JP6729442B2 - コイルユニット - Google Patents

コイルユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6729442B2
JP6729442B2 JP2017028923A JP2017028923A JP6729442B2 JP 6729442 B2 JP6729442 B2 JP 6729442B2 JP 2017028923 A JP2017028923 A JP 2017028923A JP 2017028923 A JP2017028923 A JP 2017028923A JP 6729442 B2 JP6729442 B2 JP 6729442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
coil
substrate
coil unit
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017028923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018137271A (ja
Inventor
大介 上木原
大介 上木原
知恵美 常川
知恵美 常川
勇人 中坪
勇人 中坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017028923A priority Critical patent/JP6729442B2/ja
Publication of JP2018137271A publication Critical patent/JP2018137271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6729442B2 publication Critical patent/JP6729442B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本開示は、コイルユニットに関する。
従来から非接触充電システムについて各種提案されている(特許文献2〜7参照)。たとえば、特開2016−18802号公報に記載された非接触充電システムにおいては、送電側のコイルユニットから受電側のコイルユニットに電力を送電している。コイルユニットは、コイルと、基板と、基板に設けられた複数のキャパシタとを含む。
送電側コイルユニットにおいて、コイルはユニットの上面側にコイルが配置されており、基板はコイルの下面側に配置されている。受電側コイルユニットにおいては、コイルはユニットの下面側に配置されており、基板はコイルの上面側に配置されている。
特開2016−18802号公報 特開2016−107174号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報
電力伝送時において、送電側のコイルユニットおよび受電側のコイルユニットのいずれにおいても、各キャパシタに電流が流れ、キャパシタが発熱する。受電側のコイルユニットにおいては、コイルユニットが搭載される車両の搭載面に、キャパシタの熱を伝達させて、外部に放熱する。送電側のコイルユニットにおいては、コイルユニットが搭載されている地面の搭載面に、キャパシタの熱を伝達させて、外部に放熱する。
その一方で、近年においては、コイルユニットの小型化の要請が強くなっている。当該要請に対応するために、基板をコイルと搭載面との間に配置すると共に、基板の両面にキャパシタを配置することが考えられる。
具体的には、基板はコイル側の第1主面と、搭載面側の第2主面とを含み、第1主面および第2主面のいずれにもキャパシタを配置することが考えられる。
第2主面に配置されたキャパシタは、搭載面に近いため、当該キャパシタの熱を搭載面に放熱させやすい。
しかし、第1主面に配置されたキャパシタの熱を搭載面側に放熱させるには、当該キャパシタの熱を各種の部材を通して、搭載面側に放熱する必要が生じ、放熱効率が悪くなり易い。さらに、第1主面側にはコイルが配置されており、第1主面に配置されたキャパシタにコイルからの熱が伝達され易い。
その結果、基板の第1主面に設けられたキャパシタの温度が、基板の第2主面に設けられたキャパシタの温度よりも高くなり易い。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、基板の両面にキャパシタを配置した場合に、コイル側の第1主面に設けられたキャパシタの温度が高くなることを抑制することができると共に、第1主面に設けられたキャパシタの温度と、第2主面に設けられたキャパシタの温度とにバラつきが生じることが抑制されたコイルユニットを提供することである。
本開示に係るコイルユニットは、厚さ方向に配列する第1主面および第2主面を含む基板と、前記第1主面側に間隔をあけて配置されたコイルと、前記基板に設けられた第1キャパシタと、前記基板に設けられると共に、前記第1キャパシタよりも容量が大きい第2キャパシタとを備える。上記第1キャパシタは前記第1主面に設けられ、前記第2キャパシタは前記第2主面に設けられた。
上記のコイルユニットにおいて、電力伝送時において、第1キャパシタおよび第2キャパシタに電流が流れる。各キャパシタに電流が流れた際に、容量の小さい第1キャパシタの発熱量は、容量の大きい第2キャパシタの発熱量よりも小さい。
第1主面側にコイルが配置されているため、第1主面に配置されたキャパシタは、コイルからの熱の影響を受け易く、さらに、コイルユニットの搭載面側への熱伝達経路が長い。第2主面は搭載面に近いため、第2主面に設けられたキャパシタから搭載面側への熱伝達経路は短く、コイルとは反対側に位置するため、コイルからの熱の影響を受けにくい。
そこで、上記のコイルユニットにおいては、第1主面に発熱量の小さい第1キャパシタを配置することで、第1キャパシタの温度が高くなることを抑制することができる。また、発熱量の大きい第2キャパシタを放熱効率のよい第2主面側に配置することで、第2キャパシタの温度が高くなることを抑制することができる。
これにより、第1キャパシタの温度と、第2キャパシタの温度に大きな差が生じることも抑制することができる。
上記第1キャパシタと第2キャパシタとは並列接続されている。当該コイルユニットによれば、第1キャパシタと第2キャパシタとには同じ電圧が印加される。同じ電圧が印加されたときには、容量の小さい第1キャパシタの発熱量の方が、容量の大きい第2キャパシタの発熱量よりも小さい。第2キャパシタは、搭載面に近い第2主表面に設けられているため、第2キャパシタの温度が高くなることを抑制することができる。温度環境が高くなり易い第1主表面に発熱量の小さい第1キャパシタを配置することで、第1キャパシタと第2キャパシタとに温度差が生じることを抑制することができる。
上記コイルユニットは、外部に設けられた載置面と面接触する載置部材を含む。当該コイルユニットによれば、載置部材から外部に熱を放熱することができる。
上記コイルユニットは、載置部材と第1キャパシタとを接続する第1接続部材と、載置部材と第2キャパシタとを接続する第2接続部材とをさらに備える。当該コイルユニットによれば、第1接続部材および第2接続部材を通して、各キャパシタからの熱を載置部材を通して外部に放熱することができる。
本開示に係るコイルユニットによれば、基板の両面にキャパシタを配置した場合に、コイル側の第1主面に設けられたキャパシタの温度が高くなることを抑制することができると共に、第1主面に設けられたキャパシタの温度と、第2主面に設けられたキャパシタの温度とにバラつきが生じることを抑制することができる。
本実施の形態に係る非接触充電システム1を模式的に示す模式図である。 非接触充電システム1を模式的に示すブロック図である。 コイルユニット4を示す分解斜視図である。 コイルユニット4の一部を断面視したときの断面図である。 共振キャパシタ9を模式的に示す回路図である。 共振キャパシタ9および基板34を示す断面図である。
図1から図6を用いて、実施の形態に係るコイルユニットについて説明する。なお、図1から図6に示す構成において、同一または実質的に同一の構成については、同じ符号を付して、重複した説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態に係る非接触充電システム1を模式的に示す模式図であり、図2は、非接触充電システム1を模式的に示すブロック図である。非接触充電システム1は、車両2と、送電側のコイルユニット3とを含む。
車両2は、フロアパネル10と、フロアパネル10の下面に設けられた受電側のコイルユニット4と、バッテリ7とを含む。フロアパネル10の下面が、コイルユニット4の載置面である。
コイルユニット4は、共振器5と、高周波LCフィルタ6Aと、整流器6Bと、出力フィルタ6Cとを含む。
共振器5は、受電コイル8と共振キャパシタ9とを含む。受電コイル8と、共振キャパシタ9とは直列に接続されており、共振器5は、直列LC共振器である。
高周波LCフィルタ6Aは、共振器5に接続されている。高周波LCフィルタ6Aは、複数のフィルタキャパシタと、複数のフィルタコイルとを含む。
