JP6258374B2 - 透湿防水素材用ポリウレタン樹脂 - Google Patents

透湿防水素材用ポリウレタン樹脂 Download PDF

Info

Publication number
JP6258374B2
JP6258374B2 JP2016029796A JP2016029796A JP6258374B2 JP 6258374 B2 JP6258374 B2 JP 6258374B2 JP 2016029796 A JP2016029796 A JP 2016029796A JP 2016029796 A JP2016029796 A JP 2016029796A JP 6258374 B2 JP6258374 B2 JP 6258374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane resin
group
weight
moisture
waterproof material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016029796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016164258A (ja
Inventor
知身 横井
知身 横井
祐貴 猫橋
祐貴 猫橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Publication of JP2016164258A publication Critical patent/JP2016164258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6258374B2 publication Critical patent/JP6258374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

本発明はポリウレタン樹脂に関する。更に詳しくは、透湿防水素材に好適なポリウレタン樹脂に関する。
従来、透湿防水素材に用いる透湿性材料としてはポリテトラフルオロエチレン樹脂を延伸して多孔質化させたシートやポリウレタン樹脂の湿式製膜フィルムのような微多孔質シートを利用するもの(例えば、特許文献1参照)、親水性セグメントを有する透湿性ポリウレタン樹脂の無孔膜シート(例えば、特許文献2参照)等が知られている。しかしながら、従来の多孔質のシートでは、汗、汚れ等で目詰まりして透湿性が低下するという問題や、従来の無孔膜では充分な耐久性(耐摩耗性・耐熱性)が得られないという問題がある。
この問題に対し、ポリカーボネート系のポリオールを使用したウレタンは耐摩耗性・耐熱性に優れていることが知られている。(例えば、特許文献3参照)ただし、親水性セグメントを有する透湿性ポリウレタンに適用するにあたり、親水性セグメントとポリカーボネートの相溶性不良が合成や皮膜物性に支障をきたす。このため、耐久性の高い透湿防水布は樹脂層の上に更に布の層を組み合わせる必要があり、風合い・透湿性や快適性が損なわれる。高機能素材の開発にあたり透湿防水素材用ポリウレタン樹脂層自体の耐久性向上が求められている。
特開昭56−26076号公報 特開昭64−62320号公報 特開2004−346094号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、親水性セグメントとポリカーボネートの両立により従来の透湿防水布用素材よりも高い耐久性を有する透湿防水素材用ポリウレタン樹脂を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、ポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルポリカーボネートジオール(A12)の混合物である高分子ポリオール(A1)、及び/又はポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルジオール(A21)とポリカーボネートジオール(A22)の混合物である高分子ポリオール(A2)である高分子ポリオール(A)並びに有機ポリイソシアネート(B)を構成単量体とするポリウレタン樹脂(C)であって、(A12)及び(A21)中の一般式(1)で表されるエステル基(a)と(A12)及び(A22)中の一般式(2)で表されるカーボネート基(b)の合計モル数に対する(a)のモル数が25〜75モル%であり、かつポリウレタン樹脂(C)の重量に対してオキシエチレン基(c)を10〜60重量%の割合で含有し、かつポリウレタン樹脂(C)の重量に対して一般式(3)で表されるウレタン基を11〜20重量%の割合で含有し、かつ(A11)の数平均分子量が500〜20000である透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C);1分子中に2個以上のカルボジイミド基を有する多官能カルボジイミド(D)と上記透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)を含有する透湿防水素材用ポリウレタン樹脂組成物;上記透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)又は上記透湿防水素材用ポリウレタン樹脂組成物を含有する透湿防水素材である
