JP6262679B2 - 光音響計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体に向けて光を出射させ、その光を受けて被検体内で発生した光音響波を検出する光音響計測装置に関するものである。
近年、光音響効果を利用した非侵襲の計測法が注目されている。この計測法は、ある適宜の波長(例えば、可視光、近赤外光または中間赤外光の波長帯域)を有するパルス光を被検体に照射し、被検体内の吸収物質がこのパルス光のエネルギーを吸収した結果生じる弾性波である光音響波を検出して、その吸収物質の濃度を定量的に計測するものである。被検体内の吸収物質とは、例えば血液中に含まれるグルコースやヘモグロビンなどである。また、このような光音響波を検出しその検出信号に基づいて光音響画像を生成する技術は、光音響イメージング(PAI:Photoacoustic Imaging)あるいは光音響トモグラフィー(PAT:Photo Acoustic Tomography)と呼ばれている。
従来、光音響イメージングを行う光音響計測装置においては、例えば特許文献1〜3に示されているように、パルスレーザ光等の測定光を被検体に向けて出射させる光出射部と、測定光の照射を受けた被検体の部分から発せられた音響波を検出する音響波検出素子とを備えてなるプローブが多く使用されている。なお、この種のプローブは、使用しないときは専用のホルダーに保持、収容されることが多い。
上述したようなプローブは、光音響画像生成の作業に使用された後は、レーザ光等の測定光が出射する面が被検体に覆われない状態となるので、安全の点から、測定光の出射を直ちに停止させることが望まれる。そのために、光音響イメージング用の光音響計測装置においては通常、例えば操作卓に設けられた入力手段や、あるいはプローブに設けられた手許スイッチ等を操作して、プローブからのレーザ光出射を停止できるようになっている。
特開2012−166009号公報 特開2012−179350号公報 特開2014−083195号公報
ところが現実には、そのような操作を忘れて、光音響画像生成の作業が終了した後も、プローブから測定光が出射するままになっていることも多い。そこで、プローブがホルダーに収容されると、その収容を検知して測定光の進行をシャッタによって遮断することも提案されている(例えば特許文献3の図3等参照)。
しかしそのようにした場合は、あるプローブを用いて光音響画像を生成しているとき、そのプローブ用のホルダーに誤って別のプローブや、あるいはプローブ以外の物体が収容されると、使用中のプローブからの測定光の出射が停止してしまう。このようなことが起きると、光音響画像の生成作業をまた最初からやり直すことが必要になり、作業能率が損なわれてしまう。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ホルダーに収容されたプローブから測定光が出射することを防止でき、また、使用中のプローブからの測定光出射が停止してしまうことも防止できる光音響計測装置を提供することを目的とする。
本発明による光音響計測装置は、
光源から発せられた測定光を被検体に向けて出射させる光出射部、および測定光の照射を受けた被検体の部分から発せられた音響波を検出する音響波検出素子を備えたプローブを複数有し、
複数のプローブを収容する複数のホルダーを有する光音響計測装置において、
複数のプローブのうちの1つのプローブが複数のホルダーのうちの1つのホルダーに収容された場合に、この1つのプローブがこの1つのホルダーと対応するものであるか否かを判定する識別手段と、
識別手段が、上記1つのプローブが上記1つのホルダーと対応するものであると判定した場合に、この1つのプローブから測定光が出射することを抑制する光出射制御手段とが設けられていることを特徴とするものである。
なお、上記の「対応する」とは、ある1つのプローブに対しては、ある1つのホルダーが専用ホルダーとして定められている、という関係があることを意味する。
なお、識別手段は例えば、ホルダーに収容されたプローブの重量を測定する重量測定手段と、重量測定手段が測定した重量に基づいて判定を行う判定部とを設けて構成することができる。
また識別手段は、上記1つのプローブと上記1つのホルダーとの間で電磁波により非接触で情報の授受を行い、受け取った情報に基づいて判定を行うように構成することもできる。
そのように非接触で情報の授受を行なう識別手段は、より具体的には、
複数のプローブの各々に設けられ、かつ、各々のプローブ毎に異なるプローブ識別情報が書き込まれているIC(Integrated Circuit)タグと、
複数のホルダーの各々の近傍に設けられたICリーダと、
を備え、
1つのプローブが1つのホルダーに収容された場合に、この1つのホルダーのICリーダによりこの1つのプローブのプローブ識別情報が読み取られ、かつ、読み取られたプローブ識別情報に基づいて判定を行うように構成することができる。
なお、上述した「ホルダーの各々の近傍」あるいは「ホルダーの近傍」とは、ホルダーそのものの内部位置、あるいは、ホルダーから少しの距離を置いて離れた位置のことを言うものとする。そして上記「距離」は、ICリーダがICタグの識別情報を読み取ることができる範囲内の長さとする。
また識別手段は、
複数のホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、各々のホルダー毎に異なるホルダー識別情報が書き込まれたICタグと、
複数のプローブに設けられたICリーダと、
を備え、
1つのプローブが1つのホルダーに収容された場合に、この1つのプローブのICリーダによりこの1つのホルダーのホルダー識別情報が読み取られ、かつ、読み取られたホルダー識別情報に基づいて判定を行うように構成することもできる。
また識別手段は、
複数のホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、電磁場を発生する発振回路と、
複数のプローブに設けられ、かつ、電磁場を各々のプローブ毎に異なる減衰率で減衰する減衰材と、
を備え、
1つのプローブが1つのホルダーに収容された場合に、この1つのホルダーの発振回路から出力された電流の値に基づいて判定を行うように構成することもできる。なお、この構成においても、上記「ホルダーの各々の近傍」あるいは「ホルダーの近傍」とは、ホルダーそのものの内部位置、あるいは、ホルダーから少しの距離を置いて離れた位置のことを言うものとする。そしてこの場合の上記「距離」は、減衰材の作用で電磁場が減衰し得る範囲内の長さとする。
また識別手段は、
複数のプローブの各々に設けられ、かつ、電磁場を発生させる発振回路と、
複数のホルダーに設けられ、かつ、電磁場を各々のホルダー毎に異なる減衰率で減衰する減衰材と、
を備え、
1つのプローブが1つのホルダーに収容された場合に、この1つのプローブの発振回路から出力された電流の値に基づいて判定を行うように構成することもできる。
また識別手段は、
ホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、励起光を発する励起光源と、
プローブの各々に設けられ、かつ、励起光を受けて各々のプローブ毎に異なる波長の蛍光を発する蛍光発光部と、
ホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、蛍光を分光検出する蛍光検出部と、
を備え、
1つのプローブが1つのホルダーに収容された場合に、この1つのホルダーの近傍の蛍光検出部が検出した光量に基づいて判定を行うように構成することもできる。なお、この構成においても、上記「ホルダーの各々の近傍」あるいは「ホルダーの近傍」とは、ホルダーそのものの内部位置、あるいは、ホルダーから少しの距離を置いて離れた位置のことを言うものとする。そしてこの場合の上記「距離」は、励起光源に関しては、励起光源から蛍光発光部に励起光が到達し得る範囲の長さ、そして蛍光検出部に関しては、蛍光発光部が発した蛍光を蛍光検出部が検出し得る範囲内の長さとする。
また識別手段は、
プローブの各々に設けられ、かつ、励起光を発する励起光源と、
ホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、励起光を受けて各々のホルダー毎に異なる波長の蛍光を発する蛍光発光部と、
プローブの各々に設けられ、かつ、蛍光を分光検出する蛍光検出部と、
を備え、
1つのプローブが1つのホルダーに収容された場合に、この1つのプローブの蛍光検出部が検出した光量に基づいて判定を行うように構成することもできる。
他方、光出射制御手段は例えば、光源の駆動を停止させる構成のものとすることができる。
また光出射制御手段は、測定光をシャッタによって遮断する構成のものとすることもできる。
本発明による光音響計測装置においては、複数のプローブのうちの1つのプローブが複数のホルダーのうちの1つのホルダーに収容された場合に、この1つのプローブがこの1つのホルダーと対応するものであるか否かを判定する識別手段と、識別手段が、上記1つのプローブが上記1つのホルダーと対応する(つまり専用関係にある)ものであると判定した場合に、この1つのプローブから測定光が出射することを抑制する光出射制御手段とを備えているので、専用ホルダーに正しく収容されたプローブから測定光が出射することを防止でき、また、あるホルダーにそれを専用ホルダーとするものではないプローブや、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された際には、そのプローブ以外の使用中の別のプローブからの測定光出射が停止してしまうことも防止できる。
本発明の第1実施形態による光音響計測装置の全体構成を示す概略図 図1の光音響計測装置の外観を示す斜視図 図1の光音響計測装置に用いられたプローブを示す側断面図 図1の光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第2実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第3実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第4実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第5実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第6実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第7実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第8実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第9実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第10実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明の第11実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 図14の光音響計測装置の一部を示す一部破断平面図 本発明の第12実施形態による光音響計測装置の要部を示す概略図 本発明が適用可能な別の光音響計測装置の全体構成を示す概略図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態による光音響計測装置について説明する。図1は本実施形態の光音響計測装置10の全体構成を示す概略図であり、図2はこの光音響計測装置10のコンソール(操作卓)15およびその周辺の構成を示す斜視図、図3はこの光音響計測装置10に用いられたプローブ11の一部を示す側断面図である。なお図1において、プローブ11の形状は概略的に示してある。
本実施形態の光音響計測装置10は、一例として、光音響信号に基づいて光音響画像を生成する機能を有するものであり、図1に概略的に示すように、プローブ(超音波探触子)11、超音波ユニット12、レーザユニット13、表示部14およびコンソール15等を備えている。以下、それらの構成要素について順次説明する。
プローブ11は、例えば生体である被検体Mに向けて測定光並びに超音波を照射する機能、および被検体M内を伝搬する音響波Uを検出する機能を有する。すなわちプローブ11は、被検体Mに対する超音波の照射(送信)、および被検体Mで反射して戻って来た反射超音波(反射音響波)の検出(受信)を行うことができる。さらにプローブ11は、被検体M内で発生した光音響波も検出可能である。本明細書において「音響波」とは、超音波および光音響波を含む用語である。ここで、「超音波」とはプローブにより送信された弾性波およびその反射波を意味し、「光音響波」とは吸収体65が測定光を吸収することにより発する弾性波を意味する。なお被検体M内の吸収体65としては、例えば血管、金属部材等が挙げられる。
プローブ11は、図3に詳しく示される通り、音響波検出素子である振動子アレイ20と、この振動子アレイ20の両側に各々1つずつ配設された合計2つの光出射部40と、振動子アレイ20および2つの光出射部40を内部に収容した筐体50とを備えている。振動子アレイ20は、例えば、図3における筐体上端面から約1mm程度内側に入ったところに位置する。
本実施形態において振動子アレイ20は、超音波送信素子としても機能する。振動子アレイ20は、配線20aを介して超音波送信用回路および音響波受信用回路と接続される。またプローブ11には、後述するレーザユニット13から発せられた測定光であるレーザ光Lを、光出射部40まで導光させる接続部としての光ファイバ60が接続されている。光ファイバ60および上記配線20aは後述するケーブル19にまとめられ、光ファイバ60はレーザユニット13に、配線20aは超音波ユニット12に接続されている。
上記振動子アレイ20は、例えば一次元または二次元に配列された複数の超音波振動子から構成されている。この超音波振動子は、例えば圧電セラミクス、またはポリフッ化ビニリデン(PVDF)のような高分子フィルムから構成された圧電素子である。超音波振動子は、受信した音響波Uを電気信号に変換する機能を有している。振動子アレイ20が出力する上記電気信号は、後述する受信回路21に入力される。プローブ11は一般に、セクタ走査対応のもの、リニア走査対応のもの、コンベックス走査対応のもの等が用意され、それらの中から適宜のものが撮像部位に応じて選択使用される。なお、振動子アレイ20は音響レンズを含んでもよい。
上記超音波振動子は、超音波を送信する機能も有する。すなわち、この超音波振動子に交番電圧が印加されると、超音波振動子は交番電圧の周波数に対応した周波数の超音波を発生させる。なお、超音波の送信と受信は互いに分離させてもよい。つまり、例えばプローブ11とは異なる位置から超音波の送信を行い、その送信された超音波に対する反射超音波をプローブ11で受信するようにしてもよい。
光出射部40は、光ファイバ60によって導光されたレーザ光Lを被検体Mに照射する部分である。本実施形態では2つの光出射部40が、振動子アレイ20を間に置いて、振動子アレイ20の例えばエレベーション方向(複数の超音波振動子が一次元に配列された場合、その配列方向に直角で検出面に平行な方向)の両側に配置されている。
光出射部40は、一例として第1の導光部材41、拡散部42および第2の導光部材43から構成されている。第1の導光部材41、拡散部42および第2の導光部材43は、測定光の進行方向に対して直列に並べられており、これらは図示外の固定枠体によって固定されている。なお、第1の導光部材41は空気でもよい。
第1の導光部材41の光入射端面には、上述した光ファイバ60の光出射端面が光学的に結合されている。第1の導光部材41としては、例えば導光板を使用することができる。導光板は、例えばアクリル板や石英板の表面に特殊な加工が施されたものであり、一方の端面から入射した光を他方の端面から均一な面内強度で出射させる。この第1の導光部材41は、光ファイバ60によって導光されたレーザ光Lを拡散部42へ導光する。
拡散部42は、第1の導光部材41から出射したレーザ光Lを拡散させるものである。これにより、レーザ光Lの照射範囲がより拡大される。拡散部42としては、例えば拡散板を使用することができる。この拡散板としては、マイクロレンズが基板上にランダムに配置されているレンズ拡散板や、例えば拡散微粒子が分散された石英板等を使用することができる。レンズ拡散板としてはホログラフィック拡散板やエンジニアリング拡散板を用いてもよい。拡散部42は、第1の導光部材41と独立した部材である必要はない。例えば、第1の導光部材41の光出射端部に拡散層を設けて拡散部42としてもよいし、その光出射端面に拡散面を設けて拡散部42としてもよい。
拡散部42は、例えば接着剤によって図示外の固定部材に固定されるが、レンズ拡散板を接着する際には、光拡散性が強い接着剤を用いることが好ましい。これは、レンズ拡散面に接着剤が付着すると、その部分の光拡散性が失われ、局所的に強い光が出射する可能性があるためである。光拡散性を有する接着剤を用いた場合、レンズ拡散面に接着剤が付着した場合でも、接着剤の光拡散性によって光を拡散させることができる。接着剤としては、例えば白色顔料入りのシリコーンゴムなどの接着剤を用いることができる。白色顔料としては、例えばTiOが挙げられる。TiOの含有率は、1重量%〜20重量%が好ましい。シリコーンゴムとしては、例えば信越化学工業株式会社製の液状ゴムKE−45−Wを用いることができる。
第2の導光部材43は、拡散部42によって拡散されたレーザ光Lを被検体Mに向けて出射させるものである。第2の導光部材43の光出射端部は、筺体50の光窓部(開口部分)に嵌められており、この光窓部の隙間を埋める機能を果たす。これにより、プローブ使用時に筺体50の光窓部から筺体内部へ異物等が侵入することを防止できる。また、上述した拡散層や拡散面を第1の導光部材41に設ける代わりに、それぞれ第2の導光部材43の光入射端部や光入射端面に設けてもよい。
図1に示されるレーザユニット13は、例えばQスイッチアレキサンドライトレーザ等のフラッシュランプ励起Qスイッチ固体レーザを有し、被検体Mに照射する測定光としてのレーザ光Lを発する。レーザユニット13は、例えば超音波ユニット12の制御部34が出力するトリガ信号を受けてレーザ光Lを出力するように構成されている。レーザユニット13は、1〜100nsec(ナノ秒)のパルス幅を有するパルスレーザ光Lを出力するものであることが好ましい。
レーザ光Lの波長は、計測の対象となる被検体M内の吸収体65の光吸収特性に応じて適宜選択される。例えば計測対象が生体内のヘモグロビンである場合、つまり血管を撮像する場合、一般的にその波長は、近赤外波長域に属する波長であることが好ましい。近赤外波長域とはおよそ700〜850nmの波長域を意味する。しかし、レーザ光Lの波長は当然これに限られるものではない。またレーザ光Lは、単波長のものでもよいし、例えば750nmおよび800nm等の複数波長を含むものでもよい。レーザ光Lが複数の波長を含む場合、これらの波長の光は、同時に被検体Mに照射されてもよいし、交互に切り替えられながら照射されてもよい。
