JP6261272B2 - 音楽練習装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メトロノーム機能と調律機能を有し、楽器練習や声楽練習等を支援する音楽練習装置に関する。
従来のメトロノームとして、振り子の腕に固定錘と可動錘が設けられ、ゼンマイを動力源とし、その錘のバランスにより一定周期で回動運動する実体振り子の機械式メトロノームが利用されてきた。ゼンマイ式のメトロノームが一定時間経過すると停止するため、ステッピングモータを使用して指示棒を往復回動するメトロノームが提案されている(例えば特許文献1)。ステッピングモータは、所望の方向に、所望の角度だけ、所望の動作速度で軸を回転させることが可能なため、メトロノーム以外の用途にも適している。また、ステッピングモータを用いたメトロノームの場合、原点センサにより指示棒が原点位置にあることを検出して、指示棒の回動を開始する。
特開2008−203035号公報
原点センサがフォトマイクロセンサ等で構成される場合、原点センサの検出精度や検出を判断するための構成によって、原点センサの検出は誤差範囲を有する。この誤差範囲が原点センサの検出範囲であるため、指示棒が原点センサの検出範囲内に存在するときは、原点センサにより指示棒が原点位置にあると検出される。すなわち誤差を含んだ位置に原点が設定されてしまうので、指示棒を原点位置に合わせてから回動を開始する場合、回動を開始する位置がずれてしまう可能性が高い。これでは、指示棒を正確に回動することができない。特に、指示棒を回動する開始前に、原点センサにより指示棒が原点位置にあることを検出される場合、原点センサの検出範囲のどの位置に存在するか不明である。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、指示棒を容易かつ正確に原点位置に配置し、指示棒が正確に回動する音楽練習装置を提供すること目的とする。
本発明は、指示棒の往復回動を制御する制御部と、前記指示棒の回動範囲において前記指示棒がそれぞれ異なる所定位置に存在することを検出する少なくとも2つ以上のセンサと、を有し、前記センサのうちの1つのセンサが、前記指示棒の回動範囲における1つの前記所定位置に存在しないことを検出する場合はいずれかの前記センサが1つの前記所定位置とは異なる前記所定位置に前記指示棒が存在することを検出するように配置され、前記指示棒が前記回動範囲のうち1つの前記所定位置に存在しないと1つの前記センサが検出する場合、前記制御部は、前記指示棒を1つの前記所定位置に向かう方向に回動するとともに、いずれかの前記センサの検出状態が切替わる検出位置を基準として前記指示棒を原点位置に配置することを特徴とする。
また、前記センサは、前記回動範囲の中心部に対して一方の側の前記所定位置に存在することを検出する第1のセンサと、前記回動範囲の中心部に対して他方の側の第2の所定位置に存在することを検出する第2のセンサと、を有し、1つの前記所定位置は、前記第1の所定位置又は前記第2の所定位置のうち一方の所定位置であってもよい。
また、前記検出位置と前記原点位置とは異なる位置であり、前記検出位置を基準として前記指示棒を前記原点位置まで回動してもよい。
また、前記原点位置は、前記回動範囲の回動端であってもよい。
また、テンポ情報を入力する操作部を有し、前記制御部は、前記指示棒を前記テンポに対応して往復回動してもよい。
本発明によれば、前記指示棒を原点位置に配置する際、指示棒を容易かつ正確に原点位置に配置することができる。
本実施の形態に係る音楽練習装置1の機能ブロック構成図である。 音楽練習装置1の外観を示す図である。 指示棒2の動作機構を示す正面図である。 指示棒2の動作機構を示す側面図である。 指示棒2の動作態様を示す図である。 指示棒2が回動する際の振り角度の説明図である。 原点検出センサ3の設置位置の説明図である。 センサの例を示す図である。 動作開始時の指示棒の開始位置配置処理の流れの一例を示すフローチャートである。 動作開始時の指示棒の開始位置配置の動作の一例を示す図である。 動作開始時の指示棒の開始位置配置の動作の一例を示す図である。 指示棒の待機位置配置処理の流れを示すフローチャートである。 指示棒の待機位置配置処理の動作を示す図である。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係る音楽練習装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
