JP5270578B2 - 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム - Google Patents

積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、駆動素子(圧電アクチュエータ)、センサ素子及び回路素子に用いられる積層型圧電素子(以下、素子ともいう)に関するものである。駆動素子としては、例えば、自動車エンジンの燃料噴射装置、インクジェットのような液体噴射装置、光学装置のような精密位置決め装置及び振動防止装置が挙げられる。センサ素子としては、例えば、燃焼圧センサ、ノックセンサ、加速度センサ、荷重センサ、超音波センサ、感圧センサ及びヨーレートセンサが挙げられる。また、回路素子としては、例えば、圧電ジャイロ、圧電スイッチ、圧電トランス及び圧電ブレーカーが挙げられる。
従来から、積層型圧電素子は、小型化が進められると同時に大きな圧力下において大きな変位量を確保できることが求められている。そのため、より高い電圧が印加され、しかも長時間連続駆動させる過酷な条件化で使用できることが要求されている。
コンデンサ等の通常の積層型電子部品と異なり、積層型圧電素子は駆動時に素子自体が連続的に寸法変化を起こす。そして、全ての圧電体が内部電極を介して密着して駆動することにより、積層型圧電素子は一体として大きく駆動変形する。そのため、素子の端部には大きな応力がかかる。
上記課題を解決する手段の一つとして、特許文献1では、素子の端部に不活性層を設けるとともに、素子の端部に向かうに従って圧電体の厚みを暫増させた積層型圧電素子が提案されている。
特開2002−299706号公報
特許文献1に開示されているように、素子の端部に向かうに従って圧電体の厚みを暫増させることにより、積層型圧電素子の端部にかかる応力を緩和させることができる。しかしながら、圧電体の厚みを暫増させることにより、素子の寸法が大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。つまりは、素子の寸法を大きくすることなく、素子の端部にかかる応力を緩和させることのできる積層型圧電素子、これを用いた噴射装置及び燃料噴射システムを提供することを目的とする。
本発明の積層型圧電素子は、複数の圧電体と複数の内部電極とを有する積層体を備えた積層型圧電素子であって、前記積層体は、それぞれ前記圧電体と前記内部電極とが交互に積層されてなる第1の積層部と第2の積層部を含んでいる。
そして、その第2の積層部は、前記積層体の積層方向の一方の端部である第1の端部を含んで該第1の端部側に位置し、かつ前記第2の積層部において前記内部電極の断面積が前記第1の端部に向かって漸次減少しており、前記第2の積層部において前記内部電極が格子形状であり、隣り合う格子形状の内部電極は、格子形状が互い違いになるように位置している。
この本発明の積層型圧電素子によれば、積層方向の第1の端部側に位置する第2の積層部において、内部電極の面積を漸次減少させることにより、素子の端部に大きな応力がかかることを抑制できる。これは、内部電極の面積が端部に向けて小さくなっていくため、駆動領域が小さくなっていくからである。
また、圧電体の厚みを端部に向けて漸増させることなく、内部電極の面積を段階的に小さくすることにより、圧電体の変位量を段階的に小さくしているので、そのため、素子を小型化することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す斜視図である。 図1に示す実施形態の積層型圧電素子の分解斜視図である。 図1に示すA−A線における断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す分解斜視図である。 第2の積層部において最も第1の端部側に位置する内部電極を含む断面図である。 図6Aに図示する内部電極に対して第2の端部側で隣り合う内部電極を含む断面図である。 図6Bに図示する内部電極に対して第2の端部側で隣り合う内部電極を含む断面図である。 図5に示す実施形態の積層方向に平行な方向の断面図である。 本発明の第4の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す斜視図である。 図8に示す実施形態の積層型圧電素子の分解斜視図である。 図8に示すB−B線における断面図である。 本発明の第5の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す分解斜視図である。 図11に示す実施形態の積層型圧電素子の第2の積層部において最も第1の端部側に位置する内部電極を含む断面図である。 図12Aに図示する内部電極に対して第2の端部側で隣り合う内部電極を含む断面図である。 図12Bに図示する内部電極に対して第2の端部側で隣り合う内部電極を含む断面図である。 本発明の第6の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す分解斜視図である。 図13に示す実施形態の積層型圧電素子の積層方向に平行な方向の断面図である。 本発明の一実施形態にかかる噴射装置を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態にかかる燃料噴射システムを示す概略ブロック図である。 図13に示す第6の実施形態の積層型圧電素子の第2の積層部における一内部電極の形状を例示した平面図である。 図17Aに図示する内部電極に隣接する内部電極の形状を例示した平面図である。 図17Bに図示する内部電極に隣接する内部電極の形状を示す平面図である。
符号の説明
1・・・積層型圧電素子
2・・・積層体
3・・・第1の積層部
5・・・第2の積層部
7・・・圧電体
9・・・内部電極
11・・・外部電極
13・・・第3の積層部
15・・・噴射装置
17・・・噴射孔
19・・・収納容器
21・・・ニードルバルブ
23・・・燃料通路
25・・・シリンダ
27・・・ピストン
29・・・皿バネ
31・・・燃料噴射システム
33・・・コモンレール
35・・・圧力ポンプ
37・・・噴射制御ユニット
39・・・燃料タンク
以下、本発明の積層型圧電素子について図面を用いて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる積層型圧電素子を示す斜視図である。図2は、図1に示す実施形態の分解斜視図である。図3は、図1に示すA−Aの断面図である。
図1〜3に示すように、第1の実施形態にかかる積層型圧電素子1は、第1の積層部3と、積層方向の第1の端部1aを含み、第1の積層部3よりも第1の端部1a側に位置する第2の積層部5とを有する。第1の積層部3及び第2の積層部5は、それぞれ複数の圧電体7と複数の内部電極9とが交互に積層される。そして、第2の積層部5は、積層体2の積層方向の一方の端部である第1の端部1aを含んで第1の端部1a側に位置し、かつ第2の積層部5において内部電極9の断面積が第1の端部1aに向かって漸次減少している。すなわち、第2の積層部5は、積層方向に直交する方向にかかる内部電極9の断面積が、積層方向の第2の端部1b側から第1の端部1a側に向かって漸次減少している。
なお、本実施形態においては、図1〜3の上側を第1の端部1a側として、積層型圧電素子1の上端部を第1の端部1aとする。また、図1〜3の下側を第2の端部1b側とする。また、この積層方向に直交する方向であって内部電極9が露出する断面での内部電極9の面積を、内部電極9の断面積とする。
そして、本実施形態においては、第2の積層部5に関して上記の断面における内部電極9の幅が、第1の端部1a側に向かって段階的に小さくなっている。このように、内部電極9の幅を段階的に小さくすることにより、内部電極9の断面積を段階的に小さくしている。なお、本実施形態では、積層体2の側面のうち外部電極11が接続される面と平行であって積層方向に直交する方向を幅方向とし、積層体2の側面のうち外部電極11が接続される面と直交しかつ積層方向に直交する方向を長さ方向とする。
このように、第2の積層部5における内部電極9の断面積が漸次減少していくことにより、第2積層部5における圧電体7の変形を第1の端部1aに近づくにしたがって小さくでき、素子1の第1の端部1aに大きな応力がかかることを抑制できる。これは、内部電極9の断面積が第1の端部1aに向けて小さくなっていくため、圧電体7のうち異極の外部電極11と接続された一対の内部電極9により挟まれる部分が小さくなっていくからである。結果として、素子1の第1の端部1aに応力が集中することを抑制できるので、素子1の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態の素子1は、圧電体7の厚さを一定に保ったまま、内部電極9の断面積を段階的に小さくすることにより、圧電体7の変位量を段階的に小さくすることが可能である。そのため、圧電体7の厚みを第1の端部1aに向けて漸増させる必要がなく、同じ厚みの圧電体7を用いることができる。結果として、素子1を小型化することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態にかかる積層型圧電素子1について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態にかかる積層型圧電素子1を示す分解斜視図である。
