JP6259092B2 - 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム - Google Patents

積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、圧電駆動素子(圧電アクチュエータ),圧力センサ素子および圧電回路素子等として用いられる積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システムに関する。
積層型圧電素子として、図9に示すように、圧電体層91と内部電極層92が積層されてなる活性部93および活性部93の積層方向両端部に配置され内部電極層92を含まない圧電体層91からなる不活性部94を含む積層体90と、積層体90の側面に活性部93から不活性部94にかけて設けられた導体層95と導電性接着剤からなる導電性接合材層96と、導電性接合材層96を介して積層体90の側面に取り付けられた外部電極97とを含む構成のものが知られている(特許文献1を参照)。
特開2008−211054号公報
ここで、特許文献1に記載された積層型圧電素子の構成においては、駆動時に、不活性部94と活性部93の間の内部電極層92からクラックが入り、導体層95を貫通して、導電性接着剤からなる導電性接合材層96にクラックが進展することで、外部電極97の外部回路と接続される側の端部がはがれる場合がある。この場合に、スパークが生じ、駆動が不安定になるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、長期間安定して駆動する積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システムを提供することである。
本発明の積層型圧電素子は、圧電体層および内部電極層が積層された積層体と、該積層体の側面に設けられた導体層と、該導体層の表面上に設けられた導電性接合材層と、該導電性接合材層を介して前記導体層に接合された外部電極とを備え、前記導電性接合材層ははんだと導電性接着剤とを含み、前記外部電極の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層の端部がはんだであるとともに、当該導電性接合材層の端部以外の部位が導電性接着剤であることを特徴とする。
また、本発明は、噴射孔を有する容器と、上記の積層型圧電素子とを備え、前記容器内に蓄えられた流体が前記積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔から吐出されることを特徴とする。
また、本発明は、高圧燃料を蓄えるコモンレールと、該コモンレールに蓄えられた前記高圧燃料を噴射する上記の噴射装置と、前記コモンレールに前記高圧燃料を供給する圧力ポンプと、前記噴射装置に駆動信号を与える噴射制御ユニットとを備えたことを特徴とする。
本発明の積層型圧電素子によれば、長期間安定して駆動させることができる。
また、上記の積層型圧電素子を備えた噴射装置および燃料噴射システムによれば、積層型圧電素子が長期信頼性に優れたものとなることから、長期間安定して駆動させることができる。
(a)は本発明の積層型圧電素子の実施形態の一例を示す概略縦断面図、(b)は(a)に示す積層型圧電素子の右側面図である。 本発明の積層型圧電素子の実施形態の他の例を示す概略縦断面図である。 本発明の積層型圧電素子の実施形態の他の例を示す要部拡大断面図である。 (a)は本発明の積層型圧電素子の実施形態の他の例を示す概略縦断面図、(b)は(a)に破線領域で示した要部の拡大図である。 (a)は本発明の積層型圧電素子の実施形態の一例を示す概略縦断面図、(b)は(a)に示す積層型圧電素子の右側面図である。 (a)は本発明の積層型圧電素子の実施形態の一例を示す概略縦断面図、(b)は(a)に示す積層型圧電素子の右側面図である。 本発明の噴射装置の実施の形態の一例を示す概略的な断面図である。 本発明の燃料噴射システムの実施の形態の一例を示す概略的なブロック図である。 (a)は従来の積層型圧電素子の実施形態の一例を示す概略縦断面図、(b)は(a)に示す積層型圧電素子の右側面図である。
以下、本発明の積層型圧電素子の実施の形態の一例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の積層型圧電素子の実施形態の一例を示す概略縦断面図、図1(b)は図1(a)に示す積層型圧電素子の右側面図である。
