JP6261371B2 - コンクリート型枠締付金具及びその製造方法 - Google Patents

コンクリート型枠締付金具及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、コンクリート打設の際のコンクリート型枠工事において、セパレータのねじ部をねじ込んでコンクリート型枠を締め付けるコンクリート型枠締付金具及びその製造方法に関する。
壁や土台などのコンクリート打設の際、コンクリート型枠工事では、コンクリート型枠を所定の間隔に保持するためにセパレータが使用される。セパレータはその端部のねじ部がコンクリート型枠締付金具(フォームタイ(登録商標)と呼ばれることもある。)の円筒部のネジ孔にねじ込まれて固定される(特許文献1〜4参照)。
図3〜図6において、コンクリート型枠締付金具7は、鉄鋼を加工して形成され、円筒部8とこれに続く座金固定部(楔固定部又はねじ固定部)9が一体に形成された長尺材からなる。円筒部8には、セパレータ3のねじ部4と螺合するねじ孔10が形成され、端部にコンクリート型枠1,2に押し付けるフランジ11が形成されている。
図3(a)に示す座金固定部9には、コンクリートの側圧によってコンクリート型枠が変形するのを防ぐための木製の角材や鋼製の丸パイプなどのバタ材18をコンクリート型枠1,2に仮止めする楔19を挿入して嵌合させる楔孔12が長さ方向に沿って形成され、楔1でバタ材18に押さえ付ける。
図3(b)に示すねじ固定部には、ナットを螺合させ、座金16をバタ材18に押さえ付ける。
図4〜図6において、コンクリート型枠1,2は、コンクリート打設面が対向するように両側に設置され、コンクリート型枠1,2には、セパレータ3の両端に形成されたねじ部4が挿通される挿通孔5が穿設されている。セパレータ3は、対向するコンクリート型枠1,2を所定の間隔に保つカップ6を両端近傍に備えるとともに、両端にねじ部4が形成されている。
コンクリート型枠1,2へのセパレータ3の取り付けは、図4に示す例では、セパレータ3のねじ部4をコンクリート型枠1,2の挿通孔5に挿通して外側へ突出させ、挿通孔5から突出させたねじ部4をコンクリート型枠締付金具7のねじ孔10に螺合させてセパレータ3のカップ6とコンクリート型枠締付金具7の基端部のフランジ11との間にコンクリート型枠1,2を挟み込み、締め付ける。こうして、対向して配置されたコンクリート型枠1,2が所定の間隔に保持される。
図5、図6に示す例では、セパレータ3のねじ部4をコンクリート型枠締付金具7のねじ孔10に螺合させてセパレータ3のカップ6とコンクリート型枠締付金具7の基端部のフランジ11との間にコンクリート型枠1,2を挟み込み、締め付ける。
その後、図5に示す例では、座金固定部9の楔孔12に楔19を挿入して嵌合させ楔1で座金を角パイプのバタ材18に押さえ付けてコンクリート型枠1,2に仮止めする。図6に示す例では、ネジ部9にナット20を螺合させ、座金16を丸パイプのバタ材18に押さえ付けてコンクリート型枠1,2に仮止めする。
その後、コンクリート型枠内にコンクリート13を打設し、硬化後にコンクリート表面から突出しているセパレータ3のねじ部4を折断し、コンクリート型枠締付金具7から分離して取り除かれる。
特開2005−023784号公報 特開2010−024640号公報 特開2011−220002号公報 特開2004−324334号公報
前記特許文献に記載されている従来のコンクリート型枠締付金具によりコンクリート型枠にセパレータを取り付ける時、コンクリート型枠締付金具のねじ締めに強い締め付けができる電動工具としてインパクトドライバーを使用する場合がある。
しかしながら、インパクトドライバーは、トルク管理がされていないとトルクが強過ぎて高トルクで締め付けを行ってしまい、その結果、セパレータのカップがコンパネに食い込んだり変形したりしていた。この状態でコンクリートを流し込めば壁厚がマイナスになったり、仕上がり面が波を打ち、強度不足や外観の不良となったりしてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、コンクリート型枠締付金具の円筒部のねじ孔にセパレータのねじ部をねじ込む際に、一定の位置にねじ込まれ、それ以上のねじ込身をできなくする構造のコンクリート型枠締付金具及びこのコンクリート型枠締付金具を簡単に製造することができる製造方法を提供するものである。
本願請求項1の発明は、コンクリート型枠用セパレータの端部のねじ部に螺合させるねじ孔が軸方向に形成されている円筒部を備えたコンクリート型枠締付金具において、前記円筒部の外側がプレス加工されて前記ねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起が形成されていることを特徴とするコンクリート型枠締付金具である。
本願請求項2の発明は、一対の前記突起が対向して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠締付金具である。
本願請求項3の発明は、複数対の前記突起が対向して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠締付金具である。
本願請求項4の発明は、請求項1に記載のコンクリート型枠締付金具の製造方法において、前記円筒部の外側をプレス加工して凹ませてねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起を形成することを特徴とするコンクリート型枠締付金具の製造方法である。
本願請求項5の発明は、前記円筒部の外の対向する箇所をプレス加工して凹ませてねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起を一対形成することを特徴とする請求項4に記載のコンクリート型枠締付金具の製造方法である。
本願請求項6の発明は、前記円筒部の外側の複数箇所をプレス加工して凹ませてねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起を複数対形成することを特徴とする請求項4に記載のコンクリート型枠締付金具の製造方法である。
