JP6264441B1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減を可能とした吸収性物品を提供する。【解決手段】前身頃を構成する腹側外装体12Fと、後身頃を構成する背側外装体12Rと、前後方向における両端部が腹側外装体12Fおよび背側外装体12Rと重なる被接着部16Aとを備える吸収性本体16とを備え、腹側外装体12Fの腹側内部弾性部27Fは、被接着部16Aより肌側となる内側に位置し、被接着部16Aと腹側内部弾性部27Fとの間に、開口端が股下側を向いた腹側ポケット30Fを備え、腹側ポケット30Fは、ポケット30F以外の部位を丸めた団塊部を収納可能な大きさを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、排泄物を収容するポケットを外装部に構成した吸収性物品に関する。
吸収性物品の中には、前身頃を構成する腹側外装部と、後身頃を構成する背側外装部と、前端部が腹側外装部に接合され後端部が背側外装部に接合される吸収性本体とを備えた使い捨ておむつがある。そして、特許文献1に示すように、使い捨ておむつには、着用者の腹部と接する内面および背部と接する内面に、股下部側を開口端としたポケットが構成されている。ポケットは、開口端から進入した排泄物を収容することで、排泄物が腹部から漏れる腹漏れや背部から漏れる背漏れを抑制する。(特許文献1参照)。
従来、このような使い捨ておむつは、背側外装部の外面にテープ体が折り畳んで配置されており、捨てる際には、廃棄する使い捨ておむつを股下部側から胴回り開口部の方向に丸め、テープ体を伸展して、テープ体で止める。使い捨ておむつは、このように丸められた状態で廃棄される。
特許第5457828号公報
ところで、使い捨ておむつのような吸収性物品にあっても、更なる部品点数の削減が求められる。
本発明は、部品点数の削減を可能とした吸収性物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための吸収性物品は、前身頃を構成する第1外装部と、後身頃を構成する第2外装部と、前後方向における両端部が前記第1外装部および前記第2外装部と重なる被接着部とを備える吸収性本体とを備え、前記第1外装部と前記第2外装部とは、胴回り方向の両端部が接合部で接続されて胴回り部を構成し、前記第1外装部と前記第2外装部のうちの少なくとも1つの外装部は、前記吸収性本体より肌側となる内側に位置し、前記被接着部と前記外装部と重なる領域には、開口端が股下側を向いたポケットを備え、少なくとも1つの前記ポケットは、前記接合部において前記第1外装部と前記第2外装部とを切り離した状態で、当該ポケット以外の部位を前記前後方向に丸めた団塊部を収納可能な大きさを備えている。
上記構成によれば、ポケットに対して団塊部を収容して、小さくまとめた吸収性物品を、排泄物が手につかない状態で廃棄することができる。
上記吸収性物品において、前記吸収性本体の前後方向における前記ポケットの深さAは、A>D/2である構成としてもよい。
D:D=2×√(T×L/π)で規定される前記団塊部の直径
T:吸収性物品の厚さ
L:L=前記吸収性物品の前記前後方向における全長Lall−胴回り開口端と前記ポケットの最深部との間の余白B
上記構成によれば、ポケットに対して団塊部を確実に収容することができる。
上記吸収性物品において、前記吸収性本体は、吸収体を備え、前記被接着部は、前記吸収体の領域が前記外装部に対して非接着となり、前記吸収体の周辺部が接着領域となるようにしてもよい。
上記構成によれば、吸収体の領域の上にポケットを構成することができ、吸収体を幅方向に折りたたむことなく、丸めてポケット内に収納することができる。
上記吸収性物品において、前記外装部は、胴回り方向に伸縮する内部弾性部であって、前記吸収性本体より内側に位置する前記内部弾性部と、前記吸収性本体より肌とは反対側の外側であって、少なくとも前記内部弾性部と対向して位置する外側のシート部とを備え、前記被接着部は、前記内部弾性部に対して非接着であり、前記シート部に対して接着されている構成としてもよい。
上記構成によれば、内部弾性部と被接着部との間にポケットを構成しそのポケットを大きく構成することができる。
上記吸収性物品において、前記吸収性物品は、胴回り開口部を含む上部領域と、前記上部領域より股下部側に位置する下部領域とをさらに備え、前記上部領域は、前記吸収性本体の内側に、胴回り方向に伸縮する内部弾性部を備え、前記下部領域は、前記吸収性本体の外側に、胴回り方向に伸縮する外部弾性部を備え、前記外部弾性部は、前記被接着部の外側に接着されている構成としてもよい。
上記構成によれば、上部領域における内部弾性部の下側の下部領域にさらに、外部弾性部を設けることができ、装着感を向上させることができるとともに、排泄物の漏れを防ぐことができる。