図1に示す積層型圧電素子1は、圧電体層11および内部電極層12が積層された積層体10と、積層体10の側面に設けられた導体層15と、導体層15の表面上に設けられた導電性接合材層2と、導電性接合材層2を介して導体層15に接合された外部電極3とを備え、導電性接合材層2ははんだ21と導電性接着剤22とを含み、外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部がはんだ21であり、導電性接合材層2の端部以外の部位が導電性接着剤22である。
積層型圧電素子1を構成する積層体10は、圧電体層11および内部電極層12が複数積層されてなる活性部13と、活性部13の外側に位置する積層体1の積層方向両端部に設けられた圧電体層11からなる不活性部14とを有している。この積層体10は、例えば縦1.5〜10mm、横1.5〜10mm、高さ1.5〜100mmの直方体状に形成されている。
積層体10を構成する圧電体層11は、圧電特性を有するセラミックスで形成されたもので、このようなセラミックスとして、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)などを用いることができる。この圧電体層11の厚みは、例えば3〜250μmとされる。
積層体10を構成する内部電極層12は圧電体層11を形成するセラミックスと同時焼成により形成されたもので、活性部13において内部電極層12と圧電体層11とが交互に積層され、積層順に正極および負極が交互に配置されることにより、内部電極層12の間に挟まれた圧電体層11に駆動電圧を印加するものである。内部電極層12の形成材料として、例えば低温焼成に適した銀−パラジウムを主成分とする導体、あるいは銅、白金などを含む導体を用いることができる。図1に示す例では、正極および負極(もしくはグランド極)がそれぞれ積層体10の対向する一対の側面に互い違いに導出されて、積層体10の側面に設けられた一対の導体層15と電気的に接続されている。この内部電極層12の厚みは、例えば0.1〜5μmとされる。
また、積層体10の側面には導体層15が設けられている。図1に示す例では、積層体10の対向する一対の側面に、導体層15がそれぞれ活性部13から不活性部14にかけて設けられて内部電極層12と電気的に接続されている。導体層15は、例えば銀ペーストを焼き付けてなるものであり、積層体10との接合を強固にするため、銀ペーストに積層体10を構成する粉末をフィラーとして添加してもよい。なお、導体層15の厚みは例えば10〜50μm、幅は例えば0.6〜8.0mmとされる。
積層体10の側面に設けられた導体層15は、表面に導電性接合材層2が設けられ、さらに導電性接合材層2を介して外部電極3が接合されている。
導電性接合材層2は、積層体10の側面にある導体層15と外部電極3とを電気的に接続している。図1に示す例では、活性部13から不活性部14にかけて設けられている。なお、導電性接合材層2の具体的な構成については後述する。
外部電極3は、積層体10の対向する一対の側面にそれぞれ設けられて、導電性接合材層2を介して導体層15と電気的に接続され、内部電極層12と電気的に接続されている。この一対の外部電極3は、例えば銅、鉄、ステンレス、リン青銅等の金属板からなる。外部電極3の幅は、例えば0.5〜6mmとされる。また、外部電極3の厚みは、導体層15や導電性接合材層2よりも厚く、例えば0.1〜0.3mmとされる。なお、外部電極3としては、板状の金属板のみならず、積層体10の伸縮により生じる応力を緩和する効果を得るために、例えば幅方向にスリットの入った形状の金属板、網目状に加工された金属板、断面波形の金属板などを採用することもできる。
そして、導電性接合材層2ははんだ21と導電性接着剤22とを含み、外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部がはんだ21である。ここで、はんだ21としては、例えばSn−Ag−Cu系に代表されるPbフリーはんだが用いられる。
また、導電性接合材層2を構成する導電性接着剤22は、外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部を除く部位に設けられている。この導電性接着剤22としては、導電粒子(例えばAg粒子やCu粒子など導電性の良好な金属粒子)を含んだエポキシ樹脂やポリイミド樹脂からなるものが挙げられる。外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部を除く部位に導電性接着剤22が設けられていることで、積層体10の駆動時の伸縮に追従し、伸縮の妨げを抑えることができる。
後述するように、外部電極3の一方の端部にはリード4が接合されて外部回路と接続される。このリード4を介して、入出力の電力が外部電極3に供給される。すなわち、外部電極3の外部回路と接続される側の端部とは、リード4が接合される一方の端部のことを意味している。また、外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部とは、導電性接合材層2の長手方向の両端部のうち、外部電極3が外部回路と接続される側のほうに位置する端部のことを意味している。
積層型圧電素子1の駆動中においては、活性部13と不活性部14との境界に応力が集中して、この部位にある内部電極層12からクラックが生じやすい。そして、このクラックが導体層15を貫通して進展してきたとき、導電性接合材層2の端部まで導電性接着剤22がある場合は、導電性接着剤22を構成する導電粒子と樹脂との境界などに沿って導電性接合材層2の端部をクラックが進展しやすい。
これに対して、導電性接合材層2がはんだ21と導電性接着剤22とを含み、外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部がはんだ21であることで、駆動中に活性部13と不活性部14との境界にある内部電極層12から発生したクラックが導体層15を貫通して導電性接着剤22まで進展しても、当該クラックがはんだ21に到達したところで進展が抑制される。したがって、外部電極3の外部回路と接続される側の端部がはがれずにスパークの発生を抑制することができ、長期間安定して駆動することが可能となる。
なお、導電性接合材層2の厚みは例えば2〜30μm、導電性接合材層2の幅は例えば0.4〜7mmで、外部電極3の幅の40〜110%とされる。
また、はんだ21の長さ(積層体10の積層方向に沿った長さ)は、例えば0.5〜2.5mmで、不活性部14の領域内に対応する部位にのみにはんだ21が設けられていてもよいが、後述するように活性部13と不活性部14との境界まではんだ21が設けられていてもよく、さらには活性部13まで延出されていてもよい。また、図に示すように、はんだ21は導体層15のある領域に沿って幅方向に濡れ広がってよい。
図2に示すように、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界が活性部13と不活性部14との境界に対応する位置にあってもよい。前述のように、積層型圧電素子1の駆動中においては、活性部13と不活性部14との境界に応力が集中して、この部位にある内部電極層12からクラックが生じやすい。ここで、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界が活性部13と不活性部14との境界に対応する位置にあると、この境界で分断が起きやすくなり、分断されることで駆動中の応力が緩和されることとなる。したがって、応力が緩和されることによってクラックの進展が抑制され、より信頼性が良くなる。
ここで、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界が活性部13と不活性部14との境界に対応する位置にあるとは、積層体10の活性部13と不活性部14との境界および導電性接合材層2を含むように積層型圧電素子1を積層方向に沿って切断した断面を見たときに、活性部13および不活性部14の境界にある内部電極層12と、はんだ21および導電性接着剤22の境界の少なくとも一部とが重なっていることを意味する。言い換えると、はんだ21と導電性接着剤22との境界の少なくとも一部が、活性部13と不活性部14との境界にある内部電極層12の延長上に位置していることを意味する。
なお、はんだ21と導電性接着剤22との境界が内部電極層12に平行で積層方向に垂直である場合のみならず、当該境界が上述の断面で見て傾斜している場合や湾曲している場合も含まれる。
また、図3に示すように、はんだ21と導電性接着剤22との境界を積層方向に沿った断面(外部電極1に垂直な断面)で見たときに、導体層15に面する側を下側と仮定すると、導体層15に面する側で導電性接着剤22が活性部13から不活性部14に渡って設けられており、はんだ21の下に入り込むように境界が傾斜ないし湾曲している形状になっていてもよい。この形状によれば、導体層15に面する側で導電性接着剤22の占める面積が大きくなることから、積層体10の伸縮をより妨げずに、クラックがはんだ21に到達したところでその進展を抑制することができる。したがって、外部電極3の外部回路と接続される側の端部をはがれにくくすることができる。
このとき、はんだ21と導電性接着剤22との境界は、活性部13と不活性部14との境界に位置する内部電極層12から活性部13側および不活性部14側にそれぞれ圧電体層11の厚み3層分までの範囲内にあるのがよい。
なお、活性部13と不活性部14との境界に対応する部位にはんだ21と導電性接着剤22とがある構成の他、はんだ21のみがある構成であってもよい。言い換えると、積層体10は活性部13と不活性部14とを有し、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界が活性部13と不活性部14との境界よりも活性部13の側にあってもよい。この場合は、駆動中に活性部13と不活性部14との境界にある内部電極層12から発生したクラックが導体層15を貫通しても、当該クラックがはんだ21に到達したところで進展が抑制される。
また、図4に示すように、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界にボイド23があることが望ましい。ボイド23があることにより、はんだ21と導電性接着剤22との境界の分断がさらに起きやすくなるため、駆動中の応力がさらに緩和されることによってさらにクラックの進展が抑制され、外部電極3の外部回路と接続される側の端部がさらにはがれにくくなり、さらに信頼性が良くなる。なお、はんだ21と導電性接着剤22との境界にボイド23があるとは、導電性接着剤22とはんだ21との境界に面する導電性接着剤22にボイド23を有する構成も含まれる。導電性接合材層2の横断面でみて、ボイド23の直径は例えば0.3〜15μmで、導電性接合材層2(導電性接着剤22)を境界にそって切断したときの厚みに対するボイド23の占める距離は例えば20%〜70%である。
また、図5に示すように、はんだ21は積層体10の側面と外部電極3との間(外部電極3よりも内側)のみならず、外部電極3の外側にまわりこんで設けられてもよい。外部電極3の外側がはんだ21と接合されることにより、外部電極3の外部回路と接続される側の端部のはがれをより抑制できる。この場合も、図に示すように、はんだ21は導体層15のある領域に濡れ広がってよい。
また、図6に示すように、外部電極3の外部回路と接続される側の端部にリード4がはんだ21で接合されていることが望ましい。導電性接合材層2の端部にはんだ21を設けることと、リード4を外部電極3へ接合することを同時に行うことができ、製造工程の簡素化とコスト低減に寄与することができる。また、電流が流れた時、はんだ21が発熱するが、金属化合物であるはんだ21の熱膨張が樹脂を含む導電性接着剤22の熱膨張より大きいため、導電性接着剤22とはんだ21とが分断されやすくなる。分断されることで活性部13と不活性部14の境界の応力が緩和され、外部電極3の外部回路と接続される側の端部がさらにはがれにくくなり、より信頼性が良くなる。
また、図示しないが、はんだ21からなる導電性接合材層2の端部に対応する導体層15の端部には、はんだ21との反応層があるのが望ましい。導体層15の端部にはんだ21との反応層がある、すなわち、はんだ21と導体層15の金属同士が溶けて強固に接合していることで、外部電極3の外部回路と接続される側の端部がよりはがれにくくなる。特に、はんだ21が外部電極3の外側にまわりこんで設けられている場合には、外部電極3の外部回路と接続される側の端部のはがれをさらに抑制できる。
なお、反応層があることは、電子線マイクロアナライザ(EPMA)によるマッピングなどで確認することができる。
また、上述した実施形態では、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22とが接している、あるいは部分的に接している例を基に説明したが、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界に隙間があって、はんだ21と導電性接着剤22とが離間していてもよく(不図示)、この場合でも外部電極3の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層2の端部がはんだであればよく、さらには、導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界が活性部13と不活性部14との境界に対応する位置にある、あるいは導電性接合材層2におけるはんだ21と導電性接着剤22との境界が活性部13に対応する位置にあってもよい。
次に、本実施形態の積層型圧電素子1の製造方法について説明する。
まず、圧電体層11となるセラミックグリーンシートを作製する。具体的には、圧電セラミックスの仮焼粉末と、アクリル系,ブチラール系等の有機高分子からなるバインダーと、可塑剤とを混合してセラミックスラリーを作製する。そして、ドクターブレード法、カレンダーロール法等のテープ成型法を用いることにより、このセラミックスラリーを用いてセラミックグリーンシートを作製する。圧電セラミックスとしては圧電特性を有するものであればよく、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物等を用いることができる。また、可塑剤としては、フタル酸ジブチル(DBP),フタル酸ジオクチル(DOP)等を用いることができる。
次に、内部電極層12となる導電性ペーストを作製する。具体的には、銀−パラジウム合金の金属粉末にバインダーおよび可塑剤を添加混合することによって導電性ペーストを作製する。この導電性ペーストを上記のセラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法を用いて内部電極層12のパターンで塗布する。さらに、この導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを複数枚積層し、所定の温度で脱バインダー処理を行なった後、900〜1200℃の温度で焼成し、平面研削盤等を用いて所定の形状になるよう研削処理を施すことによって、交互に積層された圧電体層11および内部電極層12を備えた活性部13を作製する。不活性部14は内部電極層12となる導電性ペーストを塗布していないセラミックグリーンシートを積層することで作製する。活性部13と不活性部14とを組み合わせることで積層体10を製造する。
なお、積層体10は、上記の製造方法によって作製されるものに限定されるものではなく、圧電体層11と内部電極層12とを複数積層してなる積層体10を作製できれば、どのような製造方法によって作製されてもよい。
次に、導体層15を積層体10の側面に設ける。導体層15は、例えばAg粉末にガラスやチタン酸ジルコン酸鉛の粉末を混ぜたペーストを、スクリーン印刷を用いて塗布する。塗布した積層体10を550〜650℃の温度で積層体10に焼き付ける。
次に、導電性接合材層2を介して外部電極3を積層体10の側面の導体層15に接合し、固定する。
ここで、導電性接合材層2を構成する導電性接着剤22は、Ag粉末やCu粉末などの導電性の良好な金属粉末を含んだエポキシ樹脂やポリイミド樹脂からなる接着剤を用い、5〜70μmの厚さに形成する。スクリーン印刷やディスペンス方式により所定の厚みや幅に制御して形成することができる。
なお、導電性接合材層2を構成する導電性接着剤22とはんだ21との境界を、積層体10の活性部13と不活性部14との境界および導電性接合材層2を含むように積層方向に沿って切断した断面で見て傾斜ないし湾曲した形状とするには、導電性接着剤22を所望の端部形状に形成した後、隙間にはんだ21を充填するようにすればよい。
また、導電性接合材層2を構成する導電性接着剤22とはんだ21との境界(導電性接着剤22とはんだ21との境界に面する導電性接着剤22)にボイド23を設ける方法として以下の方法が挙げられる。例えば、導電性接着剤22をスクリーン印刷する場合、導電性接着剤22とはんだ21との境界の近傍に対応するスクリーン印刷の製版に所定の穴のあいたパターンを設けて印刷する方法が挙げられる。また、ディスペンス方式の場合において、導電性接合材層2を構成する導電性接着剤22とはんだ21との境界にボイド23を設けるためには、ニードル径を塗布したい幅に適合するものを使い、ボイドを設ける場所には塗布せず、塗布したいところのみにディスペンスする方法が挙げられる。また、使用する導電性接着剤を攪拌し接着剤内に気泡を作っておき、それを真空脱泡する際の時間を調整して接着剤内に残る気泡を制御したうえで、そのままディスペンスすれば気泡込みの状態で塗布する方法も挙げられる。
導電性接合材層2を構成するはんだ21は、すず、銀、銅からなるものが好ましい。ワイヤー形状、リボン形状、ペースト等、一般的にあるはんだを、はんだごてで200〜230℃ではんだ付けする方法が挙げられる。このとき、外部電極3の側面にはんだを配置して加熱することで、導体層15と外部電極3との隙間にはんだ21が濡れ広がるようにして入り込み、導電性接合材層2の端部に位置してはんだ21が設けられる。なお、外部電極3の外側もはんだ付けすることで、はんだ21を外部電極3の外側にまわりこませて設けることもできる。さらに、後述するようにリード4を接合することもできる。
外部電極3は、銅、鉄、ステンレス、リン青銅等の金属平板からなり、例えば幅0.5〜10mm、厚み0.1〜0.3mmに形成されたものである。ここで、外部電極3として例えば幅方向にスリットの入った形状や網目状にするには、外部電極3にスリットの入った形状や網目状とするには、打ち抜き金型で打ち抜くかレーザ加工などの方法を用いればよい。
リード4は外部との導通をとるためのもので、銅線などが好ましく、はんだ付けするために、銀メッキしてあることが望ましい。外部電極3との接合部を除いた部位を被覆する場合はPTFEなど一般的なもので被覆すればよい。
その後、外部電極3に0.1〜3kV/mmの直流電界を印加し、積層体10を構成する圧電体層11を分極することによって、積層型圧電素子1が完成する。この積層型圧電素子1は、外部電極3、リード4を介して外部の電源と接続して、圧電体層11に電圧を印加することにより、各圧電体層11を逆圧電効果によって大きく変位させることができる。これにより、例えばエンジンに燃料を噴射供給する自動車用燃料噴射弁として機能させることが可能となる。
次に、本発明の噴射装置の実施の形態の例について説明する。図7は、本発明の噴射装置の実施の形態の一例を示す概略断面図である。
図7に示すように、本例の噴射装置19は、一端に噴射孔21を有する収納容器(容器)23の内部に上記の例の積層型圧電素子1が収納されている。
収納容器23内には、噴射孔21を開閉することができるニードルバルブ25が配設されている。噴射孔21には流体通路27がニードルバルブ25の動きに応じて連通可能になるように配設されている。この流体通路27は外部の流体供給源に連結され、流体通路27に常時高圧で流体が供給されている。従って、ニードルバルブ25が噴射孔21を開放すると、流体通路27に供給されていた流体が外部または隣接する容器、例えば内燃機関の燃料室(図示せず)に、噴射孔21から吐出されるように構成されている。
ニードルバルブ25の上端部は内径が大きくなっており、収納容器23に形成されたシリンダ29と摺動可能なピストン31になっている。そして、収納容器23内には、上述した例の積層型圧電素子1がピストン31に接して収納されている。
このような噴射装置19では、積層型圧電素子1が電圧を印加されて伸長すると、ピストン31が押圧され、ニードルバルブ25が噴射孔21に通じる流体通路27を閉塞し、流体の供給が停止される。また、電圧の印加が停止されると積層型圧電素子1が収縮し、皿バネ33がピストン31を押し返し、流体通路27が開放され噴射孔21が流体通路27と連通して、噴射孔21から流体の噴射が行なわれるようになっている。
なお、積層型圧電素子1に電圧を印加することによって流体通路27を開放し、電圧の印加を停止することによって流体通路27を閉鎖するように構成してもよい。
また、本例の噴射装置19は、噴射孔21を有する容器23と、上記の例の積層型圧電素子1とを備え、容器23内に充填された流体を積層型圧電素子1の駆動により噴射孔21から吐出させるように構成されていてもよい。すなわち、積層型圧電素子1が必ずしも容器23の内部にある必要はなく、積層型圧電素子1の駆動によって容器23の内部に流体の噴射を制御するための圧力が加わるように構成されていればよい。なお、本例の噴射装置19において、流体とは、燃料,インク等の他、導電性ペースト等の種々の液体および気体が含まれる。本例の噴射装置19を用いることによって、流体の流量および噴出タイミングを長期にわたって安定して制御することができる。
上記の例の積層型圧電素子1を採用した本例の噴射装置19を内燃機関に用いれば、従来の噴射装置に比べてエンジン等の内燃機関の燃焼室に燃料をより長い期間にわたって精度よく噴射させることができる。
次に、本発明の燃料噴射システムの実施の形態の例について説明する。図8は、本発明の燃料噴射システムの実施の形態の一例を示す概略図である。
図8に示すように、本例の燃料噴射システム35は、高圧流体としての高圧燃料を蓄えるコモンレール37と、このコモンレール37に蓄えられた高圧流体を噴射する複数の上記の例の噴射装置19と、コモンレール37に高圧流体を供給する圧力ポンプ39と、噴射装置19に駆動信号を与える噴射制御ユニット41とを備えている。
噴射制御ユニット41は、外部情報または外部からの信号に基づいて高圧流体の噴射の量およびタイミングを制御する。例えば、エンジンの燃料噴射に本例の燃料噴射システム35を用いた場合であれば、エンジンの燃焼室内の状況をセンサ等で感知しながら燃料噴射の量およびタイミングを制御することができる。圧力ポンプ39は、燃料タンク43から流体燃料を高圧でコモンレール37に供給する役割を果たす。例えばエンジンの燃料噴射システム35の場合には1000〜2000気圧(約101MPa〜約203MPa)、好ましくは1500〜1700気圧(約152MPa〜約172MPa)の高圧にしてコモンレール37に流体燃料を送り込む。コモンレール37では、圧力ポンプ39から送られてきた高圧燃料を蓄え、噴射装置19に適宜送り込む。噴射装置19は、前述したように噴射孔21から一定の流体を外部または隣接する容器に噴射する。例えば、燃料を噴射供給する対象がエンジンの場合には、高圧燃料を噴射孔21からエンジンの燃焼室内に霧状に噴射する。
本例の燃料噴射システム35によれば、高圧燃料の所望の噴射を長期にわたって安定して行なうことができる。
本発明の実施例について説明する。
積層型圧電素子を以下のようにして作製した。まず、平均粒径が0.4μmのチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)を主成分とする圧電セラミックスの仮焼粉末、バインダーおよび可塑剤を混合したセラミックスラリーを作製した。このセラミックスラリーを用いてドクターブレード法により厚み50μmの圧電体層となるセラミックグリーンシートを作製した。
次に、銀−パラジウム合金にバインダーを加えて、内部電極層となる導電性ペーストを作製した。
次に、セラミックグリーンシートの片面に、内部電極層となる導電性ペーストをスクリーン印刷法により印刷し、導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを200枚積層した。また、内部電極層となる導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシート200枚を中心にして、その上下に、内部電極層となる導電性ペーストが印刷されていないセラミックグリーンシート合計15枚を積層した。そして、980〜1100℃で焼成し、平面研削盤を用いて所定の形状に研削して、5mm角の積層体を得た。
次に、積層体の表面にAg粉末とガラス成分を含んだペーストをスクリーン印刷で塗布して、580〜630℃で焼き付けし、導電体層を幅4.0mm、厚み30μmで形成した。
次に、積層体の表面にAg粉末とポリイミド樹脂を混合ペースト状にした導電性接合材をディスペンスにて塗布し、外部電極を積層体の表面に接続し、固定した。
ここで、試料1として、図1に示すように、リン青銅からなる幅4.0mm、厚み0.1mmの外部電極を用いて積層型圧電素子を作製した。活性部の側面と外部電極との間には導電性接合材層を形成するように、銀ポリイミドからなる導電性接着剤が塗布されており、当該導電性接着剤は幅3.5mm、厚み0.03mmとした。また、外部電極の端部までは導電性接着剤を塗布しておらず、端部には、すず、銀、銅からなるはんだを用いて、外部電極と導体層とが接合するようにはんだごてにてはんだ付けをした。当該はんだは不活性部の領域内に配置し、その積層方向に沿った長さは2.0mm、幅は4.0mmとした。
また、試料2として、図2に示すように、導電性接着剤とはんだとの境界が積層体の活性部と不活性部の境界と一致するよう作製した。
また、試料3として、図4に示すように、導電性接着剤とはんだとの境界にボイドを配置した。活性部と不活性部の境界に気泡がはいっている導電性接着剤をディスペンサにて塗布することで作製した。なお、この境界を断面で見てボイドの直径は3μm〜10μm、境界に沿った断面に占めるボイドの割合は40〜60%程度とした。
また、試料4として、図6に示すように、外部電極の端部のはんだ部にリードを接合したものを作製した。
また、比較例として、図9に示す積層型圧電素子(試料5)も作製した。ここで、外部電極は厚み0.1mm、幅4.0mmであるものを用い、導電性接着剤の厚みは0.2mm、幅は4mmとなるように設けた。
