JP6262580B2 - 回転防止具とこの回転防止具を備えた耐震型ハンガー金具 - Google Patents

回転防止具とこの回転防止具を備えた耐震型ハンガー金具 Download PDF

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本発明は、地震時におけるハンガー金具の回転を防止する回転防止具とこの回転防止具を備えた耐震型ハンガー金具に関するものである。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の建物には、デッキプレートの上にコンクリートを打設して床を形成したものがある。このようにして形成した床はデッキプレートが裏面を形成している。この建物は、図12に示すように、上階の床の裏側のデッキプレート100に天井板102がハンガー金具104及び吊りボルト106を介して吊り下げられている。
ここで、図13に示すように、デッキプレート100の山条108の各裾部の裏側には溝条110が長手方向に向けて各々形成されている。また、ハンガー金具104は「く字状」に折り曲げられた細長板状の金属板からなる取付金具である。ハンガー金具104は、両端部をデッキプレート100の山条108の各裾部の裏側の溝条110に嵌合させることによってデッキプレート100の裏側に取り付けられている。
ハンガー金具104の中央部には、吊りボルト106がねじ込めるようにねじ加工されたナット112が溶接によって取り付けられており、ハンガー金具104のナット112には吊りボルト106の上部が下方から上方に向けてねじ込まれた状態で取り付けられ、吊りボルト106の下部には天井板102が取付金具114が野縁及び野縁受け(以下、「野縁等」という)116を介して吊り下げられている。
ハンガー金具104は次のようにしてデッキプレート100の裏側に取り付けられる。まず、図14に示すように、上階の床の裏側、すなわち下階からデッキプレート100の山条108の内側の空間にハンガー金具104を水平にした状態で長手方向に対して斜めに入れる。そして、この状態のハンガー金具104を水平に回転させ、ハンガー金具104の両端部をデッキプレート100の山条108の各裾部の裏側の溝条110に係合させる。
ハンガー金具104をこの状態にした後、更に回転させると、ハンガー金具104の両端部はデッキプレート100の山条108の各裾部の裏側の溝条110に押され、ハンガー金具104は当初の折り曲げ角度以上に少し折れ曲がり、両端部の間隔を少し縮めながら回転する。
ハンガー金具104をデッキプレート100の山条108の長手方向に対して直交状態になるまで回転させると、ハンガー金具104は折れ曲がり角度を当初の折れ曲がり角度に戻しながら両端部の間隔を広げ、ハンガー金具104の各端部は、図15に示すように、デッキプレート100の山条108の各裾部の裏側の溝条110に嵌合する。
図16に示すように、ハンガー金具104の中央のナット112に吊りボルト106の上端部を下方から上方に向けてねじ込み、吊りボルト106の上端部がナット112を貫通した後、吊りボルト106を更にねじ込んで吊りボルト106を上昇させ、吊りボルト106の上端部をデッキプレート100の山条108の頂上の裏側の面に当接させる(図13参照)。
吊りボルト106の上端部をデッキプレート100の山条108の頂上の裏側の面に当接させた後、吊りボルト106を更にねじ込んで上端部を更に上昇させると、吊りボルト106の上端部がデッキプレート100の山条108の頂上の裏側の面に強く押し付けられ、その反作用でハンガー金具104の中央のナット112が下方に強く押され、ハンガー金具104の折れ曲がり角度が開いて、ハンガー金具104の両端部が外側に広がり、ハンガー金具104の両端部が溝条110に強く押し付けられる。
ハンガー金具104と吊りボルト106は、このようにして、デッキプレート100の山条108の頂上の裏側であって、吊りボルト106の上端部が当接している1カ所と、デッキプレート100の山条108の各裾部の裏側の溝条110であって、ハンガー金具104の両端部が当接している2カ所の計3箇所で強固に固定され、天井板102はこれらのハンガー金具104と吊りボルト106によって上階の床の裏側に強固に取り付けられる。
ハンガー金具104と吊りボルト106は、以上説明したように、上階の床の裏面のデッキプレート100に強固に取り付けられているわけであるが、強い地震の際には天井板102や吊りボルト106が大きく揺れ、天井板102を吊っている吊りボルト106に水平及び垂直方向や捩れ等の想定外の強い力が働き、ハンガー金具104がデッキプレート100の山条108の長手方向に強く引っ張られ、ハンガー金具104の両端部がデッキプレート100の山条108の内側の溝条110に沿って滑るかもしれない。