図1は、本発明の本実施の形態に係る音楽練習装置1の機能ブロック構成を示す図である。図2は、音楽練習装置1の外観を示す図である。図3は、指示棒2の動作機構を示す正面図であり、図4は指示棒2の動作機構を示す側面図である。
図1に示すように、音楽練習装置1は、指示棒2、原点検出センサ3(センサ)、回転運動変換部4、ステッピングモータ5、ステッピングモータ駆動部6、制御部7、記憶部8、操作部9、表示部10、スピーカ駆動部11、スピーカ12等から構成される。
制御部7は、ステッピングモータ駆動部6、ステッピングモータ5、回転運動変換部4を介して指示棒2の往復回動を制御する。また、制御部7は、マイコン等であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/Oポート等で構成される。制御部7のCPUは、ROM等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、ステッピングモータ駆動部6、原点検出センサ3、記憶部8、操作部9、表示部10、スピーカ駆動部11、スピーカ12の動作を制御し、後述する各種処理を実現する。
図2に示すように、指示棒2は盤13上を左右に回動することによって拍子を刻む指針である。指示棒2の回動周期等は、操作部9から音楽練習者等の入力を受け付けることによって設定される。
音楽練習装置1に指示を与える操作部9は音楽練習装置1の筐体に備え付けられている複数のスイッチ等である。なお、操作部9は、音楽練習装置1の筐体とは別体のリモコン操作機からの指示信号を受信し、その指示信号を制御部7に伝えるインターフェース機能を果たすものであってもよい。
制御部7は、操作部9からの入力を受け付けて設定テンポに応じた駆動パルス送出タイミングを算出し、そのタイミングで後述するタクト回動制御処理に従ってステッピングモータ駆動部6を制御する。
記憶部8は、ROM、RAM、ハードディスクなどであり、制御部7が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、操作部9によって入力されたデータ等が格納される。
表示部10は、操作情報、操作部9によって入力されたデータ、現在の設定状況等を表示する。音楽練習装置1が指示棒2を回動し、メトロノームとして動作する場合、表示部10は、例えば、現在演奏中の拍子等を表示することが可能である。
スピーカ駆動部11は、操作部9を通じて設定されているテンポ情報など指示棒2の回動タイミングと関連した情報が入力され、スピーカ12に出力する。スピーカ12は、スピーカ駆動部11から出力された拍子を刻む拍音等を発音する。また、スピーカ12は、「操作部9を通して指示入力が受け付けられた」、「動作エラーが検出された」、ということ等を音声でも通知可能としている。
ステッピングモータ駆動部6は、駆動パルスを発生し、駆動パルスをステッピングモータ5に入力し、ステッピングモータ5を回転運動する。回転運動変換部4は、ステッピングモータ5の回転運動を伝達する歯車を有する。そして、指示棒2は、被検出部21を有し、回転運動変換部4に固定され、伝達された回転運動により回動する。
図3、図4に示す通り、ステッピングモータ駆動部6はパルス信号を発生し、ステッピングモータ5を時計回りあるいは反時計回りに回転運動する。ステッピングモータ5の回転運動は、複数の歯車から構成される回転運動変換部4により減速され、トルク変換される。回転運動変換部4は通常ギアボックスの形態で実現される。そして回転運動変換部4の出力軸にねじ等の固定部14によって固定支持された指示棒2に伝達され、指示棒2を回動させる。
原点検出センサ3は、指示棒2の回動範囲において指示棒2が所定位置に存在することを検出する。また原点検出センサ3は、少なくとも2つ以上で構成される。それぞれの原点検出センサ3は、指示棒2が異なる所定位置に存在することを検出する。
