JPH11503650A - 改良された界面活性剤で処理された親水性のトップシートを有する吸収性の製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、親水性を付与するためにシリコーン基の界面活性剤で処理されたトップシートを有する吸収性の製品を提供することである。吸収性の製品は、好ましくは、開口され、マクロ的に拡張された、三次元の第１のポリマートップシートと、好ましくは、開口され、マクロ的に拡張された、三次元の第２のポリマートップシートとを備えている。複数のトップシートは、吸収性の芯に吸収され保持された身体の液体の遮蔽を改良する。第１と第２のトップシートは、異なった程度の親水性を付与し、また好ましくは、多様な界面活性剤の範疇から選択された界面活性剤を有する。シリコーン基の界面活性剤の使用は、非シリコーン基の界面活性剤に比べて、第１のトップシートの着用者に接触する面に改良された触感特性を付与する。これらのシリコーン基の界面活性剤は、トップシートそれ自体の表面またはその近傍の液体物質の保持が少ないことによって、外観の改良された乾燥感と清潔感を提供し、濡れた表面に沿って液体を下方の吸収性の芯へ移動するのを改良する。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された界面活性剤で処理された親水性のトップシートを有する吸収性の製品 発明の技術分野 本発明は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ、成人用失禁ブリーフ、および類似 のもののような吸収性の製品に関し、特に、本発明は、界面活性剤によって親水 性を与える処理をされたトップシートを有する吸収性の製品に関する。 発明の背景 使い捨ての吸収性バンド状の製品が長い間知られていて、これは、使い捨てお むつ、月経パッド、生理用ナプキン、失禁ブリーフ、および類似のもののような 吸収性の装置を構成するために非常に望まれていて、これらは、バンドに吸収さ れた水分にさらされるのを引き延ばすために、着用の快適性の改良と、不快なス キンコンディションを最小にする開発がされて、使用者に乾いた表面感触を与え た。 上述の問題点のための一つの実行可能な従来例が、１９８２年８月３にラーデ ル他に特許され共に譲渡された米国特許第４、３４２、３１４号に開示されてい る。ラーデル他には、弾力性があり、マクロ的に見て拡張されていて、三次元的 織物を有する繊維状でプラスチックの性質を呈する着用者に接触するトップシー トを備えた吸収性バンドが開示されている。ラーデル他に開示された好ましい実 施例において、マクロ的に見て拡張されていて、三次元的なプラスチック織物の トップシートは、液体の急速な移送を促進するために、織物の一方の面から始ま って延びていて、その他方の面で開口の形で終了するキャピラリ（ｃａｐｉｌｌ ａｒｙ）ネットワークの規則正しい連続体を有する正確な寸法の三次元的ミクロ 構造を呈する。この織物の繊維状の外観は、繊維状要素の連続体を有していて、 各繊維状要素の対向する端部は、少なくとも他の一つの繊維状要素と互いに結合 されている。 ラーデル他の代表的なキャピラリネットワークの構造は、一番上部のキャピラ リ開口、すなわち、織物の一番上部において互いに結合された繊維状要素の重複 によって形成された開口を有している。各繊維状要素は、その長さに沿って実質 的にＵ―字状の断面を呈する。繊維状要素のＵ―字状の断面は、着用者と接触す る面に設けられた基部と、基部の両端に接続された側壁部とを有し、この側壁部 は、一般に織物の吸収性パッドの接触表面の方向へ延びている。互いに横切って いる側壁部は、織物の着用の接触表面と吸収性パッドの接触表面との間に互いに 結合されているので、織物の対向した面を相互に結合するキャピラリネットワー クを形成する。 ラーデル他に一般に開示されているトップシートは、着用者に接触しているト ップシートの第１の表面から、第２の吸収性パッドが接触している表面へ液体を 素早く移送するのを促進するのに非常に効果がある。従って、この型のトップシ ートは、慣習的な不織布繊維性トップシートを使用した場合と比較して、清潔感 と乾燥感の故に月経パッド用として商業的に広く成功を収めた。ラーデル他の型 のトップシートを有する吸収性の製品が、着用者に接触している第１の表面から 、第２の吸収性パッドが接触している表面へ液体を素早く移送するのを促進する のに非常に効果があるにもかかわらず、吸収性の芯に保持された例えば月経のよ うな身体の液体を遮蔽できる度合いは、キャピラリネットワークの大きさに依存 する。キャピラリネットワークの大きさが減少すると、トップシートによって与 えられる遮蔽の量は増加する。しかし、キャピラリネットワークが余りにも小さ いと、身体の液体は、トップシートを通って吸収性の芯に通過出来なく、それ故 肌を水分にさらす。 従って、本発明の目的は、吸収性の芯に保持された身体の液体の遮蔽を向上さ せる超液体処理性能を持った単一のまたは複数のトップシートを持った吸収性の 製品を提供することである。 発明の概要 本発明は、好ましい実施例において、例えば、生理用ナプキン、パンティライ ナ、成人用失禁ブリーフ、バンドおよびそのような物等の吸収性の製品に関し、 シリコーン基界面活性剤を持った親水性を呈する改良されたトップシートを備え ている。好ましくは、吸収性の製品は、第１の開口が設けられ、マクロ的にみて 拡張され、三次元的なポリマー織物を有する第１のトップシートを備えている。 マクロ的に見て拡張され、三次元的なポリマー織物は、互いに離間した面に設け られた身体に向いた面と衣服に向いた面とを有している。吸収性の製品は、同様 に、好ましくは、第１のトップシートの下方に設けられた第２のトップシートを 有している。第２のトップシートは、互いに離間した面に設けられた身体に向い た面と衣服に向いた面とを有し、第２の開口が設けられ、マクロ的に見て拡張さ れ、三次元的なポリマー織物を有している。吸収性の製品は、第２のトップシー トの下方に吸収性の芯を有している。吸収性の芯は、身体に向いた面と衣服に向 いた面とを有している。吸収性の製品は、同様に、吸収性の芯の下方にバックシ ートを有している。バックシートは、身体に向いた面と衣服に向いた面とを有し ている。好ましい実施例において、第１と第２のトップシートは、キャピラリネ ットワークを形成する相互に結合された繊維状の要素の連続体を有する。液体を 第１と第２のトップシートとを通して吸収性の芯へ移送するために、第１のトッ プシートの開口は第２のトップシートの開口よりも大きい。特に好ましい実施例 において、第１のトップシートの開口は、第２のトップシートの開口と実質的に 整合されていない。 特に好ましい実施例において、吸収性の芯に保持された身体の液体の遮蔽を増 加するのに、第１と第２のトップシートは、優れた液体取り扱い特性を呈するた めに、異なった界面活性剤による処理によって異なった程度の親水性を呈する。 図面の簡単な説明 明細書は、本発明を特に指摘しはっきりと請求するために、請求の範囲で終了 しているが、本発明は、同様の要素には同様の符号を付した、添付した図面と関 連した以下の説明からより理解出来るものと信じられ、ここにおいて： 図１は、生理用ナプキンの構造をよりはっきりと示すために一部を切り欠いた 生理用ナプキンの平面図； 図２は、図１の生理用ナプキンの２―２線に沿った断面図；そして 図３は、本発明の第１のトップシートと第２のトップシートとして使用される のに適した好ましい液体透過性織物の、拡大し、一部を分割した斜視図である。 発明の詳細な説明 ここで使用される用語「吸収性の製品」は、身体滲出物を吸収し保持する装置 に関し、特に、身体から放出される種々の滲出物を吸収し保持するため、着用者 の身体に向き合ってすなわち近接して配置される装置に関する。ここで使用され る用語「使い捨て」は、吸収性の製品として、洗濯したり、再貯蔵したり、再使 用したりすることを考えていない吸収性の製品を示している（すなわちこれらは 、１回の使用後捨てられ、そして好ましくは、肥料または環境と両立可能に捨て られて再利用される）。「単一の」吸収性の製品は、一体化された実体を形成す る別々の部品に形成された吸収性の製品に関し、別々のホルダーやパッドのよう な別々の取り扱い部品を必要としない。 本発明の単一の吸収性の製品のここに示した好ましい実施例は、図１に示した 月経パッド、生理用ナプキン２０である。ここで用いられる用語「生理用ナプキ ン」は、女性によって外陰部領域、一般には泌尿器領域に隣接して着用され、着 用者の身体からの月経液やその他の膣排出物（血液、月経および尿）を吸収し保 持するために企画された吸収性の製品に関する。着用者の陰部において一部が中 に一部が外に存在する陰唇間の装置もまた本発明の範疇に入る。用語「外陰部」 は女性の生殖器の外部から見える部分を意味する。しかしながら、本発明は、女 性用の衛生用品すなわち月経パッドにも同様応用できることが理解でき、それに は、例えば、パンティライナ、または他のおむつのような吸収性の製品、失禁パ ッドなどがある。 図１は、本発明の生理用ナプキン２０の平面図で、生理用ナプキン２０の構造 をより良く示すために、また着用者に面するか接触する生理用ナプキン２０の部 分を見る人の側に向けて、構造の一部を切り欠いて平らにした状態を示す。図１ に示したように、生理用ナプキン２０は、好ましくは、第１の液体透過性トップ シート２１と、第２の液体透過性トップシート２２と、トップシート２１と２２ とに結合された液体不透過性バックシート２３と、第２のトップシート２２とバ ックシート２３との間に配置された吸収性の芯２４とを有している。 生理用ナプキン２０は、身体に接触する面すなわち身体に向いた面２０ａと衣 服に向いた面２０ｂとの２つの面を有している。図１に示した生理用ナプキン２ ０は、その身体に向いた面２０ａから見たものである。身体に向いた面２０ａは 、衣服に向いた面２０ｂが反対側にあるのに対し着用者の身体に隣接して着用さ れ、 生理用ナプキン２０が着用されているとき着用者の下着に隣接している。生理用 ナプキン２０は、長手方向の中心線「ｌ」と横方向の中心線「ｔ」との２つの中 心線を有している。ここで用いる用語「長手方向の」は、線、軸線または生理用 ナプキン２０の平面の方向を意味し、それは、生理用ナプキン２０が着用されて いるとき、立っている着用者の身体を左と右の半分に二分する垂直面に一般に整 列されている（例えば平行に）。ここで用いる用語「横方向の」または「側方の 」は、交換可能であり、また、線、軸線または、一般に長手方向に垂直な生理用 ナプキン２０の平面内にある方向を意味する。図１は、また、生理用ナプキン２ ０が周囲３０を有していることを示していて、これは、長手方向の端部（すなわ ち「側端」）が符号３１として示され、終端部（すなわち「終端」）が符号３２ で示された生理用ナプキン２０の外縁で規定される。 図１は、トップシート２１と２２およびバックシート２３が、その長さと幅に おいて一般に吸収性の芯２４よりも大きな寸法を有した生理用ナプキンの好まし い実施例を示している。