JP2008103153A - ソケット端子 - Google Patents
ソケット端子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008103153A JP2008103153A JP2006283859A JP2006283859A JP2008103153A JP 2008103153 A JP2008103153 A JP 2008103153A JP 2006283859 A JP2006283859 A JP 2006283859A JP 2006283859 A JP2006283859 A JP 2006283859A JP 2008103153 A JP2008103153 A JP 2008103153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- spring
- terminal
- sleeve portion
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【解決手段】スリーブ部53の外周に嵌着されて同スリーブ部53を縮径付勢するための外ばね部材が、コイルばね65とされている。コイルばね65であると、スリーブ部53の全周にわたって均一にばね力を作用させることができ、それによりスリーブ部53における各フィンガ61と、丸ピン22との間の接触面積・接触圧力をほぼ均一に大きく取ることができ、接触抵抗値が増大する箇所ができることを回避でき、すなわち安定した品質が確保できる。コイルばね65からスリーブ部53に作用させるばね力を変更する場合は、コイルばね65のピッチすなわち巻き数を変えるだけで対応でき、設備費の負担等を招くことなく安価に対応することが可能である。
【選択図】図2
Description
この外ばね形式のソケット端子は、電線の端末に接続される電線接続部の前方に、相手のピン端子の丸ピンが嵌合されるスリーブ部が連設され、同スリーブ部に外ばね部材が嵌着された構造である。より具体的には、スリーブ部は、開口縁から切り込まれたスリットが複数本所定角度間隔を開けて形成されることで、スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成された構造となっている一方、外ばね部材は、弾性を有する帯材(板ばね)を円形に回曲してなる、いわゆるC型の外ばねリングが使用される。そして、外ばねリングをスリーブ部の外周に装着することによりスリーブ部が窄められ、内部に挿通された丸ピンの外周にフィンガが弾性的に押し付けられることで、両端子間の電気的接続が取られるようになっている。この種の外ばね形式のソケット端子は、特許文献1に記載されている。
また、外ばねリングのばね力を変更する場合には、素材となる板ばねの板厚や板幅を変更せねばならないため、それだけ他種類の成型用金型が必要となり、ひいては製造コストの上昇を招くという不具合があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、スリーブ部の全周にわたって均一にばね力を作用させることができ、かつばね力の変更にも簡単に対応できるようにするところにある。
外ばね部材をコイルばねとしたから、スリーブ部の外周に嵌合された場合に、同スリーブ部の全周にわたって均一にばね力を作用させることができる。また、ばね力を変更する場合は、ピッチすなわち巻き数を変えるだけで比較的簡単に対応することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。この実施形態では、例えばハイブリッド車において、モータとインバータ装置との間に配線される動力電線に介設されたコネクタに適用した場合を例示している。
同コネクタは、図1に示すように、モータに接続された電線30Xの端末に設けられた雄コネクタ10と、インバータ装置に接続された電線30Yの端末に設けられた雌コネクタ40とから構成されている。なお以下では、各コネクタ10,40について、嵌合面側を前方として説明する。
雄ハウジング11は合成樹脂製であって、横長の長円形断面をなすブロック状に形成されており、前端の外周にはフランジ12が形成されている。雄ハウジング11内には、ピン端子20が挿入される前後方向を向いた3本のキャビティ14が、横方向に一定のピッチで並んで形成されている。
なお、キャビティ14の入口15は、ホルダ33で抜け止めされた個別のゴム栓34によってシールされるとともに、フランジ12には、複数のボルト挿通孔12Aが所定の箇所に形成されている。
雌ハウジング41は同じく合成樹脂製であって、横長の長円形断面のブロック状をなすハウジング本体41Aを備え、同ハウジング本体41Aの前端の外周には、雄ハウジング11のフランジ12と突き合わされるフランジ42が形成され、同フランジ42には、雄ハウジング11側のフランジ12のボルト挿通孔12Aと整合するボルト挿通孔42Aが形成されている。
端子本体51は、上記したピン端子20と同様に、銅合金により鍛造、切削等で形成され、さらに銀、錫等のメッキが施されている。端子本体51は、円柱状の基部52の前面に、これより小径の円筒形をなすスリーブ部53が同心に連設された形状である。基部52の後面の中心には、電線接続孔54が形成されているとともに、基部52の前半側の外周面には、係止溝55が全周にわたって形成されている。
このスリーブ部53には、図示4本のスリット60が、90度間隔を開けて前縁から同スリーブ部53の全長にわたって切り込まれ、各スリット60の間に4枚の片持ち状のフィンガ61が設けられた形状となっている。
同ソケット端子50は、図2に示すように、端子本体51と、コイルばね65とが別体として形成され、スリット60の間隔を狭めつつスリーブ部53の先端側が窄んだ状態から、コイルばね65が、同図の矢線に示すように、スリーブ部53の外周に対して前方から嵌められる。コイルばね65は、前側の突条57の面取り部58に当たって心合わせされつつ前側の突条57を乗り越えて押し込まれ、押し込み方向の前面側が後側の突条57に当たったところで、スリーブ部53が復元しつつコイルばね65が前後の突条57の間に嵌った状態で装着される。このようにコイルばね65が装着されると、同コイルばね65の縮径弾力によって、スリーブ部53を構成する全フィンガ61が内方に押圧された状態となる。