本発明のコンクリート型枠締付金具は、例えば、コンクリート型枠締付金具のねじ孔にねじ込むセパレータのねじ部を12mmねじ込むことで設定壁厚を確保できるように設計している場合、有効ねじ長さが16mmあるねじ孔を12mmの位置からプレス加工して、ねじを潰して突起を形成することでそれ以上ねじがねじ込まれないようにする。こうすることで締め付けしようとしても一定の位置までしかねじが入らないため、セパレータのカップがコンパネに食い込んだり変形することがなく、その結果、壁厚がマイナスになったり、仕上がり面が波を打ち、強度不足や外観の不良となったりしてしまうということがないので、コンクリート型枠施工を精度よく且つ容易におこなうことができる。
また、本発明のコンクリート型枠締付金具の製造方法により、円筒部をプレス加工することにより容易に突起を形成することができる。
また、本発明の製造方法により、図4、図5に示す従来の円筒部と座金固定部を備えたコンクリート型枠締付金具(フォームタイ)についてもプレス加工により容易にねじ孔内に突起を形成することが可能である。
本発明のコンクリート型枠締付金具のねじ孔を示す一部断面図である。 本発明のコンクリート型枠締付金具にセパレータのねじ部を螺合させた状態を示す一部断面図である。 従来のコンクリート型枠締付金具の全体図で、(a)は楔孔を利用して固定するタイプ、(b)はねじにより固定するタイプである。 従来のコンクリート型枠締付金具でコンクリート型枠にセパレータをセットした状態を示す図である。 従来のコンクリート型枠締付金具を楔で固定した状態を示す一部断面図である。 従来のコンクリート型枠締付金具をナットで固定した状態を示す一部断面図である。
本発明のコンクリート型枠締付金具7は、図3に示す従来のそれと同様に、鉄鋼を加工して形成され、円筒部8とこれに続く楔孔或いはねじが形成された座金固定部9が一体に形成された長尺材からなり、円筒部8のねじ孔10を除いて、従来のコンクリート型枠締付金具7と変わるところはない。
図1に示す本発明のコンクリート型枠締付金具7は、円筒部8には、内面にねじが形成されたねじ孔10が設けられるとともに、端部にはフランジ11が形成されている。ねじ孔10には、セパレータ3の端部に形成されているねじ部4がねじ込まれて接続される。ねじ部4のねじ込みによりフランジ11はコンクリート型枠2に当接し、セパレータ3のカップ6との間でコンクリート型枠2を鋏んで締め付ける。
座金固定部9には、コンクリートの側圧によってコンクリート型枠が変形するのを防ぐための木製の角材や鋼製の丸パイプなどのばた材をコンクリート型枠に仮止めする楔を挿入して嵌合させる楔孔12が長さ方向に沿って形成されている。楔孔に代えて、図3に示すねじを形成してもよい。
本発明のコンクリート型枠締付金具の取付方法は、図3〜図6に示すコンクリート型枠締付金具7の取付方法と同じであるのでその説明は省略する。本発明では、円筒部8のねじ孔10にセパレータ3のねじ部4をねじ込む際、ねじ部4の移動をできなくする突起15がねじ孔10の内面に突出しているので、セパレータ3のねじ部4が所定の距離以上にねじ込まれることがない。その結果、コンクリート型枠を精度よく施工することが可能となる。
次に、本発明のコンクリート型枠締付金具7の製造方法について説明する。
ネジ孔10のねじ込みを阻止する位置に対応する、円筒部8の外側の位置にプレス加工により凹み14を形成することによりねじ孔10の内面に突起15が形成される。
突起15は複数形成するのが好ましく、一対或いは複数対の突起15を対向して形成する場合には、円筒部8の外側を両側から対向してプレス加工することにより形成することができる。
本発明の製造方法により、図4、図5に示す従来の円筒部8と座金固定部9を形成したコンクリート型枠締付金具7についてもプレス加工により容易にねじ孔10内に突起を形成することができる。
1:コンクリート型枠
2:コンクリート型枠
3:セパレータ
4:ねじ部
5:挿通孔
6:カップ
7:コンクリート型枠締付金具
8:円筒部
9:座金固定部
10:ねじ孔
11:フランジ
12:楔孔
13:コンクリート
14:凹み
15:突起
16:座金
17:桟木
18:バタ材
19:楔
20:ナット

Claims (6)

  1. コンクリート型枠用セパレータの端部のねじ部に螺合させるねじ孔が軸方向に形成されている円筒部を備えたコンクリート型枠締付金具において、
    前記円筒部の外側がプレス加工されて前記ねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起が形成されていることを特徴とするコンクリート型枠締付金具。
  2. 一対の前記突起が対向して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠締付金具。
  3. 複数対の前記突起が対向して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠締付金具。
  4. 請求項1に記載のコンクリート型枠締付金具の製造方法において、前記円筒部の外側をプレス加工して凹ませてねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起を形成することを特徴とするコンクリート型枠締付金具の製造方法。
  5. 前記円筒部の外の対向する箇所をプレス加工して凹ませてねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起を一対形成することを特徴とする請求項4に記載のコンクリート型枠締付金具の製造方法。
  6. 前記円筒部の外側の複数箇所をプレス加工して凹ませてねじ孔の内面に前記ねじ部のねじ込みをできなくする突起を複数対形成することを特徴とする請求項4に記載のコンクリート型枠締付金具の製造方法。
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