トップシート２１と２２およびバックシート２３は、周 囲の部分だけでなくサイドフラップを形成するように吸収性の芯２４の端部を越 えて延在している。 生理用ナプキン２０は、好ましくは、着用者のパンティの股の部分の周りに折 り曲げられる付加的なサイドフラップすなわち「翼部」３４を有している。サイ ドフラップ３４は、着用者のパンティを汚れから保護し、生理用ナプキンを着用 者のパンティから外れないようにすることを含むが限定されない沢山の目的に役 立つ。 図２は、図１の２―２線に沿って断面した生理用ナプキン２０の断面図である 。図２から分かるように、生理用ナプキン２０は、好ましくは、生理用ナプキン ２０を着用者の下着に取着する接着性の固定手段３６を有している。除去可能な 解放線３７は、使用に先立って、接着剤が下着の股の部分よりも表面に付着する ことがないように接着性の固定手段３６を覆っている。 吸収性の芯２４は、液体（月経および／または尿）を吸収し保持可能なもので あればどのような吸収手段でも良い。図１に示したように、吸収性の芯２４は、 身体に向いた面と、衣服に向いた面と、側端と、終端とを有している。吸収性の 芯２４は、いろいろなサイズや形状（例えば、矩形、卵形、漏刻、犬の骨、非対 称など）および一般にエアーフェルト（ａｉｒｆｅｌｔ）として引用され普通に 生理用ナプキンに使用される液体吸収性のいろいろな材料で作られ得る。吸収性 材料の他の適切なものとして、縮みセルロース塊；コフォーム（ｃｏｆｏａｍ） を含む溶融吹き込み（マクロ的に見て拡張された長手方向のブロウン（ｂｌｏｗ ｎ））ポリマー；化学的に強化され変化されまたは架橋結合されたセルロース繊 維；波形ポリエステル繊維のような合成繊維；泥炭苔；ティッシュラップやティ ッシュラミネートを含むティッシュ；吸収性の泡；吸収性のスポンジ；超吸収性 ポリマー；吸収性ゲル状材料；または同等の材料或いは材料の組み合わせおよび それらの混合物がある。吸収性の芯の形状と構造もまた変え得る（例えば、吸収 性の芯が厚さの変えられた領域（例えば、中央部分が比較的厚く形成された）、 親水性の勾配、超吸収性の勾配、または低密度および平均坪量が低い吸収領域を 有しても良く；または、一層或いは二層構造を有していても良い）。しかしなが ら、吸収性の芯の全体の吸収容量は、設計分担量と一致し、生理用ナプキンの使 用を意図したものでなければならない。 更に、吸収性の芯の大きさと吸収容量 は、失禁パッド、パンティライナー、普通の生理用ナプキン、または夜用の生理 用ナプキンなどのような異なった用途に合わせて変えられなければならない。本 発明の吸収性の芯２４として使用される吸収体の構造の例は、１９９０年８月２ １日にオズボーンに発行された米国特許第４、９５０、２６４号；１９８６年９ 月９日にワイズマン他に発行された米国特許第４、６１０、６７８号；１９８９ 年５月３０日にアレマニー他に発行された米国特許第４、８３４、７３５号；お よび１９８６年１０月２２日に発行された、プロクタアンドギャンブル社のヨー ロッパ特許出願第０１９８６８３号に開示されている。これらの各特許をここで 引用して取り入れる。 バックシート２３と第２のトップシート２２とは、吸収性の芯２４の衣服に向 いた面と身体に向いた面とにそれぞれ隣接して設けられていて、好ましくは、そ れにおよび互いに、この分野で良く知られたような取着手段（図示せず）によっ て結合されている。例えば、バックシート２３および／または第２のトップシー ト２２は、一定の連続した接着剤、模様化された層の接着剤、または分離した線 、 渦巻き或いは点のような接着剤の整列によって吸収性の芯２４にまたは互いに結 合されている。十分満足出来ることが分かった接着剤は、ミネソタ州ミネアポリ スのＨ．Ｂ．フラー社からＨＬ―１２８５の名称で、および、ミネソタ州ミネア ポリスのフィンドレー社からＨ―２０３１の名称で製造されている。取着手段は 、好ましくは、接着剤の繊維状の解放模様パターンを有していて、これは、１９ ８６年３月４日にミネトーラ他に発行された米国特許第４、５７３、９８６号に 開示されているが、ここで引用して取り入れる。繊維の解放模様パターンの取着 手段の例は、渦巻き模様に渦巻いた繊維状の接着剤の複数のラインを有していて 、これは、１９７５年１０月７日にスプラング・ジュニアに発行された米国特許 第３、９１１、１７３号；１９７８年１１月２２日にジィーカー他に発行された 米国特許第４、７８５、９９６号および１９８９年６月２７日にヴェレニッツ他 に発行された米国特許第４、８４２、６６６号に開示されていが、ここで引用し て取り入れる。或いは、取着手段は、加熱結合、加圧結合、超音波結合、力学的 機械的結合または他の適当な取着手段或いはこの技術分野で知られたこれらの取 着手段の組み合わせでも良い。 バックシート２３は、身体に向いた面と衣服に向いた面とを有している。バッ クシート２３は、液体（月経および／または尿）に対して非透過性で、好ましく は、薄いプラスチックフィルムで作れるが、他の可撓性の液体不透過性材料もま た使用しうる。ここで用いられる用語「可撓性」は、従順で、人の身体の一般的 な形と輪郭に直ぐになじむ材料を意味する。バックシート２３は、吸収性の芯２ ４に吸収され保持された滲出物が、パンツ、寝間着および下着のような生理用ナ プキンに接触しているものを濡らすのを阻止する。バックシート２３は、このよ うに、織布または不織布、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィル ムのようなポリマーフィルム、或いは、フィルムがコーティングされた不織布材 料のような複合材料を有している。