図4に示すように、第2の実施形態においては、第1の積層部3よりも第1の端部1a側に位置する第2の積層部5において、中心軸Cに向かって縮小するようにして内部電極9の断面積が段階的に小さくなっている。このように、内部電極9間で中心軸Cを一致させつつ面積が順次小さくなるように、より好ましくは中心軸Cを一致させつつ相似形状を保って面積が順次小さくなるように、内部電極9が形成されている場合には、中心軸Cから離れるにしたがって、応力を均等に分散させることができる。また、これにより、第1の実施形態と比較して積層方向における応力のばらつきを小さくできる。したがって、第2の実施形態では、より効果的に耐久性を向上させることができる。
積層体2は、積層方向に隣り合う一対の内部電極9が積層方向に対向する対向部分と、それ以外の非対向部分とに区分することができる。そして、圧電体7のうち、これらの部分の境界の近くには応力が集中しやすい。第2の実施形態では、上記のように内部電極9が配設されることにより、この境界が一つの平面上に形成されることを防ぐことができる。言い換えれば、上記の境界を段階的にずらすことができるので、応力を広範囲に分散させることができる。これにより、第1の実施形態と比較して応力のばらつきを小さくできる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態にかかる積層型圧電素子1について説明する。図5は、本発明の第3の実施形態にかかる積層型圧電素子1を示す分解斜視図である。図6A〜Cは、図5に示す実施形態の積層方向に直交する面であって内部電極9を含む面での断面図である。図7は、図5に示す実施形態の積層方向に平行な方向における断面図である。
図5〜7に示すように、第3の実施形態においては、第1の積層部3よりも第1の端部1a側に位置する第2の積層部5における複数の内部電極9の少なくとも1つが格子形状である。このように内部電極9が形成されている場合には、より効果的に応力を分散させることができ、第2の実施形態と比較して応力のばらつきを更に小さくできるので、耐久性をより向上させることができる。
第1及び第2の実施形態は内部電極9の長さ及び/又は内部電極9の幅を第1の端部1aに向かって段階的に小さくしている。一方、第3の実施形態においては、内部電極9の長さ及び幅を段階的に小さくする必要なく、内部電極9の断面積を段階的に小さくすることができる。そのため、積層方向と直交する断面における応力のばらつきを小さくすることができる。
また、変位量の大きくなりやすい中心軸C付近と変位量の小さくなりやすい側面付近との変位量の差を小さくできるので、第1の実施形態及び第2の実施形態と比較して、応力緩和の効果が大きい。また、内部電極9が格子形状である場合には、内部電極9自体が変形しやすくなる。そのため、素子1の駆動時に内部電極9が損傷する可能性を低減できる。
特に、高電圧下で素子1を使用する場合には、図5及び6に示すように、格子形状の内部電極9の外周が凹凸の少ない構造、すなわち直線で形成された構造であることが好ましい。このような構造であると、内部電極9の角部の数を少なくできるので、エッジ効果による電圧の集中を抑制できる。
一方、圧電体7と内部電極9との接合性を高めたい場合には、格子形状の内部電極9の外周が階段状の縁であることが好ましい。内部電極9が、このような構造であることにより、内部電極9と圧電体7の接合面を大きくすることができるので、内部電極9と圧電体7の接合強度を高めることができる。
また、図7に示すように、第2の積層部5が、複数の格子形状の内部電極9を有していることが好ましい。これにより、積層方向のより広い範囲で応力を緩和させることができる。格子形状の内部電極9が1つである場合、積層方向と直交する断面における応力のばらつきを小さくする効果は、この内部電極9を含む積層方向の一部分に留められる。対して、複数の格子形状の内部電極9を有している場合には、内部電極9が格子形状であることによる上記の効果が、これらの格子形状の内部電極9の間に位置する圧電体7で得られる。そのため、積層方向のより広い範囲で応力を緩和させることができる。
さらに、第2の積層部5において、少なくとも1組の隣り合う内部電極9がそれぞれ格子形状であることがより好ましい。隣り合う内部電極9がそれぞれ格子形状であることにより、これらの内部電極9に挟まれた圧電体7は、積層方向と直交する方向での圧電変位のばらつきが小さくなる。そのため、積層方向と直交する方向及び平行な方向に両方で応力のばらつきを小さくすることができる。また、隣り合う格子形状の内部電極9が対向していることにより、素子1の駆動軸のぶれを小さくできるので、耐久性を高めることができる。
