JP6262620B2 - 位置検出装置 - Google Patents
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Description
本発明は、互いに直交するX軸方向とY軸方向に移動可能な可動部の位置を検出する位置検出装置に関する。
従来、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に移動可能な可動部と、可動部に取り付けられた磁石と、この磁石で発生する磁気を検出する磁気センサとを備え、可動部の位置を検出することができるように構成された装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかし、可動部に取り付けられた磁石で発生する磁気の分布は複雑であるため、X軸方向およびY軸方向の位置を磁気センサによる検出結果に基づいて算出するには、高度な演算が必要になるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、磁気センサによる検出結果に基づいて簡易な演算で位置を検出することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の位置検出装置は、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に移動可能な可動部と、可動部と一体に移動可能な磁石と、磁石の磁気を検出する磁気検出部とを備える。
磁石は、2つのX軸方向辺と、2つのY軸方向辺と、4つの連結辺とを備えた形状の面である磁気検出面を備える。
2つのX軸方向辺は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。2つのY軸方向辺は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。4つの連結辺は、X軸方向辺の端部とY軸方向辺の端部とを円弧または直線で連結する。
2つのX軸方向辺は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。2つのY軸方向辺は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。4つの連結辺は、X軸方向辺の端部とY軸方向辺の端部とを円弧または直線で連結する。
そして磁気検出面は、X軸方向に平行な線に対して線対称であり、Y軸方向に平行な線に対して線対称となるように形成される。
また磁気検出部は、磁気検出面と対向するように配置されて、磁石の磁気のX軸方向の成分と、磁石の磁気のY軸方向の成分を検出する。
また磁気検出部は、磁気検出面と対向するように配置されて、磁石の磁気のX軸方向の成分と、磁石の磁気のY軸方向の成分を検出する。
このように構成された本発明の位置検出装置では、磁気検出面が、2つのX軸方向辺と、2つのY軸方向辺と、円弧状または直線状の4つの連結辺とを備えるように形成されている。これにより、本発明の位置検出装置では、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴う磁気のX軸方向成分の変化を小さくすることができる。
このため、本発明の位置検出装置では、磁気検出部が検出した磁気のY軸方向成分を用いることなく、磁気検出部が検出した磁気のX軸方向成分に基づいて、磁石のX軸方向の位置を算出することが可能となる。
同様に、本発明の位置検出装置では、Y軸方向の位置を固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合に、X軸方向の位置の変化に伴う磁気のY軸方向成分の変化を小さくすることができる。
このため、本発明の位置検出装置では、磁気検出部が検出した磁気のX軸方向成分を用いることなく、磁気検出部が検出した磁気のY軸方向成分に基づいて、磁石のY軸方向の位置を算出することが可能となる。
このため、本発明の位置検出装置では、磁気検出部が検出した磁気のX軸方向成分を用いることなく、磁気検出部が検出した磁気のY軸方向成分に基づいて、磁石のY軸方向の位置を算出することが可能となる。
このように、本発明の位置検出装置によれば、磁気のX軸方向成分のみを用いて可動部のX軸方向の位置を算出することが可能となるとともに、磁気のY軸方向成分のみを用いて可動部のY軸方向の位置を算出することが可能となり、簡易な演算で可動部の位置を検出することができる。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の遠隔操作システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、表示装置2と、操作装置3と、遠隔操作制御装置4と、車載装置5(例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、空調装置など)とを備える。
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の遠隔操作システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、表示装置2と、操作装置3と、遠隔操作制御装置4と、車載装置5(例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、空調装置など)とを備える。
