JP6121586B1 - 無線スケジューリング装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】最良の組み合わせパターンの探索に要する試行パターン数を削減する。【解決手段】探索処理部1は、探索対象の送信ポイントを1つ選択し、パターン保持部13に保持された組み合わせパターンの各々について、当該送信ポイントのみ無線送信先ユーザ端末を変更した組み合わせパターンを生成するパターン生成部10と、パターン生成部10が生成した組み合わせパターンの評価値を算出するパターン評価部11と、パターン生成部10が生成した組み合わせパターンのうち、評価値が高い所定数の組み合わせパターンを新たな部分探索結果としてパターン保持部13に格納するパターン選別部12と、部分探索結果を出力する部分探索結果出力部14とを備える。探索処理部1は、探索対象の送信ポイントを1つずつ選択しながら部分探索を繰り返し行う。【選択図】 図2
Description
本発明は、無線アクセスにおいて周波数利用効率やデータ伝送のスループットを向上させるセル間協調送受信(CoMP)技術に係り、特に複数の送信ポイントと複数のユーザ端末とを有する無線ネットワークにおいて、送信ポイントが有する無線リソースをユーザ端末に割当てる無線スケジューリング装置及び方法に関するものである。
急増するモバイルトラヒックを収容するために、スモールセルを高密度配置することが検討されている。スモールセルは、マクロセルに比べて送信アンテナ(送信ポイント:Transmission Point、以下TPと略する)からの送信電力が小さく、セル半径が小さいため、セル内にて同一周波数を共有する移動端末(ユーザ端末:User Equipment、以下UEと略する)数が削減され、端末当たりのスループットを改善することができる。
一方で、スモールセルの高密度配置は、隣接セルからの干渉電力の増大を招く。例えば、複数のTPが同時に同一周波数帯を用いて異なるUEにデータ送信した場合には、UEにとっては、自分宛のデータを送信するTP以外のTPからの送信信号は、所望の受信信号に対しての干渉電力となり、かえってスループットの低下を招く恐れがある。
このため、LTE(Long Term Evolution)/LTE−A(Advanced)等の次世代無線通信インターフェースでは、同一周波数帯内におけるセル間の干渉電力を抑圧するために、協調送信(Coordinated Multi Point transmission、以下CoMPと略する)スケジューリングが採用されている(非特許文献1)。CoMPスケジューリングでは、同一周波数帯内における各TPの動作内容(送信先UE/送信停止)を決定する。
具体的には、CoMPスケジューリングは、TP−UEの組み合わせパターンを所定の評価関数で評価し、得られた評価値が最大となるパターンを探索する。図7がTP−UE組み合わせパターンの例である。TP−UE組み合わせパターンは、TP別に送信先UEもしくは送信停止を示している。図7の例では、番号0のTPの送信先UEの番号が0、番号1のTPの送信先UEの番号が1、番号2のTPの送信先UEの番号が「B」(送信停止)、番号NのTPの送信先UEの番号が102となっている。
この組み合わせパターンの評価値は、外部から入力される外部評価情報に基づいて算出されるTP別下位評価値の合計値であり、下位評価値は、例えば、Proportional Fairness法に基づき、当該TPの送信先UEの瞬時スループットを平均スループットで除算して得られる値である(非特許文献2)。
また、このときの外部評価情報は、例えば、各UEの平均スループット、各UEの未送信データ量、及び各UEのTP別チャネル品質状態情報である。このチャネル品質状態情報とは、例えば、UEからフィードバックされるCQI(Channel Quality Indicator)である(非特許文献3、非特許文献4)。なお、CQIは、正の整数値であり、値が大きいほどチャネル品質が良いことを表している。
TP−UEの組み合わせパターンの探索には、一般に、総当り探索法が適用可能である。図8は、TP−UEの組み合わせパターンの全分岐パスを記した樹形図である。図8の例では、例えば番号0のTPの送信先UEの番号が0、番号1のTPの送信先UEの番号が1、番号2のTPの送信先UEの番号が3、・・・・、番号NのTPの送信先UEの番号が102という組み合わせパターンが1つの分岐パスとなる。総当り探索法は、全分岐パスのパターンを対象に評価値を算出し、その中で評価値が最大となるパターンを当該探索の結果として出力する。
前記のCoMPスケジューリングでは、当該探索結果のパターンに基づいて各TPの無線送信を制御することで、前記スループットを改善する。
前記のCoMPスケジューリングでは、当該探索結果のパターンに基づいて各TPの無線送信を制御することで、前記スループットを改善する。
田岡ほか,「LTE-AdvancedにおけるMIMOおよびセル間協調送受信技術」,NTT DOCOMO テクニカル・ジャーナル,Vol.18,No.2,Jul.2010
Tolga Giric,et al.,"Proportional Fair Scheduling Algorithm in OFDMA-Based Wireless Systems with QoS Constraints",JOURNAL OF COMMUNICATIONS AND NETWORKS,VOL.12,NO.1,FEBRUARY 2010