ここで、駆動軸とは、積層型圧電素子1を電界印加方向に伸縮するアクチュエータとして用いた時に、伸縮駆動で変形する素子1の駆動方向(伸縮方向)における重心軸となる軸である。
さらに、図7に示すように、隣り合う格子形状の内部電極9が対応するように配置されていることが好ましい。ここでいう対応とは、例えば、格子形状の内部電極9間で、開口部分9aの中心軸C1がそれぞれ一致するように対向されており、開口部9aの周りの電極部分9aが対向しているような場合をいう。このように内部電極9が配設されている場合には、内部電極9の対向する部分を増やすことができる。そのため、第2の積層部5において圧電変位量を確保しつつ、第1の端部1aに大きな応力がかかることを抑制することができる。
また、図7に示すように、第1の端部1a側に位置する格子形状の内部電極9が、第2の端部1b側に位置する格子形状の内部電極9よりも格子の幅が小さいことが好ましい。これにより、積層方向と直交する方向での圧電変位のばらつきを小さくするとともに、素子1の第1の端部1aにおける圧電変位がより小さくなり、応力緩和効果をより大きくできる。
さらに、格子形状の内部電極9間で、開口部分9aの中心軸C1がそれぞれ一致するように対向させて開口部分9aの周りの電極部分を互いに対向させるようにすると、例えば、開口部分9aの面積を第1の端部1aに向かって順次大きくすることで、電極部分の面積及び電極間の対向面積を順次減少させることができる。
以上の第1〜第3の実施形態では、第2の積層部5は、第2の端部1b側から第1の端部1a側に向かって、内部電極9の面積が規則的に減少していることが好ましい。これにより、第2の積層部5の内部における応力のばらつきを小さくすることができる。そのため、第2の積層部5の特定の箇所に応力が集中して圧電体7にクラックが発生する可能性を低減できる。
特に、第2の積層部5は、各々の積層方向に隣り合う内部電極9の面積の差が略一定であることがより好ましい。これにより、第2の積層部5の内部における応力のばらつきをさらに小さくすることができる。これは、素子1の中央部から第1の端部1aに向かう応力分布カーブに変曲点が生じることを抑制できるので、素子1に加わる応力の向きを一定にしやすいからである。そのため、第2の積層部5の特定の箇所に応力が集中して圧電体7にクラックが発生する可能性をより低減できる。
例えば、異なる極性の内部電極9の実体部分に挟まれた領域の面積が、素子1の端部に向けて、1,0.8,0.6,0.4,0.2と段階的に減少するように積層方向に隣り合う内部電極9の面積が減少していることが好ましい。
また、第2の積層部5は、各々の積層方向に隣り合う内部電極9の面積の比が略一定であることも好ましい。これにより、第1の端部1aに向かって応力を段階的に減少させることができる。そのため、第1の端部1aにかかる応力を小さくすることができる。また、少ない内部電極9の数で、第1の端部1a側に向かって内部電極9の断面積を小さくすることができる。そのため、第2の積層部5の内部における応力のばらつきを小さくしつつ、素子1を小型化することができる。
例えば、素子1の積層方向における応力分布のカーブが正規分布であることから、異なる極性の内部電極9の実体部分に挟まれた領域の面積が、素子1の端部に向けて、1,1/2,1/4,1/8,・・・、あるいは、1,1/3,1/9,1/27,・・・と、指数関数的に減少するように積層方向に隣り合う内部電極9の面積が減少していることが好ましい。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態にかかる積層型圧電素子1について説明する。図8は、本発明の第4の実施形態にかかる積層型圧電素子1を示す斜視図である。図9は、図8に示す実施形態の分解斜視図である。図10は、図8に示すB−B線での断面図である。
図8〜10に示すように、第4の実施形態にかかる素子1は、第1の積層部3と、第2の積層部5と、積層方向の第2の端部1bを含むとともに第1の積層部3よりも第2の端部1b側に位置する第3の積層部13とを有する。第3の積層部13は、それぞれ複数の圧電体7と複数の内部電極9とが交互に積層される。そして、第3の積層部13において、積層方向の第1の端部1a側から第2の端部1b側に向かって、積層方向と直交する面であって内部電極9が露出する断面での内部電極9の面積が漸次減少している。
このように、第4の実施形態は、内部電極9が露出する断面での内部電極9の面積が漸次減少する第3の積層部13を有しているため、素子1の第2の端部1bに大きな応力がかかることを抑制できる。第4の実施形態は、素子1の両端部において大きな応力がかかることを抑制できるため、高い耐久性を有することができる。
以上の第4の実施形態に関して、図9及び図10には第3の積層部13として内部電極9が格子形状に形成された構造を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3の積層部13として第1又は第2の実施形態において第2の積層部5として示した構成を用いてもよい。
<第5及び6の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態及び第6の実施形態にかかる積層型圧電素子1について説明する。図11は、本発明の第5の実施形態にかかる積層型圧電素子1を示す分解斜視図である。図12A〜Cは、図11に示す実施形態の積層方向と直交する面であって内部電極を含む断面における断面図である。図13は、本発明の第6の実施形態にかかる積層型圧電素子1を示す分解斜視図である。図14は、図13に示す実施形態の積層方向に平行な方向の断面図である。
前述の第3の実施形態のように、複数の格子形状の内部電極9が対向するように位置することにより、第2の積層部5において圧電変位量を確保しつつ、第1の端部1aに大きな応力がかかることを抑制することができる。一方で、素子1の圧電変位量よりも、素子1の高い耐久性が求められる場合には、以下に示す第5の実施形態及び第6の実施形態が有効である。
すなわち、図11、12に示すように、第5の実施形態では、第2の積層部5において積層方向に隣り合う複数の格子形状の内部電極9が、格子形状を一方向にずらして配設されている。すなわち、隣り合う格子形状の内部電極9が、対向する内部電極9間において該内部電極9の開口部分9aの軸C2をずらして配置した積層型圧電素子1である。このように内部電極9が配設されることにより、例えば、図12A,図12B上における横ラインを形成する電極部分のみが内部電極9間で対向するようになり、内部電極9が対向するように配置される部分を小さくすることができるので、第2の積層部5における圧電体7の圧電変位量をより抑制することができる。
以上の図12Aでは、格子形状を図面上、横方向にずらして配設したが、本発明では、縦方向、又は斜方向等、他の方向にずらしてもよい。すなわち、本発明では、隣り合う格子形状の内部電極9を、対向する内部電極9間において該内部電極9の開口部分9aの軸C2が一致しないようにずらして配置すればよい。
また、図13、図14、図17A〜図17Cに示すように、第6の実施形態では、第2の積層部5において積層方向に隣り合う複数の格子形状の内部電極9が、格子形状が互い違いになるように位置している。このように内部電極9が配設されることにより、上記格子形状の内部電極9に挟まれた圧電体7の変位量のばらつきを小さくすることができるので、第2の積層部5に発生する応力を小さくすることができる。
次に、本実施形態にかかる積層型圧電素子の製法について説明する。
まず、圧電体7となるセラミックグリーンシートを作製する。具体的には、圧電セラミックスの仮焼粉末と、アクリル系、ブチラール系等の有機高分子からなるバインダーと、可塑剤とを混合してスラリーを作製する。そして、周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等のテープ成型法を用いることにより、このスラリーからセラミックグリーンシートが作製される。圧電セラミックスとしては圧電特性を有するものであればよく、例えば、PbZrO-PbTiO等からなるペロブスカイト型酸化物などを用いることができる。また、可塑剤としては、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジオチル(DOP)などを用いることができる。
次に、内部電極9となる導電性ペーストを作製する。具体的には、銀−パラジウム合金等の金属粉末にバインダー及び可塑剤等を添加混合することで、導電性ペーストを作製することができる。この導電性ペーストを上記のセラミックグリーンシート上にスクリーン印刷法を用いて配設し、後述するように、焼成することで圧電体7及び内部電極9を形成することができる。
また、第2の積層部5を構成するための内部電極9は、例えば、格子形状の内部電極9を、スクリーンのパターン形状を変更するようにして印刷して、第1の端部1a側に積層すればよい。
次に、素子1の外表面に端部が露出する圧電体7と導通が得られるように外部電極11を形成する。この外部電極11は、ガラス粉末に、バインダーを加えて銀ガラス導電性ペーストを作製し、これを印刷し乾燥接着あるいは、焼き付けることによって得られる。
次に、シリコーンゴムからなる外装樹脂を含む樹脂溶液に、外部電極11を形成した積層体2を浸漬する。そして、シリコーン樹脂溶液を真空脱気することにより、積層体2の外周側面の凹凸部にシリコーン樹脂を密着させ、その後、シリコーン樹脂溶液から積層体2を引き上げる。これにより、積層体2の側面にシリコーン樹脂(不図示)がコーティングされる。そして、外部電極11に通電部としてリード線を導電性接着剤(不図示)等で接続する。
リード線を介して一対の外部電極11に0.1〜3kV/mmの直流電圧を印加し、積層体2を分極することによって、本実施形態の積層型圧電素子1が完成する。リード線を外部の電圧供給部(不図示)に接続し、通電部であるリード線及び外部電極11を介して圧電体7に電圧を印加することにより、圧電体7を逆圧電効果によって大きく変位させることができる。これにより、例えばエンジンに燃料を噴射供給する自動車用燃料噴射弁として機能させることが可能となる。
次に、本発明の噴射装置について説明する。図15は、本発明の一実施形態にかかる噴射装置を示す概略断面図である。図15に示すように、本実施形態にかかる噴射装置15は、一端に噴射孔17を有する収納容器19の内部に上記実施形態に代表される積層型圧電素子1が収納されている。収納容器19内には、噴射孔17を開閉することができるニードルバルブ21が配設されている。噴射孔17には燃料通路23がニードルバルブ21の動きに応じて連通可能に配設されている。この燃料通路23は外部の燃料供給源に連結され、燃料通路23に常時一定の高圧で燃料が供給されている。従って、ニードルバルブ21が噴射孔17を開放すると、燃料通路23に供給されていた燃料が一定の高圧で図示しない内燃機関の燃料室内に噴出されるように構成されている。
また、ニードルバルブ21の上端部は径が大きくなっており、収納容器19に形成されたシリンダ25と摺動可能なピストン27が配置されている。そして、収納容器19内には、上記した積層型圧電素子1が収納されている。
このような噴射装置15では、電圧が印加されることによって積層型圧電素子1が伸長すると、ピストン27が押圧され、ニードルバルブ21が噴射孔17を閉塞し、燃料の供給が停止される。また、電圧の印加が停止されると積層型圧電素子1が収縮し、皿バネ29がピストン27を押し返し、噴射孔17が燃料通路23と連通して燃料の噴射が行なわれるようになっている。
また、噴射装置15は、噴射孔17を有する容器と、積層型圧電素子1と、を備え、容器内に充填された液体が積層型圧電素子1の駆動により噴射孔17から吐出させるように構成されていてもよい。すなわち、積層型圧電素子1が必ずしも容器の内部にある必要はなく、積層型圧電素子1の駆動によって容器の内部に圧力が加わるように構成されていればよい。なお、本実施形態において、液体とは、燃料、インクなどの他、導電性ペースト等の種々の液状流体が含まれる。
次に、本発明の燃料噴射システムについて説明する。図16は、本発明の一実施形態にかかる燃料噴射システムを示す概略図である。図16に示すように、本実施形態の燃料噴射システム31は、高圧燃料を蓄えるコモンレール33と、このコモンレール33に蓄えられた燃料を噴射する複数の上記噴射装置15と、コモンレール33に高圧の燃料を供給する圧力ポンプ35と、噴射装置15に駆動信号を与える噴射制御ユニット37と、を備えている。
噴射制御ユニット37は、エンジンの燃焼室内の状況をセンサ等で感知しながら燃料噴射の量やタイミングを制御するものである。圧力ポンプ35は、燃料タンク39から燃料を1000〜2000気圧(約101MPa〜約203MPa)程度、好ましくは、1500〜1700気圧(約152MPa〜約172MPa)程度にしてコモンレール33に送り込む役割を果たす。コモンレール33では、圧力ポンプ35から送られてきた燃料を蓄え、適宜噴射装置15に送り込む。噴射装置15は、上述したように噴射孔17から少量の燃料を燃焼室に霧状に噴射する。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことは何ら差し支えない。また、本発明は、積層型圧電素子1、噴射装置15及び燃料噴射システム31に関するものであるが、上記の実施形態に限定されるものでなく、圧電特性を利用した素子1であれば、実施可能である。
積層型圧電素子1を以下のようにして作製した。
まず、平均粒径が0.4μmのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)粉末を主成分とする原料粉末、バインダー及び可塑剤を混合したスラリーを作製し、ドクターブレード法で厚み150μmのセラミックグリーンシートを作製した。