表示装置2は、液晶ディスプレイ等の表示画面11を有するカラー表示装置であり、遠隔操作制御装置4からの映像信号の入力に応じて各種画像を表示画面11に表示する。
表示装置2は、車室内において、運転者の前方にあるダッシュボード(不図示)上で運転席と助手席との中間となる位置に配置されており、運転者が表示装置2の表示画面11を見る際の視点移動が軽減されるようになっている。
表示装置2は、車室内において、運転者の前方にあるダッシュボード(不図示)上で運転席と助手席との中間となる位置に配置されており、運転者が表示装置2の表示画面11を見る際の視点移動が軽減されるようになっている。
操作装置3は、表示画面11上でカーソルの移動方向および決定指示を入力するためのポインティングデバイスである。そして操作装置3は、運転席のすぐ横にあるセンターコンソール(不図示)の上面に配置されており、運転者が遠方へ手を伸ばしたり姿勢を変えたりすることなく容易に操作できるようになっている。
操作装置3は、可動部21、反力発生部22、位置検出部23および操作制御部24を備える。
可動部21は、運転者により操作されることで、X軸方向(車両の幅方向)とY軸方向(車両の前後方向)に移動可能に構成されている。
可動部21は、運転者により操作されることで、X軸方向(車両の幅方向)とY軸方向(車両の前後方向)に移動可能に構成されている。
そして、可動部21のX軸方向およびY軸方向それぞれの座標は、X方向に0〜255、Y方向に0〜255の整数値をとる。
反力発生部22は、可動部21のX軸方向の座標(以下、X軸座標という)とY軸方向の座標(以下、Y軸座標という)とに基づいて可動部21に反力を加える。
位置検出部23は、後述する磁石51のX軸方向およびY軸方向の位置を検出し、その位置を示す可動部位置信号を出力する。
位置検出部23は、後述する磁石51のX軸方向およびY軸方向の位置を検出し、その位置を示す可動部位置信号を出力する。
操作制御部24は、位置検出部23からの可動部位置信号に基づいて、可動部21のX軸座標およびY軸座標(以下、可動部座標という)を算出し、遠隔操作制御装置4へ出力する。また操作制御部24は、算出した可動部座標に基づいて、可動部21が中立位置から外れている場合に、可動部21を中立位置に戻すための反力を反力発生部22に発生させる。
遠隔操作制御装置4は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、運転者が遠隔操作するための各種処理を実行する。
また遠隔操作制御装置4は、専用の通信線6を介して操作装置3との間で互いに通信可能に接続されている。さらに遠隔操作制御装置4は、車内LAN(Local Area Network)7を介して車載装置5との間で互いに通信可能に接続されている。
遠隔操作制御装置4は、車載装置5を操作するための操作画像を表示装置2に表示させる。そして遠隔操作制御装置4は、この操作画面上に配置されている各種アイコンを操作装置3を介して運転者に選択させ、選択されたアイコンに対する実行の指示を受け付けることで、指示されたアイコンに割り当てられた機能を車載装置5に実行させる。
また、操作装置3の可動部21は、図2に示すように、把持部31と、上部ヨーク32と、下部ヨーク33とを備える。
把持部31は、運転者により把持される部位である。
把持部31は、運転者により把持される部位である。
上部ヨーク32は、鉄などの磁性材料によって矩形板状に形成されている。そして上部ヨーク32は、上部ヨーク32に対して把持部31が上側に位置するように、把持部31と連結している。
下部ヨーク33は、鉄などの磁性材料によって矩形板状に形成されている。そして下部ヨーク33は、上部ヨーク32を挟んで把持部31とは反対側で上部ヨーク32と対向するように配置されている。さらに下部ヨーク33は、上部ヨーク32と一体に移動可能となるように、上部ヨーク32と連結している。
下部ヨーク33は、鉄などの磁性材料によって矩形板状に形成されている。そして下部ヨーク33は、上部ヨーク32を挟んで把持部31とは反対側で上部ヨーク32と対向するように配置されている。さらに下部ヨーク33は、上部ヨーク32と一体に移動可能となるように、上部ヨーク32と連結している。
また、操作装置3の反力発生部22は、電磁石41,42と、磁石43,44,45,46とを備える。
電磁石41,42は、磁性材料によって形成されたコアにコイルを巻回して構成されている。そして電磁石41,42は、互いに対向する上部ヨーク32と下部ヨーク33との間に配置されている。さらに電磁石41は、その励磁方向D1がX軸方向と平行となるように配置される。また電磁石42は、その励磁方向D2がY軸方向と平行となるように配置される。
電磁石41,42は、磁性材料によって形成されたコアにコイルを巻回して構成されている。そして電磁石41,42は、互いに対向する上部ヨーク32と下部ヨーク33との間に配置されている。さらに電磁石41は、その励磁方向D1がX軸方向と平行となるように配置される。また電磁石42は、その励磁方向D2がY軸方向と平行となるように配置される。
磁石43は、上部ヨーク32と電磁石41との間に配置されるようにして、上部ヨーク32と連結している。磁石44は、下部ヨーク33と電磁石41との間に配置されるようにして、下部ヨーク33と連結している。
磁石45は、上部ヨーク32と電磁石42との間に配置されるようにして、上部ヨーク32と連結している。磁石46は、下部ヨーク33と電磁石42との間に配置されるようにして、下部ヨーク33と連結している。
このように構成された反力発生部22では、操作制御部24が電磁石41のコイルに通電することにより、電磁石41と磁石43、44との間で、電磁石41における磁界の向きと大きさに応じた力が発生する。これにより、X軸方向に沿った反力を可動部21に加えることができる。
同様に、操作制御部24が電磁石42のコイルに通電することにより、電磁石42と磁石45、46との間で、電磁石42における磁界の向きと大きさに応じた力が発生する。これにより、Y軸方向に沿った反力を可動部21に加えることができる。
位置検出部23は、磁石51(図3を参照)と、センサ支持板52と、磁気センサ53とを備える。
磁石51は、図3に示すように、角部が円弧状に成形された略矩形状に形成されている。具体的には、磁石51は、X軸方向辺61,62とY軸方向辺63,64と連結辺65,66,67,68とを備えた磁気検出面70を有するように形成されている。
磁石51は、図3に示すように、角部が円弧状に成形された略矩形状に形成されている。具体的には、磁石51は、X軸方向辺61,62とY軸方向辺63,64と連結辺65,66,67,68とを備えた磁気検出面70を有するように形成されている。
X軸方向辺61,62は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置されている。Y軸方向辺63,64は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置されている。
連結辺65は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺63の端部とを円弧で連結する。連結辺66は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺64の端部とを円弧で連結する。連結辺67は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺63の端部とを円弧で連結する。連結辺68は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺64の端部とを円弧で連結する。
連結辺65は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺63の端部とを円弧で連結する。連結辺66は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺64の端部とを円弧で連結する。連結辺67は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺63の端部とを円弧で連結する。連結辺68は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺64の端部とを円弧で連結する。
本実施形態では、磁石51は、互いに対向する二辺間の距離がLであり、角部の円弧の半径が0.3×Lとなるように形成されている。
そして磁石51は、その着磁方向D3が、略矩形状に形成されている面と直交するように設けられている(磁力線Lmを参照)。
さらに磁石51は、その着磁方向D3がX軸方向およびY軸方向と直交するようにして、下部ヨーク33を挟んで電磁石41,42とは反対側の面で下部ヨーク33に取り付けられる。
さらに磁石51は、その着磁方向D3がX軸方向およびY軸方向と直交するようにして、下部ヨーク33を挟んで電磁石41,42とは反対側の面で下部ヨーク33に取り付けられる。
センサ支持板52は、板状に形成されており、下部ヨーク33を挟んで電磁石41,42とは反対側で下部ヨーク33と対向するように配置されている。
磁気センサ53は、磁石51と対向するようにセンサ支持板52の面上に取り付けられ、磁束密度のX軸方向成分とY軸方向成分を検出し、X軸方向成分とY軸方向成分を示す信号を上記の可動部位置信号として出力する。本実施形態では、磁気センサ53は、ホールICであり、一辺の長さが0.5×Lの正方形状に形成されている。
このように構成された位置検出部23において、磁石51で発生する磁束の密度におけるX軸方向成分の分布のシミュレーション結果を図4に示す。この磁束密度分布は、図3に示すように、磁気センサ53の感度位置を含む平面Ps上における磁束密度を示すものである。
図4に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてY軸と平行である。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化が小さく略一定である。
図5は、図4に示す磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示すグラフである。
図5に示すように、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのY軸方向の位置の変化に対してほとんど変化しない(矢印V1を参照)。