好ましくは、バックシートは、約０．０１２ ｍｍ（０．５ミル）から０．０５１ｍｍ（２．０ミル）の厚さを有したポリエチ レンフィルムである。ポリエチレンフィルムの例は、オハイオ州シンシナチィの クロペイ社においてＰ１８―１４０１の名称で、また、インディアナ州テラホイ テのトレデガーフィルム製造社においてＸＰ―９８１８の名称で製造されている 。 バックシートは、好ましくは、より布のような外観を呈するように、エンボス加 工および／または艶消し仕上げされる。更に、バックシート２３は、滲出物をバ ックシート２３を通って通過させずに、蒸気を吸収性の芯２４から逃がす（すな わち、呼吸可能）こともできる。 第１と第２のトップシート２１と２２とは、従順で、柔らかい感触で、着用者 の皮膚をひりひりさせない。更に、これらのトップシートは、液体（例えば、月 経および／または尿）をその厚さ方向へ浸透させるように液体透過性である。適 切なトップシートは、織布および不織布材料；孔を形成された熱可塑性フィルム 、有孔プラスチックフィルム、およびヒドロフォームされた（ｈｙｄｒｏｆｏｒ ｍｅｄ）熱可塑性フィルムのようなポリマー材料；多孔泡；網状泡；網状熱可塑 性フィルム；および熱可塑性綿布のような広い範囲の材料から作られる。適切な 織布および不織布材料は、天然繊維（例えば、木または木綿繊維）、合成繊維（ 例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、またはポリエチレン繊維のようなポリ マー繊維）、或いは、天然と合成の繊維の組み合わせから構成できる。 好ましいトップシートは、孔が形成されたフィルムである。孔が形成されたフ ィルムは、それらが、身体滲出物とまだ非透過性のものに対し透過性で、液体を それを通して戻し着用者の皮膚を再び濡らすことを減少させる傾向を有するので 、トップシートのために好まれる。このように、乾いた状態を維持している皮膚 と接触する成形されたフィルムは、それ故、着用者にとって身体が汚れるのを減 少し、より快適な感触を作り出す。適切な形成されたフィルムは、１９７５年１ １月３０日にトンプソンに発行された米国特許第３、９２９、１３５号、１９８ ２年４月１３日にミュレーン他に発行された米国特許第４、３２４、２４６号、 １９８２年８月３日にラーデル他に発行された米国特許第４、３４２、３１４号 、１９８４年７月３１日にアール他に発行された米国特許第４、４６３、０４５ 号、１９８７年１月２０日にオエレッテ他に発行された米国特許第４、６３７、 ８１９号および１９９１年４月９日にバイアードに発行された米国特許第５、０ ０６、３９４号に記載されている。各特許の記載をここで引用して取り入れる。 他の適切な形成されたフィルムは、ヒドロフォームされたフィルムを有していて 、これは、１９８６年１２月１６日にクロー他に発行された米国特許第４、６２ ９、６ ４３号および１９８６年９月２日にクローに発行された米国特許第４、６０９、 ５１８号に記載されていて、いずれもここで引用して取り入れる。幾つかの応用 のために、見た目と触覚の印象がさほど重要でない特に第２のトップシート用と して２次元開口のフィルムを使用することが望ましい。 好ましい構成において、第１と第２のトップシートは、孔が形成されたフィル ムで、この構成は、１９９４年１０月４日にクローに発行された米国特許第５、 ３８２、２１７号に記載されていて、ここで引用して取り入れる。或いは、一方 または両方のトップシートは、ポリプロピレン、ポリエステル、またはポリエチ レンのような合成繊維材料、木、木綿またはレーヨンのような天然繊維、或いは 、種々の紙、ティッシュまたは紙のような繊維材料と同様、天然と合成繊維の組 み合わせのような液体透過性不織布織物で構成されていても良い。不織布織物は 、ニードルパンチング、加水絡み合わせ（ｈｙｄｒｏｅｎｔａｎｇｌｉｎｇ）等 のようなこの分野で知られた技術で穴が開けられる。不織布織物が形成されたフ ィルム織物を設けたある可能な配置が、アヂィズ他が発明者で名称「不織布で開 口されたフィルムカバーシートを有する吸収性の製品」として、１９９３年５月 ２７日に発行されたＰＣＴ出願ＷＯ９３／０９７４１に開示されていて、この発 行物をここで引用し組み入れる。 図３は、開口され、マクロ的に見て拡張された特に好ましい実施例を拡大し一 部分分割した斜視図であって、三次元であり、繊維状の、液体透過性で、ポリマ ー織物４０であり、一般に、同じく譲渡された１９８２年８月３日にラーデル他 に発行された米国特許第４、３４２、３１４号の開示に基づいて成されていて、 生理用ナプキン２０に第１のトップシート２１と第２のトップシート２２として 使用するのに適していることが分かる。本発明の三次元プラスチック織物を表現 するのに使用する場合、「マクロ的に見て拡張された」は、三次元形成構造の表 面と一致される織物、リボンおよびフィルムを意味し、これは、それらの両面が 、形成構造のマクロ的断面に相当する表面ゆがみの三次元形成パターンを現すか らで、このパターンを有する表面ゆがみは、通常の裸眼で別々に識別できる。こ れは、すなわち、２０／２０の視力を有する通常の裸眼であり、目視者の目と織 物の面との間の垂直距離が約１２インチの場合、対象物の見かけの大きさまたは 距 離を変更するか、あるいは、目の視力を変える器具の助けを借りないことを意味 する。本発明のプラスチック繊維の外観を記載するためにここで使用される用語 「繊維状の」は、ランダムまたは非ランダムな、網状のまたは非網状の、開口の 微細寸法のパターンを一般に意味し、人間の目で見た場合、布織または非布織繊 維状織物の全体的な外観と印象を含む。 