JP6258841B2 - 端子嵌合用治具及び端子挿入方法 - Google Patents

端子嵌合用治具及び端子挿入方法 Download PDF

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Description

本発明は、端子嵌合用治具及び端子挿入方法に関する。
従来、電気接続箱などに設けられる端子収容室に電線付端子を取り付ける際に、例えば棒形状などの端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室の内部に押し込んで嵌合させる構成が知られている(例えば特許文献1)。
一般に、端子は端子収容室内の正規位置まで挿入されると、端子収容室内の嵌合要素と嵌合することで収容室内に固定される。このとき、端子を端子収容室内に挿入する際には、この嵌合要素と適切に嵌合できるように、端子収容室の開口に対して端子の正規の向きが定められている場合が多い。例えば、端子を正規の向きとは異なる不正規の向きで端子収容室に挿入しようとする場合(以下ではこの状態を「逆挿入」と表現する)に、端子が端子収容室に挿入されるのを防止できる逆挿入防止構造を、端子又は端子収容室に設ける構成が知られている。
特開2003−229227号公報
しかしながら、特許文献1などに記載されるような端子嵌合用治具を用いた場合には、逆挿入防止構造を設ける構成でも、治具を介して端子に過大な挿入力が付加されると、逆挿入状態のままで端子収容室内に圧入されてしまう場合がある。この場合、端子が端子収容室内の正規位置まで挿入されない半嵌合状態のままで端子収容室内に固定されて、端子の接続相手との接触不良などの不具合が発生する虞がある。またこの場合、端子が端子収容室内に圧入されており、端子に接続される電線を引っ張っても端子が端子収容室から抜け出ることがないので、端子の半嵌合状態を判別しにくい。したがって、端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室に挿入する構成であっても、端子が逆挿入の状態で端子収容室内に押し込まれるのを防止できることが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端子が逆挿入の状態で端子収容室内に押し込まれるのを防止できる端子嵌合用治具及び端子挿入方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る端子嵌合用治具は、作業者に把持されて、挿入力が入力される把持部と、端子と接触し、前記挿入力を前記端子に付加する挿入力付加部と、不正規の向きで端子収容室内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される前記端子に対して、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを報知する報知部と、を備えることを特徴とする。
また、上記の端子嵌合用治具は、前記把持部と前記挿入力付加部とを接続する中間部を備え、前記報知部は前記中間部であり、前記中間部は、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力より小さいとき、当該挿入力を前記挿入力付加部に伝達し、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって前記把持部と前記挿入力付加部との相対距離が縮小するように変形することで、前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを報知すると共に、前記挿入力を前記挿入力付加部に伝達しないよう構成されることが好ましい。
また、上記の端子嵌合用治具は、前記把持部に設けられる光源を備え、前記報知部は前記光源であり、前記光源は、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上のときに発光することで、前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを報知することが好ましい。
同様に、上記の課題を解決するため、本発明に係る端子嵌合用治具は、作業者に把持されて、挿入力が入力される把持部と、端子と接触し、前記挿入力を前記端子に付加する挿入力付加部と、前記把持部と前記挿入力付加部とを接続する中間部と、を備え、前記中間部は、不正規の向きで端子収容室内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される前記端子に対して、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力より小さいとき、当該挿入力を前記挿入力付加部に伝達し、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって前記把持部と前記挿入力付加部との相対距離が縮小するように変形することで、前記挿入力を前記挿入力付加部に伝達しないよう構成される、ことを特徴とする。