なおレーザユニット13は、上に述べたアレキサンドライトレーザの他、同様に近赤外波長域のレーザ光を出力可能なYAG−SHG(Second harmonic generation:第二次高調波発生)−OPO(Optical Parametric Oscillation:光パラメトリック発振)レーザや、Ti−Sapphire(チタン−サファイア)レーザ等を用いて構成することもできる。
光源としての上記レーザユニット13は、プローブ11および光ファイバ60と共にプローブユニットを構成している。
光ファイバ60は、レーザユニット13から出射されたレーザ光Lを、2つの光出射部40まで導く。光ファイバ60は特に限定されず、石英ファイバ等の公知のものを使用することができる。例えば1本の太い光ファイバが用いられてもよいし、あるいは複数の光ファイバが束ねられてなるバンドルファイバが用いられてもよい。一例としてバンドルファイバが用いられる場合、1つにまとめられたファイバ部分の光入射端面から上記レーザ光Lが入射するようにバンドルファイバが配置され、そしてバンドルファイバの2つに分岐されたファイバ部分の光出射端面にそれぞれ光出射部40が結合される。
超音波ユニット12は、受信回路21、受信メモリ22、データ分離手段23、光音響画像生成部24、超音波画像生成部29、表示制御部30、送信制御回路33および制御部34を有する。
制御部34は、光音響計測装置10の各部を制御するものであり、本実施形態では図示外のトリガ制御回路を備える。このトリガ制御回路は、例えば光音響画像を取得する場合には、レーザユニット13に光トリガ信号を送る。これによりレーザユニット13のQスイッチ固体レーザにおいて励起源のフラッシュランプが点灯し、レーザロッドの励起が開始される。このレーザロッドの励起状態が維持されている間、レーザユニット13はレーザ光Lを出力可能な状態となる。
制御部34は、その後トリガ制御回路からレーザユニット13へQスイッチトリガ信号を送信する。つまり制御部34は、このQスイッチトリガ信号によって、レーザユニット13からレーザ光Lが出力するタイミングを制御する。また制御部34は、Qスイッチトリガ信号の送信と同時に、サンプリングトリガ信号を受信回路21に送信する。このサンプリングトリガ信号は、受信回路21のAD変換器(Analog to Digital convertor)における光音響信号のサンプリングの開始タイミングを規定する。このように、サンプリングトリガ信号を使用することにより、レーザ光Lの出力と同期して光音響信号をサンプリングすることが可能となる。
制御部34は、超音波画像を取得する場合は、送信制御回路33に超音波送信を指示する超音波送信トリガ信号を送信する。送信制御回路33は、超音波送信トリガ信号を受けると、プローブ11から超音波を送信させる。制御部34は、超音波送信のタイミングに合わせて受信回路21にサンプリングトリガ信号を送信し、反射超音波信号のサンプリングを開始させる。
以上述べた光音響画像あるいは超音波画像を取得する際、プローブ11は、被検体Mに対して例えば前述したエレベーション方向に少しずつ位置が変えられて、レーザ光Lあるいは超音波により被検体Mが走査される。そこで上記光音響信号あるいは反射超音波信号のサンプリングはこの走査と同期して、音響波検出ラインを一ラインずつずらしながらなされる。なお上記走査は、術者がプローブ11を手操作で動かすことによってなされてもよいし、あるいは自動走査機構を用いてなされてもよい。
受信回路21は、プローブ11が出力する検出信号を受信し、受信した検出信号を受信メモリ22に格納する。受信回路21は典型的には、低ノイズアンプ、可変ゲインアンプ、ローパスフィルタ、およびAD変換器を含んで構成される。プローブ11の検出信号は、低ノイズアンプで増幅された後に、可変ゲインアンプで深度に応じたゲイン調整がなされ、ローパスフィルタで高周波成分がカットされた後にAD変換器でデジタル信号に変換され、受信メモリ22に格納される。受信回路21は、例えば1つのIC(Integrated Circuit)で構成される。
本実施形態においてプローブ11は、光音響波の検出信号と反射超音波の検出信号とを出力する。そこで受信メモリ22には、デジタル化された光音響波および反射超音波の検出信号(サンプリングデータ)が格納される。データ分離手段23は、受信メモリ22から光音響波検出信号のサンプリングデータ(光音響データ)を読み出して、光音響画像生成部24に送信する。またデータ分離手段23は、受信メモリ22から反射超音波検出信号のサンプリングデータ(反射超音波データ)を読み出して、超音波画像生成部29に送信する。
光音響画像生成部24は、受信メモリ22に格納された上記光音響データを、プローブ11の振動子アレイ20の位置に応じた遅延時間で互いに加算して1ライン分のデータを再構成し、各ラインの光音響データに基づいて断層画像(光音響画像)のデータを生成する。なお、この光音響画像生成部24は、遅延加算法に代えて、CBP法(Circular Back Projection)により再構成を行うものでもよい。あるいは光音響画像生成部24は、ハフ変換法またはフーリエ変換法を用いて再構成を行うものでもよい。光音響画像生成部24は、上記のようにして生成された光音響画像のデータを表示制御部30に入力させる。
超音波画像生成部29は、受信メモリ22に格納された反射超音波データに対して、基本的に上記光音響データに対するのと同様の処理を施して、断層画像(超音波画像)のデータを生成する。超音波画像生成部29は、そのようにして生成された超音波画像のデータを表示制御部30に入力させる。
表示制御部30は、上記光音響画像のデータに基づいて光音響画像を、また上記超音波画像のデータに基づいて超音波画像を、それぞれ表示部14に表示させる。これら2つの画像は別々に、あるいは合成されて合成画像として表示部14に表示される。後者の場合、表示制御部30は、例えば光音響画像と超音波画像とを重畳させて画像合成を行う。このように、光音響画像に加えて超音波画像を生成、表示させれば、光音響画像では画像化することができない部分を超音波画像において観察可能となる。
図1に概略構成を示した光音響計測装置10は、具体的には図2に示すような外観を有している。この図2に示されるように光音響計測装置10は、例えば液晶表示装置等からなる表示部14、操作を行うためのコンソール15、および図1の超音波ユニット12やレーザユニット13を収容した本体18等を備えている。
コンソール15は、プローブ11を保持、収容する一例として5つのホルダー16A、16B、16C、16Dおよび16Eや、各種操作指示を入力するための操作ボタン、スイッチ等の入力手段17等を有している。
プローブ11としては、例えば出射するレーザ光Lの波長が互いに異なるもの、あるいは、振動子アレイ20の周波数帯域が互いに異なるもの等、複数(本実施形態では5つ)のタイプのものが用意され、計測目的等に応じてそれらのプローブ11が適宜選択使用される。それら複数のプローブ11は各々、5つのホルダー16A〜16Eのうちの一つを専用ホルダーとして、そこに保持、収容されるようになっている。以下では、それら5つのプローブに11A、11B、11C、11Dおよび11Eの付番を与え、プローブ共通のことを説明する場合は、「プローブ11」と表記して説明することとする。これは、ホルダー16A〜16Eに関しても同様である。
なお図2では、5つのホルダー16A〜16Eのうちホルダー16Aとホルダー16Bに、それぞれプローブ11A、プローブ11Bが収容されている状態を示しており、ホルダー16C〜16Eに各々収容されるその他のプローブ11C〜11Eは省略している。
プローブ11は上述のようなタイプに応じて大きさや形状、重量が変わるのが一般的である。そこで収容対象のプローブ11のタイプに応じてホルダー16A〜16Eの大きさや形状が変えられたり、あるいは各ホルダー16A〜16Eの近辺においてコンソール15に収容対象のプローブ11の名称やタイプ名が表示されたりすることにより、一つのプローブ11と一つのホルダー16との対応付けがなされている。この対応付けがなされていることにより装置使用者は、各プローブ11を収容すべきホルダー16つまり専用ホルダーが、ホルダー16A〜16Eの中のどれであるかを容易に把握できるようになる。
光音響画像あるいは超音波画像を生成、表示する作業に使用されたプローブ11は、作業終了後は、レーザ光Lが出射する筐体表面50aが被検体Mに覆われない状態となるので、安全の点から、レーザ光Lの出射を停止させることが望まれる。そのために、コンソール15の入力手段17や、あるいはプローブ11に設けられる手許スイッチ等を操作して、レーザユニット13(図1参照)からのレーザ光出射を停止可能となっている。しかし、そのような操作を忘れて、あるいは、短い時間を置いて直ぐにプローブ11を使うからと思って、レーザ光Lが出射している状態のまま、プローブ11をホルダー16A〜16Eのいずれかに収容させてしまうことも往々にして起こり得る。
上記の事態を招かないようにするために、例えば先に述べた特許文献3に示唆されているように、プローブ11がホルダー16A〜16Eのいずれかに収容されると、その収容を検知して自動的にレーザユニット13の駆動を停止させたり、あるいはレーザ光Lの光路にシャッタを挿入したりして、プローブ11からのレーザ光Lの出射を自動的に抑制することも考えられる。
しかしそのようにした場合は、例えば図2の構成で説明すると、プローブ11Aを用いて光音響画像あるいは超音波画像を生成しているとき、プローブ11Aの専用ホルダーであるホルダー16Aに誤って別のプローブ11Bや、あるいはプローブ以外の物体が収容されると、使用中のプローブ11Aからのレーザ光Lの出射が停止してしまう。このようなことが起きると、光音響画像あるいは超音波画像の生成作業をまた最初からやり直すことが必要になり、作業能率が損なわれてしまう。