整流器6Bは、高周波LCフィルタ6Aに接続されている。出力フィルタ6Cは、整流器6Bおよびバッテリ7に接続されている。
送電側のコイルユニット3は、共振器14と、高調波LCフィルタ11Aと、インバータ11Bと含む。
共振器14は、送電コイル12と、共振キャパシタ13とを含む。送電コイル12および共振キャパシタ13は互いに直列に接続されており、共振器14は直列LC共振器である。送電側の共振器14の共振周波数と、受電側の共振器5の共振周波数とは、一致または実質的に一致している。共振器14のQ値および共振器5のQ値は、いずれも、100以上である。
高調波LCフィルタ11Aは、共振器14に接続されている。高調波LCフィルタ11Aは、複数のフィルタコイルと、複数のフィルタキャパシタとを含む。インバータ11Bは、高調波LCフィルタ11Aおよび電源15に接続されている。
コイルユニット3からコイルユニット4に非接触で電力を送電する際には、電源15からインバータ11Bに交流電力が供給される。
インバータ11Bは、供給された交流電力の周波数および電圧を調整して、高調波LCフィルタ11Aに供給する。高調波LCフィルタ11Aは、インバータ11Bから供給された交流電力に含まれる高調波成分のノイズを除去して、共振器14に交流電力を供給する。送電コイル12に交流電流が流れることで、送電コイル12の周囲に電磁界が形成される。
受電コイル8は、送電コイル12の周囲に形成された電磁界を通して、電力を受電する。受電コイル8が受電すると、受電コイル8に交流電流が流れる。高周波LCフィルタ6Aは、共振器5から供給される交流電力から高調波成分のノイズを除去して、整流器6Bに供給する。整流器6Bは供給された交流電力を直流電力に変換して、出力フィルタ6Cに供給する。出力フィルタ6Cは、供給された交流電力からノイズを除いて、バッテリ7に供給する。
次に、コイルユニット4の構成について具体的に説明する。図3は、コイルユニット4を示す分解斜視図である。
この図3に示すように、コイルユニット4は、下ケース20および上ケース21を含む収容ケース22と、コイル収容板31と、フェライト板32と、金属板33と、基板34とを含む。
コイル収容板31と、フェライト板32と、金属板33と基板34とは、収容ケース22内に収容されている。
下ケース20は樹脂などのように電磁波を透過する部材によって形成されている。下ケース20は、底板40と、周壁41と、フランジ42とを含む。底板40は、コイルユニット4の底面を形成する。周壁41は、底板40の外周縁部から立ち上がるように形成されており、環状に形成されている。フランジ42は、周壁41の上端部から外方向に張り出すように形成されている。
受電コイル8は、巻回軸O1の周囲を取り囲むようにコイル線を巻回することで形成されている。受電コイル8は、平板状の渦巻き型コイルであり、受電コイル8の中央部には、中空部8aが形成されている。受電コイル8は、底板40の上面側に配置されている。
コイル収容板31は、下ケース20の底板40の上面に配置される。コイル収容板31は樹脂などから形成されている。コイル収容板31は、下板45と、支持壁46と、周壁47とを含む。
下板45は板状に形成されており、下板45の下面にはコイル溝44が形成されている。コイル溝44には、受電コイル8が装着される。
支持壁46は、下板45の上面に形成されており、後述する分割フェライト板50の周囲を取り囲むように形成されている。
周壁47は、下板45の外周縁部から上方に立ち上がるように形成されると共に、環状に延びるように形成されている。
フェライト板32はコイル収容板31の下板45の上面に配置される。フェライト板32は板状に形成されており、フェライト板32は上面48および下面49を含む。フェライト板32は、複数の角部と、隣り合う角部同士を接続する辺部とを含む。各辺部には切欠部51が形成されている。
フェライト板32は、複数の分割フェライト板50を含み、一対の分割フェライト板50によって、フェライト板32の角部が形成されている。各分割フェライト板50は、放射状に配置されており、一対の分割フェライト板50の間には、巻回軸O1を中心として放射状に延びる空隙部52が形成されている。
各分割フェライト板50は、コイル収容板31の下板45の上面に配置され、フェライト板32の空隙部52に支持壁46が入り込む。分割フェライト板50の内端面と、側面とは、支持壁46によって支持される。
