JP6262082B2 - Dc−dc変換器 - Google Patents

Dc−dc変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP6262082B2
JP6262082B2 JP2014118911A JP2014118911A JP6262082B2 JP 6262082 B2 JP6262082 B2 JP 6262082B2 JP 2014118911 A JP2014118911 A JP 2014118911A JP 2014118911 A JP2014118911 A JP 2014118911A JP 6262082 B2 JP6262082 B2 JP 6262082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
candidate
output
output voltage
reference voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014118911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015233373A (ja
Inventor
上野 武司
武司 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014118911A priority Critical patent/JP6262082B2/ja
Priority to US14/673,220 priority patent/US9411351B2/en
Publication of JP2015233373A publication Critical patent/JP2015233373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6262082B2 publication Critical patent/JP6262082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/575Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices characterised by the feedback circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0003Details of control, feedback or regulation circuits
    • H02M1/0025Arrangements for modifying reference values, feedback values or error values in the control loop of a converter

Description

実施形態は、DC(Direct Current)−DC変換に関する。
DC−DC変換器は、DC入力電圧を異なる大きさのDC出力電圧へと変換する。さらに、このDC出力電圧をリファレンス電圧と比較し、比較結果に基づいてスイッチング制御を行うことによって、当該DC出力電圧を所望のレベルで安定化させることができる。なお、一般的にリファレンス電圧は、リファレンス電圧源によって発生される。このリファレンス電圧源は、典型的には上記DC出力電圧によって駆動される。
例えば太陽電池、熱電素子などが発生する微小電圧をDC入力電圧としてDC−DC変換器に取り込み、当該DC−DC変換器によって変換されたDC出力電圧を用いて例えばキャパシタ、二次電池などを充電するという応用例が想定可能である。しかしながら、係るDC−DC変換器において、特に動作開始時にリファレンス電圧源に十分なレベルの駆動電圧を印加できないおそれがある。この場合には、適切なリファレンス電圧を利用できず、DC−DC変換器の動作は不安定になる。
「リニアテクノロジ社 LTC3108データシート」,[online],インターネット<URL:http://cds.linear.com/docs/jp/datasheet/j3108fc.pdf>
実施形態は、安定的に動作するDC−DC変換器を提供することを目的とする。
実施形態によれば、DC−DC変換器は、パワー段と、発生回路と、分圧回路と、減算器と、制御回路とを含む。パワー段は、入力電圧を第1の出力電圧に変換する。発生回路は、複数の候補電圧のうち1つを第1の出力電圧のレベルに応じて選択することによってリファレンス電圧を発生する。分圧回路は、第1の出力電圧を分圧することによって第2の出力電圧を得る。減算器は、リファレンス電圧と第2の出力電圧との差電圧を計算する。制御回路は、第1の出力電圧のレベルを制御する制御信号を差電圧に基づいて生成する。
第1の実施形態に係るDC−DC変換器を例示するブロック図。 図1に示される各ノードの電圧を例示するグラフ。 第2の実施形態に係るDC−DC変換器を例示するブロック図。 第3の実施形態に係るDC−DC変換器を例示するブロック図。 第4の実施形態に係るDC−DC変換器を例示するブロック図。 図5に含まれる各ノードの電圧を例示するグラフ。 図5に含まれる各ノードの電圧を例示するグラフ。 図5に含まれるスイッチ制御回路の入出力信号を例示するタイミングチャート。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明が述べられる。尚、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号が付され、重複する説明は基本的に省略される。
(第1の実施形態)
図1に例示されるように、第1の実施形態に係るDC−DC変換器は、パワー段110と、分圧回路130と、リファレンス電圧発生回路140と、減算器150と、スイッチ制御回路160とを含む。このDC−DC変換器は、電圧源100によって印加される入力電圧(Vin)を出力電圧(Vout)へと変換し、当該出力電圧(Vout)を負荷120へと供給する。なお、図1のDC−DC変換器は、昇圧用(すなわち、Vin<Vout)であるが降圧用(すなわち、Vin>Vout)に変形することもできる。
電圧源100は、正極端子および負極端子を持つ。電圧源100の正極端子は、DC−DC変換器の入力端子(すなわち、パワー段110の入力端子)に接続される。電圧源100の負極端子は接地される。電圧源100は、入力電圧(Vin)を発生し、当該入力電圧(Vin)をDC−DC変換器に印加する。
負荷120は、任意の負荷である。負荷120は、DC−DC変換器の出力端子(すなわち、パワー段110の出力端子)に接続される。例えば、負荷120は、二次電池であってもよいし、電子機器であってもよい。
パワー段110は、入力端子、制御端子および出力端子を持つ。パワー段110の入力端子は、DC−DC変換器の入力端子として機能し、電圧源100の正極端子に接続される。パワー段110の制御端子は、スイッチ制御回路160の出力端子に接続される。パワー段110の出力端子は、DC−DC変換器の出力端子として機能し、負荷120と、分圧回路130の入力端子とリファレンス電圧発生回路140の制御端子とに共通に接続される。パワー段110は、入力電圧(Vin)を出力電圧(Vout)へと変換する。
具体的には、パワー段110は、インダクタ111(L)と、スイッチ112(SW)と、ダイオード113(D)と、キャパシタ114(C)とを含む。
インダクタ111(L)は、第1の端子および第2の端子を持つ。インダクタ111(L)の第1の端子は、パワー段110の入力端子として機能する。インダクタ111(L)の第2の端子は、スイッチ112(SW1)とダイオード113(D1)のアノードとに接続される。
インダクタ111(L)は、スイッチ112(SW)がONである期間に、当該インダクタ111(L)を流れる電流によって磁気エネルギーを蓄積する。他方、インダクタ111(L)は、スイッチ112(SW)がOFFである期間に、蓄積していた磁気エネルギーを電気エネルギーとして放出する。
スイッチ112(SW)は、制御端子を持ち、この制御端子はパワー段110の制御端子として機能する。スイッチ112は、スイッチ制御回路160からのスイッチ制御信号を制御端子を介して受け取り、当該スイッチ制御信号に応じてON/OFF動作する。具体的には、スイッチ112(SW)は、スイッチ制御信号に応じて、インダクタ111(L)の第2の端子およびダイオード113(D)のアノードとグラウンドとの間を短絡または開放する。
ダイオード113(D)は、アノードおよびカソードを持つ。ダイオード113(D)のアノードは、インダクタ111(L)の第2の端子およびスイッチ112(SW)に共通に接続される。ダイオード113(D)のカソードは、キャパシタ114(C)の第1の端子に接続される。
ダイオード113(D)は、スイッチ112(SW)がONからOFFに切り替わった後にインダクタ111から供給される電流をキャパシタ114(C)へと流す。なお、ダイオード113(D)は、キャパシタ114(C)から電圧源100への電流の逆流を防止する。
キャパシタ114(C)は、第1の端子および第2の端子を持つ。キャパシタ114(C)の第1の端子は、パワー段110の出力端子として機能し、ダイオード113(D)のカソードと、負荷120と、分圧回路130の入力端子と、リファレンス電圧発生回路140の制御端子とに共通に接続される。キャパシタ114(C)の第2の端子は接地される。キャパシタ114(C)は、スイッチ112(SW)がONからOFFに切り替わった後にダイオード113(D)から供給される電流によって充電される。故に、キャパシタ114(C)の第1の端子の電圧(Vout)は上昇する。他方、ダイオード113(D)からの電流供給が停止すると、キャパシタ114(C)は放電することになる。故に、キャパシタ114(C)の第1の端子の電圧(Vout)は低下する。
分圧回路130は、入力端子および出力端子を持つ。分圧回路130の入力端子は、パワー段110の出力端子と、負荷120と、リファレンス電圧発生回路140の制御端子とに共通に接続される。分圧回路130の出力端子は、減算器150の反転入力端子に接続される。
分圧回路130は、入力電圧(Vout)を所定の分圧比(N)によって分圧することによって出力電圧(Vdiv)を得る。分圧回路130は、出力電圧(Vdiv)を減算器150の反転入力端子に印加する。なお、分圧比(N)=1の場合には、分圧回路130を省略することができる。分圧回路130の入力電圧(Vout)および出力電圧(Vdiv)に関して、下記数式(1)が成立する。
Figure 0006262082
リファレンス電圧発生回路140は、制御端子および出力端子を持つ。リファレンス電圧発生回路140の制御端子は、パワー段110の出力端子と、負荷120と、分圧回路130の入力端子とに共通に接続される。リファレンス電圧発生回路140の出力端子は減算器150の非反転入力端子に接続される。
リファレンス電圧発生回路140は、制御端子に印加される電圧に応じてリファレンス電圧(Vref)を発生する。リファレンス電圧発生回路140は、リファレンス電圧(Vref)を減算器150の非反転入力端子に印加する。
減算器150は、非反転入力端子、反転入力端子および出力端子を持つ。減算器150の非反転入力端子は、リファレンス電圧発生回路140の出力端子に接続される。減算器150の反転入力端子は、分圧回路130の出力端子に接続される。減算器150の出力端子は、スイッチ制御回路160の入力端子に接続される。
減算器150は、非反転入力端子の電圧(Vref)から反転入力端子の電圧(Vdiv)を減算する。減算器150は、差電圧の符号(正または負)を示す差信号をスイッチ制御回路160へと出力する。
スイッチ制御回路160は、入力端子および出力端子を持つ。スイッチ制御回路160の入力端子は減算器150の出力端子に接続される。スイッチ制御回路160の出力端子はパワー段110の制御端子に接続される。
スイッチ制御回路160は、減算器150から差信号を入力する。スイッチ制御回路160は、差信号に基づいてスイッチ制御信号を生成する。スイッチ制御回路160は、スイッチ制御信号をパワー段110へと出力する。具体的には、差信号が正の符号を示す(すなわち、Vref≧Vdiv)ならば、スイッチ制御回路160はスイッチ112(SW)のON/OFFを周期的が切り替わるようにスイッチ制御信号を生成する。係るスイッチ制御信号によれば、パワー段110の出力電圧(Vout)は上昇する。他方、差信号が負の符号を示す(すなわち、Vref<Vdiv)ならば、スイッチ制御回路160はスイッチ112(SW)がOFFであり続けるようにスイッチ制御信号を生成する。係るスイッチ制御信号によれば、パワー段110の出力電圧(Vout)は結果的に低下する。
換言すれば、下記数式(2)に示される関係が成立するように負帰還制御が行われる。
Figure 0006262082
そして、数式(2)は、パワー段110の出力電圧(Vout)に関して下記数式(3)のように書き換えることができる。
Figure 0006262082
リファレンス電圧発生回路140は、具体的には、パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)に比べて低い第1のフェーズでは第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。他方、リファレンス電圧発生回路140は、パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)以上である第2のフェーズでは第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。
すなわち、リファレンス電圧(Vref)は、下記数式(4)に示されるように整理することができる。
Figure 0006262082
図1の例では、リファレンス電圧発生回路140は、リファレンス電圧源141と、リファレンス電圧源142と、スイッチ143(SW)とを含む。
リファレンス電圧源141は、パワー段110の出力電圧(Vout)によって駆動され、第1の候補電圧(Vref1)を発生する。第1の候補電圧(Vref1)は、第1のフェーズにおいて、分圧回路130の出力電圧(Vdiv)以上となるように設計される。例えば、第1の候補電圧(Vref1)は、パワー段110の出力電圧(Vout)そのものであってもよいし、当該出力電圧(Vout)をNよりも小さな分圧比で分圧することによって生成されてもよい。
リファレンス電圧源142は、パワー段110の出力電圧(Vout)によって駆動され、第2の候補電圧(Vref2)を発生する。例えば、リファレンス電圧源142は、BGR(Band Gap Reference)回路を用いて実装されてもよい。第2の候補電圧(Vref2)は、第2のフェーズにおいて、パワー段110の出力電圧(Vout)の変動に関わらず安定したレベルを持つ。換言すれば、前述の第1の閾値電圧(Vth)は、リファレンス電圧源142が正常に動作する(要するに、第2の候補電圧(Vref2)のレベルが安定する)ような駆動電圧の下限以上のレベルに設定される。
スイッチ143(SW)は、パワー段110の出力電圧(Vout)のレベルに依存して、第1の候補電圧(Vref1)および第2の候補電圧(Vref2)のいずれか一方をリファレンス電圧(Vref)として選択する。具体的には、スイッチ143(SW)は、パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)に比べて低ければ、第1の候補電圧(Vref1)を選択する。他方、スイッチ143(SW)は、パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)以上であれば、第2の候補電圧(Vref2)を選択する。
パワー段110の出力電圧(Vout)とリファレンス電圧(Vref)との関係が図2に例示される。パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)に比べてかなり低い場合には、リファレンス電圧源142は正常に動作できないので第2の候補電圧(Vref2)のレベルは非常に低い。従って、仮にこのような非常にレベルの低い第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として用いたとすれば、常にVref≦Vdivが成立するため、パワー段110の出力電圧(Vout)を所望のレベルまで上昇させることはできない。
そこで、前述のように、リファレンス電圧発生回路140は、パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)に比べて低い第1のフェーズでは第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。そして、この第1の候補電圧(Vref1)は、第1のフェーズにおいて、分圧回路130の出力電圧(Vdiv)以上となるように設計される。従って、この第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として用いたとすれば、パワー段110の出力電圧(Vout)をリファレンス電圧源142が正常に動作するのに十分なレベルまで上昇させることができる。
さらに、前述のように、パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)以上である第2のフェーズでは第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。そして、この2の候補電圧(Vref2)は、第2のフェーズにおいて、パワー段110の出力電圧(Vout)の変動に関わらず安定したレベルを持つ。従って、前述の負帰還制御を通じて、パワー段110の出力電圧(Vout)を安定化させることができる。
以上説明したように、第1の実施形態に係るDC−DC変換器は、特性の異なる複数の候補電圧からリファレンス電圧を適応的に選択する。従って、このDC−DC変換器によれば、DC出力電圧のレベルが微小な場合にも安定的に動作することができる。
(第2の実施形態)
図3に例示されるように、第2の実施形態に係るDC−DC変換器は、パワー段110と、分圧回路130と、リファレンス電圧発生回路240と、減算器150と、スイッチ制御回路160とを含む。このDC−DC変換器は、電圧源100によって印加される入力電圧(Vin)を出力電圧(Vout)へと変換し、当該出力電圧(Vout)を負荷120へと供給する。
なお、図3の電圧源100、パワー段110、負荷120、分圧回路130、減算器150およびスイッチ制御回路160は、図1の電圧源100、パワー段110、負荷120、分圧回路130、減算器150およびスイッチ制御回路160と同一または類似であってもよい。さらに、図3のDC−DC変換器は、昇圧用(すなわち、Vin<Vout)であるが降圧用(すなわち、Vin>Vout)に変形することもできる。
リファレンス電圧発生回路240は、制御端子および出力端子を持つ。リファレンス電圧発生回路240の制御端子は、パワー段110の出力端子と、負荷120と、分圧回路130の入力端子とに共通に接続される。リファレンス電圧発生回路240の出力端子は減算器150の非反転入力端子に接続される。
リファレンス電圧発生回路240は、制御端子に印加される電圧に応じてリファレンス電圧(Vref)を発生する。リファレンス電圧発生回路240は、リファレンス電圧(Vref)を減算器150の非反転入力端子に印加する。
リファレンス電圧発生回路240は、具体的には、前述の第1のフェーズでは第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。他方、リファレンス電圧発生回路240は、前述の第2のフェーズでは第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。
図3の例では、リファレンス電圧発生回路240は、リファレンス電圧源141と、リファレンス電圧源142と、スイッチ143(SW)と、インバータ244と、スイッチ245(SW)と、スイッチ246(SW)とを含む。なお、リファレンス電圧源141、リファレンス電圧源142およびスイッチ143(SW)は、図1のリファレンス電圧源141、リファレンス電圧源142およびスイッチ143(SW)と同一または類似であってよい。
インバータ244は、入力端子および出力端子を持つ。インバータ244の入力端子は、リファレンス電圧発生回路240の制御端子に接続される。インバータ244の出力端子は、スイッチ245(SW)の制御端子に接続される。インバータ244は、パワー段110の出力電圧(Vout)を論理反転する。
スイッチ245(SW)は、制御端子を持つ。スイッチ245(SW)の制御端子には、インバータ244の出力電圧が印加され、当該出力電圧に応じてON/OFF動作する。具体的には、スイッチ245(SW)は、前述の第1のフェーズではリファレンス電圧発生回路240の制御端子とリファレンス電圧源141との間を短絡する。他方、スイッチ245(SW)は、前述の第2のフェーズではリファレンス電圧発生回路240の制御端子とリファレンス電圧源141との間を開放する。すなわち、スイッチ245(SW)は、第1の候補電圧(Vref1)がリファレンス電圧(Vref)として選択されない期間にリファレンス電圧源141への駆動電圧の供給を遮断する。
スイッチ246(SW)は、制御端子を持つ。スイッチ246(SW)の制御端子には、パワー段110の出力電圧(Vout)が印加され、当該出力電圧(Vout)に応じてON/OFF動作する。具体的には、スイッチ246(SW)は、前述の第1のフェーズではリファレンス電圧発生回路240の制御端子とリファレンス電圧源142との間を開放する。すなわち、スイッチ246(SW)は、第2の候補電圧(Vref2)がリファレンス電圧(Vref)として選択されない期間にリファレンス電圧源142への駆動電圧の供給を遮断する。他方、スイッチ246(SW)は、前述の第2のフェーズではリファレンス電圧発生回路240の制御端子とリファレンス電圧源142との間を短絡する。
以上説明したように、第2の実施形態に係るDC−DC変換器は、任意の候補電圧がリファレンス電圧として選択されない期間には当該候補電圧への駆動電圧の供給を遮断する。従って、このDC−DC変換器によれば、候補電圧を生成するためのリファレンス電圧源における無駄な消費電流を抑制することができる。すなわち、DC−DC変換器の消費電力が削減されると共にパワー段に含まれるキャパシタを高速に充電することができる。
(第3の実施形態)
図4に例示されるように、第3の実施形態に係るDC−DC変換器は、パワー段110と、分圧回路130と、リファレンス電圧発生回路340と、減算器150と、スイッチ制御回路160とを含む。このDC−DC変換器は、電圧源100によって印加される入力電圧(Vin)を出力電圧(Vout)へと変換し、当該出力電圧(Vout)を負荷120へと供給する。
なお、図4の電圧源100、パワー段110、負荷120、分圧回路130、減算器150およびスイッチ制御回路160は、図3の電圧源100、パワー段110、負荷120、分圧回路130、減算器150およびスイッチ制御回路160と同一または類似であってもよい。さらに、図4のDC−DC変換器は、昇圧用(すなわち、Vin<Vout)であるが降圧用(すなわち、Vin>Vout)に変形することもできる。
リファレンス電圧発生回路340は、制御端子および出力端子を持つ。リファレンス電圧発生回路340の制御端子は、パワー段110の出力端子と、負荷120と、分圧回路130の入力端子とに共通に接続される。リファレンス電圧発生回路340の出力端子は減算器150の非反転入力端子に接続される。
リファレンス電圧発生回路340は、制御端子に印加される電圧に応じてリファレンス電圧(Vref)を発生する。リファレンス電圧発生回路340は、リファレンス電圧(Vref)を減算器150の非反転入力端子に印加する。
リファレンス電圧発生回路340は、具体的には、前述の第1のフェーズでは第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。なお、この第1の候補電圧(Vref1)は、パワー段110の出力電圧(Vout)そのものである。他方、リファレンス電圧発生回路340は、前述の第2のフェーズでは第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。
図4の例では、リファレンス電圧発生回路340は、リファレンス電圧源142と、スイッチ143(SW)と、スイッチ246(SW)とを含む。なお、リファレンス電圧源142、スイッチ143(SW)およびスイッチ246(SW)は、図3のリファレンス電圧源142、スイッチ143(SW)およびスイッチ246(SW)と同一または類似であってよい。リファレンス電圧発生回路340は、パワー段110の出力電圧(Vout)をそのまま第1の候補電圧(Vref1)として用いるので、前述のリファレンス電圧源141に相当する機能部を必要としない。なお、Vref1=Vout>Vdivは常に成立するので、第1の候補電圧(Vref1)は、第1のフェーズにおいて、分圧回路130の出力電圧(Vdiv)に比べて高い。
以上説明したように、第3の実施形態に係るDC−DC変換器は、当該DC−DC変換器の出力電圧をそのまま特定の候補電圧として用いる。従って、このDC−DC変換器によれば、特定の候補電圧を生成するためのリファレンス電圧源が不要となるので、簡略化ならびに消費電力の削減が可能である。
(第4の実施形態)
図5に例示されるように、第4の実施形態に係るDC−DC変換器は、パワー段110と、分圧回路430と、リファレンス電圧発生回路440と、減算器450と、スイッチ制御回路460とを含む。このDC−DC変換器は、電圧源100によって印加される入力電圧(Vin)を出力電圧(Vout)へと変換し、当該出力電圧(Vout)を負荷120へと供給する。
なお、図5の電圧源100、パワー段110および負荷120は、図4の電圧源100、パワー段110および負荷120と同一または類似であってもよい。さらに、図5のDC−DC変換器は、昇圧用(すなわち、Vin<Vout)であるが降圧用(すなわち、Vin>Vout)に変形することもできる。
分圧回路430は、入力端子および出力端子を持つ。分圧回路430の入力端子は、パワー段110の出力端子と、負荷120と、リファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子とに共通に接続される。分圧回路430の出力端子は、リファレンス電圧発生回路440の第2の制御端子と減算器450の反転入力端子とに共通に接続される。
分圧回路430は、入力電圧(Vout)を所定の分圧比(N)によって分圧することによって出力電圧(Vdiv)を得る。分圧回路430は、出力電圧(Vdiv)をリファレンス電圧発生回路440の第2の制御端子と減算器450の反転入力端子とに印加する。
具体的には、分圧回路430は、抵抗器431(R)および抵抗器432(R)を含む。
抵抗器431(R)の第1の端子は、分圧回路430の出力端子として機能し、抵抗器431(R)の第2の端子に接続される。抵抗器431(R)の第2の端子は接地される。
抵抗器432(R)の第1の端子は、分圧回路430の入力端子として機能する。抵抗器432(R)の第2の端子は、分圧回路430の出力端子として機能し、抵抗器432(R)の第1の端子に接続される。すなわち、抵抗器431(R)および抵抗器432(R)は直列に接続される。
分圧回路430の分圧比Nは、下記数式(5)に示されるように、抵抗器431の抵抗値(R)および抵抗器432の抵抗値(R)に依存する。
Figure 0006262082
リファレンス電圧発生回路440は、第1の制御端子、第2の制御端子および出力端子を持つ。リファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子は、パワー段110の出力端子と、負荷120と、分圧回路430の入力端子とに共通に接続される。リファレンス電圧発生回路440の第2の制御端子は、分圧回路430の出力端子に接続される。リファレンス電圧発生回路440の出力端子は減算器450の非反転入力端子に接続される。
リファレンス電圧発生回路440は、第2の制御端子に印加される電圧(Vdiv)に応じてリファレンス電圧(Vref)を発生する。リファレンス電圧発生回路440は、リファレンス電圧(Vref)を減算器450の非反転入力端子に印加する。
リファレンス電圧発生回路440は、具体的には、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)が第2の閾値電圧(V)に比べて低い第1のフェーズでは第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。なお、この第1の候補電圧(Vref1)は、パワー段110の出力電圧(Vout)そのものである。他方、リファレンス電圧発生回路440は、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)が第2の閾値電圧(V)以上である第2のフェーズでは第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。
図5の例では、リファレンス電圧発生回路440は、リファレンス電圧源442と、スイッチング回路443(SW)と、スイッチ446(SW)と、抵抗器481(R)と、ダイオード482(D)と、コンパレータ483とを含む。
リファレンス電圧源442は、スイッチ446(SW)がONである期間に、パワー段110の出力電圧(Vout)によって駆動され、第2の候補電圧(Vref2)を発生する。具体的には、リファレンス電圧源442は、BGR回路を用いて実装される。第2の候補電圧(Vref2)は、第2のフェーズにおいて、パワー段110の出力電圧(Vout)の変動に関わらず安定したレベルを持つ。
スイッチング回路443(SW)は、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)のレベルに依存して、第1の候補電圧(Vref1)および第2の候補電圧(Vref2)のいずれか一方をリファレンス電圧(Vref)として選択する。具体的には、スイッチング回路443(SW)は、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)が第2の閾値電圧(V)に比べて低ければ、第1の候補電圧(Vref1)を選択する。他方、スイッチング回路443(SW)は、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)が第2の閾値電圧(V)以上であれば、第2の候補電圧(Vref2)を選択する。
スイッチング回路443(SW)は、具体的には、スイッチ471(SW21)とスイッチ472(SW22)とを含む。
スイッチ471(SW21)は、制御端子を持つ。スイッチ471(SW21)の制御端子には、インバータ484の出力電圧が印加され、当該出力電圧に応じてON/OFF動作する。具体的には、スイッチ471(SW21)は、前述の第1のフェーズではリファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子と当該リファレンス電圧発生回路440の出力端子との間を短絡する。他方、スイッチ471(SW21)は、前述の第2のフェーズではリファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子と当該リファレンス電圧発生回路440の出力端子との間を開放する。すなわち、スイッチ471(SW21)は、第1のフェーズにおいて第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)としてリファレンス電圧発生回路440の出力端子に印加する。
スイッチ472(SW22)は、制御端子を持つ。スイッチ472(SW22)の制御端子には、コンパレータ483の出力信号が入力され、当該出力信号に応じてON/OFF動作する。具体的には、スイッチ472(SW22)は、前述の第1のフェーズではリファレンス電圧源442とリファレンス電圧発生回路440の出力端子との間を開放する。他方、スイッチ472(SW22)は、前述の第2のフェーズではリファレンス電圧源442とリファレンス電圧発生回路440の出力端子との間を短絡する。すなわち、スイッチ472(SW22)は、第2のフェーズにおいて第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)としてリファレンス電圧発生回路440の出力端子に印加する。
スイッチ446(SW)は、制御端子を持つ。スイッチ446(SW)の制御端子には、コンパレータ483の出力信号が入力され、当該出力信号に応じてON/OFF動作する。具体的には、スイッチ446(SW)は、前述の第1のフェーズではリファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子とリファレンス電圧源442との間を開放する。すなわち、スイッチ446(SW)は、第2の候補電圧(Vref2)がリファレンス電圧(Vref)として選択されない期間にリファレンス電圧源442への駆動電圧の供給を遮断する。他方、スイッチ446(SW)は、前述の第2のフェーズではリファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子とリファレンス電圧源442との間を短絡する。
抵抗器481(R)は、第1の端子および第2の端子を持つ。抵抗器481(R)の第1の端子は、リファレンス電圧発生回路440の第1の制御端子に接続される。抵抗器481(R)の第2の端子は、ダイオード482(D)のアノードおよびコンパレータ483の反転入力端子に共通に接続される。
ダイオード482(D)は、アノードおよびカソードを持つ。ダイオード482(D)のアノードは、抵抗器481(R)の第2の端子およびコンパレータ483の反転入力端子に共通に接続される。ダイオード482(D)のカソードは接地される。すなわち、抵抗器481(R)およびダイオード482(D)は直列に接続される。
そして、抵抗器481(R)の第2の端子およびダイオード482(D)のアノードの電圧は、前述の第2の閾値電圧(V)として用いられる。ダイオード482(D)のOFF期間では抵抗器481(R)に電流が流れないので、第2の閾値電圧(V)はパワー段110の出力電圧(Vout)に一致する。他方、ダイオード482(D)のON期間では抵抗器481(R)に電流が流れるので、第2の閾値電圧(V)はパワー段110の出力電圧(Vout)に比べて低下する。具体的には、第2の閾値電圧(V)は、パワー段110の出力電圧(Vout)がダイオード482(D)の順方向電圧(V)以上である場合には、当該順方向電圧(V)に概ね固定される。
すなわち、第2の閾値電圧(V)は、下記数式(6)および図6に示されるように整理することができる。
Figure 0006262082
コンパレータ483は、非反転入力端子、反転入力端子および出力端子を持つ。コンパレータ483の非反転入力端子は、分圧回路430の出力端子に接続される。コンパレータ483の反転入力端子は、抵抗器481(R)の第2の端子およびダイオード482(D)のアノードに共通に接続される。コンパレータ483の出力端子は、スイッチ446の制御端子およびインバータ484の入力端子に共通に接続される。
コンパレータ483は、非反転入力端子の電圧(Vdiv)と反転入力端子の電圧(V)とを比較する。コンパレータ483は、非反転入力端子の電圧(Vdiv)が反転入力端子の電圧(V)以上であればハイレベルのディジタル信号に相当する出力信号を生成する。他方、コンパレータ483は、非反転入力端子の電圧(Vdiv)が反転入力端子の電圧(V)よりも低ければローレベルのディジタル信号に相当する出力信号を生成する。