本実施形態の光音響計測装置10は、上述のような不具合を防止する構成を有しており、図4はその構成を概略的に示している。この図4は、図2に示したホルダー16A〜16Eの中から代表させて、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図示される通りホルダー16Aの底部には、重量センサー70が設置されている。この重量センサー70は、例えば受ける圧力に応じて抵抗値が変わる歪ゲージと、この歪ゲージの抵抗値を電圧信号に変換する回路等から構成されたものであり、ホルダー16Aにプローブ11Aが収容されると、プローブ11Aの重量を示す上記電圧信号を出力する。この電圧信号は、重量測定信号Swとして判定部71に入力される。なお、判定部71は例えば図2に示した本体18内に収容される。そして上記重量測定信号Swは、コンソール15内から本体18内に至る信号線72を介して判定部71に入力される。
なお、上記信号線72を用いて有線で信号を送る代わりに、無線発信器と無線受信器とを設けて、無線で信号を送るように構成してもよい。これは、以下に説明する他の全ての実施形態に関しても同様である。
本実施形態において、5タイプのプローブ11A〜11Eは互いに重量が異なるものとされている。判定部71は、入力された重量測定信号Swが示す重量が、ホルダー16Aを専用ホルダーとするプローブ11Aの重量WAと一致した場合は、制御部34(図1参照)に光源停止指示信号SLを送る。
制御部34は前述した通り、プローブ11Aが使用されるときは、そのプローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13を駆動させる。その後、プローブ11Aがホルダー16Aに収容されて、制御部34に光源停止指示信号SLが入力されると、制御部34は、プローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動を停止させる。それにより、たとえ入力手段17(図2参照)等によるレーザ光出射停止の操作を忘れた場合でも、ホルダー16Aに収容されたプローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。
なお、上記の「重量WAと一致した」とは、より正確に説明すると、厳密な重量WAに対して重量大側および小側に、ある適宜のマージンmを与えて拡張した範囲(WA±m)内に、重量測定信号Swが示す重量が入る場合を言う。上記マージンmは、例えば5つのプローブ11A〜11Eが互いに150g(グラム)程度ずつの重量差を有する場合において、その重量差の10%である15g程度とされる。
また判定部71は、例えば重量(WA+m)を示す基準信号と重量測定信号Swとを比較して、後者が前者以下である場合は高レベル信号を出力する第1の比較回路と、重量(WA−m)を示す基準信号と重量測定信号Swとを比較して後者が前者以上である場合は高レベル信号を出力する第2の比較回路と、上記第1の比較回路および第2の比較回路から共に高レベル信号が入力されたとき、光源停止指示信号SLとしての高レベル信号を出力するAND回路とから構成することができる。
以上述べた重量センサー70、判定部71および信号線72からなる構成は、図4に示すホルダー16A以外のホルダー16B〜16Eに対してもそれぞれ設けられている。そして、ホルダー16A〜16Eに対応させてそれぞれ設けられた5つの判定部71は、重量測定信号Swが示す重量と比較する範囲(WA±m)が、プローブ11A〜11Eの互いに異なる重量WAに対応して、互いに異なるものとされている。それにより、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も同様に、各プローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が停止されるようになる。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部71から光源停止指示信号SLが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が、光源停止指示信号SLに基づいて停止することはない。つまり、例えばプローブ11Aを用いて光音響画像あるいは超音波画像の生成を行っているときに、プローブ11A専用のホルダー16Aに別のプローブ11B、11C、11Dあるいは11E、さらにはプローブ以外の物体が誤って収容されても、使用中のプローブ11Aからのレーザ光出射が抑制されることはない。そうであれば、このレーザ光出射が抑制されたために、光音響画像あるいは超音波画像の生成を最初からやり直す必要が生じるようなこともない。
本実施形態においては、重量センサー70および判定部71がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、また制御部34が光出射制御手段として作用する。
<第2の実施形態>
次に図5を参照して、本発明の第2の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図5に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図5は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。ここで、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。なおこの図5において、先に説明した図4中のものと同等の要素には同番号を付してあり、それらについての説明は、特に必要の無い限り省略する(以下、同様)。
図5に示す構成は、図4に示した構成と比べると、光出射制御手段が異なるものである。すなわち図5の構成においては、信号線72を介して判定部71に接続されたシャッタ駆動回路73と、レーザユニット13から光ファイバ60に至るレーザ光Lの光路に配置されたシャッタ74とが設けられている。シャッタ74は、レーザ光Lを遮断する状態と、レーザ光Lを通過させる状態のいずれかを選択的に取り得るように構成されている。このシャッタ74の動作は、シャッタ駆動回路73によって制御される。
シャッタ駆動回路73は、プローブ11Aが使用されるときはシャッタ74を、レーザ光Lを通過させる状態に駆動させる。ホルダー16Aに対応する判定部71は、入力された重量測定信号Swが示す重量が、ホルダー16Aを専用ホルダーとするプローブ11Aの重量WAと一致した場合、シャッタ駆動回路73にシャッタ閉指示信号SSを送る。シャッタ閉指示信号SSが入力されるとシャッタ駆動回路73は、シャッタ74を、レーザ光Lを遮断する状態に駆動させる。シャッタ74がこの状態になると、プローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。なお図5では、レーザユニット13から発せられたレーザ光Lを光ファイバ60に入力させる入力光学系は省略してある。
以上述べた重量センサー70、判定部71および信号線72からなる構成は、図5に示すホルダー16A以外のホルダー16B〜16Eに対してもそれぞれ設けられている。そして、ホルダー16A〜16Eに対応させてそれぞれ設けられた5つの判定部71は、重量測定信号Swが示す重量と比較する範囲(WA±m)が、プローブ11A〜11Eの互いに異なる重量WAに対応して、互いに異なるものとされている。それにより、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も、同様にプローブ11からレーザ光Lが出射することが抑制される。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部71からシャッタ閉指示信号SSが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11に送られるレーザ光Lが、シャッタ74によって遮断されることはない。つまり、例えばプローブ11Aを用いて光音響画像あるいは超音波画像の生成を行っているときに、プローブ11A専用のホルダー16Aに別のプローブ11B、11C、11Dあるいは11E、さらにはプローブ以外の物体が誤って収容されても、使用中のプローブ11Aからのレーザ光出射が抑制されることはない。そうであれば、このレーザ光出射が抑制されたために、光音響画像あるいは超音波画像の生成を最初からやり直す必要が生じるようなこともない。
本実施形態においては、重量センサー70および判定部71がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、またシャッタ駆動回路73およびシャッタ74が光出射制御手段として作用する。
なお、前述した第1の実施形態の光音響計測装置は、5つのプローブ11A〜11Eの各々に対応させて個別にレーザユニット13が設けられることを前提として構成されたものである。第2の実施形態の光音響計測装置は、それと同じ前提の下に構成されてもよいが、5つのプローブ11A〜11Eの中の複数と対応させてレーザユニット13が1つ設けられる場合に対応させて構成することも可能である。すなわち、1つのレーザユニット13から出射したレーザ光Lを受け入れる光入射端を有する一方、光出射端が複数に分かれるように分岐された光ファイバ60が用いられて、複数の光出射端の各々がそれぞれ相異なるプローブ11に接続されている構成においては、分岐された光ファイバ60の各々に対応させてシャッタ74およびシャッタ駆動回路73を設ければよい。以上述べた第2の実施形態に関することは、後述する第4、第6、第8、第10、および第12の実施形態においても同様である。
また、以上説明した第2の実施形態の光音響計測装置において、さらに第1の実施形態の光音響計測装置におけるようにレーザユニット13の駆動を停止させる構成を組み合わせて、プローブ11からレーザ光Lが出射することをより確実に抑制してもよい。それは、後述する第3と第4、第5と第6、第7と第8、第9と第10、および第11と第12の実施形態に関しても同様である。
<第3の実施形態>
次に図6を参照して、本発明の第3の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図6に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図6は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図6に示す構成は、図4に示した第1の実施形態の構成と比べると、プローブ11とホルダー16との対応を識別する手段が異なるものである。すなわち図6の構成においては、プローブ11Aの一部にIC(Integrated Circuit)タグ80が取り付けられている。このICタグ80には、「プローブ11A」であることを示す情報(プローブ識別情報)が書き込まれている。一方、コンソール15には、ホルダー16Aの近傍において、上記ICタグ80に書き込まれているプローブ識別情報を読み取るICリーダ81が取り付けられている。ICリーダ81は、ホルダー16Aに対してプローブ11Aが予め定められた向きに収容されたとき、プローブ11AのICタグ80に書き込まれているプローブ識別情報を読み取り、その読み取った情報を示す信号Srを判定部82に入力する。
判定部82は、プローブ11AのICタグ80に書き込まれたプローブ識別情報と同じ情報を記憶している。そして判定部82は、入力された信号Srが示すプローブ識別情報が、自身が記憶している情報と一致した場合、制御部34(図1参照)に光源停止指示信号SLを送る。制御部34はこの光源停止指示信号SLを受けると、プローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動を停止させる。それにより、たとえレーザ光出射停止の操作を忘れた場合でも、ホルダー16Aに収容されているプローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。
以上述べたICタグ80、ICリーダ81、判定部82および信号線72からなる構成は、図6に示すプローブ11Aとホルダー16Aとの組以外のプローブ11とホルダー16との組に対しても、それぞれ設けられている。そして、各プローブ11のICタグ80に書き込まれたプローブ識別情報と、それに対応して各判定部82に記憶された情報は、プローブ11とホルダー16との組毎に、互いに異なるものとされている。そこで、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も同様に、各プローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が停止されるようになる。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部82から光源停止指示信号SLが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が、光源停止指示信号SLに基づいて停止することはない。
本実施形態においては、ICタグ80、ICリーダ81および判定部82がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、また制御部34が光出射制御手段として作用する。
<第4の実施形態>
次に図7を参照して、本発明の第4の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図7に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図7は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図7に示す構成は、図6に示した構成と比べると、光出射制御手段が異なるものである。すなわち図7の構成において判定部82は、入力された信号Srが示すプローブ識別情報が、自身が記憶している情報と一致した場合、シャッタ駆動回路73にシャッタ閉指示信号SSを送る。また本実施形態では、レーザユニット13から光ファイバ60に至るレーザ光Lの光路に、レーザ光Lを遮断する状態とレーザ光Lを通過させる状態のいずれかを選択的に取り得るシャッタ74が設けられている。このシャッタ74の動作は、シャッタ駆動回路73によって制御される。
上記シャッタ駆動回路73およびシャッタ74による作用は、図5に示した第2の実施形態におけるものと同様である。そこで本実施形態においても、ホルダー16Aにプローブ11Aが収容された場合、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合に、各プローブ11からレーザ光Lが出射することが抑制される。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部82からシャッタ閉指示信号SSが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11からのレーザ光出射が抑制されることはない。
本実施形態においては、ICタグ80、ICリーダ81および判定部82がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、またシャッタ駆動回路73およびシャッタ74が光出射制御手段として作用する。
<第5の実施形態>
次に図8を参照して、本発明の第5の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図8に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図8は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図8に示す構成は、図6に示した構成と比べると、ICタグ80がホルダー16A側に、そしてICリーダ81がプローブ11A側に取り付けられている点で異なっている。この場合、ICタグ80には「ホルダー16A」であることを示す情報(ホルダー識別情報)が書き込まれている。また、ICリーダ81が出力する信号Srを伝える信号線72はケーブル19に収められて、判定部82に接続されている。
判定部82は、ホルダー16AのICタグ80に書き込まれた「ホルダー16A」を示す情報を記憶している。そして判定部82は、入力された信号Srが示すホルダー識別情報が、自身が記憶している情報と一致した場合、制御部34(図1参照)に光源停止指示信号SLを送る。制御部34はこの光源停止指示信号SLを受けると、プローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動を停止させる。それにより、たとえレーザ光出射停止の操作を忘れた場合でも、ホルダー16Aに収容されているプローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。
以上述べたICタグ80、ICリーダ81、判定部82および信号線72からなる構成は、図8に示すプローブ11Aとホルダー16Aとの組以外のプローブ11とホルダー16との組に対しても、それぞれ設けられている。そして、各ホルダー16のICタグ80に書き込まれたホルダー識別情報と、それに対応して各判定部82に記憶された情報は、プローブ11とホルダー16との組毎に、互いに異なるものとされている。それにより、図6に示した第3の実施形態におけるのと同様に、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も同様に、各プローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が停止されるようになる。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16を専用ホルダーとする別のプローブ11のICリーダ81に接続された判定部82から、光源停止指示信号SLが出力されることはない。したがって、その別のプローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が、光源停止指示信号SLに基づいて停止することはない。以上の点も、図6に示した第3の実施形態におけるのと同様である。
本実施形態においては、ICタグ80、ICリーダ81および判定部82がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、また制御部34が光出射制御手段として作用する。
<第6の実施形態>
次に図9を参照して、本発明の第6の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図9に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図9は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図9に示す構成は、図8に示した構成と比べると、光出射制御手段が異なるものである。すなわち図9の構成において判定部82は、入力された信号Srが示すホルダー識別情報が、自身が記憶している情報と一致した場合、シャッタ駆動回路73にシャッタ閉指示信号SSを送る。また本実施形態では、レーザユニット13から光ファイバ60に至るレーザ光Lの光路に、レーザ光Lを遮断する状態とレーザ光Lを通過させる状態のいずれかを選択的に取り得るシャッタ74が設けられている。このシャッタ74の動作は、シャッタ駆動回路73によって制御される。
以上述べたシャッタ駆動回路73およびシャッタ74による作用は、図7に示した第4の実施形態におけるものと同様である。そこで本実施形態においても、ホルダー16Aにプローブ11Aが収容された場合、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合に、各プローブ11からレーザ光Lが出射することが抑制される。
その一方、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16を専用ホルダーとする別のプローブ11のICリーダ81に接続された判定部82から、シャッタ閉指示信号SSが出力されることはない。したがって、その別のプローブ11からのレーザ光出射が抑制されることはない。
本実施形態においては、ICタグ80、ICリーダ81および判定部82がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、またシャッタ駆動回路73およびシャッタ74が光出射制御手段として作用する。
<第7の実施形態>
次に図10を参照して、本発明の第7の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図10に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図10は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図10に示す構成は、図4に示した第1の実施形態の構成と比べると、プローブ11とホルダー16との対応を識別する手段が異なるものである。すなわち図10の構成は、プローブ11Aの一部に取り付けられた例えば金属からなる減衰材90と、ホルダー16Aの近傍においてコンソール15に設けられた発振回路(高周波発振回路)91と、この高周波発振回路91と対応させて設けられた判定部92とを有している。
高周波発振回路91は、図示外のコイルからホルダー16Aの方に向かって広がる高周波の電磁場を発生する。そして、ホルダー16Aに対してプローブ11Aが予め定められた向きに収容されると、上記電磁場がプローブ11Aの減衰材90によって減衰する。高周波発振回路91に流れる電流は電流信号Saとして取り出され、判定部92に入力される。この電流信号Saの値は上記電磁場の減衰の程度に応じて変化し、この減衰の程度が大であるほど小さいものとなる。金属からなる減衰材90は、プローブ11A〜11E毎に例えば金属の種類を変える等により、プローブ11A〜11Eのそれぞれで、上記電磁場を減衰させる減衰率が異なるものとされている。したがって電流信号Saの値は、プローブ11とホルダー16の組毎に互いに相違したものとなる。
ホルダー16Aに対して設けられた高周波発振回路91に接続する判定部92は、このホルダー16Aにプローブ11Aが収容されたときに高周波発振回路91から出力される電流信号Saと同じ信号値を、図示外の記憶手段に記憶している。そして判定部92は、入力された電流信号Saが、自身が記憶している信号値と一致した場合、制御部34(図1参照)に光源停止指示信号SLを送る。制御部34はこの光源停止指示信号SLを受けると、プローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動を停止させる。それにより、たとえレーザ光出射停止の操作を忘れた場合でも、ホルダー16Aに収容されているプローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。
なお、上記の「自身が記憶している信号値と一致した」とは、より正確に説明すると、その信号値にある程度の幅を与えておき、その幅の中に電流信号Saの値が入る場合を言う。そのような幅を与えておけば、ホルダー16Aにおけるプローブ11の収容状態や、装置の経年変化等に起因して電流信号Saが変動することにも対処できるので好ましい。ただし、特にそのような幅を与えなくても構わない。
以上述べた減衰材90、高周波発振回路91、判定部92および信号線72からなる構成は、図10に示すプローブ11Aとホルダー16Aとの組以外のプローブ11とホルダー16との組に対しても、それぞれ設けられている。そして、各プローブ11の減衰材90が上記電磁場を減衰させる減衰率と、それに対応して各判定部92に記憶された信号値とは、プローブ11とホルダー16との組毎に、互いに異なるものとされている。そこで、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も同様に、各プローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が停止されるようになる。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部92から光源停止指示信号SLが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が、光源停止指示信号SLに基づいて停止することはない。
本実施形態においては、減衰材90、高周波発振回路91および判定部92がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、制御部34が光出射制御手段として作用する。
なお、以上説明した図10の構成は、高周波発振回路91が発生する高周波電磁場内に金属の減衰材90が配されると、高周波発振回路91の発振が減衰することを利用しているが、それとは反対に、高周波発振回路91に金属が近接すると高周波発振が開始し、その発振の程度が金属に応じて変化するような構成を採用してプローブ11とホルダー16との対応を識別することも可能である。また、減衰材90および高周波発振回路91は、いわゆる高周波誘導型近接センサーを構成するものであるが、この種の近接センサーの他に、磁気型近接センサーを構成する手段や、静電誘導型近接センサーを構成する手段を適用することも可能である。例えば前者の手段においては磁界の大きさをプローブ11とホルダー16との組毎に変え、後者の手段においては電界の大きさをプローブ11とホルダー16との組毎に変えることにより、各組を識別可能とすることができる。
<第8の実施形態>
次に図11を参照して、本発明の第8の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図11に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図11は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図11に示す構成は、図10に示した構成と比べると、光出射制御手段が異なるものである。すなわち図11の構成において判定部92は、入力された電流信号Saが、自身が記憶している信号値と一致した場合、シャッタ駆動回路73にシャッタ閉指示信号SSを送る。また本実施形態では、レーザユニット13から光ファイバ60に至るレーザ光Lの光路に、レーザ光Lを遮断する状態とレーザ光Lを通過させる状態のいずれかを選択的に取り得るシャッタ74が設けられている。このシャッタ74の動作は、シャッタ駆動回路73によって制御される。
上記シャッタ駆動回路73およびシャッタ74による作用は、図5に示した第2の実施形態におけるものと同様である。そこで本実施形態においても、ホルダー16Aにプローブ11Aが収容された場合、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合に、各プローブ11からレーザ光Lが出射することが抑制される。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部92からシャッタ閉指示信号SSが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11からのレーザ光出射が抑制されることはない。
本実施形態においては、減衰材90、高周波発振回路91および判定部92がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、シャッタ駆動回路73およびシャッタ74が光出射制御手段として作用する。
<第9の実施形態>
次に図12を参照して、本発明の第9の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図12に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図12は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図12に示す構成は、図10に示した構成と比べると、減衰材90がホルダー16A側に、そして高周波の電磁場を発生させる高周波発振回路91がプローブ11A側に取り付けられている点で異なっている。この場合、高周波発振回路91が出力する電流信号Saを伝える信号線72はケーブル19に収められて、判定部92に接続されている。
