JP6265973B2 - 黒色用テトラキスアゾ化合物、それを含む染料組成物およびそれを用いる染色方法 - Google Patents

黒色用テトラキスアゾ化合物、それを含む染料組成物およびそれを用いる染色方法 Download PDF

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Description

本発明は、黒色用テトラキスアゾ化合物又はその塩、それを含む染料組成物、それを用いる染色方法、及び染色物に関する。
セルロース繊維材料、特に紙・パルプ用の染料としては、染着性がよい直接染料が多く用いられている。中でも黒色用染料としてC.I.Direct Black 19やC.I.Direct Black 168等がよく使用されている。しかし、これらの染料は耐光性が低く、また、主原料としてジアニシジンを使用していることが問題視されている。すなわち、ジアニシジンは特定化学物質第一類に該当し、発がん性等により人体や環境への悪影響が知られており、その使用は極めて厳重な防護設備の下で作業する必要があるなど、安全衛生管理面及び生産効率の面等から多くの問題を抱えている。
近年、工場の安全操業や環境保護の観点から非ジアニシジン系染料の開発が進められているが、染着性、耐光性を備えた染料が少ない等の未だ克服すべき課題も多い。非ジアニシジン系染料の使用分野を拡大するために、非ジアニシジン系染料組成物やその染色物に耐光性の向上が求められているが、現状では満足できる染料、染料組成物は見出されていない(特許文献1参照)。
特開平9−230142号公報
細田豊著 「染料化学:理論製造」技報堂出版(1963)
本発明は、特定化学物質第一類のジアニシジンを使用することなく製造でき、染着性及び耐光性の良好な紙・パルプ用の優れた黒色用アゾ染料化合物を提供する。
本発明者等は上記の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、新規な黒色用アゾ染料化合物とそれを含む染料組成物を見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下記載の1)〜11)に関する。
1)
下記式(1)で表されるテトラキスアゾ化合物又はその塩。
Figure 0006265973
[式中、Rはアミノ基;スルホ基;又はヒドロキシ基、スルホ基、及びカルボキシ基からなる置換基群から選ばれる1種若しくは2種の置換基を1個若しくは2個有していてもよいフェニルアミノ基を示し、Aは下記式(2)又は下記式(3)で表される置換基を示す。Aの結合位置は、その結合するナフチル基の8位である。]
Figure 0006265973
[式中、R、Rはそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、スルホ基、又はカルボキシ基を示す。]
Figure 0006265973
[式中、R、Rはそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、スルホ基、又はカルボキシ基を示す。]
2)
の結合位置がその結合するナフチル基の6位又は7位であり、Aが上記式(2)で表されるフェニルアゾ基であり、R 、Rの結合位置がその結合するフェニル基の3位、4位、又は5位である上記1)に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
3)
の結合位置がその結合するフェニル基の4位であり、Rの結合位置がその結合するフェニル基の3位である上記2)に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
4)
Aが上記式(3)で表されるナフチルアゾ基である上記1)に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
5)
の結合位置がその結合するナフチル基の2位又は3位であり、Rの結合位置がその結合するナフチル基の6位又は7位である上記4)に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
6)
の結合位置がその結合するナフチル基の2位であり、Rの結合位置がその結合するナフチル基の7位である上記5)に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。

上記1)乃至)のいずれか一項に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩を含有する黒色系アゾ染料組成物。

C.I.Direct Orange 39、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Red 225、及びC.I.Direct Red 83:1からなる群から選ばれる1種又は2種の染料を、全染料成分に対して0.05〜20質量%含有する上記)に記載の黒色系アゾ染料組成物。

上記)又は)に記載の黒色系アゾ染料組成物を使用してセルロース繊維材料を染色する工程を含むセルロース繊維材料の染色方法。
10
上記7)又は8)に記載の黒色系アゾ染料組成物により染色されたセルロース繊維材料を含む染色物。
黒色用アゾ染料として使用される本発明のテトラキスアゾ化合物又はその塩は、特定化学物質第一類に該当するジアニシジンを使用せずに製造でき、染色性に優れることから、紙・パルプ等のセルロース繊維を高濃度で染色することができる。また、本発明のテトラキスアゾ化合物又はその塩を用いて染色された染色物は耐光性にも優れる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のテトラキスアゾ化合物又はその塩は、上記式(1)で表されるテトラキスアゾ化合物又はその塩であり、式中のAは上記式(2)又は式(3)で表される。
構造式における芳香環上の数字は、置換基の置換位置を示すために便宜的に記載したものである。
上記式(1)におけるRはそれぞれ独立の置換基である。Rにおけるフェニルアミノ基が置換基を有する場合、その置換基としてはヒドロキシ基、スルホ基、及びカルボキシ基からなる置換基群から選ばれる1種又は2種の置換基が挙げられ、その置換数は1個又は2個であり、その置換位置は置換可能であれば特に限定されない。
におけるフェニルアミノ基としては無置換のフェニルアミノ基又はp−カルボキシフェニルアミノ基が好ましく、無置換のフェニルアミノ基がより好ましい。また、その結合するナフチル基上の置換位置は6位又は7位が好ましく、7位がより好ましい。
Aの置換位置はその結合するナフチル基で置換可能であれば特に限定されないが、1位又は8位が好ましく、特に8位が好ましい。
Aが上記式(2)で表される置換基の場合、R、Rの置換位置はその結合するフェニル基で置換可能であれば特に限定されないが、3位、4位、又は5位が好ましい。R、Rとして特に好ましくは、Rが3位で水素原子、Rが4位でカルボキシ基が挙げられる。
また、Rの結合位置はその結合するナフチル基の6位又は7位が好ましい。
Aが上記式(3)で表される置換基の場合、R、Rの置換位置はその結合するナフチル基で置換可能であれば特に限定されないが、Rは2位又は3位が好ましく、中でも2位が特に好ましく、Rは6位又は7位が好ましく、中でも7位が特に好ましい。
、Rとして殊更好ましくは、Rが2位で水素原子、Rが7位でスルホ基が挙げられる。
本発明において、アゾ基はシン型でもアンチ型でもそれらの混合型であってもよい。
本発明のテトラキスアゾ化合物の塩としては、スルホ基等の酸性基の塩やアミノ基等の塩基性基の塩が挙げられるが、特に限定されない。酸性基の塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。また、塩基性基の塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等の無機酸との塩、p−トルエンスルホン酸塩、酢酸塩等の有機酸との塩が挙げられる。これらの塩は通常の造塩反応により得られる。
本発明のテトラキスアゾ化合物又はその塩を含有する染料組成物も本発明に含まれる。該染料組成物は、例えば、水等の溶剤や、通常、染料に用いられる添加剤を含有していてもよい。
また、本発明の染料組成物は、上記テトラキスアゾ化合物又はその塩以外の他の直接染料を含有していてもよい。中でも、C.I.Direct Orange 39、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Red 225、及びC.I.Direct Red 83:1からなる群から選ばれる1種又は2種の染料を配合するのが好ましい。これらの染料は全染料成分に対して0.05〜20質量%程度配合するのが好ましい。これらの染料は公知文献に従い製造することができるが、市販されている染料を使用することもできる。
本発明の染料組成物は、セルロース繊維材料、特に紙やパルプを染色する際に使用することができ、特に該染料組成物の溶液を用いる染色方法及びその染色方法により染色された染色物も本発明に含まれる。染料溶液としては水溶液が好ましく、本発明の染料組成物を水に溶解又は希釈して得られる。該染色方法としては、例えば、紙・パルプを染色する通常の染色条件による染色法や、サイズプレス法、コーテイング法を包含する表面塗工染色法、内添染色法等が挙げられる。該染色物には本発明の染色方法で染色されたセルロース繊維材料、紙・パルプとともに、それを加工して得られる物品も含まれる。
本発明のテトラキスアゾ化合物は、非特許文献1等に記載される通常のアゾ染料の製法を応用してジアゾ化反応、カップリング反応を行うことにより製造される。
ジアゾ化反応はジアゾ化する成分の塩酸、硫酸等の鉱酸水溶液又は懸濁液に亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩を混合するという順法によるか、あるいはジアゾ化する成分の中性〜弱アルカリ性の水溶液に亜硝酸塩を加えておき、これと鉱酸を混合するという逆法によって行われる。ジアゾ化反応の温度は、−10〜40℃が適当である。
カップリング反応により得られたアゾ化合物は、そのままあるいは酸析や塩析により析出させ濾過して取り出すか、溶液又は懸濁液のまま次の工程へ進めることができる。
ジアゾニウム塩が難溶性で懸濁液となっている場合は、濾過し、プレスケ−キとして次のカップリング反応に使うこともできる。また、塩析を繰り返したり、有機溶媒を使用して水中から析出させたりして精製することもできる。該有機溶媒としては、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル等のアルコ−ル類、アセトン等のケトン類等の水溶性有機溶媒が挙げられる。
次に、本発明のテトラキスアゾ化合物の製造法について一例示を示す。なお、下記式(4)〜(12)で適宜使用されるR、R、Rは、上記と同じ意味を示す。
まず、下記式(4)で表される化合物をジアゾ化し、下記式(5)で表される化合物と0〜40℃、pH0.5〜11でカップリング反応させ、下記式(6)で表されるモノアゾ化合物を得る。本発明の式中、Tsはトシル基(p−トルエンスルホニル基)を表す。
Figure 0006265973
次いで、上記式(6)で表されるモノアゾ化合物をジアゾ化し、上記式(5)で表される化合物と0〜40℃、pH0.5〜11でカップリング反応させ、下記式(7)で表されるジスアゾ化合物を得る。
Figure 0006265973
次いで、下記式(8)で表される化合物をジアゾ化し、下記式(9)で表される化合物と0〜40℃、好ましくは5〜10℃、pH0.5〜11、好ましくはpH3.0〜3.5でカップリング反応させ、下記式(10)で表されるモノアゾ化合物を得る。
Figure 0006265973
次いで、上記式(7)で表されるジスアゾ化合物をジアゾ化し、上記式(10)で表される化合物と0〜40℃、好ましくは20〜25℃、pH0.5〜11、好ましくはpH8.5〜9.5でカップリング反応させ、下記式(11)で表されるテトラキスアゾ化合物を得る。
Figure 0006265973
上記式(11)で表されるテトラキスアゾ化合物を40〜100℃、好ましくは80〜85℃、pH0.5〜11、好ましくはpH10.5〜11.0で脱トシル化反応して、下記式(12)で表される本発明のテトラキスアゾ化合物を得る。
Figure 0006265973
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではない。実施例において特に断りがない限り、部は質量部を、%は質量%をそれぞれ意味する。各式中のスルホン酸基は遊離酸の形で表す。
[実施例1]
(工程1)
Figure 0006265973
水200部中に1−アミノ−8−(4−メチルフェニルスルホニルオキシ)ナフタレン−3,6−ジスルホン酸を10部投入後、48%水酸化ナトリウム溶液を滴下し、pH6.0〜7.0に調整して溶解した。得られた溶液に亜硝酸ソーダ1.6部を加え、水90部に35%塩酸8.8部を加えた溶液に10〜15℃にて加え、1時間撹拌しジアゾ化した。
水500部中、8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸4.7部を48%水酸化ナトリウム溶液にてpH4.5〜5.0に調整して溶解し、得られたジアゾ化した懸濁液を10〜15℃の温度で約30分間かけて滴下した。この滴下の間、反応液のpH値を炭酸ナトリウム水溶液の添加で4.0〜5.0に保持した。滴下終了後、5〜10℃、pH4.0〜5.0で5時間、さらに10〜15℃で終夜撹拌し、反応を終結させた。次いで、反応液に塩化ナトリウムを加えて塩析し、濾過、単離、乾燥して、上記式(6)で表される化合物を14.2部得た。
(工程2)
Figure 0006265973
上記工程1で得られた上記式(6)で表される化合物14.2部を水200部に投入し、48%水酸化ナトリウム溶液を滴下し、pH8.0〜9.0に調整して溶解した。その溶液に亜硝酸ソーダ2.3部を添加し、水100部中に35%塩酸を10部添加した水溶液に10〜15℃にて滴下して、1時間撹拌しジアゾ化した。
水500部中、8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸4.5部を炭酸ナトリウム溶液にてpH3.4〜3.8に調整して溶解した。その溶解液にジアゾ化した懸濁液を10〜15℃の温度で約30分間かけて滴下した。この滴下の間、反応液のpH値を炭酸水素ナトリウム水溶液の添加で4.0〜5.5に保持した。滴下終了後、pH4.0〜5.5、10〜15℃で3時間、さらに20〜25℃で終夜撹拌し、反応を終結させた。次いで、塩化ナトリウムを加えて塩析し、濾過、単離、乾燥して、上記式(7)で表される化合物を15.1部得た。
(工程3)
Figure 0006265973
水200部中に4−アミノ安息香酸を2.2部投入後、48%水酸化ナトリウム溶液を滴下し、pH6.0〜7.0に調整して溶解した。得られた溶液に亜硝酸ソーダ0.4部を加え、水90部に35%塩酸1.7部を加えた溶液に10〜15℃にて加え、1時間撹拌しジアゾ化した。
水500部中、4−ヒドロキシ−7−フェニルアミノナフタレン−2−スルホン酸5部を48%水酸化ナトリウム溶液にてpH4.5〜5.0に調整して溶解し、上記のジアゾ化反応の懸濁液を0〜8℃の温度で約60分間かけて滴下した。この滴下の間、反応液のpH値を炭酸ナトリウム水溶液の添加で2.0〜3.0に保持した。滴下終了後、5〜10℃、pH3.0〜3.5で5時間、さらに15〜20℃で終夜撹拌し、反応を終結させた。次いで、反応液に塩化ナトリウムを加えて塩析し、濾過、単離、乾燥して、上記式(13)で表される化合物を7.0部得た。
(工程4)
Figure 0006265973
上記工程2で得られた上記式(7)で表される化合物15.1部を水200部に投入し、48%水酸化ナトリウム溶液を滴下し、pH8.0〜9.0に調整して溶解した。その溶液に亜硝酸ソーダ2.4部を添加し、水100部中に35%塩酸を10部添加した水溶液に10〜15℃にて滴下して、1時間撹拌しジアゾ化した。
水500部中、上記工程3で得られた上記式(13)で表される化合物7.0部を48%水酸化ナトリウム溶液にてpH9.5〜10.0に調整して溶解し、この溶液に上記式(7)で表される化合物をジアゾ化した懸濁液を20〜25℃の温度で約30分間かけて滴下した。この滴下の間、反応液のpH値を炭酸水素ナトリウム水溶液の添加で8.5〜9.5に保持した。滴下終了後、pH9.0〜9.5、20〜25℃で3時間、さらに終夜撹拌し、反応を終結させた。
引続き、上記の反応液を24%水酸化ナトリウム溶液でpH10.5〜11.0に調整した後、炭酸ナトリウム水溶液にてpH10.5〜11.0に保持して80〜85℃の温度で5〜12時間撹拌した。20〜25℃まで冷却し、35%塩酸でpHを7.0〜8.0とし、塩化ナトリウムを加えて塩析、又は35%塩酸で酸析し、濾過、単離、乾燥して、下記式(15)で表される化合物を16部得た。得られた化合物の水中での吸収極大波長λmax=607nmであった。
Figure 0006265973
[実施例2]
(工程1)
Figure 0006265973
水200部中に8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸を3.5部投入後、48%水酸化ナトリウム溶液を滴下し、pH6.0〜7.0に調整して溶解した。得られた溶液に亜硝酸ソーダ0.6部を加え、水90部に35%塩酸2.8部を加えた溶液に10〜15℃にて加え、1時間撹拌しジアゾ化した。
水500部中、4−ヒドロキシ−7−フェニルアミノナフタレン−2−スルホン酸5部を48%水酸化ナトリウム溶液にてpH4.5〜5.0に調整して溶解し、上記のジアゾ化反応の懸濁液を0〜8℃の温度で約60分間かけて滴下した。この滴下の間、反応液のpH値を炭酸ナトリウム水溶液の添加で2.0〜3.0に保持した。滴下終了後、5〜10℃、pH3.0〜3.5で5時間、さらに10〜15℃で終夜撹拌し、反応を終結させた。次いで、反応液に塩化ナトリウムを加えて塩析し、濾過、単離、乾燥して、上記式(16)で表される化合物を8.8部得た。
(工程2)
Figure 0006265973
実施例1の工程2と同様方法で得られた上記式(7)で表される化合物15.1部を水200部に投入し、48%水酸化ナトリウム溶液を滴下し、pH8.0〜9.0に調整して溶解した。その溶液に亜硝酸ソーダ2.4部を添加し、水100部中に35%塩酸を10部添加した水溶液に10〜15℃にて滴下して、1時間撹拌しジアゾ化した。
水500部中、上記工程1で得られた上記式(16)で表される化合物8.8部を48%水酸化ナトリウム溶液にてpH9.5〜10.0に調整して溶解し、この溶液に上記式(7)で表される化合物をジアゾ化した懸濁液を20〜25℃の温度で約30分間かけて滴下した。この滴下の間、反応液のpH値を炭酸水素ナトリウム水溶液の添加で8.5〜9.5に保持した。滴下終了後、pH9.0〜9.5、20〜25℃で3時間、さらに終夜撹拌し、反応を終結させた。
引続き、上記の水溶液を24%水酸化ナトリウム溶液でpH10.5〜11.0に調整し、炭酸ナトリウム水溶液にてpH10.5〜11.0に保持し、80〜85℃で5〜12時間撹拌した。20〜25℃まで冷却し、35%塩酸でpHを7.0〜8.0とし、塩化ナトリウムを加えて塩析、又は35%塩酸で酸析し、濾過、単離、乾燥して、下記式(18)で表される本発明の化合物23部を得た。得られた化合物の水中での吸収極大波長λmax=609nmであった。
Figure 0006265973
[実施例3]
実施例1、2で合成した染料1.000部を水1000部に溶解して染浴を調製し、この染浴に叩解クラフトパルプ300部(絶乾パルプ30部、叩解度35SR)を加えて、室温で15分間撹拌した後、ロジンサイズの30%水溶液1部を加え、さらに10分間撹拌した後、結晶硫酸アルミニウム3部を加えて20分間撹拌した。染色したパルプを抄紙し、乾燥して黒色の染色物を得た。
得られた染色物をCOLOR EYE CE3000(Macbeth社製)及び目視による測色を行い、測色機器判定及び変退色用グレースケール比較により判定を行った。また、以下の耐光性試験を行った。両試験の結果を表1に示す。
耐光試験方法は以下のとおりである。
カーボンアークフェードメーター(スガ試験機社製)を用い、染色紙に10時間又は20時間照射した。判定級はJIS L−0841に規定されたブルースケールの等級に準じて決定した。等級が大きいほど光照射によって退色しにくいことを意味し、好ましい。なお、本明細書に示す試験では照射時間による耐光性に差がなかった。
公知の染料A、Bを用い、実施例3と同様にパルプを染色・抄紙し、染色性及び耐光性について判定した。なお、染料AはC.I.ダイレクトブラック19、染料BはC.I.ダイレクトブラック168であり、いずれも現在多用されている黒色染料である。結果を表1に示す。
Figure 0006265973
表1から明らかなように、本発明のジアニシジンを使用しない黒色用テトラキスアゾ化合物は、従来の黒色染料と比べて同等の染色性と同等以上の耐光性を有している。現在多用されている公知の染料Aは、染色性、耐光性は良好であるが、製造にジアニシジンを使用しなければならない。現在多用されている公知の染料Bは、染色性は良好であるが耐光性が低く、製造にジアニシジンを使用する。本発明のジアニシジンを使用せずに製造可能なテトラキスアゾ化合物は、染色性、耐光性ともに優れた実用性の高い染料である。
[実施例4]
1.000部の実施例1で得られた染料、0.102部のC.I.Direct Orange 39、0.034部のC.I.Direct Red 83:1を配合して水1000部に溶解して染浴を調製し、この染浴に叩解クラフトパルプ300部(絶乾パルプ30部、叩解度35SR)を加えて、室温で15分間撹拌した後、ロジンサイズの30%水溶液1部を加え、さらに10分間撹拌した後、結晶硫酸アルミニウム3部を加えて20分間撹拌した。染色したパルプを抄紙し、乾燥して黒色の染色物を得た。得られた染色物を実施例3と同様に染色性について判定し、さらに、耐光性試験を行った。結果を表2に示す。
また、実施例1で得られた染料の代わりに上記の染料A、Bを用いて同様に染色物を得て同様の試験を行った。結果を表2に示す。
Figure 0006265973