金属板33は、フェライト板32の上面48に配置されている。金属板33は、アルミニウムなどの金属によって形成されている。金属板33は、板状に形成されており、金属板33は、金属板33の厚さ方向に配列する上面55および下面56とを含む。金属板33は、板57と、板57の中央に形成されると共に下方に膨らむように形成された張出部58とを含む。
基板34は、金属板33の上面55に配置される。基板34は、板状に形成されており、基板34は、基板34の厚さ方向に配列する下面(第1主面)60および上面(第2主面)61を含む。基板34には、巻回軸O1を中心として放射状に延びるスリット34aが形成されている。
上ケース21は、金属などによって形成されている。上ケース21は、上壁部65と、周壁66とを含む。周壁66は、上壁部65の外周縁部から下方に向けて延びるように形成されており、環状に延びるように形成されている。
図4は、コイルユニット4の一部を断面視したときの断面図である。下ケース20のフランジ42は、上ケース21の周壁66の下端辺と接触しており、フランジ42および周壁66は、ボルトなどで連結されている。上ケース21の上壁部65は、搭載面であるフロアパネル10の下面に面接触している。
面接触とは、フロアパネル10の下面と、上壁部65とが完全に接触する場合と、フロアパネル10の下面と上壁部65とが実質的に接触している場合とのいずれも含む。なお、フロアパネル10の下面と上壁部65とが実質的に接触しているとは、フロアパネル10の下面と上壁部65との間の隙間が1mm以下である状態である。なお、コイルユニット4は、フロアパネル10の下面に配置される場合に限られず、コイルユニット4の下面に配置されたバッテリの下面などに配置してもよい。
コイル収容板31の周壁47は下板45の外周縁部から上方に向けて延び、周壁47の上端部は上壁部65の下面に接触している。
上ケース21の上壁部65の下面には、支持壁67が形成されている。支持壁67は上壁部65の下面から下方に向けて延び、支持壁67の下端部は、金属板33の板57に接触している。支持壁67は複数設けられており、図3に示すスリット34aには支持壁67が挿入されている。
受電コイル8は、基板34の下面60側に配置されると共に、基板34から間隔をあけて配置されている。
基板34と、受電コイル8との間には、コイル収容板31の下板45と、分割フェライト板50と、金属板33の板57とが配置されている。
基板34には、共振キャパシタ9と高周波LCフィルタ6Aのフィルタキャパシタとが設けられている。図4の断面位置では、高周波LCフィルタ6Aのフィルタキャパシタは見えていない。
共振キャパシタ9は複数のキャパシタ81および複数のキャパシタ82を含み、基板34には、複数のキャパシタ81およびキャパシタ82が設けられている。各キャパシタ82の容量は、各キャパシタ81の容量よりも大きい。キャパシタ81は、基板34の下面60に設けられており、キャパシタ82は、基板34の上面61に設けられている。
キャパシタ82には、熱伝導シート62が接続されており、キャパシタ81には、熱伝導シート63が接続されている。熱伝導シート62および熱伝導シート63は、金属、または金属フィラが混入された樹脂などによって形成してもよい。
熱伝導シート62は、各キャパシタ82に接続されると共に、熱伝導シート62は、上ケース21の上壁部65に接続されている。熱伝導シート63は、各キャパシタ81に接続されると共に、熱伝導シート62は板57に接続されている。なお、各キャパシタ81,82と、熱伝導シート62,63との電気的な絶縁は確保されている。
図5は、共振キャパシタ9を模式的に示す回路図である。共振キャパシタ9は、互い並列に接続された複数のキャパシタ列83A〜83D,84A〜84Dとを含む。
キャパシタ列83Aは、互いに直列に接続されたキャパシタ82A1〜82A4を含む。同様に、キャパシタ列83B〜83Dは、互いに直列に接続されたキャパシタ82B1〜82B4,82C1〜82C4,82D1〜82D4を含む。
キャパシタ列84Aは、互いに直列に接続されたキャパシタ81A1〜81D1を含む。同様に、キャパシタ列84B〜84Dは、互いに直列に接続されたキャパシタ81B1〜81B4,81C1〜81C4,81D1〜81D4を含む。
なお、各キャパシタ82A1,82B1,82C1,82D1,81A1,81B1,81C1,81D1は、互いに並列に接続されている。
キャパシタ82A1の容量は、キャパシタ82B1の容量以上である。キャパシタ82B1の容量は、キャパシタ82C1の容量以上である。キャパシタ82C1の容量は、キャパシタ82D1の容量以上である。キャパシタ82D1の容量は、キャパシタ81A1の容量以上である。
