JP3183487U - 軸力表示座金付ナット - Google Patents

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Abstract

【課題】座金本来の機能を損なうことなく所定の軸力で締め付けが行われたかどうかを目視によって簡単容易に確認できる軸力表示座金付ナットを提供する。
【解決手段】軸力表示座金3を、中心部にカシメ用貫通孔31を有する円板状の座金本体30と、座金本体30の外周下部に径方向に膨出しながら軸方向外方に突出するよう一体連設されかつ先端側に至るほど次第に大径となる内面テーパーで筒状の変形突起部32とから構成する。座金本体30を、使用するボルトのボルト強度とボルト径に基づく設計軸力以上の硬度を有するように形成し、ナット2のボルトへの締結時、変形突起部32を、座金本体30の外周端から外方にはみ出すように拡径変形させると共に上記設計軸力がかかった時点で座金本体30の底面と面一になるよう強度設定した。
【選択図】図1

Description

本考案は、ボルトと共に被締結体の締結に用いられる軸力表示座金付ナットに関する。
従来、座金付ナットとしては、例えばナットの座面下部に環状の平座金或いは環状のワッシャーをカシメにて回転自由に一体的に係着された構成となっている。
そして、この座金付ナットとボルトにより被締結体を締結するときには、例えば被締結体に挿通したボルトに、上記平座金或いはワッシャーを被締結体に当接させる状態でナットを締め付けることにより、ナットで平座金或いはワッシャーを被締結体に押し付け、その押し付け力による締付抵抗で緩み止めを行うようにしている。
ところが、上記した座金付ナットのように、単にナットの平座金或いはワッシャーを介する被締結体への押し付けによる緩み防止構造では、トルクレンチを用いたり或いは普通の締付治具を用いたりして締結作業を行う場合、トルク係数などによりナットの締め付けによる軸力にバラツキがあり、常に安定した締め付け軸力を得ることができないものであった。そのため、ナットによる締め付けが弱いと振動や何らかの外力がかかった場合に、ゆるみが発生するといった重大な問題があった。また、ナットを仮止めしたまま本締めを忘れたようなとき、これを目で見て確認しづらい問題も有していた。
そこで、本考案は、座金本来の機能を損なうことなく所定の軸力で締め付けが行われたかどうかを目視によって簡単容易に確認することができる軸力表示座金付ナットの提供を課題とする。
上記した問題を解決するため、本考案は、ねじ孔を有するナットと、ナットの座面下部にカシメにて回転自由に一体的に係着される軸力表示座金とを備えた軸力表示座金付ナットであって、軸力表示座金が、中心部にカシメ用貫通孔を有する円板状の座金本体と、座金本体の外周下部に径方向に膨出しながら軸方向外方に突出するよう一体連設されかつ先端側に至るほど次第に大径となる内面テーパーで筒状の変形突起部とからなる一方、座金本体が、使用するボルトのボルト強度とボルト径に基づく設計軸力以上の硬度を有するように形成され、かつ、ナットのボルトへの締結時、変形突起部は、座金本体の外周端から外方にはみ出すように拡径しながら変形すると共に上記設計軸力がかかった時点で座金本体の底面と面一になるように強度が設定されていることを特徴とする。
本考案の軸力表示座金付ナットによれば、上記した構成により、その締結時、使用するボルトのボルト強度とボルト径に基づく設計軸力にて、内面テーパーで筒状の変形突起部が、座金本体の外周端から外方にはみ出して座金本体の底面と面一になるように変形するのであり、その結果、その変形度合い(はみ出し度合い)から所定の軸力で締め付けが行われたかどうかを目視により簡単容易に確認することができる。また、変形突起部は、座金本体の外周下部に径方向に膨出しながら軸方向外方に突出するよう一体連設されているので、上記締め付け時には、座金本体が変形することがなく変形突起部のみが独立した形で変形するので、座金本来の機能が阻害されるといったことはない。その上、後日において所定の軸力で締め付けが行われているかどうかを、チェックする際にも、変形突起部の目視によるチェックにより簡単容易にかつ迅速に行うことができる。
本考案に係る軸力表示座金付ナットの一部切欠正面図である。 同軸力表示座金の縦断面図である。 同軸力表示座金の底面図である。 締結状態を示す一部切欠正面図である。
以下本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜図3は、本考案の軸力表示座金付ナット1を示し、この軸力表示座金付ナット1は、中心部にねじ孔21を有するナット2と、ナット2の座面下部にカシメにて回転自由に一体的に係着された軸力表示座金3とを備えている。
ナット2は多角形状(図では六角形状)で、その座面下部におけるねじ孔21周りにカシメ用の筒状突部22が一体に連設されている。また、軸力表示座金3は、中心部にカシメ用貫通孔31を有する円板状の座金本体30と、座金本体30の外周下部に径方向に膨出しながら軸方向外方に突出するよう一体連設されかつ先端側に至るほど次第に大径となる内面テーパーで筒状の変形突起部32とからなる。
座金本体30は、使用するボルト(後述する)のボルト径(たとえばM12 M16 M20等)とそのボルト強度(8.8 10.9 12.9等)とに基づく設計軸力以上の硬度を有するようにその材質が適宜選択されると共に、中間径、孔径、厚みが形成されている。
そして、軸力表示座金付ナット1のボルトへの締結時、軸力表示座金3の変形突起部32は、座金本体30の外周端から外方にはみ出すように拡径しながら変形すると共に上記設計軸力がかかった時点で座金本体30の底面と面一になるように強度が設定されている。ここで、変形突起部32の変形は、塑性変形或いは弾性変形のいずれであってもよい。また、座金本体30のカシメ用貫通孔31には、上記ナット2のカシメ用の筒状突部22が座金本体30の底面から下方に突出することなくカシメ止めされている。
使用に際しては、例えば図4に示すように、軸力表示座金3の変形突起部32を下側にした状態で軸力表示座金付ナット1を、被締結体4に挿通されたボルト5にねじ込んで仮止めし、その後、電動レンチ(図示せず)などにより締め付けて締結する。その締め付け時、軸力表示座金3の変形突起部32が座金本体30の外周端から外方にはみ出すように拡径しながら変形することになる。そして、変形突起部32は、上記設計軸力がかかった時点で図4に示すように座金本体30の底面と面一になり、その変形を完了する。その結果、その変形度合い(はみ出し度合い)から所定の軸力で締め付けが行われたかどうかを目視により簡単容易に確認することができる。
また、変形突起部32は、座金本体30の外周下部に径方向に膨出しながら軸方向外方に突出するよう一体連設されているので、上記締め付け時には、座金本体30が変形することがなく変形突起部32のみが独立した形で変形し、これにより座金本来の機能が阻害されるといったことはない。その上、後日において所定の軸力で締め付けが行われているかどうかをチェックする際にも、変形突起部32の目視によるチェックにより簡単容易にかつ迅速に行うことができる。
また、軸力表示座金3の変形突起部32の形状としては、図2、3に示すように内面テーパーの円筒形状とする他、たとえば変形突起部32を等角度で複数個に分割し、その分割変形突起部を周方向に断続的に設けたものであってもよい。
1 軸力表示座金付ナット
2 ナット
22 筒状突起部
3 軸力表示座金
31 カシメ用貫通孔
32 変形突起部

Claims (1)

  1. ねじ孔を有するナットと、ナットの座面下部にカシメにて回転自由に一体的に係着される軸力表示座金とを備えた軸力表示座金付ナットであって、軸力表示座金が、中心部にカシメ用貫通孔を有する円板状の座金本体と、座金本体の外周下部に径方向に膨出しながら軸方向外方に突出するよう一体連設されかつ先端側に至るほど次第に大径となる内面テーパーで筒状の変形突起部とからなる一方、座金本体が、使用するボルトのボルト強度とボルト径に基づく設計軸力以上の硬度を有するように形成され、かつ、ナットのボルトへの締結時、変形突起部は、座金本体の外周端から外方にはみ出すように拡径しながら変形すると共に上記設計軸力がかかった時点で座金本体の底面と面一になるように強度が設定されていることを特徴とする軸力表示座金付ナット。
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