JP6260796B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
図7に示すように、特許文献1の従来のオープンリム構造を備えた水洗大便器301においては、供給された洗浄水が、リム通水路306内を時計回り方向及び反時計回り方向に分割して流れてボウル部308を洗浄することができるように、導水路310が便器本体302の中央近傍において、リム304のリム通水路306に接続されている。
それに加え、スリット開口312の幅を小さく形成することは製造上成形が難しいといった問題もあり、実質スリット開口312の幅を小さくするとは出来なかった。
このように構成された本発明においては、リム後方導水路が、供給口から便器本体の前後方向に延びる中心軸線に対して左右方向のうち一方側へと延びその下流端に出口部を備えた上流側リム導水路と、この上流側リム導水路の出口部に接続された入口部を備えこの入口部から中心軸線に対して左右方向のうち他方側へと延びる下流側リム導水路と、を有するので、洗浄水が、便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側リム導水路から、方向を変えて下流側リム導水路に流入され、下流側リム導水路に沿って、左右方向のうち他方側へと比較的長い長さにわたって導かれる。従って、スリット開口部の大きさを低減しない場合であってもリム通水路を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。よって、便器洗浄に使用する洗浄水量を少なく設定した場合においても、洗浄水がリム通水路を一周するように旋回することができ、ボウル部を十分に洗浄することができる。
このように構成された本発明においては、下流側リム導水路が、所定距離においてほぼ直線状に形成されているために、上流側リム導水路から方向を換えられた洗浄水が、下流側リム導水路において整流されることができる。従って、下流側リム導水路からリム通水路に向かって流入する際の洗浄水の勢いが強められ、且つリム通水路を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。
このように構成された本発明においては、下流側リム導水路を、便器本体上に便座を取付ける取付部を回避して設けることができる。
このように構成された本発明においては、下流側リム導水路の外側壁面とリム通水路の外側壁面とはほぼ平坦に連続して形成されているために、下流側リム導水路からリム通水路に流れる洗浄水が受ける圧力損失を抑制することができる。
このように構成された本発明においては、供給口から便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側リム導水路の中心軸が、供給口の中心より左右方向のうち上流側リム導水路の延びる方向側に偏心して延びているので、供給口から流出する洗浄水が、供給口の中心より左右方向のうち上流側リム導水路の延びる方向側から、偏心した上流側リム導水路に比較的スムーズに流出することができる。よって、上流側リム導水路の中心軸が、供給口の中心から偏心していない場合と比べて、洗浄水が供給口の偏心している上流側リム導水路の側から比較的スムーズに上流側リム導水路に流れ込むことができる。
このように構成された本発明においては、供給口から供給された洗浄水が、供給口の壁面からこの壁面の接線に沿うように上流側リム導水路の外側壁面に沿って流れ、その勢いを保ちながら、滑らかに流れることができる。従って、上流側リム導水路を流れる洗浄水の勢いを比較的強めることができる。
このように構成された本発明においては、屈曲部の流路の外周壁の円弧の半径が、その流路の内周壁の円弧の半径より小さいので、屈曲部の流路の外周壁に沿う流れを、屈曲部の流路の内周壁側に沿う流れに向かって誘導することができ、その内周壁側から下流側リム導水路に延びる壁面に沿うようにリム通水路に向かって流入する洗浄水の勢いが強められ、リム通水路を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。
図1は本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面断面図であり、図2は本発明の第1実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って見た断面図である。なお、図2においては、洗浄水の流れを矢印で示している。以下、本発明の実施形態における説明において、便器本体2を前方から見て右側を右側とし、前方から見て左側を左側として説明している。
図1乃至図3に示すように、本発明の第1実施形態による水洗大便器1は、陶器等からなる便器本体2を有する。また、便器本体2の後方側の上方には、洗浄水源である貯水タンク4により示す給水装置が設置されている。さらに、貯水タンク4は上水道等の給水源(図示せず)に接続されている。貯水タンク4に設けられた操作レバー(図示せず)を操作することにより洗浄操作を開始すると、貯水タンク4の排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、6リットル)が便器本体2の中央後方側の上部に開口された供給口6に供給されるようになっている。供給口6は、中央のみならず中心軸線Cから右側又は左側にずれて形成されていてもよい。
また、本実施形態の水洗大便器1においては、貯水タンク4から供給される洗浄水量が3リットル乃至6リットルの範囲である節水タイプの水洗大便器、好ましくは4.8リットル乃至6リットルの範囲である節水タイプの水洗大便器に使用することができる。
貯水タンク4により示される給水装置は、貯水タンクの他、規定の洗浄水量を供給できるフラッシュバルブ等の他の給水装置であってもよい。
さらに、ボウル部8の下方には、溜水部12が形成され、初期水位の溜水面がW0で示されている所定量の溜水が貯留されている。また、この溜水部12の下端には、排水トラップ管路14の入口14aが接続されており、排水トラップ管路14は、その入口14aから後方へと延び、その後端14bが床面に設置された排出管(図示せず)に接続されている。
また、リム部18は、リム通水路20内の洗浄水が外に飛び出さないようにリム垂下壁部22がオーバーハングした形状を形成しており、リム部18の周方向に沿って形成されたリム通水路20の内側且つ下方が全周にわたって開口されてスリット開口部26を形成している、いわゆる、オープンリムタイプの形態であるオープンリム部となっている。
このリム通水路20の内側(内部側)における、リム通水路底面24とリム垂下壁部22との間において、下方へと開口するスリット形状に形成されたスリット開口部26が、洗浄水を汚物受け面16に吐水する吐水部を形成している。
このような構成により、リム後方導水路10から供給された洗浄水が、リム通水路20においてリム通水路底面24上を流れながらボウル部8の上部を一周するような流れを形成することができる。すなわち、本実施形態における水洗大便器は、オープンリムタイプの構造によるリム通水路20において洗浄水が左右片側から時計回り又は反時計回りに周回するような一方向の流れを形成するタイプの水洗大便器である。
図1及び図2に示すように、便器本体2の後方側のリム後方導水路10の後端には、貯水タンク4の下流側端部が接続される供給口6が形成され、貯水タンク4から供給された洗浄水は、供給口6から便器本体2の後方側のリム後方導水路10に吐水され、リム後方導水路10からリム通水路20に流入するようになっている。
上流側リム後方導水路28の中心軸線A1は、中心軸線Cに対して前方が右側外向きに傾斜するように配置されている。
下流側リム後方導水路30の中心軸線A2は、中心軸線Cに対して前方が左側外向きに傾斜するように配置されている。上流側リム後方導水路28の中心軸線A1と、下流側リム後方導水路30の中心軸線A2との交点は、中心軸線Cに対して右側に位置するのに対し、下流側リム導水路出口部30bは、中心軸線Cに対して反対側の左側に位置している。
下流側リム後方導水路30の流路の長さLは、従来例として図5に示すような従来の便器本体における、中心軸線上の入口から左側後部領域上の出口までの下流側のリム導水路の流路の長さlと比べて長い長さにされている。
下流側リム後方導水路30は、比較的長い長さLの流路を有しているので、洗浄水が下流側リム後方導水路30中において下流側リム後方導水路30の向きに良好に整流されることができ、洗浄水の指向性が高められ、下流側リム導水路出口部30bからリム通水路20上を周回しようとする向きに整った流れ且つ比較的水勢の強い状態の流れにより吐水される。この下流側リム導水路の流路の長さLは、25mm乃至115mmの長さに設定されている。
従って、下流側リム後方導水路30からリム通水路20に合流する洗浄水が、リム通水路上の主流の方向と逆の旋回方向に向かってリム通水路20上を通り流れること、及びスリット開口部26から汚物受け面16に流下してしまうことを抑制できる。
最初に、便器洗浄のための洗浄操作パネル(図示せず)の操作ボタン(図示せず)を操作すると、貯水タンク4に設けられた排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、6.0リットル)が便器本体2の後方側の供給口6からリム後方導水路10に供給される。
つぎに、リム後方導水路10に流入した洗浄水は、上流側リム後方導水路28内を便器本体2の左右方向のうち右側へと向かって流れる。すなわち、洗浄水は、中心軸線Cから遠ざかるように右側側方に向かって流れる。洗浄水が上流側リム導水路出口部28aに到達すると、洗浄水が屈曲部32において向きを変える。具体的には、洗浄水は、便器本体2の右側向きの流れから左側向きの流れに方向が転換される。
下流側リム後方導水路30は、従来よりも比較的長く形成されており、洗浄水は、下流側リム導水路入口部30aから中心軸線Cを越えて所定距離の長さLにわたって直線的に流れ、水勢を維持しながら流れの方向が比較的均一に整えられる。従って、洗浄水は、下流側リム導水路出口部30bから左右に拡がることが抑制され、中心軸線A2に沿って直線的に流れることができる。