Sandy Fraser,"LTE Channel State Information (CSI)",<http://www.keysight.com/upload/cmc_upload/All/31May2012_LTE.pdf?&cc=JP&lc=jpn>,2012
3GPP,TS 36.213(V.8.2.0),7.2.3,"Channel quality indicator (CQI) definition",2008
TP−UEの組み合わせパターンの分岐パスは、TP数の増大に伴って指数的に増大するため、CoMPスケジューリングに費やせる時間が定められている無線システムにおいては、全ての分岐パスを評価することが困難となり、評価値が高いパターンを見つけ出せなくなるという課題がある。
例えば、UE全てが全TPと無線接続可能である時には、分岐パス(組み合わせパターン)の総数は以下の式で与えられる。
NueNtp ・・・(1)
ここで、NueはUE数、NtpはTP数である。UE数Nueが256、TP数Ntpが32の時には、総当たり探索で探索が必要なパターン数が2256となり、膨大な数となる。
NueNtp ・・・(1)
ここで、NueはUE数、NtpはTP数である。UE数Nueが256、TP数Ntpが32の時には、総当たり探索で探索が必要なパターン数が2256となり、膨大な数となる。
本発明は、斯かる事情を鑑みてなされたものであり、最良の組み合わせパターンの探索に要する試行パターン数を削減可能な無線スケジューリング装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数のユーザ端末と無線接続する複数の送信ポイントを有する無線ネットワークシステムにおいて、これら送信ポイントが有する無線リソースを、これらユーザ端末への無線送信に割当てる無線スケジューリング装置であって、各送信ポイントとその無線送信先ユーザ端末との組み合わせパターンの中から、評価値が最良となるパターンを送信ポイント毎に部分探索するための探索処理手段と、この探索処理手段から出力される部分探索結果の組み合わせパターンの中で評価値が最良となるパターンを保持し、所定の終了条件が成立した時点で保持している組み合わせパターンを探索結果として出力する最大パターン検出手段とを備え、前記探索処理手段は、部分探索結果の組み合わせパターンを保持するパターン保持手段と、探索対象の送信ポイントを1つ選択し、前記パターン保持手段に保持された組み合わせパターンの各々について、当該送信ポイントのみ無線送信先ユーザ端末を変更した組み合わせパターンを生成するパターン生成手段と、このパターン生成手段が生成した組み合わせパターンの評価値を、当該組み合わせパターンに含まれるユーザ端末からフィードバックされる情報に基づいて算出するパターン評価手段と、前記パターン生成手段が生成した組み合わせパターンのうち、前記評価値が高い所定数Npat(Npat≧1)の組み合わせパターンを新たな部分探索結果として前記パターン保持手段に格納するパターン選別手段と、このパターン保持手段に保持された部分探索結果を前記最大パターン検出手段に出力する部分探索結果出力手段とを有し、前記探索対象の送信ポイントを1つずつ選択しながら部分探索を繰り返し行うことを特徴とするものである。
また、本発明の無線スケジューリング装置の1構成例は、さらに、送信ポイント毎の部分探索を行う度に前記所定数Npatを減らす制御手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の無線スケジューリング装置の1構成例において、前記パターン保持手段に保持される初期の組み合わせパターンは、全ての送信ポイントの動作内容を送信停止とした組み合わせパターンである。
また、本発明の無線スケジューリング装置の1構成例において、前記パターン保持手段に保持される初期の組み合わせパターンは、全ての送信ポイントの動作内容を送信停止とした組み合わせパターンである。
また、本発明の無線スケジューリング方法は、各送信ポイントとその無線送信先ユーザ端末との組み合わせパターンの中から、評価値が最良となるパターンを送信ポイント毎に部分探索するための探索処理ステップと、この探索処理ステップで出力される部分探索結果の組み合わせパターンの中で評価値が最良となるパターンを保持し、所定の終了条件が成立した時点で保持している組み合わせパターンを探索結果として出力する最大パターン検出ステップとを含み、前記探索処理ステップは、探索対象の送信ポイントを1つ選択し、部分探索結果の組み合わせパターンを保持するパターン保持手段に保持された組み合わせパターンの各々について、当該送信ポイントのみ無線送信先ユーザ端末を変更した組み合わせパターンを生成するパターン生成ステップと、このパターン生成ステップで生成した組み合わせパターンの評価値を、当該組み合わせパターンに含まれるユーザ端末からフィードバックされる情報に基づいて算出するパターン評価ステップと、前記パターン生成ステップで生成した組み合わせパターンのうち、前記評価値が高い所定数Npat(Npat≧1)の組み合わせパターンを新たな部分探索結果として前記パターン保持手段に格納するパターン選別ステップと、このパターン保持手段に保持された部分探索結果を出力する部分探索結果出力ステップとを含み、前記探索対象の送信ポイントを1つずつ選択しながら部分探索を繰り返し行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、探索処理手段と最大パターン検出手段とを設け、探索処理手段をパターン保持手段とパターン生成手段とパターン評価手段とパターン選別手段と部分探索結果出力手段とから構成することにより、総当たり探索規模が送信ポイント単位となり、さらに評価値が低いパス(組み合わせパターン)をパターン選別手段で篩い落とすため、最良の組み合わせパターンの探索に要する試行パターン数を低減することができる。