JP6269437B2 - コンデンサモジュール - Google Patents

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本発明は、コイルと共に共振回路を構成するコンデンサモジュールに関する。
従来、車両に搭載されると共に車外の送電装置からの電力を非接触で受電して当該車両のバッテリに供給する非接触式受電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この非接触式受電装置は、フェライトコアと、当該フェライトコアの外周面に巻き付けられた受電コイルと、受電コイルに電気的に接続されて当該受電コイルと共に共振回路を構成するコンデンサモジュール(キャパシタ)とを有する。そして、特許文献1には、非接触式受電装置のコンデンサモジュールを構成する複数のコンデンサ素子として、セラミックコンデンサを用いることが記載されている。
国際公開第2013/183105号
上述のような共振回路用のコンデンサモジュールとしては、基板の少なくとも一方の面に複数のコンデンサ素子を格子状に実装すると共に、基板の一辺に沿って並ぶ複数のコンデンサ素子を直列に接続し、更に直列接続された複数のコンデンサ素子を含む複数の素子列を並列接続することにより構成されるものがある。しかしながら、このように構成されるコンデンサモジュールでは、耐圧性能を確保し得たとしても、発熱密度が高くなってしまい、1素子に印加される電流の値を低下させないと各素子の温度が耐熱温度を超えてしまうおそれがある。このため、上述のような構成を採用して共振回路を構成するコンデンサモジュールの発熱を抑制しつつ耐圧性能を確保しようとすると、コンデンサ素子の数が極めて多くなってしまい、コンデンサモジュールのサイズアップやコストアップを余儀なくされてしまう。
そこで、本発明は、共振回路用のコンデンサモジュールの耐圧性能を良好に確保しつつ、サイズアップおよびコストアップを抑制することを主目的とする。
本発明によるコンデンサモジュールは、コイルと共に共振回路を構成するコンデンサモジュールにおいて、基板と、前記基板の第1面に第1方向および該第1方向と交差する第2方向に沿って間隔をおいて並ぶように実装された複数の第1コンデンサ素子と、前記基板の前記第1面とは反対側の第2面に実装されると共に、それぞれ前記第1方向に隣り合う2つの前記第1コンデンサ素子に電気的に直列接続される複数の第2コンデンサ素子とを備え、前記基板を平面視した際に、前記複数の第2コンデンサ素子の各々は、それに電気的に接続される前記2つの前記第1コンデンサ素子の前記第1方向における間で該2つの前記第1コンデンサ素子から前記第2方向の一側に離間していることを特徴とする。
このコンデンサモジュールは、基板と、当該基板の第1面に実装される複数の第1コンデンサ素子と、基板の第1面とは反対側の第2面に実装される複数の第2コンデンサ素子とを含む。複数の第1コンデンサ素子は、基板の第1面に第1方向および当該第1方向と交差する第2方向に沿って間隔をおいて並ぶように実装される。また、各第2コンデンサ素子は、第1方向に隣り合う2つの第1コンデンサ素子に電気的に直列接続される。これにより、このコンデンサモジュールでは、電気的に直列接続される第1および第2コンデンサ素子により、それぞれ第1方向に沿って延びる複数の素子列が構成される。
更に、このコンデンサモジュールでは、基板を平面視した際に、複数の第2コンデンサ素子の各々が、それに電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子の第1方向における間で当該2つの第1コンデンサ素子から第2方向の一側に離間している。言い換えれば、基板を平面視した際に、第2コンデンサ素子に直列接続される2つの第1コンデンサ素子は、それぞれ当該第2コンデンサ素子から第1および第2方向の双方において離間している。これにより、このコンデンサモジュールでは、第1面における互いに隣り合う第1コンデンサ素子同士の間隔、第2面における互いに隣り合う第2コンデンサ素子同士の間隔、および基板を平面視した際に互いに近接する第1および第2コンデンサ素子の間隔を充分に確保することができる。従って、各コンデンサ素子に印加される電流の値をより大きくしても、基板の第1および第2面における発熱密度を良好に小さくすることが可能となる。すなわち、このコンデンサモジュールでは、各コンデンサ素子の温度が上昇し難くなることから、各コンデンサ素子に大きな電流が流れたとしても、コンデンサ素子の温度が耐熱温度を超えるのを抑制可能となり、コンデンサ素子の数を減らしても、印加される電流を従来のコンデンサと同等にすることができる。この結果、コイルと共に共振回路を構成するコンデンサモジュールの耐圧性能を良好に確保しつつ、サイズアップおよびコストアップを抑制することが可能となる。
また、基板を平面視した際に、複数の第2コンデンサ素子の各々は、それに電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子と、当該2つの第1コンデンサ素子に第2方向の一側で隣り合う2つの第1コンデンサ素子とが形成する四辺形領域内に含まれてもよい。更に、基板を平面視した際に、第2方向に隣り合う2つの素子列のうち、第2方向の一側に位置する一方に含まれる第1コンデンサ素子は、他方の素子列に含まれる第2コンデンサ素子から第2方向の一側に離間していてもよい。そして、上記コイルは、車外の非接触式送電装置からの電力を非接触で受電する非接触式受電装置の受電コイルであってもよく、車両に搭載された非接触式受電装置に電力を非接触で供給する非接触式送電装置の送電コイルであってもよい。すなわち、上述のようなコンデンサモジュールを非接触式受電装置や非接触式送電装置に適用することで、それらを含む給電システムのサイズアップやコストアップを抑制することが可能となる。
本発明によるコンデンサモジュールを有する非接触式受電装置を含む給電システムの概略構成図である。 本発明によるコンデンサモジュールを示す平面図である。
次に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明によるコンデンサモジュールを有する非接触式受電装置を含む給電システム1を示す概略構成図である。同図に示す給電システム1は、図示しない電動機やバッテリを搭載したハイブリッド自動車あるいは電気自動車である車両100に搭載される非接触式受電装置(以下、単に「受電装置」という)10と、駐車場等の車両の停車スペースに設置される非接触式送電装置(以下、単に「送電装置」という)20とを含む。受電装置10は、フェライトコア上に配置された渦巻き状あるいは巻回型の受電コイル11や、受電コイル11に直列に接続されて当該受電コイル11と共に共振回路を構成するコンデンサモジュール12、これらを収容するケース15等を有する。受電装置10は、受電コイル11の軸心(巻回軸)が車両100の上下方向に延在するように当該車両100のフロアパネルに取り付けられ、整流器等を介してバッテリに接続される。
送電装置20は、フェライトコア上に配置された渦巻き状あるいは巻回型の送電コイル21や、送電コイル21に直列に接続されて当該送電コイル21と共に共振回路を構成するコンデンサモジュール22、電力機器23、通信ユニット24、これらを収容するケース25等を有する。電力機器23は、家庭用電源といった外部電源としての交流電源30からの電力を直流電力に変換する整流器や、整流器からの電力を交流電力(高周波電力)に変換するインバータ、フィルタ、電子制御装置(制御回路)等を含む。電力機器23に含まれる電子制御装置は、通信ユニット24を介して車両100の図示しない電子制御装置と情報をやり取りしながら、整流器やインバータ等を制御する。
図2は、受電装置10に含まれるコンデンサモジュール12を示す平面図である。同図に示すように、コンデンサモジュール12は、基板120と、当該基板120の図1における表面(以下、単に「表面」という)すなわち第1面に実装された複数(本実施形態では、例えば9個)の第1コンデンサ素子121と、基板120の図2における裏面(以下、単に「裏面」という)すなわち第1面とは反対側の第2面に実装された複数(本実施形態では、例えば9個)の第2コンデンサ素子122とを含む。本実施形態では、第1および第2コンデンサ素子121,122として、セラミックコンデンサ素子が採用されている。なお、第1コンデンサ素子121と第2コンデンサ素子122との諸元(静電容量、耐圧、サイズ等)は、同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。また、基板120の表面に実装される複数の第1コンデンサ素子121の少なくとも何れか1つが他とは異なる諸元を有してもよく、基板120の裏面に実装される複数の第2コンデンサ素子122の少なくとも何れか1つが他とは異なる諸元を有してもよい。
図示するように、複数の第1コンデンサ素子121は、基板120の表面上に格子状(本実施形態では、3×3の格子状)に配列される。すなわち、複数の第1コンデンサ素子121は、第1方向としてのX方向(本実施形態では、基板120の長辺の延在方向)およびX方向と直交する第2方向としてのY方向(本実施形態では、基板120の短辺の延在方向)に沿って間隔をおいて並ぶように基板120の表面に実装される。本実施形態において、X方向に沿って並ぶ複数の第1コンデンサ素子121同士の間隔x1は一定とされ、Y方向に沿って並ぶ複数の第1コンデンサ素子121同士の間隔y1も一定とされる。なお、複数形成される間隔x1の少なくとも何れか1つが他とは異なっていてもよく、複数形成される間隔y1の少なくとも何れか1つが他とは異なっていてもよい。更に、間隔x1と間隔y1とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