図３から分かるように、織物の繊維状の外観は、繊維状の要素の連続体からな っていて、各繊維状要素の対向する端部は、繊維状要素の少なくとも他の一つに 互いに接続されている。図３に示した実施例において、互いに接続された繊維状 の要素は、五角形状のキャピラリ４１のパターンネットワークを形成している。 繊維状の外観を呈する織物４０は、平面４３の着用者に接触する面すなわち身体 に向いた面４２である織物の一番上部から、一番下部すなわち平面４５の衣服に 向いた面４４へ、隣接したキャピラリ４１間での液体の横方向の伝達をしないで 、織物の上端面４２から下端面４４へ液体を素早く移送するのを促進するために 、三次元のミクロ構造の形状をしている。ここで用いられる用語「ミクロ構造」 は、その正確な詳細は、顕微鏡またはこの技術分野で良く知られている手段で拡 大した場合にのみ人間の目で容易に感知されるそのような微細寸法の構造を意味 する。 身体側４２の開口４７は、数え切れないほどの交差する繊維状要素で形成され ていて、その要素は、例えば、織物の身体に向いた面で互いに連結された要素４ ８、４９、５０、５１および５２である。各繊維状要素は、基部例えば平面４３ に設けられた基部５４を有している。各基部は、側壁部例えばそれらの各端部に 取着された側壁部５６を有している。側壁部５６は、一般に織物の第２の面４４ の方向へ延びている。繊維状要素の交差する側壁部は、織物の第１と第２の面を 介して互いに連結されていて、第２の面の平面４５で互いに実質的に同時に終結 する。 図３に示された特に好ましい実施例において、互いに連結した側壁部５６は、 織物の第２の面４５に開口５８を形成するように、第２の面４５の平面で互いに 実質的に同時に終結する。開口４７と５８との間に互いに連結された側壁部５６ によって形成されたキャピラリ４１のネットワークは、隣接したキャピラリ間で の液体の横方向への移送なしで、織物の身体に向いた面から直接衣服に向いた面 への液体の自由な移送を可能にする。 基部５４は、好ましくは、表面ゆがみ６０の微視的パターンを有していて、一 般に、共に譲渡され、１９４８年７月３１日にアール他に発行された米国特許第 ４、４６３、０４５号の開示に従っている。表面ゆがみ６０の微視的パターンは 、織物４０が入射光線を当てられたとき、実質的に光沢のない感じの表面を呈す る。 吸収性の芯に保持された身体からの液体の遮蔽を増加するために、第１のトッ プシート２１のキャピラリは、好ましくは、下方にある第２のトップシート２２ のキャピラリと大きさ、形およびまたは配列が等しくない。従って、もし、第１ と第２のトップシートが、同様のトップシートを創作することにより、同じ形成 構造で作られていると、第１のトップシートは、好ましくは、第２のトップシー トに、第１と第２のトップシートのキャピラリが互いに実質的に整列されないよ うに重ねられる。または、各キャピラリの整列を阻止するためにそれらが異なっ たパターンを有するように、それぞれ、第１と第２のトップシートを形成するた めに、異なった形成構造が用いられてもよい。 第１のトップシート２１のキャピラリと第２のトップシートのそれらとの不整 合がある限り、吸収性の芯２４によって保持された身体の液体の遮蔽の増大を提 供し、身体の液体は、第１のトップシート２１から第２のトップシート２２へそ してそれを通って吸収性の芯２４への移送が可能にならなければならない。それ 故、第２のトップシートは、第１のトップシートの衣服に向いた面の開口を完全 に塞ぐような大きさ、形状および整列には出来ない。第１と第２のトップシート の間に沿って液体を移動するための通路がなければならない。 好ましくは、第２のトップシート２２のキャピラリは、第１のトップシートの キャピラリよりも大きさでわずかに小さい。第１のトップシート２１のキャピラ リを第２のトップシート２２のそれらよりもわずかに大きくすることにより、キ ャピラリの勾配が創り出される。キャピラリの勾配は、第１のトップシートに吸 着された液体を第２のトップシート２２へそしてそれを通って吸収性の芯２４へ 移送するのを助ける。開口されたフィルムまたは不織布に関し、用語「キャピラ リ（ｃａｐｉｌｌａｒｙ）」と「開口」とは、材料の規定された開口に関し適す るようにここでは用いられることに注意しなければならない。非開口不織布は、 普通は「開口」を有しているとは考えられていないけれども、それらは、事実と しては、ここで議論している好ましい開口形成フィルムとの関連で類似した内部 繊維空隙を有している。 第１と第２のトップシートの間の開口またはキャピラリの大きさの好ましい相 異を有していることに加え、何れのトップシートにおいても開口またはキャピラ リの幾つもの大きさを有していることが望まれる。特に第１のトップシートにお いて、比較的大きな開口のパターンが比較的小さな開口のパターンに介挿されて いることが望まれ、これは、オズボーンが発明者の１９８９年８月３０日に発行 されたヨーロッパ特許出願第０、１６５、８０７号に開示されていて、この発行 物をここで引用し組み入れる。開口の形状に関係なく、開口の大きさは、上述の 発行されたオズボーンの出願に比較的詳細に記載されているように、均等な液圧 直径の点から記述されなければならない。従って、第１およびまたは第２のトッ プシートに少なくとも２つの異なった均等な液圧直径の開口を有することが望ま しい。 第１と第２のトップシートが類似した開口構造を有しているか否かに係わらず 、第１と第２のトップシートは、Ｚ―方向において同じ全般的厚さを必要としな い。