JP6260471B2 - シート剥離装置及びシート剥離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの両面に粘着シートが積層されている積層体から一方の粘着シートを剥離するためのシート剥離装置及びシート剥離方法に関する。
従来、電子部品の製造に際しては、複数の電子部品チップが集合されているマザーブロックを用意する。しかる後、このマザーブロックを切断した後、個々の電子部品チップを得ている。例えば下記の特許文献1には、以下の方法が開示されている。
まず、加熱により粘着力が低下する第1の粘着シート上にマザーブロックを貼付する。しかる後、マザーブロックを複数の電子部品チップ単位に切断する。次に、複数の電子部品チップを集合状態で、上記第1の粘着シートから、拡張性を有する第2の粘着シートに移し替える。しかる後、第2の粘着シートを拡張し、電子部品チップ間の間隔を広げる。
特開2009−209539号公報
しかしながら、上記のように第2の粘着シートに切断されている複数の電子部品チップを移し替えるに際し、第1の粘着シートに加わる熱が、第2の粘着シートにも伝わることになる。そのため、拡張性を有する第2の粘着シートが熱により伸びるなどの変形が生じることがあった。その結果、拡張工程を高精度に行い得ないことがあった。
本発明の目的は、加熱により第2の粘着シートにワークを移し替えるに際し、第2の粘着シートの熱による変形が生じ難い、シート剥離装置及びシート剥離方法を提供することにある。
本発明に係るシート剥離装置では、対向し合う第1及び第2の主面を有する板状のワークと、前記ワークの前記第1の主面に貼付されており、加熱により粘着力が低下する第1の粘着シートと、前記ワークの前記第2の主面に貼付された第2の粘着シートとを備える積層体から、前記第1の粘着シートを剥離するための装置である。
本発明に係るシート剥離装置は、前記積層体が前記第1の粘着シート側から当接される第1のテーブル主面を有する第1のテーブルと、前記第1のテーブルの少なくとも前記第1のテーブル主面を加熱するように設けられた加熱源と、前記第1のテーブルの前記第1のテーブル主面に対向し、かつ前記第2の粘着シートよりも小面積である第2のテーブル主面を有する第2のテーブルと、前記第2のテーブルを前記第1のテーブルの前記第1のテーブル主面に対して近接もしくは離間させるように、前記第2のテーブルに連結された駆動装置とを備える。
本発明に係るシート剥離装置では、前記第2のテーブルの前記第2のテーブル主面を前記第2の粘着シートに向かって押し当てることにより、前記第1の粘着シートを加熱されている前記第1のテーブル主面に当接させて、前記第1の粘着シートの粘着力を低下させ、前記第1の粘着シートを前記ワークから剥離する。
本発明に係るシート剥離装置のある特定の局面では、前記第2の粘着シートを支持しており、かつ開口を有する枠状支持部材がさらに備えられており、前記開口内において、前記第2の粘着シートに前記第2の粘着シートよりも面積の小さい前記ワーク及び前記第1の粘着シートが積層されている。
本発明に係るシート剥離装置の他の特定の局面では、前記枠状支持部材が前記第1のテーブルと前記第2のテーブルとの間に挿入された挿入状態と、前記第1のテーブルと前記第2のテーブルとの間から前記枠状支持部材を離脱させた離脱状態との間で、前記枠状支持部材をスライドさせるように該枠状支持部材に連結されたスライド駆動装置がさらに備えられている。
本発明に係るシート剥離装置の別の特定の局面では、前記第1のテーブルに、前記第1のテーブル主面に開口している貫通孔が設けられている。
本発明に係るシート剥離装置のさらに他の特定の局面では、前記第1のテーブル主面が、鉛直方向に対して傾斜している平面である。
本発明に係るシート剥離装置のさらに別の特定の局面では、前記ワークが、複数の電子部品チップ集合体であり、かつ複数の電子部品チップに切断された状態で前記第1の粘着シートと前記第2の粘着シートとに挟持されている。
本発明に係るシート剥離方法は、本発明に従って構成されたシート剥離装置を用いたシート剥離方法であり、下記の各工程を備える。
前記第1のテーブルの前記第1のテーブル主面と、前記第2のテーブルの前記第2のテーブル主面との間に前記第1の粘着シートが前記第1のテーブル主面側となるように前記積層体を配置する工程。
前記第2のテーブルを前記第2の粘着シートに押し当てるように前記第2のテーブルを前記第1のテーブル側に移動させ、前記第1の粘着シートを前記第1のテーブル主面に当接させる工程。
前記第1のテーブル主面の熱により、前記第1の粘着シートの粘着力を低下させ、剥離力を低下させる工程。
本発明に係るシート剥離方法のある特定の局面では、前記第1のテーブルに、前記第1のテーブル主面に開口している貫通孔が設けられており、前記第1の粘着シートを前記第1のテーブル主面に当接させた後に、該貫通孔から吸引することにより、前記第1の粘着シートを前記第1のテーブル主面に保持する工程をさらに備える。