なお磁石51は、Y軸方向に沿った線に対して線対称に形成されているとともに、X軸方向に沿った線に対して線対称に形成されている。したがって、磁束密度のY軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてX軸と平行になる。すなわち、磁束密度のY軸方向成分は、Y軸方向の位置を固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合に、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化が小さく略一定である。さらに、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのX軸方向の位置の変化に対してほとんど変化しない。
なお磁石51は、Y軸方向に沿った線に対して線対称に形成されているとともに、X軸方向に沿った線に対して線対称に形成されている。したがって、磁束密度のY軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてX軸と平行になる。すなわち、磁束密度のY軸方向成分は、Y軸方向の位置を固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合に、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化が小さく略一定である。さらに、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのX軸方向の位置の変化に対してほとんど変化しない。
図6は、一辺の長さがLの正方形状に形成されている磁石を磁石51の代わりに用いた場合における磁束密度のX軸方向成分の分布のシミュレーション結果である。
図6に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、長軸がY軸方向に対して平行となる楕円形状である。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴い変化する。
図6に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、長軸がY軸方向に対して平行となる楕円形状である。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴い変化する。
図7は、図6に示す磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示すグラフである。
図7に示すように、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのY軸方向の位置の変化に対してバラツキが大きい(矢印V2を参照)。
図8は、直径がLの円形状に形成されている磁石を磁石51の代わりに用いた場合における磁束密度のX軸方向成分の分布のシミュレーション結果である。
図8は、直径がLの円形状に形成されている磁石を磁石51の代わりに用いた場合における磁束密度のX軸方向成分の分布のシミュレーション結果である。
図8に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、磁石の中央部に対応する領域において凹んでいる。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴い変化する。
図9は、図8に示す磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示すグラフである。
図9に示すように、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのY軸方向の位置の変化に対してバラツキが大きい(矢印V3を参照)。
また操作制御部24は、可動部座標を算出する座標算出処理を実行する。この座標算出処理は、操作制御部24の動作中において繰り返し実行される処理である。
また操作制御部24は、可動部座標を算出する座標算出処理を実行する。この座標算出処理は、操作制御部24の動作中において繰り返し実行される処理である。
この座標算出処理が実行されると、操作制御部24は、図10に示すように、まずS10にて、位置検出部23から入力した可動部位置信号が示す磁束密度のX軸方向成分に基づいて、磁石51のX軸方向の位置を算出する。具体的には、X軸方向の位置と磁束密度のX軸方向成分との対応関係を示すX軸方向位置算出マップが操作制御部24内に予め記憶されており、操作制御部24は、このX軸方向位置算出マップを参照することにより、X軸方向の位置を算出する。
その後S20にて、S10で算出したX軸方向の位置に基づいて、可動部21のX軸座標を算出する。具体的には、X軸方向の位置とX軸座標との対応関係を示すX軸座標算出マップが操作制御部24内に予め記憶されており、操作制御部24は、このX軸座標算出マップを参照することにより、X軸座標を算出する。
次にS30にて、位置検出部23から入力した可動部位置信号が示す磁束密度のY軸方向成分に基づいて、磁石51のY軸方向の位置を算出する。具体的には、Y軸方向の位置と磁束密度のY軸方向成分との対応関係を示すY軸方向位置算出マップが操作制御部24内に予め記憶されており、操作制御部24は、このY軸方向位置算出マップを参照することにより、Y軸方向の位置を算出する。
その後S40にて、S30で算出したY軸方向の位置に基づいて、可動部21のY軸座標を算出する。具体的には、Y軸方向の位置とY軸座標との対応関係を示すY軸座標算出マップが操作制御部24内に予め記憶されており、操作制御部24は、このY軸座標算出マップを参照することにより、Y軸座標を算出する。
そしてS40の処理が終了すると、座標算出処理を一旦終了する。
図11は、磁石51の形状と、磁束密度のX軸方向成分のバラツキとの関係を示すグラフである。
図11が示すグラフの横軸は、円弧状に成形された角部の半径Rと、互いに対向する二辺間の距離(本実施形態ではL)との比率(円弧比率)である。例えば、正方形状に形成されている磁石(図6を参照)の場合には、円弧状に成形された角部が存在しないため半径Rは0となり、円弧比率は0である。また、円形状に形成されている磁石(図8を参照)の場合には、半径Rは0.5×Lとなり、円弧比率は50である。
図11は、磁石51の形状と、磁束密度のX軸方向成分のバラツキとの関係を示すグラフである。
図11が示すグラフの横軸は、円弧状に成形された角部の半径Rと、互いに対向する二辺間の距離(本実施形態ではL)との比率(円弧比率)である。例えば、正方形状に形成されている磁石(図6を参照)の場合には、円弧状に成形された角部が存在しないため半径Rは0となり、円弧比率は0である。また、円形状に形成されている磁石(図8を参照)の場合には、半径Rは0.5×Lとなり、円弧比率は50である。
図11が示すグラフの縦軸は、磁束密度のX軸方向成分のバラツキ比率であり、以下に示す方法で算出される。
まず、円弧比率が互いに異なる複数の磁石51の中から、1つの磁石51を選択する。そして、選択した円弧比率の磁石51について、磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線(以下、磁束変化曲線という)を作成する。
まず、円弧比率が互いに異なる複数の磁石51の中から、1つの磁石51を選択する。そして、選択した円弧比率の磁石51について、磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線(以下、磁束変化曲線という)を作成する。
そして、作成された全ての磁束変化曲線を対象として、X軸方向の各位置における標準偏差を算出する。例えば、図7の矢印V2は、X軸方向の位置が−0.2×Lであるときの標準偏差に対応している。
その後、算出された全ての標準偏差の中で値が最も大きいものを、選択した円弧比率の磁石51のバラツキ度合いとする。
さらに、選択した円弧比率の磁石51のバラツキ度合いを、磁石51が正方形状である場合(すなわち、円弧比率が0である場合)におけるバラツキ度合いで除し、この除算値に100を乗じたものを、選択した円弧比率のバラツキ比率とする。
さらに、選択した円弧比率の磁石51のバラツキ度合いを、磁石51が正方形状である場合(すなわち、円弧比率が0である場合)におけるバラツキ度合いで除し、この除算値に100を乗じたものを、選択した円弧比率のバラツキ比率とする。
このようにしてバラツキ比率を算出する手順を、円弧比率が互いに異なる複数の磁石51の全てにおいて実行することにより、図11に示すグラフを作成することができる。
図11に示すように、円弧比率が0から大きくなるにつれてバラツキ比率が小さくなり、円弧比率が30であるときに、バラツキ比率が最小となる。さらに、円弧比率が30から大きくなるにつれてバラツキ比率が大きくなる。
図11に示すように、円弧比率が0から大きくなるにつれてバラツキ比率が小さくなり、円弧比率が30であるときに、バラツキ比率が最小となる。さらに、円弧比率が30から大きくなるにつれてバラツキ比率が大きくなる。
また、円弧比率を28〜32にすることにより、バラツキ比率を約10以下に抑えることができる(矢印Rd1を参照)。また、円弧比率を27〜33にすることにより、バラツキ比率を約20以下に抑えることができる(矢印Rd2を参照)。
このように構成された操作装置3は、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に移動可能な可動部21と、可動部21と一体に移動可能な磁石51と、磁石51の磁気を検出する磁気センサ53とを備える。
磁石51は、2つのX軸方向辺61,62と、2つのY軸方向辺63,64と、4つの連結辺65,66,67,68とを備えた形状の磁気検出面70を備える。
2つのX軸方向辺61,62は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。2つのY軸方向辺63,64は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。4つの連結辺65,66,67,68は、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とを円弧で連結する。
2つのX軸方向辺61,62は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。2つのY軸方向辺63,64は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。4つの連結辺65,66,67,68は、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とを円弧で連結する。
