JP5697381B2 - 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム - Google Patents
積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5697381B2 JP5697381B2 JP2010191955A JP2010191955A JP5697381B2 JP 5697381 B2 JP5697381 B2 JP 5697381B2 JP 2010191955 A JP2010191955 A JP 2010191955A JP 2010191955 A JP2010191955 A JP 2010191955A JP 5697381 B2 JP5697381 B2 JP 5697381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffusion phase
- piezoelectric element
- solder
- multilayer piezoelectric
- multilayer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
れている。
される。
11としては、例えば銀−銅−スズはんだが用いられる。
とができ、振動の応力からはんだ11(はんだ付け部分)を保護することができる。さらに、拡散相13に加わる引張り応力を緩和し、外部電極8におけるはんだ11との接合部の縁部から拡散相13と非拡散相との境界線に沿ってクラックが進展するのをより抑制することができる。
成することによって、交互に積層された圧電体層3および内部電極層5と、一部の圧電体
層3間に配置された応力緩和層とを備えた積層体7を作製する。
圧電体層3を分極することによって、積層型圧電素子1が完成する。この積層型圧電素子1は、リード9を介して外部電極8と外部の電源とを接続して、内部電極層5を介して圧電体層3に駆動電圧を印加することにより、各圧電体層3を逆圧電効果によって大きく変位させることができる。これにより、例えばエンジンに燃料を噴射供給する自動車用燃料噴射弁として機能させることが可能となる。
に、噴射孔21から吐出されるように構成されている。
1における外部電極8は、上記の例では積層体7の対向する2つの側面に1つずつ形成したが、2つの外部電極8を積層体7の隣り合う側面に形成してもよいし、積層体7の同一の側面に形成してもよい。また、積層体7の積層方向に直交する方向における断面の形状は、上記の実施の形態の例である四角形状以外に、六角形状や八角形状等の多角形状、円形状、あるいは直線と円弧とを組み合わせた形状であっても構わない。
)を主成分とする圧電セラミックスの仮焼粉末、バインダーおよび可塑剤を混合したセラミックスラリーを作製した。このセラミックスラリーを用いてドクターブレード法により厚み100μmの圧電体層となる圧電セラミックグリーンシートを作製した。
に接続された外部電極を形成した。そして、この外部電極に、導電性接合材としてはんだを用いてリードとしてリード線を接続固定した。このようにして、本発明の積層型圧電素子の実施例の試料(試料番号1)を作製した。
V〜+160Vの交流電圧を150Hzの周波数で印加して、1×108回まで連続駆動して耐久性試験を行なった。
3・・・圧電体層
5・・・内部電極層
7・・・積層体
8・・・外部電極
9・・・リード
11・・・はんだ
13・・・拡散相
15・・・被覆層
19・・・噴射装置
21・・・噴射孔
23・・・収納容器(容器)
25・・・ニードルバルブ
27・・・流体通路
29・・・シリンダ
31・・・ピストン
33・・・皿バネ
35・・・燃料噴射システム
37・・・コモンレール
39・・・圧力ポンプ
41・・・噴射制御ユニット
43・・・燃料タンク
Claims (7)
- 複数の圧電体層を積層してなり、前記圧電体層間に内部電極層を有する積層体と、
該積層体の側面に設けられ、前記内部電極層と電気的に接続された外部電極と、
該外部電極とはんだを介して接合されたリードとを備え、
前記外部電極の内部の、前記はんだとの接合部に、前記はんだの一部が拡散してなる拡散相を有しており、
前記外部電極を断面視したとき、前記拡散相と非拡散相との境界線は前記拡散相の厚みが極大となる複数の極大点を有しており、
前記拡散相は、前記リードの直下部分に厚みの薄い領域を有し、該厚みの薄い領域の外側に厚みの厚い領域を有していることを特徴とする積層型圧電素子。 - 前記外部電極を積層方向に沿って断面視したとき、前記拡散相と前記非拡散相との境界線は前記拡散相の厚みが極大となる複数の極大点を有しており、
前記拡散相は、前記リードの直下部分に前記厚みの薄い領域を有し、該厚みの薄い領域の外側に前記厚みの厚い領域を有していることを特徴とする請求項1に記載の積層型圧電素子。 - 前記拡散相を覆うように前記積層体の側面に被覆層が被着されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型圧電素子。
- 前記拡散相に前記被覆層が浸みこんでいることを特徴とする請求項3に記載の積層型圧電素子。
- 前記被覆層が樹脂からなることを特徴とする請求項3に記載の積層型圧電素子。
- 噴射孔を有する容器と、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の積層型圧電素子とを備え、前記容器内に蓄えられた流体が前記積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔から吐出されることを特徴とする噴射装置。
- 高圧燃料を蓄えるコモンレールと、該コモンレールに蓄えられた前記高圧燃料を噴射する請求項6に記載の噴射装置と、前記コモンレールに前記高圧燃料を供給する圧力ポンプと、前記噴射装置に駆動信号を与える噴射制御ユニットとを備えたことを特徴とする燃料噴射システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010191955A JP5697381B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010191955A JP5697381B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012049426A JP2012049426A (ja) | 2012-03-08 |
JP5697381B2 true JP5697381B2 (ja) | 2015-04-08 |
Family
ID=45903939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010191955A Active JP5697381B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5697381B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5840997B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-01-06 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子および圧電アクチュエータ、噴射装置、燃料噴射システム |
JP6017937B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2016-11-02 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム |
WO2016013265A1 (ja) * | 2014-07-22 | 2016-01-28 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム |
JP6923560B2 (ja) * | 2016-12-26 | 2021-08-18 | 京セラ株式会社 | 圧電素子 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2914577B2 (ja) * | 1990-06-12 | 1999-07-05 | 松下電器産業株式会社 | 表面実装電子デバイスの製造方法 |
JPH0864886A (ja) * | 1994-08-22 | 1996-03-08 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 圧電トランスのリード線はんだ付け方法 |
JPH10335806A (ja) * | 1997-04-04 | 1998-12-18 | Taiyo Yuden Co Ltd | 回路モジュールの製造方法及びその装置 |
JP2008066560A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Nec Tokin Corp | 積層型圧電アクチュエータ |
JP5341094B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2013-11-13 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子および噴射装置ならびに燃料噴射システム |
-
2010
- 2010-08-30 JP JP2010191955A patent/JP5697381B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012049426A (ja) | 2012-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5465337B2 (ja) | 積層型圧電素子およびそれを用いた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5586777B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5456179B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5787547B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5697381B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5270578B2 (ja) | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム | |
WO2013115341A1 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5856312B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP6196134B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5744242B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP6185608B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5705509B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5813235B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP6259092B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP4593911B2 (ja) | 積層型圧電素子及び噴射装置 | |
JP5701397B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置、燃料噴射システム | |
WO2012011302A1 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
WO2013146984A1 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP6185609B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP6062728B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP5797339B2 (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム | |
JP2017011125A (ja) | 積層型圧電素子およびこれを備えた噴射装置ならびに燃料噴射システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140814 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141008 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5697381 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |