JP2013011309A - テーパ状のコマ及びテーパ状のコマと母材の結合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 母材に安定して締結可能なテーパ状のコマを提供することにある。また、テーパ状のコマを樹脂材のような部材に締結する結合構造を提供すること。
【解決手段】 円錐台形状を有するテーパ部5と、このテーパ部の拡大側端部に形成されたつば部6とを有するテーパ状のコマ1において、上記テーパ部の最大径は呼び径の1.1倍〜1.7倍に設定した。テーパ状のコマは母材2のテーパ状の穴7に挿入されたとき、当該テーパ状の穴に完全に埋没することなく、つば部がテーパ状の穴の上部に突出した状態で止まり、つば部下面と上記母材の上面との間に所定寸法の空き空間(締めしろ)Sが形成される。この締めしろがなくなる(ゼロになる)ようにテーパ状のコマをさらに押し込むと、コマと母材は緊密に固定され、容易に離れなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、テーパ状のコマ及びテーパ状のコマと母材の結合構造、特に、テーパ状のコマとこれを受け入れるテーパ状の穴を有する母材との間において、一旦結合がなされたら容易に結合解除されない機構を実現するテーパ状のコマ及びテーパ状のコマと母材の結合構造に関する。
従来、樹脂材、金属或いはその他の材料(以下、樹脂材で代表させる)を他の部材と締結する際して、樹脂材にナット等を埋め込む(モールドする)ことにより、他の部材とボルト等を用いて締結する方法があったが、ナットを樹脂モールドする方法では、金型内にセットする作業が必要となり作業性が悪いという問題を解消するため、テーパ状のコマとテーパ状の穴を有する母材とを結合するという結合構造が開発された。そのようなテーパ状のコマと母材の結合構造としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特開2002−130239号公報
しかしながら、従来開発されたテーパ状のコマと母材の結合構造にあっては、テーパ状のコマを母材のテーパ状の穴に挿入した場合、組み合わせによっては、樹脂材によるテーパ状のコマの締め付け力が充分でなく、テーパ状のコマが緩み始めるという問題があった。
本発明の目的は、母材に安定して締結可能なテーパ状のコマを提供することにある。また、テーパ状のコマを樹脂材のような部材に締結する結合構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマにおいて、上記テーパ部の最大径は呼び径(M8の場合はφ8をいう)の1.1倍〜1.7倍に設定したものである。かかる構成により、テーパ状のコマは母材のテーパ状の穴に挿入されたとき、当該テーパ状の穴に完全に埋没することなく、つば部がテーパ状の穴の上部に突出した状態で止まり、つば部下面と上記母材の上面との間に所定寸法の空き空間(締めしろ)が形成される。この締めしろがなくなる(ゼロになる)ようにテーパ状のコマをさらに押し込むと、コマと母材は緊密に固定され、容易に離れなくなる。
本発明はまた、外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有し、中心部に、呼び径が1.2ミリメートル以上、2ミリメートル以下のねじ通し穴を有するテーパ状のコマにおいて、上記テーパ部の最大径は3ミリメートル以下に設定したものである。かかる構成によっても、テーパ状のコマは母材のテーパ状の穴に挿入されたとき、当該テーパ状の穴に完全に埋没することなく、つば部がテーパ状の穴の上部に突出した状態で止まり、つば部下面と上記母材の上面との間に所定寸法の空き空間(締めしろ)が形成される。この締めしろがなくなる(ゼロになる)ようにテーパ状のコマをさらに押し込むと、コマと母材は緊密に固定され、容易に離れなくなる。
本発明はまた、外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマと、当該テーパ状のコマを受け入れるテーパ状の穴を有する母材との結合構造において、上記テーパ状のコマを上記母材のテーパ状の穴に挿入して上部から300グラムの外力を加えた状態で、上記テーパ状のコマのつば部下面と上記母材の上面との間に0.1ミリメートル〜3.0ミリメートルの空き空間が形成されることを特徴とするテーパ状のコマとテーパ状の穴を有する母材との結合構造としたものである。かかる構成によっても、テーパ状のコマは母材のテーパ状の穴に挿入されたとき、当該テーパ状の穴に完全に埋没することなく、つば部がテーパ状の穴の上部に突出した状態で止まり、つば部下面と上記母材の上面との間に所定寸法の空き空間(締めしろ)が形成される。この締めしろがなくなる(ゼロになる)ようにテーパ状のコマをさらに押し込むと、コマと母材は緊密に固定され、容易に離れなくなる。
本発明の第1の実施の形態によるテーパ状のコマの構成例、及びテーパ状の穴を有する母材にテーパ状のコマを挿入・締結する方法(或いは手順)を示す断面正面図である。 図1においてテーパ状のコマのテーパ部の縮小側端部を、母材のテーパ穴に挿入する途中の状態を示す断面正面図である。 前記第1の実施の形態によるテーパ状のコマの取付け相手部材への締結状態を示す部分断面である。 前記第1の実施の形態によるテーパ状のコマの取付け相手部材への締結状態を示す、図3のW−W断面図である。 本発明の第2の実施の形態において用いられるワッシャの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第2の実施の形態によるテーパ状のコマの取付け相手部材への締結状態を示す部分断面である。 本発明の第3の実施の形態において、テーパ状のコマを母材のテーパ穴に挿入し、締め込み操作を開始する前の状態を示す断面正面図である。 本発明の第3の実施の形態において、テーパ状のコマの取付け相手部材への締結状態を示す断面正面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施の形態によるテーパ状のコマ及びテーパ状のコマと母材の結合構造について説明する。
図1は、本実施形態によるテーパ状のコマの構成例、及びテーパ状の穴を有する母材にテーパ状のコマを挿入・締結する方法(或いは手順)を示す断面正面図である。図1において、符号1はテーパ状のコマ、2は母材、3は簿材料2に開けられたテーパ状の穴(以下、テーパ穴という)を示す。図1に示されているように、テーパ穴3を有する母材2の段付き部4の側に、テーパ状のコマ1が配置され、テーパ穴3の内部に挿入される。テーパ状のコマ1は、テーパ部5と、つば部6を備えている。テーパ部5は、その外側表面が円錐台形状を有しており、その先端部の直径をD1とすると、つば部6が形成される側の端部(基端部)の直径D2は、D2>D1となるよう漸次拡径している。なお、テーパ状のコマ1及び母材2の材質については、特に限定はなく、金属、合成樹脂、ゴム、繊維材料、何でもよい。例えばテーパ状のコマはステンレス材料で製作され、母材はアルミニウム等の非鉄金属、或いは合成樹脂材料から製作されるなどの例が考えられる。
テーパ部5について、テーパ部5の最大径は呼び径の1.1倍〜1.7倍に設定されている。すなわち、テーパ部5が、基本的に、1/20のテーパ値を有しているものとし、基本形の具体的一例を挙げると、先端部の直径D1が8.7mmφ、つば部6が形成される側の端部の直径(最大径)D2が9.0mmφ、テーパ状のコマ1の全長L1が、例えば、12mm、テーパ部5の長さL2が11mmである。本実施の形態の場合は、テーパ部5の最大径はこの基本形とは異なり、呼び径の1.1倍〜1.7倍に設定されることにより、上記の基本形の場合よりやや大きな最大径を有している。
また、テーパ状のコマ1の中心部に、呼び径が1.2ミリメートル以上、2ミリメートル以下のねじ通し穴を有する場合は、テーパ部5の最大径は3ミリメートル以下に設定されることが好ましい。さらに、テーパ状のコマ1の中心部に、呼び径が1.2ミリメートル未満のねじ通し穴を有する場合は、上記テーパ部の最大径は2ミリメートル以下に設定されることが好ましい。
