JP6712401B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、リム後方導水路の出口から流出する洗浄水が、汚物受け面上で旋回する流れを形成し、この旋回流が汚物受け面上を周回してリム後方導水路の出口のボウル部内方側の傾斜領域に流れる場合に、この傾斜領域における汚物受け面の上部内周壁の傾斜は、リム部の内周壁の傾斜よりも緩やかに形成されているので、傾斜領域に到達した洗浄水流が、傾斜領域の上部内周壁によって減速され、且つボウル部内方側に向かう向きに流される。従って、汚物受け面上の旋回流が周回してリム後方導水路の出口の下方に戻ってくる場合に、洗浄水の汚物受け面から排水路に流れ込む流れを強めることができるとともに、リム後方導水路の出口のボウル部内方側の傾斜領域において、リム後方導水路から汚物受け面上に流入する洗浄水と、旋回流とが衝突して水跳ねを生じることを抑制することができる。さらに、リム後方導水路の出口のボウル部内方側の内周壁に到達した洗浄水の流れが、上部内周壁の傾斜によって減速され、且つボウル部内方側に向かう向きに流されるので、汚物が比較的付着しやすい汚物受け面の後方側に、集中した流れを形成させることができ、汚物受け面の洗浄性能を向上させることができる。また、この集中した流れがボウル部の下方の排水路に向かって流れ込む流れを強めていることから、汚物の排出性能を向上させ、便器本体の洗浄性能を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、汚傾斜領域は、ボウル部の中心部を中心とした80度〜100度の範囲の領域であるので、上部内周壁の傾斜により使用者に汚物受け面についていびつな印象を与えることなく、美観も確保することができる。
このように構成された本発明においては、汚物受け面上を周回する旋回流において、洗浄水の流速に領域に応じて緩急をつけることができ、両側方領域の凸面を乗り越えた後に加速された洗浄水が、汚物が付着しやすい前方領域及び後方領域の所定の曲率の凸面、又は凹面に集中した流れを形成することができ、汚物受け面上の領域の洗浄性能を高めることができる。また、前方領域及び後方領域の所定の曲率の凸面、又は凹面からボウル部の下方の排水路に向かって流れ込む流れが形成されることから、汚物の排出性能を向上させ、便器本体の洗浄性能を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、スリット開口部がリム通水路の側方を開口する開口部として形成されている場合において、便器本体の使用者が開口部を見下ろしたとき、使用者は、開口部からリム後方導水路の出口が見えない状態で便器を使用することとなる。よって、使用者が、リム後方導水路の出口が見えることにより汚れを気にすること、及びリム後方導水路の出口の清掃の必要性を感じさせることを防ぐことができる。また、使用者は、通常、開口部からリム後方導水路の出口が見えない状態で便器を使用するため、使用者に対し、開口部のみが見え、洗練された美的感覚を与えることができる。
図1は本発明の一実施形態による水洗大便器を示す側面断面図であり、図2は本発明の一実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って見た水洗大便器の部分断面図であり、図4は図2のIV−IV線に沿って見た水洗大便器の部分断面図である。なお、図2においては、洗浄水の流れを矢印で示している。以下、本発明の実施形態における説明において、便器本体2を前方から見て右側を右側とし、前方から見て左側を左側として説明している。
