JP6259261B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6259261B2 JP6259261B2 JP2013232428A JP2013232428A JP6259261B2 JP 6259261 B2 JP6259261 B2 JP 6259261B2 JP 2013232428 A JP2013232428 A JP 2013232428A JP 2013232428 A JP2013232428 A JP 2013232428A JP 6259261 B2 JP6259261 B2 JP 6259261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top sheet
- static friction
- nonwoven fabric
- absorbent article
- coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
〔1〕吸収性物品であって、液透過性の第1のトップシートと、液透過性の第2のトップシートと、第1のトップシートと第2のトップシートとの間に設けられた吸収層とを備え、第1のトップシートが第2のトップシートとは異なる静摩擦係数を有することを特徴とする吸収性物品。
〔2〕第1のトップシートが第2のトップシートよりも小さい静摩擦係数を有することを特徴とする〔1〕に記載の吸収性物品。
〔3〕第1のトップシートが不織布により形成され、0.2以上0.8以下の静摩擦係数を有することを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の吸収性物品。
〔4〕第2のトップシートが不織布により形成され、0.8以上1.5以下の静摩擦係数を有することを特徴とする〔1〕ないし〔3〕のいずれか1項に記載の吸収性物品。
〔5〕第1のトップシートが第2のトップシートよりも0.2以上小さい静摩擦係数を有することを特徴とする〔1〕ないし〔4〕のいずれか1項に記載の吸収性物品。
図1において、本発明の吸収性物品1は肌に触れる表面側に用いられる液透過性の第1のトップシート3と、紙おむつと接する裏面側に用いられる液透過性の第2のトップシート4と、第1のトップシート3と第2のトップシート4との間に設けられた尿などの排せつ物を吸収する吸収層2を備える。
第1のトップシート3に用いられる不織布は、0.2以上0.8以下の低い静摩擦係数を有することが好ましく、0.2以上0.6以下の静摩擦係数を有することがさらに好ましい。静摩擦係数が0.2未満であると繊度が小さすぎる(細かすぎる)ため吸収速度が悪くなり、逆に静摩擦係数が0.8よりも高い場合には、肌に触れた時に感触が硬く皮膚に刺激を与える恐れがある。
第2のトップシート4に用いられる不織布は、0.8以上1.5以下の高い静摩擦係数を有することが好ましく、1.0以上1.5以下の静摩擦係数を有することがさらに好ましい。静摩擦係数が0.8未満であると吸収性物品と紙おむつとの抵抗が小さいため吸収性物品と紙おむつがずれる恐れがあり、逆に静摩擦係数が1.5よりも高い場合には滑りが悪くなるために、吸収性物品の製造時やポリ袋への包装時にトラブルが発生しやすくなる。
吸収層2は、尿などの排せつ物を吸収できるものであればいずれの物質であっても良いが、例えばフラッフパルプのような、フラッフのウェブの親水性繊維マトリックスを、公知の高吸水性樹脂(以下、SAPと呼称することがある。)の粒子と混合して形成することができる。ここでフラッフパルプとしては、サウザンパインやダグラスファーなどのN−BKPが好適に使用される。機械的な解繊が容易なように薬剤処理したものを用いてもよい。フラッフには、フラッフパルプの代わりに合成繊維、ポリマー繊維、連続気泡を有する発泡体などを使用してもよい。
JIS K7125に準拠して測定した。
表面肌触り官能評価は、第1のトップシート表面について、装着前に手で触った感触及びおむつに装着して肌に触れる感触のそれぞれについて相対比較評価により行った。この評価は、調査員20名によるモニター装着テストによる評価点方式によって行った。評価点は、表1に示した参考例を標準として、参考例よりも良い3点、同等1点、悪い0点の3段階とし、調査員による評価点の平均値とした。
おむつとのずれ官能評価は、第2のトップシート表面と併用するおむつに当てて装着している間に発生するおむつとのずれについて、装着中のずれの感触と装着後のおむつとの目視によるずれのそれぞれについて相対比較評価により行った。この評価は、調査員20名によるモニター装着テストによる評価点方式によって行った。評価点は、表1に示した参考例を標準として、参考例よりも良い(ずれが小さい)3点、同等1点、悪い(ずれが大きい)0点の3段階とし、調査員による評価点の平均値とした。
静摩擦係数0.4、坪量20g/m2、のエアスルー不織布により形成された第1のトップシート、静摩擦係数1.0、坪量20g/m2、のエアスルー不織布により形成された第2のトップシート、及びフラッフパルプ16gとSAP4gの混合物により形成された長手方向長さ420mmで短方向長さ150mmの吸着層から成る吸収性物品(長手方向長さ480mm、短方向長さ190mm)を製造し、表面肌触り官能評価及びおむつとのずれ官能評価を行った。結果を表1に示す。
静摩擦係数0.4、坪量18g/m2、のスパンボンド不織布により形成された第1のトップシート、静摩擦係数1.0、坪量18g/m2、のポイントボンド不織布により形成された第2のトップシート、及び実施例1と同様の吸着層から成る吸収性物品(長手方向長さ480mm、短方向長さ190mm)を製造し、表面肌触り官能評価及びおむつとのずれ官能評価を行った。結果を表1に示す。
静摩擦係数0.8、坪量20g/m2、のエアスルー不織布により形成された第1のトップシート及び第2のトップシート、及び実施例1と同様の吸着層から成る吸収性物品(長手方向長さ480mm、短方向長さ190mm)を製造し、表面肌触り官能評価及びおむつとのずれ官能評価を行った。結果を表1に示す。
静摩擦係数1.0、坪量20g/m2、のエアスルー不織布により形成された第1のトップシート、静摩擦係数0.4、坪量20g/m2、のエアスルー不織布により形成された第2のトップシート、及び実施例1と同様の吸着層から成る吸収性物品(長手方向長さ480mm、短方向長さ190mm)を製造し、表面肌触り官能評価及びおむつとのずれ官能評価を行った。結果を表1に示す。
静摩擦係数1.0、坪量18g/m2、のポイントボンド不織布により形成された第1のトップシート、静摩擦係数0.4、坪量18g/m2、のスパンボンド不織布により形成された第2のトップシート、及び実施例1と同様の吸着層から成る吸収性物品(長手方向長さ480mm、短方向長さ190mm)を製造し、表面肌触り官能評価及びおむつとのずれ官能評価を行った。結果を表1に示す。
2 吸収層
3 第1のトップシート
4 第2のトップシート
Claims (1)
- 吸収性物品であって、
液透過性の第1のトップシートと、
液透過性の第2のトップシートと、
