JP6262604B2 - スケジューリング装置および方法 - Google Patents
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Description
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるスケジューリング装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるスケジューリング装置の構成を示すブロック図である。
リソース割り当て部12は、最適解選択部23で生成された最適リソース割り当てパターンPTSに基づいて、各送信ポイントに動作内容をそれぞれ指示することにより無線リソースの割り当てを行う機能を有している。
一方、リソース割り当てパターンPTのパターン評価値MTAより最適評価値MTSの方がよいと判断される場合は最適解の更新を行わない。
次に、本実施の形態にかかるスケジューリング装置10の動作について説明する。
[スケジューリング処理]
まず、図4を参照して、スケジューリング装置10でのスケジューリング動作について説明する。図4は、スケジューリング処理を示すフローチャートである。
スケジューリング装置10は、予め設定されている一定のスケジューリング周期で、図4のスケジューリング処理を実行する。
次に、パターン生成部21は、パターン範囲情報PRに基づいて、未評価のリソース割り当てパターンPTを1つ生成し、パターン評価部22と最適解選択部23に出力する(ステップ102)。
この後、最適解選択部23は、パターン評価部22が算出したパターン評価値MTAとそれまで最適解として保持していた最適評価値MTSとを比較する(ステップ104)。
この後、最適パターン選択部11は、パターン範囲情報PRから生成されうるすべてのリソース割り当てパターンPTについて、評価が終了したか確認し(ステップ107)、未評価のリソース割り当てパターンPTが残っている場合には(ステップ107:NO)、ステップ102に戻る。
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかるスケジューリング装置10におけるパターン生成動作について説明する。図5は、パターン生成処理を示すフローチャートである。
スケジューリング装置10は、前述した図4のステップ102において、図5のパターン生成処理を実行する。
また、パターン生成部21内において、各TP[i]が現時点でどの選択肢を選択しているかを番号として表す選択肢番号[i]を使用するものとする。
なお、パターン生成部21を回路として実装する場合は、選択番号iを使用せず、TPの番号が1からNまでの試行を同時に行うことが可能であり、この場合は、図5に示したフローチャートの手順に従って動作しなくともよく、等価な動作が可能であればよい。
ここで、選択番号iが個数Nと一致せず、すべてのTPを選択終了していない、すなわち未選択のTPが残っている場合(ステップ116:NO)、パターン生成部21は、選択番号iをインクリメントすることにより、次のTPを更新対象として選択し(ステップ117)、ステップ113へ戻る。
例えば、1番目では、各TPについて、図2のパターン範囲情報PRのうちから先頭の選択肢がそれぞれ選択されるため、TP[1]は送信停止(=0)、TP[2]は番号3のUEへの送信(=3)、TP[3]は送信停止(=0)、…というリソース割り当てパターンPTが生成される。
同じく、3番目でも、TP[1]が更新対象として選択され、TP[1]の選択肢だけが次の選択項目に移行し、TP[1]は番号2のUEへの送信(=2)、TP[2]は番号3のUEへの送信(=3)、TP[3]は送信停止(=0)、…というリソース割り当てパターンPTが生成される。
この後、5番目では、TP[1]が再び更新対象として選択され、TP[1]の選択肢だけが次の選択項目に移行し、TP[1]は番号1のUEへの送信(=1)、TP[2]は番号3のUEへの送信(=3)、TP[3]は番号2のUEへの送信(=2)、…というリソース割り当てパターンPTが生成される。
このように、本実施の形態は、最適リソース割り当てパターンPTSを選択する際、パターン生成部21が、各送信ポイントTPにおける動作内容の組み合わせに基づいて、これら組み合わせごとにリソース割り当てパターンPTを順次生成し、パターン生成部21によりリソース割り当てパターンPTが順次生成されるごとに、パターン評価部22が、当該リソース割り当てパターンPTによる無線リソースの割り当てを評価するためのパターン評価値MTAを、所定の評価関数に基づきを計算し、最適解選択部23が、各リソース割り当てパターンPTのうち、当該パターン評価値MTAが最も良好なリソース割り当てパターンPTを最適リソース割り当てパターンPTSとして選択するようにしたものである。
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるスケジューリング装置10について説明する。図7は、第2の実施の形態にかかるスケジューリング装置の構成を示すブロック図である。
すなわち、本実施の形態にかかるスケジューリング装置10には、主な機能部として、パターン範囲分割部13、最適パターン選択部11a,11b,…,11g、最適解判定部14、およびリソース割り当て部12が設けられている。
リソース割り当て部12は、最適解判定部14から出力された最適リソース割り当てパターンPTSに基づいて、各送信ポイントに対して動作内容をそれぞれ指示する機能を有している。
また、分割パターン範囲情報PR2は、TP[1]は番号1のUEが選択肢であり、TP[2]は番号3のUEが選択肢であり、TP[3]は送信停止あるいは番号2のUEあるいは番号4のUEが選択肢であること、を示している。
また、分割パターン範囲情報PR3は、TP[1]は番号2のUEが選択肢であり、TP[2]は番号3のUEが選択肢であり、TP[3]は送信停止あるいは番号2のUEあるいは番号4のUEが選択肢であること、を示している。
このように、複数の最適パターン選択部11を、各々異なる分割パターン範囲情報に基づき動作させ、各最適パターン選択部11が出力した最適解のうち、最良のパターン評価値MTSを示す分割リソース割り当てパターンを最適リソース割り当てパターンPTSとして選択することによって、リソース割り当てパターンPTの生成処理、評価処理、および選択処理を並列化することが可能であり、並列数に応じて処理時間を大幅に短縮することが可能となる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
Claims (4)
- 複数の送信ポイントを有する無線ネットワークに対して、これら送信ポイントと各ユーザ端末との間で無線通信を行うための無線リソースを割り当てるスケジューリング装置であって、
前記送信ポイントごとに送信先となる前記ユーザ端末または送信停止からなる動作内容を特定する複数のリソース割り当てパターンのうちから、最適リソース割り当てパターンを選択する最適パターン選択部と、
前記最適リソース割り当てパターンに基づいて前記各送信ポイントに前記動作内容を指示することにより前記無線リソースの割り当てを行うリソース割り当て部とを備え、
前記最適パターン選択部は、
前記各送信ポイントにおける前記動作内容の組み合わせに基づいて、これら組み合わせごとに前記リソース割り当てパターンを順次生成するパターン生成部と、
前記パターン生成部により前記リソース割り当てパターンが順次生成されるごとに、当該リソース割り当てパターンによる前記無線リソースの割り当てを評価するためのパターン評価値を、所定の評価関数に基づき計算するパターン評価部と、
前記リソース割り当てパターンのうち、当該パターン評価値が最も良好なリソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして選択する最適解選択部とを有し、
前記パターン生成部は、前記送信ポイントごとに当該送信ポイントが実際にとりうる前記動作内容を予め選択肢として指定したパターン範囲情報に基づいて、これら選択肢を組み合わせて得られる組み合わせごとに前記リソース割り当てパターンを生成し、
前記スケジューリング装置は、さらに、
前記送信ポイントのいずれかに関する前記動作内容が互いに異なるように、前記パターン範囲情報を複数の分割パターン範囲情報に分割するパターン範囲分割部と、
前記分割パターン範囲情報ごとに設けられて、当該分割パターン範囲情報に基づき生成した前記リソース割り当てパターンのうちから、前記パターン評価値が最も良好となる分割最適リソース割り当てパターンを選択する前記最適パターン選択部と、
前記各最適パターン選択部で選択された前記分割最適リソース割り当てパターンのうちから、当該パターン評価値が最も良好な分割リソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして判定する最適解判定部とを備える
ことを特徴とするスケジューリング装置。 - 複数の送信ポイントを有する無線ネットワークに対して、これら送信ポイントと各ユーザ端末との間で無線通信を行うための無線リソースを割り当てるスケジューリング装置であって、
前記送信ポイントごとに送信先となる前記ユーザ端末または送信停止からなる動作内容を特定する複数のリソース割り当てパターンのうちから、最適リソース割り当てパターンを選択する最適パターン選択部と、
前記最適リソース割り当てパターンに基づいて前記各送信ポイントに前記動作内容を指示することにより前記無線リソースの割り当てを行うリソース割り当て部とを備え、
前記最適パターン選択部は、
前記送信ポイントごとに当該送信ポイントが実際にとりうる前記動作内容を予め選択肢として指定したパターン範囲情報に基づいて、これら選択肢を組み合わせて得られる組み合わせごとに前記リソース割り当てパターンを生成するパターン生成部と、
前記リソース割り当てパターンごとに、当該リソース割り当てパターンによる前記無線リソースの割り当てを評価するためのパターン評価値を、所定の評価関数に基づき計算するパターン評価部と、
前記リソース割り当てパターンのうち、当該パターン評価値が最も良好なリソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして選択する最適解選択部とを有し、
前記スケジューリング装置は、さらに、
前記送信ポイントのいずれかに関する前記動作内容が互いに異なるように、前記パターン範囲情報を複数の分割パターン範囲情報に分割するパターン範囲分割部と、
前記分割パターン範囲情報ごとに設けられて、当該分割パターン範囲情報に基づき生成した前記リソース割り当てパターンのうちから、前記パターン評価値が最も良好となる分割最適リソース割り当てパターンを選択する前記最適パターン選択部と、
前記各最適パターン選択部で選択された前記分割最適リソース割り当てパターンのうちから、当該パターン評価値が最も良好な分割リソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして判定する最適解判定部とを備える
ことを特徴とするスケジューリング装置。 - 複数の送信ポイントを有する無線ネットワークに対して、これら送信ポイントと各ユーザ端末との間で無線通信を行うための無線リソースを割り当てるスケジューリング方法であって、
前記送信ポイントごとに送信先となる前記ユーザ端末または送信停止からなる動作内容を特定する複数のリソース割り当てパターンのうちから、最適リソース割り当てパターンを選択する最適パターン選択ステップと、
前記最適リソース割り当てパターンに基づいて前記各送信ポイントに前記動作内容を指示することにより前記無線リソースの割り当てを行うリソース割り当てステップとを備え、
前記最適パターン選択ステップは、
前記各送信ポイントにおける前記動作内容の組み合わせに基づいて、これら組み合わせごとに前記リソース割り当てパターンを順次生成するパターン生成ステップと、
前記パターン生成部により前記リソース割り当てパターンが順次生成されるごとに、当該リソース割り当てパターンによる前記無線リソースの割り当てを評価するためのパターン評価値を、所定の評価関数に基づき計算するパターン評価ステップと、
前記リソース割り当てパターンのうち、当該パターン評価値が最も良好なリソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして選択する最適解選択ステップとを有し、
前記パターン生成ステップは、前記送信ポイントごとに当該送信ポイントが実際にとりうる前記動作内容を予め選択肢として指定したパターン範囲情報に基づいて、これら選択肢を組み合わせて得られる組み合わせごとに前記リソース割り当てパターンを生成し、
前記スケジューリング方法は、さらに、
前記送信ポイントのいずれかに関する前記動作内容が互いに異なるように、前記パターン範囲情報を複数の分割パターン範囲情報に分割するパターン範囲分割ステップと、
前記分割パターン範囲情報ごとに設けられて、当該分割パターン範囲情報に基づき生成した前記リソース割り当てパターンのうちから、前記パターン評価値が最も良好となる分割最適リソース割り当てパターンを選択する前記最適パターン選択ステップと、
前記最適パターン選択ステップのそれぞれで選択された前記分割最適リソース割り当てパターンのうちから、当該パターン評価値が最も良好な分割リソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして判定する最適解判定ステップとを備える
ことを特徴とするスケジューリング方法。 - 複数の送信ポイントを有する無線ネットワークに対して、これら送信ポイントと各ユーザ端末との間で無線通信を行うための無線リソースを割り当てるスケジューリング方法であって、
前記送信ポイントごとに送信先となる前記ユーザ端末または送信停止からなる動作内容を特定する複数のリソース割り当てパターンのうちから、最適リソース割り当てパターンを選択する最適パターン選択ステップと、
前記最適リソース割り当てパターンに基づいて前記各送信ポイントに前記動作内容を指示することにより前記無線リソースの割り当てを行うリソース割り当てステップとを備え、
前記最適パターン選択ステップは、
前記送信ポイントごとに当該送信ポイントが実際にとりうる前記動作内容を予め選択肢として指定したパターン範囲情報に基づいて、これら選択肢を組み合わせて得られる組み合わせごとに前記リソース割り当てパターンを生成するパターン生成ステップと、
前記リソース割り当てパターンごとに、当該リソース割り当てパターンによる前記無線リソースの割り当てを評価するためのパターン評価値を、所定の評価関数に基づき計算するパターン評価ステップと、
前記リソース割り当てパターンのうち、当該パターン評価値が最も良好なリソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして選択する最適解選択ステップとを有し、
前記スケジューリング方法は、さらに、
前記送信ポイントのいずれかに関する前記動作内容が互いに異なるように、前記パターン範囲情報を複数の分割パターン範囲情報に分割するパターン範囲分割ステップと、
前記分割パターン範囲情報ごとに設けられて、当該分割パターン範囲情報に基づき生成した前記リソース割り当てパターンのうちから、前記パターン評価値が最も良好となる分割最適リソース割り当てパターンを選択する前記最適パターン選択ステップと、
前記最適パターン選択ステップのそれぞれで選択された前記分割最適リソース割り当てパターンのうちから、当該パターン評価値が最も良好な分割リソース割り当てパターンを前記最適リソース割り当てパターンとして判定する最適解判定ステップとを備える
ことを特徴とするスケジューリング方法。
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