キャパシタ81A1の容量は、キャパシタ81B1の容量以上である。キャパシタ81B1の容量は、キャパシタ81C1の容量以上である。キャパシタ81C1の容量はキャパシタ81D1の容量以上である。
図6は、基板34と共振キャパシタ9およびその周囲の構成を示す断面図である。この図6に示すように、容量の大きいキャパシタ82A1〜82D1は、基板34の上面61に実装されており、容量の小さいキャパシタ81A1〜81D1は、基板34の下面60に設けられている。
上記のように構成された非接触充電システム1において、送電側のコイルユニット3から受電側のコイルユニット4に電力を送電すると、受電コイル8および共振キャパシタ9に電流が流れる。図6において、受電コイル8に電流が流れると、受電コイル8が発熱し、基板34の下面60側の温度は高くなり易い。基板34の上面61は、受電コイル8と反対側であるため、上面61には受電コイル8からの熱が届き難い。
このように、基板34の下面60は、上面61よりも受電コイル8からの熱の影響を受け易い状況である。
キャパシタ82は、基板34の表面のうち、上壁部65に近い上面61に設けられている。キャパシタ82は熱伝導シート62を通して上壁部65に熱的に接続されている。キャパシタ82が生じた熱は、熱伝導シート62を通して、上壁部65に放熱される。上壁部65とフロアパネル10とは面接触しているため、上壁部65に達した熱はフロアパネル10に良好に放熱される。
キャパシタ81は、基板34の表面のうち、上壁部65と反対側の下面60に設けられており、キャパシタ81は、熱伝導シート63と、金属板33の板57と、図4に示す支持壁67とを通して、上壁部65に熱的に接続されている。キャパシタ81の熱は、熱伝導シート63と、板57と、支持壁67と、上壁部65とを通して、上壁部65に放熱される。このように、キャパシタ81の放熱経路は、キャパシタ82の放熱経路よりも長い。
キャパシタ81およびキャパシタ82の発熱量の詳細については後述するが、キャパシタ81の容量はキャパシタ82の容量よりも小さいため、受電時におけるキャパシタ81の発熱量は、キャパシタ82の発熱量よりも小さい。
本実施の形態に係るコイルユニット4においては、放熱経路長が長く、さらに、受電コイル8からの熱の影響を受ける下面60に、発熱量の小さいキャパシタ81を配置し、放熱経路長が短く、受電コイル8からの熱の影響が小さい上面61に発熱量の大きいキャパシタ82を配置している。
キャパシタ81の発熱量は少ないため、放熱環境が悪い下面60に配置されたとしても、キャパシタ81の温度は高温になり難い。発熱量の多いキャパシタ82は、放熱環境に優れた上面61に配置されており、キャパシタ82の温度が高くなることを抑制することができる。
このように、本実施の形態に係るコイルユニット4においては、キャパシタ81およびキャパシタ82の温度が高くなることを抑制することができると共に、キャパシタ81およびキャパシタ82の温度にばらつきが生じることを抑制することができる。
次に、共振キャパシタ9のように、容量の大きいキャパシタと、容量の小さいキャパシタとを並列に接続した並列回路において、当該並列回路に交流電流を流したときに、容量の大きいキャパシタの発熱量の方が、容量が小さいキャパシタの発熱量よりも大きくなることについて説明する。
キャパシタの容量をCとして、キャパシタに印加される電圧をVとし、キャパシタに流れる電流をIとし、電流の角周波数をωとすると、電圧Vと、電流Iおよび各周波数ωとの関係式(1)は下記のようになる。
V(電圧)=I(電流)/(jωC)・・・(1)
損失Wは、下記の式(2)で示すことができる。
W=V(電圧)×I(電流)・・・(2)
上記の並列回路に電流を流すと、各キャパシタは配列に接続されているため、各キャパシタに印加される電圧は同じとなる。
上記式(1)において、V(電圧)を一定とした場合に、容量Cが大きくなると、I(電流)が大きくなる。I(電流)が大きくなると、式(2)において、W(損失)が大きくなる。
互いに並列に接続されたキャパシタに電流が流れると、容量の大きいキャパシタの発熱量の方が、容量の小さいキャパシタの発熱量よりも大きくなる。
このため、コイルユニット4においても、コイルユニット4が受電すると、キャパシタ82(82A1〜82D1)の発熱量は、キャパシタ81(81A1〜81D1)の発熱量よりも大きくなる。
上記のように構成された車両2が岩石路などの凹凸路を走行した際に、コイルユニット4の底面が地面と接触することがある。
コイルユニット4が地面と干渉すると、コイルユニット4には、下方から上方に向かう方向に荷重が加えられる。当該荷重によって、受電コイル8、コイル収容板31、分割フェライト板50および金属板33が上方に向けて湾曲するように変形する場合がある。容量の小さいキャパシタ81の高さH2は、容量の大きいキャパシタ82の高さH1よりも低いため、キャパシタ81と金属板33との間の距離が確保されている。このため、コイルユニット4が地面などと干渉したとしても、キャパシタ81が金属板33と接触して、キャパシタ81が損傷することを抑制することができる。
上記の実施の形態においては、共振キャパシタ9を形成する複数のキャパシタの搭載位置について説明したが、高周波LCフィルタ6Aに設けられたキャパシタにおいても、同様に配置してもよい。具体的には、高周波LCフィルタ6Aは、容量の大きいキャパシタと、容量の小さいキャパシタとを含み、容量の大きいキャパシタを基板34の上面61に配置し、容量の小さいキャパシタを基板34の下面60に配置する。
上記の実施の形態においては、受電側のコイルユニット4について説明したが、コイルユニット4と同様の構成を送電側のコイルユニット3にも適用することができる。すなわち、コイルユニット3は、送電コイル12と、共振キャパシタ13または高調波LCフィルタ11Aを形成する複数のキャパシタが設けられた基板とを備え、基板の上面側に容量の小さなキャパシタが配置されており、基板の下面側に容量の大きなキャパシタが配置されている。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 非接触充電システム。2 車両。3,4,4A コイルユニット。5,14 共振器。6A,11A フィルタ。6B 整流器。6C 出力フィルタ。7 バッテリ。8 受電コイル。8a 中空部。9,13 共振キャパシタ。10 フロアパネル。11B インバータ。12 送電コイル。15 電源。20 ケース。21 上ケース。22 収容ケース。31 コイル収容板。32 フェライト板。33 金属板。34 基板。34a スリット。40 底板。41,47,66 周壁。42 フランジ。44 コイル溝。45 下板。46,67 支持壁。48,55,61 上面。49,56,60 下面。50 分割フェライト板。51 切欠部。52 空隙部。57 板。58 張出部。62,63 熱伝導シート。65 上壁部。81,81A1,81B1,81B4,81C4,81C1,81D4,81D1,82,82A1,82A4,82B1,82B4,82C1,82C4,82D1,82D4 キャパシタ。83A,83B,83D,84A,84B,84D キャパシタ列。

Claims (1)

  1. 厚さ方向に配列する第1主面および第2主面を含む基板と、
    前記第1主面側に配置されると共に、前記基板から間隔をあけて配置されたコイルと、
    前記基板と前記コイルの間に配置された金属板と、
    前記基板に設けられた第1キャパシタと、
    前記基板に設けられると共に、前記第1キャパシタよりも容量が大きい第2キャパシタと、
    を備え、
    前記第1キャパシタは前記第1主面に設けられ、前記第2キャパシタは前記第2主面に設けられると共に、前記第2主面側が車両のフロアパネル側に配置された、コイルユニット。
JP2017028923A 2017-02-20 2017-02-20 コイルユニット Active JP6729442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028923A JP6729442B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 コイルユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028923A JP6729442B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 コイルユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018137271A JP2018137271A (ja) 2018-08-30