本発明に係るシート剥離方法の他の特定の局面では、前記第1のテーブル主面の熱により前記第1の粘着シートの粘着力を低下させて剥離力を低下させる工程の後に、前記貫通孔から前記第1の粘着シートに正圧を与える工程をさらに備える。
本発明に係るシート剥離方法のさらに他の特定の局面では、前記第1のテーブル主面が鉛直方向に対して傾斜しており、前記第1の粘着シートの粘着力が低下された後、該第1の粘着シートが前記第1のテーブル主面から下方に自由落下する。
本発明に係るシート剥離装置及びシート剥離方法によれば、加熱により第1の粘着シートの粘着力を低下させたとしても、第2の粘着シートに熱が伝わり難い。従って、第2の粘着シートの熱による変形を抑制しつつ、ワークから第1の粘着シートを剥離することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のシート剥離装置において、装置本体から治具フレームを引き出した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の側面断面図である。 本発明の一実施形態で用いられているセットフレームに、積層体が固定されている状態を示す正面図である。 図4のA−A線に沿う部分の断面図である。 本発明の一実施形態において、第1の粘着シートに切断前のマザーブロックが貼付されている構造を示す正面図である。 本発明の一実施形態のシート剥離方法において、第2のテーブルを第2の粘着シートに押し当て、第1の粘着シートを第1のテーブルの第1のテーブル主面に当接させる工程を示す拡大側面断面図である。 本発明の一実施形態のシート剥離方法において、切断状態のマザーブロックから第1の粘着シートを剥離した状態を示す拡大側面断面図である。 剥離力が低下した第1の粘着シートが第1のテーブルの第1のテーブル主面から落下する状態を説明するための拡大側面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の外観を示す斜視図である。シート剥離装置1は、ベース2を有する。ベース2は傾斜面2aを有する。傾斜面2aは、鉛直方向に対して傾斜している。本実施形態では、傾斜面2aは、水平方向及び鉛直方向に対して約45度傾いている。この傾斜面2a上に、装置本体3が固定されている。装置本体3は、対向し合う第1及び第2の主面3a,3bを有する。第2の主面3bが上記傾斜面2aに固定されている。他方、装置本体3は、開口部3cを側面に有する。この開口部3cから、セットフレーム4が挿入されている。図1では、セットフレーム4が開口部3c内に挿入されている状態が示されている。
上記セットフレーム4は、図2に示すように、装置本体3から側方にスライドされ、引き出されるように構成されている。
このようにセットフレーム4を図1に示す状態と、図2に示す状態との間でスライドさせるため、図2に示すように、スライド駆動装置Sをセットフレーム4に連結してもよい。もっとも、セットフレーム4は、手動により、図1に示す状態と、図2に示す状態との間でスライドされてもよい。
上記セットフレーム4に、後述の積層体が取付けられている。これを、図4〜図6を参照して説明する。
図4は、上記セットフレーム4に本実施形態で用意される積層体が取付けられている状態を示す正面図である。セットフレーム4は、枠状支持部材5を有する。枠状支持部材5は、例えば金属などの剛性材料からなる。この枠状支持部材5は、開口5aを有する。
図5は、図4のA−A線に沿う断面図である。枠状支持部材5に積層体10が貼り付けられている。積層体10は、第1の粘着シート11と、第2の粘着シート12とを有する。第1の粘着シート11と第2の粘着シート12とにより、個々の電子部品チップ単位に切断されているマザーブロック13が挟持されている。マザーブロック13が、本発明が適用されるワークである。
上記積層体10を得るにあたっては、図6に示すように、第1の粘着シート11上に、マザーブロック13を貼り付ける。第1の粘着シート11は、加熱により粘着力が著しく低下する材料からなる。このような第1の粘着シート11は、例えば、加熱により発泡する熱発泡剤含有粘着剤を用いて構成することができる。
第1の粘着シート11は、加熱されると発泡し、生じた気泡がマザーブロック13との界面に移動する。それによって粘着力が著しく低下する。従って、加熱により発泡させると、粘着力が実質的に失われるほど粘着力は大幅に低下する。すなわち、剥離力が大幅に低下する。従って、マザーブロック13から第1の粘着シート11を容易に剥離することができる。
上記マザーブロック13としては、複数の電子部品チップが集合された適宜のマザーブロックを用いることができる。
この第1の粘着シート11にマザーブロック13が貼りあわされた状態で、ダイシング等によりマザーブロック13を複数の電子部品チップに切断する。
本実施形態では、図5に示すように、上記の電子部品チップに切断されたマザーブロック13が第2の粘着シート12に貼付され、積層体10が構成されている。第2の粘着シート12は、外力を加えた場合に、容易に拡張され得る材料により構成されており、かつマザーブロック13を粘着力により保持し得るように構成されている。
本実施形態のシート剥離装置1では、上記積層体10において、ワークとしてのマザーブロック13から第1の粘着シート11を剥離するために用いられる。
図3は、上記シート剥離装置の要部を説明するための部分側面断面図である。シート剥離装置1では、装置本体3内に、第1のテーブル7と、第2のテーブル8とが配置されている。第1のテーブル7は、第1のテーブル主面7aを有する。第2のテーブル8は、第2のテーブル主面8aを有する。第1のテーブル主面7aと、第2のテーブル主面8aとが対向しあっている。また、第1のテーブル7には、第1のテーブル主面7aに開口している複数の貫通孔7bが設けられている。
第2のテーブル8は、駆動装置9に連結されている。駆動装置9は、第2のテーブル8を、第1のテーブル7側に向かって近接または離間させるように第2のテーブル8に連結されている。この駆動装置9は、適宜の往復駆動源により形成することができる。
第1のテーブル7の第1のテーブル主面7aと、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aとの間に、上述したセットフレーム4が挿入されることになる。
また、第1のテーブル7には、加熱源7cが内蔵されている。加熱源7cにより、第1のテーブル主面7aが加熱される。この加熱温度は、第1の粘着シート11の粘着力を大幅に低下させる温度以上とされる。
上記加熱源7cは、第1のテーブル7に内蔵されているが、第1のテーブル7とは別体に構成されていてもよい。第2の粘着シート12への熱の伝達を抑制するには、加熱源7cのように第1のテーブル7内に内蔵されていることが好ましい。
第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aは、第2の粘着シート12よりも小面積である。そして、本実施形態では、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aの面積は、上記マザーブロック13の第2の粘着シート12に貼付されている部分の面積とほぼ等しくされている。
第1の粘着シート11の面積も、マザーブロック13の面積とほぼ同等かマザーブロック13よりも若干大きな面積とされている。
これに対して、第2の粘着シート12の面積は、上記第2のテーブル主面8aやマザーブロック13の貼付面積よりもかなり大きくなっている。
図4に示すように、第1の粘着シート11は、枠状支持部材5の開口5a内に位置するように設けられる。すなわち、第2の粘着シート12が枠状支持部材5に貼り付けられ、枠状支持部材5により支持されている。この状態において、小さな面積のマザーブロック13及び第1の粘着シート11は、上記開口5a内の中央に位置している。
なお、上記マザーブロック13の大きさは特に限定されないが、本実施形態では縦60mm×横60mm×厚み1〜3mm程度である。
次に、上記シート剥離装置1を用いたシート剥離方法を、図1〜図3に加え、図7〜図9を参照して説明する。
まず、セットフレーム4に上記積層体10をセットする。すなわち、第2の粘着シート12を枠状支持部材5に貼り付けることにより、積層体10をセットする。しかる後、上記セットフレーム4を、図2に示す引き出し状態からスライドさせる。それによって、図1に示すように、セットフレーム4を、装置本体3の開口部3c内に配置させる。
前述した第1のテーブル7及び第2のテーブル8は、装置本体3内に配置されている。従って、上記引き出し状態が、第1のテーブル7と第2のテーブル8との間から枠状支持部材5が離脱された離脱状態である。また、図1に示す状態が、枠状支持部材5が第1のテーブル7と第2のテーブル8との間に挿入された挿入状態となる。
前述したスライド駆動装置Sを用いて、上記離脱状態から上記挿入状態に移行させてもよく、あるいは手動により移行させてもよい。
次に、図3に示した駆動装置9を駆動し、第2のテーブル8を、第1のテーブル7側に向かって移動させる。それによって、第2のテーブル主面8aが図7に示すように、第2の粘着シート12を押圧する。その結果、第2の粘着シート12が伸長し、積層体10の第1の粘着シート11が、第1のテーブル7の第1のテーブル主面7aに当接される。
この状態で、あるいはこの状態に先立ち、第1のテーブル7の第1のテーブル主面7aを、前述した加熱源7cにより加熱する。第1の粘着シート11が第1のテーブル主面7aに当接されると、加熱により、第1の粘着シート11の粘着力が大幅に低下し、剥離力がほとんどなくなる。この状態で、好ましくは、貫通孔7bから吸引し、第1の粘着シート11を第1のテーブル主面7aに保持する。
しかる後、駆動装置9により第2のテーブル8を、第1のテーブル7から離間するように移動させる。その結果、図8に示すように、第2の粘着シート12から第2のテーブル8が離れると、第2の粘着シート12は、その弾性により収縮し、第1のテーブル7側に押しつけられていた状態から第2のテーブル8側に復帰する。このとき、上記第1の粘着シート11の粘着力が大幅に低下し、剥離力が低下しているため、第1の粘着シート11はマザーブロック13から剥離される。従って、マザーブロック13が、第2の粘着シート12に保持されることとなる。
他方、第1の粘着シート11は、第1のテーブル7に、前述した吸引力により保持されている。
次に、上記吸引を解除する。さらに、上記貫通孔7bから正圧を加える。この正圧は、例えば空気を供給すること等により加え得る。その結果、第1のテーブル主面7a上から第1の粘着シート11が離間する。上記第1のテーブル主面7aは、前述した傾斜面2aと同様に、鉛直方向及び水平方向から45度傾斜している。従って、上記第1の粘着シート11が、第1のテーブル主面7aから自由落下する。なお、傾斜角度は45度以上、90度未満であれば良い。
本実施形態では、上記貫通孔7bに正圧を加えたが、正圧を加えなくともよい。すなわち、剥離力がほとんど失われている場合、上記のように第1のテーブル主面7aが傾斜しているので、吸引を解除するだけでも、第1の粘着シート11は下方に落下し得る。
なお、上記傾斜角度は、鉛直方向から45度に限らず、後述する第1の粘着シート11の第1のテーブル主面7aからの落下を引き起こし得る限り、特に限定されない。
好ましくは、落下してくる第1の粘着シート11を回収する回収容器を下方に設けてもよい。
他方、上記セットフレーム4においては、第2の粘着シート12に、切断済のマザーブロック13が粘着力により保持されている。従って、第2の粘着シート12を拡張することにより、切断されている個々の電子部品チップの間隔を容易に広げることができる。よって、各電子部品チップを容易にピックアップしたり、各電子部品チップへの処理を行うことができる。
上述したように、本実施形態のシート剥離装置及びシート剥離方法を用いれば、切断済のマザーブロック13から第1の粘着シート11を容易に剥離することができる。しかも、本実施形態では、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aの面積が、第2の粘着シート12よりも小さい。さらに、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aが、上記マザーブロック13の面積とほぼ同等である。そのため、熱が、第2のテーブル8と第1のテーブル7とで挟持されている部分の周囲の第2の粘着シート12部分に伝わり難い。従って、第2の粘着シート12の熱による変形も生じ難い。
上記のように、マザーブロック13を第1の粘着シート11から無理なく剥離するには、第1の粘着シート11が確実に加熱されねばならない。従って、第1のテーブル7の第1のテーブル主面7aは、上記加熱が確実に行い得る面積を有することが望ましい。従って、第1のテーブル7の第1のテーブル主面7aの面積は、マザーブロック13の主面の面積と同等以上であることが望ましい。
また、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aの面積が大きすぎると、第2の粘着シート12の伸長部分が第1のテーブル主面7aに当接する領域が大きくなる。そのため、第2の粘着シート12が熱により変形するおそれがある。従って、第2のテーブル主面8aの面積は、好ましくは、マザーブロック13の主面の面積の125%以下程度とすることが望ましい。
上記第1のテーブル7は、金属などの適宜の合成材料からなる。第2のテーブル8についても、適宜の材料より形成することができる。好ましくは、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8a側は、弾性体からなることが望ましい。第1の粘着シート11及び第2の粘着シート12は、一定の厚み及び弾性を有している。従って、第2のテーブル8の第2のテーブル主面8aが剛体により構成されていると、切断により分割された電子部品チップの全部に力が加わり難い。よって、好ましくは、第2のテーブル主面8aは弾性体表面であることが望ましい。また、第2のテーブル8全体が弾性体により形成されてもよい。
1…シート剥離装置
2…ベース
2a…傾斜面
3…装置本体
3a…第1の主面
3b…第2の主面
3c…開口部
4…セットフレーム
5…枠状支持部材
5a…開口
7…第1のテーブル
7a…第1のテーブル主面
7b…貫通孔
7c…加熱源
8…第2のテーブル
8a…第2のテーブル主面
9…駆動装置
10…積層体
11…第1の粘着シート
12…第2の粘着シート
13…マザーブロック

Claims (10)

  1. 対向し合う第1及び第2の主面を有する板状のワークと、前記ワークの前記第1の主面に貼付されており、加熱により粘着力が低下する第1の粘着シートと、前記ワークの前記第2の主面に貼付された第2の粘着シートとを備える積層体から、前記第1の粘着シートを剥離するためのシート剥離装置であって、
    前記第1の粘着シート側から前記積層体が当接される第1のテーブル主面を有する第1のテーブルと、
    前記第1のテーブルの少なくとも前記第1のテーブル主面を加熱するように設けられた加熱源と、
    前記第1のテーブルの前記第1のテーブル主面に対向し、かつ前記第2の粘着シートよりも小面積である第2のテーブル主面を有する第2のテーブルと、
    前記第2のテーブルを前記第1のテーブルの前記第1のテーブル主面に対して近接もしくは離間させるように、前記第2のテーブルに連結された駆動装置とを備え、
    前記第2のテーブルの前記第2のテーブル主面を前記第2の粘着シートに向かって押し当てることにより、前記第1の粘着シートを、加熱されている前記第1のテーブル主面に当接させて、前記第1の粘着シートの粘着力を低下させ、前記第1の粘着シートを前記ワークから剥離する、シート剥離装置。
  2. 前記第2の粘着シートを支持しており、かつ開口を有する枠状支持部材をさらに備え、前記開口内において、前記第2の粘着シートに前記第2の粘着シートよりも面積の小さい前記ワーク及び前記第1の粘着シートが積層されている、請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 前記枠状支持部材が前記第1のテーブルと前記第2のテーブルとの間に挿入された挿入状態と、前記第1のテーブルと前記第2のテーブルとの間から前記枠状支持部材を離脱させた離脱状態との間で、前記枠状支持部材をスライドさせるように該枠状支持部材に連結されたスライド駆動装置をさらに備える、請求項2に記載のシート剥離装置。
  4. 前記第1のテーブルに、前記第1のテーブル主面に開口している貫通孔が設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート剥離装置。
  5. 前記第1のテーブル主面が、鉛直方向に対して傾斜している平面である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシート剥離装置。
  6. 前記ワークが、複数の電子部品チップ集合体であり、かつ複数の電子部品チップに切断された状態で前記第1の粘着シートと前記第2の粘着シートとに挟持されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシート剥離装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のシート剥離装置を用いたシート剥離方法であって、
    前記第1のテーブルの前記第1のテーブル主面と、前記第2のテーブルの前記第2のテーブル主面との間に前記第1の粘着シートが前記第1のテーブル主面側となるように前記積層体を配置する工程と、
    前記第2のテーブルを前記第2の粘着シートに押し当てるように前記第2のテーブルを前記第1のテーブル側に移動させ、前記第1の粘着シートを前記第1のテーブル主面に当接させる工程と、
    前記第1のテーブル主面の熱により、前記第1の粘着シートの粘着力を低下させ、剥離力を低下させる工程とを備える、シート剥離方法。
  8. 前記第1のテーブルに、前記第1のテーブル主面に開口している貫通孔が設けられており、前記第1の粘着シートを前記第1のテーブル主面に当接させた後に、該貫通孔から吸引することにより、前記第1の粘着シートを前記第1のテーブル主面に保持する工程をさらに備える、請求項7に記載のシート剥離方法。
  9. 前記第1のテーブル主面の熱により前記第1の粘着シートの粘着力を低下させて剥離力を低下させる工程の後に、前記貫通孔から前記第1の粘着シートに正圧を与える工程をさらに備える、請求項8に記載のシート剥離方法。
  10. 前記第1のテーブル主面が鉛直方向に対して傾斜しており、前記第1の粘着シートの粘着力が低下された後、該第1の粘着シートが前記第1のテーブル主面から下方に自由落下する、請求項7〜9のいずれか一項に記載のシート剥離方法。

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