表2から明らかなように、ジアニシジンを使用しない本発明のテトラキスアゾ化合物を含む黒色用染料組成物は、ジアニシジンを使用する従来の黒色染料を含有する染料組成物と比べて同等の染色性と優れた耐光性を有しており、実用性の高い染料組成物であることが認められた。
[実施例5]
1.000部の実施例2で得られた染料、0.120部のC.I.Direct Orange 39、0.080部のC.I.Direct Red 83:1を配合して水1000部に溶解して染浴を調製し、この染浴に叩解クラフトパルプ300部(絶乾パルプ30部、叩解度35SR)を加えて、室温で15分間撹拌した後、ロジンサイズの30%水溶液1部を加え、さらに10分間撹拌した後、結晶硫酸アルミニウム3部を加えて20分間撹拌した。染色したパルプを抄紙し、乾燥して黒色の染色物を得た。得られた染色物を実施例3と同様に染色性について判定し、さらに、耐光性試験を行った。結果を表3に示す。
また、実施例2で得られた染料の代わりに上記の染料A、Bを用いて同様に染色物を得て同様の試験を行った。結果を表3に示す。
Figure 0006265973
表3から明らかなように、ジアニシジンを使用しない本発明のテトラキスアゾ化合物を含む黒色用染料組成物は、ジアニシジンを使用する従来の黒色染料を含有する染料組成物と比べて同等の染色性と優れた耐光性を有しており、実用性の高い染料組成物であることが認められた。

Claims (10)

  1. 下記式(1)で表されるテトラキスアゾ化合物又はその塩。
    Figure 0006265973
    [式中、Rはアミノ基;スルホ基;又はヒドロキシ基、スルホ基、及びカルボキシ基からなる置換基群から選ばれる1種若しくは2種の置換基を1個若しくは2個有していてもよいフェニルアミノ基を示し、Aは下記式(2)又は下記式(3)で表される置換基を示す。Aの結合位置は、その結合するナフチル基の8位である。]
    Figure 0006265973
    [式中、R、Rはそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、スルホ基、又はカルボキシ基を示す。]
    Figure 0006265973
    [式中、R、Rはそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、スルホ基、又はカルボキシ基を示す。]
  2. の結合位置がその結合するナフチル基の6位又は7位であり、Aが前記式(2)で表されるフェニルアゾ基であり、R 、Rの結合位置がその結合するフェニル基の3位、4位、又は5位である請求項1に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
  3. の結合位置がその結合するフェニル基の4位であり、Rの結合位置がその結合するフェニル基の3位である請求項2に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
  4. Aが前記式(3)で表されるナフチルアゾ基である請求項1に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
  5. の結合位置がその結合するナフチル基の2位又は3位であり、Rの結合位置がその結合するナフチル基の6位又は7位である請求項4に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
  6. の結合位置がその結合するナフチル基の2位であり、Rの結合位置がその結合するナフチル基の7位である請求項5に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のテトラキスアゾ化合物又はその塩を含有する黒色系アゾ染料組成物。
  8. C.I.Direct Orange 39、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Red 225、及びC.I.Direct Red 83:1からなる群から選ばれる1種又は2種の染料を、全染料成分に対して0.05〜20質量%含有する請求項7に記載の黒色系アゾ染料組成物。
  9. 請求項7又は8に記載の黒色系アゾ染料組成物を使用してセルロース繊維材料を染色する工程を含むセルロース繊維材料の染色方法。
  10. 請求項7又は8に記載の黒色系アゾ染料組成物により染色されたセルロース繊維材料を含む染色物。
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