JP6260155B2 - 3端子型電子部品およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、3端子型電子部品およびその製造方法に関し、特にたとえば、チップ型の電子部品に2つの引き出し部を有するリード端子と1つの引き出し部を有するリード端子とを接続して3端子構造とした3端子型電子部品と、その製造方法に関する。
従来の3端子型電子部品1としては、例えば図23に示すように、チップコンデンサ2の一端側に導電板3を接続し、他端側に脚部切断片4を接続し、導電板3に2つのリード線5を接続するとともに、脚部切断片4に別のリード線6を接続したものがある。導電板3に接続されたリード線5は、チップコンデンサ2の両側部に沿って延びるように配置され、脚部切断片4に接続されたリード線6は、2つのリード線5の間にいてリード線5と並行して延びるように配置されている。なお、図23の3端子型電子部品1では、導電板3から延びるリード線5にビーズコア7が取り付けられ、ノイズフィルタとして用いられている。
このような3端子型電子部品1では、導電板3、脚部切断片4およびリード線5,6が個別に作製され、導電板3にリード線5が半田で固着されるとともに、脚部切断片4にリード線6が半田で固着されている(特許文献1参照)。
特開63−76314号公報
しかしながら、このような従来の3端子型電子部品では、導電板、脚部切断片、リード線などを個別に形成し、加工する必要があるため、材料コストや加工コストが高くなるという問題があった。また、導電板や脚部切断片にチップコンデンサを搭載する際、うまく位置決めができず、完成品において、チップコンデンサの位置がずれてしまうという問題が生じる場合があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、チップ型の電子部品が所定の位置に接続され、安価に製造を行うことができる3端子型電子部品と、その製造方法を提供することである。
この発明は、対向する2つの主面と対向する2つの側面と対向する2つの端面とを有する電子部品と、電子部品の一方の端面に接続されるとともに所定方向に延びる一対の第1の引き出し部を含む第1のリード端子と、電子部品の他方の端面に接続されるとともに所定方向に延びる第2の引き出し部を含む第2のリード端子と、電子部品および第1の引き出し部、第2の引き出し部の一部を覆うように形成される外層部を含む3端子型電子部品であって、第1のリード端子は、電子部品の一方の端面側において一方の主面を保持する部品保持部と、電子部品の一方の端面および両側面の位置決めを行うために部品保持部に対して突出するように形成される3つのガイド部と、部品保持部と一体的に形成され部品保持部の対向端部から延びるように形成される一対の第1の引き出し部を含み、第2のリード端子は、電子部品の他方の端面側において一方の主面を保持する部品保持部と、電子部品の他方の端面および両側面の位置決めを行うために部品保持部に対して突出するように形成される3つのガイド部と、部品保持部と一体的に形成され一対の第1の引き出し部に沿って延びるように形成される第2の引き出し部を含む、3端子型電子部品である。
第1および第2のリード端子において、例えば、リード線をプレスすることにより、部品保持部と引き出し部とを一体的に形成することができ、別部品を作製して半田付けする必要がない。そのため、材料コストや加工コストを安価に抑えることができる。また、部品保持部には、電子部品の端部および両側面の位置を規定するガイド部が形成されているため、所定の位置に電子部品が配置された3端子型電子部品を得ることができる。
このような3端子型電子部品において、第1のリード端子および第2のリード端子の部品保持部は、平面状に形成されていることが好ましい。
部品保持部が平面状に形成されることにより、電子部品を安定して部品保持部上に載置することができ、最終的に得られる形状が揃った3端子型電子部品を得ることができる。
このような3端子型電子部品において、第1のリード端子の一対の第1の引き出し部および第2のリード端子の第2の引き出し部の形状は円柱状である。
円柱状のリード線をプレスすることにより部品保持部が形成され、プレスされていない部分が引き出し部となるが、引き出し部の形状、すなわち元の材料となるリード線の形状が円柱状であることにより、プレスすることによって、ほぼ同じ形状の部品保持部を形成することができる。
また、第1のリード端子の一対の第1の引き出し部および第2のリード端子の第2の引き出し部の直径は0.56mm以上であることが好ましい。
3端子型電子部品を回路基板などに実装する際に、引き出し部の直径を0.56mm以上とすることにより、実装時に必要な強度を得ることができる。
また、第1のリード端子の一対の第1の引き出し部は並行するように配置され、この場合、第1のリード端子の一対の引き出し部の間隔は5mmであることが好ましい。
並行するように配置された第1のリード端子の一対の引き出し部の間に第2のリード端子の引き出し部が配置される場合、回路基板などへの実装時の取り扱いやすさを考慮し、しかも実装面積をできるだけ小さくするためには、第1のリード端子の一対の引き出し部の間隔は5mmにすることが好ましい。
また、電子部品の対向する端面を結ぶ方向に対応する第1のリード端子の部品保持部の長さは1mm以上であることが好ましい。
部品保持部に搭載される電子部品の外部電極の寸法と、電子部品を支えるガイド部の形成とを考えると、電子部品の対向する端面を結ぶ方向に対応する第1のリード端子の部品保持部の長さは1mm以上であることが好ましい。
さらに、第1のリード端子および第2のリード端子の母材は、CuまたはFeであることが好ましい。
また、第1のリード端子および第2のリード端子の表面にめっき層が形成されていることが好ましい。
第1のリード端子および第2のリード端子の材料としては、CuまたはFeが好ましく、その表面にめっき層が形成されていることにより、電子部品の半田付けや回路基板への実装時における引き出し部の半田付けが容易となる。
また、第1のリード端子の部品保持部が平面状である場合、部品保持部の厚みは第1の引き出し部の厚みの1/3以下であることが好ましい。
さらに、第2のリード端子の部品保持部が平面状である場合、部品保持部の厚みは第2の引き出し部の厚みの1/3以下であることが好ましい。
平らな部品保持部を切り起こすことにより、電子部品の位置決めを行うためのガイド部が形成されるが、部品保持部の厚みを引き出し部の厚みの1/3以下とすることにより、部品保持部の切り起こしを容易に行うことができる。
また、第1のリード端子の部品保持部において、電子部品の端面の位置決めを行うためのガイド部は、電子部品の対向する端面を結ぶ向きに部品保持部を折り曲げることにより形成することができる。
また、第1のリード端子の部品保持部において、電子部品の両側面の位置決めを行うためのガイド部は、電子部品の対向する側面を結ぶ向きに部品保持部を折り曲げることによって形成することができる。
また、第2のリード端子の部品保持部において、電子部品の端面の位置決めを行うためのガイド部は、電子部品の対向する端面を結ぶ向きに部品保持部を折り曲げることによって形成することができる。
また、第2のリード端子の部品保持部において、電子部品の両側面の位置決めを行うためのガイド部は、部品保持部の端部において間隔を隔てて形成された2つの突起部を電子部品の対向する端面を結ぶ向きに折り曲げることによって形成することができる。
電子部品の位置決めのためのガイド部を形成するために、上述のような向きに部品保持部を切り起こすことにより、良好なガイド部を形成することができる。
また、第1のリード端子のガイド部および第2のリード端子のガイド部の高さは、電子部品の厚みの1/2以上であることが好ましい。
ガイド部の高さが電子部品の厚みの1/2以上であることにより、電子部品の位置決めがしやすく、部品保持部に電子部品を半田付けする際に、電子部品の外部電極とガイド部との半田付けの確実性を高めることができる。
また、この発明は、湾曲部を有する第1のリード線と第1のリード線の湾曲部の内側に配置される直線状の第2のリード線とを搬送用台紙に固定する工程と、搬送用台紙に固定された第1のリード線と第2のリード線とを搬送する工程と、第1のリード線の湾曲部と第2のリード線の端部とを所定の位置関係となるように位置合わせを行う工程と、第1のリード線の湾曲部および第2のリード線の端部をプレスして平らに加工する工程と、第1のリード線の平らに加工した湾曲部の上下端をカットする工程と、第2のリード線の平らに加工した端部を間隔を隔てて2つの突起部が残るようにカットする工程と、第2のリード線の平らに加工した端部をプレスすることにより一部を切り起こし、チップ型の電子部品の端部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程と、第2のリード線の平らに加工した端部に形成された2つの突起部を折り曲げることによりチップ型の電子部品の側部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程と、第1のリード線の平らに加工した湾曲部をプレスすることにより一部を切り起こし、チップ型の電子部品の別の端部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程と、第1のリード線の平らに加工した湾曲部をプレスすることにより2箇所を切り起こし、チップ型の電子部品の側部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程と、第1のリード線のガイド部および第2のリード線のガイド部の間にチップ型の電子部品を配置して接続する工程を含む、3端子型電子部品の製造方法である。
リード線をプレスして平らな部品保持部を形成し、部品保持部を切り起こしてガイド部を形成し、所定の位置に電子部品を配置することにより、3端子型電子部品の製造を自動化することができる。
この発明によれば、チップ型の電子部品が所定の位置に接続され、安価に製造を行うことができる3端子型電子部品と、その製造方法を得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の3端子型電子部品の一例を示す斜視図である。 図1に示す3端子型電子部品の内部の一例を示す斜視図である。 図1に示す3端子型電子部品の内部の他の例を示す斜視図である。 図2および図3に示す電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサの一例を示す斜視図である。 図4に示す積層セラミックコンデンサの内部構造を示す図解図である。 図2および図3に示す第1および第2のリード端子の一例を示す斜視図である。 第1および第2のリード端子の製造工程において、リード線を搬送用台紙に固定した状態を示す図解図である。 図7に示す台紙を搬送するためのガイド部の断面図である。 搬送用台紙に固定されたリード線を位置決めする状態を示す図解図である。 搬送用台紙に固定されたリード線をプレスして平らな部品保持部を形成した状態を示す図解図である。 図10に示す部品保持部の一部をカットした状態を示す図解図である。 図11に示す部品保持部をカットしたリード線を位置決めする状態を示す図解図である。 第2のリード端子の部品保持部の一部を切り起こしてガイド部を形成する状態を示す図解図である。 