同様に、上記の課題を解決するため、本発明に係る端子挿入方法は、端子嵌合用治具の把持部に挿入力が入力される入力ステップと、前記端子嵌合用治具の挿入力付加部により前記挿入力を端子に付加する付加ステップと、不正規の向きで端子収容室内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される前記端子に対して、前記入力ステップにおいて前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを前記端子嵌合用治具の報知部により報知する報知ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室内に押し込んで嵌合させる嵌合作業において、把持部から入力される挿入力が所定挿入力以上であることを報知することで、端子が不正規の向きで端子収容室内に挿入されている状態、すなわち逆挿入の状態で、端子嵌合用治具により端子を端子収容室内に強引に押し込んでいることを作業者に的確に知らせることができ、作業者は直ちに嵌合作業を中止できる。したがって、本発明は、端子が逆挿入の状態で端子収容室内に押し込まれるのを防止できるという効果を奏する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る端子嵌合用治具が嵌合作業に適用される端子と電気接続箱の構成を示す斜視図である。 図2は、図1中の端子を拡大視した斜視図である。 図3は、第一実施形態に係る端子嵌合用治具の概略構成を示す斜視図である。 図4は、端子を正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第一実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子が端子収容室内へ押し込まれている状態を示す模式図である。 図5は、端子を不正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第一実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子が端子収容室内へ押し込まれている状態を示す模式図である。 図6は、第二実施形態に係る端子嵌合用治具の概略構成を示す平面図である。 図7は、図6に示す端子嵌合用治具の把持部の内部の構成を示す平面図である。 図8は、端子を正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第二実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室へ押し込んでいる状態を示す模式図である。 図9は、端子を不正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第二実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室へ押し込んでいる状態を示す模式図である。
以下に、本発明に係る端子嵌合用治具及び端子挿入方法の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[第一実施形態]
図1〜5を参照して第一実施形態を説明する。まず図1,2を参照して、第一実施形態に係る端子嵌合用治具10が嵌合作業に適用される端子4及び電気接続箱1について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る端子嵌合用治具が嵌合作業に適用される端子と電気接続箱の構成を示す斜視図である。図2は、図1中の端子を拡大視した斜視図である。
図1に示す電気接続箱1は、自動車に搭載されて主に電源分配を行うものである。この電気接続箱1は、合成樹脂製のフレーム2と、フレーム2に装着される複数の部品と、フレーム2の上面側(図1の上側)に取り付けられる合成樹脂製のアッパカバー(図示せず)と、を備えている。電気接続箱1は、フレーム2の下面側(図1の下側)を覆うロアカバー(図示せず)を備えることもできる。フレーム2に装着される複数の部品とは、ヒューズやリレー等の電子部品、電線、バスバーなどである。
フレーム2は、その上面に電子部品(ヒューズやリレーなど)を収容する電子部品収容室が複数設けられており、そのうちの一部として、ヒューズ3が装着されるヒューズ収容室2Aが設けられている。ヒューズ収容室2Aは、例えば図1に示すように一方向に沿って複数設けられている。ヒューズ収容室2Aを含む、フレーム2の上面に設けられる各電子部品収容室は、フレーム2の上方に開口して形成されており、上方から各電子部品を挿入して装着できるよう構成されている。
また、フレーム2は、その下面にも、上記の各種電子部品と接続される各種部品(端子金具やバスバー、電線など)が収容される複数の収容室が設けられており、その一部として、電線5の端部に取り付けられた端子金具4(以降では単に「端子4」と表記する)が装着される端子収容室2Bが設けられている。端子収容室2Bを含む、フレーム2の下面に設けられる各収容室は、フレーム2の下方に開口して形成されており、下方から各種部品を挿入して装着できるよう構成されている。
端子収容室2Bは、内部に収容される端子4が接続される電子部品を収容する上面側の電子部品収容室の直下に配置され、当該電子部品収容室と連通されており、これにより、電子部品収容室に収容される電子部品と、端子収容室2Bに収容される端子4とを電気的に接続できるように構成されている。図1では、端子収容室2Bがヒューズ収容室2Aの直下に配置され、当該ヒューズ収容室2Aと連通して設けられ、各収容室の内部に収容されるヒューズ3と端子4とが電気的に接続可能な構成が例示されている。また、端子収容室2Bには、内部の正規位置まで挿入された端子4と嵌合可能な嵌合要素が設けられており、正規位置に挿入された端子4がこの嵌合要素と嵌合することで端子収容室2B内に適正に固定されるように構成されている。
図1に示すように、ヒューズ3は、ハウジング3Aと、ハウジング3A外に露出した一対の端子部3B,3Cと、ハウジング3A内に収容された可溶体と、を有している。
端子4は、図1に示すように、電線5の端部に取り付けられヒューズ3と接続される。図2に示すように、端子4は、ヒューズ3の一方の端子部3Bと嵌合する嵌合部43と、電線5と接続される電線接続部40と、を有している。
端子4の嵌合部43は、相互に対向配置され、互いの間にてヒューズ3の端子部3Bを挟持する一対のバネ片45と、一対のバネ片45に沿った板部44と、を有している。嵌合部43では、略四角柱状の基部46の対向する一対の壁部から一対のバネ片45が先端側に延在して設けられ、他の一つの壁部から板部44が先端側に延在して設けられている。端子4は、端子収容室2B内の正規位置まで挿入されたとき、例えば嵌合部43の一部が挿入口側(電線接続部40側)から、端子収容室2B内に設けられる嵌合要素により嵌合されることで、抜け出しを防止され、端子収容室2B内に適正に固定される。
端子4の電線接続部40は、嵌合部43の基部46のうち、板部44が設けられる壁部から電線5側に延在して設けられている。電線接続部40は、電線5の芯線51を圧着する一対の芯線圧着片41と、電線5の絶縁被覆52部分を圧着する一対の絶縁被覆圧着片42と、を有している。
上記構成の電気接続箱1は、ヒューズ収容室2Aに収容されているヒューズ3の一方の端子部3Bが、端子収容室2Bに収容されている端子4の嵌合部43に、上方から真っ直ぐに嵌合されるように構成されている。また、ヒューズ3の他方の端子部3Cは、図示しない別部品(例えばバスバー)に嵌合されるよう構成されている。
ここで、本実施形態では、端子4の基部46の外周面に外側に突出するように突起47が設けられている。この突起47は、端子4が端子収容室2Bに正規の向きで挿入されるときには、端子収容室2Bの内周面に設けられる溝(図示せず)などに係合されて、端子4を挿入方向に誘導可能に形成されている。
一方、この突起47は、端子4が端子収容室2Bに正規の向きとは異なる不正規の向きで挿入されるとき、すなわち逆挿入状態の場合には、端子収容室2B内の溝と係合できず、端子収容室2Bの内周面と接触して干渉を受けるよう形成されている。これにより、端子4が逆挿入の状態で端子収容室2Bに挿入されようとすると、突起47を介して端子収容室2Bから大きな反力を受けて、端子4が端子収容室2B内に挿入され難くされている。このように、端子4は、不正規の向きで端子収容室2B内に挿入されるとき、所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成されている。この「所定挿入力」とは、端子4が端子収容室2Bに正規の向きで挿入されるときに、端子4を端子収容室2B内に適正に嵌合させるために必要な挿入力より大きい力、と定義することができる。
つまり、本実施形態では、端子4に設けられる突起47と、端子収容室2Bに設けられる溝とが、端子4が逆挿入の状態で端子収容室2Bに挿入されるのを防止できる逆挿入防止構造として機能するものである。本実施形態の端子嵌合用治具10は、このような逆挿入防止構造を備える端子4を適用対象としている。なお、端子4と端子収容室2Bとの間に設けられる逆挿入防止構造は、例えば端子4と端子収容室2Bの挿入方向に直交する断面の形状を工夫して逆挿入時に挿入できなくする手法や、突起47以外の部品を端子4に設ける手法など、図2に示す例とは異なる構成としてもよい。
ところで、図1のような電気接続箱1の組み立て工程では、電線5付きの端子4は作業者の手作業によって端子収容室2B内に嵌合されるのが一般的である。このとき、端子4を端子収容室2B内の正規位置まで挿入するためには、端子4の大部分が端子収容室2B内に進入した後に作業者が電線5を把持して押し込むことで、端子4をさらに奥側まで挿入させる。この際、端子4が接続される電線5が、例えば細物電線のように腰折れしやすいタイプの場合には、端子4を適切に押し込むことができないので、端子4が端子収容室2B内の正規位置まで挿入されない半嵌合状態になりやすい。半嵌合状態では、端子4の接続相手(本実施形態ではヒューズ3)との接触不良などの不具合が発生する虞がある。そこで、従来より、端子収容室2Bに端子4を嵌合する作業の際には、作業者が治具を用いて端子収容室2B内の端子4を直接押し込むことで、端子4を端子収容室2B内の正規位置まで挿入している。
第一実施形態に係る端子嵌合用治具10は、このような端子4の嵌合作業に用いられるものである。つまり、第一実施形態の端子嵌合用治具10は、図1に示す電気接続箱1の端子収容室2B内に図1,2に示す端子4を挿入して正規位置にて適正に嵌合させるために用いられる。端子嵌合用治具10は、端子4に挿入力を直接付加して押し込むことで、端子4を端子収容室2B内の正規位置まで挿入するのを容易に行うためのものである。
次に、図3を参照して、第一実施形態の端子嵌合用治具10の構成について説明する。図3は、第一実施形態に係る端子嵌合用治具の概略構成を示す斜視図である。図3に示すように、端子嵌合用治具10は、把持部11と、中間部12と、挿入力付加部13とを備える。なお、以降の説明では、図3に示すように、端子嵌合用治具10の延在方向を「挿入方向」と表記し、把持部11が配置される側を「基端側」、挿入力付加部13が配置される側を「先端側」と表記する。端子嵌合用治具10の使用時に入力される挿入力の方向は、挿入方向の先端側への方向である。
把持部11は、嵌合作業の作業者により把持される部分であり、端子4を端子収容室2Bに押し込むための挿入力が入力される。把持部11は、例えば樹脂製であり、図3に例示する円柱形状などのように挿入方向に沿って延在し(図4,5参照)、作業者が把持可能な形状で形成される。把持部11は、端子嵌合用治具10において挿入方向の基端側に配置される。
中間部12は、把持部11と挿入力付加部13とを接続する部分である。中間部12は、把持部11及び挿入力付加部13と比較して剛性が低くなるよう構成されている。例えば図3の例では、中間部12は、樹脂製の細い棒部材であり、挿入方向に沿って延在して形成されている(図4,5参照)。
中間部12の剛性の条件は、具体的には下記の2点を満たすことである。
(1)把持部11に入力される挿入力が上記の所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって把持部11と挿入力付加部13との相対距離が縮小するように湾曲変形する(図5参照)。
(2)把持部11に入力される挿入力が上記の所定挿入力より小さいとき、当該挿入力によって湾曲変形せずに把持部11と挿入力付加部13との相対距離を一定に保つことができる(図4参照)。
上記の2条件を満たすことで、中間部12は、把持部11に入力される挿入力が上記の所定挿入力より小さいときには、当該挿入力を挿入力付加部13に伝達することができ、一方、把持部11に入力される挿入力が上記の所定挿入力以上のときには、当該挿入力を挿入力付加部13に伝達しないようにすることができる。
挿入力付加部13は、端子4と直接的に接触し、挿入力を端子4に付加する部分である。挿入力付加部13は、例えば金属製である。挿入力付加部13は、端子嵌合用治具10において挿入方向の先端側に配置される。挿入力付加部13は、例えば図3に示す板形状のように、端子4との接触部分を小さくして、挿入力を端子4に効率良く伝達できる形状であることが好ましい。
つまり、第一実施形態の端子嵌合用治具10は、一定以上の挿入力(正規の向きで端子4を挿入するときに端子4に掛ける力より大きい力)が付加されると中間部12が湾曲変形することで、端子4に過剰な挿入力が掛らない構造となっている。
次に、図4,5を参照して、第一実施形態の端子嵌合用治具10を適用したときの端子4の端子収容室2Bへの嵌合作業(端子挿入方法)について説明する。図4は、端子を正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第一実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子が端子収容室内へ押し込まれている状態を示す模式図である。図5は、端子を不正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第一実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子が端子収容室内へ押し込まれている状態を示す模式図である。
図4に示すように、端子4を正規の向きで端子収容室2Bに挿入したときに、端子嵌合用治具10を用いて端子4が端子収容室2B内へ押し込まれている状態を考える。この状態では、端子4の突起47は、端子収容室2Bの内周面に干渉されることなく端子収容室2B内を摺動可能であるので、端子4に挿入力が付加されても、突起47と端子収容室2Bとの係わりによって端子4が過大な反力を受けることがない。したがって、端子嵌合用治具10の把持部11に挿入力が入力され(入力ステップ)、中間部12及び挿入力付加部13を介してこの挿入力が端子4に付加されると(付加ステップ)、端子4が端子収容室2Bの奥側へスムーズに挿入される。このとき、図4に矢印で示すように、端子嵌合用治具10の把持部11に挿入力が入力されると、端子4は把持部11と連動して、端子収容室2Bの奥側へ移動している。
また、図4に示す状態では、端子嵌合用治具10が端子4から過大な反力を受けないので、作業者により把持部11に入力される挿入力は所定挿入力より小さくなる。このため、中間部12が湾曲変形することがないので、端子4の嵌合作業中に把持部11と挿入力付加部13との相対距離を一定に保つことができる。これにより、把持部11に入力される挿入力が挿入力付加部13に確実に伝達され、この挿入力を端子4に確実に付加することができる。