次に、Ag95質量%−Pd5質量%の金属組成である銀−パラジウム合金粉末を含有する原料粉末にバインダーを加えた導電性ペーストを作製した。
そして、上記セラミックグリーンシートの片面に、上記の導電性ペーストをスクリーン印刷法により30μmの厚みになるように印刷した。そして、導電性ペーストが印刷された各セラミックグリーンシートを積層して積層体2を作製した。なお、積層数としては、内部電極9の数が300となるように積層し、積層体2の積層方向の両端部には、導電性ペーストが印刷されていないセラミックグリーンシートのみをそれぞれ20枚積層した。
試料番号1においては、各内部電極9の断面積が全て同じとなるように導電性ペーストを印刷した。
試料番号2〜6は、第2の積層部5及び第3の積層部13を備え、これらの積層体2はそれぞれ格子形状の内部電極9を備えている。試料番号2〜4においては、第2の積層部5及び第3の積層部13は、それぞれ2層ずつ、具体的には積層方向の1、2、299、300番目に、格子形状の内部電極9を配設した。
資料番号2は、格子形状の内部電極9が図6に示した形状と同様の形状であり、格子の穴(開口部分9a)を平面視で縦方向に10個、横方向に10個の100個あけたものであり、異なる極性の内部電極9の実体部分に挟まれた領域の面積が、素子1の第1の端部1aおよび第2の端部1bに向けて、それぞれ1/2,1/4と減少するものとした。
資料番号3は、格子形状の内部電極9が図17A〜図17C(図13,図14)に示した形状と同様の形状であり、格子の穴(開口部分9a)を平面視で縦方向に10個、横方向に10個の100個あけたものであり、異なる極性の内部電極9の実体部分に挟まれた領域の面積が、素子1の第1の端部1aおよび第2の端部1bに向けて、それぞれ1/2,1/4と減少するものとした。
資料番号4は、格子形状の内部電極9が図12に示した形状と同様の形状であり、格子の穴(開口部分9a)を平面視で縦方向に10個、横方向に10個の100個あけたものであり、異なる極性の内部電極9の実体部分に挟まれた領域の面積が、素子1の第1の端部1aおよび第2の端部1bに向けて、それぞれ1/2,1/4と減少するものとした。
試料番号5及び6においては、第2の積層部5及び第3の積層部13が、それぞれ4層ずつ、具体的には積層方向の1、2、3、4、297、298、299、300番目に、格子形状の内部電極9を備えている。さらに、試料番号6は、第1の積層部3に位置する100、200番目の内部電極9も格子形状とした。
資料番号5及び6は、格子形状の内部電極9が図6に示した形状と同様の形状であり、格子の穴(開口部分9a)を平面視で縦方向に10個、横方向に10個の100個あけたものであり、異なる極性の内部電極9の実体部分に挟まれた領域の面積が、素子1の第1の端部1aおよび第2の端部1bに向けて、それぞれ1/2,1/4,1/8,1/16と減少するものとした。
さらに、資料番号6について、100、200番目の内部電極9が図6に示した形状と同様の形状であり、格子の穴(開口部分9a)を平面視で縦方向に10個、横方向に10個の100個あけたものであり、異なる極性の内部電極の実体部分に挟まれた領域の面積が、1/2となるようにした。
試料番号2、5及び6は、図7に示すように、隣り合う格子形状の内部電極9が対向するように位置している。また、試料番号3は、図12A,図12B,図12Cに示すように、隣り合う複数の格子形状の内部電極9が、格子形状を一方向にずらして配設されている。また、試料番号4は、図13に示すように、積層方向に隣り合う複数の格子形状の内部電極9が、格子形状が互い違いになるように位置している。
次に、それぞれの試料番号の積層体2に所定の温度で脱バインダー処理を施した後、800〜1200℃で焼成して焼結体を得た。
次に、銀を主成分とする金属粉末にバインダー、可塑剤、ガラス粉末等を添加混合して外部電極11用の導電性ペーストを作製した。この導電性ペーストを、上記焼結体側面の外部電極11を形成する箇所にスクリーン印刷等によって印刷した。さらに、600〜800℃で焼成して外部電極11を形成した。
このようにして作製した試料を用いて駆動評価を行った。駆動評価としては、高速応答性評価と耐久性評価を行った。まず、外部電極11にリード線を接続し、正極及び負極の外部電極11にリード線を介して3kV/mmの直流電界を15分間印加して分極処理を行い、積層型圧電素子1を用いた圧電アクチュエータを作製した。得られた圧電アクチュエータに170Vの直流電圧を印加して初期状態の変位量を測定した。
高速応答性評価としては、各々の圧電アクチュエータに室温で0V〜+170Vの交流電圧を150Hzから徐々に周波数を増加させて印加した。耐久性評価としては、各々の圧電アクチュエータに室温で0V〜+170Vの交流電圧を150Hzの周波数で印加して、1×10回まで連続駆動した試験を行なった。
表1
Figure 0005270578
表1に示すように、応答性評価を行った結果として、試料番号1の圧電アクチュエータでは、周波数が1kHzを超えた時にうなり音を発していた。これは、試料番号1の積層型圧電素子1は、各内部電極9の断面積が一定であるため、素子1の端部付近に位置する圧電体7の変形が大きいからである。素子1の端部付近に位置する圧電体7の変形が大きいことにより高速応答性が阻害されて、結果、印加した交流電圧の周波数に追従できなかったためと考えられる。
なお、駆動周波数を確認するために、横河電機株式会社製オシロスコープ「DL1640L」を用いて試料番号1のパルス波形を確認したところ、駆動周波数の整数倍の周波数に相当する箇所に高調波ノイズが確認された。
また、耐久性評価の結果として、試料番号1では、評価試験後の変位量は5μmと、評価試験前と比較して90%近く低下していた。また、試料番号1の圧電アクチュエータでは、積層圧電素子1の一部に剥がれが見られた。
一方、試料番号2〜6では、剥がれは見られなかった。また、評価試験後の変位量の低下が、3μm以下であり、評価試験前と比較して変位量の低下は10%以下に抑えられていた。特に、試料番号5又は6を用いた圧電アクチュエータでは、変位量の低下が確認されず、非常に高い耐久性を有していることが分かった。
なお、試料番号5及び6においては、初期状態の変位量が相対的に小さかったが、これは、変位量を小さくして耐久性を向上させる格子形状の内部電極9の数が多かったことが理由として挙げられる。

Claims (8)

  1. 複数の圧電体と複数の内部電極とを有する積層体を備えた積層型圧電素子であって、
    前記積層体は、それぞれ前記圧電体と前記内部電極とが交互に積層されてなる第1の積層部と第2の積層部とを含み、
    前記第2の積層部は、前記積層体の積層方向の一方の端部である第1の端部を含んで該第1の端部側に位置し、かつ前記第2の積層部において前記内部電極の面積が前記第1の端部に向かって漸次減少しており、
    前記第2の積層部において前記内部電極が格子形状であり、隣り合う格子形状の内部電極は、格子形状が互い違いになるように位置していることを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 前記第1の端部側に位置する前記格子形状の前記内部電極が、前記第1の端部から離れて位置する前記格子形状の前記内部電極よりも格子の幅が小さいことを特徴とする請求項に記載の積層型圧電素子。
  3. 前記第2の積層部において、前記第1の端部側に向かって、前記内部電極の面積が規則的に減少していることを特徴とする請求項1または2に記載の積層型圧電素子。
  4. 前記第2の積層部において、積層方向に隣り合う前記内部電極の面積の差が略一定になるように、前記内部電極の面積が減少していることを特徴とする請求項に記載の積層型圧電素子。
  5. 前記第2の積層部において、積層方向に隣り合う前記内部電極の前記面積の比が略一定になるように、前記内部電極の面積が減少していることを特徴とする請求項に記載の積層型圧電素子。
  6. 前記第1の積層部よりも前記積層体の積層方向の他方の端部である第2の端部側に位置し、複数の前記圧電体と複数の前記内部電極とが交互に積層された第3の積層部を有し、
    前記第3の積層部は、前記第1の端部側から前記第2の端部側に向かって、積層方向と直交する面であって前記内部電極が露出する断面での前記内部電極の面積が漸次減少していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の積層型圧電素子。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の積層型圧電素子と噴射孔とを備え、前記積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔から液体を吐出させることを特徴とする噴射装置。
  8. 高圧燃料を備えるコモンレールと、このコモンレールに蓄えられた燃料を噴射する請求項に記載の噴射装置と、前記噴射装置に駆動信号を与える噴射制御システムとを備えたことを特徴とする燃料噴射システム。
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