第2のリード端子の部品保持部をカットしたときに形成された突起部を折り曲げてガイド部を形成する状態を示す図解図である。 第1のリード端子の部品保持部の一部を切り起こしてガイド部を形成する状態を示す図解図である。 第1のリード端子の部品保持部の一部を切り起こして別のガイド部を形成する状態を示す図解図である。 ガイド部が形成された部品保持部を有する第1および第2のリード端子が搬送用台紙に固定されている状態を示す図解図である。 図3に示す構造を有する3端子型電子部品を製造する場合における搬送用台紙へのリード線の固定を示す図解図である。 図3に示す電子部品が取り付けられたリード端子に外装部を形成するための第1の工程を示す図解図である。 図3に示す電子部品が取り付けられたリード端子に外装部を形成するための第2の工程を示す図解図である。 図3に示す電子部品が取り付けられたリード端子に外装部を形成するための第3の工程を示す図解図である。 図3に示す電子部品が取り付けられたリード端子に外装部を形成するための第4の工程を示す図解図である。 従来の3端子型電子部品の一例を示す斜視図である。
図1は、この発明の3端子型電子部品の一例を示す斜視図である。3端子型電子部品10は、外装部12を含む。外装部12は、例えば、絶縁性の樹脂材料で形成される。外装部12の形状は、その内部構造によって決まるものであるが、矩形などの任意の形状に形成することができる。
外装部12の内部には、図2に示すように、第1のリード端子14、第2のリード端子16およびチップ型電子部品が収納されている。ここでは、チップ型電子部品の一例として、積層セラミックコンデンサ18を用いた例について説明するが、チップ型電子部品であれば、他の電子部品であってもよい。
第1のリード端子14および第2のリード端子16は、例えば、Ni,Fe,Cu,Ag,Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金で形成される。特に、CuまたはFeを用いることが好ましいが、Ni,Fe,Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の成分を主成分として含む合金を用いることができる。このような合金の例としては、Fe−42NiやFe−18Crなどがある。
第1のリード端子14は、図3に示すように、長尺状の第1の部品保持部20を含む。第1の部品保持部20には、積層セラミックコンデンサ18の端部が保持されるが、積層セラミックコンデンサ18の安定性を考えると、第1の部品保持部20は平らに形成されることが好ましい。第1の部品保持部20の長手方向の両端には、2つの第1の引き出し部22が引き出される。第1の引き出し部22は、第1の部品保持部20の短い間隔を有する幅方向に延びるように形成される。つまり、3端子型電子部品10を回路基板などに実装するときのことを考えると、2つの第1の引き出し部22は、第1の部品保持部20の一方側において並行するように配置されることが好ましい。この場合、2つの第1の引き出し部22の間の間隔は、5mmに設定されることが好ましい。第1の引き出し部22は円柱状に形成され、その直径は0.56mm以上であることが好ましい。このような直径とすることにより、3端子型電子部品10を回路基板などに実装するときに、十分な強度を得ることができる。
第1の部品保持部20の厚みは、第1の引き出し部22の厚みの1/3以下であることが好ましい。第1の部品保持部20の幅方向の両側は切断され、ほぼ並行な端部を有する形状となっており、これらの端部の間隔は1mm以上に設定されることが好ましい。
第1の部品保持部20の長手方向の中央部には、第1の部品保持部20の一方主面に対して突出するように第1のガイド部24が形成される。第1のガイド部24は、第1の部品保持部20をその他方主面側から一方主面側に向かって切り起こすことによって形成される。このとき、第1のガイド部24は、第1の部品保持部20に取り付けられる積層セラミックコンデンサ18の2つの端部を結ぶ向き、すなわち、第1の部品保持部20の外側端部側から第1の引き出し部22が延びる方向に切り起こすことによって形成される。
さらに、第1の部品保持部20の一方主面には、第1のガイド部24を挟むようにして、一対の第1の引き出し部22が延びる方向に間隔を隔てて、2つの第2のガイド部26が形成される。2つの第2のガイド部26は、第1の部品保持部20をその他方主面側から一方主面側に向かって切り起こすことによって形成される。第2のガイド部26は、第1の部品保持部20に取り付けられる積層セラミックコンデンサ18の対向する側面を結ぶ向き、すなわち、第1の部品保持部20の長手方向の両側から内側に向かって切り起こすことによって形成される。2つの第2のガイド部26は、積層セラミックコンデンサ18の幅方向の両側を支持することができる間隔に形成される。第1のガイド部24および第2のガイド部26の高さは、積層セラミックコンデンサ18の厚みの1/2以上の高さとなるように形成されることが好ましい。
第2のリード端子16は、第1の引き出し部22の間に配置される。第2のリード端子16は、例えば、略U字状の第2の部品保持部30を含む。第2の部品保持部30には、積層セラミックコンデンサ18の端部が保持されるが、積層セラミックコンデンサ18の安定性を考えると、第2の部品保持部30は平らに形成されることが好ましい。第2の部品保持部30の幅広側端部は第1の部品保持部20に対向する位置に配置される。そして、第2の部品保持部30の幅広側端部の反対側から、第2の引き出し部32が延びるように形成される。このとき、3端子型電子部品10を回路基板などに実装するときのことを考えると、第2の部品保持部30を第1の部品保持部20と対向して配置したとき、第2の引き出し部32は、2つの第1の引き出し部22の間において、第1の引き出し部22と並行するように配置されることが好ましい。第2の引き出し部32の形状、寸法および第2の部品保持部30の厚みと第2の引き出し部32の厚みとの関係は、第1のリード端子14と同様である。
