業機器20に記憶された全てのパラメータの一括読出要求を産業機器20に送信する。
つづいて、産業機器20は、端末装置10からの読出要求に応じて、記憶部に記憶されたパラメータを端末装置10へ送信する。
ここで、産業機器20には多数のパラメータが存在する。このため、産業機器20に記憶された全てのパラメータを端末装置10に提供してパラメータ編集を行わせることとすると、端末装置10のユーザは、変更したいパラメータを探すのに時間がかかったり、パラメータの変更漏れが生じたりするおそれがある。
一方、産業機器20には、制御対象機器28の動作を制御するための複数の制御モードが存在する。各制御モードに必要なパラメータは、制御モードごとに異なるため、産業機器20に記憶される複数のパラメータの中には、産業機器20に現在設定されている制御モードにおいて変更不要なパラメータも存在する。
そこで、産業機器20は、記憶部に記憶された複数のパラメータのうち端末装置10で変更可能なパラメータを、現在設定されている制御モードに応じて選別する処理を行う。
たとえば、複数の制御モード1,2,3,・・・が存在し、そのうち制御モード1が産業機器20に設定されているとする。この場合、産業機器20は、制御モード1に対応するパラメータ(たとえば、パラメータA、パラメータC、パラメータH、・・・)を、端末装置10で変更可能なパラメータとして選別する。そして、産業機器20は、選別したパラメータA、パラメータC、パラメータH、・・・を端末装置10へ送信する。
端末装置10は、産業機器20から取得したパラメータを表示部に表示させる。これにより、図2に示すように、端末装置10のパラメータ一覧画面3には、制御モード1において端末装置10が変更可能なパラメータA、パラメータC、パラメータH、・・・がリスト形式で表示される。
このように、産業機器20は、産業機器20に記憶された複数のパラメータを産業機器20に設定されている制御モードに応じて選別したうえで端末装置10に提供する。これにより、ユーザに提供されるパラメータの数を絞り込むことができ、変更したいパラメータが探しやすくなり、変更漏れが生じ難くなることから、パラメータ編集を効率化することができる。また、パラメータの数を絞ったうえで端末装置10へ送信することで、端末装置10側でパラメータの選別を行う場合と比較して無線通信の通信量を削減することができる。また、一般ユーザに知られたくないパラメータが端末装置10に記憶されることを防止することもできる。
また、端末装置10は、産業機器20から読み出されたパラメータを変更する操作をユーザから受け付けた場合に、変更後のパラメータの書込要求を産業機器20に対して送信する。
たとえば、図2に示すパラメータ一覧画面3において、パラメータCの欄B2が選択され、変更ボタンB3が押下されると、パラメータCの編集画面(図示せず)へ遷移する。端末装置10は、パラメータCの編集画面において、たとえば、パラメータCを「ccc」から「ddd」へ変更する操作を受け付けると、パラメータCを「ddd」へ変更すべき旨の書込要求を産業機器20に対して送信する。そして、産業機器20は、端末装置10から受信した書込要求に従い、記憶部に記憶されたパラメータCを「ccc」から「ddd」へ変更する。
さらに、産業機器システム1では、サーバ30に蓄積された情報を用い、上述した端末装置10によるパラメータ編集を支援することができる。
たとえば、端末装置10は、産業機器20に対してパラメータの書き込みを行った場合に、パラメータの変更情報をサーバ30へ送信する。サーバ30は、端末装置10から変更情報を取得して、変更履歴として記憶部に記憶させる。なお、サーバ30は、図1に示す端末装置10だけでなく、他の端末装置からも変更情報を収集して変更履歴として記憶することができる。
そして、サーバ30は、記憶部に記憶された複数の変更履歴に基づき、端末装置10によるパラメータ編集を支援する支援情報を生成して、端末装置10へ送信する。
たとえば、端末装置10によってパラメータCが変更されたとする。この場合、サーバ30は、パラメータCに関連するパラメータ、たとえば、パラメータCとともに変更される可能性の高いパラメータ(ここでは、パラメータHとする)を記憶部に記憶された複数の変更履歴から特定する。そして、サーバ30は、パラメータHの変更を促す支援情報を生成する。
端末装置10は、かかる支援情報に基づき、たとえば図2に示すように、パラメータCの変更結果画面4に対して、パラメータHの変更を促す支援画面5をポップアップ表示させる。なお、端末装置10は、支援画面5のYesボタンB4が押下された場合に、パラメータHの編集画面を表示部に表示させるようにしてもよい。
このように、産業機器システム1によれば、変更されたパラメータに関連するパラメータの情報を端末装置10に提供することで、たとえば複数のパラメータを変更する必要がある場合に、パラメータの変更漏れを抑制することができる。また、パラメータ編集に慣れていないユーザ等でも、パラメータ編集を容易に行うことができる。
[2.産業機器システムの構成例]
次に、上述した産業機器システム1の構成例について説明する。図3は、実施形態に係る産業機器システム1の構成例を示す図である。
図3に示すように、産業機器システム1は、複数の端末装置10と、複数の産業機器20と、複数の制御対象機器28と、サーバ30とを含む。
端末装置10は、たとえば、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末である。端末装置10は、Bluetooth(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を用いて産業機器20と接続することができる。
また、端末装置10は、3G(Generation)、4G(Generation)、LTE(Long Term Evolution)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)等の無線通信を用いてネットワークNに接続し、ネットワークN経由でサーバ30に接続する。
なお、実施形態では、端末装置10が携帯端末であるものとして説明するが、端末装置10は、携帯端末に限らず、たとえばデスクトップPC(Personal Computer)等であってもよい。
産業機器20は、たとえば、インバータ装置、コンバータ装置、サーボモータ制御装置等の電力変換装置であり、制御対象機器28は、サーボモータ等の電動機や発電機といった回転電機である。
かかる産業機器20は、複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器28の動作を制御する。たとえば、産業機器20としてのインバータ装置は、「ベクトル制御」や「V/f制御」等の制御モードを有する。
なお、実施形態では、産業機器20が電力変換装置であるものとして説明するが、産業機器20は、電力変換装置に限定されるものではなく、たとえば、制御対象機器28であるロボットの動作を制御するロボット制御装置であってもよい。
サーバ30は、産業機器システム1における各種の情報を管理する。たとえば、サーバ30は、産業機器20のパラメータのバックアップデータを端末装置10から取得して記憶したり、記憶したバックアップデータを端末装置10へ送信したりする。また、サーバ30は、蓄積した情報に基づき、端末装置10によるパラメータ編集を支援する支援情報や、産業機器20に生じた異常を解消するためのパラメータの変更内容を示す異常対応情報を生成する。
[2−1.端末装置]
次に、端末装置10の構成例について図4を参照して説明する。図4は、端末装置10の構成例を示す図である。なお、端末装置10が有する各構成要素同士の接続関係は、図4において矢印で示した接続関係に限定されるものではない。
図4に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、操作部13と、撮像部14と、制御部15と、記憶部16とを備える。
制御部15は、入力受付部151と、認証処理部152と、接続処理部153と、パラメータ管理部154と、表示制御部155とを備える。パラメータ管理部154は、読出処理部154aと、書込処理部154cと、バックアップ処理部154dと、リストア処理部154eと、パラメータ抽出部154fとを備える。また、記憶部16は、ログイン情報161と、接続状態情報162と、バックアップデータ群164と、お気に入り情報群165とを記憶する。
通信部11は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、第1通信部111と、第2通信部112とを備える。第1通信部111は、産業機器20との間で近距離無線通信による情報の送受信を行う。第2通信部112は、サーバ30との間でネットワークNを介した無線通信による情報の送受信を行う。
表示部12は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、各種情報を表示する。なお、実施形態では、表示部12がタッチパネル式のディスプレイであるものとするが、表示部12は、必ずしもタッチパネル式であることを要しない。
操作部13は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。実施形態では、操作部13がタッチパネルであり、表示部12と一体に構成されるものとするが、操作部13は、キーボードやマウス等によって実現されてもよい。
撮像部14は、たとえばカメラであり、被写体を撮像して、その画像データをパラメータ抽出部154fへ出力する。
制御部15は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。かかるマイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、後述する制御を実現する。
入力受付部151、認証処理部152、接続処理部153、パラメータ管理部154及び表示制御部155は、たとえば、上記CPUが上記プログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、入力受付部151、認証処理部152、接続処理部153、パラメータ管理部154及び表示制御部155は、それぞれ一部又は全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
[2−1−1.入力受付部]
入力受付部151は、表示部12に表示された画面への入力操作の情報を操作部13から取得して認証処理部152、接続処理部153、パラメータ管理部154又は表示制御部155へ渡す処理を行う。
たとえば、入力受付部151は、表示部12にログイン画面が表示されている場合に、ユーザによってユーザの識別情報(以下、ユーザIDと記載する)及びパスワードが入力されると、ユーザID及びパスワードの入力情報を認証処理部152へ渡す。
[2−1−2.認証処理部]
認証処理部152は、サーバ30との間でユーザの認証処理を行う。たとえば、認証処理部152は、ユーザID及びパスワードの入力情報を取得した場合に、取得した入力情報をサーバ30へ送信する。また、認証処理部152は、ユーザの認証結果をサーバ30から取得すると、ユーザID、ログイン日時等を含んだログイン情報161を記憶部16に記憶させる。
なお、端末装置10は、ユーザがサーバ30によって認証されることで、サーバ30との連携、たとえば、サーバ30に対するバックアップデータのアップロード及びダウンロードや、サーバ30からの支援情報や異常対応情報の取得が可能となるものとする。しかし、これに限らず、サーバ30は、産業機器システム1を利用する全ての端末装置10に対し、バックアップデータのアップロード及びダウンロードを許可してもよいし、支援情報や異常対応情報の提供を行ってもよい。
[2−1−3.接続処理部]
接続処理部153は、産業機器20との無線通信接続を確立させるための接続要求を産業機器20へ送信する。接続要求には、たとえば、端末装置の識別情報(以下、端末IDと記載する)やユーザID等が含まれる。接続処理部153は、産業機器20との無線通信接続が確立すると、接続先である産業機器20の識別情報(以下、産業機器IDと記載する)、接続日時等を含んだ接続状態情報162を記憶部16に記憶させる。
ところで、Bluetooth(登録商標)のような近距離無線通信は、通信エリアが比較的狭いため、端末装置10による産業機器20のパラメータ編集作業中に、端末装置10と産業機器20との接続状態が意図せず切断されてしまう可能性がある。
そこで、端末装置10は、接続処理部153により、第1通信部111を用いた近距離無線通信の電波強度を監視し、電波強度が閾値を下回った場合に、表示制御部155により、所定の報知情報を表示部12に表示させるようにしてもよい。これにより、端末装置10と産業機器20との接続状態が意図せず切断される事態を生じ難くすることができる。なお、報知情報としては、文字情報の他、図形等の情報であってもよい。
[2−1−4.読出処理部]
読出処理部154aは、産業機器20に対してパラメータの読出要求を送信する。たとえば、産業機器20に記憶された全てのパラメータを読み出す一括読出がユーザによって選択された場合、読出処理部154aは、産業機器20に対して一括読出要求を送信する。
また、読出処理部154aは、操作部13への入力操作に応じて、産業機器20に要求するパラメータを選別する端末側選別部154bを備える。
たとえば、端末側選別部154bは、操作部13に対してキーワードの入力操作がなされた場合に、入力されたキーワードに対応するパラメータ、たとえば、そのキーワードを名称に含むパラメータを読出対象として選別する。
また、端末側選別部154bは、記憶部16に記憶されたお気に入り情報群165の中からいずれか1つのお気に入り情報を選択する操作がなされた場合に、選択されたお気に入り情報に含まれるパラメータを読出対象として選別する。
そして、読出処理部154aは、端末側選別部154bによって選別されたパラメータの読出要求を産業機器20に対して送信する。
このように、端末側選別部154bは、「キーワード検索」や「お気に入り情報」により、読出対象とするパラメータの選別を行う。これにより、産業機器20から端末装置10に提供されるパラメータの数を絞ることができるため、通信量を削減することができる。
また、読出処理部154aは、産業機器20からパラメータを取得すると、取得したパラメータを表示制御部155へ渡し、表示制御部155は、読出処理部154aから受け取ったパラメータを表示部12にリスト表示させる。
[2−1−5.書込処理部]
書込処理部154cは、読出処理部154aによって産業機器20から読み出されたパラメータのうち何れかのパラメータが、操作部13への入力操作によって変更された場合に、変更されたパラメータの識別番号(以下、パラメータ番号と記載する)と、そのパラメータの変更後の値とを含む書込要求を産業機器20に対して送信する。
また、書込処理部154cは、上記書込要求によって産業機器20の該当するパラメータが変更されると、パラメータの変更内容を示す変更情報をサーバ30へ送信する。なお、変更情報には、たとえば、変更日時、産業機器ID、パラメータ番号、変更前後のパラメータの値、端末ID、ユーザID等が含まれる。
また、書込処理部154cは、産業機器20に対して適用情報の設定要求を送信することもできる。ここで、適用情報とは、産業機器20の適用に関する情報であり、たとえば、「給水ポンプ用」、「コンベア用」、「給排気ファン用」、「コンプレッサ用」などがある。そして、産業機器20に適用情報が設定されると、書込処理部154cは、設定した適用情報を産業機器ID、端末ID及びユーザID等とともにサーバ30へ送信する。
[2−1−6.バックアップ処理部]
バックアップ処理部154dは、産業機器20に記憶された複数のパラメータのバックアップデータを産業機器20から取得し、取得したバックアップデータを記憶部16に記憶させる。
ここで、バックアップ処理部154dは、産業機器20に記憶された複数のパラメータの初期値からの差分値を含んだバックアップデータを産業機器20から取得する。
これにより、パラメータの値そのものを取得する場合と比較してバックアップデータのデータ量が削減されるため、バックアップ処理の通信量や記憶部16の容量を削減することができる。
バックアップ処理部154dは、産業機器20からバックアップデータを取得すると、取得したバックアップデータに対し、バックアップ日時、産業機器ID、端末ID及びユーザID等を追加して記憶部16に記憶する。
なお、バックアップ処理部154dは、産業機器20に記憶された全てのパラメータを含むバックアップデータを産業機器20に要求するものとする。しかし、これに限らず、バックアップ処理部154dは、産業機器20に記憶された全パラメータのうち一部のパラメータ、たとえば端末側選別部154bによって選別されたパラメータのみを含むバックアップデータを産業機器20に要求するようにしてもよい。
また、バックアップ処理部154dは、記憶部16に記憶されたバックアップデータをサーバ30へ送信(アップロード)することもできる。
[2−1−7.リストア処理部]
リストア処理部154eは、記憶部16に記憶されたバックアップデータ又はサーバ30の記憶部33(図9参照)に記憶されたバックアップデータを用いて産業機器20をリストアする。
具体的には、バックアップデータには、上述したように、パラメータの初期値からの差分値が含まれる。リストア処理部154eは、バックアップデータに含まれる差分値のうち、産業機器20の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの差分値を含んだリストア要求を産業機器20に送信する。
電力変換装置である産業機器20は、産業機器20ごとに定格容量(kVA)が異なる場合がある。リストア処理部154eは、産業機器20の容量に依存するパラメータを書込対象から除外することで、ある産業機器20のバックアップデータをその産業機器20とは容量の異なる他の産業機器20へ書き込む場合に、不具合を生じ難くすることができる。
なお、端末装置10は、たとえば、産業機器20の容量に依存するパラメータのリストを記憶部16に記憶しておき、かかるリストを用いて、バックアップデータに含まれるパラメータから産業機器20の容量に依存するパラメータを除外することができる。
また、リストア処理部154eは、第1のリストアモードと、第2のリストアモードとを備える。第1のリストアモードは、バックアップデータに含まれる差分値のうち、産業機器20の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの差分値を含んだリストア要求を産業機器20に送信するモードである。また、第2のリストアモードは、バックアップデータに含まれる差分値を全て含んだリストア要求を産業機器20に送信するモードである。
リストア処理部154eは、第1のリストアモード及び第2のリストアモードの何れか一方を操作部13への入力操作に応じて選択する。これにより、ある産業機器20のバックアップデータをその産業機器20と同じ容量の産業機器20へ書き込む場合に、容量に依存するパラメータを含む全パラメータを書き込むことができる。
[2−1−8.パラメータ抽出部]
パラメータ抽出部154fは、端末装置10で変更可能なパラメータのうち、制御対象機器28に関連するパラメータを制御対象機器28の撮像画像から抽出する。
たとえば、制御対象機器28がモータである場合、モータの種別や容量などのパラメータがモータに表示される場合がある。パラメータ抽出部154fは、制御対象機器28の撮像画像を撮像部14から取得すると、取得した撮像画像に対してOCR(Optical Character Recognition)等の文字認識処理を行うことにより、モータの種別や容量などのパラメータを抽出する。そして、パラメータ抽出部154fは、抽出したパラメータを書込処理部154cへ渡し、書込処理部154cは、パラメータ抽出部154fによって抽出されたパラメータの書込要求を産業機器20に送信する。
このように、制御対象機器28に関連するパラメータをその制御対象機器28の撮像画像から抽出して産業機器20に書き込むことで、制御対象機器28に関連するパラメータの編集作業を簡略化することができる。
[2−1−9.表示制御部]
表示制御部155は、各種情報を表示部12に表示させる。たとえば、表示制御部155は、産業機器20から読み出されたパラメータをリスト形式で表示部12に表示させる。
[2−1−10.記憶部]
記憶部16は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部16は、ログイン情報161、接続状態情報162、バックアップデータ群164及びお気に入り情報群165を記憶する。
ログイン情報161は、ユーザIDやログイン日時等を含んだ情報である。接続状態情報162は、接続先である産業機器20の産業機器IDや接続日時等を含んだ情報である。バックアップデータ群164は、複数のバックアップデータを含む。バックアップデータは、産業機器20に記憶された複数のパラメータの初期値からの差分値、バックアップ日時、産業機器ID、端末ID、ユーザID等を含んだデータである。お気に入り情報群165は、複数のお気に入り情報を含む。お気に入り情報は、ユーザによって過去に登録された1又は2以上のパラメータを含む情報である。
[2−2.産業機器]
次に、産業機器20の構成例について図5を参照して説明する。図5は、産業機器20の構成例を示す図である。なお、図5には、電力変換装置としての産業機器20の構成例を示している。また、産業機器20が有する各構成要素同士の接続関係は、図5において矢印で示した接続関係に限定されるものではない。
図5に示すように、産業機器20は、通信部21と、インジケータ22と、電力変換部23と、制御部24と、記憶部25とを備える。
制御部24は、接続処理部241と、発光処理部242と、パラメータ管理部243と、動作制御部244と、異常検出部245とを備える。パラメータ管理部243は、産業機器側選別部243aと、パラメータ送信部243bと、アクセスレベル変更部243cと、パラメータ変更部243dと、バックアップ処理部243eと、リストア処理部243fとを備える。
記憶部25は、接続状態情報251と、フィルタリング情報252と、レベル変更情報253と、設定情報254とを記憶する。また、フィルタリング情報252は、第1フィルタリング情報252aと、第2フィルタリング情報252bとを含む。設定情報254は、制御モード情報254aと、アクセスレベル情報254bと、複数のパラメータを含むパラメータ群254cと、適用情報254dとを含む。
通信部21は、たとえば、NIC等によって実現される。通信部21は、端末装置10との間で近距離無線通信による情報の送受信を行う。
インジケータ22は、たとえば、1又は2以上のランプを含んで構成される。ランプは、たとえば、LED(Light Emitted Diode)等で構成される。かかるインジケータ22は、発光処理部242の制御に従ってランプを点灯又は点滅させる。