本発明では、評価値が低くなる組み合わせパターンの計算を最小限に抑えるため、短時間で確実に最良の組み合わせパターンを特定することが可能になる。
また、本発明では、送信ポイント毎の部分探索を行う度に所定数Npatを減らすことにより、最良の組み合わせパターンの探索に要する試行パターン数を更に減らすことができる。
また、本発明では、パターン保持手段に保持される初期の組み合わせパターンを、全ての送信ポイントの動作内容を送信停止とした組み合わせパターンとすることにより、初期パターンが原因で評価値が低いパターンに誤収束する可能性を低減することができる。
[発明の原理]
本発明の無線スケジューリング装置では、全TPを対象にした従来の総当り探索を、(a)TP単位での総当り探索(部分探索)に分割して実行し、(b)各部分探索で評価値が低かったパターンを篩い落とす(枝刈り)点が特徴である。
本発明の無線スケジューリング装置では、全TPを対象にした従来の総当り探索を、(a)TP単位での総当り探索(部分探索)に分割して実行し、(b)各部分探索で評価値が低かったパターンを篩い落とす(枝刈り)点が特徴である。
本発明の探索手順を説明する。図1に示すように、TP−UEの組み合わせの各分岐パスを、TP毎の部分探索結果と捉え、TP毎の部分探索をTP番号順に実行するようにする。さらに、部分探索するTPを変更する際に、当該部分探索で評価値が低かったパターンの分岐パスを枝刈りする。
全てのTPに対する部分探索が完了すると、この処理で繰り返し(イタレーション)実行する。規定時間に達すると、それまでに評価した全てのパターンの中で、評価値が最も高かったパターンを当該探索結果として出力する。
全てのTPに対する部分探索が完了すると、この処理で繰り返し(イタレーション)実行する。規定時間に達すると、それまでに評価した全てのパターンの中で、評価値が最も高かったパターンを当該探索結果として出力する。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に係る無線スケジューリング装置の構成を示すブロック図である。無線スケジューリング装置は、各TPとUEとの組み合わせパターンの中から、評価値が最良となるパターンを送信ポイント毎に部分探索するための探索処理部1と、探索処理部1から出力される部分探索結果の組み合わせパターンの中で評価値が最良となるパターンを保持し、所定の終了条件が成立した時点で保持している組み合わせパターンを探索結果として出力する最大パターン検出部2とを備える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に係る無線スケジューリング装置の構成を示すブロック図である。無線スケジューリング装置は、各TPとUEとの組み合わせパターンの中から、評価値が最良となるパターンを送信ポイント毎に部分探索するための探索処理部1と、探索処理部1から出力される部分探索結果の組み合わせパターンの中で評価値が最良となるパターンを保持し、所定の終了条件が成立した時点で保持している組み合わせパターンを探索結果として出力する最大パターン検出部2とを備える。
図3は探索処理部1の構成を示すブロック図である。探索処理部1は、探索対象のTPを1つ選択し、後述するパターン保持部13に保持された組み合わせパターンの各々について、当該TPのみ無線送信先UEを変更した組み合わせパターンを生成するパターン生成部10と、パターン生成部10が生成した組み合わせパターンの評価値を算出するパターン評価部11と、パターン生成部10が生成した組み合わせパターンのうち、評価値が高い所定数の組み合わせパターンを新たな部分探索結果としてパターン保持部13に格納するパターン選別部12と、パターン保持部13と、パターン保持部13に保持された部分探索結果を最大パターン検出部12に出力する部分探索結果出力部14と、探索処理部全体を制御する制御部15とから構成される。
図4は探索処理部1の動作を説明するフローチャートである。探索処理部1の制御部15は、探索開始時に(図4ステップS100)、TP−UEの組み合わせパターンの初期化と、全てのTPの選択済みフラグのクリアとを行う(図4ステップS101)。ここで、TP−UEの組み合わせパターンの初期化とは、各TPの動作内容を全て送信停止(B)にすることである。つまり、番号0の組み合わせパターンpat[0]として、全てのTPの送信先UEの番号が「B」となる組み合わせパターンをパターン保持部13に登録する。また、制御部15は、全てのTPの選択済みフラグを0にクリアし、部分探索で選択・保持する組み合わせパターン数から1引いた数値を示す変数nと、TP毎の部分探索の繰り返し処理を制御するための変数pとを0に初期化する。
さらに、制御部15は、全てのUEから外部評価条件を取得して、取得した外部評価条件をパターン評価部11に渡す(図4ステップS102)。外部評価条件は、例えば、各UEの平均スループット、各UEの未送信データ量、及び各UEのTP別チャネル品質状態情報である。
次に、制御部15は、全てのTPの選択済みフラグが1(TRUE)かどうかを判定する(図4ステップS103)。ここでは、各TPについてパターンの探索を行なっていないので、全てのTPの選択済みフラグが0である。
制御部15は、全てのTPの選択済みフラグが1でない場合、選択済みフラグが0(FALSE)のTPの中から探索対象のTP(例えば番号0のTP)を1つ選択する(図4ステップS104)。
次に、制御部15は、部分探索の対象となる組み合わせパターンについて、後述するパターン生成とパターン評価とパターン選別が終了したかどうか、具体的にはp>nが成立するかどうかを判定する(図4ステップS105)。ここでは、p=n=0であり、判定No(部分探索が終了していない)となるので、探索処理部1のパターン生成部10は、番号pの組み合わせパターンpat[p](ここではpat[0])をパターン保持部13から取得する(図4ステップS106)。
そして、パターン生成部10は、ステップS104で選択した探索対象のTPと無線接続可能な全UEを対象にした総当たり探索(部分探索)を行う。具体的には、パターン生成部10は、ステップS106で取得した組み合わせパターンpat[0]において、探索対象のTPのみ動作内容(送信先UEもしくは送信停止)を変更した組み合わせパターンを生成する(図4ステップS107)。例えば図5(A)のように、全てのTPの送信先UEの番号が「B」となっている初期化された組み合わせパターンpat[0]に対して、図5(B)に示すように探索対象の番号0のTPの送信先UEを例えば番号0のUEに変更した組み合わせパターンを生成する。
続いて、探索処理部1のパターン評価部11は、ステップS107で生成された組み合わせパターンの評価値を算出する(図4ステップS108)。具体的には、パターン評価部11は、評価値の計算対象の組み合わせパターンに含まれるTPごとに、この組み合わせパターンにおいて当該TPの送信先として規定されたUEからフィードバックされた外部評価条件(UE別の平均スループット、UE別の未送信データ量、及び各UEのTP別チャネル品質状態情報)に基づいて所定の評価関数(目的関数)により下位評価値を算出し、計算対象の組み合わせパターンに含まれる各TPの下位評価値を合計した値を、計算対象の組み合わせパターンの評価値とする。このパターン評価値の算出には、例えばProportional Fairness法等のユーザ間公平性を考慮した方法を用いることが好ましい。
探索処理部1のパターン選別部12は、直前のステップS106の処理で組み合わせパターンpat[0]を取得した以降に、ステップS107,S108の処理で生成された組み合わせパターンのうち、評価値が高い上位Npat個の組み合わせパターンを部分探索の途中結果として選択・保持する(図4ステップS109)。Npatは、予め規定された値である(Npat≧1)。
こうして、探索処理部1は、ステップS106で取得した組み合わせパターンpat[0]において、探索対象のTPの送信先UEを、このTPと接続可能なUEに変更した組み合わせパターンを生成して、その評価値を算出し、評価値が高い上位Npat個の組み合わせパターンを部分探索の途中結果として保持することを(ステップS107〜S109)、探索対象のTPと接続可能なUE毎に行う。
そして、制御部15は、探索対象のTPと、このTPと接続可能な全てのUEとの組についてステップS107〜S109の処理を終えた時点で(図4ステップS110においてYes)、変数pを1増やして(図4ステップS111)、ステップS105に戻る。
なお、ステップS106で取得したパターンを基にステップS107のパターン生成ステップを繰り返している途中で、生成した組み合わせパターンの数がNpat以下である場合には、生成した全ての組み合わせパターンを保持すればよい(ステップS109)。
次に、ステップS105において、制御部15は、p>nが成立するかどうかを判定する(ステップS105)。ここでは、p=1、n=0なので判定Yes(部分探索が終了)となり、ステップS112に進む。
ステップS112において、探索処理部1のパターン選別部12は、保持しているNpat個の組み合わせパターンを部分探索結果pat[0]〜pat[Npat−1]としてパターン保持部13に格納し、探索処理部1の部分探索結果出力部14は、パターン保持部13に保持された部分探索結果pat[0]〜pat[Npat−1]を最大パターン検出部2に通知する。こうして、ステップS112の時点でパターン保持部13および最大パターン検出部2に保持されている部分探索結果が更新される。
そして、制御部15は、探索対象のTP(ここでは番号0のTP)についての部分探索が終了したので、この探索対象のTPの選択済みフラグを1にセットし(図4ステップS113)、変数nを(Npat−1)とし、変数pを0に初期化する(図4ステップS114)。次に、制御部15は、外部から探索終了(スケジューリング終了)が通知されたどうかを判定する(図4ステップS115)。ここでは、探索終了の通知がないので、ステップS103に戻る。