[R1,R2は炭素数1〜12の2価の炭化水素基である。]
[R3,R4は炭素数1〜12の2価の炭化水素基である。]
本発明のポリウレタン樹脂を使用することにより、透湿性・防水性に加え、耐久性にも優れる透湿防水素材が得られる。
透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)はつぎのとおりである。
ポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルポリカーボネートジオール(A12)の混合物である高分子ポリオール(A1)、及び/又はポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルジオール(A21)とポリカーボネートジオール(A22)の混合物である高分子ポリオール(A2)である高分子ポリオール(A)と有機ポリイソシアネート(B)とを構成単位とするポリウレタン樹脂(C)であって、(A12)及び(A21)中の一般式(1)で表されるエステル基(a)と(A12)及び(A22)中の一般式(2)で表されるカーボネート基(b)について、(a)と(b)の合計モル数に対する(a)のモル比[以下、モル比(x)]が25〜75モル%であり、耐久性および樹脂の溶解性の観点から40〜60モル%が好ましく、45〜55モル%がさらに好ましい。(a)のモル数の割合が25モル%未満であるとウレタン樹脂の溶剤溶解性不良により十分な分子量のウレタン樹脂が得られず樹脂物性が低下し、75モル%を超えると十分な耐久性が得られない。
モル比(x)は1H−NMRによりエステル基近傍のプロトンおよびカーボネート基近傍のプロトンの積分比から算出する事ができる。
ポリウレタン樹脂(C)の重量に対する(C)中のオキシエチレン基(c)の重量割合[以下、重量割合(y)]は10〜60重量%であり、透湿性の観点から20〜55重量%が好ましく、更に好ましくは30〜50重量%である。10重量%未満では透湿性が不十分であり、また、60重量%を超えると耐久性のある樹脂設計が困難となる。
ポリウレタン樹脂(C)の重量に対して一般式(4)で表されるウレタン基の重量割合[以下、重量割合(z)]は11〜20重量%であり、好ましくは12〜19重量%であり、更に好ましくは13〜18重量%である。11重量%未満では引張物性が不十分であり、また、20重量%を超えると風合いが硬く、透湿性が損なわれ、耐摩耗性が悪化する。
重量割合(z)は窒素分析計を用いたウレタン樹脂中の窒素含量測定により定量する事ができる。
一般式(1)中、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜12のアルキレン基(エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、オクチレン基及びデシレン基等)であり、複数個ある場合のRは同一でも異なっていてもよい。
及びRは、引張物性の観点から、好ましいのは炭素数1〜5のアルキレン基であり、更に好ましいのはエチレン基、1,3−プロピレン基、1,4−ブチレン基及び1,5−ペンチレン基である。
一般式(2)中、R3及びR4はそれぞれ独立に炭素数1〜12のアルキレン基(エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、オクチレン基及びデシレン基等)であり、複数個ある場合のRは同一でも異なっていてもよい。
3及びR4は、透湿性の観点から、好ましいのは炭素数1〜5のアルキレン基であり、更に好ましいのはエチレン基、1,3−プロピレン基、1,4−ブチレン基及び1,5−ペンチレン基である。
ポリエステルポリカーボネートジオール(A12)としては、例えばプラクセル220EC(株式会社ダイセル製)が挙げられる。
高分子ポリオール(A1)における、ポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルポリカーボネートジオール(A12)の(A1)の重量に対する(A11)の重量割合は好ましくは30〜60重量%である。
ポリエステルジオール(A21)としては、例えばサンエスター4620(三洋化成工業株式会社製)、
ポリカーボネートジオール(A22)としては、例えばデュラノールT5652(旭化成ケミカルズ製)が挙げられる。
高分子ポリオール(A2)における、ポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルジオール(A21)とポリカーボネートジオール(A22)の(A2)の重量に対する(A11)の重量割合は好ましくは15〜90重量%である。
ポリオキシエチレンジオール(A11)の数平均分子量は500〜20000である。
ポリエステルポリカーボネートジオール(A12)、ポリエステルジオール(A21)及びポリカーボネートジオール(A22)の数平均分子量が500〜20000である。
高分子ポリオール(A)の数平均分子量(以下Mnと記載する。)は引張物性・透湿性の観点から500〜20000が好ましく、さらに2000〜8000が特に好ましい。500未満では風合いが硬く、また透湿性も損なわれ、また、20000を超えると引張物性が不十分である。