一方、図5に示すように、端子4を不正規の向きで端子収容室2Bに挿入したときに(端子4が逆挿入状態の場合)、端子嵌合用治具10を用いて端子4が端子収容室2B内へ押し込まれている状態を考える。この状態では、端子4の突起47が逆挿入防止構造として機能し、突起47が端子収容室2Bの内周面と接触して干渉を受ける。このため、端子嵌合用治具10の把持部11に挿入力が入力され(入力ステップ)、中間部12及び挿入力付加部13を介してこの挿入力が端子4に付加されても(付加ステップ)、突起47と端子収容室2Bとの係わりによって端子4が過大な反力を受けるため、端子4が端子収容室2B内に挿入され難くなる。
このとき、端子嵌合用治具10が端子4から過大な反力を受けるので、作業者は端子4をさらに押し込むべく、より大きな挿入力を把持部11に入力する。これにより、作業者により把持部11に入力される挿入力は所定挿入力以上となる。この結果、この挿入力によって中間部12が湾曲変形して、把持部11と挿入力付加部13との相対距離が縮小する(報知ステップ)。これにより、把持部11から中間部12に伝達された挿入力は、中間部12でその大半が吸収されて、この結果、挿入力付加部13まで伝達される挿入力は低減する。したがって、端子4に付加される挿入力も低減され、端子4は端子収容室2B内で静止している。
つまり、図5に示す状態では、図中に矢印で示すように、端子嵌合用治具10の把持部11に挿入力が入力されても、中間部12が湾曲変形して把持部11だけが端子収容室2B側へ移動し、端子4は把持部11と連動することなく静止状態を維持している。このとき、嵌合作業の作業者は、中間部12が湾曲変形するのを視認することで、端子4に付加している挿入力が所定挿入力以上であることを容易に認識することができる。つまり、第一実施形態では、端子嵌合用治具10の中間部12は、把持部11に入力している挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部としても機能するものである。
次に、第一実施形態に係る端子嵌合用治具10及び端子挿入方法の効果を説明する。
第一実施形態の端子嵌合用治具10は、作業者に把持されて、挿入力が入力される把持部11と、端子4と接触し、挿入力を端子4に付加する挿入力付加部13と、把持部11から入力される挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部としての中間部12とを備える。端子嵌合用治具10が適用対象とする端子4は、不正規の向きで端子収容室2B内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される。
同様に、第一実施形態の端子嵌合用治具10を用いる端子挿入方法は、端子嵌合用治具10の把持部11に挿入力が入力される入力ステップと、端子嵌合用治具10の挿入力付加部13により挿入力を端子4に付加する付加ステップと、不正規の向きで端子収容室2B内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される端子4に対して、入力ステップにおいて把持部11から入力される挿入力が所定挿入力以上であることを、端子嵌合用治具10の報知部としての中間部12により報知する報知ステップと、を備える。
この構成により、端子嵌合用治具10を用いて端子4を端子収容室2B内に押し込んで嵌合させる嵌合作業において、端子4に対して把持部11から入力される挿入力が所定挿入力以上であることを報知することで、端子4が不正規の向きで端子収容室2B内に挿入されている状態、すなわち逆挿入の状態で、端子嵌合用治具10により端子4を端子収容室2B内に強引に押し込んでいることを作業者に的確に知らせることができ、作業者は直ちに嵌合作業を中止できる。したがって、第一実施形態の端子嵌合用治具10及び端子挿入方法は、端子4が逆挿入の状態で端子収容室2B内に押し込まれるのを防止できる。
また、第一実施形態の端子嵌合用治具10は、把持部11と挿入力付加部13とを接続する中間部12を備える。中間部12は、把持部11から入力される挿入力が所定挿入力より小さいとき、当該挿入力を挿入力付加部13に伝達する。また、中間部12は、把持部11から入力される挿入力が所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって把持部11と挿入力付加部13との相対距離が縮小するように湾曲変形することで、挿入力が所定挿入力以上であることを報知すると共に、挿入力を挿入力付加部13に伝達しないよう構成される。
この構成により、中間部12が湾曲変形した状態という視覚的な情報を提供することで、把持部11に入力される挿入力が所定挿入力以上であることを作業者に容易に認識させることができるので、逆挿入の状態で、端子嵌合用治具10により端子4を端子収容室2B内に強引に押し込んでいることを作業者により確実に知らせることができる。
また、把持部11に入力される挿入力が所定挿入力以上のときに中間部12が湾曲変形することで、把持部11に入力された挿入力を中間部12で吸収して挿入力付加部13に伝達しないようにできるので、挿入力が所定挿入力以上となった時点で自動的に端子4への挿入力の付加を中止できる。これにより、端子4が逆挿入の状態で端子4に過剰な挿入力が付加されて、端子4が端子収容室2B内に過剰に押し込まれ、強引に圧入されることを確実に防止できる。