このような旋回流れを形成しながら、洗浄水が、リム通水路底面24の内側に形成されたスリット開口部26から、徐々に流下し、ボウル部8の汚物受け面16の全体を均一に洗浄することとなる。ボウル部8を流下した洗浄水は、汚物とともに排水トラップ管路14から排出されて、便器本体2の一連の洗浄動作が終了する。
従って、下流側リム後方導水路30からリム通水路20に向かって流入する洗浄水の勢いが強められ、さらに、スリット開口部26の大きさを低減しない場合であってもリム通水路20を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。よって、リム通水路20を旋回しようとする洗浄水の勢いを強めることができる。従って、便器洗浄に使用する洗浄水量を少なく設定した場合においても、洗浄水がリム通水路20を一周するように旋回することができ、ボウル部8を十分に洗浄することができる。
便器本体102のボウル部8の上縁部には、内側にオーバーハングしたリム部118と、便器本体102の後方側の内部に形成されるリム後方導水路110から供給される洗浄水を吐水する第1吐水口138及び第2吐水口140が形成される。
この第2実施形態においては、リム部が、オープンリムタイプの形態とは異なり、フチなしタイプ(又はフチが比較的小さいタイプ)のリム部118となっている。
この第1吐水口138から吐水された洗浄水は、後述するリム通水路120のリム通水路底面124上を流れてボウル部8の上部を旋回し、旋回しながらリム通水路底面124から汚物受け面16に下降してボウル部8を洗浄するようになっている。また、第2吐水口140から吐水された洗浄水は、後述するリム通水路120のリム通水路底面124上を流れてボウル部8の上部を旋回し、旋回しながらリム通水路底面124から汚物受け面16に下降してボウル部8を洗浄するようになっている。
なお、本実施形態においては、リム部118は内側にオーバーハングしているが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、リム部が内側にオーバーハングしないような縦壁状の形態を有していてもよい。
第1吐水口138近傍においては、下流側リム後方導水路130の中心軸線A4の向きと、ボウル部8の左側領域においてリム通水路120上を周回しようとする洗浄水の流線A5の向きとがほぼ一致するようになっているので、第1吐水口138から流出する洗浄水が、リム通水路120上をほぼ同じ旋回方向に向かって流れ、水の勢いを保った状態(流量及び流速をほぼ維持した状態)でリム通水路120上を周回しようとする流れを形成することができる。
また、第2吐水口140近傍においては、下流分岐導水路142の中心軸線A6の向きと、ボウル部8の右側後方領域においてリム通水路120上を周回しようとする洗浄水の流線A7の向きとがほぼ一致するようになっているので、第2吐水口140から流出する洗浄水が、リム通水路120上をほぼ同じ旋回方向に向かって流れ、水の勢いを保った状態(流量及び流速をほぼ維持した状態)でリム通水路120上を周回しようとする流れを形成することができる。
下流分岐導水路142とリム通水路120とが接続される領域においては、下流分岐導水路142の外側壁面142cと、リム部118のリム通水路外側壁面134とが、ほぼ平坦に連続して形成されている。従って、洗浄水が、下流分岐導水路142の外側壁面142cからリム部18のリム通水路外側壁面134に直線的に延びる平坦面に沿って滑らかに流れることができる。
本発明の第2実施形態において、リム後方導水路110に流入した洗浄水は、上流側リム後方導水路28内を便器本体102の左右方向のうち右側へと向かって流れる。すなわち、洗浄水は、中心軸線Cから遠ざかるように右側側方に向かって流れる。洗浄水が上流側リム導水路出口部28aに到達すると、洗浄水が屈曲部32において向きを変える。具体的には、洗浄水は、便器本体102の右側向きの流れから左側向きの流れに方向が転換される。
下流側リム後方導水路130は、従来よりも比較的長く形成されており、洗浄水は、下流側リム導水路入口部130aから中心軸線Cを越えて所定距離の長さL1にわたって直線的に流れ、水勢を維持しながら流れの方向が比較的均一に整えられる。従って、洗浄水は、第1吐水口138から左右に拡がることが抑制され、中心軸線A4から中心軸線A5に沿って直線的に流れることができる。
一部の洗浄水は、下流側リム後方導水路130から下流分岐導水路142に分岐して流れ、下流分岐導水路142に沿って直線的に流れた後、第2吐水口140からリム通水路底面124上に吐水されるようになっている。
また、第2吐水口140から流出する洗浄水は、リム通水路120上を周回しようとする洗浄水の流線A7に沿って、リム通水路120を流れる。この洗浄水の旋回方向に向かう単位時間当たりの流量が増大されている。第2吐水口140からリム通水路120に向かって流入する際の洗浄水の勢いが強められ、且つオープンリム部以外のリム部を採用する場合であってもリム通水路120を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。