つば部6は、テーパ部5の拡大側の端部に形成され、テーパ部5に対して突出して形成されている。つば部6の直径D3は拡大側の端部の直径よりもさらに大きな寸法を有するよう、D3>D2となっており、つば部6は、テーパ部5の中心軸方向に対して直交する方向に延在している。図1に示された例では、例えば、つば部6の直径D3は、10.0mmφである。また、テーパ状のコマ1の全長L1が、例えば、12mmの場合、テーパ部5の長さL2は11mmであり、つば部6の厚さL3は1mmである。
他方において、母材2のテーパ穴3には上記基本形に対応するテーパ部7が形成されている。従って、テーパ状のコマ1のテーパ部5の縮小側端部を、母材2のテーパ穴3に落とし込むと、テーパ部5の端部は、テーパ穴3に軽く挿入された状態となる。図2は、図1においてテーパ状のコマ1のテーパ部5の縮小側端部を、母材2のテーパ穴3に挿入する途中の状態を示す断面正面図である。図2に示されるように、テーパ状のコマ1はテーパ状の穴に完全に埋没することなく、つば部がテーパ状の穴の上部に突出した状態で止まり、つば部下面と上記母材の上面との間に所定寸法の空き空間(締めしろ)Sが形成される。
次に、テーパ状のコマ1のつば部6側からハンマー等によって力Fを加えることにより、図2〜図3に示すように、テーパ状のコマ1は、母材2のテーパ穴3に挿入せしめられ、締めしろSがなくなる(ゼロになる)とともに、テーパ穴3のテーパ部と、テーパ状のコマ1のテーパ部5が噛み合い、テーパ状のコマ1は、母材2に緊密に固定され、容易に離れなくなる。テーパ状のコマ1は、穴9の内壁に雌ねじ8(図4参照)が形成されていてもよい。
図3及び図4は、本実施形態によるテーパ状のコマの部材への締結状態を示しており、図3は部分断面を示す正面図であり、図4は図3のW−W断面図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図3に示すように、テーパ状のコマ1は、テーパ部5と、つば部6を備えており、母材2内に埋め込まれる。テーパ状のコマ1の母材2内への埋め込みは、上記のようにハンマー等による打撃、或いはプレス装置による圧入操作によって行うことができるが、他方において、テーパ状のコマ1に開けられた穴9(図4参照)にボルトなどの締結部材を通すとともに、母材2の下側にネジ穴を有する基材を配置し、ボルトを基材のネジ穴にねじ込むことにより、結合操作にともなってテーパ状のコマ1の母材2内への埋め込みが行われるようにしてもよい。
図5及び図6は本発明の第2の実施の形態を説明する図である。図5及び図6において、符号10はワッシャを示す。このワッシャ10は、図5に示されるように、全体としてリング形状を有し、リング体の一部に切欠き11を有し、さらに、切欠き11に接する端面にはリング面に対して略直角方向へ曲がって延びる突起部12を有している。図6において、符号13はテーパ状のコマを表す。14はテーパ状のコマ13のつば部であり、15はテーパ状のコマ13のテーパ部である。また、テーパ状のコマ13には、その下端から上方へ、中心軸に沿って延びるネジ穴が形成されている。16は母材であり、母材16の下側には当該母材16に結合される基材17が配置されている。母材16にはテーパ穴18が貫通して形成されている。基材17には、母材16のテーパ穴18に対応する部位にボルト20を挿通するためのねじ通し穴19が開けられている。テーパ状のコマ13のテーパ部15と母材13のテーパ穴18との関係は、上記第1の実施の形態で説明したのと同様の関係を有する。
この実施の形態においては、例えば、テーパ状のコマ13がステンレスにより製作され、母材16が例えばテフロン(登録商標)などの合成樹脂材料から成る場合に、テーパ状のコマ13をボルト20などにより母材16に挿入するときに起こり得る不都合を解決するために改良を加えたものである。上記不都合とは、前者が金属材料であり後者が合成樹脂材料であるために、テーパ状のコマ13を母材16にねじ込みにより挿入(或いは圧入)したときに、金属と合成樹脂との境界面で空回りするなどの現象が発生し得ることを指す。
この問題を解決するために、本実施の形態では、上記ワッシャ10を用いる。そして、テーパ状のコマ13を母材16にボルトのねじ込みにより圧入するに際し、先ずワッシャ10をテーパ穴18の中に(厳密にはテーパ穴18の上部に設けられた段状窪みの上に)、突起部12が下方へ向くようにして設置し、その後テーパ状のコマ13をテーパ穴18の中に挿入する。次に、ボルト20を基材17の下側からねじ通し穴19を通して挿通し、テーパ状のコマ13のネジ穴に螺合させてボルト20により締め込み操作を開始する。これにより、ボルト20を締め込むにしたがって、ワッシャ10はテーパ状のコマ13のつば部14とテーパ穴18の段部22によって挟まれ、突起部12がテーパ穴18の段部22に当接する。その状態でなおもボルト20を締め込むと突起部12がテーパ穴18の段部22において母材16に食い込んで固定される。これによりテーパ状のコマ13とワッシャ10との間で締め付けが行われて空回りは生じない。
図7及び図8は本発明の第3の実施の形態を説明する図である。図7及び図8において、符号23はテーパ状のコマを表す。24はテーパ状のコマ23のつば部であり、25はテーパ状のコマ23のテーパ部である。テーパ状のコマ23の下端部分(テーパ部25の下側)には筒構造のカラー部33が、テーパ部25と一体的に設けられている。また、テーパ状のコマ23には、カラー部33からコマ本体にかけて上下方向に延びるネジ穴が形成されている。26は母材であり、母材26の下側には当該母材26に結合される基材27が配置されている。母材26にはテーパ穴28が形成されている。テーパ状のコマ23のテーパ部25と母材26のテーパ穴28との関係は、上記第1の実施の形態で説明したのと同様の関係を有する。基材27にはテーパ状のコマ23のカラー部33を受け入れるためのコマ収容穴29が開けられている。
この実施の形態においては、例えば、テーパ状のコマ23がステンレスにより製作され、母材26が例えばテフロン(登録商標)等の合成樹脂材料により製作され、また、基材27がゴムなどの弾性材料から成る場合に、テーパ状のコマ23を、基材27の下側からねじ込んだボルト30などの締め付け作用により母材26に挿入(或いは圧入)しつつ母材26を基材27に取り付け固定するときに起こり得る不都合を解決するために改良を加えたものである。上記不都合とは、上記テーパ状のコマ23が金属材料であり、母材26が合成樹脂材料であり、また、基材27がゴムなどの弾性材料であるために、テーパ状のコマ23を母材26にねじ込みにより挿入したときに、基材27が変形自在であるために限りなく圧縮され、確実な締め付けが行えない、すなわち、強力な締め付け力が得られないなどの現象が発生し得ることを指す。
この問題を解決するために、この第3の実施の形態では、テーパ状のコマ23の下端部分にカラー部33が設けられる。そして、テーパ状のコマ23を母材26にボルト30のねじ込みにより圧入するに際し、テーパ状のコマ23を母材26のテーパ穴28の中に挿入してボルト30を基材27の下側からテーパ状のコマ23のネジ穴に螺合させ、ボルト30により締め込み操作を開始する。図7の状態はボルト30により締め込み操作を開始する前の状態であり、このときはテーパ状のコマ23の下端は基材27の下端から上方へ上がった位置にある。図7において、締め込み操作を開始する前の母材26の上面から基材27の下面までの寸法(全体厚さ寸法)をL4とし、テーパ状のコマ23のつば部24の上面からテーパ状のコマ23の下端(カラー部33の先端)までの寸法をL5とすると、
L4−L5=S2
が本実施の形態における締めしろである。なお、この場合、母材26の上面とテーパ状のコマ23のつば部24の上面とは、実質的に同じレベル(高さ位置)にあるものとする。
そして、図7の状態からボルト30を締め込んでいくにしたがって、テーパ状のコマ23のつば部24下面が母材26のテーパ穴28の上部に設けられた段状窪みの肩部31に当接してテーパ状のコマ23が母材26のテーパ穴28内に圧入固定される。その状態でなおもボルト30を締め込むと、ゴム材などでできた基材27はボルト30の締め付け力により圧縮せしめられる。そして最後に、図8に示されるように、ボルト30の頭部下面32がテーパ状のコマ23のカラー部33の先端に突き当たり、締めしろS2がなくなる(ゼロになる)とともにボルト30とテーパ状のコマ23との結合による強力な締め付け力が得られる。さらに、テーパ穴28のテーパ部と、テーパ状のコマ23のテーパ部25が噛み合い、テーパ状のコマ23は、母材26に緊密に固定され、容易に離れなくなる。このとき、基材27下面のボルト30挿入部分には当該基材27が圧縮されたことによる凹み34が形成される。
本発明によれば、外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマにおいて、上記テーパ部の最大径は呼び径の1.1倍〜1.7倍に設定したことにより、母材に安定して締結可能なテーパ状のコマを提供され、有用な結合が得られる。
1、13、23 テーパ状のコマ
2,16,26 母材
3,18,28 テーパ穴
4 段付き部
5、15、25 テーパ部
6、14、24 つば部
7 テーパ部
8 雌ねじ
9 穴
10 ワッシャ
11 切欠き
12 突起部
17、27 基材
19 ねじ通し穴
20、30 ボルト(締結部材)
22 段部
29 コマ収容穴
31 肩部
32 頭部下面
33 カラー部
34 凹み

Claims (6)

  1. 外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマにおいて、
    上記テーパ部の最大径は呼び径の1.1倍〜1.7倍に設定されていることを特徴とするテーパ状のコマ。
  2. 外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有し、中心部に、呼び径が1.2ミリメートル以上、2ミリメートル以下のねじ通し穴を有するテーパ状のコマにおいて、
    上記テーパ部の最大径は3ミリメートル以下に設定されていることを特徴とするテーパ状のコマ。
  3. 外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有し、中心部に、呼び径が1.2ミリメートル未満のねじ通し穴を有するテーパ状のコマにおいて、
    上記テーパ部の最大径は2ミリメートル以下に設定されていることを特徴とするテーパ状のコマ。
  4. 外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマと、当該テーパ状のコマを受け入れるテーパ穴を有する母材との結合構造において、
    上記テーパ状のコマを上記母材のテーパ穴に挿入して上部から300グラムの外力を加えた状態で、上記テーパ状のコマのつば部下面と上記母材の上面との間に0.1ミリメートル〜3.0ミリメートルの空き空間が形成されることを特徴とするテーパ状のコマとテーパ穴を有する母材との結合構造。
  5. 外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマと、当該テーパ状のコマを受け入れるテーパ穴を有する母材との結合構造において、
    上記テーパ状のコマを上記母材のテーパ穴に挿入するに際して、上記テーパ状のコマと上記母材との間に、突起を有するワッシャを当該突起が母材に当接するように介装し、また、上記テーパ状のコマと上記母材とを締結部材により締め付け結合させ、上記ワッシャの突起部を母材に食い込み固定することを特徴とするテーパ状のコマとテーパ穴を有する母材との結合構造。
  6. 外側表面が円錐台形状を有するテーパ部と、このテーパ部の拡大側端部に形成され、上記テーパ部に対して半径方向外方へ突出して形成されたつば部とを有するテーパ状のコマと、当該テーパ状のコマを受け入れるテーパ穴を有する母材と、当該母材の、上記テーパ状のコマとは反対側に設けられた基材との結合構造において、
    上記テーパ状のコマの下端部に筒構造のカラー部を設け、上記テーパ状のコマを上記母材のテーパ穴に挿入し、また、上記テーパ状のコマと上記母材及び基材とを締結部材により締め付け結合させ、上記カラー部により締結作用を受けて、上記締結部材による締め付け力を獲得することを特徴とするテーパ状のコマとテーパ穴を有する母材及び基材との結合構造。
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