そして、ハンガー金具104の両端部がデッキプレート100の山条108の内側の溝条110に沿って滑ると、ハンガー金具104の両端部とデッキプレート100の溝条110との間の摩擦力の違いからハンガー金具104が回転し、ハンガー金具104の端部がデッキプレート100の溝条110から外れ、天井板102がハンガー金具104とともに脱落・落下してしまうかもしれない。
特開2001−40810号公報 特開平10−219918号公報 特開平9−125591号公報 実開平5−83125号公報
本発明が解決しようとする課題は、大きな地震で建物が激しく揺れてハンガー金具が想定外の力で上階の床の裏面のデッキプレートの長手方向に強く引っ張られて滑った場合、ハンガー金具が回転して上階の床の裏面のデッキプレートから外れ、天井板がハンガー金具とともに落下する可能性を排除することができない点である。
本発明は、ハンガー金具の回転を防止する回転防止具であり、略同一平面内に所定間隔をおいて左右対称に設けられた一対の板状のスカート部と、該一対のスカート部を連結する連結部と、該一対のスカート部の間に該ハンガー金具を略同一平面内に保持するガイド部とを備え、該スカート部はデッキプレートの溝条に対して略直角の角部を有し、一方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの一辺(対向辺)と、他方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの一辺(以下、「対向辺」という)は該ハンガー金具の幅と略等しい間隔をおいて平行に対向し、一方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの他の一辺(嵌合辺、即ちデッキプレートの溝条に嵌合する辺)と、他方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの他の一辺(以下、「嵌合辺」という)は、略同一直線上にあることを最も主要な特徴とする。
本発明の回転防止具は、スカート部の嵌合辺がデッキプレートの溝条に広範囲に嵌合・密着していて滑り難くなっているので、スカート部に挟まれているハンガー金具をデッキプレートの溝条に沿って滑り難くし、従って、地震の際にハンガー金具を回転し難くし、ハンガー金具を脱落し難くし、天井板を落下させ難くすることができるという利点がある。
また、本発明の回転防止具は、スカート部の嵌合辺がデッキプレートの溝条に当たって回転できないので、地震の際の大きな揺れでハンガー金具がデッキプレートの長手方向に引っ張られて滑り、ハンガー金具が回転しようとしても、スカート部に挟まれているハンガー金具は回転することができず、従って、地震の際にハンガー金具の回転を防止し、ハンガー金具の脱落を防止し、天井板の落下を防止することができるという利点がある。
本発明の回転防止具は、前記連結部の前記ハンガー金具に接する面に滑り止め樹脂が塗布されている場合、回転防止具がハンガー金具の長手方向に滑り難くなり、回転防止具が溝条から外れ難くなるという利点がある。また、本発明の回転防止具は、前記スカート部の嵌合辺の近傍に滑り止め樹脂が塗布されている場合、回転防止具がデッキプレートの溝条に沿って滑り難くなるという利点がある。
図1は本発明に係る耐震型ハンガー金具の一例を上方側から示す要部斜視図である。 図2は本発明に係る耐震型ハンガー金具の一例を下方側から示す要部斜視図である。 図3はハンガー金具の斜視図である。 図4は本発明に係る回転防止具をハンガー金具の一方の端部に差し込む様子を示す説明図である。 図5は本発明に係る回転防止具をハンガー金具の他方の端部に差し込む様子を示す説明図である。 図6は本発明に係る耐震型ハンガー金具をデッキプレートの山条の内部に挿入した様子を示す説明図である。 図7は本発明に係る耐震型ハンガー金具をデッキプレートの山条の内部で回転させる様子を示す説明図である。 図8は本発明に係る耐震型ハンガー金具をデッキプレートの溝条に係合させる様子を示す説明図である。 図9は本発明に係る耐震型ハンガー金具をデッキプレートの溝条に嵌合させた様子を示す説明図である。 図10は本発明に係る耐震型ハンガー金具をデッキプレートの溝条に嵌合さ、回転防止具を溝条に嵌合させる様子を示す説明図である。 図11は本発明に係る耐震型ハンガー金具及び吊りボルトをデッキプレートに取り付けた様子を側方から示す説明図である。 図12は上階の床の裏に吊りボルトを介して天井板を取り付けた様子を示す説明図である。 図13はデッキプレートにハンガー金具及び吊りボルトを取り付けた様子を示す説明図である。 図14はデッキプレートにハンガー金具を取り付ける様子を示す説明図である。 図15はデッキプレートの溝条にハンガー金具の両端部を嵌合させた様子を示す説明図である。 図16はハンガー金具に吊りボルトを取り付ける様子を示す説明図である。