JP6729442B2 true JP6729442B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=63366200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017028923A Active JP6729442B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 コイルユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6729442B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111942208B (zh) * 2020-08-19 2022-01-18 辽宁机电职业技术学院 一种汽车自动充电站的安全防护方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147869B1 (ja) * 1971-03-31 1976-12-17
JP5789946B2 (ja) * 2010-10-01 2015-10-07 株式会社明電舎 コンデンサ装置
JP5848182B2 (ja) * 2012-04-05 2016-01-27 トヨタ自動車株式会社 車両
JP6089713B2 (ja) * 2013-01-16 2017-03-08 株式会社村田製作所 電子機器
JP6179160B2 (ja) * 2013-03-28 2017-08-16 Tdk株式会社 ワイヤレス電力伝送装置
JP6003853B2 (ja) * 2013-09-11 2016-10-05 トヨタ自動車株式会社 車両
JP6278695B2 (ja) * 2013-12-26 2018-02-14 株式会社デンソー 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6131915B2 (ja) * 2014-06-11 2017-05-24 トヨタ自動車株式会社 送電装置および受電装置
JP6269437B2 (ja) * 2014-10-23 2018-01-31 トヨタ自動車株式会社 コンデンサモジュール
JP6380058B2 (ja) * 2014-11-28 2018-08-29 トヨタ自動車株式会社 コイルユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018137271A (ja) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10202045B2 (en) Vehicle with shielded power receiving coil
US20170259677A1 (en) Transmission coil for the inductive transfer of energy
JP5786949B2 (ja) 受電装置、送電装置および電力伝送システム
KR20150012262A (ko) 수전 장치 및 송전 장치
JP5888335B2 (ja) 受電装置、送電装置および電力伝送システム
CN109308970B (zh) 线圈单元及使用其的供电装置、受电装置及无线电力传输系统
JP6324362B2 (ja) ワイヤレス伝送装置
JP6520838B2 (ja) コイルユニット
JP6642330B2 (ja) コイルユニット
JP2020102913A (ja) 電力変換装置、及び高電圧ノイズフィルタ
JP6729442B2 (ja) コイルユニット
CN109309410B (zh) 线圈单元及使用其的供电装置、受电装置及无线电力传输系统
US11470747B2 (en) Converter
JP2014143843A (ja) 非接触給電装置
CN110223832B (zh) 线圈单元
JP6780608B2 (ja) コイルユニット
JP2020010488A (ja) コイルユニット
JP2018018926A (ja) コイルユニット
JP6519541B2 (ja) コイルユニット
JP6669102B2 (ja) コイルユニット
JP2021027771A (ja) 受電機器及び送電機器
JP6728591B2 (ja) 電力変換装置
JP7352407B2 (ja) 送受電機器
JP6806013B2 (ja) コイルユニット
US20230268114A1 (en) Pickup apparatus using multi pickup coil for wireless charging of electric vehicle and industrial equipment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6729442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151