そして、制御部15は、選択済みフラグが0のTP(同一イタレーション内において部分探索済みでないTP)の中から探索対象のTP(例えば番号1のTP)を1つ選択する(ステップS103,S104)。次に、制御部15は、p>nが成立するかどうかを判定する(ステップS105)。ここでは、p=0、n=Npat−1であり、例えばNpat=2とすると、判定Noとなるので、パターン生成部10は、番号p=0の組み合わせパターンpat[0]をパターン保持部13から取得する(ステップS106)。
パターン生成部10とパターン評価部11とパターン選別部12とは、ステップS106で取得した組み合わせパターンpat[0]において、探索対象のTPの送信先UEを、このTPと接続可能なUEに変更した組み合わせパターンを生成して、その評価値を算出し、直前のパターン選別ステップ(S109)で選択・保持した上位Npat個の組み合わせパターンと今回のパターン生成ステップ(S107)で新たに生成した組み合わせパターンのうち、評価値が高い上位Npat個の組み合わせパターンを部分探索の途中結果として保持することを(ステップS107〜S109)、探索対象のTPと接続可能なUE毎に行う。ここでは、図5(C)に示すように探索対象の番号1のTPの送信先UEを例えば番号1のUEに変更した組み合わせパターンを生成するというように、送信先UEを変更した組み合わせパターンを生成する。
そして、制御部15は、探索対象のTPと、このTPと接続可能な全てのUEとの組についてステップS107〜S109の処理を終えた時点で(ステップS110においてYes)、変数pを1増やして(ステップS111)、ステップS105に戻る。
次に、ステップS105において、制御部15は、p>nが成立するかどうかを判定する(ステップS105)。ここでは、p=1、n=Npat−1であり、例えばNpat=2とすると、判定Noとなるので、探索処理部1のパターン生成部10は、番号p=1の組み合わせパターンpat[1]をパターン保持部13から取得する(ステップS106)。
パターン生成部10とパターン評価部11とパターン選別部12とは、ステップS106で取得した組み合わせパターンpat[1]について、ステップS107〜S110の処理を行う。探索処理部1の制御部15は、探索対象のTPと、このTPと接続可能な全てのUEとの組についてステップS107〜S109の処理を終えた時点で(ステップS110においてYes)、変数pを1増やして(ステップS111)、ステップS105に戻る。
次に、ステップS105において、制御部15は、p>nが成立するかどうかを判定する(ステップS105)。ここでは、p=2、n=Npat−1であり、例えばNpat=2とすると、判定Yes(部分探索が終了)となり、ステップS112に進む。
上記と同様に、パターン選別部12は、保持しているNpat個の組み合わせパターンを部分探索結果pat[0]〜pat[Npat−1]としてパターン保持部13に格納し、部分探索結果出力部14は、パターン保持部13に保持された部分探索結果pat[0]〜pat[Npat−1]を最大パターン検出部2に通知する(ステップS112)。
そして、制御部15は、探索対象のTP(ここでは番号1のTP)についての部分探索が終了したので、この探索対象のTPの選択済みフラグを1にセットし(ステップS113)、変数nを(Npat−1)とし、変数pを0に初期化する(ステップS114)。次に、制御部15は、外部から探索終了が通知されたどうかを判定する(ステップS115)。ここでは、探索終了の通知がないので、ステップS103に戻る。
こうして、選択済みフラグが0のTPの中から探索対象のTPを1つずつ選択しながら、ステップS104〜S115の処理を繰り返し行う。
初回の部分探索(上記の例では番号0のTPについての部分探索)では、パターン生成の基となる組み合わせパターンが初期化された組み合わせパターンpat[0]の1つだけであるが、以降の部分探索(上記の例では番号1以降のTPについての部分探索)では、パターン保持部13に保持されたNpat個の組み合わせパターンpat[0]〜pat[Npat−1]の各々に対して、パターン生成およびパターン評価を行い、評価値が高い上位Npat個の組み合わせパターンを部分探索結果として、パターン保持部13に保持されているNpat個の組み合わせパターンを更新する。
初回の部分探索(上記の例では番号0のTPについての部分探索)では、パターン生成の基となる組み合わせパターンが初期化された組み合わせパターンpat[0]の1つだけであるが、以降の部分探索(上記の例では番号1以降のTPについての部分探索)では、パターン保持部13に保持されたNpat個の組み合わせパターンpat[0]〜pat[Npat−1]の各々に対して、パターン生成およびパターン評価を行い、評価値が高い上位Npat個の組み合わせパターンを部分探索結果として、パターン保持部13に保持されているNpat個の組み合わせパターンを更新する。
以上のような部分探索を全てのTPの部分探索が完了するまで、すなわち全てのTPの選択済みフラグが1になるまで繰り返す。
制御部15は、全てのTPの選択済みフラグが1になると(図4ステップS103においてYes)、全てのTPの選択済みフラグを0にクリアする(図4ステップS116)。こうして、全てのTPに対する次の繰り返し処理(イタレーション)が開始される。このイタレーションでは、パターンの初期化は行わず、前回のイタレーションの結果としてパターン保持部13に最終的に保持されたNpat個の組み合わせパターンpat[0]〜pat[Npat−1]を初期の組み合わせパターンとして処理を開始する。
制御部15は、全てのTPの選択済みフラグが1になると(図4ステップS103においてYes)、全てのTPの選択済みフラグを0にクリアする(図4ステップS116)。こうして、全てのTPに対する次の繰り返し処理(イタレーション)が開始される。このイタレーションでは、パターンの初期化は行わず、前回のイタレーションの結果としてパターン保持部13に最終的に保持されたNpat個の組み合わせパターンpat[0]〜pat[Npat−1]を初期の組み合わせパターンとして処理を開始する。
一方、最大パターン検出部2は、探索処理部1から出力される部分探索結果を逐次取得し、部分探索結果として取得した組み合わせパターンの中で評価値が最大となるパターンを保持する。したがって、最大パターン検出部2は、評価値が最大の組み合わせパターンを保持している状態で、最新の部分探索結果を探索処理部1から取得したときに、この部分探索結果の中に、自身が保持している組み合わせパターンよりも評価値が大きい組み合わせパターンが存在する場合には、この評価値が大きい組み合わせパターンを評価値が最大の組み合わせパターンとする。
そして、最大パターン検出部2は、探索開始(スケジューリング開始)からのスケジューリングの経過時間が規定時間に達し、外部から探索終了(スケジューリング終了)が通知されると、保持している組み合わせパターンを探索結果(スケジューリング結果)として出力する。
本実施の形態では、総当たり探索規模がTP単位となり、さらに評価値が低いパス(組み合わせパターン)をパターン選別で篩い落とすため、試行するパターン数を低減することができる。例えば、UE全てが全TPと無線接続可能である時において、各部分探索で残すパス数(組み合わせパターン数)を上記のようにNpatとすると、本実施の形態における試行パターン数は以下の式で与えられる。
Nue×Ntp×Npat ・・・(2)
Nue×Ntp×Npat ・・・(2)
式(2)において、Nueを256、Ntpを32、Npatを2とすると、試行パターン数は214である。全TPを対象にした従来の総当たり探索における試行パターン数は、2256であるので、本実施の形態により、試行パターン数は大幅に削減され、スケジューリングに費やせる時間(規定時間)内で所望のパターンを見つけ出すことが可能になる。さらに、本実施の形態では、規定時間内で同様の処理(イタレーション)を繰り返すことで、パターン選別の影響で評価値が低いパターンに誤収束する可能性を低減することができる。
また、本実施の形態では、部分探索におけるTP−UEの組み合わせの初期パターンを、全TPの動作内容を送信停止(B)とした組み合わせパターンとすることで、初期パターンが原因で評価値が低いパターンに誤収束する可能性を低減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、無線スケジューリング装置の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図2、図3の符号を用いて説明する。本実施の形態は、基本的には第1の実施形態と同様である。ただし、第1の実施形態では、最初の部分探索(最初に選択したTPの部分探索)と最後の部分探索(最後に選択したTPでの部分探索)共に保持するパターン数Npatが同数である。これに対して、本実施の形態では、同一イタレーション内において部分探索を実行する度に、探索処理部1が部分探索結果として保持するパターン数を減らす点が異なる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、無線スケジューリング装置の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図2、図3の符号を用いて説明する。本実施の形態は、基本的には第1の実施形態と同様である。ただし、第1の実施形態では、最初の部分探索(最初に選択したTPの部分探索)と最後の部分探索(最後に選択したTPでの部分探索)共に保持するパターン数Npatが同数である。これに対して、本実施の形態では、同一イタレーション内において部分探索を実行する度に、探索処理部1が部分探索結果として保持するパターン数を減らす点が異なる。
図6は本実施の形態の探索処理部1の動作を説明するフローチャートである。図6のステップS101aの処理は、第1の実施の形態のステップS100と同様であるが、探索処理部1の制御部15は、TP−UEの組み合わせパターンの初期化と全てのTPの選択済みフラグのクリアと変数n,Pの0への初期化とを行うと共に、部分探索回数を示す変数mを1に初期化する。