プローブ11Aの高周波発振回路91に接続された判定部92は、そのプローブ11Aがホルダー16Aに収容されたときに高周波発振回路91から出力される電流信号Saと同じ信号値を、図示外の記憶手段に記憶している。そして判定部92は、入力された電流信号Saが、自身が記憶している信号値と一致した場合、制御部34(図1参照)に光源停止指示信号SLを送る。制御部34はこの光源停止指示信号SLを受けると、プローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動を停止させる。それにより、たとえレーザ光出射停止の操作を忘れた場合でも、ホルダー16Aに収容されているプローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。
以上述べた減衰材90、高周波発振回路91、判定部92および信号線72からなる構成は、図12に示すプローブ11Aとホルダー16Aとの組以外のプローブ11とホルダー16との組に対しても、それぞれ設けられている。そして、各ホルダー16の減衰材90が上記電磁場を減衰させる減衰率と、それに対応して各判定部92に記憶された信号値とは、プローブ11とホルダー16との組毎に、互いに異なるものとされている。そこで、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も同様に、各プローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が停止されるようになる。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16を専用ホルダーとする別のプローブ11の高周波発振回路91に接続された判定部92から、光源停止指示信号SLが出力されることはない。したがって、その別のプローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が、光源停止指示信号SLに基づいて停止することはない。
本実施形態においては、減衰材90、高周波発振回路91および判定部92がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、制御部34が光出射制御手段として作用する。
<第10の実施形態>
次に図13を参照して、本発明の第10の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図13に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図13は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図13に示す構成は、図12に示した構成と比べると、光出射制御手段が異なるものである。すなわち図13の構成において判定部92は、入力された電流信号Saが、自身が記憶している信号値と一致した場合、シャッタ駆動回路73にシャッタ閉指示信号SSを送る。また本実施形態では、レーザユニット13から光ファイバ60に至るレーザ光Lの光路に、レーザ光Lを遮断する状態とレーザ光Lを通過させる状態のいずれかを選択的に取り得るシャッタ74が設けられている。このシャッタ74の動作は、シャッタ駆動回路73によって制御される。
上記シャッタ駆動回路73およびシャッタ74による作用は、図5に示した第2の実施形態におけるものと同様である。そこで本実施形態においても、ホルダー16Aにプローブ11Aが収容された場合、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合に、各プローブ11からレーザ光Lが出射することが抑制される。
その一方、以上の説明から明らかな通り、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16を専用ホルダーとする別のプローブ11の高周波発振回路91に接続された判定部92から、シャッタ閉指示信号SSが出力されることはない。したがって、その別のプローブ11からのレーザ光出射が抑制されることはない。
本実施形態においては、減衰材90、高周波発振回路91および判定部92がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、シャッタ駆動回路73およびシャッタ74が光出射制御手段として作用する。
<第11の実施形態>
次に図14を参照して、本発明の第11の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図14に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図14は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図14に示す構成は、図4に示した第1の実施形態の構成と比べると、プローブ11とホルダー16との対応を識別する手段が異なるものである。すなわち図14の構成は、プローブ11Aの一部に取り付けられた蛍光発光部95と、ホルダー16Aの近傍においてコンソール15に設けられた励起光源96と、同じくホルダー16Aの近傍においてコンソール15に設けられた蛍光検出部97と、この蛍光検出部97に信号線72を介して接続された判定部98とを有している。
なお図14では、励起光源96および蛍光検出部97をホルダー16Aの中心軸(図14中で上下方向に延びる軸)の周りに展開した状態で示しているが、図15の一部破断平面図に示す通り、これらの励起光源96および蛍光検出部97は、プローブ11Aの筐体50の表面に取り付けられた蛍光発光部95に対して、共に対向するような位置に配設されている。
蛍光発光部95は、蛍光体を担持する支持体がプローブ11Aに貼付されたり、あるいはそのような蛍光体を含む蛍光塗料が直接プローブ11Aに塗布されたりすることによって作成されている。上記の蛍光体は、ある特有の波長(励起波長)λ1の励起光が照射されると、特有の波長(蛍光波長)λ2の蛍光を発するものである。励起光源96は、上記励起波長λ1を含む波長域の光を励起光として発する。この励起光は蛍光発光部95に向けて発せられ、励起光の照射を受けて蛍光発光部95が発した波長λ2の蛍光は、蛍光検出部97によって検出される。蛍光検出部97は、例えばフォトダイオード等の光検出器とその受光面に配されたバンドパスフィルター等から構成されたもので、波長λ2の光を分光検出する。
プローブ11A〜11Eの各蛍光発光部95は、蛍光波長λ2が、他のプローブ11の蛍光波長λ2と異なる蛍光体を用いて作成されている。そして各ホルダー16A〜16Eに対応してそれぞれ設けられた蛍光検出部97は、対応するホルダー16を専用ホルダーとするプローブ11における蛍光発光部95の蛍光波長λ2と同じ波長域の光を分光検出するように構成されている。例えば、プローブ11Aに設けられた蛍光発光部95の蛍光波長λ2が610nmであるとすると、ホルダー16Aに対して設けられた蛍光検出部97は、波長610nmの光を分光検出するように構成されている。
なお、一般に励起波長λ1および蛍光波長λ2はある程度の幅を有するものであるが、上の説明はその波長幅に関する説明を省いて、波長λ1およびλ2が極大波長であるとして説明を簡略化している。実際の分光検出においては、上記波長幅の中の極大波長近辺の単一波長に近い波長域の光を検出するようにしてもよいし、あるいは、上記極大波長を含むある程度幅の有る波長域の光を検出するようにしてもよい。
また励起光源96も、励起波長(極大波長)λ1近辺の単一波長に近い波長域の光を発するものが適用されてもよいし、あるいは、励起波長(極大波長)λ1を含むある程度幅の有る波長域の光を発するものが適用されてもよい。それらの場合は、前述した蛍光検出部97のバンドパスフィルターとして、励起波長λ1近辺の波長の光は遮断するものを用いることが望ましい。さらには励起光源96として、励起波長λ1を含む白色光を発する光源が適用されてもよい。
蛍光検出部97は、検出した光量を示す光量検出信号Scを出力し、この光量検出信号Scは判定部98に入力される。判定部98は、例えば予め定められた基準光量を示す基準信号値を記憶しており、入力された光量検出信号Scがこの基準信号値を上回った場合、つまり蛍光検出部97が検出した蛍光量が基準光量を上回った場合、制御部34(図1参照)に光源停止指示信号SLを送る。なお、蛍光検出部97が検出した蛍光量が基準光量を上回るほど大となるのは、あるプローブ11が、その専用ホルダー16に収容された場合である。つまり図14に示した例で説明すれば、プローブ11Aが専用のホルダー16Aに収容された場合である。制御部34はこの光源停止指示信号SLを受けると、プローブ11Aにレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動を停止させる。それにより、たとえレーザ光出射停止の操作を忘れた場合でも、ホルダー16Aに収容されているプローブ11Aからレーザ光Lが出射することがなくなる。
また、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合も、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合も、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合も、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合も同様に、各プローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が停止されるようになる。