これらの積層型圧電素子に、外部電極に3kV/mmの直流電界を15分間印加して、分極処理を行なった。これらの積層型圧電素子に160Vの直流電圧を印加したところ、積層体の積層方向に30μmの変位量が得られた。
さらに、30℃、90%の湿度内で0V〜+160Vの交流電圧を150Hzの周波数で印加して、連続駆動した耐久性試験を行なった。
その結果、比較例である試料5の積層型圧電素子は、1×10回の連続駆動で外部電極の端部の剥がれが発生し、1×10回で駆動が停止した。
これに対し、本発明の実施例である試料1、試料2、試料3、試料4の積層型圧電素子は、ともに、連続駆動1×10回をすぎても外部電極の端部の剥がれは発生することなく駆動していた。
以上の結果から、本発明によれば、長期間の耐久性に優れた積層型圧電素子を実現することができることがわかる。
1・・・積層型圧電素子
10・・・積層体
11・・・圧電体層
12・・・内部電極層
13・・・活性部
14・・・不活性部
15・・・導体層
2・・・導電性接合材層
21・・・はんだ
22・・・導電性接着剤
23・・・ボイド
3・・・外部電極
4・・・リード

Claims (10)

  1. 圧電体層および内部電極層が積層された積層体と、該積層体の側面に設けられた導体層と、該導体層の表面上に設けられた導電性接合材層と、該導電性接合材層を介して前記導体層に接合された外部電極とを備え、
    前記導電性接合材層ははんだと導電性接着剤とを含み、前記外部電極の外部回路と接続される側の端部に対応する導電性接合材層の端部がはんだであるとともに、当該導電性接合材層の端部以外の部位が導電性接着剤であることを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 前記はんだが前記外部電極の外側に回り込んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の積層型圧電素子。
  3. 前記積層体は活性部と不活性部とを有し、前記導電性接合材層における前記はんだと前記導電性接着剤との境界が前記活性部と前記不活性部との境界に対応する位置にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層型圧電素子。
  4. 前記積層型圧電素子を積層方向に沿って切断した断面で見たときに、前記導電性接着剤が前記導体層に面する側で前記活性部から前記不活性部に渡って設けられており、前記導電性接着剤と前記はんだとの境界が傾斜ないし湾曲していることを特徴とする請求項3に記載の積層型圧電素子。
  5. 前記導電性接合材層における前記はんだと前記導電性接着剤との境界にはボイドがあることを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちのいずれかに記載の積層型圧電素子。
  6. 前記積層体は活性部と不活性部とを有し、前記導電性接合材層における前記はんだと前記導電性接着剤との境界が前記活性部と前記不活性部との境界よりも前記活性部の側にあることを特徴とする請求項2に記載の積層型圧電素子。
  7. 前記はんだからなる前記導電性接合材層の端部に対応する前記外部電極の外部回路と接続される側の端部にリードがはんだで接合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちのいずれかに記載の積層型圧電素子。
  8. 前記はんだからなる前記導電性接合材層の端部に対応する前記導体層の端部には、前記はんだとの反応層があることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちのいずれかに記載の積層型圧電素子。
  9. 噴射孔を有する容器と、請求項1乃至請求項8のうちのいずれかに記載の積層型圧電素子とを備え、前記容器内に蓄えられた流体が前記積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔から吐出されることを特徴とする噴射装置。
  10. 高圧燃料を蓄えるコモンレールと、該コモンレールに蓄えられた前記高圧燃料を噴射する請求項9に記載の噴射装置と、前記コモンレールに前記高圧燃料を供給する圧力ポンプと、前記噴射装置に駆動信号を与える噴射制御ユニットとを備えたことを特徴とする燃料噴射システム。
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