従って、下流側リム後方導水路130から第1吐水口138を介してリム通水路120に向かって流入する際の洗浄水の勢いが強められ、且つオープンリム部以外のリム部118を採用する場合であってもリム通水路120を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。よって、リム通水路120を旋回しようとする洗浄水の勢いを強めることができる。従って、便器洗浄に使用する洗浄水量を少なく設定した場合においても、洗浄水がリム通水路120を良好に旋回することができ、ボウル部8を十分に洗浄することができる。
便器本体2の後方上部には、供給口6とリム通水路20との間に形成され、貯水タンク(図示せず)から供給された洗浄水を供給口6からボウル部8に導水するリム後方導水路210が形成されている。
この第3実施形態においては、リム後方導水路210の上流側リム後方導水路28と下流側リム後方導水路30とを接続する屈曲部232の形状が、第1実施形態におけるリム後方導水路10の屈曲部32の形状と異なっている。
図5及び図6に示すように、便器本体202の後方側のリム後方導水路210の後端には、貯水タンク(図示せず)の下流側端部が接続される供給口6が形成され、貯水タンク(図示せず)から供給された洗浄水は、供給口6から便器本体202の後方側のリム後方導水路210に吐水され、リム後方導水路210からリム通水路20に流入するようになっている。
上流側リム後方導水路28の中心軸線A1は、上流側リム後方導水路入口部228bから上流側リム導水路出口部28aまで中心軸線Cに対して右側に偏心して延びている。中心軸線A1を延長した仮想的な直線は、中心軸線Cと供給口6の中心点c1よりも後方側において交わるようになっている。
従って、供給口6から供給された洗浄水が、供給口6の壁面206aからこの壁面206aの接線l1に沿うように上流側リム後方導水路外側壁面228cに沿って流れ、その勢いをなるべく弱めないようにしながら、滑らかに流れることができる。従って、上流側リム後方導水路28を流れる洗浄水の勢いを比較的強めることができる。
また、壁面206aと上流側リム後方導水路外側壁面228cとの接続部における仮想的な接線l1は、中心軸線A1と平行に延び、便器本体202の前方側に向かうにつれて外側に拡がるような傾きを有している。
外側周壁部232aは比較的急に曲がる円弧状の壁面を形成し、且つ内側周壁部232bは比較的緩やかに曲がる円弧状の壁面を形成している。ここで、外側周壁部232aの円弧の半径r1は、内側周壁部232bの円弧の半径r2より小さくなるように形成されている。すなわち、外側周壁部232aの曲率半径R1は、内側周壁部232bの曲率半径R2よりも大きくなるように形成されている。
また、第2実施形態による水洗大便器101の屈曲部32に第3実施形態による水洗大便器201の屈曲部232を適用してもよい。
貯水タンク(図示せず)から供給口6に供給された洗浄水は、矢印F1に示すように、供給口6の壁面206aに向かって一旦外側に広がり、矢印F2に示すように、流れが供給口6の壁面206aに沿って流れる。壁面206aに沿って流れる流れは、矢印F3に示すように、壁面206aから上流側リム後方導水路外側壁面228cに滑らかに壁面に沿うように流れる。左右方向において上流側リム後方導水路28が偏心している側において上流側リム後方導水路外側壁面228cが壁面206aの接線方向に接続されるので供給口6の上記偏心している側から上流側リム後方導水路28の出口28aまで比較的直線的な流路を形成することができ、洗浄水の乱れを低減することができる。また、偏心した上流側リム後方導水路28に対して上記偏心している側の領域から流れ出る洗浄水の勢いを比較的強くすることができる。また、上流側リム後方導水路外側壁面228cが壁面206aの接線方向に接続され、壁面206aから上流側リム後方導水路外側壁面228cにつながる壁面が、上流側リム後方導水路28の流路の内側に向かって突出するような凹凸部を形成していないので、壁面206aに沿う流れが上流側リム後方導水路入口部228bに流入する際に内側に向かって乱されることが抑制され、上流側リム後方導水路外側壁面228cに沿って、矢印F3及びF4に示すように、流れることが出来る。
屈曲部232の内周側においては、洗浄水は、矢印F7に示すように、比較的大きな半径r2を有する内側周壁部232bに沿って曲がりながら流れる。洗浄水は、内側周壁部232bの下流側の外側壁面30cに沿って流れ、後述するような洗浄水の水流F9と合流し、矢印F11及びF12に示すように、その内側周壁部232b側から下流側リム後方導水路30に延びる反対側(左側)の外側壁面30cに沿うようにリム通水路20に向かって流れる。
このような旋回流れを形成しながら、洗浄水が、リム通水路底面24の内側に形成されたスリット開口部26から、徐々に流下し、矢印F14に示すように、ボウル部8の汚物受け面16の全体を均一に洗浄することとなる。ボウル部8を流下した洗浄水は、汚物とともに排水トラップ管路14から排出されて、便器本体2の一連の洗浄動作が終了する。
従って、下流側リム後方導水路30からリム通水路20に向かって流入する洗浄水の勢いが強められ、さらに、スリット開口部26の大きさを低減しない場合であってもリム通水路20を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。よって、リム通水路20を旋回しようとする洗浄水の勢いを強めることができる。従って、便器洗浄に使用する洗浄水量を少なく設定した場合においても、矢印F13に示すように、洗浄水がリム通水路20を一周するように旋回することができ、矢印F14に示すように、ボウル部8を十分に洗浄することができる。
2 便器本体
4 貯水タンク
6 供給口
8 ボウル部
10 リム後方導水路
12 溜水部
14 排水トラップ管路
14a 入口
14b 後端
16 汚物受け面
18 リム部
20 リム通水路
20a 左側後部領域
22 リム垂下壁部
24 リム通水路底面
26 スリット開口部
28 上流側リム後方導水路
28a 上流側リム導水路出口部
30 下流側リム後方導水路
30a 下流側リム導水路入口部
30b 下流側リム導水路出口部
30c 外側壁面
32 屈曲部
34 リム通水路外側壁面
36 取付部
101 水洗大便器
102 便器本体
110 リム後方導水路
118 リム部
120 リム通水路
124 リム通水路底面
130 下流側リム後方導水路
130a 下流側リム導水路入口部
130c 外側壁面
134 リム通水路外側壁面
138 第1吐水口
140 第2吐水口
142 下流分岐導水路
142c 外側壁面
201 水洗大便器
202 便器本体
206 リム通水路
206a 壁面
206b 所定位置
210 リム後方導水路
228b 上流側リム後方導水路入口部
228c 上流側リム後方導水路外側壁面
232 屈曲部
232a 外側周壁部
232b 内側周壁部
232c 下流側端部
301 水洗大便器
302 便器本体
304 リム
306 リム通水路
308 ボウル部
310 導水路
312 スリット開口
a1 位置
A1 中心軸線
A2 中心軸線
A3 流線
A4 中心軸線
A5 中心軸線
A5 流線
A6 中心軸線
A7 流線
C 中心軸線
c1 中心点
l1 接線
R1 曲率半径
R2 曲率半径
r1 半径
r2 半径
r3 半径
W 幅
W1 入口部
W2 中央部
W3 出口部
Claims (7)
- 洗浄水により便器本体を洗浄する水洗大便器において、
便器本体の供給口へ洗浄水を供給する給水装置と、
ボウル形状の汚物受け面と、上縁部にあるリム部と、上記リム部の全周に形成されて洗浄水を導くリム通水路と、上記リム通水路の下方へと全周にわたって形成されたスリット開口部である吐水部と、を備えているボウル部と、
上記ボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、
上記供給口と上記リム通水路との間に形成されたリム後方導水路であって、上記リム通水路に向かって洗浄水を流出する上記リム後方導水路と、を有し、
上記リム後方導水路は、上記供給口から上記便器本体の前後方向に延びる中心軸線に対して左右方向のうち一方側へと延びその下流端に出口部を備えた上流側リム導水路と、この上流側リム導水路の出口部に屈曲部を介して接続された入口部を備えこの入口部から上記中心軸線に対して左右方向のうち他方側へと延びる下流側リム導水路と、を有し、
上記リム後方導水路の上流側リム導水路及び下流側リム導水路は、管構造の流路であることを特徴とする水洗大便器。 - 下流側リム導水路は、所定距離においてほぼ直線状に形成される請求項1記載の水洗大便器。
- 下流側リム導水路は、便器本体上に便座を取付ける取付部の間に形成される請求項1又は2に記載の水洗大便器。
- 上記下流側リム導水路の外側壁面と上記リム通水路の外側壁面とは、ほぼ平坦に連続して形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記上流側リム導水路の中心軸は、上記供給口の中心より上記左右方向のうち上記上流側リム導水路の延びる方向側に偏心して延びている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記上流側リム導水路の外側壁面は、上記供給口の壁面の接線に沿うように上記供給口の上記壁面と接続される請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記屈曲部は、その流路の外周壁の円弧の半径が、その流路の内周壁の円弧の半径より小さく形成されている請求項1乃至6の何れか1項に記載の水洗大便器。
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