次に、指示棒2の回動の動作態様を説明する。図5は、指示棒2の動作態様を示す図である。図6は、指示棒2が回動する際の振り角度の説明図である。
図5に示すように指示棒2は回動範囲左端“LO”と回動範囲右端“RO”の間でステッピングモータ5の往復回転運動に従い、右方向と左方向への往復回動を規定の周期で繰り返すように制御される。図5、図6の点線は、LO及びROを示す。なお、本実施形態において、LO及びROは原点位置として規定されている。
図6に示すように指示棒2の振り角度はステッピングモータ5の構造とステッピングモータ5に入力される駆動パルスの数と、回転運動変換部4により規定される減速比率により決定される。この指示棒2は、振り角度Aの範囲で回動することで、ROからLOまで回動する。すなわち振り角度A=ステッピングモータのステップ角×駆動パルス数×ギアボックス減速比である。このとき、指示棒2を振り角度Aだけ回動させるのに必要なステッピングモータ5に入力する駆動パルス数をパルス数Aとする。また、この振り角度Aの範囲は、指示棒2の被検出部21の回動範囲である。被検出部21は指示棒2の後端部に位置し、先端部と回動軸に対して反対側に位置する。
すなわち、制御部7は、操作部9から入力されたテンポ等に対応した駆動パルス送出タイミングを算出し、算出されたタイミングに合わせ駆動パルスをステッピングモータ駆動部6に発生させ、ステッピングモータ5に入力する。ここでは、A個のパルスで、指示棒2がR0からL0まで移動する。L0においてステッピングモータ5の回転方向の転換により、指示棒2が反対方向に回動し、A個のパルスで、指示棒2はR0に移動する。
次に原点検出センサの配置について説明する。図7は、原点検出センサ3の設置位置の説明図である。図8は、センサの例を示す図である。なお、説明を簡略化するため、1つの原点検出センサ3を用いて説明する。
本実施形態において、原点検出センサ3は、例えばフォトインタラプタ等で構成される。また、原点検出センサ3は、LO側に配置されている。
図8(a)は、原点検出センサ3としてフォトインタラプタが使用されたときの指示棒2と原点検出センサ3の位置関係を側面から見た図である。原点検出センサ3は、発光側からLED光が放射され、その光を受光側のフォトトランジスタが感知することにより、発光側と受光側の間隙に遮光物があるか、無いかを判別する。本実施例において、被検出部21が遮光物として機能する。このとき、遮光物である被検出部21がある場合、原点検出センサ3の出力はOFFの状態である。また、遮光物である被検出部21がない場合、原点検出センサ3の出力は、ONの状態である。
図8(b)、図8(c)は指示棒2と原点検出センサ3の位置関係を正面から見た図である。図8(b)の場合は、原点検出センサ3の発光側と受光側の間隙に遮光物が無いのでセンサがONの状態を示す。また、図8(c)の場合は原点検出センサ3の発光側と受光側の間隙は指示棒2によって遮光されているのでセンサがOFFの状態を示す。
図7において実線で示す指示棒2の位置は、原点検出センサ3の検出状態がOFFからONに切替わる位置である。本実施形態において、この検出位置のときに原点検出センサ3の検出状態が切替わる。
また、図7において点線で示す指示棒2の位置は、ROである。このとき、原点検出センサ3の出力はOFFの状態を示す。すなわち、実線で示す指示棒2の位置から、点線で示す指示棒2の位置まで、原点検出センサ3の出力がOFFの状態となる。
本実施形態において、被検出部21の回動範囲のうち、原点検出センサ3のOFFの状態の範囲が、指示棒2の所定位置として規定される。これにより、原点検出センサ3は、被検出部21がこの所定位置に存在するかまたは存在しないかを検出する。すなわち、原点検出センサ3の出力がOFFの状態であれば、指示棒2が所定位置に存在することを原点検出センサ3が検出する。原点検出センサ3の出力がONの状態であれば、指示棒2が所定位置に存在しないことを原点検出センサ3が検出する。
また、指示棒2は、原点検出センサ3の検出がOFFの状態の範囲を振り角度Bで回動する。また、このとき被検出部21も振り角度Bで回動する。なお、原点検出センサ3及び被検出部21の構造や種類によって、原点検出センサ3の検出がON又はOFFの状態の範囲は変更される。図7において、指示棒2の原点位置であるROは、検出位置を基準として設定されている。
以下に指示棒2の回動制御について具体例を示しながら説明する。図9は、指示棒の原点位置配置処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10は、指示棒の原点位置配置処理の動作の一例を示す図である。
原点位置配置処理は、指示棒が回動する範囲のうち1つの所定位置に存在しないと1つの原点検出センサが検出するステップ(ステップ101、105)と、制御部が指示棒をその1つの所定位置に向かう方向に回動するとともに、制御部がこの回動中にいずれかの原点検出センサの検出状態が切替わる検出位置を基準として指示棒を原点位置に配置するステップ(ステップ102〜104、106〜108)とを有する。
本例において、音楽練習装置は、RO原点検出センサ(第1の原点検出センサ)32と、LO原点検出センサ(第2の原点検出センサ)31を有する。RO原点検出センサ32は、指示棒2の先端部が、指示棒2の回動範囲の右側端部(回動範囲右端RO側の端部)を除いた左側(LO側)の第1の所定位置に存在することを検出する。また、LO原点検出センサ31は、指示棒2の先端部が、指示棒2の回動範囲の左側端部(回動範囲左端LO側の端部)を除いた右側(RO側)の第2の所定位置に存在することを検出する。
また、被検出部21は扇状に形成され、端部は円弧で構成される。また、各原点検出センサの間隔は、被検出部12の円弧の長さより短い。そのため、被検出部21の回動範囲は、RO原点検出センサ32、LO原点検出センサ31のそれぞれにおいてONの状態である1つの領域とOFFの状態である1つの領域で構成される。この際、被検出部21の回動範囲において、OFFの状態である領域が所定位置である。例えば、RO原点検出センサ32の出力がOFFの状態の範囲であれば、指示棒2が第1の所定位置に存在する。RO原点検出センサ32の出力がONの状態の範囲であれば、指示棒2が第1の所定位置に存在しない。すなわち、各原点検出センサの検出状態が切替わる回数は、OFFからONに切替わるときと、ONからOFFに切替わるときの2回である。
また、本例においては、指示棒2は、第1の所定位置または第2の所定位置の一方の所定位置に存在しない場合、他方の所定位置に存在する。また、RO原点検出センサ32、LO原点検出センサ31の検出がそれぞれOFFからONに切替わる位置が検出位置と規定される。
また、本例においては、指示棒2の原点位置は、各センサの検出位置の近傍のLO及びROに規定される。また、N個のパルスをステッピングモータに入力することにより、各センサの検出位置から原点位置LO又はROまで移動する。なお、Nは、0以上の整数で設定される。
また、指示棒2がLOに位置に存在するとき、LO原点検出センサ31の出力はONの状態であり、RO原点検出センサ32の出力はOFFの状態である。同様に、指示棒2がROの位置に存在するとき、RO原点検出センサ32の出力はONの状態であり、LO原点検出センサ31の出力はOFFの状態である。
まず、LO原点検出センサ31の出力がONの状態であるかどうかを判断する(ステップ101)。すなわち、指示棒2が第2の所定位置に存在するかどうかをLO原点検出センサ32が検出する。
図10(a)は、LO原点検出センサ31の出力がONの状態、すなわち指示棒2が第2の所定位置に存在しないことをLO原点検出センサ31が検出する状態を示す。また、このとき、指示棒2が第1の所定位置に存在することをRO原点検出センサ32が検出する状態である。
このままでは、ステッピングモータに何個のパルスを入力すれば、指示棒2がLO又はROへ移動するか不明である。特に、指示棒2をLOまで回動させる場合は、基準となる位置が検出できないため、LOに正確に回動することは難しい。
そこで、LO原点検出センサ31の出力がONである場合、すなわち指示棒2が第2の所定位置に存在しないことをLO原点検出センサ31が検出する場合、制御部7は、指示棒2をROに向かう方向に回転する。具体的には、制御部7は、ステッピングモータ駆動部6を制御し、指示棒2がROに向かう方向に回動するように、ステッピングモータ駆動部6がステッピングモータ5に1パルスを入力する(ステップ102)。
図10(b)は、指示棒2がROに向かう方向に回動している状態を示す。この状態では、LO原点検出センサ31、RO原点検出センサ32の出力は両方OFFの状態である。
また、ステッピングモータ5に1パルス入力する駆動パルス送出タイミング毎に、RO原点検出センサ32の出力がONに切替わったかどうかを確認する(ステップ103)。この出力がONに切替わっていない場合は、ステップ102を再度行う。
この出力がONに切替わった場合、制御部7は、指示棒2がRO原点検出センサ32の検出状態が切替わる検出位置に存在すると判断する。
図10(c)は、指示棒2がRO原点検出センサ32の検出状態が切替わる検出位置に存在する状態の図である。このとき、RO原点検出センサ32の出力はOFFからONに切替わる。
そして、制御部7は、検出位置を基準として指示棒2を原点位置ROに配置する。具体的には、検出位置を基準としてステッピングモータ5にNパルス入力する(ステップ104)。このとき、指示棒2の回動方向は反転せず、ステップ102の方向のまま回動する。
図10(d)は、指示棒2をROに配置する状態の図である。これにより、指示棒2は、原点位置ROに配置することができる。
また、ステップ101において、LO原点検出センサ31の出力がOFFの状態である場合、RO原点検出センサ32の出力がONの状態であるかを判断する(ステップ105)。すなわち、指示棒2が第1の所定位置に存在するかどうかをRO原点検出センサ32が検出する。
図11(a)は、RO原点検出センサ32の出力がONの状態、すなわち指示棒2が第1の所定位置に存在しないことをRO原点検出センサ32が検出する状態を示す。また、このとき、指示棒2が第2の所定位置に存在することをLO原点検出センサ31が検出する状態である。
このままでは、ステッピングモータに何個のパルスを入力すれば、指示棒2がRO又はLOへ移動するか不明である。特に、指示棒2をROまで回動させる場合は、基準となる位置が検出できないため、ROに正確に回動することは難しい。
そこで、RO原点検出センサ32の出力がONである場合、すなわち指示棒2が第1の所定位置に存在しないことをRO原点検出センサ32が検出する場合、制御部7は、指示棒2をLOに向かう方向に回転する。具体的には、制御部7は、ステッピングモータ駆動部6を制御し、指示棒2がLOに向かう方向に回動するように、ステッピングモータ駆動部6がステッピングモータ5に1パルスを入力する(ステップ106)。
図11(b)は、指示棒2がLOに向かう方向に回動している状態を示す。この状態では、RO原点検出センサ32、LO原点検出センサ31の出力は両方OFFの状態である。
また、ステッピングモータ5に1パルス入力する駆動パルス送出タイミング毎に、LO原点検出センサ31の出力がONに切替わったかどうかを確認する(ステップ107)。この出力がONに切替わっていない場合は、ステップ106を再度行う。
この出力がONに切替わった場合、制御部7は、指示棒2がLO原点検出センサ31の検出状態が切替わる検出位置に存在すると判断する。
図11(c)は、指示棒2がLO原点検出センサ31の検出状態が切替わる検出位置に存在する状態の図である。このとき、LO原点検出センサ31の出力はOFFからONに切替わる。
そして、制御部7は、検出位置を基準として指示棒2を原点位置LOに配置する。具体的には、検出位置を基準としてステッピングモータ5にNパルス入力する(ステップ108)。このとき、指示棒2の回動方向は反転せず、ステップ106の方向のまま回動する。
図11(d)は、指示棒2をLOに配置する状態の図である。これにより、指示棒2は、原点位置LOに配置することができる。
また、ステップ105において、RO原点検出センサ32の出力がOFFの場合、ステップ102に進む。このとき、原点配置処理の初期状態において、図10(b)に示す状態となっている。そのため、ステップ102へと移行する。また、このとき、図11(b)に示す状態でもあるため、ステップ102ではなく、ステップ106を行ってもよい。
また、ステップ101とステップ105の順序は特に限定されず、逆でもよいし、同時でもよい。すなわち、制御部7は指示棒2をいずれかの所定位置に向かう方向に回動すればよい。
制御部7による原点配置処理により、指示棒を正確に原点位置に配置することができる。また、2つ以上の原点検出センサを用いて処理を行っているため、指示棒2の原点位置まで回動を反転せず、一方向の回動で行うことができる。
従来のように、1つの原点検出センサの場合、原点配置処理の初期状態において、指示棒が所定位置に存在することを原点検出センサが検出する場合、指示棒をどのくらい回動させればよいか不明である。そのため、その原点検出センサの検出状態を切替えるために一度指示棒を回動させる必要がある。しかし、指示棒をどちらの方向に回動させれば、検出状態が切替えられるかも判断し難いため、指示棒が何度か往復回動する可能性がある。この際の回動の反転は制御部、ステッピングモータ駆動部及びステッピングモータに負荷がかかり、この動作によって電力も消耗してしまう。また、このような回動の反転動作により、指示棒を正確に原点位置に配置し難く、その後の回動も正確に行うことが難しい。
一方、本発明は、指示棒2の原点位置まで回動を反転せず、一方向の回動で行うことができるため、各部に負荷をかけず、電力消費も抑制できる。すなわち、指示棒を容易かつ正確に原点位置に配置し、指示棒が正確に回動することができる。
次に、指示棒の待機位置配置処理について具体例を示しながら説明する。図12は、指示棒の待機位置配置処理の流れを示すフローチャートである。図13は、指示棒の待機位置配置処理の動作を示す図である。
図12に示す通り、原点位置配置処理を行う(ステップ1)。本例において、原点位置LO、ROは指示棒2の回動範囲の回動端である。また、待機位置は回動範囲の中心である。
図13(a)、図13(b)は、それぞれ指示棒2がLO、ROに配置されている状態を示す。
次に、制御部2が原点位置を基準として指示棒を回動範囲の原点位置から中心まで回動する。制御部2がステッピングモータ駆動部6を制御し、ステッピングモータ駆動部6が原点位置LO又はROから離れる方向に回転するように、ステッピングモータにA/2パルス入力する(ステップ2)。A/2パルスは、回動範囲を回動端から中心まで回動するために必要なパルス数である。
なお、指示棒2が原点位置から待機位置まで回動するために必要なパルス数を規定すればよく、原点位置が回動端でなくてもよく、待機位置が中心でなくてもよい。
これにより、待機位置配置処理において、指示棒2の回動の反転回数を最小限に抑え、原点位置配置処理を行い、指示棒2を待機位置に正確に配置することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る音楽練習装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態において、ステッピングモータを備える例を説明したが、ステッピングモータ以外のモータを備えてもよい。また、原点検出センサも本実施形態以外のセンサを用いてもよく、例えばリードスイッチ等でもよい。
また、原点検出センサは少なくとも2つ以上有していればよい。原点検出センサが多い場合、指示棒を多数の原点位置に配置することが可能である。また、指示棒2がいずれの所定位置に存在しないことを全ての原点検出センサで検出する状態があってもよい。例えば、本実施形態とは異なり、各原点検出センサの間隔より、被検出部の検出される部分の長さが短く、各原点検出センサの間のみに被検出部が位置する構成である。この場合であっても、指示棒をいずれかの所定位置に向かう方向に回動する。
また、本実施形態において、原点検出センサの検出状態が切替わる検出位置は、原点検出センサの出力がOFFからONに切替わる位置であったが、逆でもよい。
本実施形態において、最初のステップで所定位置の存在を確認した原点検出センサと、検出状態の切替わりを確認する原点検出センサとは異なる。これにより、本実施形態の構成においては、検出位置から原点位置まで指示棒を回動する距離が短く、この回動中の脱調を抑制し、指示棒を原点位置に正確に配置することができる。
なお、指示棒が1つの所定位置に存在しないと1つの原点検出センサが検出する場合、制御部が検出状態の切替わりを確認する原点検出センサはいずれの原点検出センサであってもよく、例えば所定位置の存在について検出した原点検出センサと同一であってもよい。
また、回動範囲の中心部に対して一方の側の所定位置に存在することを検出する第1のセンサと、中心部に対して他方の側の第2の所定位置に存在することを検出する第2のセンサと、を配置しているため、原点位置が回動端や中心の場合、指示棒をいずれの原点位置へ回動する場合も検出位置から原点位置まで指示棒を回動する距離が短く、この回動中の脱調を抑制し、指示棒を原点位置に正確に配置することができる。
なお、原点検出センサの配置も、必ずしも中心を基準として一方の側、他方の側の所定位置に存在を検出できる配置にする必要はない。例えば、原点検出センサの配置は、中心の一方の側のみに配置されていてもよい。この場合においても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、検出位置と原点位置とは異なる位置である場合、指示棒を検出位置から原点位置まで配置する間に数パルス分回動させることで、安全かつ確実に指示棒を原点位置に配置できる。なお、検出位置と原点位置とが同一位置であっても本発明の効果を得ることは可能である。
また、本実施形態では、原点検出センサを2つ以上備えるため、原点位置も複数配置できる。このため、指示棒を双方の回動端へ正確に配置できる。テンポなどを報知するメトロノームの場合、指示棒がどちらの回動端から回動を開始してもよい。そのため、本発明により、一方向の回動で指示棒をいずれかの回動端へ素早く配置できる。これにより、テンポを素早く報知することができる。
なお、その他の音楽練習装置によって原点位置は回動端である必要はない。
また、本発明は、例えば音高の状態を指針で表示する調律器などの音楽用練習装置にも応用できる。また、本実施形態の操作部はリモコン等の遠隔操作できるものでもよい。
1………メトロノーム
2………指示棒
3………原点検出センサ
4………回転運動変換手段
5………ステッピングモータ
6………ステッピングモータ駆動部
7………制御部
8………記憶部
9………操作部
10………表示部
11………スピーカ駆動部
12………スピーカ
13………盤
14………固定部
31………LO原点検出センサ
32………RO原点検出センサ

Claims (5)

  1. 指示棒の往復回動を制御する制御部と、
    前記指示棒の回動範囲において前記指示棒がそれぞれ異なる所定位置に存在することを検出する少なくとも2つ以上のセンサと、を有し、
    前記センサのうちの1つのセンサが、前記指示棒の回動範囲における1つの前記所定位置に存在しないことを検出する場合はいずれかの前記センサが1つの前記所定位置とは異なる前記所定位置に前記指示棒が存在することを検出するように配置され、
    前記指示棒が前記回動範囲のうち1つの前記所定位置に存在しないと1つの前記センサが検出する場合、前記制御部は、前記指示棒を1つの前記所定位置に向かう方向に回動するとともに、いずれかの前記センサの検出状態が切替わる検出位置を基準として前記指示棒を原点位置に配置することを特徴とする音楽練習装置。
  2. 前記センサは、前記回動範囲の中心部に対して一方の側の第1の所定位置に存在することを検出する第1のセンサと、前記回動範囲の中心部に対して他方の側の第2の所定位置に存在することを検出する第2のセンサと、を有し、
    1つの前記所定位置は、前記第1の所定位置又は前記第2の所定位置のうち一方の所定位置であることを特徴とする請求項1に記載の音楽練習装置。
  3. 前記検出位置と前記原点位置とは異なる位置であり、前記検出位置を基準として前記指示棒を前記原点位置まで回動することを特徴とする請求項1または2に記載の音楽練習装置。
  4. 前記原点位置は、前記回動範囲の回動端であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の音楽練習装置。
  5. テンポ情報を入力する操作部を有し、
    前記制御部は、前記指示棒を前記テンポに対応して往復回動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の音楽練習装置。
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