電力変換部23は、たとえば複数のスイッチング素子を含んで構成される。スイッチング素子は、たとえば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチング素子である。電力変換部23は、スイッチング素子をスイッチングすることによって電源29から供給される電力を変換することで、制御対象機器28である回転電機の動作を制御する。
なお、電力変換部23は、上記の構成に限定されるものではなく、回転電機を駆動するための交流電力を出力することができる構成であればよい。
制御部24は、たとえば、CPU、ROM、RAM、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。かかるマイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、後述する制御を実現する。
発光処理部242、接続処理部241及びパラメータ管理部243は、たとえば、上記CPUが上記プログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、発光処理部242、接続処理部241及びパラメータ管理部243は、それぞれ一部又は全部がASICやFPGA等のハードウェアで構成されてもよい。
[2−2−1.接続処理部]
接続処理部241は、端末装置10から接続要求を受信した場合に、端末装置10との近距離無線通信を確立させる処理を行う。たとえば、接続処理部241は、所定の接続処理を行った後、端末装置10との無線通信接続が確立されたことを示す接続結果を端末装置10へ送信する。これにより、端末装置10との近距離無線通信が確立される。なお、接続結果には、産業機器ID等が含まれる。
接続処理部241は、端末装置10との無線通信接続を確立させると、接続先である端末ID、ユーザID、接続日時等を含んだ接続状態情報251を記憶部25に記憶させる。
なお、接続処理部241は、端末装置10との無線通信接続を確立させると、発光処理部242に対してインジケータ22の発光を指示する。また、接続処理部241は、端末装置10との無線通信接続が切断された場合に、記憶部25に記憶された接続状態情報251を削除する。
[2−2−2.発光処理部]
発光処理部242は、接続処理部241からの指示に従ってインジケータ22のランプを発光させる。すなわち、発光処理部242は、接続処理部241によって端末装置10との無線通信接続が確立された場合に、インジケータ22のランプを発光させる。
これにより、たとえば、複数台の産業機器20が近接して設置されている場合に、接続先となる産業機器20を端末装置10のユーザに容易に把握させることができる。
なお、発光処理部242は、端末装置10との無線通信接続が確立する前、すなわち端末装置10との接続処理中に、インジケータ22を光らせてもよい。これにより、接続先となる産業機器20を端末装置10のユーザにいち早く把握させることができる。
[2−2−3.産業機器側選別部]
産業機器側選別部243aは、記憶部25にパラメータ群254cとして記憶されている複数のパラメータのうち端末装置10で変更可能なパラメータを、自装置に設定された制御モードに応じて選別する選別処理を行う。
たとえば、産業機器側選別部243aは、記憶部25に記憶された制御モード情報254aと、第1フィルタリング情報252aとを用いて上記選別処理を行うことができる。
制御モード情報254aは、産業機器20に設定可能な複数の制御モードのうち、産業機器20に現在設定されている制御モードを示す情報である。ここで、制御モードとは、制御対象機器28の制御方法に関する情報であり、たとえば、「ベクトル制御」や「V/f制御」等が存在する。第1フィルタリング情報252aは、制御モードと、各制御モードに対応するパラメータとを関連付けた情報である。
ここで、第1フィルタリング情報252aの一例について図6を参照して説明する。図6は、第1フィルタリング情報252aの一例を示す図である。
図6に示すように、第1フィルタリング情報252aは、「制御モード」項目と、「パラメータ」項目とを含む。「制御モード」項目には、各制御モードを識別する情報が格納される。「パラメータ」項目には、各制御モードに対応するパラメータ、たとえば、その制御モードで使用されるパラメータを識別する情報が格納される。たとえば、「制御モード1」には、対応するパラメータとして、パラメータA、パラメータC、パラメータD、パラメータH、・・・が格納される。
なお、図6では、理解を容易にするために、「制御モード」項目及び「パラメータ」項目に、それぞれ制御モード及びパラメータの名称が格納される場合の例を示したが、「制御モード」項目及び「パラメータ」項目には、たとえば識別番号など、制御モードやパラメータを識別可能な情報が格納されていればよい。また、第1フィルタリング情報252aは、パラメータごとに、対応する1又は2以上の制御モードを関連付けた情報であってもよい。
産業機器側選別部243aは、端末装置10からパラメータの読出要求を受信した場合に、現在の制御モードに対応するパラメータを制御モード情報254a及び第1フィルタリング情報252aを用いて特定する。たとえば、現在の制御モードが「制御モード1」である場合、産業機器側選別部243aは、「制御モード1」に対応するパラメータA、パラメータC、パラメータD、パラメータH、・・・を特定する。
そして、産業機器側選別部243aは、読出要求によって読み出しが要求されたパラメータのうち、制御モード情報254a及び第1フィルタリング情報252aを用いて特定したパラメータを記憶部25に記憶されたパラメータ群254cから抽出して、パラメータ送信部243bへ渡す。
たとえば、全パラメータの一括読出が要求された場合には、パラメータA、パラメータC、パラメータD、パラメータH、・・・をパラメータ群254cから抽出して、パラメータ送信部243bへ渡す。また、端末装置10の端末側選別部154bによってパラメータA、パラメータB及びパラメータCが選別されていた場合には、パラメータA及びパラメータCをパラメータ群254cから抽出して、パラメータ送信部243bへ渡す。
産業機器側選別部243aは、複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のアクセスレベルのうち設定されたアクセスレベルとに応じて、端末装置10で変更可能なパラメータを選別することもできる。
かかる場合、産業機器側選別部243aは、アクセスレベル情報254bと、第2フィルタリング情報252bとをさらに用いてパラメータの選別処理を行う。アクセスレベル情報254bは、産業機器20に設定可能な複数のアクセスレベルのうち、産業機器20に現在設定されているアクセスレベルを示す情報である。第2フィルタリング情報252bは、アクセスレベルと、各アクセスレベルに対応するパラメータとを関連付けた情報である。
ここで、第2フィルタリング情報252bの一例について図7を参照して説明する。図7は、第2フィルタリング情報252bの一例を示す図である。
図7に示すように、第2フィルタリング情報252bは、「アクセスレベル」項目と、「パラメータ」項目とを含む。「アクセスレベル」項目には、各アクセスレベルを識別する情報が格納される。「パラメータ」項目には、各アクセスレベルに対応するパラメータを識別する情報が格納される。たとえば、「アクセスレベル1」には、対応するパラメータとして、パラメータA、パラメータH、・・・が格納される。
なお、第1フィルタリング情報252aと同様、「アクセスレベル」項目及び「パラメータ」項目には、たとえば識別番号など、アクセスレベルやパラメータを識別可能な情報が格納されていればよい。また、第2フィルタリング情報252bは、パラメータごとに、対応する1又は2以上のアクセスレベルを関連付けた情報であってもよい。
産業機器側選別部243aは、端末装置10からパラメータの読出要求を受信した場合に、現在の制御モードに対応し、かつ、現在のアクセスレベルに対応するパラメータを、制御モード情報254a、アクセスレベル情報254b、第1フィルタリング情報252a及び第2フィルタリング情報252bを用いて特定する。
たとえば、現在の制御モードが「制御モード1」であり、現在のアクセスレベルが「アクセスレベル1」である場合、産業機器側選別部243aは、「制御モード1」に対応し、かつ、「アクセスレベル1」に対応するパラメータA、パラメータH、・・・を特定する。
そして、産業機器側選別部243aは、読出要求によって読み出しが要求されたパラメータのうち、制御モード情報254a及び第1フィルタリング情報252aを用いて特定したパラメータを記憶部25に記憶されたパラメータ群254cから抽出して、パラメータ送信部243bへ渡す。
なお、産業機器側選別部243aによる選別処理は、上記の例に限定されない。たとえば、産業機器側選別部243aは、複数のパラメータが従属関係を有する場合に、上位パラメータが、端末装置で変更可能なパラメータとして選別されたことを条件として、その上位パラメータに従属する下位パラメータを端末装置で変更可能なパラメータとして選別するようにしてもよい。
[2−2−4.パラメータ送信部]
パラメータ送信部243bは、産業機器側選別部243aによって選別されたパラメータのリストを端末装置10へ無線通信により送信する。
[2−2−5.アクセスレベル変更部]
アクセスレベル変更部243cは、端末装置10から取得した端末IDに応じて、現在設定されているアクセスレベルを変更する。
たとえば、アクセスレベル変更部243cは、記憶部25に記憶された接続状態情報251から現在接続中の端末装置10の端末IDを特定し、特定した端末IDと、レベル変更情報253とを用いてアクセスレベルを変更する。レベル変更情報253は、端末IDとアクセスレベルとを関連付けた情報である。
そして、アクセスレベル変更部243cは、特定した端末IDに対応するアクセスレベルが、現在のアクセスレベルと異なる場合に、記憶部25に記憶されたアクセスレベル情報254bを更新することで、現在のアクセスレベルを、特定した端末IDに対応するアクセスレベルに変更する。
たとえば、現在のアクセスレベルが「アクセスレベル1」であり、端末IDに対応するアクセスレベルが「アクセスレベル2」である場合、アクセスレベル変更部243cは、アクセスレベルを「アクセスレベル1」から「アクセスレベル2」へ変更する。これにより、産業機器側選別部243aは、アクセスレベル2に対応するパラメータを端末装置10で変更可能なパラメータとして選別できるようになり、アクセスレベル1のままでは除外されるパラメータBやパラメータDを端末装置10で変更可能なパラメータとして選別することができるようになる。
なお、上記の例では、アクセスレベル変更部243cが、端末IDに応じてアクセスレベルを変更することとしたが、アクセスレベル変更部243cは、ユーザIDに応じてアクセスレベルを変更してもよい。
この場合、産業機器20は、ユーザIDとアクセスレベルとを関連付けた情報をレベル変更情報253として記憶部25に記憶しておけばよい。また、アクセスレベル変更部243cは、記憶部25に記憶された接続状態情報251を参照することによりユーザIDを特定し、特定したユーザIDと、レベル変更情報253とを用いてアクセスレベルを変更すればよい。
さらに、アクセスレベル変更部243cは、端末ID及びユーザIDに応じてアクセスレベルを変更するようにしてもよい。この場合、産業機器20は、たとえば、端末IDとユーザIDとアクセスレベルとを関連付けた情報をレベル変更情報253として記憶部25に記憶しておけばよい。
ここで、かかるレベル変更情報253の一例について図8を参照して説明する。図8は、レベル変更情報253の一例を示す図である。
図8に示すように、レベル変更情報253には、たとえば、端末ID「001」と、ユーザID「xx1」とアクセスレベル「アクセスレベル1」とが関連付けられている。また、レベル変更情報253には、端末ID「002」と、ユーザID「xx1」とアクセスレベル「アクセスレベル2」とが関連付けられている。
アクセスレベル変更部243cは、接続状態情報251から端末ID「001」及びユーザID「xx1」を特定した場合であって、現在のアクセスレベルが「アクセスレベル1」である場合には、アクセスレベルの変更を行わない。一方、アクセスレベル変更部243cは、接続状態情報251から端末ID「002」及びユーザID「xx1」を特定した場合であって、現在のアクセスレベルが「アクセスレベル1」である場合には、アクセスレベルを「アクセスレベル2」へ変更する。
このように、アクセスレベル変更部243cは、同一のユーザであっても、そのユーザが現在使用している端末装置10に応じて、変更後のアクセスレベルを異ならせることができる。
なお、レベル変更情報253は、記憶部25に予め記憶されていてもよいし、端末装置10、サーバ30その他の装置からネットワーク等を介して事後的に取得して記憶部25に記憶するようにしてもよい。
また、アクセスレベル変更部243cは、端末装置10との無線通信接続が切断された場合に、変更したアクセスレベルを変更前のアクセスレベルに戻す処理を行ってもよい。
[2−2−6.パラメータ変更部]
パラメータ変更部243dは、端末装置10から書込要求を受信した場合に、受信した書込要求に従って記憶部25に記憶されたパラメータを変更する。
また、パラメータ変更部243dは、端末装置10から適用情報の設定要求を受け付けた場合に、記憶部25に適用情報254dとして記憶させる処理も行う。
なお、パラメータ変更部243dは、記憶部25に記憶された適用情報254dに基づき、記憶部25に記憶された複数のパラメータを、適用情報254dに対応するパラメータに変更する。これにより、ユーザは、産業機器20の用途に応じた適切なパラメータ設定を容易に行うことができる。
[2−2−7.バックアップ処理部]
バックアップ処理部243eは、端末装置10からバックアップ要求を受信した場合に、記憶部25に記憶された複数のパラメータのバックアップデータを端末装置10へ送信する。
上述したように、バックアップ処理部243eは、記憶部25に記憶された複数のパラメータの初期値からの差分値を含んだバックアップデータを端末装置10へ送信する。これにより、パラメータの値そのものを取得する場合と比較してバックアップデータのデータ量を削減することができる。
[2−2−8.リストア処理部]
リストア処理部243fは、端末装置10からリストア要求を受信した場合に、受信したリストア要求に従って、記憶部25に記憶された複数のパラメータを更新する。
[2−2−9.動作制御部]
動作制御部244は、制御モード情報254aと、パラメータ群254cに含まれる複数のパラメータとに基づいて電力変換部23を制御することで、制御対象機器28である回転電機の動作を制御する。たとえば、動作制御部244は、「ベクトル制御」や「V/f制御」等の制御モードと、「周波数指令」や「加速時間」、「減速時間」、「停止方法」などの複数のパラメータに基づいて電力変換部23を制御する。
また、動作制御部244は、端末装置10との無線通信接続が切断された場合に、電力変換部23を制御して、制御対象機器28の動作を停止させる処理も行う。
このように、端末装置10との無線通信接続が切断された場合に、運転を停止させることにより、たとえば、制御対象機器28が制御不能状態で運転し続ける事態を回避することができる。
端末装置10との無線通信接続が切断されたか否かは、たとえば、記憶部25に接続状態情報251が記憶されているか否かにより判定することができる。なお、動作制御部244は、近距離無線通信の電波強度に基づき、端末装置10との無線通信接続が切断されたか否かを判定してもよい。
[2−2−10.異常検出部]
異常検出部245は、産業機器20に発生した異常を検出した場合に、検出した異常を識別する異常ID、異常の発生日時、産業機器ID等を含んだ異常情報を端末装置10へ送信する。なお、異常の内容としては、たとえば、トランジスタ過負荷異常、インバータ過負荷異常、電流オフセット異常などがある。
[2−2−11.記憶部]
記憶部25は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部25は、接続状態情報251と、第1フィルタリング情報252aと、第2フィルタリング情報252bと、レベル変更情報253と、制御モード情報254aと、アクセスレベル情報254bと、パラメータ群254cと、適用情報254dとを記憶する。
接続状態情報251は、接続先である端末ID、ユーザID、接続日時等を含んだ情報である。第1フィルタリング情報252aは、各制御モードと対応するパラメータとを関連付けた情報である。第2フィルタリング情報252bは、各アクセスレベルと、対応するパラメータとを関連付けた情報である。レベル変更情報253は、たとえば、アクセスレベルを端末ID及び/又はユーザIDと関連付けた情報である。適用情報254dは、産業機器20の適用に関する情報である。
制御モード情報254aは、産業機器20に設定可能な複数の制御モードのうち、産業機器20に現在設定されている制御モードを示す情報である。アクセスレベル情報254bは、産業機器20に設定可能な複数のアクセスレベルのうち、産業機器20に現在設定されているアクセスレベルを示す情報である。パラメータ群254cは、複数のパラメータを含んだ情報である。
[2−3.サーバ]
次に、サーバ30の構成例について図9を参照して説明する。図9は、サーバ30の構成例を示す図である。なお、サーバ30が有する各構成要素同士の接続関係は、図9において矢印で示した接続関係に限定されるものではない。
図9に示すように、サーバ30は、通信部31と、制御部32と、記憶部33とを備える。制御部32は、認証処理部321と、バックアップデータ管理部322と、収集部323と、情報生成部324とを備える。収集部323は、変更情報収集部323aと、異常情報収集部323bとを備える。情報生成部324は、変更履歴特定部324aと、支援情報生成部324bと、支援情報送信部324cと、異常対応情報生成部324dと、異常対応情報送信部324eとを備える。
また、記憶部33は、ユーザ登録情報331と、バックアップデータ群332と、変更履歴群333と、支援情報群334と、異常対応情報群335とを記憶する。
通信部31は、たとえば、NIC等によって実現される。通信部31は、端末装置10との間でネットワークNを介した無線通信による情報の送受信を行う。
制御部32は、たとえば、CPU、ROM、RAM、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。かかるマイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、後述する制御を実現する。
認証処理部321、バックアップデータ管理部322、収集部323及び情報生成部324は、たとえば、上記CPUが上記プログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、認証処理部321、バックアップデータ管理部322、収集部323及び情報生成部324は、それぞれ一部又は全部がASICやFPGA等のハードウェアで構成されてもよい。
[2−3−1.認証処理部]
認証処理部321は、端末装置10との間でユーザの認証処理を行う。たとえば、認証処理部321は、端末装置10からユーザID及びパスワードを受信すると、受信したユーザID及びパスワードの組がユーザ登録情報331に含まれているか否かを判定する。そして、ユーザ登録情報331に含まれている場合、認証処理部321は、端末装置10を認証する旨の通知を端末装置10へ送信する。
[2−3−2.バックアップデータ管理部]
バックアップデータ管理部322は、端末装置10からのアップロード要求に従い、端末装置10からアップロードされたバックアップデータを記憶部33に記憶する。また、バックアップデータ管理部322は、端末装置10からのダウンロード要求に従い、バックアップデータ群332の中から指定されたバックアップデータを選択して端末装置10へ送信する。
[2−3−3.変更情報収集部]
変更情報収集部323aは、端末装置10からパラメータの変更情報を取得して、変更履歴として記憶部33に記憶させる。
なお、変更情報収集部323aは、複数の端末装置10から変更情報を収集する。このため、記憶部33には、複数の端末装置10によるパラメータの変更履歴が記憶されることとなる。
また、変更情報収集部323aは、端末装置10が接続された産業機器20の適用情報を端末装置10から取得した場合に、取得した適用情報を1又は2以上の変更履歴に関連付けて記憶部33に記憶させる処理も行う。
たとえば、変更情報収集部323aは、適用情報とともに送信される産業機器IDと一致する産業機器IDを含む変更履歴に対して、取得した適用情報を関連付ける。
[2−3−4.異常情報収集部]
異常情報収集部323bは、産業機器20に発生した異常の内容を示す異常情報を端末装置10から取得して、1又は2以上の変更履歴と関連付けて記憶部33に記憶させる。
ここで、記憶部33に記憶されるパラメータの変更履歴の内容について図10を参照して説明する。図10は、パラメータの変更履歴の一例を示す図である。
図10に示すように、変更履歴には、たとえば、「日時」項目、「産業機器ID」項目、「型式」項目、「適用情報」項目、「端末ID」項目、「ユーザID」項目、「パラメータ番号」項目、「変更前」項目、「変更後」項目及び「異常情報」項目が含まれる。「日時」項目には、変更情報を取得した日時を示す情報が格納される。「産業機器ID」項目には、パラメータが変更された産業機器20の産業機器IDが格納される。「型式」項目には、パラメータが変更された産業機器20の型式が格納される。型式は、たとえば、産業機器IDから特定することができる。「適用情報」項目には、パラメータが変更された産業機器20に設定された適用情報が格納される。
また、「端末ID」項目には、変更情報の送信元である端末装置10の端末IDが格納される。「ユーザID」項目には、変更情報の送信元である端末装置10のユーザのユーザIDが格納される。「パラメータ番号」項目には、変更されたパラメータのパラメータ番号が格納される。「変更前」項目には、変更前のパラメータの値が格納される。「変更後」項目には、変更後のパラメータの値が格納される。「異常情報」項目には、異常IDが格納される。
異常情報収集部323bは、端末装置10から異常情報を取得した場合、たとえば、日時及び産業機器IDが一致する変更履歴の「異常情報」項目に、取得した異常情報に含まれる異常IDを格納する。このようにして、異常情報収集部323bは、異常情報を変更履歴に関連付ける。
[2−3−5.変更履歴特定部]
変更履歴特定部324aは、端末装置10からパラメータの変更情報を取得した場合に、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、取得した変更情報に係るパラメータに関連する1又は2以上のパラメータの変更履歴を特定する。
ここで、変更履歴特定部324aによる変更履歴の特定処理の一例について図11を参照して説明する。図11は、変更履歴の特定処理の一例を示す図である。
変更履歴特定部324aは、取得した変更履歴に係るパラメータ(すなわち、変更履歴に含まれるパラメータ番号によって特定されるパラメータ)とともに変更された実績のあるパラメータを記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づいて特定する。
たとえば、図11に示すように、日時「2015/11/01 10:01」、産業機器ID「zzz3」、適用情報「A1」、端末ID「003」、パラメータ番号「a1−01」を含む変更履歴333aと、日時「2015/11/01 10:02」、産業機器ID「zzz3」、適用情報「A1」、端末ID「003」、パラメータ番号「b1−01」を含む変更履歴333bとが記憶部33に記憶されているとする。これは、産業機器ID「zzz3」の産業機器20に対し、端末ID「003」の端末装置10により、パラメータ番号「a1−01」のパラメータが変更された後、パラメータ番号「b1−01」のパラメータが変更されたことを示している。
また、日時「2015/11/03 17:10」、産業機器ID「zzz6」、適用情報「A2」、端末ID「006」、パラメータ番号「c1−01」を含む変更履歴333cと、日時「2015/11/03 17:11」、産業機器ID「zzz6」、適用情報「A2」、端末ID「006」、パラメータ番号「a1−01」を含む変更履歴333dとが記憶部33に記憶されているとする。これは、産業機器ID「zzz6」の産業機器20に対し、端末ID「006」の端末装置10により、パラメータ番号「c1−01」のパラメータが変更された後、パラメータ番号「a1−01」のパラメータが変更されたことを示している。
変更履歴特定部324aは、端末装置10からパラメータ番号「a1−01」のパラメータに係る変更情報を取得すると、まず、パラメータ番号「a1−01」のパラメータに係る変更履歴333a,333dを特定する。
つづいて、変更履歴特定部324aは、特定した変更履歴333a,333dに含まれる日時と近い日時(たとえば、前後1時間、同一ログイン期間、同日など)を含み、かつ、特定した変更履歴333a,333dに含まれる産業機器ID及び端末IDと同一の産業機器ID及び端末IDを含む他の変更履歴333b,333cを特定する。これにより、パラメータ番号「a1−01」のパラメータに関連するパラメータ「b1−01」、「c1−01」の変更履歴333b,333cが特定される。
上記の例に限らず、変更履歴特定部324aは、記憶部33に記憶された複数の適用情報とかかる適用情報に関連付けられた1又は2以上の変更履歴とに基づき、取得した適用情報に関連する1又は2以上のパラメータの変更履歴を特定することもできる。
たとえば、適用情報「A1」を取得した場合、変更履歴特定部324aは、図11に示す変更履歴333a,333bを、関連する変更履歴として特定する。
なお、変更履歴特定部324aは、記憶部33に記憶された複数の変更履歴のうち、取得した変更情報に係る産業機器20の型式と同一の型式の産業機器20の変更履歴の中から、取得した変更情報に係るパラメータに関連する1又は2以上のパラメータの変更履歴を特定するようにしてもよい。
[2−3−6.支援情報生成部]
支援情報生成部324bは、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、端末装置10によるパラメータ編集を支援する支援情報を生成する。
たとえば、支援情報生成部324bは、変更履歴特定部324aによって特定された変更履歴に基づき、変更情報に係るパラメータに関連するパラメータに関する情報を含んだ支援情報を生成する。
ここで、支援情報生成部324bによって生成される支援情報の一例について図12を参照して説明する。図12は、支援情報に基づいて端末装置10の表示部12に表示される支援画面の一例を示す図である。
支援情報生成部324bは、たとえば、図12に示す支援画面5aが端末装置10の表示部12に表示されるように支援情報を生成する。図12に示すように、支援画面5aには、変更履歴特定部324aによって関連パラメータとして特定されたパラメータのパラメータ番号及び名称と、各関連パラメータの編集画面へ遷移するための変更ボタンB5,B6とが含まれる。
この支援画面5aにより、端末装置10のユーザは、変更したパラメータAに、パラメータB及びパラメータCが関連していることを容易に把握することができる。また、ユーザは、変更ボタンB5,B6を押下することで、パラメータB又はパラメータCの編集画面への遷移を容易に行うことができる。
また、支援情報生成部324bは、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、変更履歴特定部324aによって特定された2以上のパラメータ毎に優先順位を決定し、決定した優先順位と、変更履歴特定部324aによって特定された2以上のパラメータとを含む支援情報を生成することもできる。
たとえば、変更履歴特定部324aによってパラメータ番号が「b1−01」、「c1−01」であるパラメータが特定された場合、支援情報生成部324bは、特定されたパラメータ「b1−01」、「c1−01」ごとに、変更履歴特定部324aによって特定された変更履歴の数を関連度として特定する。そして、支援情報生成部324bは、関連度が高い順に、すなわち、変更履歴特定部324aによって特定された変更履歴の数が多い順に、パラメータ「b1−01」、「c1−01」を順位付けする。
たとえば、パラメータ番号「b1−01」についての変更履歴が変更履歴特定部324aによって100件特定され、パラメータ番号「c1−01」についての変更履歴が変更履歴特定部324aによって50件特定されたとする。この場合、支援情報生成部324bは、パラメータ番号「b1−01」のパラメータを1位に順位付けし、パラメータ番号「c1−01」のパラメータを2位に順位付けする。そして、支援情報生成部324bは、決定した優先順位と、変更履歴特定部324aによって特定された2以上のパラメータとを含む支援情報を生成する。
端末装置10の表示制御部155は、支援情報を取得すると、取得した支援情報に含まれる2以上のパラメータを支援情報に含まれる優先順位に基づいて表示する。たとえば、パラメータ番号「b1−01」及び「c1−01」のパラメータと、「b1−01」が1位であり「c1−01」が2位である旨の優先順位とが支援情報に含まれる場合、表示制御部155は、パラメータ番号「b1−01」のパラメータを編集可能な画面と、パラメータ番号「c1−01」のパラメータを編集可能な画面とを、この順番で表示させる。
ここで、かかる場合における支援情報の一例について図13を参照して説明する。図13は、支援画面の他の一例を示す図である。
図13に示すように、端末装置10の表示部12には、まず、1位に順位付けられたパラメータ番号「b1−01」のパラメータを編集可能な支援画面5bが表示される。支援画面5bには、パラメータ番号「b1−01」のパラメータのパラメータ番号、名称及び値と、変更後の値を入力するための入力欄と、次の支援画面へ遷移するための次へボタンB7とが含まれる。
かかる支援画面5bが表示されている場合において、端末装置10のユーザが、変更後の値「30」を入力して次へボタンB7を押下すると、端末装置10の書込処理部154cは、パラメータ「b1−01」の値を「30」へ変更すべき旨の書込要求を産業機器20へ送信する。また、端末装置10の表示制御部155は、2位に順位付けされたパラメータ番号「c1−01」のパラメータを編集可能な支援画面5cを表示部12に表示させる。
このように、支援情報生成部324bによれば、変更情報に係るパラメータに関連するパラメータの編集画面を、各関連パラメータの優先順位に従ってウィザード形式で端末装置10の表示部12に順次表示させることができる。
なお、ここでは、関連パラメータの変更後の値をユーザに入力させる場合の例について説明したが、支援情報生成部324bは、関連パラメータの変更後の値も支援情報として提示するようにしてもよい。この場合、支援情報生成部324bは、たとえば、変更履歴特定部324aによって特定された変更履歴に含まれる「変更後」項目の値の中で、最も頻度の高い値を関連パラメータの変更後の値として決定することができる。
また、支援情報生成部324bは、生成した支援情報を記憶部33に記憶するようにしてもよい。
[2−3−7.支援情報送信部]
支援情報送信部324cは、支援情報生成部324bによって生成された支援情報を、変更情報の送信元である端末装置10へ送信する。これにより、端末装置10の表示部12には、図12や図13に例示した支援画面5a〜5cが表示される。
[2−3−8.異常対応情報生成部]
異常対応情報生成部324dは、端末装置10から異常情報を取得した場合に、記憶部33に記憶された複数の異常情報とこの異常情報に関連付けられた1又は2以上の変更履歴とに基づき、異常を解消するためのパラメータの変更内容を示す異常対応情報を生成する。
ここで、異常対応情報生成部324dによる異常対応情報生成処理の一例について図14を参照して説明する。図14は、異常対応情報生成処理の一例を示す図である。
たとえば、図14に示すように、日時「2015/11/02 11:01」、産業機器ID「zzz4」、パラメータ番号「d1−01」、変更後「50」及び異常ID「E1」を含む変更履歴333eと、日時「2015/11/02 11:02」、産業機器ID「zzz4」、パラメータ番号「d1−01」、変更後「55」及び異常ID「E1」を含む変更履歴333fと、日時「2015/11/02 11:03」、産業機器ID「zzz4」、パラメータ番号「d1−01」、変更後「60」及び異常ID「−(なし)」を含む変更履歴333gとが記憶部33に記憶されているとする。
これは、産業機器ID「zzz4」の産業機器20に発生した異常ID「E1」の異常が、パラメータ番号「d1−01」のパラメータの値を「60」へ変更したことで解消されたことを示している。
異常対応情報生成部324dは、端末装置10から異常ID「E1」の異常情報を取得した場合、異常ID「E1」が発生してから解消されるまでの一連の変更履歴333e〜333gを特定する。
そして、異常対応情報生成部324dは、特定した変更履歴333e〜333gに基づいて異常対応情報を生成する。たとえば、異常対応情報生成部324dは、変更履歴333e〜333gに含まれるパラメータ番号「d1−01」と、異常が解消されたときのパラメータ番号「d1−01」のパラメータの値「60」とを含む異常対応情報を生成する。
これにより、たとえば、パラメータ番号「d1−01」のパラメータの値を「60」へ変更することを提案する異常対応情報が生成される。
なお、異常対応情報生成部324dは、生成した異常対応情報を記憶部33に記憶するようにしてもよい。
[2−3−9.異常対応情報送信部]
異常対応情報送信部324eは、異常対応情報生成部324dによって生成された異常対応情報を、異常情報の送信元である端末装置10へ送信する。そして、端末装置10の表示制御部155は、受信した異常対応情報を表示部12に表示させる。
[2−3−10.記憶部]
記憶部33は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部33は、ユーザ登録情報331と、バックアップデータ群332と、変更履歴群333と、支援情報群334と、異常対応情報群335とを記憶する。ユーザ登録情報331は、ユーザID及びパスワードの組を含んだ情報である。