また、高分子ポリオール(A)は1種類でも、2種類以上併用してもよい。
本発明におけるポリオールのMnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、GPCと略記)を用いて以下の条件で測定することができる。
・装置:「Waters Alliance 2695」[Waters社製]
・カラム:「Guardcolumn Super H−L」(1本)、「TSKgel SuperH2000、TSKgel SuperH3000、TSKgel SuperH4000を各1本連結したもの」[いずれも東ソー(株)製]
・試料溶液:0.25重量%のTHF溶液
・溶液注入量:10μl
・流量:0.6ml/分
・測定温度:40℃
・検出装置:屈折率検出器
・基準物質:標準ポリエチレングリコール
本発明における有機イソシアネート成分(B)としては、従来ポリウレタンの製造に使用されているものが使用でき、2〜3個又はそれ以上のイソシアネート基を有する炭素数8〜26の芳香族ポリイソシアネート(b1)、炭素数4〜22の鎖状脂肪族ポリイソシアネート(b2)、炭素数8〜18の脂環式ポリイソシアネート(b3)、炭素数10〜18の芳香脂肪族ポリイソシアネート(b4)及びこれらのポリイソシアネートの変性物(b5)等が挙げられる。有機イソシアネート成分(B)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
炭素数8〜26の芳香族ポリイソシアネート(b1)としては、例えば1,3−又は1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート(以下、トリレンジイソシアネートをTDIと略記)、粗製TDI、4,4’−又は2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、ジフェニルメタンジイソシアネートをMDIと略記)、粗製MDI、ポリアリールポリイソシアネート、4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート及びm−又はp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネートが挙げられる。
炭素数4〜22の脂肪族ポリイソシアネート(b2)としては、例えばエチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HDIと略記)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート及び2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエートが挙げられる。
炭素数8〜18の脂環式ポリイソシアネート(b3)としては、例えばイソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと略記)、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(以下、水添MDIと略記)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート及び2,5−又は2,6−ノルボルナンジイソシアネートが挙げられる。
炭素数10〜18の芳香脂肪族ポリイソシアネート(b4)としては、例えばm−又はp−キシリレンジイソシアネート及びα,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートが挙げられる。
(b1)〜(b4)のポリイソシアネートの変性物(b5)としては、前記ポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロハネート基、ウレア基、ビウレット基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、イソシアヌレート基又はオキサゾリドン基含有変性物等;遊離イソシアネート基含有量が通常8〜33重量%、好ましくは10〜30重量%、特に12〜29重量%のもの)、例えば変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI及びトリヒドロカルビルホスフェート変性MDI等)、ウレタン変性TDI、ビウレット変性HDI、イソシアヌレート変性HDI及びイソシアヌレート変性IPDI等のポリイソシアネートの変性物が挙げられる。
有機ポリイソシアネート成分(B)の内、引張強度の観点から好ましいのは、炭素数8〜26の芳香族ポリイソシアネートであり、更に好ましいのは、TDI、粗製TDI、MDI、粗製MDI及びこれらのイソシアネートの変性物であり、特に好ましいのは、MDI、粗製MDI並びにこれらの変性物の合計含有量が10重量%以上(特に15〜80重量%)である。有機ポリイソシアネート成分(B)全体としてのイソシアネート基含有量(NCO%)は25〜45重量%が好ましい。
本発明の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)の重量平均分子量(以下、Mwと略記)は、引張強度向上の観点から、好ましくは50,000〜1,000,000、更に好ましくは100,000〜500,000である。
尚、本発明におけるポリウレタン樹脂のMwは、ジメチルホルムアミド(以下、DMFと略記)を溶媒として用いポリスチレンを標準物質としてゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定される。サンプル濃度は0.25wt%、カラム固定相はTSKgel SuperH2000、TSKgel SuperH3000、TSKgel SuperH4000(いずれも東ソー株式会社製)を各1本連結したもの、カラム温度は40℃とすればよい。
本発明の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)の製造方法は特に限定されず、公知の方法等で製造できる。例えば、高分子ポリオール(A)及び有機ポリイソシアネート成分(B)並びに必要により有機溶剤及び添加剤を一括して仕込んで反応させ、必要により反応停止剤による停止反応を行ってもよいし、高分子ポリオール(A)と過剰のポリイソシアネート成分(B)とを反応させてイソシアネート基末端のプレポリマーを得た後、鎖伸長剤と反応させてもよい。反応装置としてニーダー等を用いることにより、上記反応を無溶剤下で行うこともできる。
本発明の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)は、必要により有機溶剤と混合して有機溶剤溶液として使用することができる。また、本発明のポリウレタン樹脂組成物(W)は、必要により有機溶剤を含有することができる。
有機溶剤としては活性水素基を含まない溶剤が挙げられる。具体例としては、アミド系溶剤(DMF、N,N−ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリドン等)、スルホキシド系溶剤(ジメチルスルホキシド等)、ケトン系溶剤(メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトン等)、エーテル系溶剤(ジオキサン及びTHF等)、エステル系溶剤(酢酸メチル、酢酸エチル及び酢酸ブチル等)、芳香族系溶剤(トルエン及びキシレン等)等が挙げられる。有機溶剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。また、有機溶剤の含有量は40〜90重量が好ましい。
本発明のポリウレタン樹脂(C)は、必要により耐加水分解性向上剤、顔料、安定剤及びその他の添加剤(融着防止剤及び難燃剤等)を添加して使用することができる。
耐加水分解性向上剤としては1分子中に2個以上のカルボジイミド基を有する多官能カルボジイミドを使用することができる。ポリウレタン樹脂(C)中のエステル(a)基1モルに対する、多官能カルボジイミド(D)中のカルボジイミド基モル数が0.03〜0.15が好ましく、0.07〜0.15が特に好ましい。エステル基に対してカルボジイミド基が少ないと耐加水分解性が不十分である。また、エステル基に対してカルボジイミド基が多いと耐摩耗性が悪化する。
1分子中に2個以上のカルボジイミド基を有する多官能カルボジイミドとしては、有機ジイソシアネート化合物等が3分子以上重合したポリカルボジイミドが挙げられる。
有機ジイソシアネート化合物としては、例えば、芳香族ジイソシアネート化合物、脂肪族ジイソシアネート化合物、脂環族ジイソシアネート化合物およびこれらの混合物が挙げられる。具体例としては、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートとの混合物、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,5(2,6)−ビス(イソシアナトメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどが挙げられる。
これらのうち好ましいものは脂肪族ジイソシアネートまたは脂環族ジイソシアネートであり、特に好ましいものはテトラメチルキシリレンジイソシアネートである。
多官能カルボジイミドの末端基としては、例えば、イソシアネート基(末端基が封止されていないもの)、アルコキシ基(末端イソシアネート基がエチレングリコールモノメチルエーテルで封止されているもの)、ポリエチレングリコール残基(末端イソシアネート基がポリエチレングリコールで封止されているもの)等が挙げられる。これらの内、耐加水分解安定性及び耐熱性の観点からアルコキシ基(メトキシ基及びエトキシ基等)が好ましい。
顔料としては特に限定されず、公知の有機顔料及び/又は無機顔料を使用することができ、ポリウレタン樹脂に対して、通常0〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%配合する。有機顔料としては、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン系顔料及びキナクリドン系顔料等が挙げられ、無機系顔料としては例えばクロム酸塩、フェロシアン化合物、金属酸化物、硫化セレン化合物、金属塩(硫酸塩、珪酸塩、炭酸塩及び燐酸塩等)、金属粉末及びカーボンブラック等が挙げられる。