本発明との関連において、用語「厚さ」は、トップシートを形成するために 使用される材料の寸法から識別されるように、Ｚ―方向におけるトップシートの 全体の最大寸法を記載するために使用される。純粋に二次元の「平らな」フィル ムにおいて、ここにおける好ましいマクロ的に見て拡張されたフィルムにおいて 、トップシートの厚さがフィルムの寸法を極めて越えるであろうけれども、この ２つは本質的には等しい。 従って、吸収性の芯と第１のトップシートとの間の移動距離を減少し、それ故 、吸着特性を促進する比較的小さい厚さの第２のトップシートをもった第２のト ップシートよりも、第１のトップシートが比較的大きな厚さを有していることが 望ましい。あるいは、幾つかの応用のために、第１よりも比較的大きな厚さの第 ２のトップシートを有することが望ましくても良い。もちろん、第１と第２のト ップシートの両方がほとんど等しい厚さを有していることが、同様に適切な応用 を立証するであろう。 第１と第２のトップシート２１と２２は、不透明な様相を呈する選択的に多層 のポリマーフィルムを有していても良い。そのような多層のフィルムは、実質的 にポリマー材料で構成された第１の外層と、第１の外層の一側に実質的に連続し て接続され中心に充填剤を充填されるボリマー層とを有している。中心に充填剤 を充填される層は、充填剤を充填される層に関し約２０から６０重量パーセント の、実質的にその中に分散された充填剤を有し得る。酸化チタンまたはカーボン のような充填剤が、トップシートを白みがかった不透明な様相にするために使用 され得る。中心に充填剤を充填される層は、多層フィルムの全体の厚さの約３０ から約７０パーセントの厚さを有している。実質的にポリマー材料で構成された 第２の外層は、中心に充填剤を充填される層の第２の側に実質的に連続して接続 された一側を有している。全体の多層フィルムは、好ましくは、全体の多層フィ ルムに関して、少なくとも２０重量パーセントの充填剤を有している。そのよう なトップシートの適切な例は、共に譲渡された、１９９３年１１月１６日にヴィ ッシャーとペリーとに発行された米国特許第５、２６１、８９９号に見られる。 外層と中心に充填剤を充填される層用の好ましいポリマー材料は、ポリオレフ ィン、特にポリエチレン、ポリプロピレンおよび少なくとも一つのオレフィン構 造を有する共重合体を有する。ポリエステル、ナイロンそれらの共重合体および 上述のいずれかの組み合わせもまた適切である。 本発明によれば、形成されたトップシートの身体に向いた面は、もし身体に向 いた面が親水性でなくとも、月経液が吸収性の芯に流れ込み吸収されるよりも、 トップシートから流れ去ることがありそうなのを減少するために、液体をトップ シートを通してより早く移送するのを助けるように親水性である。好ましい実施 例において、界面活性剤が、第１と第２の形成されたフィルムのポリマー材料に 混ぜられ、これは、アヂィズ他が発明者で名称「不織布で開口されたフィルムカ バーシートを有する吸収性の製品」として、１９９３年５月２７日に発行された ＰＣＴ出願ＷＯ９３／０９７４１に開示されていて、これをここで引用し組み入 れる。または、トップシートの身体に向いた面は、界面活性剤で処理することに より親水性にされても良く、これは、上述のオズボーンに発行された米国特許第 ４、９５０、２５４号に開示されていて、これをここで引用し組み入れる。 ここに示した好ましい構成において、第１のトップシートは、ミシガン州ミッ ドランドのダウ・コーニングから商業的に入手可能な商品名ＤＣ１９３のような 、シリコーン基の界面活性剤で親水性に変えられる。界面活性剤は、第１のトッ プシート用の出発材料に混ぜられ得るし（普通「樹脂混合界面活性剤」として知 られている）、または、第２のトップシートと結合する前か後のいずれかでトッ プシートの表面にスプレーされ得る（何れの場合も、少なくともいくらかのスプ レーされた界面活性剤が第２のトップシートの露出した面に到達してほしい）。 このような好ましい構成において、第２のトップシートは、好ましくは、同様に 親 な、非シリコーン基の界面活性剤で行われる。他の適切な非シリコーン基の界面 活性剤は、コネチィカット州グリーンウィチのグライコケミカル社から、商品名 活性剤である。シリコーン基の界面活性剤が、第１のトップシートと同様、第２ のトップシートに用いられても良い。界面活性剤は、トップシートの表面にスプ レーされても良いが、「樹脂混合界面活性剤」として、好ましくは第２のトップ シート用出発材料に混ぜられる。 シリコーン基の界面活性剤の使用は、非シリコーン基の界面活性剤と比較して 、第１のトップシートの着用者に接触している表面に改良された触感特性を与え るが分かった。さらに、第２のトップシートが第１のトップシートと吸収性の芯 との間に介挿されている図１に示したような好ましい構成において、シリコーン 基の界面活性剤は、第２のトップシートの表面と比較して、異なった表面化学お よび表面特性を与える。これらのシリコーン基の界面活性剤の特性は、液体材料 のトップシートそれ自体の表面または近傍での保持が低いことによって外観の乾 燥感と清潔感とを改良し、液体が濡れた表面に沿って下方へ、吸収性の芯内へ移 動するのを改良することが分かった。 第１と第２のトップシートに親水性を与えるために使用される界面活性剤は、 第１のトップシートよりも第２のトップシートにより多くの親水性を与えるよう に、公式（ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ）と濃度とのために好ましくは選択される。 前記他の方法で、第１と第２のトップシートが、好ましくは異なった程度の親水 性を呈する。これらの親水性の異なった程度は、同様に、第１のトップシートに 向かった液体の戻りの動きに抵抗することにより再び濡れる動作を改良するけれ ども、特にトップシートの表面かその近傍の液体の小滴に、親水性の勾配とそれ による液体の吸収性の芯への下方へ動く移動力を確立して改良された液体吸収を 提供する。 第１と第２のトップシートは、好ましくは、吸収性の製品の着用中を通して親 密な接触を維持するように、少なくとも中央が互いに結合されている。従って、 適切だと見出されている一つの限定されない結合メカニズムは、組立工程中に渦 巻き状に施した熱溶融接着剤の使用である。従って、接着剤は、第２のトップシ ートの身体に向いた面および／または第１のトップシートの衣服に向いた面に、 それらが結合される前に施される。 第１と第２のトップシートとは、接着剤の均一な連続した層、接着剤のパター ン化された層、或いは、接着剤の分かれた線の列、渦巻きまたは点によって同様 に結合され得る。満足のいくものとして見出されている接着剤は、ミネソタ州セ ントポールのＨ．Ｂ．フラー社によって製造されている商品名ＨＬ―１２５８、 および、ミネソタ州ミネアポリスのフィンドレイによって製造されている商品名 Ｈ―２０３１がある。取着手段は、好ましくは、接着剤の細糸の解放パターン網 を有していて、これは、上述し組み込んだ、１９８６年５月４日にミネトーラ他 に発行された米国特許第４、５７３、９８６号に開示されている。細糸の解放パ ターン網の取着手段は、渦巻きパターンに渦を巻いた接着性細糸の幾つかの線を 有していて、これは、上記で引用して組み込んだ複数の特許：１９７５年１０月 ７日にスプーラグ・ジュニアに発行された米国特許第３、９１１、１７３号：１ ９７８年１１月２２日にズィーカー他に発行された米国特許第４、７８５、９９ ６号：１９８９年６月２７日にヴェレニッツ他に発行された米国特許第４、８４ ２、６６６号に示された装置と方法とに示されている。或いは、取着手段は、熱 結合、圧力結合、超音波結合、力学的機械的結合または他の適当な取着手段或い はこの技術分野で知られたこれらの取着手段の組み合わせでも良い。ある環境下 とある応用のために、互いに重なり合って正しく向けられているけれども、互い に結合されていないことが第１と第２のトップシートのために同様に望まれ得る 。 上述の多くの議論が、重ね合わされた第１と第２のトップシートを有したここ での好ましい構成に焦点を合わせたけれども、本発明の長所と相対したシリコー ン基の界面活性剤の第１のトップシートの処理は、単一のトップシートを有する 構成に等しく応用可能であると信じられることが理解されなければならない。従 って、図１に類似した構成において、第１のトップシート２１は、直接、吸収性 の芯２４に被せられ、第１の（そしてそれのみ）トップシート２１は、バックシ ート２３に直接結合される。３枚またはそれ以上のかさね合わせたトップシート を使用することもまた、本発明に包含されることに注意しなければならない。 第１と第２のトップシート２１と２２を有する好ましい構成の他の変形例にお いて、第１と第２のトップシートは、同一の拡がりである必要はない（すなわち 、それらは、全体の大きさおよび／または形状が同じである必要がない）。より 特に、第１のトップシートと第２のトップシートとが吸収性の製品の典型的な一 般的な全体の大きさと形を規定するが、第２のトップシートは、横への拡がりに おいて１つまたはそれ以上の方向において第１のトップシートより小さくても良 い。第２のトップシートは、それ故、第１のトップシートとバックシートとを結 合する周囲を自由にするように、第１のトップシートより十分に小さい。 使用の際、生理用ナプキン２０は、良く知られた支持手段または取着手段によ って適切な位置に保持できる。好ましくは、生理用ナプキンは、使用者の下着す なわちパンティに配置されそして接着剤３６のようなファスナによってそれに取 着される。接着剤３６は、生理用ナプキンをパンティの股の部分に取着するため の手段を有している。このように、バックシート２３の外表面の一部分または全 体は、接着剤で覆われる。このような目的のためのいかなる接着剤または膠でも 、ここで接着剤用として使用され、圧力感知式接着剤が好ましい。適切な接着剤 は、ミネソタ州セントポールのＨ．Ｂ．フラー社で商品名２２３８として製造さ れている。適切な接着剤ファスナもまた、米国特許第４、９１７、６９７号に記 載されている。生理用ナプキンが使用に当たり配置される前に、圧力感知式接着 剤３６が、接着剤３６が乾燥してしまうことから、または使用に先だってパンテ ィの股の部分以外の表面に接着することから守るために、典型的には除去可能な 解放 線３７によって覆われる。適切な解放線３７が、また上記米国特許第４、９１７ 、６９７号に記載されている。そのような目的のために普通に使用される商業的 に使用可能な解放線がここで使用することが出来る。適切な限定されない解放線 の例は、ＢＬ３０ＭＧ−Ａ Ｓｉｌｏｘ４Ｐ／Ｏであって、ウィスコンシン州メ ナーシャのアクロシル社によって製造されている。本発明の生理用ナプキン２０ は、解放線３７を剥がして使用され、それ故、接着剤３６がパンティに接触する ように生理用ナプキン２０はパンティに配置される。接着剤３６は、使用中生理 用ナプキンをパンティ内のその位置に維持する。 本発明の好ましい実施例において、生理用ナプキン２０は、吸収性の芯の側端 に各隣接しまたそこから横に延びた２つのフラップ３４を有している。