また、複数の第2コンデンサ素子122は、基板120の裏面上に格子状(本実施形態では、3×3の格子状)に配列される。すなわち、複数の第2コンデンサ素子122も、X方向(第1方向)およびY方向(第2方向)に沿って間隔をおいて並ぶように基板120の裏面に実装される。本実施形態において、X方向に沿って並ぶ複数の第2コンデンサ素子122同士の間隔x2は一定とされ、Y方向に沿って並ぶ複数の第2コンデンサ素子122同士の間隔y2も一定とされる。なお、複数形成される間隔x2の少なくとも何れか1つが他とは異なっていてもよく、複数形成される間隔y2の少なくとも何れか1つが他とは異なっていてもよい。また、間隔x2と間隔y2とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
更に、基板120の表面に実装される第1コンデンサ素子121と、それに近接して基板120の裏面に実装される第2コンデンサ素子122とは、交互に電気的に直列接続される。すなわち、基板120の表面側でX方向に隣り合う2つの第1コンデンサ素子121には、基板120の裏面側の1つの第2コンデンサ素子122が電気的に直列接続される。また、基板120の表面の図中右端部側に配置される複数の第1コンデンサ素子121には、それぞれ裏面側の1つの第2コンデンサ素子122が電気的に直列接続される。
より詳細には、第2コンデンサ素子122の正極端子は、X方向に隣り合う2つの第1コンデンサ素子121の一方の負極端子に図示しないスルーホールや基板120の表裏面の少なくとも何れか一方に形成された配線パターンを介して電気的に接続される。更に、当該第2コンデンサ素子122の負極端子は、X方向に隣り合う2つの第1コンデンサ素子121の他方の正極端子に図示しないスルーホールや基板120の表裏面の少なくとも何れか一方に形成された配線パターンを介して電気的に接続される。
また、基板120の表面の図中左端部側に配置される複数の第1コンデンサ素子121の正極端子は、基板120の表面に形成された配線パターン等を介して当該基板120に設けられたコンデンサモジュール12の正極端子123にそれぞれ電気的に接続される。更に、基板120の裏面の図中右端部側に配置される複数の第2コンデンサ素子122の負極端子は、基板120の裏面に形成された配線パターン等を介して当該基板120に設けられたコンデンサモジュール12の負極端子124にそれぞれ電気的に接続される。これにより、コンデンサモジュール12では、交互かつ直列に接続されるそれぞれ複数の第1および第2コンデンサ素子121,122により、X方向に沿って延びる複数(本実施形態では、3つ)の素子列125が構成され、複数の素子列125は、電気的に並列接続される。
そして、コンデンサモジュール12において、複数の第2コンデンサ素子122の各々は、基板120を平面視した際に、それに電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子121のX方向における間で当該2つの第1コンデンサ素子121からY方向の一側(図2における下側)に離間するように基板120の裏面に配置される。また、Y方向に隣り合う2つの素子列125のうち、Y方向の一側(図2における下側)に位置する一方は、基板120を平面視した際に、当該一方の素子列125に含まれる第1コンデンサ素子121が他方(図2における上側)の素子列125に含まれる第2コンデンサ素子122からY方向の一側(図2における下側)に離間するように基板120の表面に配置される。
すなわち、基板120を平面視した際、第2コンデンサ素子122に直列接続される2つの第1コンデンサ素子121の一方は、当該第2コンデンサ素子122からX方向の一側(図2における左側)に間隔x3だけ離間し、当該2つの第1コンデンサ素子121の他方は、当該第2コンデンサ素子122からX方向の他側(図2における右側)に間隔x4だけ離間している。本実施形態において、X方向における間隔x3と間隔x4とは同一に定められる。ただし、間隔x3と間隔x4とは、互いに異なっていてもよい。
また、基板120を平面視した際に、第2コンデンサ素子122に直列接続される2つの第1コンデンサ素子121は、当該第2コンデンサ素子122からY方向の他側(図2における上側)に間隔y3だけ離間している。更に、基板120を平面視した際に、第2コンデンサ素子122に電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子121にY方向の一側(図2における下側)で隣り合う2つの第1コンデンサ素子121は、当該第2コンデンサ素子122からY方向の一側(図2における下側)に間隔y4だけ離間している。本実施形態において、Y方向における間隔y3と間隔y4とは同一に定められる。ただし、間隔y3と間隔y4とは、互いに異なっていてもよい。
更に、基板120の裏面の図中右端部側に配置される第2コンデンサ素子122は、基板120を平面視した際に、それに直列接続される第1コンデンサ素子121からX方向の他側(図2における右側)に間隔x3だけ離間し、当該第1コンデンサ素子121からY方向の一側(図2における下側)に間隔y3だけ離間している。また、基板120の裏面の図中右端部側に配置される第2コンデンサ素子122は、それが直列接続される第1コンデンサ素子121にY方向の一側(図2における下側)で隣り合う第1コンデンサ素子121からY方向の他側(図2における上側)に間隔y4だけ離間している。
これにより、基板120を平面視した際に、複数の第2コンデンサ素子122の各々は、負極端子124に接続されるものを除いて、それに電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子121と、当該2つの第1コンデンサ素子121にY方向の一側(図2における下側)で隣り合う2つの第1コンデンサ素子121とが形成する四辺形領域A1内に含まれる。本実施形態において、四辺形領域A1は、図2において一点鎖線で示すように、基板120を平面視した際に、互いに近接している4つの第1コンデンサ素子121の互いに近接している4つの角部を結んで得られる矩形領域である。そして、本実施形態では、上述のように、X方向における間隔x3と間隔x4とが同一に定められると共に、Y方向における間隔y3と間隔y4とが同一に定められることから、基板120を平面視した際に、4つの第1コンデンサ素子121により囲まれる第2コンデンサ素子122は、上記四辺形領域A1の中央部に位置することになる。
上述のように構成されるコンデンサモジュール12では、X方向に隣り合う2つの第1コンデンサ素子121に対して1つの第2コンデンサ素子122が電気的に直列接続され、電気的に直列接続される第1および第2コンデンサ素子122により、それぞれ第1方向に沿って延びる複数の素子列125が構成される。また、コンデンサモジュール12では、基板120を平面視した際に、複数の第2コンデンサ素子122の各々(負極端子124に接続されるものを除く)が、それに電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子121のX方向における間で当該2つの第1コンデンサ素子121からY方向の一側に離間している。言い換えれば、基板120を平面視した際に、第2コンデンサ素子122に直列接続される2つの第1コンデンサ素子121は、それぞれ当該第2コンデンサ素子122からX方向およびY方向の双方において離間している。
これにより、コンデンサモジュール12では、基板120の表面における互いに隣り合う第1コンデンサ素子121同士の間隔、基板120の裏面における互いに隣り合う第2コンデンサ素子122同士の間隔、および基板120を平面視した際に互いに近接する第1および第2コンデンサ素子122の間隔を充分に確保することができる。更に、第1コンデンサ素子121が基板120の表面に配置されると共に、第2コンデンサ素子122が基板120の裏面に配置されることで、第1コンデンサ素子121と第2コンデンサ素子122とは熱的に分離(離間)される。従って、第1および第2コンデンサ素子122に印加される電流の値をより大きくしても、基板120の表面および裏面における発熱密度を良好に小さくすることが可能となり、並列に配列される素子列125の数を低減化して基板120のサイズアップとコンデンサ素子数の増加を良好に抑制することができる。
すなわち、基板の両面に複数のコンデンサ素子を格子状に実装すると共に、基板の一辺に沿って並ぶ複数のコンデンサ素子を直列に接続し、直列接続された複数のコンデンサ素子を含む複数の素子列を並列接続する場合、耐熱温度を考慮して1つのコンデンサ素子に印加される電圧を例えば1A以下に抑えなければならないことがある。そして、このような場合、並列に配列される素子列の数を増加させざるを得ず、表裏面合わせて例えば合計96個(片面6×8=48個、合計16並列)のコンデンサ素子が必要となることがある。これに対して、上述のようなコンデンサモジュール12では、耐熱温度を考慮しても1つのコンデンサ素子に印加される電圧を例えば6A程度にすることができるので、第1および第2コンデンサ素子121,122の総数を上述のように例えば18個(合計3並列)と大幅に低減化することが可能となる。
以上説明したように、コンデンサモジュール12は、受電コイル11と共に共振回路を構成するものであり、基板120と、当該基板120の表面(第1面)にX方向(第1方向)および当該X方向と直交するY方向(第2方向)に沿って間隔をおいて並ぶように実装された複数の第1コンデンサ素子121と、基板120の表面とは反対側の裏面(第2面)に実装されると共に、それぞれX方向に隣り合う2つの第1コンデンサ素子121に電気的に直列接続される複数の第2コンデンサ素子122とを含む。そして、基板120を平面視した際に、複数の第2コンデンサ素子122の各々(負極端子124に接続されるものを除く)は、それに電気的に接続される2つの第1コンデンサ素子121のX方向における間で当該2つの第1コンデンサ素子121からY方向の一側に離間している。
これにより、コンデンサモジュール12では、第1および第2コンデンサ素子121,122の温度が上昇し難くなることから、第1および第2コンデンサ素子121,122の各々に大きな電流が流れたとしても、第1および第2コンデンサ素子121,122の各々の温度が耐熱温度を超えるのを抑制可能となり、第1および第2コンデンサ素子121,12の総数を減らしても、印加される電流を従来のコンデンサと同等にすることができる。この結果、受電コイル11と共に共振回路を構成するコンデンサモジュール12の耐圧性能を良好に確保しつつ、サイズアップおよびコストアップを抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態において、基板120を平面視した際に、複数の第2コンデンサ素子122の各々は、負極端子124に接続されるものを除いて、四辺形領域A1内に含まれるが、これに限られるものではない。すなわち、上述の間隔y3またはy4を小さくするか、無くすかして、第2コンデンサ素子122が互いに近接している4つの第1コンデンサ素子121の互いに最も離間している4つの角部を結んで得られる四辺形領域A2(図2における二点鎖線参照)に含まれるようにしてもよい。これにより、基板120のY方向における寸法をより小さくすることが可能となる。更に、基板120をX方向にみた際に、Y方向に隣り合う2つの素子列125のうち、Y方向の一側に位置する一方に含まれる第1コンデンサ素子121は、他方の素子列125に含まれる第2コンデンサ素子122と部分的もしくは全体に重なり合ってもよい。
また、X方向に間隔をおいて配置される複数の第1コンデンサ素子121は、完全に一直線上に並んでいなくてもよく、Y方向に間隔をおいて配置される複数の第1コンデンサ素子121も、完全に一直線上に並んでいなくてもよい。更に、X方向に間隔をおいて配置される複数の第2コンデンサ素子122は、完全に一直線上に並んでいなくてもよく、Y方向に間隔をおいて配置される複数の第2コンデンサ素子122も、完全に一直線上に並んでいなくてもよい。また、上記X方向およびY方向は、互いに直交するものとして説明されたが、両者は、互いに交差していればよく、必ずしも互いに直交するものである必要はない。更に、送電コイル21と共に共振回路を構成する非接触式送電装置20のコンデンサモジュール22を上述のコンデンサモジュール12と同様に構成してもよい。すなわち、上述のような本発明によるコンデンサモジュールを非接触式受電装置10や非接触式送電装置20に適用することで、それらを含む給電システム1のサイズアップやコストアップを抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、コイルと共に共振回路を構成するコンデンサモジュールの製造産業等において利用可能である。
1 給電システム、10 非接触式受電装置、11 受電コイル、12 コンデンサモジュール、15 ケース、120 基板、121 第1コンデンサ素子、122 第2コンデンサ素子、123 正極端子、124 負極端子、125 素子列、20 非接触式送電装置、21 送電コイル、22 コンデンサモジュール、23 電力機器、24 通信ユニット、25 ケース、30 交流電源、100 車両。

Claims (1)

  1. コイルと共に共振回路を構成するコンデンサモジュールにおいて、
    基板と、
    前記基板の第1面に第1方向および該第1方向と交差する第2方向に沿って間隔をおいて並ぶように実装された複数の第1コンデンサ素子と、
    前記基板の前記第1面とは反対側の第2面に実装されると共に、それぞれ前記第1方向に隣り合う2つの前記第1コンデンサ素子に電気的に直列接続される複数の第2コンデンサ素子とを備え、
    前記基板を平面視した際に、前記複数の第2コンデンサ素子の各々は、それに電気的に接続される前記2つの前記第1コンデンサ素子の前記第1方向における間で該2つの前記第1コンデンサ素子から前記第2方向の一側に離間していることを特徴とするコンデンサモジュール。
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