従来、端子4が半嵌合状態で圧入されると、端子4が端子収容室2B内の正規位置まで挿入されない半嵌合状態のままで端子収容室2B内に固定される場合が多く、この場合、端子4の接続相手との接触不良などの不具合が発生する虞があった。これに対して、本実施形態の端子嵌合用治具10を用いて端子4の嵌合作業を行えば、端子4が半嵌合状態のままで端子収容室2B内に圧入される状況自体が生じないので、上記の不具合の発生も防止できる。
ここで、従来より、端子4が端子収容室2B内に適切に嵌合されているかを検査する手法として、端子4に接続されている電線5を作業者が引っ張って端子4が抜け出すか否かを確認する手法が取られることが多い。しかしながら、従来の端子嵌合用治具を用いて端子4の嵌合作業を行うと、端子4が逆挿入状態でも過大な力を付加すれば端子収容室2B内に圧入されてしまう場合があった。この場合、端子4が端子収容室2B内に圧入されており、端子4に接続される電線5を作業者が引っ張っても端子4が端子収容室2Bから抜け出ることがないので、端子4の半嵌合状態を判別し難かった。これに対して、本実施形態の端子嵌合用治具10を用いて端子4の嵌合作業を行えば、端子4が半嵌合状態のままで端子収容室2B内に圧入される状況自体が生じないので、上記の検査を行えば半嵌合状態のときには端子4が確実に抜け出すことになる。このため、治具を用いた嵌合作業を行っても、作業者が端子4の半嵌合状態を容易に発見できる。
なお、端子嵌合用治具10の中間部12は、把持部11から入力される挿入力が所定挿入力以上のときに変形して、挿入力付加部13と把持部11との相対距離を縮小できればよく、第一実施形態に例示した棒状部材の湾曲変形以外の構成とすることもできる。例えば、中間部12を、板材などの撓み変形や、ゴム材などの圧縮変形を行う構成としてもよい。
また、上記実施形態では、端子嵌合用治具10の中間部12は、把持部11に入力される挿入力が所定挿入力以上のときに、湾曲変形することで挿入力を挿入力付加部13に伝達しない特徴に加えて、挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部としても機能するよう説明したが、中間部12が報知部として機能しなくてもよい。
[第二実施形態]
図6〜9を参照して第二実施形態を説明する。まず図6,7を参照して、第二実施形態に係る端子嵌合用治具20の構成を説明する。図6は、第二実施形態に係る端子嵌合用治具の概略構成を示す平面図である。図7は、図6に示す端子嵌合用治具の把持部の内部の構成を示す平面図である。
図6,7に示す第二実施形態に係る端子嵌合用治具20も、第一実施形態の端子嵌合用治具10と同様に、図1に示す電気接続箱1の端子収容室2B内に図1,2に示す端子4を挿入して正規位置にて適正に嵌合させるために用いられるものである。図6に示すように、端子嵌合用治具20は、把持部21と、挿入力付加部22と、LEDランプ23(光源)とを備える。なお、以降の説明では、図6,7に示すように、端子嵌合用治具20の延在方向を「挿入方向」と表記し、把持部21が配置される側を「基端側」、挿入力付加部22が配置される側を「先端側」と表記する。端子嵌合用治具20の使用時に入力される挿入力の方向は、挿入方向の先端側への方向である。
把持部21は、嵌合作業の作業者により把持される部分であり、端子4を端子収容室2Bに押し込むための挿入力が入力される。把持部21は、例えば樹脂製であり、図6,7に例示する角柱形状などのように挿入方向に沿って延在し(図8,9参照)、作業者が把持可能な形状で形成される。また、把持部21は、図7に示すように内部が中空状に形成され、後述する各種部品を収容可能とされている。
挿入力付加部22は、端子4と直接的に接触し、挿入力を端子4に付加する部分である。挿入力付加部22は、把持部21に連結され、把持部21に入力された挿入力を受けて、これを接触している端子4に伝達する。挿入力付加部22は、例えば金属製の細長い板材であり、挿入方向に沿って延在して形成されている(図8,9参照)。挿入力付加部22は、例えば図6,7に示すように、端子4との接触部分である先端部の幅を小さくするなど、挿入力を端子4に効率良く伝達できる形状であることが好ましい。
挿入力付加部22は、図7に示すように基端側が把持部21の内部に収容されており、把持部21に対して、挿入方向に沿った所定の摺動範囲内で摺動可能に設置されている。また、挿入力付加部22は、把持部21の内部に設けられるスプリング24によって先端側に付勢されている。つまり、挿入力付加部22は、スプリング24の付勢力以外の外力が付加されない状態では、摺動範囲における先端側の端部に突き当てられている。
LEDランプ23は、把持部21の外表面上にて、端子嵌合用治具20を使用する作業者が視認できる位置(本実施形態では使用時に上方に向く基端側の端面)に設置される。LEDランプ23は、挿入力付加部22により端子4に付加されている挿入力が所定挿入力以上のときに発光するよう構成されている。