また、本実施の形態の制御部15には、部分探索回数mと、部分探索毎に保持すべきパターンの数Npatmとを対応付けたテーブルが予め用意されている。そして、パターン数Npatmは、部分探索を重ねる毎に保持するパターンの数が減るように設定されている(Npat1>Npat2>Npat3>・・・・)。制御部15は、テーブルから部分探索回数m(ここではm=1)に対応するパターン数Npat1を読み出す(ステップS101a)。
ステップS102〜S111の処理は第1の実施の形態と同様である。ただし、Npatの代わりに、テーブルから読み出したNpat1を用いる。
ステップS105において、制御部15は、p>nが成立すると、ステップS112aに進む。ステップS112aにおいて、探索処理部1のパターン選別部12は、保持しているNpat1個の組み合わせパターンを部分探索結果pat[0]〜pat[Npat1−1]としてパターン保持部13に格納し、探索処理部1の部分探索結果出力部14は、パターン保持部13に保持された部分探索結果pat[0]〜pat[Npat1−1]を最大パターン検出部2に通知する。
制御部15は、探索対象のTP(ここでは番号0のTP)についての部分探索が終了したので、この探索対象のTPの選択済みフラグを1にセットし(図6ステップS113)、変数nを(Npat1−1)とし、変数pを0に初期化する(図6ステップS114a)。さらに、制御部15は、部分探索回数mを1増やし(図6ステップS117)、テーブルから部分探索回数m(ここではm=2)に対応するパターン数Npat2を読み出す(ステップS118)。
ステップS115の処理は第1の実施の形態で説明したとおりである。外部からの探索終了の通知がないので、制御部15は、選択済みフラグが0のTPの中から探索対象のTP(例えば番号1のTP)を1つ選択する(ステップS103,S104)。ステップS105〜S111の処理は第1の実施の形態と同様であるが、ここではNpatの代わりに、テーブルから読み出したNpat2を用いる。
こうして、第1の実施の形態と同様にTP毎に部分探索を行うが、部分探索毎にテーブルからパターン数Npatmを読み出して用いる。上記のとおり、パターン数Npatmは部分探索の度に小さくなるように設定されているので、パターン保持部13に保持されるパターン(部分探索結果pat[0]〜pat[Npatm−1])の数も部分探索の度に減っていくことになる。
なお、制御部15は、全てのTPの選択済みフラグが1になったときに(図6ステップS103においてYes)、第1の実施の形態と同様に、全てのTPの選択済みフラグを0にするが、このとき同時に変数mを1に初期化する(図6ステップS116a)。これにより、全てのTPに対する次の繰り返し処理(イタレーション)が開始される。
その他の処理は、第1の実施形態と同一である。
その他の処理は、第1の実施形態と同一である。
[第3の実施の形態]
第1、第2の実施の形態では、パターン選別部12は、直前のパターン選別ステップで選択・保持した組み合わせパターンと現在のパターン生成ステップで新たに生成した組み合わせパターンのうち、評価値が高い上位Npat個(第2の実施の形態ではNpatm個)の組み合わせパターンを保持するようにしている(ステップS109)。つまり、パターン選別部12が保持する組み合わせパターンの数は常にNpat個(第2の実施の形態ではNpatm個)であり、直前のパターン選別ステップで選択・保持した組み合わせパターンよりも新たに生成した組み合わせパターンの方が評価値が高い場合には、直前のパターン選別ステップで選択・保持した組み合わせパターンが新たに生成した組み合わせパターンによって上書きされることになる。
第1、第2の実施の形態では、パターン選別部12は、直前のパターン選別ステップで選択・保持した組み合わせパターンと現在のパターン生成ステップで新たに生成した組み合わせパターンのうち、評価値が高い上位Npat個(第2の実施の形態ではNpatm個)の組み合わせパターンを保持するようにしている(ステップS109)。つまり、パターン選別部12が保持する組み合わせパターンの数は常にNpat個(第2の実施の形態ではNpatm個)であり、直前のパターン選別ステップで選択・保持した組み合わせパターンよりも新たに生成した組み合わせパターンの方が評価値が高い場合には、直前のパターン選別ステップで選択・保持した組み合わせパターンが新たに生成した組み合わせパターンによって上書きされることになる。
ただし、本発明は、このような処理に限るものではなく、第1、第2の実施の形態において、パターン選別部12は、ステップS106で取得した組み合わせパターン毎の探索結果を残すようにしてもよい。この場合、パターン選別部12は、ステップS106で取得した組み合わせパターンにおいて、探索対象のTPのみ動作内容を変更した組み合わせパターンを生成したときに、この生成した組み合わせパターンのうち、評価値が高い上位Npat個(第2の実施の形態ではNpatm個)の組み合わせパターンを選択・保持する。したがって、第1の実施の形態の場合、ステップS105において判定Yesとなったとき、パターン選別部12には、Npat×Npat個の組み合わせパターンが保持されていることになる。
そして、パターン選別部12は、ステップS112において、保持している組み合わせパターンのうち、評価値が高い上位Npat個(第2の実施の形態ではNpatm個)の組み合わせパターンを部分探索結果pat[0]〜pat[Npat−1]としてパターン保持部13に出力すればよい。