[3.産業機器システムの処理フロー]
次に、上述した産業機器システム1における各装置の処理の流れの一例について図15を参照して説明する。図15は、産業機器システム1における各装置の処理の流れの一例を示す図である。なお、図15には、端末装置10のユーザがパラメータの読出操作を行ってから、端末装置10の表示部12に支援情報が表示されるまでの処理の一例を示している。
図15に示すように、端末装置10の制御部15は、操作部13への入力操作に応じて、産業機器20に対して要求するパラメータを選別する端末側選別処理を行う(ステップS101)。また、端末装置10の制御部15は、端末側選別処理によって選別されたパラメータの読出要求を産業機器20へ送信する(ステップS102)。
つづいて、産業機器20の制御部24は、端末側選別処理によって選別されたパラメータのうち端末装置10で変更可能なパラメータを、現在設定されている制御モードに応じて選別する産業機器側選別処理を行う(ステップS103)。また、産業機器20の制御部24は、産業機器側選別処理によって選別されたパラメータを記憶部25から取り出して端末装置10へ送信する(ステップS104)。
つづいて、端末装置10の制御部15は、産業機器20から取得したパラメータのリストを表示部12に表示させる(ステップS105)。また、端末装置10の制御部15は、操作部13への入力操作に応じて、産業機器20に対してパラメータの書込要求を送信する(ステップS106)。
つづいて、産業機器20の制御部24は、端末装置10からの書込要求に従って記憶部25に記憶されたパラメータの変更処理を行い(ステップS107)、変更結果を端末装置10へ送信する(ステップS108)。
つづいて、端末装置10の制御部15は、産業機器20から変更結果を受信すると、サーバ30に対してパラメータの変更情報を送信し(ステップS109)、サーバ30の制御部32は、受信した変更情報を記憶部33に記憶する(ステップS110)。また、サーバ30の制御部32は、記憶部33に記憶された複数の変更情報に基づき、端末装置10によるパラメータ編集を支援する支援情報を生成する(ステップS111)。
つづいて、サーバ30の制御部32は、生成した支援情報を端末装置10へ送信し(ステップS112)、端末装置10の制御部15は、受信した支援情報を表示部12に表示させる(ステップS113)。
上述してきたように、実施形態に係る産業機器システム1は、1又は2以上の産業機器20と、1又は2以上の端末装置10とを備える。産業機器20は、複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器28の動作を制御する。端末装置10は、産業機器20と無線通信し、産業機器20の複数のパラメータのうち少なくとも一部のパラメータを変更可能である。また、産業機器20は、産業機器側選別部243aを備える。産業機器側選別部243aは、複数のパラメータのうち端末装置10で変更可能なパラメータを産業機器20に設定された制御モードに応じて選別する。また、端末装置10は、表示制御部155を備える。表示制御部155は、産業機器側選別部243aによって選別された変更可能なパラメータを表示部12に表示させる。
これにより、たとえば、端末装置10のユーザに提供されるパラメータの数を絞り込むことができ、変更したいパラメータが探しやすくなり、変更漏れが生じ難くなることから、パラメータ編集を効率化することができる。また、産業機器20側に選別部を設けることで、フィルタリングされたパラメータが端末装置10へ送信されることとなるため、端末装置10側にのみ選別部を設けた場合と比較して通信量を削減することができ、また、一般ユーザに知られたくないパラメータが端末装置10に記憶されることを防止することができる。
また、端末装置10は、端末側選別部154bを備える。端末側選別部154bは、操作部13への入力操作に応じて、上記少なくとも一部のパラメータのうち産業機器20に対して要求するパラメータを選別する。また、産業機器側選別部243aは、端末側選別部154bによって選別されたパラメータのうち端末装置10で変更可能なパラメータを産業機器20に設定された制御モードに応じて選別する。
このように、端末装置10側で、たとえば「お気に入り」や「キーワード検索」によるフィルタリングを行い、さらに、産業機器20側で、たとえば、「制御モード」や「アクセスレベル」によるフィルタリングを行うことで、端末装置10に提供されるパラメータの数がさらに絞られるため、通信量を大幅に削減することができる。従って、産業機器20と端末装置10との双方でフィルタリングすることができる。通常、産業機器20においてパラメータ編集を行う場合、ユーザが変更するパラメータは、そのユーザごとで偏りがある。そこで、端末装置10側ではユーザの操作を反映したそのユーザが望むパラメータのみを選別して産業機器20側に要求することで、ユーザの意図を十分に反映させることが出来、所望のパラメータへのアクセス性を向上させることができる。それだけではなく、端末装置10側でフィルタリングを行った後に、産業機器20側でフィルタリングを行うことで、制御モードによっては操作する必要がないか、操作しない方が望ましいパラメータを端末装置10に返さずに済むため、ユーザが誤操作してしまうことを防止できる。更に、一般ユーザに知られたくないパラメータが端末装置10に記憶されてしまうことを防止することも可能である。
また、産業機器側選別部243aは、産業機器20に設定された制御モードと、複数のアクセスレベルのうち産業機器20に設定されたアクセスレベルとに応じて端末装置10で変更可能なパラメータを選別する。
これにより、たとえば、現在のアクセスレベルでは変更できないパラメータを排除してユーザへ提供することができ、ユーザへ提供するパラメータの数がさらに絞り込まれるため、パラメータ編集をより効率化することができる。
また、産業機器20は、アクセスレベル変更部243cを備える。アクセスレベル変更部243cは、端末装置10から取得した端末ID(該端末装置の識別情報の一例)に応じて産業機器20に設定されたアクセスレベルを変更する。
このように、端末装置10の識別情報に応じてアクセスレベルを変更することで、現在のアクセスレベルでは変更することができないパラメータを変更したい場合に、たとえばパスワードの入力など、アクセスレベルの変更に要する手間を省くことができる。
また、端末装置10は、入力受付部151を備える。入力受付部151は、ユーザID(ユーザの識別情報の一例)の入力を受け付ける。また、産業機器20は、アクセスレベル変更部243cを備える。アクセスレベル変更部243cは、端末装置10から取得したユーザIDに応じて産業機器20に設定されたアクセスレベルを変更する。
このように、ユーザIDに応じてアクセスレベルを変更することにより、たとえば1つの端末装置10を複数のユーザで使い回す場合であっても、各ユーザに与えられた権限に応じた適切なパラメータの提供を行うことができる。
また、端末装置10は、バックアップ処理部154dを備える。バックアップ処理部154dは、複数のパラメータの初期値からの差分値を含んだバックアップデータを産業機器20から取得し、取得したバックアップデータを記憶部16(バックアップデータ記憶部の一例)に記憶させる。
これにより、たとえば、パラメータの値そのものを取得する場合と比較してバックアップデータのデータ量が削減されるため、バックアップ処理の通信量やバックアップデータ記憶部の容量を削減することができる。
また、産業機器20は、電力変換装置である。また、端末装置10は、リストア処理部154eを備える。リストア処理部154eは、記憶部16に記憶されたバックアップデータを用いて産業機器20をリストアする場合、バックアップデータに含まれる差分値のうち、産業機器20の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの差分値を含んだリストア要求を産業機器20に送信する。また、リストア処理部154eは、バックアップデータに含まれる差分値のうち、産業機器20の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの差分値を含んだリストア要求を産業機器に送信する第1のリストアモードと、バックアップデータに含まれる差分値を全て含んだリストア要求を産業機器20に送信する第2のリストアモードとの何れか一方を操作部13への入力操作に応じて選択する。
このように、電力変換装置である産業機器20の容量に依存するパラメータを書込対象から除外することで、ある電力変換装置のバックアップデータをその電力変換装置とは容量の異なる他の電力変換装置へ書き込む場合に、不具合を生じ難くすることができる。また、第1のリストアモードと第2のリストアモードとを備えることで、ある電力変換装置のバックアップデータをその電力変換装置と同じ容量の電力変換装置へ書き込む場合には、容量に依存するパラメータを含む全パラメータを書き込むこともできる。
また、端末装置10は、接続処理部153を備える。接続処理部153は、産業機器20との無線通信接続を確立させるための接続要求を産業機器20へ送信する。また、産業機器20は、発光処理部242を備える。発光処理部242は、端末装置10から接続要求を受信した場合に、インジケータ22を光らせる。
これにより、たとえば、複数台の産業機器20が近接して設置されている場合に、どの産業機器20と接続したかを端末装置10のユーザに容易に把握させることができる。
また、産業機器20は、動作制御部244(運転停止部の一例)を備える。動作制御部244は、端末装置10との無線通信接続が切断された場合に、運転を停止させる。これにより、たとえば、制御不能状態で運転し続ける事態を回避することができる。
また、端末装置10は、パラメータ抽出部154fと書込処理部154cとを備える。パラメータ抽出部154fは、少なくとも一部のパラメータのうち、制御対象機器28に関連するパラメータを制御対象機器28の撮像画像から抽出する。また、書込処理部154cは、パラメータ抽出部154fによって抽出されたパラメータの書込要求を産業機器20に送信する。
このように、制御対象機器28に関連するパラメータをその制御対象機器28の撮像画像から抽出することで、制御対象機器28に関連するパラメータの入力作業を簡略化することができる。
また、産業機器システム1は、端末装置10が接続可能なサーバ30を備える。サーバ30は、変更情報収集部323aと、支援情報生成部324bとを備える。変更情報収集部323aは、1又は2以上の端末装置10によって変更されたパラメータの変更情報を取得して、変更履歴として記憶部33に記憶させる。支援情報生成部324bは、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、パラメータ編集を支援する支援情報を生成する。また、端末装置10の表示制御部155は、支援情報を表示部12に表示させる。
これにより、パラメータの編集作業の更なる効率化を図ることができる。たとえば、サーバ30は、1又は2以上の端末装置10から収集した変更履歴から、次に設定すべきパラメータの情報を支援情報として端末装置10へ提供することにより、パラメータの設定漏れを未然に防止することができる。また、産業機器20は、多数のパラメータを用途や制御対象機器28に応じて適切に設定することが求められる場合がある一方、用途や制御対象機器28を考慮した全てのパラメータセットをシステム提供者側で予め用意しておくことが困難な場合もある。そこで、サーバ30は、1又は2以上の端末装置10から収集した変更履歴から、同じような用途や制御対象機器28に使用される産業機器20に設定されたパラメータセットを支援情報として端末装置10に提供することで、その用途や制御対象機器28に応じたパラメータセットが予め用意されていない場合であっても、その用途や制御対象機器28に使用される産業機器20に対するパラメータ編集を効率的に行うことができる。
また、サーバ30は、変更履歴特定部324aを備える。変更履歴特定部324aは、端末装置10から変更情報を取得した場合に、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、取得した変更情報に係るパラメータに関連する1又は2以上のパラメータの変更履歴を特定する。また、支援情報生成部324bは、変更履歴特定部324aによって特定された変更履歴に基づいて支援情報を生成する。
このように、端末装置10によって変更されたパラメータに関連するパラメータ、たとえば、そのパラメータに続いて変更される可能性の高いパラメータに関する情報をその端末装置10に提供することで、パラメータの設定漏れを未然に防ぐことができる。また、パラメータ編集に慣れていないユーザ等でも、パラメータ編集を容易に行うことができる。
また、変更情報収集部323aは、端末装置10が接続された産業機器20の適用に関する適用情報を端末装置10から取得して、1又は2以上の変更履歴に関連付けて記憶部33に記憶させる。また、変更履歴特定部324aは、端末装置10から適用情報を取得した場合に、記憶部33に記憶された複数の適用情報とこの適用情報に関連付けられた1又は2以上の変更履歴とに基づき、取得した適用情報に関連する1又は2以上のパラメータの変更履歴を特定する。
このように、産業機器20に設定された用途に応じた支援情報を提供することで、その用途に適したパラメータの変更を端末装置10のユーザに促すことができるため、パラメータ設定の簡易ガイダンスを容易に行うことが可能である。なお、変更履歴としては、そのパラメータの変更の有無、変更された後の設定値、変更頻度などの情報を含むことができる。また、変更履歴としてパラメータの変更の有無が使用されても良い。この場合、表示制御部155は、変更履歴のあるパラメータをリストで表示することも可能である。
また、支援情報生成部324bは、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、変更履歴特定部324aによって特定された2以上のパラメータ毎に優先順位を決定し、決定した優先順位と、変更履歴特定部324aによって特定された2以上のパラメータとを含む支援情報を生成する。表示制御部155は、支援情報に含まれる2以上のパラメータを支援情報に含まれる優先順位に基づいて表示する。
これにより、たとえば、取得した変更情報に係るパラメータとともに変更される頻度が高いパラメータを、取得した変更情報に係るパラメータとともに変更される頻度が低いパラメータよりも優先的に表示させることができる。したがって、端末装置10のユーザにとってより有益な変更履歴を優先的に提供することができる。
また、サーバ30は、異常情報収集部323bと、異常対応情報生成部324dとを備える。異常情報収集部323bは、産業機器20に発生した異常の内容を示す異常情報を端末装置10から取得して、1又は2以上の変更履歴と関連付けて記憶部33に記憶させる。異常対応情報生成部324dは、端末装置10から異常情報を取得した場合に、記憶部33に記憶された複数の異常情報とこの異常情報に関連付けられた1又は2以上の変更履歴とに基づき、異常を解消するためのパラメータの変更内容を示す異常対応情報を生成する。また、端末装置10の表示制御部155は、異常対応情報を表示部12に表示させる。
これにより、たとえば、産業機器20のトラブル対応を行うユーザに対し、そのトラブルを解消するためにどのパラメータを変更すればよいか等の指針を提供することができ、トラブル対応時のパラメータ編集を効率化することができる。
また、実施形態に係る産業機器20は、実施形態に係る産業機器システム1に使用される産業機器であって、動作制御部244と、産業機器側選別部243aと、パラメータ送信部243bとを備える。動作制御部244は、複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器28の動作を制御する。産業機器側選別部243aは、複数のパラメータのうち端末装置10で変更可能なパラメータを産業機器20に設定された制御モードに応じて選別する。パラメータ送信部243bは、産業機器側選別部243aによって選別されたパラメータを端末装置10へ無線通信により送信する。これにより、パラメータの編集作業の効率化を図ることができる産業機器を提供することができる。
また、実施形態に係る端末装置10は、実施形態に係る産業機器システム1に使用される端末装置であって、端末側選別部154bと、表示制御部155とを備える。端末側選別部154bは、操作部13への入力操作に応じて、少なくとも一部のパラメータのうち産業機器20に対して要求するパラメータを選別する。表示制御部155は、産業機器側選別部243aによって選別された変更可能なパラメータを表示部12に表示させる。これにより、パラメータの編集作業の効率化を図ることができる端末装置を提供することができる。
また、実施形態に係るサーバ30は、実施形態に係る産業機器システム1に使用されるサーバであって、変更情報収集部323aと、支援情報生成部324bと、支援情報送信部324cとを備える。変更情報収集部323aは、1又は2以上の産業機器20に設定された複数のパラメータのうち、1又は2以上の端末装置10によって変更されたパラメータの変更情報を取得して、変更履歴として記憶部33に記憶させる。支援情報生成部324bは、記憶部33に記憶された複数の変更履歴に基づき、パラメータ編集を支援する支援情報を生成する。支援情報送信部324cは、支援情報生成部324bによって生成された支援情報を端末装置10へ送信する。これにより、パラメータの編集作業の効率化を図ることができるサーバを提供することができる。
上述した産業機器システム1において、産業機器20は、「端末装置によるパラメータ編集が産業機器に設定された制御モードごとに最適化されるように、産業機器の複数のパラメータのうち端末装置で変更可能なパラメータを選別する手段」を備え、端末装置10は、「上記選別する手段によって選別された端末装置で変更可能なパラメータを表示部に表示させる手段」を備える。産業機器側選別部243aは、「端末装置によるパラメータ編集が産業機器に設定された制御モードごとに最適化されるように、産業機器の複数のパラメータのうち端末装置で変更可能なパラメータを選別する手段」の一例である。表示制御部155は、「上記選別する手段によって選別された端末装置で変更可能なパラメータを表示部に表示させる手段」の一例である。
なお、上述した実施形態では、2以上の産業機器20及び2以上の端末装置10を含む産業機器システム1について説明したが、産業機器システム1は、産業機器20及び端末装置10を少なくとも1つずつ含んでいればよい。
また、上述した実施形態では、1つのサーバ30を含む産業機器システム1について説明したが、産業機器システム1は、サーバ30が有する機能の一部をそれぞれ有する2以上のサーバを含んでいてもよい。たとえば、産業機器システム1は、支援情報の生成を行う第1のサーバと、異常対応情報の生成を行う第2のサーバとを含んでいてもよい。
また、上述した実施形態では、端末装置10と産業機器20とが無線通信可能に接続される場合の例について説明したが、端末装置10と産業機器20との接続は、無線に限らず有線であってもよい。すなわち、上述した産業機器システム1の構成が発揮する機能によっては、端末装置10と産業機器20とが有線で通信を行うことも可能である。同様に、上述した産業機器システム1の構成が発揮する機能によっては、端末装置10とサーバ30とが有線で通信を行うことも可能である。ただし、機能によっては、無線の場合の方が有線の場合よりもより大きな効果を得ることが可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 産業機器システム
10 端末装置
20 産業機器
28 制御対象機器
30 サーバ
154b 端末側選別部
243a 産業機器側選別部
243c アクセスレベル変更部
323a 変更情報収集部
324a 変更履歴特定部
324b 支援情報生成部

Claims (18)

  1. 複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する1又は2以上の産業機器と、
    前記産業機器と無線通信し、該産業機器の前記複数のパラメータのうち少なくとも一部のパラメータを変更可能な1又は2以上の端末装置と
    を備え、
    前記産業機器は、
    前記産業機器に設定可能な複数のアクセスレベルのうち前記産業機器に現在設定されているアクセスレベルを示すアクセスレベル情報を記憶する記憶部と、
    前記複数のパラメータのうち前記端末装置で変更可能なパラメータを、前記記憶部に記憶された前記アクセスレベル情報を用いて選別する産業機器側選別部
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記産業機器側選別部によって選別された前記変更可能なパラメータを表示部に表示させる表示制御部
    を備えることを特徴とする産業機器システム。
  2. 前記端末装置は、
    操作部への入力操作に応じて、前記少なくとも一部のパラメータのうち前記産業機器に対して要求するパラメータを選別する端末側選別部
    を備え、
    前記産業機器側選別部は、
    前記端末側選別部によって選別されたパラメータのうち前記端末装置で変更可能なパラメータを前記アクセスレベル情報を用いて選別すること
    を特徴とする請求項1に記載の産業機器システム。
  3. 前記産業機器は、
    前記端末装置から取得した該端末装置の識別情報に応じて前記アクセスレベル情報を変更するアクセスレベル変更部
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の産業機器システム。
  4. 前記端末装置は、
    ユーザの識別情報の入力を受け付ける入力受付部
    を備え、
    前記産業機器は、
    前記端末装置から取得した前記ユーザの識別情報に応じて前記アクセスレベル情報を変更するアクセスレベル変更部
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の産業機器システム。
  5. 複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する1又は2以上の産業機器と、
    前記産業機器と無線通信し、該産業機器の前記複数のパラメータのうち少なくとも一部のパラメータを変更可能な1又は2以上の端末装置と
    を備え、
    前記産業機器は、電力変換装置であり、
    前記複数のパラメータのうち前記端末装置で変更可能なパラメータを前記設定された制御モードに応じて選別する産業機器側選別部
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記産業機器側選別部によって選別された前記変更可能なパラメータを表示部に表示させる表示制御部と、