第2の部品保持部30の一方主面の幅方向のほぼ中央部には、第3のガイド部34が形成される。第3のガイド部34は、第2の部品保持部30の他方主面側から一方主面側に向かって第2の部品保持部30を切り起こすことによって形成される。第3のガイド部34は、第2の部品保持部30に取り付けられる積層セラミックコンデンサ18の2つの端部を結ぶ向き、すなわち、第2の引き出し部32側から幅広側端部側に向かって切り起こすことによって形成される。さらに、第2の部品保持部30の幅広部には、2つの第4のガイド部36が形成される。第4のガイド部36は、第3のガイド部34を挟むようにして、第1の部品保持部20に対向する第2の部品保持部30の端部に形成される。第4のガイド部36は、第2の部品保持部30の端部に形成された2つの突起部を折り曲げることにより形成される。第4のガイド部36の間隔も、積層セラミックコンデンサ18の幅方向の両側を支持することができる間隔に設定される。第3のガイド部34および第4のガイド部36の高さも、積層セラミックコンデサ18の厚みの1/2以上となるように形成される。
第1のリード端子14および第2のリード端子16には、めっき膜が形成されていることが好ましい。めっき層としては、下層めっき膜と上層めっき膜とを有することが好ましい。下層めっき膜は、第1のリード端子14および第2のリード端子16の上に形成され、上層めっき膜は下層めっき膜の上に形成される。下層めっき膜および上層めっき膜は、それぞれ、複数のめっき膜により構成されてもよい。
下層めっき膜の厚みは、1.0〜5.0μm程度であることが好ましい。下層めっき膜は、例えば、Ni,Fe,Cu,Ag,Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金を用いて形成される。特に、下層めっき膜は、Ni,Fe,Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金からなることが好ましい。第1および第2のリード端子14,16および下層めっき膜をNi,Fe,Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金により形成することにより、第1および第2のリード端子14,16の耐熱性を向上させることができる。
また、上層めっき膜の厚みは、1.0〜5.0μm程度であることが好ましい。上層めっき膜は、例えば、Sn,Ag,Auまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金を用いて形成される。特に、上層めっき膜は、SnまたはSnを主成分として含む合金からなることが好ましい。上層めっき膜をSnまたはSnを主成分として含む合金により形成することにより、第1および第2のリード端子14,16と外部電極との半田付き性を向上させることができる。
第1の部品保持部20と第2の部品保持部30との間に、積層セラミックコンデンサ18が取り付けられる。なお、図3に示すように、第1のリード端子14の2つの第1の引き出し部22に、円筒状のビーズコア28などが取り付けられてもよい。ビーズコア28を取り付けることにより、ノイズ除去性能を向上させることができるという効果がある。
積層セラミックコンデンサ18は、図4に示すように、直方体状のセラミック素体40を含む。したがって、セラミック素体40は、対向する第1および第2の主面と、対向する第1および第2の側面と、対向する第1および第2の端面とを有する直方体状に形成される。セラミック素体40のコーナー部および稜線部には、丸みが形成されていることが好ましい。
セラミック素体40は、図5に示すように、複数のセラミック層42が積層された構造を有し、各セラミック層42間に第1の内部電極44aおよび第2の内部電極44bが配置されている。セラミック層42の材料としては、例えば、BaTiO3,CaTiO3,SrTiO3,CaZrO3などの主成分からなる誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの福成分を添加したものを用いてもよい。セラミック層42の厚みは、0.5〜10μmであることが好ましい。
第1および第2の内部電極44a,44bは略矩形状に形成され、セラミック素体40の厚み方向に沿って、セラミック層42を挟んで等間隔となるように交互に積層される。第1の内部電極44aと第2の内部電極44bとは、セラミック素体40の主面に平行で、セラミック素体40の中央部で互いに重なり合うように配置される。そして、第1の内部電極44aはセラミック素体40の第1の端部に引き出され、第2の内部電極44bはセラミック素体40の第2の端部に引き出される。なお、第1および第2の内部電極44a,44bの厚みは特に限定されないが、例えば、0.2μm〜2μmの厚みとすることができる。
第1および第2の内部電極44a,44bは、適宜の導電材料で形成することができる。たとえば、第1および第2の内部電極44a,44bの材料として、Ni,Cu,Ag,Pd,Auなどの金属や、これらの金属の一種を含む合金、例えば、Ag−Pd合金などの合金を用いることができる。
セラミック素体40の対向する両端面には、第1の外部電極46aおよび第2の外部電極46bが形成される。第1の外部電極46aには、第1の内部電極44aが接続され、第2の外部電極46bには、第2の内部電極44bが接続される。したがって、セラミック素体40の両端に形成された第1の外部電極46aと第2の外部電極46bとの間に、静電容量が形成される。