具体的には、前述のようにVout<Vの場合には、Vout/N=Vdiv<V=Voutが成立する。加えて、Vout≧Vであってもパワー段110の出力電圧(Vout)のレベルが比較的低い場合には、Vout/N=Vdiv<V≒Vが成立することがある。これらの場合には、コンパレータ483の出力信号のレベルはローであるから、第1の候補電圧(Vref1)がリファレンス電圧(Vref)として用いられる。
他方、Vout≧Vであって、かつ、パワー段110の出力電圧(Vout)のレベルが比較的高い場合には、V≒V≦Vdiv=Vout/Nが成立する。この場合には、コンパレータ483の出力信号のレベルはハイであるから、第2の候補電圧(Vref2)がリファレンス電圧(Vref)として用いられる。なお、Vout/N=Vdiv=V≒Vが成立する時の、パワー段110の出力電圧(Vout)のレベル(≒N・V)を前述の第1の閾値電圧(Vth)とみなすこともできる。
パワー段110の出力電圧(Vout)とリファレンス電圧(Vref)との関係が図7に例示される。パワー段110の出力電圧(Vout)が第1の閾値電圧(Vth)に比べてかなり低い場合には、リファレンス電圧源442は正常に動作できないので第2の候補電圧(Vref2)のレベルは非常に低い。従って、仮にこのような非常にレベルの低い第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として用いたとすれば、常にVref≦Vdivが成立するため、パワー段110の出力電圧(Vout)を所望のレベルまで上昇させることはできない。
そこで、前述のように、リファレンス電圧発生回路440は、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)が第2の閾値電圧(V)に比べて低い第1のフェーズでは第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。そして、この第1の候補電圧(Vref1)は、第1のフェーズにおいて、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)以上となるように設計される。従って、この第1の候補電圧(Vref1)をリファレンス電圧(Vref)として用いたとすれば、パワー段110の出力電圧(Vout)をリファレンス電圧源442が正常に動作するのに十分なレベルまで上昇させることができる。
さらに、前述のように、分圧回路430の出力電圧(Vdiv)が第2の閾値電圧(V)以上である第2のフェーズでは第2の候補電圧(Vref2)をリファレンス電圧(Vref)として選択する。そして、この2の候補電圧(Vref2)は、第2のフェーズにおいて、パワー段110の出力電圧(Vout)の変動に関わらず安定したレベルを持つ。従って、前述の負帰還制御を通じて、パワー段110の出力電圧(Vout)を安定化させることができる。
インバータ484は、入力端子および出力端子を持つ。インバータ484の入力端子は、リファレンス電圧発生回路440の制御端子に接続される。インバータ484の出力端子は、スイッチ471(SW21)の制御端子に接続される。インバータ484は、コンパレータ483の出力信号を論理反転する。
減算器450は、非反転入力端子、反転入力端子および出力端子を持つ。減算器450の非反転入力端子は、リファレンス電圧発生回路440の出力端子に接続される。減算器450の反転入力端子は、分圧回路430の出力端子に接続される。減算器450の出力端子は、スイッチ制御回路460の入力端子に接続される。
減算器450は、非反転入力端子の電圧(Vref)から反転入力端子の電圧(Vdiv)を減算する。減算器450は、差電圧の符号(正または負)を示す差信号をスイッチ制御回路460へと出力する。
具体的には、減算器450は、コンパレータを用いて実装される。減算器450は、差電圧の符号が正である場合にはハイレベルのディジタル信号に相当する差信号(VCMP)をスイッチ制御回路460へと出力する。他方、減算器450は、差電圧の符号が負である場合にはローレベルのディジタル信号に相当する差信号(VCMP)をスイッチ制御回路460へと出力する。
スイッチ制御回路460は、入力端子および出力端子を持つ。スイッチ制御回路460の入力端子は減算器450の出力端子に接続される。スイッチ制御回路460の出力端子はパワー段110の制御端子に接続される。スイッチ制御回路460は、例えばConstant On回路を用いて実装される。
スイッチ制御回路460は、減算器450から差信号(VCMP)を入力する。スイッチ制御回路460は、差信号(VCMP)に基づいてスイッチ制御信号を生成する。スイッチ制御回路460は、スイッチ制御信号をパワー段110へと出力する。具体的には、差信号(VCMP)のレベルがハイであるならば、スイッチ制御回路460はスイッチ112(SW)のON/OFFを周期的が切り替わるようにスイッチ制御信号を生成する。例えば図8に示されるように、所定のオン期間およびオフ期間を持つパルス信号に相当するスイッチ制御信号(VSW1)が生成される。係るスイッチ制御信号(VSW1)によれば、パワー段110の出力電圧(Vout)は上昇する。他方、差信号(VCMP)がローレベルであるならば、スイッチ制御回路460はスイッチ112(SW)がOFFであり続けるようにスイッチ制御信号(VSW1)を生成する。係るスイッチ制御信号(VSW1)によれば、パワー段110の出力電圧(Vout)は低下する。
以上説明したように、第4の実施形態に係るDC−DC変換器は、特性の異なる複数の候補電圧からリファレンス電圧を適応的に選択する。従って、このDC−DC変換器によれば、DC出力電圧のレベルが微小な場合にも安定的に動作することができる。
また、このDC−DC変換器は、任意の候補電圧がリファレンス電圧として選択されない期間には当該候補電圧への駆動電圧の供給を遮断する。従って、このDC−DC変換器によれば、候補電圧を生成するためのリファレンス電圧源における無駄な消費電流を抑制することができる。すなわち、DC−DC変換器の消費電力が削減されると共にパワー段に含まれるキャパシタを高速に充電することができる。
さらに、このDC−DC変換器は、当該DC−DC変換器の出力電圧をそのまま特定の候補電圧として用いる。従って、このDC−DC変換器によれば、特定の候補電圧を生成するためのリファレンス電圧源が不要となるので、簡略化ならびに消費電力の削減が可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100・・・電圧源
110・・・パワー段
111・・・インダクタ
112,143,245,246,446,471,472・・・スイッチ
113,482・・・ダイオード
114・・・キャパシタ
120・・・負荷
130,430・・・分圧回路
140,240,340,440・・・リファレンス電圧発生回路
141,142,442・・・リファレンス電圧源
150,450・・・減算器
160,460・・・スイッチ制御回路
244,484・・・インバータ
431,432,481・・・抵抗器
443・・・スイッチング回路
483・・・コンパレータ

