JP6260405B2 - ターボ過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はターボ過給機付エンジンの制御装置に関する。
ターボ過給機付エンジンにおいては、タービンが排気通路に配置され、コンプレッサが吸気通路に配置されている。タービンがエンジンの燃焼室から排出された排気流によって回転駆動されることで、タービンに直結されたコンプレッサが回転駆動されて、燃焼室への空気の供給量が増大される。この種のターボ過給機においては、減速時にサージングが生じることが知られている。
サージングは、減速時においてスロットルバルブが閉じられた場合に、吸気量が減少する一方で、暫時回り続けるタービンのために、コンプレッサとスロットルバルブとの間の吸気の圧力(過給圧)が維持されることに起因して生じる。従来より、サージングを抑制するために、コンプレッサの上下流をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路を開閉するバイパスバルブとを設け、減速時にバイパスバルブを開弁させることで、バイパス通路を介して、コンプレッサの上流側に過給圧を逃がすことが知られている。
その場合に、過給機付エンジンにおいては、減速時に、バイパス通路を介してコンプレッサ上流側へ吸気が還流されることになるため、コンプレッサの上流側に配置されたエアフロセンサによる吸気量の検出精度が悪化するという問題があった。この問題に対して、例えば特許文献1には、エアフロセンサへの吸気の還流が生じると判定される場合、エアフロセンサによる検出値に替えて、エンジン回転数とスロットルバルブの開度とに基づいた、吸入空気量の算出値を採用する制御装置が開示されている。
特開2009−97490号公報
ところで、エアフロセンサによる吸入空気量の検出に比して、吸入空気量の算出値は、精度が良くない。このため、エミッション性能を考慮すると、出来るだけエアフロセンサで検出された空気量を吸入空気量として設定し、エアフロセンサの検出精度が悪化する場合にのみ、吸入空気量の算出値を使用することが望ましい。このため、エアフロセンサへの吸気の還流が生じるか否かを精度良く判定することが重要となる。
しかしながら、特許文献1に開示された制御装置では、エアフロセンサへの吸気の還流が生じるか否かをバイパスバルブの開度から間接的に判定するものであるので、エアフロセンサへの吸気の還流が生じるか否かを精度良く判定できるものではなかった。そのため、減速時においてエアフロセンサへの吸気の還流が生じているにも拘わらず、検出精度が悪化したエアフロセンサで検出した吸入空気量を使用する場合があり、特に、燃料噴射を行いながら減速するような場合において、エミッションが悪化する。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、減速時であっても、吸入空気量を精度良く把握できるターボ過給機付エンジンの制御装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明は、吸気通路上に配設されたコンプレッサを有するターボ過給機と、前記吸気通路における前記コンプレッサの上下流をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられて該通路を開閉させるバイパスバルブと、スロットルバルブと、吸気マニホールドと、を備えたターボ過給機付エンジンの制御装置であって、前記コンプレッサの上流側の前記吸気通路に配設されて吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、前記エンジンの運転状態に基づいて、前記スロットルバルブの開度と、前記吸気マニホールド内の吸気の圧力から吸入空気量を算出する吸入空気量算出手段と、前記吸入空気量検出手段で検出した検出空気量又は前記吸入空気量算出手段で算出した算出空気量のいずれか一方を吸入空気量として設定する吸入空気量設定手段と、を備え、前記吸入空気量設定手段は、通常時は吸入空気量として前記検出空気量を設定しており、前記検出空気量の変化量および前記算出空気量の変化量の少なくとも一方が設定切換用閾値を超過したとき、吸入空気量として前記検出空気量から前記算出空気量へ切り換えて設定する一方、吸入空気量として前記算出空気量を設定した後に所定時間が経過した場合、吸入空気量として前記算出空気量から前記検出空気量へ切り換えて設定しており、前記所定時間は、前記エンジンの回転速度が高いほど長くなるように設定されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、吸気通路上に配設されたコンプレッサを有するターボ過給機と、前記吸気通路における前記コンプレッサの上下流をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられて該通路を開閉させるバイパスバルブと、スロットルバルブと、吸気マニホールドと、を備えたターボ過給機付エンジンの制御装置であって、サージングが生じると予測されるとき前記バイパスバルブを開弁させ、サージングが生じないと予測されるとき前記バイパスバルブを閉弁させる、バイパスバルブ制御手段と、前記コンプレッサの上流側の前記吸気通路に配設されて吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、前記エンジンの運転状態に基づいて、前記スロットルバルブの開度と、前記吸気マニホールド内の吸気の圧力から吸入空気量を算出する吸入空気量算出手段と、前記吸入空気量検出手段で検出した検出空気量又は前記吸入空気量算出手段で算出した算出空気量のいずれか一方を吸入空気量として設定する吸入空気量設定手段と、を備え、前記バイパスバルブは、前記バイパスバルブ制御手段からの制御信号により開閉される電子制御式であり、前記吸入空気量設定手段は、通常時は吸入空気量として前記検出空気量を設定しており、前記バイパスバルブ制御手段が前記バイパスバルブを開弁させたとき、吸入空気量として前記検出空気量から前記算出空気量へ切り換えて設定する一方、吸入空気量として前記算出空気量を設定した後に所定時間が経過した場合、吸入空気量として前記算出空気量から前記検出空気量へ切り換えて設定しており、前記所定時間は、前記エンジンの回転速度が高いほど長くなるように設定されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の発明において、前記吸気通路上の前記コンプレッサの下流側に設けられた圧力センサを備え、前記吸入空気量算出手段は、前記圧力センサによって検出された過給圧に基づいて、吸入空気量を算出することを特徴とする。
前記の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、検出空気量および算出空気量の変化量に基づいて、吸入空気量検出手段への吸気の還流が生じるか否かを精度良く判定できる。つまり、各流量の変化量から空気量の急激な減少を検出することでスロットルバルブが閉じられてバイパスバルブが開弁されたことを容易に予測でき、これにより、バイパスバルブが開弁されたことに起因して吸入空気量検出手段への吸気の還流が生じることを、精度良く判定できる。
この結果、減速時における吸入空気量検出手段への吸気の還流が生じる場合、検出空気量に替えて算出空気量を採用することで、吸入空気量を精度良く把握できる。また、検出空気量及び算出空気量のそれぞれの変化量に基づいて判定を行うことで、吸入空気量検出手段への吸気の還流が生じるか否かを精度良く判定できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、バイパスバルブ制御手段からバイパスバルブへの制御信号に基づいて、吸入空気量検出手段への吸気の還流が生じるか否かを容易に判定できる。しかも、吸入空気量検出手段で検出された空気量及び吸入空気量算出手段で算出された空気量のそれぞれの変化量を算出する必要が無いので、吸入空気量設定手段の演算負荷を低減できる。
また、請求項1又は2に記載の発明によれば、算出空気量を設定した後に所定時間の経過を以て、吸入空気量検出手段への吸気の還流が解消したと、簡易的に判定できる。これにより、吸入空気量設定手段の演算負荷を低減できる。
また、請求項1又は2に記載の発明によれば、エンジンの回転速度が高いほど所定時間を長く設定することで、エンジンの高回転速度領域における吸入空気量の増大に起因した吸入空気量検出手段による検出精度の悪化状態を回避しやすい。
また、請求項に記載の発明によれば、圧力センサに基づいて吸入空気量を算出することで吸入空気量を精度良く算出できる。

すなわち、本発明によるターボ過給機付エンジンの制御装置によれば、減速時であっても、吸入空気量を精度良く把握できる。
本発明の一実施形態に係るターボ過給機付エンジンの過給システムを概略的に示すブロック図である。 図1の制御システムを示すブロック図である。 制御システムの第1の実施形態に係る吸入空気量の設定切換処理を示すフローチャートである。 制御システムの第1の実施形態に係る吸入空気量の設定復帰処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る過給システムの作動を示すグラフである。 制御システムの第2の実施形態に係る図3と同じ設定切換え処理を示すフローチャートである。 制御システムの第2の実施形態に係る図4と同じ設定復帰処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る過給システムの作動を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係るターボ過給機付エンジンの過給システムについて、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態に係るターボ過給機付エンジンの過給システムは、吸気通路にコンプレッサをバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられ該通路を開閉するバイパスバルブとを備え、減速時のスロットルバルブ閉時における吸気通路内のサージングを、バイパスバルブを開弁させることで抑制する。図1はターボ過給機付エンジンの過給システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、過給システム1は、エンジン2と、吸気システム10と、排気システム20と、アクセルペダル装置4と、制御部5と、を備えている。エンジン2は、ガソリンエンジンであり、カムシャフト26には吸排気バルブ27の開弁タイミングを運転状態に応じて可変制御するためのVVT28が設けられている。エンジン2の燃焼室2aに、吸気ポート2bを介して吸気システム10が接続されており、排気ポート2cを介して排気システム20が接続されている。
吸気システム10は、吸気通路11と、吸気通路11上に上流側から順に配置された、エアクリーナ16、ターボ過給機3のコンプレッサ18、インタークーラ15、スロットルバルブ14、及び吸気マニホールド13を有している。吸気システム10は、外部よりエアクリーナ16の空気取り入れ口16aから取り入れた空気を、フィルタ16bを通してコンプレッサ18に供給する。その後、空気は、コンプレッサ18により過給されて、インタークーラ15により冷却された後、スロットルバルブ14により流量が調整されて吸気マニホールド13を介して各気筒の燃焼室2aへ供給される。
吸気通路11には、エアクリーナ16とコンプレッサ18との間に、吸入空気量検出手段としてのエアフロセンサ36が配置されている。エアフロセンサ36は空気取り入れ口16aから取り込まれた吸気量を検出する。エアフロセンサ36としては、例えば、熱線式又はカルマン渦式のエアフロセンサを採用できる。
さらに、吸気通路11には、インタークーラ15とスロットルバルブ14との間に圧力センサ34が配置されており、吸気マニホールド13には、吸気マニホールド圧力センサ32と温度センサ35が配置されている。圧力センサ34はインタークーラ15とスロットルバルブ14との間の吸気通路11内の圧力を検出する。吸気マニホールド圧力センサ32は吸気マニホールド13内の圧力を検出し、同様に温度センサ35は吸気マニホールド13内の温度を検出する。
スロットルバルブ14は、アクセルペダル装置4のアクセルペダル開度センサ31で検出された運転者によるペダル踏込操作に応じて、制御部5からの制御信号に基づいて開閉される電子制御式であり、吸気通路11内の吸気流路面積を変化させて燃焼室2aへの空気の供給量を調整する。スロットルバルブ14には、スロットルバルブ14の開度を検出するスロットルバルブ開度センサ33が配置されている。
さらに、吸気通路11には、コンプレッサ18によって過給された吸気の一部を、コンプレッサ18の上流側に還流する吸気還流装置41が設けられている。吸気還流装置41は、バイパス通路42とバイパスバルブ43とを備えている。
バイパス通路42は、一端がエアフロセンサ36とコンプレッサ18との間の吸気通路11に開口しており、他端がコンプレッサ18とインタークーラ15との間の吸気通路11に開口している。バイパスバルブ43は、バイパス通路42に設けられており、制御部5からの制御信号により開閉される電子制御式である。
ターボ過給機3は、吸気通路11に配置されたコンプレッサ18と、排気通路21に配置されたタービン24と、ウエストゲート式アクチュエータ25と、を備えている。ターボ過給機3は、エンジン2から排出された排気流によってタービン24が回転されることで、タービン24と同軸上に直結されたコンプレッサ18が回転駆動され、この結果、吸気通路11に吸気が過給されるようになっている。
ウエストゲート式アクチュエータ25は、タービン24の上下流を連通する排気バイパス通路25aを介して、エンジン2から排出された排気流の一部を、タービン24を迂回させて下流側に逃がすようになっている。
排気通路21には、上流側から順に、排気マニホールド22、ターボ過給機3のタービン24、及び排気管23が、配置されている。
次に、図2に示すブロック図を参照しながら、制御部5について説明する。制御部5は、入力装置30、制御装置50、及び出力装置40を備えている。制御装置50は、入力装置30からの信号に基づいて、出力装置40としてのスロットルバルブ14、バイパスバルブ43を開閉させると共に、エアフロセンサ36への吸気の還流が生じるか否かを判定して、該判定結果に基づいてエアフロセンサ36による検出空気量及び吸入空気量算出手段で算出された算出空気量の一方を吸入空気量として設定する。
入力装置30には、スロットルバルブ開度センサ33と、吸気マニホールド圧力センサ32と、温度センサ35と、エアフロセンサ36と、が含まれている。出力装置40には、スロットルバルブ14と、バイパスバルブ43と、が含まれている。
制御装置50は、記憶手段51と、吸入空気量算出手段53と、吸入空気量設定手段54と、バイパスバルブ制御手段55と、を備えている。記憶手段51には、設定切換用閾値と設定復帰用閾値とが、記憶されている。
設定切換用閾値は、検出空気量及び算出空気量の急激な減少を検出するための閾値であり、該閾値を、減少方向に増大する両変化量の少なくとも一方が超過する場合に、吸入空気量検出手段への吸気の還流が生じると判定される。
設定復帰用閾値は、検出空気量の安定を検出するための閾値であり、該閾値より、検出空気量の変化量が小さくなった場合に、吸入空気量検出手段への吸気の還流が解消したと判定される。
吸入空気量算出手段53は、スロットルバルブ開度センサ33で検出したスロットルバルブ14の開度と、吸気マニホールド圧力センサ32及び温度センサ35で検出した吸気マニホールド13内の吸気の圧力及び温度と、に基づいて燃焼室2aへ供給される空気量を算出する。なお、吸入空気量算出手段53による空気量の算出方式を一般にDジェトロ式と称し、一方、エアフロセンサ36による吸入空気量の検出方式をLジェトロ式と称する。
吸入空気量設定手段54は、検出空気量及び吸入空気量のいずれか一方を吸入空気量として設定する。具体的には、吸入空気量設定手段54は、通常時は検出空気量を吸入空気量として設定しており、検出空気量の変化量および算出空気量の変化量の少なくとも一方が設定切換用閾値を超過したとき、吸入空気量として、検出空気量から算出空気量へ切り換えて設定する。
吸入空気量として算出空気量に切り換えられた後に、検出空気量の変化量が設定復帰用閾値より小さくなったとき、吸入空気量設定手段54は吸入空気量として算出空気量から検出空気量に復帰させて設定する。
バイパスバルブ制御手段55は、スロットルバルブ閉時のサージングを抑制するようにバイパスバルブ43を開閉させ、例えば、サージングが生じると予測されるときバイパスバルブ43を開弁させ、サージングが生じないと予測されるときバイパスバルブ43を閉弁させる。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、まず、通常時すなわち、吸入空気量として、エアフロセンサ36で検出された検出空気量を設定している状態から、吸入空気量算出手段53で算出された算出空気量に切り換えて設定するときの制御装置50の第1の実施形態に係る一連の処理内容について説明する。
[第1の実施形態]
図3に示されるように、まず、流量変化量算出工程として、エアフロセンサ36で検出された検出空気量及び吸入空気量算出手段53で算出された算出空気量の、それぞれの変化量が算出される(ステップS100)。次に、変化量判定工程として、流量変化量算出工程で算出された各変化量の少なくとも一方が、流量が減少する方向において、記憶手段51に予め記憶された設定切換用閾値を超過するか否かが判定される(ステップS110)。
次に、吸入空気量設定工程として、変化量判定工程において各変化量の少なくとも一方が設定切換用閾値を超過すると判定されたとき、吸入空気量として、検出空気量から算出空気量へ切り換えて設定する(ステップS120)。一方、各流量の変化量が設定切換用閾値を超過しないと判定されたときは、吸入空気量として、検出空気量の設定を継続する(ステップS130)。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、吸入空気量として算出空気量に切り換えて設定された状態から、検出空気量に復帰させるときの制御装置50の第1の実施形態に係る一連の処理について説明する。
図4に示されるように、まず、流量変化量算出工程として、検出空気量の変化量が算出される(ステップS200)。次に、変化量判定工程として、流量変化量算出工程で算出された変化量が、記憶手段51に予め記憶された設定復帰用閾値よりも小さくなったか否かが判定される(ステップS210)。
次に、吸入空気量設定工程として、変化量判定工程において検出空気量の変化量が設定復帰用閾値よりも小さくなったと判定されたとき、吸入空気量として、算出空気量から検出空気量へ復帰させて設定する(ステップS220)。一方、検出空気量の変化量が設定復帰用閾値よりも大きいと判定されたときは、吸入空気量として、算出空気量の設定を継続する(ステップS230)。
図3、図4の処理がなされたときの、過給システム1の一連の作動について図5を参照しながら説明する。図5(a)は、検出空気量の推移を太線で示し、算出空気量の推移を細線で示している。図5(b)は、検出空気量の変化量の推移を太線で示し、算出空気量の変化量の推移を細線で示している。図5(c)は、吸入空気量の設定の推移を示している。なお、図5(b)において、説明の都合上、各変化量及び各閾値から符合の概念を無くして正の値として示している。
まず、図5(a)を参照して、時刻t1において、減速が開始され、スロットルバルブ14が閉じられると共に、バイパスバルブ43が開弁される。このとき、検出空気量及び算出空気量はいずれもスロットルバルブ14が閉じられたことに伴って急激に減少している。なお、検出空気量は、マイナス値を検出しており、これはバイパスバルブ43を開弁させたときにエアフロセンサ36への吸気の還流が生じたことを示している。
図5(b)に示されるように、このときの流量の減少方向における各変化量が時刻t2において、設定切換用閾値を超過している。この結果、図5(c)に示されるように、吸入空気量設定手段54は、吸入空気量として、検出空気量から算出空気量に切り換えて設定する。
次に、図5(b)に戻って、時刻t2以降でエアフロセンサ36への吸気の還流の解消したことに伴って検出空気量の変化量が次第に小さくなっていく。そして、時刻t3において、設定復帰用閾値よりも検出空気量の変化量が小さくなったとき、図5(c)に示されるように、吸入空気量設定手段54は、吸入空気量として、算出空気量から検出空気量に復帰させて設定する。
すなわち、制御装置50の第1の実施形態に係る処理によれば、例えば減速時等のように空気量が急激に減少した場合に吸入空気量として検出空気量から算出空気量へ切り換えて設定を行うと共に、その後に、検出空気量が安定した場合に吸入空気量として算出空気量から検出空気量へ復帰させて設定を行うことができる。
制御装置50の第1の実施形態に係る作動によれば、次の効果を発揮できる。
(1)検出空気量および算出空気量の変化量に基づいて、エアフロセンサ36への吸気の還流が生じるか否かを精度良く判定できる。つまり、各流量の各変化量から吸入空気量の急激な減少を検出することにより、スロットルバルブ14が閉じられてバイパスバルブ43が開弁されたことを予測でき、この結果、バイパスバルブ43が開弁されたことに起因してエアフロセンサ36への吸気の還流が生じることを、精度良く判定できる。
これにより、減速時におけるエアフロセンサ36への吸気の還流が生じると判定される場合、検出空気量に替えて算出空気量を採用することで、減速時における吸入空気量を精度良く把握できる。また、検出空気量及び算出空気量のそれぞれの変化量から判定を行うことで、エアフロセンサ36へ吸気の完了が生じるか否かをより精度良く検出することができる。
(2)検出空気量の変化量に基づいて検出空気量が安定していることを容易に把握でき、これにより、エアフロセンサ36への吸気の還流が解消したことを精度良く判定できる。これにより、エアフロセンサ36への吸気の還流が解消したときに、吸入空気量として、算出空気量から精度の良い検出空気量へ早期に切り換えて設定できるので、吸入空気量を精度良く把握できる。
(3)吸気マニホールド圧力センサ32と、温度センサ35と、スロットルバルブ開度センサ33と、に基づいて、吸入空気量算出手段53で吸入空気量を精度良く算出できる。
[第2の実施形態]
次に、制御装置50の第2の実施形態に係る一連の処理について、図6、図7のフローチャートを参照しながら説明する。まず、図6を参照して、通常時に吸入空気量として検出空気量を設定している状態から、算出空気量へ切り換えて設定する場合の制御装置50の一連の処理について説明する。
図6に示されるように、まず、バイパスバルブ開弁検出工程として、バイパスバルブ制御手段55によりバイパスバルブ43が開弁されたか否かが判定される(ステップS300)。
次に、吸入空気量設定工程として、前記バイパスバルブ開弁検出工程において、バイパスバルブ制御手段55がバイパスバルブ43を開弁させたと判定されたとき、吸入空気量として、検出空気量から算出空気量へ切り換えて設定する(ステップS310)。一方、バイパスバルブ制御手段55がバイパスバルブ43を開弁させていない(すなわち閉弁させた)と判定されたとき、吸入空気量として、検出空気量の設定を継続する(ステップS320)。
次に、図7を参照しながら、吸入空気量として算出空気量に切り換えて設定された状態から、検出空気量に復帰させるときの制御装置50の第2の実施形態に係る一連の処理について説明する。
図7に示されるように、まず、所定時間判定工程として、吸入空気量として算出空気量に切り換えて設定された後、所定時間が経過したか否かが判定される(ステップS400)。所定時間は、予め記憶手段51に記憶されており、エンジン回転数が高くなるほど長くなるように予め設定されている。
次に、吸入空気量設定工程として、前記所定時間判定工程において所定時間が経過したと判定されたとき、吸入空気量として、算出空気量から検出空気量へ復帰させて設定する(ステップS410)。一方、所定時間が経過していないと判定されたとき、吸入空気量として、算出空気量の設定を継続する(ステップS420)。
図6、図7の処理がなされたときの、過給システム1の一連の作動について図8を参照しながら説明する。図8(a)は、検出空気量及び算出空気量の推移を示し、検出空気量の推移を太線で示し、算出空気量の推移を細線で示している。図8(b)は、バイパスバルブ43の開度の推移示している。図8(c)は、吸入空気量の設定の推移を示している。
まず、図8(a)を参照して、時刻t1において、減速が開始され、スロットルバルブ14が閉じられると共に、バイパスバルブ43が開弁される。このとき、検出空気量及び算出空気量はいずれもスロットルバルブ14が閉じられたことに伴って急激に減少している。なお、検出空気量は、マイナス値を検出しており、これはバイパスバルブ43を開弁させたときにエアフロセンサ36に吸気の還流が到達したことを示している。
このとき、図8(b)に示されるように、時刻t2において、バイパスバルブ43がバイパスバルブ制御手段55により開弁される。この結果、図5(c)に示されるように、吸入空気量設定手段54は、吸入空気量として、検出空気量から算出空気量に切り換えて設定する。
時刻t2すなわちバイパスバルブ43が開弁された後に、所定時間が経過した時刻t3において、設定復帰用閾値よりも検出空気量の変化量が小さくなったとき、吸入空気量設定手段54は、吸入空気量として、算出空気量から検出空気量に復帰させて設定する。
すなわち、第2の実施形態に係る処理内容によっても、例えば減速時等のように空気量が急激に減少した場合にバイパスバルブ43が開弁された場合には、吸入空気量として検出空気量から算出空気量へ切り換えて設定を行い、その後に空気量が安定した場合には、吸入空気量として算出空気量から検出空気量へ復帰させて設定を行うことができる。
制御装置50の第2の実施形態に係る作動によれば、次の効果を発揮できる。
(1)バイパスバルブ制御手段55からバイパスバルブ43への制御信号に基づいて、エアフロセンサ36への吸気の還流が生じるか否かを容易に判定できる。しかも、エアフロセンサ36で検出された空気量及び吸入空気量算出手段53で算出された空気量の各変化量を算出する必要が無いので、第1の実施形態に比して吸入空気量設定手段54の演算負荷を低減できる。
(2)算出空気量を設定した後に所定時間の経過を以て、エアフロセンサ36への吸気の還流が解消したと、簡易的に判定できる。これにより、第1の実施形態に比して吸入空気量設定手段54の演算負荷を低減できる。
(3)エンジン2の回転速度が高いほど所定時間を長く設定することで、エンジン2の高回転速度領域における吸入空気量の増大に起因したエアフロセンサ36による検出精度の悪化状態を回避しやすい。
なお、第1の実施形態に係る処理と、第2の実施形態に係る処理と、を適宜組み合わせても良い。すなわち、吸入空気量として、各流量の変化量に基づいて算出空気量に切り換えて設定した後に、所定時間経過した場合に吸入空気量として検出空気量に復帰させて設定してもよい。また、吸入空気量として、バイパスバルブ制御手段55がバイパスバルブ43を開弁させたことに基づいて算出空気量に切り換えて設定した後に、検出空気量の変化量に基づいて検出空気量に復帰させて設定してもよい。
本発明は例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変形が可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明によれば、減速時であっても、吸入空気量を精度良く把握できるので、この種のターボ過給機付エンジンの製造技術分野において好適に実施される可能性がある。
1 過給システム
2 エンジン
3 ターボ過給機
4 アクセルペダル装置
5 制御部
13 吸気マニホールド
14 スロットルバルブ
15 インタークーラ
16 エアクリーナ
18 コンプレッサ
24 タービン
31 アクセルペダル開度センサ
32 吸気マニホールド圧力センサ
34 圧力センサ
36 エアフロセンサ
37 大気圧センサ
42 バイパス通路
43 バイパスバルブ
51 記憶手段
53 吸入空気量算出手段
54 吸入空気量設定手段
55 バイパスバルブ制御手段

Claims (3)

  1. 吸気通路上に配設されたコンプレッサを有するターボ過給機と、前記吸気通路における前記コンプレッサの上下流をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられて該通路を開閉させるバイパスバルブと、スロットルバルブと、吸気マニホールドと、を備えたターボ過給機付エンジンの制御装置であって、
    前記コンプレッサの上流側の前記吸気通路に配設されて吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
    前記エンジンの運転状態に基づいて、前記スロットルバルブの開度と、前記吸気マニホールド内の吸気の圧力から吸入空気量を算出する吸入空気量算出手段と、
    前記吸入空気量検出手段で検出した検出空気量又は前記吸入空気量算出手段で算出した算出空気量のいずれか一方を吸入空気量として設定する吸入空気量設定手段と、を備え、
    前記吸入空気量設定手段は
    常時は吸入空気量として前記検出空気量を設定しており、前記検出空気量の変化量および前記算出空気量の変化量の少なくとも一方が設定切換用閾値を超過したとき、吸入空気量として前記検出空気量から前記算出空気量へ切り換えて設定する一方、
    吸入空気量として前記算出空気量を設定した後に所定時間が経過した場合、吸入空気量として前記算出空気量から前記検出空気量へ切り換えて設定しており、
    前記所定時間は、前記エンジンの回転速度が高いほど長くなるように設定されていることを特徴とする制御装置。
  2. 吸気通路上に配設されたコンプレッサを有するターボ過給機と、前記吸気通路における前記コンプレッサの上下流をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられて該通路を開閉させるバイパスバルブと、スロットルバルブと、吸気マニホールドと、を備えたターボ過給機付エンジンの制御装置であって、
    サージングが生じると予測されるとき前記バイパスバルブを開弁させ、サージングが生じないと予測されるとき前記バイパスバルブを閉弁させる、バイパスバルブ制御手段と、
    前記コンプレッサの上流側の前記吸気通路に配設されて吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
    前記エンジンの運転状態に基づいて、前記スロットルバルブの開度と、前記吸気マニホールド内の吸気の圧力から吸入空気量を算出する吸入空気量算出手段と、
    前記吸入空気量検出手段で検出した検出空気量又は前記吸入空気量算出手段で算出した算出空気量のいずれか一方を吸入空気量として設定する吸入空気量設定手段と、を備え、
    前記バイパスバルブは、前記バイパスバルブ制御手段からの制御信号により開閉される電子制御式であり、
    前記吸入空気量設定手段は
    常時は吸入空気量として前記検出空気量を設定しており、前記バイパスバルブ制御手段が前記バイパスバルブを開弁させたとき、吸入空気量として前記検出空気量から前記算出空気量へ切り換えて設定する一方、
    吸入空気量として前記算出空気量を設定した後に所定時間が経過した場合、吸入空気量として前記算出空気量から前記検出空気量へ切り換えて設定しており、
    前記所定時間は、前記エンジンの回転速度が高いほど長くなるように設定されていることを特徴とする制御装置。
  3. 前記吸気通路上の前記コンプレッサの下流側に設けられた圧力センサを備え、
    前記吸入空気量算出手段は、前記圧力センサによって検出された過給圧に基づいて、吸入空気量を算出する、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
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