第1および第2の外部電極46a,46bは、下地層と下地層上に形成されるめっき膜とで構成されることが好ましい。下地層としては、例えば、Cu,Ni,Ag,Ag−Pd合金,Auなどを用いることができる。下地層は、第1および第2の内部電極44a,44bの形成時に同時焼成によって形成したコファイアによるものでもよいし、セラミック素体40の端面に導電性ペーストを塗布して焼き付けたポストファイアによるものでもよい。また、直接めっきにより形成されていてもよく、熱硬化性樹脂を含む導電性樹脂を硬化させることにより形成されてもよい。下地層の厚みとしては、最も厚い部分で10〜50μm程度であることが好ましい。
下地層上のめっき膜としては、例えば、Cu,Ni,Ag,Pd,Ag−Pd合金,Auなどを用いることができる。めっき膜は複数層により形成されていてもよく、好ましくは、NiめっきとSnめっきの2層構造である。めっき膜1層当たりの厚みは、1〜10μmであることが好ましい。下地層とめっき膜との間に、応力緩和用の導電性樹脂層が形成されていてもよい。
このような積層セラミックコンデンサ18の第1の外部電極46aが、第1のリード端子14の第1の部品保持部20に接続され、第2の外部電極46bが第2のリード端子16の第2の部品保持部30に接続される。このとき、図2に示すように、積層セラミックコンデンサ18の第1の主面が、第1の部品保持部20上に載置される。そして、積層セラミックコンデンサ18の第1の端面における第1の外部電極46aが第1のガイド部24に当接され、第1および第2の側面に第2のガイド部26が当接される。それにより、第1の部品保持部20の所定の位置に積層セラミックコンデンサ18を位置決めすることができる。そして、積層セラミックコンデンサ18の第1の外部電極46aと第1の部品保持部30とが半田付けされる。このとき、第1のガイド部24および第2のガイド部26の高さを積層セラミックコンデンサ18の厚みの1/2以上にしておくことにより、これらのガイド部24,26部分においても半田付けが行われ、確実に積層セラミックコンデンサ18を第1の部品保持部30に接続することができる。
第2のリード端子16においても、第2の部品保持部30上に積層セラミックコンデンサ18の第2の主面を載置し、第3のガイド部34および第4のガイド部36を積層セラミックコンデンサ18の端面および両側面に当接させることにより、第2の部品保持部30上の所定の位置に積層セラミックコンデンサ18を配置することができる。そして、積層セラミックコンデンサ18の第2の外部電極46bと第2の部品保持部30とを接続することができる。
さらに、積層セラミックコンデンサ18、第1の部品保持部20および第2の部品保持部30を覆うようにして外装部12を形成することにより、3端子型電子部品10を得ることができる。なお、図3に示すように、2つの第1の引き出し部22にビーズコア28が取り付けられている場合には、ビーズコア28も外装部12で覆われる。
なお、第1のリード端子14の2つの第1の引き出し部22の間隔を5mmとすることにより、その間に第2のリード端子16の第2の引き出し部32が配置されたときに、これらの引き出し部22,32の間の間隔が小さくなって、回路基板などに3端子型電子部品10を実装したときに、占有面積を小さくすることができる。しかも、回路基板などに第1の引き出し部22および第2の引き出し部32を半田付けするときに、適度な間隔を得ることができる。
次に、3端子型電子部品10の製造方法について説明する。まず、積層セラミックコンデンサ18を製造するために、誘電体セラミック材料で形成されたセラミックグリーンシート、内部電極用導電性ペースト、外部電極用導電性ペーストが準備される。セラミックグリーンシートや各種導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれるが、公知の有機バインダや有機溶剤を使用することができる。
セラミックグリーシート上に、例えば、スクリーン印刷などにより、所定のパターンで内部電極用導電性ペーストを印刷することにより、内部電極パターンが形成される。次に、内部電極パターンが形成されていない外装用セラミックグリーンシートを所定枚数積層し、その上に内部電極パターンが印刷されたセラミックグリーンシートを順次積層し、その上に外装用セラミックグリーンシートを所定枚数積層することにより、マザー積層体が作製される。
マザー積層体を静水圧プレスなどの手段により積層方向にプレスし、所定のサイズにカットすることにより、生のセラミック積層体が切り出される。このとき、バレル研磨などにより、セラミック積層体のコーナー部や稜線部に丸みを形成してもよい。
次に、生のセラミック積層体を焼成することにより、セラミック素体40が作製される。このときの焼成温度は、900〜1300℃であることが好ましい。得られたセラミック素体40の両端面に外部電極用導電性ペーストを塗布し、焼き付けることによって、下地電極層が形成される。このときの焼付け温度は、700〜900℃であることが好ましい。なお、セラミック積層体の焼成および外部電極用導電性ペーストの焼成は、例えば、大気中、N2雰囲気中、水蒸気+N2雰囲気中などにおいて行われる。さらに、必要に応じて、下地電極層の表面にめっき膜を形成することにより、積層セラミックコンデンサ18を得ることができる。