具体的には、図7に示すように、LEDランプ23の二極の一方が電池と常時接続され、他方がスプリング24の基端側に接続される板材26に接続されている。板材26は、スプリング24による基端側への付勢力によって基端側へ摺動可能に設置されており、基端側への摺動時には電池25と電気的に接続されるように構成されている。スプリング24が基端側への付勢力を発生させるのは、挿入力付加部22が接触している端子4から反力を受けて基端側に押し込まれて摺動し、これによりスプリング24が収縮した場合である。スプリング24は、挿入力付加部22から受ける反力が上記の所定挿入力以上のときに基端側への付勢力を発生するようなバネ特性を有するものが選択されている。したがって、挿入力付加部22により端子4に付加されている挿入力が所定挿入力以上のときに、スプリング24を介して板材26が挿入力付加部22と共に基端側へ摺動して電池25と電気的に接続されることで、LEDランプ23の二極間が導通して発光する。
つまり、第二実施形態では、端子嵌合用治具20のLEDランプ23が、端子4に付加している挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部として機能するものである。
次に、図8,9を参照して、第二実施形態の端子嵌合用治具20を適用したときの端子4の端子収容室2Bへの嵌合作業について説明する。図8は、端子を正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第二実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室へ押し込んでいる状態を示す模式図である。図9は、端子を不正規の向きで端子収容室に挿入したときに、第二実施形態の端子嵌合用治具を用いて端子を端子収容室へ押し込んでいる状態を示す模式図である。
図8に示すように、端子4を正規の向きで端子収容室2Bに挿入したときに、端子嵌合用治具20を用いて端子4が端子収容室2B内へ押し込まれている状態を考える。この状態では、端子4の突起47は、端子収容室2Bの内周面に干渉されることなく端子収容室2B内を摺動可能であるので、端子4に挿入力が付加されても、突起47と端子収容室2Bとの係わりによって端子4が過大な反力を受けることがない。したがって、端子嵌合用治具20の把持部21に挿入力が入力され(入力ステップ)、挿入力付加部22を介してこの挿入力が端子4に付加されると(付加ステップ)、端子4が端子収容室2Bの奥側へスムーズに挿入される。このとき、図8に矢印で示すように、端子嵌合用治具20の把持部21に挿入力が入力されると、端子4は把持部21と連動して、端子収容室2Bの奥側へ移動している。
また、図8に示す状態では、端子嵌合用治具20が端子4から過大な反力を受けないので、作業者により把持部21に入力される挿入力は所定挿入力より小さくなる。このため、挿入力付加部22が把持部21の内部に入り込むように摺動することがないので、端子4の嵌合作業中に把持部21と挿入力付加部22との相対距離を一定に保つことができる。これにより、把持部21に入力される挿入力が挿入力付加部22に確実に伝達され、この挿入力を端子4に確実に付加することができる。
一方、図9に示すように、端子4を不正規の向きで端子収容室2Bに挿入したときに(端子4が逆挿入状態の場合)、端子嵌合用治具20を用いて端子4が端子収容室2B内へ押し込まれている状態を考える。この状態では、端子4の突起47が逆挿入防止構造として機能し、突起47が端子収容室2Bの内周面と接触して干渉を受ける。このため、端子嵌合用治具20の把持部21に挿入力が入力され(入力ステップ)、挿入力付加部22を介してこの挿入力が端子4に付加されても(付加ステップ)、突起47と端子収容室2Bとの係わりによって端子4が過大な反力を受けるため、端子4が端子収容室2B内に挿入され難くなる。
このとき、端子嵌合用治具20が端子4から過大な反力を受けるので、作業者は端子4をさらに押し込むべく、より大きな挿入力を把持部21に入力する。これにより、作業者により把持部21に入力される挿入力は所定挿入力以上となる。この結果、この挿入力と端子4からの反力によって、把持部21の内部のスプリング24が収縮して挿入力付加部22が把持部21の内部に入り込むように摺動し、板材26が電池25と電気的に接続されてLEDランプ23が点灯して発光する(報知ステップ)。このとき、嵌合作業の作業者は、LEDランプ23の発光を視認することで、把持部21に入力している挿入力が所定挿入力以上であることを容易に認識することができる。
このように、第二実施形態の端子嵌合用治具20は、作業者に把持されて、挿入力が入力される把持部21と、把持部21に連結され、挿入力を端子4に付加する挿入力付加部22と、把持部21に設けられるLEDランプ23と、を備える。LEDランプ23は、把持部21から入力される挿入力が所定挿入力以上のときに発光することで、挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部として機能する。
同様に、第二実施形態の端子嵌合用治具20を用いる端子挿入方法は、端子嵌合用治具20の把持部21に挿入力が入力される入力ステップと、端子嵌合用治具20の挿入力付加部22により挿入力を端子4に付加する付加ステップと、不正規の向きで端子収容室2B内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される端子4に対して、入力ステップにおいて把持部21から入力される挿入力が所定挿入力以上であることを、端子嵌合用治具20の報知部としてのLEDランプ23により報知する報知ステップと、を備える。
この構成により、端子嵌合用治具20を用いて端子4を端子収容室2B内に押し込んで嵌合させる嵌合作業において、端子4に対して把持部21から入力される挿入力が所定挿入力以上であることをLEDランプ23の発光によって報知することで、端子4が不正規の向きで端子収容室2B内に挿入されている状態、すなわち逆挿入の状態で、端子嵌合用治具20により端子4を端子収容室2B内に強引に押し込んでいることを作業者に的確に知らせることができ、作業者は直ちに嵌合作業を中止できる。したがって、第二実施形態の端子嵌合用治具20及び端子挿入方法は、端子4が逆挿入の状態で端子収容室2B内に押し込まれるのを防止できる。
なお、第二実施形態では、端子4に付加している挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部として、端子嵌合用治具20がLEDランプ23を備える構成を例示したが、挿入力が所定挿入力以上のときに発光できれば他の光源を用いることもできる。また、端子4に付加している挿入力が所定挿入力以上であることを報知する報知部として、例えば音や振動など光以外の情報を提示する形態を適用することもできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10,20 端子嵌合用治具
11,21 把持部
12 中間部(報知部)
13,22 挿入力付加部
23 LEDランプ(光源、報知部)
2B 端子収容室
4 端子

Claims (3)

  1. 作業者に把持されて、挿入力が入力される把持部と、
    端子と接触し、前記挿入力を前記端子に付加する挿入力付加部と、
    前記把持部と前記挿入力付加部とを接続する中間部と、
    を備え、
    前記中間部は、
    挿入方向に沿って延在する樹脂製の棒部材であり、
    不正規の向きで端子収容室内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される前記端子に対して、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって前記把持部と前記挿入力付加部との相対距離が縮小するように湾曲変形することで、前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを報知し、
    前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力より小さいとき、湾曲変形せずに当該挿入力を前記挿入力付加部に伝達するよう構成される、
    ことを特徴とする端子嵌合用治具。
  2. 作業者に把持されて、挿入力が入力される把持部と、
    端子と接触し、前記挿入力を前記端子に付加する挿入力付加部と、
    前記把持部と前記挿入力付加部とを接続する中間部と、
    を備え、
    前記中間部は、
    挿入方向に沿って延在する樹脂製の棒部材であり、
    不正規の向きで端子収容室内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される前記端子に対して、前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力より小さいとき、湾曲変形せずに当該挿入力を前記挿入力付加部に伝達し、
    前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって前記把持部と前記挿入力付加部との相対距離が縮小するように湾曲変形することで、前記挿入力を前記挿入力付加部に伝達しないよう構成される、
    ことを特徴とする端子嵌合用治具。
  3. 端子嵌合用治具の把持部に挿入力が入力される入力ステップと、
    前記端子嵌合用治具の挿入力付加部により前記挿入力を端子に付加する付加ステップと、
    不正規の向きで端子収容室内に挿入されるとき所定挿入力以上の挿入力が必要となるよう構成される前記端子に対して、前記入力ステップにおいて前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを前記端子嵌合用治具の報知部により報知する報知ステップと、
    を備え、
    前記報知部は、
    前記把持部と前記挿入力付加部とを接続し、挿入方向に沿って延在する樹脂製の棒部材であり、
    前記把持部から入力される前記挿入力が前記所定挿入力以上のとき、当該挿入力によって前記把持部と前記挿入力付加部との相対距離が縮小するように湾曲変形することで、前記挿入力が前記所定挿入力以上であることを報知する、
    ことを特徴とする端子挿入方法。
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