この間に、ピン端子20の丸ピン22が、タワー部43の前壁46の端子挿入口47を通ってキャビティ44内に進入し、同キャビティ44内に収容されている対応するソケット端子50のスリーブ部53内に前方から進入する。ピン端子20は、各フィンガ61の内面に摺接して、フィンガ61を開きかつコイルばね65を拡径変形させつつ押し込まれ、上記のように両コネクタ10,40の嵌合動作が停止したときには、コイルばね65の復元弾縮力を受けてスリーブ部53が窄められ、各フィンガ61の内面が丸ピン22の外周面に押し付けられることで、対応するピン端子20とソケット端子50間での電気的接続が取られる。
また、コイルばね65からスリーブ部53に作用させるばね力を変更する場合は、コイルばね65のピッチすなわち巻き数を変えるだけで対応でき、設備費の負担等を招くことなく安価に対応することが可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)コイルばねの素材となるばね素線は、平鋼線等の異形断面の線材であってもよい。
(2)上記実施形態では、ソケット端子の端子本体を鍛造、切削で形成した場合を例示したが、同端子本体を金属板をプレス加工して形成するようにしてもよい。
(3)スリットすなわちフィンガの数は、上記実施形態に例示した4本に限らず、それ以外の複数本であってもよい。
(4)上記実施形態では、ワイヤ−ワイヤのコネクタに適用した場合を例示したが、雄雌いずれか一方のコネクタが機器のケースと一体的に設けられた機器直結型のものにも、本発明は同様に適用すること可能である。
22…丸ピン
50…ソケット端子
51…端子本体
53…スリーブ部
60…スリット
61…フィンガ
65…コイルばね(外ばね部材)
66…ばね素線
Claims (1)
- 相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、
前記ピン端子の丸ピンが挿入可能でかつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されることによって縮径可能なスリーブ部と、
このスリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢する外ばね部材とを備えたものにおいて、
前記外ばね部材が、ばね素線を前記スリーブ部の外径寸法よりも小さい内径寸法で螺旋巻きしたコイルばねであることを特徴とするソケット端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006283859A JP4823844B2 (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | ソケット端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006283859A JP4823844B2 (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | ソケット端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008103153A true JP2008103153A (ja) | 2008-05-01 |
JP4823844B2 JP4823844B2 (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=39437337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006283859A Expired - Fee Related JP4823844B2 (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | ソケット端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4823844B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010198979A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Hitachi Cable Ltd | 導体接続構造 |
JP2010212151A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Hitachi Cable Ltd | コネクタ |
US8137125B2 (en) | 2009-02-26 | 2012-03-20 | Hitachi Cable, Ltd. | Conductor connection structure |
WO2012144627A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | 日本発條株式会社 | コネクタ |
JP2012531021A (ja) * | 2009-06-25 | 2012-12-06 | ラップ エンジニアリング エンド カンパニー | 電気プラグコネクター |
JP2019520671A (ja) * | 2016-05-30 | 2019-07-18 | レーマ リップラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトREMA Lipprandt GmbH & Co. KG | 迅速に分離可能な電気的プラグインコネクタ、固定可能なプラグインコネクタ、ならびに電気的コンタクト要素を電気的導体路に接触接続させる方法 |
CN114628934A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-06-14 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种端子组件及其母端子、公端子 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105932453A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-07 | 深圳市沃尔核材股份有限公司 | 接口端子 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186578A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-10-31 | 三菱電機株式会社 | 建物内自動作業装置 |