本発明は、地震の際に上階の床の裏のデッキプレートからハンガー金具が外れて天井板が落ちるおそれを無くすという目的を、最小の部品点数で、ハンガー金具の機能を損なわずに実現した。
図1は本発明に係る耐震型ハンガー金具の一例を上方側から示す要部斜視図、図2は本発明に係る耐震型ハンガー金具の一例を下方側から示す要部斜視図である。耐震型ハンガー金具10は、これらの図に示すように、ハンガー金具12と、ハンガー金具12に取り付けられた一対の回転防止具14,14とからなる。
ここで、ハンガー金具12は、天井板を吊り下げる吊りボルト16をデッキプレート18に取り付けるための取付具であり、図3に示すように、細長板状で略く字状に折り曲げられた金属板からなり、中央部には吊りボルト106がねじ込めるようにねじ加工されたナット20が取り付けられている。
回転防止具14は、略同一平面内に所定間隔をおいて左右対称に設けられた一対の板状のスカート部22,22と、一対のスカート部22,22を連結する連結部24と、一対のスカート部22,22の間にハンガー金具12を略同一平面内に保持するガイド部26,26とを備えている。
スカート部22,22は略直角の角部28を有し、一方のスカート部22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの対向辺30と、他方のスカート部22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの対向辺30はハンガー金具12の幅と略等しい間隔をおいて平行に対向している。
また、一方のスカート部22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの嵌合辺32と、他方のスカート部22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの嵌合辺32は略同一直線上にある。
連結部24はスカート部22,22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの対向辺30で、対角Aに寄った部位にスカート部22,22を連結するように設けられている。連結部24はスカート部22,22と一体となってハンガー金具12を下側からガイドするように設けられている。
なお、図1及び図2では、連結部24とスカート部22、22は、別部材で構成されている(溶接等により、)ように示してあるが、必ずしもこれに限定されるものではない。即ち、一枚の板をプレス成形により一体成形物としても良い。
ガイド部26,26はスカート部22,22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの対向辺30の中央付近に対向して設けられている。ガイド部26,26はスカート部22,22の他方の面側にハンガー金具12を上側からガイドするように設けられている。このガイド部26、26もスカート部22、22と一体成形しても良い。
連結部24や対向辺30のハンガー金具12に接する面には滑り止め樹脂(例えばウレタン樹脂)を塗布しても良い。また、スカート部22,22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの嵌合辺32の近傍、すなわち、デッキプレート18の山条34の各裾部の裏側の溝条36に嵌合する部位にも滑り止め樹脂を塗布しても良い。なお、滑り止め樹脂の塗布は、回転防止具14の製造時又はハンガー金具12の施工時の何れでも良い。
また、同様に、ハンガー金具12の両端部に滑り止め樹脂を塗布しても良い。また、ハンガー金具12の両端部をデッキプレート18の山条34の各裾部の裏側の溝条36に構造用接着剤(例えばエポキシ樹脂系接着剤)で固着しても良い。
次に、本発明に係る耐震型ハンガー金具の取り付け方法の一例について説明する。
まず、図4に示すように、ハンガー金具12の一方の側に回転防止具14をスライドさせて差し込み、次に、図5に示すように、ハンガー金具12の他方の側に別の回転防止具14をスライドさせて差し込む。ここで、回転防止具14は、ガイド部26,26がハンガー金具12の上側になり、連結部24がハンガー金具12の下側になるように差し込む。差し込まれた回転防止具14,14はハンガー金具12の中心側に寄せておく。
図6に示すように、上階の床の裏側のデッキプレート18の山条34の裏側に回転防止具14,14を差し込んだハンガー金具12を水平に入れ、そして、この状態のハンガー金具12を、図7及び図8に示すように、水平に回転させ、ハンガー金具12の各端部をデッキプレート18の山条34の各裾部の裏側の溝条36に係合させる。
ハンガー金具12をこの状態にした後、更に回転させると、ハンガー金具12の両端部はデッキプレート18の山条34の各裾部の裏側の溝条36に押され、ハンガー金具12は当初の折り曲げ角度以上に少し折れ曲がり、両端部の間隔を少し縮めながら回転する。
ハンガー金具12をデッキプレート18の山条34の長手方向に対して直交状態になるまで回転させると、ハンガー金具12は折れ曲がり角度を当初の折れ曲がり角度に戻しながら両端部の間隔を広げ、ハンガー金具12の各端部は、図9に示すように、デッキプレート18の山条34の各裾部の裏側の溝条36に嵌合する。
次に、図10に示すように、ハンガー金具12に差し込まれている回転防止具14,14をハンガー金具12の両端部側、すなわちデッキプレート18の溝条36の側に各々スライドさせ、スカート部22,22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの嵌合辺32をデッキプレート18の溝条36に嵌合させる。
次に、図11に示すように、ハンガー金具12の中央部のナット20に吊りボルト16の上端部を下方からねじ込み、吊りボルト16の上端部がナット20を貫通した後、吊りボルト16を更にねじ込んで吊りボルト16を上昇させ、吊りボルト16の上端部をデッキプレート18の山条34の頂上の裏側の面に当接させる。
吊りボルト16の上端部をデッキプレート18の山条34の頂上の裏側の面に当接させた後、吊りボルト16を更にねじ込んで上端部を更に上昇させると、吊りボルト16の上端部がデッキプレート18の山条34の頂上の裏側の面に強く押し付けられ、その反作用でハンガー金具12の中央部が下方に強く押され、ハンガー金具12の折れ曲がり角度が開いて、ハンガー金具12の両端部が外側に広がり、ハンガー金具12の両端部がデッキプレート18の溝条36に強く押し付けられる。
吊りボルト16とハンガー金具12は、このようにして、デッキプレート18の山条34の頂上の裏側であって、吊りボルト16の上端部が当接している1カ所と、デッキプレート18の溝条36であって、ハンガー金具12の各端部が当接している2カ所の計3箇所で強固に固定され、天井板はこれらの吊りボルト16とハンガー金具12によって上階の床の裏側に強固に取り付けられる。
次に、本発明に係る耐震型ハンガー金具の地震時における挙動について説明する。
地震が起きると、天井板や吊りボルト16は大きく揺れ、天井板を吊っている吊りボルト16に力が働き、ハンガー金具12がデッキプレート18の山条34の長手方向に引っ張られる。ハンガー金具12は、両端部を溝条36に強く押し付けられているので、通常の力では滑らない。
しかし、ハンガー金具12が想定外の強い力で引っ張られた場合、滑る可能性が出て来るが、本発明の場合、ハンガー金具12に回転防止具14が嵌め込まれ、回転防止具14のスカート部22,22の嵌合辺32が溝条36に嵌合しているので、回転防止具14を付けていない場合と比べてより滑り難くなっている。
ハンガー金具12が山条34の長手方向に想定外の力で強く引っ張られて、ハンガー金具12が滑ると、ハンガー金具12は両端部にかかる摩擦力の違いから回転しようとする。ハンガー金具12には回転防止具14が嵌め込まれているので、ハンガー金具12が回転しようとすると回転防止具14のスカート部22も一緒に回転することになる。
しかし、スカート部22,22の角部28を挟む2つの隣り合う辺30,32のうちの嵌合辺32はデッキプレート18の溝条36に当たっていて回転できないようになっているので、スカート部22に挟まれているハンガー金具12は回転することができない。その結果、ハンガー金具12はデッキプレート18から回転して脱落することが防止される。
なお、ハンガー金具12の端部には滑り止め樹脂が塗布されている場合、デッキプレート18の溝条36とハンガー金具12の端部は滑り難く、吊りボルト16に想定外の力が作用してハンガー金具12が引っ張られても、ハンガー金具12はより滑り難く、従って、ハンガー金具12はデッキプレート18からより脱落し難くなる。
10 耐震型ハンガー金具
12 ハンガー金具
14 回転防止具
16 吊りボルト
18 デッキプレート
20 ナット
22 スカート部
24 連結部
26 ガイド部
28 角部
30 対向辺
32 嵌合辺
34 山条
36 溝条

Claims (10)

  1. ハンガー金具の回転を防止するものであり、略同一平面内に所定間隔をおいて左右対称に設けられた一対の板状のスカート部と、該一対のスカート部を連結する連結部と、該一対のスカート部の間に該ハンガー金具を略同一平面内に保持するガイド部とを備え、該スカート部は略直角の角部を有し、一方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの対向辺と、他方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの対向辺は該ハンガー金具の幅と略等しい間隔をおいて平行に対向し、一方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの嵌合辺と、他方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの嵌合辺は略同一直線上にあることを特徴とする回転防止具。
  2. 前記連結部が前記スカート部の一方の面側に設けられて、前記ハンガー金具を該一方の面側からガイドし、前記ガイド部が該スカート部の他方の面側に設けられて、該ハンガー金具を該他方の面側からガイドしていることを特徴とする請求項1に記載の回転防止具。
  3. 前記ガイド部が一対のガイド片からなり、該ガイド片が前記スカート部の直角を成す隣り合う辺のうちの対向辺の中央付近に対向して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転防止具。
  4. 前記連結部の前記ハンガー金具に接する面に滑り止め樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回転防止具。
  5. 前記スカート部の隣り合う辺のうちの嵌合辺に滑り止め樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転防止具。
  6. 天井板を吊り下げる吊りボルトをデッキプレートに取り付けるハンガー金具と該ハンガー金具の回転を防止する回転防止具とからなり、該ハンガー金具は細長板状でく字状に折り曲げられた金属板からなり、該回転防止具は、略同一平面内に所定間隔をおいて左右対称に設けられた一対の板状のスカート部と、該一対のスカート部を連結する連結部と、該一対のスカート部の間に該ハンガー金具を略同一平面内に保持するガイド部とを備え、該スカート部は略直角の角部を有し、一方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの対向辺と、他方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの対向辺は該ハンガー金具の幅と略等しい間隔をおいて平行に対向し、一方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの嵌合辺と、他方のスカート部の該角部を挟む2つの隣り合う辺のうちの嵌合辺は略同一直線上にあることを特徴とする耐震型ハンガー金具。
  7. 前記連結部が前記スカート部の一方の面側に設けられて、前記ハンガー金具を該一方の面側からガイドし、前記ガイド部が該スカート部の他方の面側に設けられて、該ハンガー金具を該他方の面側からガイドしていることを特徴とする請求項6に記載の耐震型ハンガー金具。
  8. 前記ガイド部が前記スカート部の直角を成す隣り合う辺のうちの対向辺の中央付近に対向して設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の耐震型ハンガー金具。
  9. 前記連結部の前記ハンガー金具に接する面に滑り止め樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の耐震型ハンガー金具。
  10. 前記スカート部の隣り合う辺のうちの嵌合辺に滑り止め樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の耐震型ハンガー金具。
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