その一方、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16と対応している蛍光検出部97が分光検出する波長域の蛍光量は、0(ゼロ)か、あるいは極めて少ないものとなる。そこで、そのホルダー16に対応する判定部98から光源停止指示信号SLが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとする別のプローブ11にレーザ光Lを送るレーザユニット13の駆動が、光源停止指示信号SLに基づいて停止することはない。
本実施形態においては、蛍光発光部95、励起光源96、蛍光検出部97および判定部98がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、制御部34が光出射制御手段として作用する。
<第12の実施形態>
次に図16を参照して、本発明の第12の実施形態による光音響計測装置について説明する。本実施形態の光音響計測装置は、図16に示す構成以外は基本的に図1に示した光音響計測装置10と同様に構成されたものである。図16は、ホルダー16Aを含む部分のコンソール15の側断面形状を示すと共に、ホルダー16Aに収容されたプローブ11A、およびそれらに関連する電気的な構成を示している。なお、ホルダー16Aはプローブ11Aの専用ホルダーである。
図16に示す構成は、図14に示した構成と比べると、光出射制御手段が異なるものである。すなわち図16の構成において判定部98は、入力された光量検出信号Scがこの基準信号値を上回った場合、つまり蛍光検出部97が検出した蛍光量が基準光量を上回った場合、シャッタ駆動回路73にシャッタ閉指示信号SSを送る。また本実施形態では、レーザユニット13から光ファイバ60に至るレーザ光Lの光路に、レーザ光Lを遮断する状態とレーザ光Lを通過させる状態のいずれかを選択的に取り得るシャッタ74が設けられている。このシャッタ74の動作は、シャッタ駆動回路73によって制御される。
上記シャッタ駆動回路73およびシャッタ74による作用は、図5に示した第2の実施形態におけるものと同様である。そこで本実施形態においても、ホルダー16Aにプローブ11Aが収容された場合、ホルダー16Bにプローブ11Bが収容された場合、ホルダー16Cにプローブ11Cが収容された場合、ホルダー16Dにプローブ11Dが収容された場合、そしてホルダー16Eにプローブ11Eが収容された場合に、各プローブ11からレーザ光Lが出射することが抑制される。
その一方、あるホルダー16に、それを専用ホルダーとするものではないプローブ11や、あるいはプローブ以外の物体が誤って収容された場合は、そのホルダー16に対応する判定部98からシャッタ閉指示信号SSが出力されることはない。したがって、そのホルダー16を専用ホルダーとする別のプローブ11からのレーザ光出射が抑制されることはない。
以上説明した第11の実施形態および第12の実施形態においては、プローブ11の方に蛍光発光部95が設けられ、ホルダー16の方に励起光源96および蛍光検出部97が設けられているが、それとは反対に、ホルダー16の方に蛍光発光部95を設け、プローブ11の方に励起光源96および蛍光検出部97を設けるようにしてもよい。
本実施形態においては、蛍光発光部95、励起光源96、蛍光検出部97および判定部98がプローブ識別手段(識別手段)として作用し、シャッタ駆動回路73およびシャッタ74が光出射制御手段として作用する。
以上、光音響画像と共に反射超音波画像も生成、表示可能とされた光音響計測装置10に適用された実施形態について説明したが、本発明は、反射超音波画像の生成、表示は行わず、光音響画像の生成、表示のみを行うように構成された光音響計測装置に適用することも可能である。図17は、そのように構成された光音響計測装置10の一例を示すものである。この図17に示す光音響計測装置10は、図1に示したものと比べると、データ分離手段23、超音波画像生成部29および送信制御回路33が除かれた形のものとなっている。
さらに、以上説明した光音響計測装置10は、光音響画像を生成、表示するように構成されたものであるが、本発明はその種の光音響計測装置に限らず、検出した光音響波に基づいて何らかの計測を行う光音響計測装置全てに対して適用可能である。
10 光音響計測装置
11、11A〜11E プローブ
12 超音波ユニット
13 レーザユニット
14 表示部
20 振動子アレイ
21 受信回路
22 受信メモリ
23 データ分離手段
24 光音響画像生成部
29 超音波画像生成部
30 表示制御部
33 送信制御回路
34 制御部
40 光出射部
50 プローブの筺体
60 光ファイバ
65 吸収体
70 重量センサー
71、82、92、98 判定部
72 信号部
80 ICタグ
81 ICリーダ
90 減衰材
91 高周波発振回路
95 蛍光発光部
96 励起光源
97 蛍光検出部
L レーザ光(測定光)
M 被検体
U 音響波

Claims (10)

  1. 光源から発せられた測定光を被検体に向けて出射させる光出射部、および前記測定光の照射を受けた被検体の部分から発せられた音響波を検出する音響波検出素子を備えたプローブを複数有し、
    前記複数のプローブを収容する複数のホルダーを有する光音響計測装置において、
    前記複数のプローブのうちの1つのプローブが前記複数のホルダーのうちの1つのホルダーに収容された場合に、該1つのプローブが該1つのホルダーと対応するものであるか否かを判定する識別手段と、
    前記識別手段が、前記1つのプローブが前記1つのホルダーと対応するものであると判定した場合に、該1つのプローブから測定光が出射することを抑制する光出射制御手段とが設けられていることを特徴とする光音響計測装置。
  2. 前記識別手段は、前記1つのプローブの重量を測定する重量測定手段と、前記重量測定手段が測定した重量に基づいて前記判定を行う判定部とを備える請求項1記載の光音響計測装置。
  3. 前記識別手段は、前記1つのプローブと前記1つのホルダーとの間で電磁波により非接触で情報の授受を行い、受け取った情報に基づいて前記判定を行う請求項1記載の光音響計測装置。
  4. 前記識別手段は、
    前記複数のプローブの各々に設けられ、かつ、各々のプローブ毎に異なるプローブ識別情報が書き込まれているICタグと、
    前記複数のホルダーの各々の近傍に設けられたICリーダと、
    を備え、
    前記1つのプローブが前記1つのホルダーに収容された場合に、該1つのホルダーの前記ICリーダにより該1つのプローブの前記プローブ識別情報が読み取られ、かつ、該読み取られたプローブ識別情報に基づいて前記判定を行う
    請求項3記載の光音響計測装置。
  5. 前記識別手段は、
    前記複数のホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、各々のホルダー毎に異なるホルダー識別情報が書き込まれたICタグと、
    前記複数のプローブに設けられたICリーダと、
    を備え、
    前記1つのプローブが前記1つのホルダーに収容された場合に、該1つのプローブの前記ICリーダにより該1つのホルダーの前記ホルダー識別情報が読み取られ、かつ、該読み取られたホルダー識別情報に基づいて前記判定を行う
    請求項3記載の光音響計測装置。
  6. 前記識別手段は、
    前記複数のホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、電磁場を発生する発振回路と、
    前記複数のプローブに設けられ、かつ、前記電磁場を各々のプローブ毎に異なる減衰率で減衰する減衰材と、
    を備え、
    前記1つのプローブが前記1つのホルダーに収容された場合に、該1つのホルダーの前記発振回路から出力された電流の値に基づいて前記判定を行う
    請求項3記載の光音響計測装置。
  7. 前記識別手段は、
    前記複数のプローブの各々に設けられ、かつ、電磁場を発生させる発振回路と、
    前記複数のホルダーに設けられ、かつ、前記電磁場を各々のホルダー毎に異なる減衰率で減衰する減衰材と、
    を備え、
    前記1つのプローブが前記1つのホルダーに収容された場合に、該1つのプローブの前記発振回路から出力された電流の値に基づいて前記判定を行う
    請求項3記載の光音響計測装置。
  8. 前記識別手段は、
    前記ホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、励起光を発する励起光源と、
    前記プローブの各々に設けられ、かつ、前記励起光を受けて各々のプローブ毎に異なる波長の蛍光を発する蛍光発光部と、
    前記ホルダーの各々の近傍に設けられ、かつ、前記蛍光を分光検出する蛍光検出部と、
    を備え、
    前記1つのプローブが前記1つのホルダーに収容された場合に、該1つのホルダーの近傍の前記蛍光検出部が検出した光量に基づいて前記判定を行う
    請求項3記載の光音響計測装置。
  9. 前記光出射制御手段は、前記光源の駆動を停止させる
    請求項1から8いずれか1項記載の光音響計測装置。
  10. 前記光出射制御手段は、前記測定光をシャッタによって遮断する
    請求項1から9いずれか1項記載の光音響計測装置。
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