また、第1のリード端子14および第2のリード端子16を作製するために、図7に示すように、搬送用台紙50に湾曲した第1のリード線52と直線状の第2のリード線54とが固定される。第1のリード線52および第2のリード線54は、前述の第1のリード端子14および第2のリード端子16の材料で形成され、直径0.56mm以上の円柱状に形成される。搬送用台紙50の長手方向には、第1のリード線52と第2のリード線54の組み合わせが複数組固定される。ここで、1組の組み合わせについてみると、搬送用台紙50には、その幅方向の一方側に形成される2つの第1の挿通部56と、幅方向の他方側に形成される1つの第2の挿通部58とが形成される。
第1の挿通部56は、搬送用台紙50の幅方向の一方側と中間部とに形成される切れ目56a,56bで形成される。2つの第1の挿通部56は、湾曲する第1のリード線52の並行して延びる部分の間の幅に合わせて形成される。そして、第1のリード線52の並行する部分は、搬送用台紙50の幅方向の一方側の切れ目56aに挿入され、幅方向の中間部に形成された切れ目56bから出てくるようにして、第1の挿通部56に挿通される。
また、第2の挿通部58は、搬送用台紙50の幅方向の中間部において第1の挿通部56の切れ目56bと間隔を隔てて形成される切れ目58aと、搬送用台紙50の幅方向の他方側に形成される切れ目58bとで形成される。これらの切れ目58a,58bは、湾曲する第1のリード線52の並行する2つの部分および第2のリード線54を通すことができるように連続した切れ目として形成される。
第2の挿通部58には、第1の挿通部56に第1のリード線52を挿通したのと同様にして、第1のリード線52と第2のリード線54とが挿通されて固定される。直線状の第2のリード線54は、湾曲する第1のリード線52の並行する部分の間に配置される。このとき、第1のリード線52の湾曲部と第2のリード線54の先端部とは、間隔を隔てて配置される。
第1のリード線52および第2のリード線54が固定された搬送用台紙50は、例えば図8に示すようなガイド部60に沿って搬送される。第1のリード線52が挿通された第1の挿通部56および第1および第2のリード線52,54が挿通された第2の挿通部58は、搬送用台紙50の厚み方向に膨らんでいるため、これらの膨らみに対応して、ガイド部60には、その長手方向に延びる2つの凹部60a,60bが形成される。搬送用台紙50の搬送は、例えば、第1のリード線52および第2のリード線54の固定部の間に搬送孔を形成し、この搬送孔に搬送爪を入れることによって行うことができる。
搬送された第1のリード線52および第2のリード線54は、図9に示すように、位置決めされる。ここでは、例えば、所定の位置関係で突出する位置決め用突出部62に第1のリード線52の湾曲部および第2のリード線54の先端部を押し当てることにより、位置決めが行われる。
位置決めが行われたリード線52,54は、さらに搬送されて、図10に示すように、第1のリード線52の湾曲部および第2のリード線54の先端部がプレスされて平らに形成される。このとき、第1のリード線52と第2のリード線54の位置関係が一定の位置に位置決めされているため、所定の位置で第1および第2のリード線54のプレスが可能となる。また、第1のリード線52および第2のリード線54が所定の直径を有する円柱状であるため、プレスすることによって、ほぼ一定の形状に変形させることができる。
次に、図11に示すように、第1のリード線52および第2のリード線54のプレスされた部分がカットされる。このとき、第1のリード線52の湾曲部の上下端が平行となるようにカットされる。また、第2のリード線54のプレスされた部分の先端部がカットされ、幅方向の両側に2つの突起部64が形成される。これらの突起部64は、後に接続される積層セラミックコンデンサ18の幅方向の両側に配置される間隔で形成される。
さらに、図12に示すように、カットされた第1のリード線52と第2のリード線54が所定の位置に配置されるように、位置決めが行われる。位置決めは、図9と同様に、位置決め用突出部66に、第1のリード線52および第2のリード線54の先端部を押し当てることによって行われる。
次に、図13に示すように、第2のリード線54の平らにされた部分を再度プレスすることにより、平らな部分のほぼ中央部が先端部側に向かって切り起こされ、第3のガイド部34が形成される。さらに、図14に示すように、第2のリード線54の平らな部分の先端部に形成された2つの突起部64が折り曲げられて、第4のガイド部36が形成される。それにより、第3のガイド部34と第4のガイド部36とを有する第2の部品保持部30が形成される。ここで、平らな部分の厚みが第2のリード線54の直径の1/3以下であるように加工することにより、平らな部分の切り起こしや突起部64の折り曲げを容易に行うことができる。
また、図15に示すように、第1のリード線52の平らな部分を再度プレスすることにより、平らな部分のほぼ中央部において、湾曲した第1のリード線52の2つの延びる部分と同じ向きに切り起こされて、第1のガイド部24が形成される。さらに、図16に示すように、第1のガイド部24を挟むようにして、第2のリード線54に近い位置に2つの切り起こし部を形成することにより、第2のガイド部24が形成される。第2のガイド部26は、第1のガイド部26の両側から内側に向かって平らな部分を切り起こすことによって形成される。それにより、第1のガイド部24と第2のガイド部26とを有する第1の部品保持部20が形成される。ここで、第1のリード線52のカット部の間の間隔を1mm以上とすることにより、第1のガイド部24および第2のガイド部26の作製を容易に行うことができるとともに、第1の部品保持部20に積層セラミックコンデンサ18の第1の外部電極46aを第1の部品保持部20上に載置することができる。
このように、第1のリード線52および第2のリード線54をプレス加工することにより、平らな第1の部品保持部20および第2の部品保持部30が形成され、さらにプレス加工などによって第1のガイド部24、第2のガイド部26、第3のガイド部34および第4のガイド部36を形成することにより、図17に示すように、搬送用台紙50に固定された第1のリード端子14および第2のリード端子16が形成される。
そして、第1のリード端子14の第1のガイド部24および第2のガイド部26で囲まれた部分に積層セラミックコンデンサ18の第1の外部電極46a部分が嵌め込まれ、第2のリード端子16の第3のガイド部34および第4のガイド部36で囲まれた部分に積層セラミックコンデンサ18の第2の外部電極46b部分が嵌め込まれる。その後、積層セラミックコンデンサ18の第1の外部電極46aが第1の部品保持部20に半田付けされ、積層セラミックコンデンサ18の第2の外部電極46bが第2の部品保持部30に半田付けされる。
なお、第1のリード端子14の2つの第1の引き出し部22にビーズコア28が取り付けられた3端子型電子部品10を製造する際には、図18に示すように、搬送用台紙500に第1のリード線52および第2のリード線54を固定する際に、第1のリード線52の並行して延びる部分に予めビーズコア28を取り付けておけばよい。その後の工程は、図9ないし図17に示す工程と同様に加工することができる。
積層セラミックコンデンサ18およびビーズコア28の取り付け部には、樹脂コーティングを行うことにより、外装部12が形成される。そのために、図19に示すように、ペースト状の樹脂材料68に積層セラミックコンデンサ18およびビーズコア28が浸漬される。このとき、ビーズコア28は、樹脂材料68によって持ち上げられるため、ビーズコア28の半分くらいが樹脂材料68に浸漬された状態になったときに引き上げられる。
第1のリード端子14および第2のリード端子16をペースト状の樹脂材料68から引き上げることにより、図20に示すように、ビーズコア28の自重により、ビーズコア28は第1の部品保持部20側に移動する。そして、付着した樹脂材料68がある程度硬化したときに、図21に示すように、ビーズコア28全体が樹脂材料68に浸漬されるように、積層セラミックコンデンサ18とビーズコア28の接続部分が樹脂材料68に浸漬される。このとき、ビーズコア28は、第1の部品保持部20側においてほぼ固着されているため、ビーズコア28が浮き上がることはない。そして、図22に示すように、第1のリード端子14おび第2のリード端子16を樹脂材料68から引き上げて、樹脂材料68を硬化させることにより、外装部12が形成される。
なお、ビーズコア28が取り付けられていない3端子型電子部品10の場合、ペースト状の樹脂材料68を二度漬けする必要はなく、最初に積層セラミックコンデンサ18全体が樹脂材料68に浸漬されればよい。
このようにして得られた3端子型電子部品10は、第1のガイド部24、第2のガイド部26、第3のガイド部34、第4のガイド部36によって、第1の部品保持部20および第2の部品保持部30の所定の位置に積層セラミックコンデンサ18が取り付けられている。しかも、搬送用台紙50に第1のリード線52および第2のリード線54を固定し、これらをプレスすることにより、第1のリード端子14および第2のリード端子16を作製することができる。したがって、3端子型電子部品10の製造を容易に行うことができる。
なお、3端子型電子部品10に用いられる電子部品としては、積層セラミックコンデンサに限らず、それ以外のチップ型電子部品を用いることができる。
10 3端子型電子部品
12 外装部
14 第1のリード端子
16 第2のリード端子
18 積層セラミックコンデンサ
20 第1の部品保持部
22 第1の引き出し部
24 第1のガイド部
26 第2のガイド部
28 ビーズコア
30 第2の部品保持部
32 第2の引き出し部
34 第3のガイド部
36 第4のガイド部
50 搬送用台紙
52 第1のリード線
54 第2のリード線
56 第1の挿通部
58 第2の挿通部
64 突起部
68 樹脂材料

Claims (15)

  1. 対向する2つの主面と対向する2つの側面と対向する2つの端面とを有する電子部品、
    前記電子部品の一方の前記端面に接続されるとともに所定方向に延びる一対の第1の引き出し部を含む第1のリード端子、
    前記電子部品の他方の前記端面に接続されるとともに所定方向に延びる第2の引き出し部を含む第2のリード端子、および
    前記電子部品および前記第1の引き出し部、前記第2の引き出し部の一部を覆うように形成される外層部を含む3端子型電子部品であって、
    前記第1のリード端子の一対の前記第1の引き出し部の形状は、円柱状であり、
    前記第1のリード端子は、前記電子部品の一方の端面側において一方の主面を保持する部品保持部と、前記電子部品の一方の端面および両側面の位置決めを行うために前記部品保持部に対して突出するように形成される3つのガイド部と、前記部品保持部と一体的に形成され前記部品保持部の対向端部から延びるように形成される一対の前記第1の引き出し部を含み、
    前記第2のリード端子の一対の前記第2の引き出し部の形状は、円柱状であり、
    前記第2のリード端子は、前記電子部品の他方の端面側において一方の主面を保持する部品保持部と、前記電子部品の他方の端面および両側面の位置決めを行うために前記部品保持部に対して突出するように形成される3つのガイド部と、前記部品保持部と一体的に形成され一対の前記第1の引き出し部に沿って延びるように形成される前記第2の引き出し部を含む、3端子型電子部品。
  2. 前記第1のリード端子および前記第2のリード端子の前記部品保持部は、平面状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の3端子型電子部品。
  3. 前記第1のリード端子の一対の前記第1の引き出し部および前記第2のリード端子の前記第2の引き出し部の直径は0.56mm以上であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の3端子型電子部品。
  4. 前記第1のリード端子の一対の前記第1の引き出し部は並行するように配置され、前記第1のリード端子の一対の前記引き出し部の間隔は5mmであることを特徴とする、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  5. 前記電子部品の対向する端面を結ぶ方向に対応する前記第1のリード端子の前記部品保持部の長さは1mm以上であることを特徴とする、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  6. 前記第1のリード端子および前記第2のリード端子の母材は、CuまたはFeであることを特徴とする、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  7. 前記第1のリード端子および前記第2のリード端子の表面にめっき層が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  8. 前記第1のリード端子の前記部品保持部の厚みは前記第1の引き出し部の厚みの1/3以下であることを特徴とする、請求項2ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  9. 前記第2のリード端子の前記部品保持部の厚みは前記第2の引き出し部の厚みの1/3以下であることを特徴とする、請求項2ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  10. 前記第1のリード端子の前記部品保持部において、前記電子部品の端面の位置決めを行うための前記ガイド部は、前記電子部品の対向する端面を結ぶ向きに前記部品保持部を折り曲げることによって形成される、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  11. 前記第1のリード端子の前記部品保持部において、前記電子部品の両側面の位置決めを行うための前記ガイド部は、前記電子部品の対向する側面を結ぶ向きに前記部品保持部を折り曲げることによって形成される、請求項1ないし請求項1のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  12. 前記第2のリード端子の前記部品保持部において、前記電子部品の端面の位置決めを行うための前記ガイド部は、前記電子部品の対向する端面を結ぶ向きに前記部品保持部を折り曲げることによって形成される、請求項1ないし請求項1のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  13. 前記第2のリード端子の前記部品保持部において、前記電子部品の両側面の位置決めを行うための前記ガイド部は、前記部品保持部の端部において間隔を隔てて形成された2つの突起部を前記電子部品の対向する端面を結ぶ向きに折り曲げることによって形成される、請求項1ないし請求項1のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  14. 前記第1のリード端子の前記ガイド部および前記第2のリード端子の前記ガイド部の高さは、前記電子部品の厚みの1/2以上であることを特徴とする、請求項1ないし請求項1のいずれかに記載の3端子型電子部品。
  15. 円柱状に形成され、湾曲部を有する第1のリード線と前記第1のリード線の湾曲部の内側に配置されており、円柱状かつ直線状の第2のリード線とを搬送用台紙に固定する工程、
    前記搬送用台紙に固定された前記第1のリード線と前記第2のリード線とを搬送する工程、
    前記第1のリード線の湾曲部と前記第2のリード線の端部とを所定の位置関係となるように位置合わせを行う工程、
    前記第1のリード線の湾曲部および前記第2のリード線の端部をプレスして平らに加工する工程、
    前記第1のリード線の平らに加工した湾曲部の上下端をカットする工程、
    前記第2のリード線の平らに加工した端部を間隔を隔てて2つの突起部が残るようにカットする工程、
    前記第2のリード線の平らに加工した端部をプレスすることにより一部を切り起こし、チップ型の電子部品の端部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程、
    前記第2のリード線の平らに加工した端部に形成された2つの突起部を折り曲げることによりチップ型の電子部品の側部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程、
    前記第1のリード線の平らに加工した湾曲部をプレスすることにより一部を切り起こし、チップ型の電子部品の別の端部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程、
    前記第1のリード線の平らに加工した湾曲部をプレスすることにより2箇所を切り起こし、チップ型の電子部品の側部の位置決めを行うためのガイド部を形成する工程、および
    前記第1のリード線のガイド部および前記第2のリード線のガイド部の間にチップ型の電子部品を配置して接続する工程を含む、3端子型電子部品の製造方法。
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