そして磁気検出面70は、X軸方向に平行な線に対して線対称であり、Y軸方向に平行な線に対して線対称となるように形成される。
また磁気センサ53は、磁気検出面70と対向するように配置されて、磁石51の磁束密度のX軸方向の成分と、磁石51の磁束密度のY軸方向の成分を検出する。
また磁気センサ53は、磁気検出面70と対向するように配置されて、磁石51の磁束密度のX軸方向の成分と、磁石51の磁束密度のY軸方向の成分を検出する。
このように構成された操作装置3では、磁気検出面70が、2つのX軸方向辺61,62と、2つのY軸方向辺63,64と、円弧状の4つの連結辺65,66,67,68とを備えるように形成されている。これにより操作装置3では、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を小さくすることができる。
このため操作装置3では、磁気センサ53が検出した磁束密度のY軸方向成分を用いることなく、磁気センサ53が検出した磁束密度のX軸方向成分に基づいて、磁石のX軸方向の位置を算出することが可能となる。
同様に、操作装置3では、Y軸方向の位置を固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合に、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化を小さくすることができる。
このため操作装置3では、磁気センサ53が検出した磁束密度のX軸方向成分を用いることなく、磁気センサ53が検出した磁束密度のY軸方向成分に基づいて、磁石51のY軸方向の位置を算出することが可能となる。
このため操作装置3では、磁気センサ53が検出した磁束密度のX軸方向成分を用いることなく、磁気センサ53が検出した磁束密度のY軸方向成分に基づいて、磁石51のY軸方向の位置を算出することが可能となる。
そして操作装置3は、磁気センサ53が検出した磁束密度のY軸方向の成分を用いることなく、磁気センサ53が検出した磁束密度のX軸方向の成分に基づいて、磁石51のX軸方向の位置を算出する(S10)。また操作装置3は、磁気センサ53が検出した磁束密度のX軸方向の成分を用いることなく、磁気センサ53が検出した磁束密度のY軸方向の成分に基づいて、磁石51のY軸方向の位置を算出する(S30)。
このように、操作装置3によれば、磁束密度のX軸方向成分のみを用いて可動部21のX軸方向の位置を算出することが可能となるとともに、磁束密度のY軸方向成分のみを用いて可動部21のY軸方向の位置を算出することが可能となり、簡易な演算で可動部21の位置を検出することができる。
以上説明した実施形態において、操作装置3は本発明における位置検出装置、磁石51は本発明における磁石、磁気センサ53は本発明における磁気検出部、S10の処理は本発明におけるX軸位置算出手段、S30の処理は本発明におけるY軸位置算出手段である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2実施形態の遠隔操作システム1は、磁石51が変更された点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態の磁石51は、図12に示すように、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とが直線で連結されるように成形された略矩形状に形成されている。
第2実施形態の磁石51は、図12に示すように、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とが直線で連結されるように成形された略矩形状に形成されている。
具体的には、磁石51は、X軸方向辺61,62とY軸方向辺63,64と連結辺65,66,67,68とを備えた磁気検出面70を有するように形成されている。
そして連結辺65は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺63の端部とを直線で連結する。連結辺66は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺64の端部とを直線で連結する。連結辺67は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺63の端部とを直線で連結する。連結辺68は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺64の端部とを直線で連結する。
そして連結辺65は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺63の端部とを直線で連結する。連結辺66は、X軸方向辺61の端部とY軸方向辺64の端部とを直線で連結する。連結辺67は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺63の端部とを直線で連結する。連結辺68は、X軸方向辺62の端部とY軸方向辺64の端部とを直線で連結する。
本実施形態では、磁石51は、X軸方向またはY軸方向に沿って互いに対向する二辺間の距離がLである。また磁石51は、X軸方向辺61,62の延長線とY軸方向辺63,64の延長線との交点(すなわち、正方形の角)と、X軸方向辺61,62またはY軸方向辺63,64の端部との距離C(以下、空白距離Cという)が0.2×Lである。
このように構成された位置検出部23において、磁石51で発生する磁束の密度におけるX軸方向成分の分布のシミュレーション結果を図13に示す。
図13に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてY軸と平行である。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化が小さく略一定である。
図13に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてY軸と平行である。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化が小さく略一定である。
図14は、図13に示す磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示すグラフである。
図14に示すように、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのY軸方向の位置の変化に対してほとんど変化しない(矢印V4を参照)。
なお磁石51は、Y軸方向に沿った線に対して線対称に形成されているとともに、X軸方向に沿った線に対して線対称に形成されている。したがって、磁束密度のY軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてX軸と平行になる。すなわち、磁束密度のY軸方向成分は、Y軸方向の位置を固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合に、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化が小さく略一定である。さらに、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのX軸方向の位置の変化に対してほとんど変化しない。
なお磁石51は、Y軸方向に沿った線に対して線対称に形成されているとともに、X軸方向に沿った線に対して線対称に形成されている。したがって、磁束密度のY軸方向成分の等高線は、磁石51の中央部に対応する領域においてX軸と平行になる。すなわち、磁束密度のY軸方向成分は、Y軸方向の位置を固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合に、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化が小さく略一定である。さらに、Y軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のY軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのX軸方向の位置の変化に対してほとんど変化しない。
図15は、空白距離Cが0.5×Lとなるように形成されている磁石を磁石51の代わりに用いた場合における磁束密度のX軸方向成分の分布のシミュレーション結果である。
図15に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、磁石の中央部に対応する領域において凹んでいる。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴い変化する。
図15に示すように、磁束密度のX軸方向成分の等高線は、磁石の中央部に対応する領域において凹んでいる。すなわち、磁束密度のX軸方向成分は、X軸方向の位置を固定した状態でY軸方向の位置を変化させた場合に、Y軸方向の位置の変化に伴い変化する。
図16は、図15に示す磁束密度分布においてY軸方向の位置を−0.25×L,−0.245×L,・・・,0,・・・,+0.245×L,+0.25×Lに固定した状態でX軸方向の位置を変化させた場合にX軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示すグラフである。
図16に示すように、X軸方向の位置の変化に伴う磁束密度のX軸方向成分の変化を示す曲線は、−0.25×L〜+0.25×LのY軸方向の位置の変化に対してバラツキが大きい(矢印V5を参照)。
図17は、磁石51の形状と、磁束密度のX軸方向成分のバラツキとの関係を示すグラフである。
図17は、磁石51の形状と、磁束密度のX軸方向成分のバラツキとの関係を示すグラフである。
図17が示すグラフの横軸は、空白距離Cと、互いに対向する二辺間の距離(本実施形態ではL)との比率(以下、空白比率という)である。例えば、正方形状に形成されている磁石(図6を参照)の場合には、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とを連結する直線が存在しないため空白距離Cは0となり、空白比率は0である。また、空白距離Cが0.5×Lとなるように形成されている磁石(図15を参照)の場合には、空白比率は50である。