    前記複数のパラメータの初期値からの差分値を含んだバックアップデータを前記産業機器から取得し、取得した前記バックアップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させるバックアップ処理部と、
    前記バックアップデータ記憶部に記憶されたバックアップデータを用いて前記産業機器をリストアする場合、該バックアップデータに含まれる前記差分値のうち、前記産業機器の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの前記差分値を含んだリストア要求を前記産業機器に送信するリストア処理部と
    を備えることを特徴とする産業機器システム。
  6. 複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する1又は2以上の産業機器と、
    前記産業機器と無線通信し、該産業機器の前記複数のパラメータのうち少なくとも一部のパラメータを変更可能な1又は2以上の端末装置と、
    前記端末装置が接続可能なサーバと
    を備え、
    前記産業機器は、
    前記複数のパラメータのうち前記端末装置で変更可能なパラメータを前記設定された制御モードに応じて選別する産業機器側選別部
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記産業機器側選別部によって選別された前記変更可能なパラメータを表示部に表示させる表示制御部
    を備え、
    前記サーバは、
    前記1又は2以上の端末装置によって変更されたパラメータの変更情報を取得して、変更履歴として記憶部に記憶させる変更情報収集部と、
    前記端末装置から前記変更情報を取得した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記変更履歴に基づき、前記取得した変更情報に係るパラメータに関連する1又は2以上の関連パラメータの変更履歴を特定する変更履歴特定部と、
    前記変更履歴特定部によって特定された前記変更履歴に基づき、前記関連パラメータの情報を含む支援情報を生成する支援情報生成部と
    を備え、
    前記端末装置の前記表示制御部は、
    前記支援情報に基づき、前記関連パラメータの編集画面を前記表示部に表示させること
    を特徴とする産業機器システム。
  7. 前記変更情報収集部は、
    前記端末装置が接続された前記産業機器の適用に関する適用情報を該端末装置から取得して、1又は2以上の前記変更履歴に関連付けて前記記憶部に記憶させ、
    前記変更履歴特定部は、
    前記端末装置から前記適用情報を取得した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記適用情報と該適用情報に関連付けられた1又は2以上の前記変更履歴とに基づき、前記取得した適用情報に関連する1又は2以上の前記関連パラメータの変更履歴を特定すること
    を特徴とする請求項6に記載の産業機器システム。
  8. 前記支援情報生成部は、
    前記記憶部に記憶された複数の前記変更履歴に基づき、前記変更履歴特定部によって特定された2以上の前記関連パラメータ毎に優先順位を決定し、前記決定した優先順位と、前記変更履歴特定部によって特定された2以上の前記関連パラメータとを含む前記支援情報を生成し、
    前記表示制御部は、
    前記支援情報に含まれる2以上の前記関連パラメータの各々を変更可能な2以上の編集画面を前記支援情報に含まれる前記優先順位に従って前記表示部に表示させること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の産業機器システム。
  9. 前記サーバは、
    前記産業機器に発生した異常の内容を示す異常情報を前記端末装置から取得して、1又は2以上の前記変更履歴と関連付けて前記記憶部に記憶させる異常情報収集部と、
    前記端末装置から前記異常情報を取得した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記異常情報と該異常情報に関連付けられた前記1又は2以上の変更履歴とに基づき、前記異常を解消するためのパラメータの変更内容を示す異常対応情報を生成する異常対応情報生成部と
    を備え、
    前記端末装置の前記表示制御部は、
    前記異常対応情報を前記表示部に表示させること
    を特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の産業機器システム。
  10. 前記端末装置は、
    前記産業機器との無線通信接続を確立させるための接続要求を前記産業機器へ送信する接続処理部
    を備え、
    前記産業機器は、
    前記端末装置から前記接続要求を受信した場合に、インジケータを光らせる発光処理部
    を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の産業機器システム。
  11. 前記産業機器は、
    前記端末装置との前記無線通信接続が切断された場合に、運転を停止させる運転停止部
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の産業機器システム。
  12. 前記端末装置は、
    前記少なくとも一部のパラメータのうち、前記制御対象機器に関連するパラメータを該制御対象機器の撮像画像から抽出するパラメータ抽出部と、
    前記パラメータ抽出部によって抽出されたパラメータの書込要求を前記産業機器に送信する書込処理部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の産業機器システム。
  13. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の産業機器システムに使用される産業機器であって、
    複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する動作制御部と、
    前記産業機器に設定可能な複数のアクセスレベルのうち前記産業機器に現在設定されているアクセスレベルを示すアクセスレベル情報を記憶する記憶部と、
    前記複数のパラメータのうち前記端末装置で変更可能なパラメータを、前記記憶部に記憶された前記アクセスレベル情報を用いて選別する産業機器側選別部と、
    前記産業機器側選別部によって選別されたパラメータを前記端末装置へ無線通信により送信するパラメータ送信部と
    を備えることを特徴とする産業機器。
  14. 請求項5に記載の産業機器システムに使用される端末装置であって、
    前記産業機器側選別部によって選別された前記変更可能なパラメータを表示部に表示させる表示制御部と、
    前記複数のパラメータの初期値からの差分値を含んだバックアップデータを前記産業機器から取得し、取得した前記バックアップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させるバックアップ処理部と、
    前記バックアップデータ記憶部に記憶されたバックアップデータを用いて前記産業機器をリストアする場合、該バックアップデータに含まれる前記差分値のうち、前記産業機器の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの前記差分値を含んだリストア要求を前記産業機器に送信するリストア処理部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  15. 請求項6〜9のいずれか一つに記載の産業機器システムに使用されるサーバであって、
    前記1又は2以上の産業機器に設定された複数のパラメータのうち、前記1又は2以上の端末装置によって変更されたパラメータの変更情報を取得して、変更履歴として記憶部に記憶させる変更情報収集部と、
    前記端末装置から前記変更情報を取得した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記変更履歴に基づき、前記取得した変更情報に係るパラメータに関連する1又は2以上の関連パラメータの変更履歴を特定する変更履歴特定部と、
    前記変更履歴特定部によって特定された前記変更履歴に基づき、前記関連パラメータの情報を含む支援情報を生成する支援情報生成部と、
    前記支援情報生成部によって生成された前記支援情報を前記端末装置へ送信する支援情報送信部と
    を備えることを特徴とするサーバ。
  16. 複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する1又は2以上の産業機器の前記複数のパラメータのうち、前記産業機器と無線通信する1又は2以上の端末装置で変更可能なパラメータを、前記産業機器に設定可能な複数のアクセスレベルのうち、前記産業機器に現在設定されているアクセスレベルを示すアクセスレベル情報を用いて選別することと、
    選別された前記変更可能なパラメータを表示することと
    を含むことを特徴とする産業機器のパラメータ編集方法。
  17. 複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する1又は2以上の産業機器の前記複数のパラメータのうち、前記産業機器と無線通信する1又は2以上の端末装置で変更可能なパラメータを前記設定された制御モードに応じて選別することと、
    選別された前記変更可能なパラメータを表示することと
    を含み、
    前記産業機器は、電力変換装置であり、
    前記複数のパラメータの初期値からの差分値を含んだバックアップデータを前記産業機器から取得し、取得した前記バックアップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させることと、
    前記バックアップデータ記憶部に記憶されたバックアップデータを用いて前記産業機器をリストアする場合、該バックアップデータに含まれる前記差分値のうち、前記産業機器の容量に依存するパラメータ以外のパラメータの前記差分値を含んだリストア要求を前記産業機器に送信することと
    をさらに含むことを特徴とする産業機器のパラメータ編集方法。
  18. 複数の制御モードのうち設定された制御モードと、複数のパラメータとに基づいて制御対象機器の動作を制御する1又は2以上の産業機器の前記複数のパラメータのうち、前記産業機器と無線通信する1又は2以上の端末装置で変更可能なパラメータを前記設定された制御モードに応じて選別することと、
    選別された前記変更可能なパラメータを表示することと、
    前記1又は2以上の端末装置によって変更されたパラメータの変更情報を取得して、変更履歴として記憶部に記憶させることと、
    前記端末装置から前記変更情報を取得した場合に、前記記憶部に記憶された複数の前記変更履歴に基づき、前記取得した変更情報に係るパラメータに関連する1又は2以上の関連パラメータの変更履歴を特定することと、
    特定した前記変更履歴に基づき、前記関連パラメータの情報を含む支援情報を生成することと
    前記支援情報に基づき、前記関連パラメータの編集画面を表示することと
    を含むことを特徴とする産業機器のパラメータ編集方法。
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