Claims (5)

  1. 入力電圧を第1の出力電圧に変換するパワー段と、
    複数の候補電圧のうち1つを前記第1の出力電圧のレベルに応じて選択することによってリファレンス電圧を発生する発生回路と、
    前記第1の出力電圧を分圧することによって第2の出力電圧を得る分圧回路と、
    前記リファレンス電圧と前記第2の出力電圧との差電圧を計算する減算器と、
    前記第1の出力電圧のレベルを制御する制御信号を前記差電圧に基づいて生成する制御回路と
    を具備
    前記複数の候補電圧は、第1の候補電圧および第2の候補電圧を含み、
    前記発生回路は、前記第1の出力電圧が第1の閾値電圧に比べて低ければ前記第1の候補電圧を選択し、前記第1の出力電圧が前記第1の閾値電圧以上であれば前記第2の候補電圧を選択し、
    前記発生回路は、前記第1の出力電圧によって駆動されて前記第2の候補電圧を発生する電圧源を含み、
    前記電圧源は、BGR(Band Gap Reference)回路を含み、
    前記電圧源は、前記第1の出力電圧が第1の閾値電圧に比べて低い期間に動作を停止する、
    DC(Direct Current)−DC変換器。
  2. 入力電圧を第1の出力電圧に変換するパワー段と、
    複数の候補電圧のうち1つを前記第1の出力電圧のレベルに応じて選択することによってリファレンス電圧を発生する発生回路と、
    前記第1の出力電圧を分圧することによって第2の出力電圧を得る分圧回路と、
    前記リファレンス電圧と前記第2の出力電圧との差電圧を計算する減算器と、
    前記第1の出力電圧のレベルを制御する制御信号を前記差電圧に基づいて生成する制御回路と
    を具備
    前記複数の候補電圧は、第1の候補電圧および第2の候補電圧を含み、
    前記発生回路は、前記第1の出力電圧が第1の閾値電圧に比べて低ければ前記第1の候補電圧を選択し、前記第1の出力電圧が前記第1の閾値電圧以上であれば前記第2の候補電圧を選択し、
    前記発生回路は、前記第1の出力電圧を前記第1の候補電圧として用いる、
    DC(Direct Current)−DC変換器。
  3. 入力電圧を第1の出力電圧に変換するパワー段と、
    複数の候補電圧のうち1つを前記第1の出力電圧のレベルに応じて選択することによってリファレンス電圧を発生する発生回路と、
    前記第1の出力電圧を分圧することによって第2の出力電圧を得る分圧回路と、
    前記リファレンス電圧と前記第2の出力電圧との差電圧を計算する減算器と、
    前記第1の出力電圧のレベルを制御する制御信号を前記差電圧に基づいて生成する制御回路と
    を具備
    前記発生回路は、ダイオードを含み、
    前記複数の候補電圧は、第1の候補電圧および第2の候補電圧を含み、
    前記発生回路は、前記第2の出力電圧が前記第1の出力電圧および前記ダイオードの順方向電圧に依存する第2の閾値電圧に比べて低ければ前記第1の候補電圧を選択し、前記第2の出力電圧が前記第2の閾値電圧以上であれば前記第2の候補電圧を選択する、
    DC(Direct Current)−DC変換器。
  4. 入力電圧を出力電圧に変換するパワー段と、
    複数の候補電圧のうち1つを前記出力電圧のレベルに応じて選択することによってリファレンス電圧を発生する発生回路と、
    前記リファレンス電圧と前記出力電圧との差電圧を計算する減算器と、
    前記出力電圧のレベルを制御する制御信号を前記差電圧に基づいて生成する制御回路と
    を具備
    前記複数の候補電圧は第1の候補電圧および第2の候補電圧を含み、
    前記発生回路は、前記出力電圧が第1の閾値電圧に比べて低ければ前記第1の候補電圧を選択し、前記出力電圧が前記第1の閾値電圧以上であれば前記第2の候補電圧を選択し、
    前記発生回路は、前記出力電圧によって駆動されて前記第2の候補電圧を発生する電圧源を含み、
    前記電圧源は、BGR(Band Gap Reference)回路を含み、
    前記電圧源は、前記出力電圧が第1の閾値電圧に比べて低い期間に動作を停止する、
    DC(Direct Current)−DC変換器。
  5. 入力電圧を出力電圧に変換するパワー段と、
    複数の候補電圧のうち1つを前記出力電圧のレベルに応じて選択することによってリファレンス電圧を発生する発生回路と、
    前記リファレンス電圧と前記出力電圧との差電圧を計算する減算器と、
    前記出力電圧のレベルを制御する制御信号を前記差電圧に基づいて生成する制御回路と
    を具備
    前記複数の候補電圧は第1の候補電圧および第2の候補電圧を含み、
    前記発生回路は、前記出力電圧が第1の閾値電圧に比べて低ければ前記第1の候補電圧を選択し、前記出力電圧が前記第1の閾値電圧以上であれば前記第2の候補電圧を選択し、
    前記発生回路は、前記出力電圧を前記第1の候補電圧として用いる、
    DC(Direct Current)−DC変換器。
JP2014118911A 2014-06-09 2014-06-09 Dc−dc変換器 Active JP6262082B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014118911A JP6262082B2 (ja) 2014-06-09 2014-06-09 Dc−dc変換器
US14/673,220 US9411351B2 (en) 2014-06-09 2015-03-30 DC-to-DC converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014118911A JP6262082B2 (ja) 2014-06-09 2014-06-09 Dc−dc変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015233373A JP2015233373A (ja) 2015-12-24
JP6262082B2 true JP6262082B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=54769525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014118911A Active JP6262082B2 (ja) 2014-06-09 2014-06-09 Dc−dc変換器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9411351B2 (ja)
JP (1) JP6262082B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6656956B2 (ja) * 2016-03-07 2020-03-04 エイブリック株式会社 スイッチングレギュレータ
US9973085B2 (en) * 2016-07-25 2018-05-15 Stmicroelectronics S.R.L. Output voltage control in overcurrent conditions for switching converters
US10063140B2 (en) * 2016-08-30 2018-08-28 Astec International Limited Control circuits for selectively applying error offsets to improve dynamic response in switching power converters
CN107425718B (zh) * 2017-08-10 2020-02-07 郑州云海信息技术有限公司 一种直流降压调节电路结构
JP6951305B2 (ja) * 2018-08-24 2021-10-20 株式会社東芝 定電圧回路
CN113312745B (zh) * 2021-04-13 2022-08-30 国网西藏电力有限公司经济技术研究院 受控电压源的静态负荷电磁暂态建模电路和建模仿真方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3717492B2 (ja) * 2003-04-16 2005-11-16 ローム株式会社 電源装置
JP2007097326A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Fujitsu Ltd Dc−dcコンバータ、dc−dcコンバータの制御回路及びdc−dcコンバータの制御方法
JP2008035673A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Canon Inc 電源装置
JP2009171670A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Toshiba Corp 電源回路および電源システム
JP5297143B2 (ja) * 2008-10-10 2013-09-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びrfidタグチップ
US8222881B2 (en) * 2010-01-22 2012-07-17 Texas Instruments Incorporated Low-power feedback and method for DC-DC converters and voltage regulators for energy harvesters
JP6000508B2 (ja) * 2010-10-18 2016-09-28 サイプレス セミコンダクター コーポレーション スイッチングレギュレータ
US9018856B2 (en) * 2010-12-11 2015-04-28 Jae Hong Jeong Light emitting diode driver having phase control mechanism
US8890493B2 (en) * 2010-12-29 2014-11-18 Tacettin Isik Highly simplified switching regulator which allows very high switching frequencies
JP5682336B2 (ja) * 2011-01-31 2015-03-11 富士電機株式会社 電源制御用集積回路およびスイッチング電源ならびに電源制御用集積回路の制御方法
JP5792477B2 (ja) * 2011-02-08 2015-10-14 アルプス電気株式会社 定電圧回路
JP5808990B2 (ja) * 2011-09-13 2015-11-10 リコー電子デバイス株式会社 Dc/dcコンバータの制御回路及びdc−dcコンバータ
KR102068653B1 (ko) * 2013-03-13 2020-01-21 삼성전자주식회사 비접촉 ic 카드의 내부 전압 생성기 및 이를 포함하는 비접촉 ic 카드

Also Published As

Publication number Publication date
US9411351B2 (en) 2016-08-09
US20150355654A1 (en) 2015-12-10
JP2015233373A (ja) 2015-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6262082B2 (ja) Dc−dc変換器
US7928715B2 (en) Switching regulator
JP5877074B2 (ja) コンパレータ、それを用いたオシレータ、dc/dcコンバータの制御回路、dc/dcコンバータ、電子機器
US9825524B2 (en) Dynamic control loop for switching regulators
US20140002041A1 (en) Digital low drop-out regulator
JP5274527B2 (ja) Dc−dcコンバータ
US20150028830A1 (en) Current-mode buck converter and electronic system using the same
US8564234B2 (en) Driving circuits, power devices and electric devices including the same
JP6321533B2 (ja) Dc/dcコンバータ
JP6416033B2 (ja) 熱発電装置
JP2010051079A (ja) Dc−dcコンバータおよび制御方法
JP2010011576A (ja) スイッチングレギュレータ
JP2005168169A (ja) 電源回路及びその電源回路の出力電圧変更方法
JP2008228362A (ja) 電源装置
JP5855418B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US9276467B2 (en) Control circuit for DC-DC converter, DC-DC converter, and control method of DC-DC converter
JP2008079448A (ja) 昇圧電源装置
JP2017147787A (ja) 多出力dc−dcコンバータ
JP2015130744A (ja) 電源回路
US8174249B2 (en) Voltage boosting/lowering circuit
JP2010051152A (ja) 電流モード制御型スイッチングレギュレータ
JP5937442B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP4487649B2 (ja) 昇降圧型dc−dcコンバータの制御装置
US10135332B2 (en) DC-DC converter
JP2012239324A (ja) Dc/dc電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6262082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151