上記吸収性物品において、前記ポケットは、前記第1外装部と前記第2外装部のそれぞれに設けられ、前記第1外装部のポケットの方が前記第2外装部のポケットより大きい構成としてもよい。
上記構成によれば、第1外装部のポケットを腹側としたとき、腹側に流れた排泄物を確実に収容することができる。そして、大きい方のポケットに団塊部を収容することができる。
本発明によれば、部品点数の削減を可能とした吸収性物品を提供することができる。
本発明の吸収性本体を具体化した第1実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの斜視図。 (a)は、第1実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図。 (a)は、上部領域の接着領域を図2(a)に対応して示す平面図、(b)は、下部領域の接着領域を図2(a)に対応して示す平面図。 おむつが装着された状態の要部断面図。 おむつを丸める方向を説明する平面図。 おむつを丸めポケットに収容した状態を示す斜視図。 腹側ポケットの大きさとおむつを丸めた団塊部の大きさとの関係を示す概念図。 おむつの厚さを説明する断面図。 (a)は、第2実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図、(b)はその断面図。
図1ないし図9を参照して本発明における吸収性物品を具体化した一実施形態におけるパンツ型使い捨ておむつについて説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、パンツ型使い捨ておむつ10(以下、単に「おむつ10」という。)は、人体の腹部形状に追従する形状を有する前身頃10Fと、人体の背部形状に追従する形状を有する後身頃10Rと、前身頃10Fおよび後身頃10Rを繋ぐ股下部10Cとを備える。
前身頃10Fにおいて股下部10Cと反対側は、人体の胴回りの部分を取り囲む胴回り部10Wを構成し、上端に、胴回り開口部10Aを備えている。また、前身頃10Fにおける左右両端部、後身頃10Rにおける左右両端部、および、股下部10Cにおける左右両端部とは、人体の太股部分を取り囲む形状を有した左右一対の脚回り開口部10Lを構成している。また、前身頃10Fと後身頃10Rの胴回り方向の左右両端部は、接合部11となっている。
図2(a)は、パンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図、(b)は、(a)のa−a断面図である。なお、図2(b)において、右側がおむつ装着者の肌側となる。
前身頃10Fにおける胴回り部10Wは、腹側の第1外装部としての腹側外装体12Fで構成され、後身頃10Rにおける胴回り部10Wは、背側の第2外装部としての背側外装体12Rで構成されている。
腹側外装体12Fおよび背側外装体12Rは、胴回り方向を長手方向とした矩形形状を有している。外装体を構成するシートは、一例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布であり、また、透液性シート、不透液性シートであってもよい。そして、腹側外装体12Fは、腹側外装体12Fを構成するシート間に腹側上部弾性部材15FUおよび腹側下部弾性部材15FDが挟まれて構成されている。背側外装体12Rもまた、背側外装体12Rを構成するシート間に背側上部弾性部材15RUおよび背側下部弾性部材15RDが挟まれて構成されている。これらの弾性部材15FU,15FD,15RU,15RDは、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンなどから選ばれる1つ以上の材料により形成された弾性体であり、糸状または紐状に形成されている。弾性部材15FU,15FD,15RU,15RDは、複数本が互いに平行に、胴回り方向に沿って配置されている。
腹側外装体12Fと背側外装体12Rとは、股下部10Cを構成する吸収性本体16で連結される。吸収性本体16は、前後方向を長手方向とした矩形形状を有している。図2(b)に示すように、吸収性本体16は、液不透過性を有したバックシート17と、吸収体18と、液透過性を有したトップシート19とを備える。おむつ10において、トップシート19は、着用者の肌と接する内側に配置され、バックシート17は、外側に配置される。そして、おむつ10において、外側から、バックシート17、吸収体18、トップシート19の順に重なっている。さらに、バックシート17の外側には、手触り感を向上させるために、不織布を配置してもよい。
バックシート17を形成する材料は、例えば、液不透過性を有したポリエチレン樹脂製のフィルムである。バックシート17は、通気性を確保するため、微細孔が多数形成されている。トップシート19を形成する材料は、例えば、織布、不織布、多孔性フィルムなどから選ばれる1以上の材料である。また、トップシート19は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維であって親水化処理が施された繊維から構成される液透過性を有した不織布などが用いられる。
吸収体18は、前身頃10F、股下部10C、および、後身頃10Rに跨るように細長い帯形状を有している。吸収体18は、吸収性材料の成形体と、成形体を包むコアラップとで構成されている。吸収体18を形成する吸収性材料の成形体は、例えば、フラップパルプ、高吸収性ポリマー、親水性シートなどの吸収性材料を成形したものである。また、コアラップは、ティッシュや不織布などで構成されている。そして、吸収体18は、バックシート17とトップシート19との間に配置され接合される。吸収体18は、腹側外装体12Fと背側外装体12Rとの間に延在され、腹側端部18Fと背側端部18Rとを備えている。なお、吸収体18において、コアラップは割愛されていてもよい。吸収性本体16は、吸収体18の周辺部18Aを備えている。周辺部18Aは、吸収体18が配置されていない領域であって、バックシート17とトップシート19とが重なって接着された領域である。吸収性本体16の前後方向における外装体12F,12Rと重なる領域の内面と外面は、外装体を構成するシートが接着される被接着部16Aとなる。被接着部16Aは、吸収性本体16の前後方向の両端部であって、吸収体18の腹側端部18Fおよび背側端部18Rと周辺部18Aとを含む領域である。
吸収性本体16には、前後方向に沿う両端部に立体ギャザー21が配置されている。立体ギャザー21は、トップシート19に前後方向に沿う両端部にサイドシート21Sを配置し、サイドシート21Sに弾性部材21Eを前後方向に沿って配置して構成されている。具体的に、サイドシート21Sは、液不透過性を有した不織布などを含んだ前後方向に延びる長尺のシート体である。サイドシート21Sは、前端部が腹側外装体12Fと重なり、後端部が背側外装体12Rと重なるように配置される。立体ギャザー21は、弾性部材21Eが収縮した際に、サイドシート21Sが着用者の肌当接方向に向かって立ち上がり、脚回り開口部10Lの周囲に位置する。
腹側外装体12Fは、腹側上部領域12FUと腹側下部領域12FDとを備えている。背側外装体12Rも、背側上部領域12RUと背側下部領域12RDとを備えている。
立体ギャザー21の前端部と後端部は、吸収性本体16上において、腹側下部領域12FDおよび背側下部領域12RDの股下部10C側の下端から腹側上部領域12FUおよび背側上部領域12RUの中程まで延在される。立体ギャザー21を構成するサイドシート21Sは、弾性部材21Eを挟み込むように折り返され、折り返しの前端部と後端部がシール部23でシールされる。
図2(b)に示すように、腹側上部領域12FUおよび背側上部領域12RUでは、腹側上部弾性部材15FUおよび背側上部弾性部材15RUが吸収性本体16に対して内側、すなわちトップシート19側に配置されており、胴回り開口部10Aや胴回り部10Wの一部を構成している。腹側下部領域12FDおよび背側下部領域12RDでは、腹側下部弾性部材15FDおよび背側下部弾性部材15RDが吸収性本体16に対して外側、すなわちバックシート17側に配置されており、胴回り部10Wの一部を構成している。
腹側上部領域12FUには、複数本の腹側上部弾性部材15FUが胴回り方向を長手方向としたシート間(腹側外部シート部26Fと腹側内部シート部25Fの間)において、胴回り方向における左右両端部に亘って伸長された状態で配置されている。背側上部領域12RUには、複数本の背側上部弾性部材15RUが胴回り方向を長手方向としたシート間(背側外部シート部26Rと背側内部シート部25Rとの間)において、胴回り方向における左右両端部に亘って伸長された状態で配置されている。
また、腹側下部領域12FDには、複数本の腹側下部弾性部材15FDが胴回り方向を長手方向としたシート間(腹側外部シート部26Fと腹側内部シート部25Fの間)において、胴回り方向における左右両端部に亘って配置されている。背側下部領域12RDには、複数本の背側下部弾性部材15RDが胴回り方向を長手方向としたシート間(背側外部シート部26Rと背側内部シート部25Rとの間)において、胴回り方向における左右両端部に亘って配置されている。これら弾性部材15FU,15FD,15RU,15RDは、胴回り部10Wにおいて、ウェストギャザーやタミーギャザーを構成し、腹漏れや背漏れの発生を抑制する。
図2(b)に示すように、腹側下部領域12FDおよび背側下部領域12RDは、吸収性本体16における被接着部16Aのバックシート17に直接接着されている。図2(a)に示すように、腹側下部弾性部材15FDは、被接着部16A上において、伸長していない状態、例えば切断された状態で配置されている。また、大半の背側下部弾性部材15RDは、被接着部16A上において、伸長していない状態、例えば切断された状態で配置されている。これにより、吸収性本体16は、腹側下部弾性部材15FDおよび背側下部弾性部材15RDの収縮に合わせて吸収性本体16が収縮し、吸収性本体16にひだが形成されることを抑制することができる。そして、吸収性本体16と肌との間に隙間が生じることを抑制でき、腹漏れや背漏れを抑制することができる。
複数本の背側下部弾性部材15RDのうちで背側上部領域12RUの近くにおいて背側上部領域12RUの下端部に沿って位置する複数本の背側下部弾性部材15RD1は、吸収体18の背側端部18R上において、伸長した状態、すなわち切断されていない状態で配置されている。したがって、背側下部弾性部材15RD1が配置された領域では、背側端部18Rにひだ16Bを形成することができる。ひだ16Bが形成された背側端部18Rでは、吸収体18の厚さをひだ16Bが形成されていない領域より厚くなり、後述の背側ポケット30Rの開口端が臀部に押されて塞がりにくくなる。ひだ16Bを、背側ポケット30Rに導くガイドとして機能させることができる。
図2(b)に示すように、腹側上部領域12FUは、腹側上部弾性部材15FUをシート(腹側外部シート部26Fと腹側内部シート部25F)で挟み込んで腹側内部弾性部27Fを構成している。また、腹側下部領域12FDも、腹側下部弾性部材15FDをシート(腹側外部シート部26Fと腹側内部シート部25F)で挟み込んだ腹側外部弾性部28Fを構成している。腹側上部領域12FUおよび腹側下部領域12FDは、腹側外部シート部26Fと腹側内部シート部25Fとによって、一連に繋がっている。
背側上部領域12RUは、背側上部弾性部材15RUをシート(背側外部シート部26Rと背側内部シート部25R)で挟み込んで背側内部弾性部27Rを構成している。また、背側下部領域12RDも、背側下部弾性部材15RDをシート(背側外部シート部26Rと背側内部シート部25R)で挟み込んで背側外部弾性部28Rを構成している。背側上部領域12RUおよび背側下部領域12RDは、背側外部シート部26Rと背側内部シート部25Rとによって、一連に繋がっている。
腹側外部シート部26Fおび背側外部シート部26Rは、肌とは反対側の最も外側に位置するとともに、胴回り開口部10Aの部分で内側に折り曲げられて最も肌側に位置するシートである。腹側内部シート部25Fおよび背側内部シート部25Rは、腹側外部シート部26Fおび背側外部シート部26Rに対向するシートである。
腹側内部弾性部27Fを構成している腹側外部シート部26Fおよび腹側内部シート部25Fは、腹側上部弾性部材15FUおよび腹側下部弾性部材15FDを挟み込み、第1接着剤24で接着されている。腹側外部シート部26Fおよび腹側内部シート部25Fの折り返し部分は、胴回り開口部10Aを構成し、胴回り開口部10Aをシートの2枚重ねで構成することによって、強度を高めている。
背側内部弾性部27Rを構成している背側外部シート部26Rおよび背側内部シート部25Rは、背側上部弾性部材15RUおよび背側下部弾性部材15RDを挟み込み、第1接着剤24で接着されている。背側外部シート部26Rおよび背側内部シート部25Rの折り返し部分は、胴回り開口部10Aを構成し、胴回り開口部10Aをシート2枚重ねで構成することによって、強度を高めている。
腹側内部弾性部27Fおよび背側内部弾性部27Rにおいて、腹側上部弾性部材15FUおよび背側上部弾性部材15RUと隣接する腹側内部シート部25Fおよび背側内部シート部25Rは、被接着部16Aのトップシート19に対して非接着とされる。また、腹側内部弾性部27Fおよび背側内部弾性部27Rにおいて、被接着部16Aの周囲の領域では、胴回り開口部10Aで折り返された腹側内部シート部25F同士が第2接着剤25によって接着される。また、被接着部16Aのバックシート17も腹側内部シート部25Fに対して第2接着剤25によって接着される。
ここで、図3(a)は、上部領域の接着領域を図2(a)に対応して示す平面図、図3(b)は、下部領域の接着領域を図2(a)に対応して示す平面図である。
図2(b)および図3(a)に示すように、腹側上部領域12FUにおいて、被接着部16Aのバックシート17が腹側内部シート部25Fに対して第2接着剤25によって接着される領域が、第1接着領域22Aとなる。また、背側上部領域12RUにおいて、被接着部16Aのバックシート17が背側内部シート部25Rに対して第2接着剤25によって接着される領域が、第1接着領域22Aとなる。
また、腹側上部領域12FUにおける腹側内部弾性部27Fにおいて、第1接着領域22Aの周囲であって、胴回り開口部10Aで折り返された腹側内部シート部25F同士が第2接着剤25によって接着される領域が、第2接着領域22Bとなる。また、背側上部領域12RUにおける背側内部弾性部27Rにおいて、胴回り開口部10Aで折り返された背側内部シート部25R同士が第2接着剤25によって接着される領域が、第2接着領域22Bとなる。腹側内部弾性部27Fおよび背側内部弾性部27Rにおける第2接着領域22Bは、被接着部16Aの周囲となることで、股下部10Cを向いた凹部形状となる。この凹部形状の内側部分において、腹側内部弾性部27Fおよび背側内部弾性部27Rは、被接着部16Aのトップシート19に対して非接着部となる。これにより、腹側内部弾性部27Fの腹側内部シート部25Fと被接着部16Aのトップシート19との間には、腹側ポケット30Fが構成される。また、背側内部弾性部27Rの背側内部シート部25Rと被接着部16Aのトップシート19との間には、背側ポケット30Rが構成される。
これらポケット30F,30Rは、股下部10C側を開口端とし、腹や背の方向に移動する尿や便などの排泄物を収容できるように構成されている。また、第2接着領域22Bは、胴回り開口部10Aと被接着部16Aの前後方向の先端部との間に所定の幅を有する余白部34を備え、ポケット30F,30Rに収容された排泄物が胴回り開口部10Aの方へ漏れることを抑制している。
また、図3(b)に示すように、腹側下部領域12FDおよび背側下部領域12RDにおいて、腹側外部弾性部28Fおよび背側外部弾性部28Rの腹側内部シート部25Fおよび背側内部シート部25Rが被接着部16Aのバックシート17に対して接着される領域が、第3接着領域22Cとなる。
ここで、腹側ポケット30Fおよび背側ポケット30Rの大きさについて説明する。図4に示すように、例えば乳幼児の体型は、腹部36側は股間部分において窪み部37を有しており、背部38側は、臀部39が出っ張っている。したがって、腹側ポケット30Fの開口端は、股間部分が窪んでいることで開いた状態になりやすく、排泄物も腹側ポケット30F内に進入しやすくなる。また、腹側ポケット30Fは、尿などの液体が多く流入する傾向があり、小さ過ぎると腹漏れの原因となる。そこで、腹側ポケット30Fは、背側ポケット30Rに対して大きく深いものとし、尿などの排泄物を収容するための容積を十分確保し、腹漏れの発生を抑えるようにしている。そして、腹側ポケット30Fは、おむつ10を廃棄する際にも利用される。
なお、背側ポケット30Rは、腹側ポケット30Fに対して小さく浅いものとなっており、臀部39によって、背側ポケット30Rの開口端が塞がれにくくなっている。
以上のようなおむつ10では、腹側外部シート部26Fおよび腹側内部シート部25Fが腹側上部領域12FUおよび腹側下部領域12FDに跨って設けられている。背側外部シート部26Rおよび背側内部シート部25Rも背側上部領域12RUおよび背側下部領域12RDに跨って設けられている。そして、腹側外部シート部26Fおよび腹側内部シート部25Fと背側外部シート部26Rおよび背側内部シート部25Rとは、接合部11で接合されている。これにより、おむつ10を履く際にも、脚が上部領域と下部領域との間の隙間に進入してしまい、おむつ10が履きにくくなることを防ぐことができる。
そして、以上のようなおむつ10の廃棄する場合、まず、おむつ10を脱がせるため、接合部11を破り、腹側外装体12Fと背側外装体12Rとを胴回り方向の両端部を切り離す。おむつ10は、腹側及び背側において、上部領域と下部領域とが一連に繋がっているので、接合部11を1回の破る作業で着用者から脱がすことができる。図5及び図6に示すように、使用済みのおむつ10は、背側上部領域12RUの胴回り開口部10Aの部分を始点として、肌側の面を内側にして腹側上部領域12FUの方向(図5および図6中矢印D1方向、おむつ10の前後方向)に丸められる。図6に示すように、背側上部領域12RU、背側下部領域12RD、股下部10C、腹側下部領域12FDの順に丸められて構成された団塊部41は、最後に、腹側ポケット30Fに押し込むようにして挿入される。
団塊部41を腹側ポケット30Fに押し込んだだけでは、腹側下部領域12FDの胴回り方向の両方の角部42がはみ出る。そこで、団塊部41を腹側ポケット30Fに押し込んだ後、角部42を腹側ポケット30Fに押し込む(図5及び図6中矢印D2方向)。これにより、団塊部41が押し込まれた腹側ポケット30Fはしっかりと封がされることになり、排泄物が腹側ポケット30Fから漏れることを防ぐことができる。そして、使用済みのおむつ10は、小さく丸められ、排泄物が手につかない状態で廃棄することができる。
腹側ポケット30Fを構成する腹側内部弾性部27F(腹側外部シート部26Fと腹側内部シート部25F)は、着用時に排泄物が収容され、さらに排泄物を保持した吸収性本体16が丸められて収容される部分であることから、疎水性のシートで構成されていることが好ましい。これにより、腹側ポケット30F内の排泄物がしみ出すことを抑えることができる。また、背側ポケット30Rも、着用時に排泄物が収容される部分であることから、疎水性のシートで構成されていることが好ましい。
ここで、腹側ポケット30Fの深さと腹側ポケット30Fに収容される団塊部41の大きさとの関係を説明する。図7および図8に示すように、腹側ポケット30Fの大きさは、腹側ポケット30F以外の部位を丸めた団塊部41を収納可能な大きさである。一例として、吸収性本体16の前後方向における腹側ポケット30Fの深さAは、A>D/2である。
D:D=2×√(T×L/π)で規定される団塊部41の直径
T:おむつ10の厚さ(例えば外装体12F,12Rの部分のT2,T3厚さと股下部10Cのところの厚さT1とは異なる。つまり、おむつ10の厚さは場所ごとに異なる。そこで、おむつ10の厚さTは、外装体12F,12Rの部分の厚さを複数点測定し、さらに、股下部10Cを複数点測定した平均値とする。)
L:L=前記吸収性物品の前記前後方向における全長Lall−胴回り開口端と前記ポケットの最深部との間の距離(余白B、余白部34)
なお、腹側ポケット30Fの深さAは、その開口端(腹側外部シート部26Fの縁部と腹側内部シート部25Fの縁部)であってもよいし、開口端に最も近い腹側上部弾性部材15FUであってもよい。
すなわち、腹側ポケット30Fの深さAは、団塊部41の半径より大きくされる。これにより、腹側ポケット30Fは、腹側上部弾性部材15FUの伸縮も相まって団塊部41をしっかりと収容することができる。
以上、上記第1実施形態によれば以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)腹側ポケット30Fには、背側上部領域12RU、背側下部領域12RD、股下部10C、腹側下部領域12FDの順に丸められて構成された団塊部41を収容することができる。これにより、例えば、従来のおむつに設けられていた使用済みのおむつを丸めた状態に保持するテープ体を不要とすることができる。加えて、腹側ポケット30Fは、背側ポケット30Rに対して大きいことから、排泄物を収容するための容積を十分確保でき、腹漏れの発生を抑えることができる。
(2)具体的に、腹側ポケット30Fの深さAは、団塊部41の半径より大きくすることで、腹側ポケット30Fは、団塊部41をしっかりと収容することができる。
(3)内部弾性部27F,27Rは、被接着部16Aに対して接着されず、被接着部16Aの外側に位置する内部シート部25F,25Rに接着されるので、ポケット30F、30Rを大きくすることができる。
(4)腹側上部領域12FUおよび背側上部領域12RUでは、ポケット30F,30Rの部分において、吸収性本体16の被接着部16Aに対して、内部弾性部27F,27Rが非接着なので、腹側上部弾性部材15FUおよび背側上部弾性部材15RUが自由に伸縮することができる。したがって、腹側上部領域12FUと背側上部領域12RUと肌との密着性が良くなり、また、着用者の動きに対する追従性を良くすることができる。この結果、腹漏れや背漏れの発生を抑制することができる。また、腹側上部弾性部材15FUおよび背側上部弾性部材15RUの伸縮が制限されないことで、腹側上部領域12FUおよび背側上部領域12RUにおける肌触りを良くすることができる。
(5)上部弾性部の下側にさらに、腹側内部弾性部27Fおよび背側内部弾性部27Rの下側にさらに、腹側外部弾性部28Fおよび背側外部弾性部28Rを配しているので、ウェストギャザーやタミーギャザーを大きくし、腹漏れや背漏れの発生を抑制することができる。
(6)腹側ポケット30Fの方が背側ポケット30Rより大きいので、腹側に流れた排泄物を確実に収容することができる。大きい方の腹側ポケット30Fに団塊部41を収容することができる。
(7)大半の背側下部弾性部材15RDは、被接着部16A上において、伸長していない状態、例えば切断された状態で配置されている。これにより、吸収性本体16は、腹側下部弾性部材15FDおよび背側下部弾性部材15RDの収縮に合わせて吸収性本体16が収縮しひだが形成されることはない。したがって、吸収性本体16と肌との間に隙間を生じることを抑制でき、腹漏れや背漏れを抑制することができる。
(8)腹側ポケット30Fおよび背側ポケット30Rの周囲においては、被接着部16Aの内側と外側に対応して位置する内部シート部25F,25R同士が直接接着され、被接着部16Aの周囲の第2接着領域22Bが大面積となる。したがって、接着領域から排泄物が漏れることを抑制することができる。また、余白部34を備えている。したがって、腹側ポケット30Fおよび背側ポケット30Rの中に収容された排泄物が胴回り開口部10Aの方へ漏れることを抑制することができる。
(9)腹側外部シート部26Fおよび背側外部シート部26Rで吸収性本体16を覆うことができるので意匠を良くすることができる。
(10)一連の腹側外部シート部26Fおよび背側外部シート部26Rならびに腹側内部シート部25Fおよび背側内部シート部25Rは、胴回り開口部10Aで折り返されて配設されている。したがって、腹側ポケット30Fおよび背側ポケット30Rに収容された排泄物が胴回り開口部10Aから外部へ漏れることも抑制できる。
(11)おむつ10を着用者に着用させるとき、作業者は、ポケット30F、30Rの開口端に指を引っかけて、おむつ100を上側に上げる作業を行う。このため、内部弾性部27F,27Rと連続するシートの胴回り開口部10Aの近傍に引っ張り力が作用し、当該箇所が破け破損するおそれがある(図2(b)中A部参照)。おむつ10は、胴回り開口部10Aのシート構造を外部シート部26F,26Rと内部シート部25F,25Rとで二重構造としているので、胴回り開口部10Aの部分を破れにくくすることができる。
〔第2実施形態〕
図9(a)および(b)に示すように、パンツ型使い捨ておむつ100は、腹側外装体12Fと背側外装体12Rの肌側の内面を、吸収性本体16の被接着部16Aのトップシート19に対して接着する。そして、外装体12F,12Rに対する被接着部16Aの接着領域101は、吸収体18を挟み込んだバックシート17とトップシート19が重なった領域、すなわち、バックシート17とトップシート19との間に吸収体18が存在しない周辺部18Aである。当該接着領域101が外装体12F,12Rの内面に接着剤103によって接着される。これにより、被接着部16Aと外装体12F,12Rとの間には、ポケット30F、30Rが構成される。このように構成されるポケット30F、30Rに対しても、使用済みのおむつ100を前後方向における一方の端部から順に丸めた団塊部を何れかのポケット30F、30Rに対して押し込むことができる。このときのポケット30F、30Rの大きさも、上述した前後方向における腹側ポケット30Fの深さAは、A>D/2の関係を満たすことが好ましい。
なお、ここでの外装体12F,12Rは、弾性部材102をシートで挟み込んで構成されている。また、外装体12F,12Rは、第1実施形態のように、上部領域と下部領域を備えてもよいが、ここでは上部領域と下部領域とに分かれているものではない。
なお、上記実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・背側ポケット30Rの大きさは、腹側ポケット30Fの大きさと同じあってもよいし、背側ポケット30Rの方が腹側ポケット30Fより大きくてもよい。すなわち、少なくとも何れか一方のポケットが団塊部41を収容できる大きさであればよい。
・大きい方のポケットの大きさは、団塊部41を収容できれば、大きさや形状は特に限定されるものではない。
・ポケット30F,30Rの形状は、排泄物の進入を妨げず、また、団塊部41を収容できれば特に限定されるものではない。例えば、ポケット30F,30Rは、例えばポケット30F,30Rの開口端の幅が狭まった全体がΩ形状を有していてもよい。これにより、ポケット30F,30Rに入った排泄物が逆戻りすることを抑制することができる。また、ポケット30F,30Rの開口端の幅が胴回り開口部10A側の辺より広くてもよい。これにより、ポケット30F,30Rに対して排泄物や団塊部41が入りやすくなる。
・ポケットは、腹側外装体12F、背側外装体12Rの何れか一方に設けられていればよい。
・前身頃10Fおよび後身頃10Rの少なくとも一方が上部領域と下部領域に分かれていてもよいし、両方が上部領域と下部領域とに分かれていてもよいし、両方が上部領域と下部領域とに分かれていなくてもよい。
・腹側上部領域12FUと腹側下部領域12FDとは、腹側外部シート部26Fおよび腹側内部シート部25Fで繋がっていなくてもよい。また、背側上部領域12RUと背側下部領域12RDとも、背側外部シート部26Rおよび背側内部シート部25Rで繋がっていなくてもよい。
・腹側外装体12Fおよび背側外装体12Rを構成するシートは、液不透過性であってもよいし、液透過性であってもよい。
・おむつ10において、胴回り開口部10Aの部分が例えば1枚のシートで破れるおそれがない程度に強度を出すことができる場合、腹側内部シート部25Fおよび背側内部シート部25Rは、被接着部16a対して内側の位置と外側の位置で一連に繋がっていなくてもよい。すなわち、胴回り開口部10Aの部分は、腹側外部シート部26Fおよび背側外部シート部26Rだけで構成してもよい。