安定剤としては特に限定されず公知の酸化防止剤及び/又は紫外線吸収剤を使用することができ、ポリウレタン樹脂に対して、通常0〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%配合される。
酸化防止剤としては、フェノール系[2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール及びブチル化ヒドロキシアニソール等];ビスフェノール系[2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等];リン系[トリフェニルフォスファイト及びジフェニルイソデシルフォスファイト等]等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系[2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等];ベンゾトリアゾール系[2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等];サリチル酸系[フェニルサリシレート等];ヒンダードアミン系[ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート等]等が挙げられる。
顔料、安定剤及びその他の添加剤は、ポリウレタン樹脂の製造時の任意の段階で添加することでき、製造後に添加してもよい。
本発明のポリウレタン樹脂(C)は、繊維質基材の少なくとも片面にポリウレタン樹脂の層を設けてなる複合材料である透湿防水素材のポリウレタン樹脂層に用いられる。
繊維質基材のベース素材としては、綿、麻及びレーヨン等のセルロース系繊維、並びにポリエステル、ポリアミド及びポリオレフィン等の合成繊維のいかなるものであってもよい。また、繊維質基材の形態としては、織物、編物及び不織布等のすべての組織のものが使用できるが、好ましくは織物及び編物である。
本発明のポリウレタン樹脂(C)を用いた透湿防水素材は、フィッシングや登山等の際のアウトドアウェア、スキー関連ウェア、ウィンドブレーカー、アスレチックウェア、ゴルフウェア、レインウェア、カジュアルコート、屋外作業着、手袋、靴及びテント等の登山用具等に好適に用いることができる。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、以下において部は重量部を表す。
本発明におけるエステル基(a)とカーボネート基(b)の合計モル数に対する(a)のモル比(x)は、原料の仕込量から算出することもできるし、以下の分析方法により測定することもできる。
<モル比(x)の測定方法>
モル比(x)は1H−NMRによって定量されるウレタン基とウレア基の比率から算出する。即ち1H−NMRを測定して、化学シフト2ppm付近のエステル基(a)由来の−CO−O−CHおよびカーボネート基(b)由来の−O−CO−O−CH水素の合計積分量Iabと化学シフト4ppm付近のエステル基(a)由来の−CH−CO−O−水素の積分量Iaからエステル基(a)とカーボネート基(b)の合計モル数に対する(a)のモル比(x)=Ia/Iab(モル%)を算出する。
1H−NMRは次の条件で測定する事ができる。
・装置:ブルカー・バイオスピン社製「AVANCEIII400型」
・試料溶液:1%DMSO−d6溶液
・積算回数:16回
本発明におけるオキシエチレン基(c)の重量割合(y)は、原料の仕込量から算出することもできるし、以下の分析方法により測定することもできる。
<ポリウレタン樹脂の重量に対するオキシエチレン基重量割合の測定方法>
1H−NMRおよび13C−NMRにより定量されるポリオキシエチレンジオール(A11)の重量m11、ポリエステルポリカーボネートジオール(A12)の重量m12、ポリエステルジオール(A21)の重量m21、ポリカーボネートジオール(A22)の重量m22、有機ポリイソシアネート(B)の重量m3からウレタン樹脂全体の重量Mに対するポリオキシエチレンジオール(A11)の重量mを求め、オキシエチレン基(c)の重量割合(y)=m11/M(重量%)を算出する。
ポリオキシエチレンジオール(A11)の重量m11は1H−NMRを測定して、化学シフト3.4ppm付近の積分比から算出する。
ポリエステルジオール(A21)の重量m21、ポリカーボネートジオール(A22)の重量m22は1H−NMRを測定して、化学シフト0.5〜4.5ppm付近の積分比およびピーク位置、13C−NMRを測定して、化学シフト0〜80・160〜200ppm付近のピーク位置から高分子ポリオールの種類を同定し、重量比を算出する。
有機ポリイソシアネート(B)の重量m3は1H−NMRを測定して、脂肪族イソシアネートを使用した場合は化学シフト0.5〜4.5ppm付近の積分比およびピーク位置、芳香族イソシアネートを使用した場合は化学シフト0.5〜4.5・7〜10ppm付近の積分比およびピーク位置、また13C−NMRを測定して、脂肪族イソシアネートを使用した場合は化学シフト0〜50ppm付近の積分比およびピーク位置、芳香族イソシアネートを使用した場合は化学シフト0〜20・100〜140ppm付近の積分比およびピーク位置から高分子ポリオールの種類を同定し、重量比を算出する。
13C−NMRは次の条件で測定する事ができる。
・装置:ブルカー・バイオスピン社製「AVANCEIII400型」
・試料溶液:1%DMSO−d6溶液
・積算回数:1024回
本発明におけるウレタン基の重量割合(z)は、原料の仕込量から算出することもできるし、以下の分析方法により、ウレア基と区別して測定することもできる。
<ウレタン基濃度及びウレア基濃度の測定方法>
ポリウレタン樹脂のウレタン基濃度及びウレア基濃度は、窒素分析計[ANTEK7000(アンテック社製)]によって定量される窒素原子含有量とH−NMRによって定量されるウレタン基とウレア基の比率から算出する。H−NMR測定については、「NMRによるポリウレタン樹脂の構造研究:武田研究所報34(2)、224−323(1975)」に記載の方法で行う。即ちH−NMRを測定して、脂肪族イソシアネートを使用した場合、化学シフト6ppm付近のウレア基由来の水素の積分量と化学シフト7ppm付近のウレタン基由来の水素の積分量の比率からウレア基とウレタン基の重量比を測定し、当該重量比と上記の窒素原子含有量からウレタン基濃度及びウレア基濃度を算出する。芳香族イソシアネートを使用した場合、化学シフト8ppm付近のウレア基由来の水素の積分量と化学シフト9ppm付近のウレタン基由来の水素の積分量の比率からウレア基とウレタン基の重量比を算出し、当該重量比と上記の窒素原子含量からウレタン基濃度及びウレア基濃度を算出する。
窒素分析は化学発光法で測定することが出来る。
測定条件
・燃焼温度:900℃
・測定装置:Antek社製「Antek7000」
実施例1 [ポリウレタン樹脂(C−1)溶液の製造]
撹拌装置、温度制御装置付きの反応容器に、高分子ポリオール(A)としてのポリエチレングリコール(三洋化成工業株式会社製「PEG6000S」;Mn8,300、水酸基価13.5)30部及びポリエステルポリカーボネート(株式会社ダイセル製「プラクセル220EC」;Mn2,000、水酸基価56.1)170部、鎖伸長剤としてのエチレングリコール17部、有機溶剤としてのDMF556部およびMEK139部、有機ポリイソシアネート成分(B)としてのジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業株式会社製)83部を仕込み、窒素雰囲気下、常圧、65±3℃で10時間反応させた。続いて反応停止剤としての1−ブタノール5部を滴下した後さらに1時間反応させ、ポリウレタン樹脂(C−1)の30%DMF/MEK溶液を得た。
実施例2〜10 [ポリウレタン樹脂(C−2)〜(C−10)溶液の製造]
仕込み原料を表1に記載のものに代える以外は実施例1と同様にして、ポリウレタン樹脂(C−2)〜(C−10)溶液を得た。
実施例11〜14 [ポリウレタン樹脂(C−11)〜(C−14)溶液の製造]
ポリウレタン樹脂(C−1)の30%DMF/MEK溶液に1,3−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン重縮合物(カルボジイミド当量200)を表1に記載の部数添加してポリウレタン樹脂組成物(C−11)〜(C−14)溶液を得た。
比較例1 [ポリウレタン樹脂(C'−1)溶液の製造]
撹拌装置、温度制御装置付きの反応容器に、高分子ポリオール(A)としてのポリエチレングリコール(三洋化成工業株式会社製「PEG6000S」;Mn8,300、水酸基価13.5)15部及びポリカーボネート(旭化成ケミカルズ株式会社製「デュラノールT5652」;Mn2,000、水酸基価56.1)185部、鎖伸長剤としてのエチレングリコール17部、有機溶剤としてのDMF556部およびMEK139部、有機ポリイソシアネート成分(B)としてのジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業株式会社製)83部を仕込み、窒素雰囲気下、常圧、65±3℃で10時間反応させた。続いて反応停止剤としての1−ブタノール5部を滴下した後さらに1時間反応させ、ポリウレタン樹脂(C'−1)の30%DMF/MEK溶液を得た。
比較例2〜12 [ポリウレタン樹脂(C'−2)〜(C'−6)溶液の製造]
仕込み原料を表2に記載のものに代える以外は比較例1と同様にして、ポリウレタン樹脂(C'−2)〜(C'−6)溶液を得た。
[1]透湿度の測定方法
ポリウレタン樹脂溶液又はポリウレタン樹脂組成物を、離型処理したガラス板上に33μmの厚みに塗布し、120℃の循風乾燥機で2分間乾燥した後、ガラス板から剥がすことにより、厚さが10μmの透湿度測定用フィルムを作製した。得られた透湿度測定用のフィルムを、JIS L−1099−1998塩化カルシウム法(A−1)および酢酸カリウム法(B−1)に基づいて、透湿度を測定した。
透湿度は10,000以上を評価良好とする。
[2]耐水圧の測定方法
上記透湿度測定用のフィルムと同様にして作製した試験片について、JIS L1092−1998高耐水圧法に準じて、耐水圧を測定した。水圧をかけることにより試験片が伸びる場合には、試験片の上にナイロンタフタ(密度:縦糸+横糸=210本/2.54cm相当)を重ねた後に、試験機に取り付けて測定した。耐水圧は20,000以上を評価良好とする。
[3]耐摩耗性の測定方法
ポリウレタン樹脂溶液又はポリウレタン樹脂組成物を、離型処理したガラス板上に660μmの厚みに塗布し、60℃の循風乾燥機で3時間乾燥した後、ガラス板から剥がすことにより、厚さが200μmの試験片を作成した。学振型摩擦試験機(大栄科学精器製作所)を用いて、荷重200gで200往復摩耗し、水洗し乾燥したのち、外観判定した。外観判定は、次の基準で評価した。
◎傷がほとんど見られない
○傷がみられるものの、ある程度の透過性はある
×透過性が著しく低下する程度に傷がついている。
[4]ジャングル試験方法
上記耐摩耗性測定用のフィルムと同様にして作製した試験片について、温度25℃、湿度65%R.H.に調整した室内に一日間静置した後、25℃の雰囲気下でインストロン型引張試験機(株式会社島津製作所製オートグラフ)を用いて50cm/分の引張速度で破断したときのジャングル試験前の破断強度p(MPa)を測定した。試験片を温度70℃、湿度95%R.H.に調整した恒温恒湿槽(楠本化成株式会社製恒温恒湿槽)内に21日間静置した後、同様にジャングル試験後の破断強度q(MPa)を測定した。下式からジャングル試験後の破断強度保持率(%)を算出した。
ジャングル試験後の破断強度保持率(%)=100×(q/p)
破断強度保持率は50以上を評価良好とする。
尚、表1および表2において商品名で表した原料の組成は以下の通りである。
・PEG6000S:Mn=8,300のポリエチレングリコール(水酸基価13.5)[三洋化成工業(株) 製]
・プラクセル220EC:オリゴカーボネートジオールとポリエステルポリオールのエステル交換により得られるMn=2,000のポリエステルポリカーボネート(水酸基価56.1)[(株)ダイセル製]
・デュラノールT5652:1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールから得られるMn=2,000のポリカーボネート(水酸基価56.1)[旭化成ケミカルズ(株)製]
・サンエスター4620:アジピン酸と1,4−ブタンジオールから得られるMn=2,000のポリエステル(水酸基価56.1)[三洋化成工業(株)製]
上記評価は、透湿防水性能は透湿度が10000g/m・24h以上、耐水圧が20000mmHO以上が良好である。また、耐久性については耐摩耗性が○もしくは◎、ジャングル試験後の破断強度保持率が40%以上であることが良好である。
本発明の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)は、透湿性、防水性いずれにも優れることから、フィッシングや登山等の際のアウトドアウェア、スキー関連ウェア、ウィンドブレーカー、アスレチックウェア、ゴルフウェア、レインウェア、カジュアルコート、屋外作業着、手袋、靴及びテント等の登山用具等に用いられる透湿防水素材の製造に特に有用である。

Claims (5)

  1. ポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルポリカーボネートジオール(A12)の混合物である高分子ポリオール(A1)、及び/又はポリオキシエチレンジオール(A11)とポリエステルジオール(A21)とポリカーボネートジオール(A22)の混合物である高分子ポリオール(A2)である高分子ポリオール(A)並びに有機ポリイソシアネート(B)を構成単量体とするポリウレタン樹脂(C)であって、(A12)及び(A21)中の一般式(1)で表されるエステル基(a)と(A12)及び(A22)中の一般式(2)で表されるカーボネート基(b)の合計モル数に対する(a)のモル数が25〜75モル%であり、かつポリウレタン樹脂(C)の重量に対してオキシエチレン基(c)を10〜60重量%の割合で含有し、かつポリウレタン樹脂(C)の重量に対して一般式(3)で表されるウレタン基を11〜20重量%の割合で含有し、かつ(A11)の数平均分子量が500〜20000である透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)。
    [R1,R2は炭素数1〜12の2価の炭化水素基である。]
    [R3,R4は炭素数1〜12の2価の炭化水素基である。]
  2. ポリエステルポリカーボネートジオール(A12)、ポリエステルジオール(A21)及びポリカーボネートジオール(A22)の数平均分子量が500〜20000である請求項1に記載のポリウレタン樹脂(C)。
  3. 1分子中に2個以上のカルボジイミド基を有する多官能カルボジイミド(D)と請求項1又は2に記載の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)を含有する透湿防水素材用ポリウレタン樹脂組成物。
  4. ポリウレタン樹脂(C)中のエステル基(a)1モルに対する、多官能カルボジイミド(D)中のカルボジイミド基のモル数が0.03〜0.15である請求項に記載の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂組成物。
  5. 請求項1若しくは2に記載の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂(C)又は請求項3若しくは4に記載の透湿防水素材用ポリウレタン樹脂組成物を含有する透湿防水素材。
JP2016029796A 2015-02-27 2016-02-19 透湿防水素材用ポリウレタン樹脂 Active JP6258374B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038077 2015-02-27
JP2015038077 2015-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016164258A JP2016164258A (ja) 2016-09-08
JP6258374B2 true JP6258374B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=56875956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016029796A Active JP6258374B2 (ja) 2015-02-27 2016-02-19 透湿防水素材用ポリウレタン樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6258374B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062650A (ja) * 2016-10-07 2018-04-19 三洋化成工業株式会社 衛生材料用フィルム用ポリウレタン樹脂及びこれを用いた衛生材料用フィルム
JP6759415B1 (ja) * 2019-05-23 2020-09-23 大日精化工業株式会社 ポリウレタン樹脂及び物品
JP7004114B2 (ja) * 2019-09-06 2022-02-04 Dic株式会社 ウレタン樹脂組成物、及び、透湿フィルム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5050347B2 (ja) * 2005-12-22 2012-10-17 Dic株式会社 透湿防水加工用ウレタン樹脂分散液、その製造方法および透湿防水布

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016164258A (ja) 2016-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7202322B2 (en) Heat resistant high moisture vapor transmission thermoplastic polyurethane
TWI457356B (zh) 聚胺基甲酸酯脲溶液
US9499655B2 (en) Polyurethane resin for moisture-permeable water-proof materials, and polyurethane resin composition
JP6258374B2 (ja) 透湿防水素材用ポリウレタン樹脂
TW200806699A (en) Segmented polyurethane elastomers of high breaking extension
US20070179255A1 (en) Heat Resistant High Moisture Vapor Transmission Thermoplastic Polyurethane
US20130317167A1 (en) Aqueous polyurethane resin dispersion and use thereof
JP2016504458A (ja) ポリウレタンポリマー、合成皮革、及び方法
KR20070094914A (ko) 코팅제 조성물 및 그의 용도
KR101116291B1 (ko) 투습성이 우수한 무용제형 폴리우레탄 접착제의 제조방법
JP2018065940A (ja) 透湿防水素材用ポリウレタン樹脂
WO2019058692A1 (ja) 合成皮革
JP5607967B2 (ja) ポリウレタン塗膜材用硬化剤、及びこれを用いたポリウレタン塗膜材用二液型キット
KR101248479B1 (ko) 고투습성 우레탄 핫멜트 접착제 수지조성물
TWI443119B (zh) 高透濕氣性聚胺基甲酸酯
JP5210522B2 (ja) 透湿性防水布帛用ポリウレタン樹脂組成物および透湿性防水布帛
KR20070094501A (ko) 압출 성형용 투습 방수성 열가소성 폴리우레탄
JP2009242675A (ja) 透湿性防水布帛用接着剤
JP2016176040A (ja) ウレタン樹脂組成物、防水加工布帛およびその製造方法
US8637629B2 (en) High moisture vapor transmissive polyurethanes
WO2007080900A1 (ja) 透湿性防水布帛用ポリウレタン樹脂組成物および透湿性防水布帛
JP2009203592A (ja) 布帛用コーティング材料
TW202031968A (zh) 合成皮革
JP2020023653A (ja) ポリウレタン樹脂組成物
KR20160081474A (ko) 발수성이 우수한 폴리우레탄 코팅수지 조성물 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6258374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150