図17に示すように、空白比率が0から大きくなるにつれてバラツキ比率が小さくなり、空白比率が約20であるときに、バラツキ比率が最小となる。さらに、空白比率が約20から大きくなるにつれてバラツキ比率が大きくなる。
また、空白比率を19〜20にすることにより、バラツキ比率を約10以下に抑えることができる(矢印Rd11を参照)。また、空白比率を18〜21にすることにより、バラツキ比率を約20以下に抑えることができる(矢印Rd12を参照)。
このように構成された操作装置3は、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に移動可能な可動部21と、可動部21と一体に移動可能な磁石51と、磁石51の磁気を検出する磁気センサ53とを備える。
磁石51は、2つのX軸方向辺61,62と、2つのY軸方向辺63,64と、4つの連結辺65,66,67,68とを備えた形状の磁気検出面70を備える。
2つのX軸方向辺61,62は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。2つのY軸方向辺63,64は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。4つの連結辺65,66,67,68は、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とを直線で連結する。
2つのX軸方向辺61,62は、X軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。2つのY軸方向辺63,64は、Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置される。4つの連結辺65,66,67,68は、X軸方向辺61,62の端部とY軸方向辺63,64の端部とを直線で連結する。
そして磁気検出面70は、X軸方向に平行な線に対して線対称であり、Y軸方向に平行な線に対して線対称となるように形成される。
また磁気センサ53は、磁気検出面70と対向するように配置されて、磁石51の磁束密度のX軸方向の成分と、磁石51の磁束密度のY軸方向の成分を検出する。
また磁気センサ53は、磁気検出面70と対向するように配置されて、磁石51の磁束密度のX軸方向の成分と、磁石51の磁束密度のY軸方向の成分を検出する。
このように構成された操作装置3は、第1実施形態と同様に、簡易な演算で可動部21の位置を検出することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、磁石51の磁気検出面70が、正方形の角部を円弧状または直線状に成形した形状であるものを示した。しかし、磁気検出面70が、長方形の角部を円弧状または直線状に成形した形状であるようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
3…操作装置、21…可動部、51…磁石、53…磁気センサ、61,62…X軸方向辺、63,64…Y軸方向辺、65,66,67,68…連結辺、70…磁気検出面
Claims (4)
- 互いに直交するX軸方向およびY軸方向に移動可能な可動部(21)と、
前記可動部と一体に移動可能な磁石(51)と、
前記磁石の磁気を検出する磁気検出部(53)とを備え、
前記磁石は、
前記X軸方向に沿って互いに平行となるように配置された2つのX軸方向辺(61,62)と、前記Y軸方向に沿って互いに平行となるように配置された2つのY軸方向辺(63,64)と、前記X軸方向辺の端部と前記Y軸方向辺の端部とを円弧または直線で連結する4つの連結辺(65,66,67,68)とを備えた形状の面である磁気検出面(70)を備え、
前記磁気検出面は、前記X軸方向に平行な線に対して線対称であり、前記Y軸方向に平行な線に対して線対称となるように形成され、
前記磁気検出部は、
前記磁気検出面と対向するように配置されて、前記磁石の磁気の前記X軸方向の成分と、前記磁石の磁気の前記Y軸方向の成分を検出する
ことを特徴とする位置検出装置。 - 4つの前記連結辺は円弧であり、
前記連結辺を構成する円弧の半径は、2つの前記X軸方向辺の間の距離または2つの前記Y軸方向辺の間の距離に対して、27〜33%の長さである
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 4つの前記連結辺は直線であり、
前記X軸方向辺の端部と、前記Y軸方向辺の端部から延長される延長線との距離は、2つの前記X軸方向辺の間の距離または2つの前記Y軸方向辺の間の距離に対して、18〜21%の長さである
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記磁気検出部が検出した前記Y軸方向の成分を用いることなく、前記磁気検出部が検出した前記X軸方向の成分に基づいて、前記磁石の前記X軸方向の位置を算出するX軸位置算出手段(S10)と、
前記磁気検出部が検出した前記X軸方向の成分を用いることなく、前記磁気検出部が検出した前記Y軸方向の成分に基づいて、前記磁石の前記Y軸方向の位置を算出するY軸位置算出手段(S30)とを備える
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の位置検出装置。
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