フラップ ３４は、フラップが着用者のパンティと対象との間に設けられるように、着用者 のパンティをその股の部分で被ったひだに形成されている。第１に、フラップ３ ４は、着用者の身体とパンティが月経液によって汚染されるのを、好ましくは、 パンティの端部に沿って２重の壁のバリヤを形成することによって阻止するのを 助ける。第２に、フラップ３４は、好ましくは、フラップがパンティの下に折り 返されパンティの下着に面した側に取着されるように、その下着側の面に取着手 段を有している。このように、フラップ３４は、生理用ナプキン２０をパンティ の適切な位置に保持するために役立つ。フラップ３４はトップシート、バックシ ート、ティッシュまたはこれらの組み合わせに似た材料を含む種々の材料で構成 出来る。更に、フラップ３４は、ナプキンの本体に取着された別の部品でも良い し、トップシートとバックシートの延長部分で構成することもできる（すなわち 、一体に）。本発明の生理用ナプキンとして使用するのに適したすなわち適当な フラップを有した沢山の生理用ナプキンが、１９８７年８月１８日にヴァン・テ ィルバーグに発行された米国特許第４、６８７、４７８号：１９８６年５月２０ 日にヴァン・ティルバーグに発行された米国特許第４、５８９、８７６号：１９ ８６年８月２６日にマッティングレーに発行された米国特許第４、６０８、０４ ７号に開示されている。これらの特許はここで引用され組み込まれる。 本発明の特定の実施例が示され説明されたが、当業者にとって、その他の種々 の変化や修正が本発明の精神と範囲から離れないで成されることが明らかである 。 それ故、本発明の範囲内にあるそのような変化や修正を添付した請求の範囲でカ バーすることが出来る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ロイド、スーザン・ニコル アメリカ合衆国、オハイオ州 45044、ミ ドルタウン、ウッドランド・トレース・コ ート 6651

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 好ましくは生理用ナプキンであって、身体に向いた面と衣服に向いた面と を有する第１の織物を含んだ第１のトップシートと、前記第１のトップシートの 下方に設けられ身体に向いた面と衣服に向いた面とを有する吸収性の芯と、前記 吸収性の芯の下方に設けられ身体に向いた面と衣服に向いた面とを有するバック シートとを具備していて、前記第１のトップシートが、親水性の第１の程度を呈 するようにシリコーン基の界面活性剤を有していることを特徴とする吸収性の製 品。 ２． 前記第１のトップシートの下方において前記第１のトップシートと前記吸 収性の芯との間に設けられた第２のトップシートを更に備え、前記第２のトップ シートは身体に向いた面と衣服に向いた面とを有する第２の織物を含み、前記第 ２のトップシートが、親水性の第２の程度を呈するように界面活性剤を有してい て、前記親水性の第２の程度は好ましくは前記親水性の第１の程度を越えている ことを特徴とする請求項１記載の吸収性の製品。 ３． 前記第２のトップシートが、開口され、マクロ的に見て拡張されていて、 三次元のポリマー織物を有していることを特徴とする請求項２記載の吸収性の製 品。 ４． 前記第１のトップシートの前記シリコーン基界面活性剤が表面処理剤であ り、前記第２のトップシートのシリコーン基界面活性剤が樹脂混合界面活性剤で あることを特徴とする請求項２または３いずれか１項記載の吸収性の製品。 ５． 前記第１のトップシートが、ミクロ的に開口されていてハイドロフォーム されたフィルムを有していることを特徴とする請求項１ないし４いずれか１項記 載の吸収性の製品。 ６． 前記第１のトップシートが、開口され、マクロ的に見て拡張されていて、 三次元のポリマー織物を有していることを特徴とする請求項１ないし５いずれか １項記載の吸収性の製品。 ７． 前記第１のトップシートが、少なくとも２つの異なった等価的な水力的直 径を有していることを特徴とする請求項１ないし６いずれか１項記載の吸収性の 製品。 ８． 前記第１のトップシートの開口が、前記第２のトップシートの開口より大 きいことを特徴とする請求項５ないし７いずれか１項記載の吸収性の製品。 ９． 前記第１のトップシートの開口が、前記第２のトップシートの開口と実質 的に整列されていないことを特徴とする請求項５ないし８いずれか１項記載の吸 収性の製品。 １０． 好ましくは生理用ナプキンであって、身体に向いた面と衣服に向いた面 とを有し、第１の開口がなされ、マクロ的に見て拡張され、三次元のポリマー織 物を含んだ第１のトップシートと、前記第１のトップシートの下方に設けられ少 なくとも中央が前記第１のトップシートに取着され、身体に向いた面と衣服に向 いた面とを有し、第２の開口がなされ、マクロ的に見て拡張され、三次元のポリ マー織物を含んだ第２のトップシートと、前記第２のトップシートの下方に設け られ身体に向いた面と衣服に向いた面とを有する吸収性の芯と、前記吸収性の芯 の下方に設けられ身体に向いた面と衣服に向いた面とを有するバックシートとを 具備し、 （ａ） 前記第１のトップシートが、親水性の第１の程度を呈するようにシリ コーン基の界面活性剤を有していて；そして （ｂ） 前記第２のトップシートが、好ましくは、親水性の第２の程度を呈す るように非シリコーン基の界面活性剤を有していて、前記親水性の第２の程度は 、好ましくは前記親水性の第１の程度を越えていることを特徴とする吸収性の製 品。