図1乃至図3に示すように、本発明の一実施形態による水洗大便器1は、陶器等からなる便器本体2を有する。便器本体2は、樹脂により形成されていてもよい。また、便器本体2の後方側の上方には、洗浄水源である貯水タンク4により示す給水装置が設置されている。さらに、貯水タンク4は上水道等の給水源(図示せず)に接続されている。貯水タンク4に設けられた操作レバー(図示せず)を操作することにより洗浄操作を開始すると、貯水タンク4の排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、6リットル)が便器本体2の中央後方側の上部に開口された供給口6に供給されるようになっている。供給口6は、便器本体の左右方向の中央に限られず、中心線Cから右側又は左側にずれて形成されていてもよい。中心線Cは、便器本体2を左右方向に二等分する中心線である。
さらに、ボウル部8の下方には、溜水部12が形成され、初期水位の溜水面がW0で示されている所定量の溜水が貯留されている。また、この溜水部12の下端には、排水トラップ管路14(排水路)の入口14aが接続されており、排水トラップ管路14は、その入口14aから後方へと延び、その後端14bが床面に設置された排出管(図示せず)に接続されている。
リム部18は、自身の内周側において所定の傾斜を有するリム垂下壁部22(内周壁)を形成している。リム垂下壁部22は、その上面から下方へ汚物受け面16近傍まで垂れ下がるように延びてリム部18の内部(便器本体の中心から見て外側)にリム通水路20を形成する。リム垂下壁部22は、環状に形成されている。リム垂下壁部22は、その上部から下部に向かってボウル部内側に近づくように傾斜して形成されている。リム垂下壁部22は、水平面L1に対して角度θ7の傾斜を有する(水平面L2に対しても角度θ7の傾斜を有する)ように形成されている。リム垂下壁部22の下方の延長線上に、汚物受け面16の上部内周壁40の上端が位置する。リム垂下壁部22の傾斜は、上部内周壁40の傾斜領域D以外の領域の傾斜とほぼ一致するように形成されている。
このリム通水路20の内側(内部側)における、リム通水路底面24(又は上部内周壁40)とリム垂下壁部22との間において開口するスリット形状に形成されたスリット開口部26が、洗浄水を汚物受け面16に吐水する吐水部を形成している。なお、スリット開口部26は、リム通水路20の下方側(例えば、リム通水路20の底面の一部)が全周にわたって開口されていてもよい。
このような構成により、リム後方導水路10から供給された洗浄水が、リム通水路20においてリム通水路底面24上を流れながらボウル部8の上部を一周するような流れを形成することができる。すなわち、本実施形態における水洗大便器は、オープンリムタイプの構造によるリム通水路20において洗浄水が左右片側から時計回り又は反時計回りに周回するような一方向の流れを形成するタイプの水洗大便器である。
図1及び図2に示すように、便器本体2の後方側のリム後方導水路10の後端には、貯水タンク4の下流側端部が接続される供給口6が形成され、貯水タンク4から供給された洗浄水は、供給口6から便器本体2の後方側のリム後方導水路10に吐水され、リム後方導水路10からリム通水路20に流入するようになっている。
下流側リム導水路30は、上流からその下流側に向かって中心線C上に一端戻った後、さらに、徐々に左側領域に向かって偏心するように形成されている。従って、リム後方導水路10は、導水路全体の長さが従来よりも長くなるように形成されている。
上流側リム導水路28の中心線A1は、上流側リム導水路入口部28bから上流側リム導水路出口部28aまで中心線Cに対して右側に偏心して延びている。中心線A1を延長した仮想的な直線は、中心線Cと供給口6の中心点C1よりも後方側の位置a2において交わるようになっている。
下流側リム導水路30は、下流側リム導水路入口部30aから、下流側リム導水路出口部30bまで、便器本体2の中心線Cを斜めに横切るような直線的な流路を形成している。
内壁面38は、下流側リム導水路入口部30aを形成し且つ屈曲部32の外側端部と接続される上流端部38aと、下流側リム導水路出口部30bを形成し且つ中心線Cよりも他方側(本実施形態においては中心線Cに対する左右方向のうち左方向側)に位置する下流端部38bと、を形成している。従って、内壁面38は、中心線Cの右側から左側まで中心線Cを超えて延びている。
下流端部38bは、中心線Cよりも左側に突出する凸部を形成しているので、下流端部38bは、中心線C上において、下流側リム導水路30の流路と、リム通水路20の中央後方領域20bとを区切っている。
図4に示すように、下流側リム導水路出口部30bのボウル部内方側にはリム通水路底面24が延び、リム通水路底面24のボウル部内方側には汚物受け面16の上部内周壁が接続されている。
このようなリム後方導水路10は、上述のような構造にとらわれない他の構造により、洗浄水を汚物受け面16上において少なくともわずかに旋回させられるリム導水路に変更されることができる。例えばこのようなリム導水路は、洗浄水を供給口からディストリビュータ等の流路を介して汚物受け面16に導く導水路であってもよい。また、例えば上述のようなリム導水路(リム後方導水路10)は、供給口とリム通水路との間に形成され、便器本体の後方の供給口から前方に向かって便器本体の中央近傍をほぼ直線状に延びるリム後方導水路であってもよい。
図5は本発明の一実施形態による水洗大便器の便器本体の汚物受け面の上方汚物受け面の表面形状を説明する平面図であり、図6は図5のVI−VI線に沿って見た水洗大便器の正面断面図であり、図7は図5のVII−VII線に沿って見た水洗大便器の正面断面図であり、図8は図5のVIII−VIII線に沿って見た水洗大便器の正面断面図である。
汚物受け面16は、ボウル形状の汚物受け面16の上部の内周を形成する上部内周壁40と、上部内周壁40の下部から内側に延びる比較的緩やかな傾斜面を形成している上方汚物受け面42と、上方汚物受け面42の中央側において落ち込むように形成された凹部44と、を備えている。
傾斜領域Dは、下流側リム導水路出口部30bの近傍位置に設けられ、さらに、上下方向の一定幅を有し且つ汚物受け面16の湾曲面に沿った所定長さの領域である。具体的には、傾斜領域Dは、ボウル部8の中心部C2を中心とした80度〜100度の範囲の領域である。言い換えると、傾斜領域Dは、中心部C2を中心とした中心角50度(θ1により示す)の幅〜中心角130度(θ2により示す)の幅の範囲の上部内周壁40の領域である。このような傾斜領域Dは、ボウル部8の中心部C2を中心とした中心角50度(θ1)〜130度(θ2)の大きさの扇形の範囲の領域に含まれる。傾斜領域Dは、上述のように、50度〜130度の範囲の内周壁上の領域であるので、上部内周壁の傾斜により使用者に汚物受け面についていびつな印象を与えることなく、美観も確保することができる。
例えば、本実施形態における傾斜領域Dは、基準線Gを、中心部C2を中心として、±45度回転させる範囲内(両端の間の中心角90度(θ0)の大きさの範囲内)に収まる領域により規定されている。
また、図3に示すように、傾斜領域Dにおいて、例えば下流側リム導水路出口部30bから所定距離離れた中心線C上において、上部内周壁40は、リム垂下壁部22に対して角度θ3より小さい角度θ4の傾斜を有するようになっている。従って、角度θ4は、0°<θ4<θ3の大きさの関係に設定されている。また、傾斜領域Dの両端の下流側端部D1及び上流側端部D2においては、上部内周壁40は、リム垂下壁部22と一致する角度を有するようになっている。なお、上部内周壁40は、傾斜領域D以外の領域においては、上部内周壁40の傾斜が、リム垂下壁部22の傾斜と一致するようになっている。従って、傾斜領域Dの領域においては、傾斜領域D以外の領域におけるよりも、上部内周壁40の傾斜が、緩やかに形成されている。
また、図3に示すように、傾斜領域Dにおいて、例えば下流側リム導水路出口部30bから所定距離離れた中心線C上において、上部内周壁40は、水平面L2に対して角度θ5より大きな角度θ6の傾斜を有するようになっている。従って、角度θ6は、θ5<θ6<90°の大きさの関係に設定されている。また、上述のように、上部内周壁40は、傾斜領域Dの両端の下流側端部D1及び上流側端部D2においては、水平面L2に対する角度が、上部内周壁40と、リム垂下壁部22とで一致するように形成されている。
図3及び図4に示すように、傾斜領域Dにおいて、水平面L2に対する上部内周壁40の傾斜の角度θ5は、水平面L2に対するリム垂下壁部22の傾斜の角度θ7よりも小さくなるように形成されているので、上部内周壁40の傾斜が、リム垂下壁部22の傾斜よりも緩やかになるように形成されている。
本実施形態においては、ボウル部8のスリット開口部26は、リム通水路20の側方を開口する開口部として形成されている。図4に示すように、スリット開口部26の上部26aと下部26bとの間の上下方向の距離l1と、スリット開口部26から下流側リム導水路出口部30bまでのリム通水路底面24の距離l2と、の比率は、1:2〜1:3の比率の範囲である。
このように構成することにより、スリット開口部26がリム通水路20の側方を開口する開口部として形成されている場合に、用便をする目的で便器本体を使用する通常の使用者が、スリット開口部26を見下ろしたとき、図4に示すように、視線V(図4において点線により使用者の視線Vを示す)がリム通水路底面24に当たることとなる。従って、使用者は、通常の用便の使用態様においては、スリット開口部26の奥にはリム通水路底面24が見えることとなり、スリット開口部26から下流側リム導水路出口部30bが見えない状態で便器を使用することとなる。
よって、便器本体2を使用する使用者が、下流側リム導水路出口部30bが見えることにより下流側リム導水路出口部30bの汚れを気にすること、及びこの使用者に下流側リム導水路出口部30bの清掃の必要性を感じさせることを防ぐことができる。また、スリット開口部26の奥に下流側リム導水路出口部30bが見えにくい状態で配置されることにより、使用者は、通常、開口部からリム後方導水路の出口が見えない状態で便器を使用するため、使用者に対し、スリット開口部26のみが見え、すっきりと洗練されたような美的感覚を与えることができる。
従って、下流側リム導水路出口部30bからリム通水路20に流入され、リム通水路20から汚物受け面16に流下して汚物受け面16上に旋回流を生じさせる洗浄水は、例えば、左側方領域H1の凸面、前方領域H2の凹面、右側方領域H3の凸面、後方領域H4の凹面の順に各領域を通過することとなる。このように、上方汚物受け面42においては、左側方領域H1の凸面、前方領域H2の凹面、右側方領域H3の凸面、後方領域H4の凹面、再び左側方領域H1の凸面のように、領域が変わるごとに凸面と凹面(又は比較的小さな凸面)とが変化している。
さらに、洗浄水の旋回方向の左側方領域H1が旋回方向の上流側である場合に、左側方領域H1が右側方領域H3よりも横方向に沿って大きな曲率の凸面により形成されてもよい。逆に、洗浄水の旋回方向の右側方領域H3が旋回方向の上流側である場合には、右側方領域H3が左側方領域H1よりも横方向に沿って大きな曲率の凸面により形成されてもよい。
最初に、便器洗浄のための操作レバー(図示せず)を操作すると、貯水タンク4に設けられた排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、6.0リットル)が便器本体2の後方側の供給口6からリム後方導水路10に供給される。
この上方汚物受け面42上の旋回流において、左側方領域H1においては、凸面形状により、矢印F6に示すように、洗浄水が減速される。以下、矢印F6乃至F9については、矢印の長さにより流速の大きさの大小を示す。前方領域H2においては、凹面形状により、矢印F7に示すように、洗浄水が加速される。右側方領域H3においては、凸面形状により、矢印F7に示すように、洗浄水が減速される。後方領域H4においては、凹面形状により、矢印F7に示すように、洗浄水が加速される。
よって、上方汚物受け面42上を周回する旋回流において、洗浄水の流速に領域に応じて緩急をつける(流速差をつける)ことができる。両側方領域の凸面を乗り越えた後に加速された洗浄水が、矢印F10及びF11に示すように、汚物が付着しやすい汚物受け面16の前方領域H2及び後方領域H4に集中した流れを形成することができ、汚物受け面16上の領域の洗浄性能を高めることができる。また、リム部18からの洗浄水の溢れや水跳ねが生じやすい左側方領域H1及び右側方領域H3においては、凸面により洗浄水を減速させ、洗浄水の溢れや水跳ねを抑制することができる。前方領域H2及び後方領域H4の所定の曲率の凸面、又は凹面からボウル部8の下方の排水トラップ管路14に向かって流れ込む流れが形成されることから、汚物の排出性能を向上させ、便器本体2の洗浄性能を向上させることができる。
2 便器本体
4 貯水タンク(給水装置)
6 供給口
8 ボウル部
10 リム後方導水路
12 溜水部
14 排水トラップ管路(排水路)
14a 入口
14b 後端
16 汚物受け面
18 リム部
20 リム通水路
20a 合流部
20b 中央後方領域
22 リム垂下壁部(内周壁)
24 リム通水路底面
26 スリット開口部
26a 上部
26b 下部
28 上流側リム導水路
28a 上流側リム導水路出口部
28b 上流側リム導水路入口部
29 壁面
30 下流側リム導水路
30a 下流側リム導水路入口部
30b 下流側リム導水路出口部
32 屈曲部
32a 屈曲部
34 リム通水路外側壁面
38 内壁面
38a 上流端部
38b 下流端部
40 上部内周壁
41 頂部
42 上方汚物受け面
44 凹部
101 水洗大便器
102 便器本体
103 抜き型
108 ボウル部
116 汚物受け面
118 リム
120 リム通水路
122 リム内周壁部
123 直線
126 スリット開口
140 上部内周壁
a1 位置
a2 位置
A1 中心線
C 中心線
C1 中心点
C2 中心部
D 傾斜領域
D1 下流側端部
D2 上流側端部
E 横断線
G 基準線
H1 左側方領域
H2 前方領域
H3 右側方領域
H4 後方領域
L1 水平面
L2 水平面
l1 距離
l2 距離
V 視線
Claims (4)
- 洗浄水によりボウル部を洗浄する水洗大便器において、
便器本体の供給口へ洗浄水を供給する給水装置と、
ボウル形状の汚物受け面と、上記汚物受け面の上側に設けられ且つ自身の内周側において所定の傾斜の内周壁を形成しているリム部と、上記リム部の全周に形成されて洗浄水を導くリム通水路と、上記リム部の全周に形成され且つ上記リム通水路から上記汚物受け面に洗浄水を供給する開口部と、を備えた上記ボウル部と、
上記ボウル部の下方に接続され汚物を排出する排水路と、
上記供給口と上記リム通水路との間に形成されたリム後方導水路と、を有し、
上記汚物受け面の上部内周壁は、上記リム後方導水路の出口の上記ボウル部の内方側に設けられた傾斜領域における傾斜が、上記リム部の上記内周壁の傾斜よりも緩やかになるように形成され、
上記内周壁の傾斜よりも緩やかに形成された上記傾斜領域の上端は上記リム部の上記内周壁の下端よりも上記ボウル部の内方側に設けられることを特徴とする水洗大便器。 - 上記傾斜領域は、上記ボウル部の中心部を中心とした80度〜100度の範囲の領域である請求項1記載の水洗大便器。
- 上記汚物受け面は、その両側方領域が凸面により形成され、前方領域と後方領域が上記両側方領域より小さな曲率の凸面、又は凹面により形成された請求項1又は2に記載の水洗大便器。
- 上記ボウル部の上記開口部は、上記リム通水路の側方を開口する開口部として形成され、上記開口部の上部と下部との間の距離と、上記開口部から上記リム後方導水路の上記出口までの上記リム通水路の底面の距離と、の比率は、1:2〜1:3である請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器。
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