第1〜第3の実施の形態の無線スケジューリング装置は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、送信ポイントとユーザ端末の組み合わせパターンに無線リソースを割り当てる技術に適用することができる。
1…探索処理部、2…最大パターン検出部、10…パターン生成部、11…パターン評価部、12…パターン選別部、13…パターン保持部、14…部分探索結果出力部、15…制御部。
Claims (6)
- 複数のユーザ端末と無線接続する複数の送信ポイントを有する無線ネットワークシステムにおいて、これら送信ポイントが有する無線リソースを、これらユーザ端末への無線送信に割当てる無線スケジューリング装置であって、
各送信ポイントとその無線送信先ユーザ端末との組み合わせパターンの中から、評価値が最良となるパターンを送信ポイント毎に部分探索するための探索処理手段と、
この探索処理手段から出力される部分探索結果の組み合わせパターンの中で評価値が最良となるパターンを保持し、所定の終了条件が成立した時点で保持している組み合わせパターンを探索結果として出力する最大パターン検出手段とを備え、
前記探索処理手段は、
部分探索結果の組み合わせパターンを保持するパターン保持手段と、
探索対象の送信ポイントを1つ選択し、前記パターン保持手段に保持された組み合わせパターンの各々について、当該送信ポイントのみ無線送信先ユーザ端末を変更した組み合わせパターンを生成するパターン生成手段と、
このパターン生成手段が生成した組み合わせパターンの評価値を、当該組み合わせパターンに含まれるユーザ端末からフィードバックされる情報に基づいて算出するパターン評価手段と、
前記パターン生成手段が生成した組み合わせパターンのうち、前記評価値が高い所定数Npat(Npat≧1)の組み合わせパターンを新たな部分探索結果として前記パターン保持手段に格納するパターン選別手段と、
このパターン保持手段に保持された部分探索結果を前記最大パターン検出手段に出力する部分探索結果出力手段とを有し、
前記探索対象の送信ポイントを1つずつ選択しながら部分探索を繰り返し行うことを特徴とする無線スケジューリング装置。 - 請求項1記載の無線スケジューリング装置において、
さらに、送信ポイント毎の部分探索を行う度に前記所定数Npatを減らす制御手段を備えることを特徴とする無線スケジューリング装置。 - 請求項1または2記載の無線スケジューリング装置において、
前記パターン保持手段に保持される初期の組み合わせパターンは、全ての送信ポイントの動作内容を送信停止とした組み合わせパターンであることを特徴とする無線スケジューリング装置。 - 複数のユーザ端末と無線接続する複数の送信ポイントを有する無線ネットワークシステムにおいて、これら送信ポイントが有する無線リソースを、これらユーザ端末への無線送信に割当てる無線スケジューリング方法であって、
各送信ポイントとその無線送信先ユーザ端末との組み合わせパターンの中から、評価値が最良となるパターンを送信ポイント毎に部分探索するための探索処理ステップと、
この探索処理ステップで出力される部分探索結果の組み合わせパターンの中で評価値が最良となるパターンを保持し、所定の終了条件が成立した時点で保持している組み合わせパターンを探索結果として出力する最大パターン検出ステップとを含み、
前記探索処理ステップは、
探索対象の送信ポイントを1つ選択し、部分探索結果の組み合わせパターンを保持するパターン保持手段に保持された組み合わせパターンの各々について、当該送信ポイントのみ無線送信先ユーザ端末を変更した組み合わせパターンを生成するパターン生成ステップと、
このパターン生成ステップで生成した組み合わせパターンの評価値を、当該組み合わせパターンに含まれるユーザ端末からフィードバックされる情報に基づいて算出するパターン評価ステップと、
前記パターン生成ステップで生成した組み合わせパターンのうち、前記評価値が高い所定数Npat(Npat≧1)の組み合わせパターンを新たな部分探索結果として前記パターン保持手段に格納するパターン選別ステップと、
このパターン保持手段に保持された部分探索結果を出力する部分探索結果出力ステップとを含み、
前記探索対象の送信ポイントを1つずつ選択しながら部分探索を繰り返し行うことを特徴とする無線スケジューリング方法。 - 請求項4記載の無線スケジューリング方法において、
さらに、送信ポイント毎の部分探索を行う度に前記所定数Npatを減らす制御ステップを含むことを特徴とする無線スケジューリング方法。 - 請求項4または5記載の無線スケジューリング方法において、
前記パターン保持手段に保持される初期の組み合わせパターンは、全ての送信ポイントの動作内容を送信停止とした組み合わせパターンであることを特徴とする無線スケジューリング方法。
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JP2018201140A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 日本電信電話株式会社 | スケジューリング装置および方法ならびにプログラム |
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