・使い捨ておむつとしては、腹側外装体12Fと背側外装体12Rとが分離したパンツ型のおむつに限らず、腹側外装体と背側外装体とが一体化したパンツ型のおむつであってもよく、またパンツ型のおむつに限らず、テープ型のおむつであってもよい。また、乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつであってもよい。
A…深さ、B…余白部、T…厚さ、10A…胴回り開口部、10C…股下部、10F…前身頃、10L…脚回り開口部、10R…後身頃、10W…胴回り部、11…接合部、12F…腹側外装体、12R…背側外装体、12FU…腹側上部領域、12FD…腹側下部領域、12RU…背側上部領域、12RD…背側下部領域、15FU…腹側上部弾性部材、15FD…腹側下部弾性部材、15RU…背側上部弾性部材、15RD…背側下部弾性部材、15RD1…背側下部弾性部材、16…吸収性本体、16A…被接着部、17…バックシート、18…吸収体、18A…周辺部、18F…腹側端部、18R…背側端部、19…トップシート、21…立体ギャザー、21E…弾性部材、21S…サイドシート、22A…第1接着領域、22B…第2接着領域、22C…第3接着領域、23…シール部、24…第1接着剤、25…第2接着剤、25F…腹側内部シート部、25R…背側内部シート部、26F…腹側外部シート部、26R…背側外部シート部、27F…腹側内部弾性部、27R…背側内部弾性部、28F…腹側外部弾性部、28R…背側外部弾性部、30F…腹側ポケット、30R…背側ポケット、34…余白部、36…腹部、37…窪み部、38…背部、39…臀部、41…団塊部、42…角部、101…接着領域、102…弾性部材、103…接着剤。

Claims (6)

  1. 前身頃を構成する第1外装部と、
    後身頃を構成する第2外装部と、
    前後方向における両端部が前記第1外装部および前記第2外装部と重なる被接着部とを備える吸収性本体とを備え、
    前記第1外装部と前記第2外装部とは、胴回り方向の両端部が接合部で接続されて胴回り部を構成し、
    前記第1外装部と前記第2外装部のうちの少なくとも1つの外装部は、前記吸収性本体より肌側となる内側に位置し、
    前記被接着部と前記内側に配置された外装部と重なる領域には、開口端が股下側を向いたポケットを備え、
    少なくとも1つの前記ポケットは、前記接合部において前記第1外装部と前記第2外装部とが離れた状態で、前記前後方向における当該ポケットとは反対側の端部から肌側の面を内側にして前記前後方向に丸めて形成される団塊部を収納可能な大きさを有するように構成されている
    吸収性物品。
  2. 前記吸収性本体の前後方向における前記少なくとも1つのポケットの深さAは、A>D/2である
    請求項1に記載の吸収性物品。
    D:D=2×√(T×L/π)で規定される前記団塊部の直径
    T:吸収性物品の厚さ
    L:L=前記吸収性物品の前記前後方向における全長Lall−胴回り開口端と前記ポケットの最深部との間の余白B
  3. 前記吸収性本体は、吸収体を備え、
    前記被接着部は、少なくとも前記吸収体と重なる領域において、前記外装部に対して接着されない非接着部分を有する
    請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記外装部は、胴回り方向に伸縮する内部弾性部であって、前記吸収性本体より内側に位置する前記内部弾性部と、
    前記吸収性本体より肌とは反対側の外側であって、少なくとも前記内部弾性部と対向して位置する外側のシート部とを備え、
    前記被接着部は、前記内部弾性部に対して非接着であり、前記シート部に対して接着されている
    請求項1ないし3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収性物品は、胴回り開口部を含む上部領域と、
    前記上部領域より股下部側に位置する下部領域とをさらに備え、
    前記上部領域は、前記吸収性本体の内側に、胴回り方向に伸縮する内部弾性部を備え、
    前記下部領域は、前記吸収性本体の外側に、胴回り方向に伸縮する外部弾性部を備え、
    前記外部弾性部は、前記被接着部の外側に接着されている
    請求項1ないし4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記ポケットは、前記第1外装部と前記第2外装部のそれぞれに設けられ、前記第1外装部のポケットの方が前記第2外装部のポケットより大きい
    請求項1ないし5の何れか1項に記載の吸収性物品。
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