前記第1のトップシートと前記第2のトップシートとの間に設けられた吸収層とを備え、
前記第1のトップシートが、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布であり、
前記第2のトップシートが、エアスルー不織布又はポイントボンド不織布であり、
前記第1のトップシートが前記第2のトップシートよりも小さい静摩擦係数を有し、
第1のトップシートに用いられる不織布の構成繊維の繊度が、第2のトップシートに用いられる不織布の構成繊維の繊度よりも小さいことを特徴とする吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013232428A JP6259261B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013232428A JP6259261B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015092916A JP2015092916A (ja) | 2015-05-18 |
JP6259261B2 true JP6259261B2 (ja) | 2018-01-10 |
Family
ID=53195758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013232428A Active JP6259261B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6259261B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019154869A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
CN113164302B (zh) * | 2018-12-04 | 2022-07-01 | 王子控股株式会社 | 吸收性物品 |
JP7046895B2 (ja) * | 2018-12-04 | 2022-04-04 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
JP7046896B2 (ja) * | 2018-12-04 | 2022-04-04 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63309601A (ja) * | 1987-06-12 | 1988-12-16 | 新王子製紙株式会社 | 使いすておむつの補助吸収材 |
JP2589603Y2 (ja) * | 1993-08-06 | 1999-02-03 | ユニ・チャーム株式会社 | 生理用ナプキン |
JP2001226865A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-21 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 不織布、その製造方法および衛生材料 |
JP6012190B2 (ja) * | 2012-02-07 | 2016-10-25 | 旭化成株式会社 | 柔軟性に優れる長繊維不織布 |
-
2013
- 2013-11-08 JP JP2013232428A patent/JP6259261B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015092916A (ja) | 2015-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004201719A (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP6259261B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2019017466A (ja) | 吸収体及び該吸収体を備えた吸収性物品 | |
JP2019010348A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2017080039A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2018075141A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2016013192A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6071134B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5946167B2 (ja) | 吸収性物品 | |
CN107072852B (zh) | 具有用于液体分配的具有三维膜的吸收制品 | |
JP6147527B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7095203B2 (ja) | 軟便の漏れ防止用の吸収性補助パッド | |
JP6756427B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6565033B2 (ja) | バックシート及びバックシートを用いた吸収性物品 | |
JP7286280B2 (ja) | 吸収体及び該吸収体を備えた吸収性物品 | |
JP6992223B2 (ja) | 吸収性補助パッド | |
JP7019893B2 (ja) | 吸収体及び該吸収体を備えた吸収性物品 | |
WO2019176167A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6342481B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2008149017A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2021065585A (ja) | 吸収性物品 | |
JP7454405B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2020081623A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6701556B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6944575B2 (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170718 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6259261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |