JP2589603Y2 - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
- Publication number
- JP2589603Y2 JP2589603Y2 JP1993043337U JP4333793U JP2589603Y2 JP 2589603 Y2 JP2589603 Y2 JP 2589603Y2 JP 1993043337 U JP1993043337 U JP 1993043337U JP 4333793 U JP4333793 U JP 4333793U JP 2589603 Y2 JP2589603 Y2 JP 2589603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- sanitary napkin
- sheet
- napkin
- back sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
する。
局部からずれ動かないようにするために、ナプキンの下
面に粘着剤や、粘着性は乏しいが摩擦係数が大きいコー
ティング剤を塗布して止着手段となし、該止着手段をシ
ョーツの股部内面に当てがう技術が知られている。ショ
ーツが身体にぴったりとフィットするものであれば、こ
のナプキンは局部に密着してずれ動くことがない。かか
る技術の公知例である特開平2−4371号公報には、
ナプキンの下面に酢酸ビニル/エチレン共重合体やアク
リル共重合体のエマルジョン、合成ゴムのホットメルト
などを前記コーティング剤として塗布する技術が開示さ
れている。
ショーツに対する止着手段に粘着剤を使用すると、ナプ
キン使用前には、粘着剤の汚れを剥離紙によって防止し
なければならず、使用時にはその剥離紙を剥がして捨て
なければならず、ナプキンを製造する者および使用する
者にとって手間とコストとがかかるという問題を生ず
る。前記公知技術の場合には、塗布したコーティング剤
を剥離紙によって保護する必要がないのでこの種の問題
の解決手段となり得るが、ナプキンの下面を構成するシ
ートにエマルジョンやホットメルトを塗布する手間がか
かるという問題や、それらコーティング剤の塗膜は一般
に厚手であるから、それによってナプキンの剛性が高く
なり、ごわごわして着用感を損ねかねないという問題が
ある。
係数を持つシート素材によって裏面シートを構成し、前
記従来技術の問題を解決することを課題にしている。
決するために手段とするところは、透液性表面シートと
液抵抗性裏面シートとの間に吸液性コアが介在してなる
生理用ナプキンにおいて、その裏面シートがメルトブロ
ーン不織布であり、その外側が0.84以上の静摩擦係
数を有するシートからなることにある。
メルトブローン不織布であり、その外側が0.84以上
の静摩擦係数を有するから、着用したショーツの股部で
滑ることがなく、それに伴い局部に対してずれ動くこと
がない。
を塗布することがなく、その塗布によってナプキンの柔
軟性を損なうことがない。
付の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
図である。ナプキン1は、透液性表面シート2、不透液
性裏面シート3、およびこれら両シート2,3間に介在
する吸液性コア4からなる。表裏面シート2,3は、コ
ア4の側縁と端縁とから延出する部分において互いに接
合し、サイドフラップ6とエンドフラップ7とを形成し
ている。
ルムや熱可塑性合成繊維からなる不織布、熱可塑性合成
繊維にレーヨン繊維等の親水性繊維を若干混合した不織
布などを使用する。
準拠して測定した静摩擦係数が0.84以上、より好ま
しくは1.0以上の液抵抗性シートを使用する。ここで
液抵抗性とは、透液性が表面シートほど高くないことを
意味しており、不透液性、通気不透液性、不透液透湿性
の意味を含む。かかるシートには、株式会社クラレ製
「セプトン」を一例とするスチレンブロックと水素添加
ポリイソプレンブロックとからなるダイブロックポリマ
ーやトリブロックポリマー、それらポリマーとオレフィ
ン系ポリマーとのブレンド物などを原料とする厚さ0.
02〜0.3mmのメルトブローン不織布がある。これ
らシートは、柔軟で伸縮性があり、裏面シート3として
使用するのに好適である。裏面シート3は、静摩擦係数
が0.84以上のシートを外側にして、その内側にはさ
らに高い不透液性を有するシートなどを設けたラミネー
ト構造によってもこの考案の目的を達成することができ
る。
プと高吸水性ポリマーとの混合物などを使用する。
シートの静摩擦係数が0.84以上であって、一般にシ
ョーツに使用する合成繊維や木綿布地に対して滑りにく
く、そのようなショーツと併用すると局部に対してずれ
動くことがないから経血の漏れ防止効果に優れている。
を使用してあり、この不織布は構成繊維の繊度が比較的
低く、柔軟で、ナプキンはごわごわすることがないから
着用感がよい。
Claims (1)
- 【請求項1】透液性表面シートと液抵抗性裏面シートと
の間に吸液性コアが介在してなる生理用ナプキンにおい
て、 前記裏面シートがメルトブローン不織布であり、その外
側が0.84以上の静摩擦係数を有することを特徴とす
る前記生理用ナプキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043337U JP2589603Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043337U JP2589603Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 生理用ナプキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713321U JPH0713321U (ja) | 1995-03-07 |
JP2589603Y2 true JP2589603Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12661032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993043337U Expired - Lifetime JP2589603Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589603Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6259261B2 (ja) * | 2013-11-08 | 2018-01-10 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
JP2024045860A (ja) * | 2022-09-22 | 2024-04-03 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP1993043337U patent/JP2589603Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0713321U (ja) | 1995-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2587072B2 (ja) | フラップつき衛生ナプキン | |
KR950005342B1 (ko) | 흡수패드용 유동 분배 시스템 | |
KR940001370B1 (ko) | 통기성 정강이 커프를 가진 일회용 기저귀 | |
JP3811010B2 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
US5263948A (en) | Breathable disposable diapers | |
JP3782110B2 (ja) | 複合型生理用ナプキン | |
JP3242586B2 (ja) | 使い捨て着用吸収性物品 | |
JP3231783B2 (ja) | 吸収性物品 | |
US6783519B2 (en) | Absorbent article having means for positioning the article in the underwear of the wearer | |
KR19990083325A (ko) | 일회용체액흡수성물품 | |
WO1998027908A1 (en) | Absorbent article with protection channel | |
JPH11503650A (ja) | 改良された界面活性剤で処理された親水性のトップシートを有する吸収性の製品 | |
GB2149289A (en) | Disposable diaper | |
JPH07328061A (ja) | 使い捨ての体液吸収性物品 | |
EP0700276B1 (en) | Refastenable adhesive taping system | |
WO2000009056A1 (en) | Elastic-sided absorbent pad with soft, comfortable side panels | |
JP2589603Y2 (ja) | 生理用ナプキン | |
EP1275360A2 (en) | Sanitary napkin | |
JP4124350B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2843116B2 (ja) | 吸収性物品の表面シート | |
JP2002355266A (ja) | 挿入式使い捨て吸収性物品 | |
JP2003180739A (ja) | 使いすておむつ | |
JPH07114786B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4410448B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JPH05137744A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981027 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071120 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120 Year of fee payment: 10 |