-
2006
- 2006-10-18 JP JP2006283859A patent/JP4823844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186578A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-10-31 | 三菱電機株式会社 | 建物内自動作業装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010198979A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Hitachi Cable Ltd | 導体接続構造 |
US8137125B2 (en) | 2009-02-26 | 2012-03-20 | Hitachi Cable, Ltd. | Conductor connection structure |
JP2010212151A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Hitachi Cable Ltd | コネクタ |
US8083539B2 (en) | 2009-03-11 | 2011-12-27 | Hitachi Cable, Ltd. | Connector |
JP2012531021A (ja) * | 2009-06-25 | 2012-12-06 | ラップ エンジニアリング エンド カンパニー | 電気プラグコネクター |
WO2012144627A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | 日本発條株式会社 | コネクタ |
CN103503237A (zh) * | 2011-04-21 | 2014-01-08 | 日本发条株式会社 | 连接器 |
JP2019520671A (ja) * | 2016-05-30 | 2019-07-18 | レーマ リップラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトREMA Lipprandt GmbH & Co. KG | 迅速に分離可能な電気的プラグインコネクタ、固定可能なプラグインコネクタ、ならびに電気的コンタクト要素を電気的導体路に接触接続させる方法 |
CN114628934A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-06-14 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种端子组件及其母端子、公端子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4823844B2 (ja) | 2011-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4823844B2 (ja) | ソケット端子 | |
JP2008103152A (ja) | ソケット端子 | |
US9472889B2 (en) | Waterproof connector with sleeve | |
EP2346120B1 (en) | Shield connector and production method thereof | |
JP5053759B2 (ja) | ソケット端子 | |
JP5861763B1 (ja) | 電気コネクタおよびその製造方法 | |
JP2009087902A (ja) | シールドコネクタおよびシールドコネクタの製造方法 | |
CN108631086B (zh) | L型内端子、l型同轴连接器及该连接器的制造方法 | |
JP2010067425A (ja) | L型同軸コネクタ | |
JP2013004347A (ja) | シールドコネクタ | |
EP1504501A1 (en) | Electrical cable strain relief and electrical closure | |
US20150288083A1 (en) | Connector | |
JP2020068125A (ja) | 端子、及び、端子に電線を接続する方法 | |
JP5879956B2 (ja) | コネクタ及びワイヤハーネス | |
US20200169010A1 (en) | Conductive member | |
JP2020047384A (ja) | 接続端子 | |
US8272901B2 (en) | Crimp contacts and electrical connector assemblies including the same | |
JP2004241246A (ja) | 端子金具及びコネクタ | |
JP2922781B2 (ja) | コイル付きハーネス及びそれに用いる保護ケース並びに単線と撚り線の接続方法 | |
US7985104B2 (en) | Shield sleeve for a plug connector | |
WO2019035332A1 (ja) | コネクタ | |
JPH11262153A (ja) | シールド電線の端末処理構造及び端末処理方法 | |
JPH11262151A (ja) | シールド電線の端末処理構造 | |
JP2020064751A (ja) | 端子構造 | |
JP3942564B2 (ja) | 同軸ケーブル用コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090318 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090911 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110823 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110907 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |