JP6257806B2 - 多気筒密閉型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の圧縮機構を有する多気筒密閉型圧縮機に関する。
密閉型圧縮機は、密閉容器(以下、「シェル」と称す)と、シェル内に配置された電動機部(以下、「モーター」と称す)と、モーターによって駆動される圧縮部とを有している。
このような密閉型圧縮機において、吸込配管を経由して供給された冷媒は、圧縮部において圧縮され、マフラー室を経由してシェル内に吐出され、吐出パイプからシェルの外に吐出される。かかる密閉型圧縮機は、例えば冷蔵庫や冷凍庫、空気調和機、給湯器等に利用されるため、高効率化と低コスト化とが求められる。
ところで、単一シリンダーを有する単気筒密閉型圧縮機の場合、圧縮部は、単一の圧縮機構で構成される。圧縮機構は、円環状のシリンダーと、シリンダーの内周部に配置されて偏芯回転をする円環状のロータリーピストンと、シリンダーに形成されたベーン溝に配置されてシリンダーの径方向に沿って進退自在なベーンと、ベーンをシリンダーの中心軸に向かう方向に押し付ける付勢手段(例えばコイルばね)とを備えている。更に、圧縮機構は、ロータリーピストンを偏芯回転させるための偏芯軸部が形成されたクランク軸と、クランク軸を回転自在に支持しかつシリンダーの両端面を閉塞する一対の端板とを備えている。そして、シリンダーの内周面とロータリーピストンの外周面と一対の端板とによって囲まれた空間が、偏芯回転するロータリーピストンに向かって進退自在なベーンによって、それぞれ体積が増減する一対の室(以下、「圧縮室」と称す)に二分割されている。すなわち、体積が徐々に増加する位相において吸引された冷媒は、体積が徐々に減少する位相において圧縮される機構になっている。
一方、2シリンダーを有する多気筒密閉型圧縮機においては、圧縮部は、基本的に前記単気筒密閉型圧縮機と同様の圧縮機構が仕切板を挟んで2層(2段)に配置された構成を有している。これらの圧縮機構を貫通して、冷媒を一方の圧縮機構のマフラー室(以下、「第1マフラー室」と称す)から他方の圧縮機構のマフラー室(以下、「第2マフラー室」と称す)に流す冷媒流路が設けられている。
この多気筒密閉型圧縮機において、一方の圧縮機構から吐出された冷媒ガスは、一旦、環状の第1マフラー室へ放出される。その後、第1マフラー室へ放出された冷媒ガスは、冷媒流路を通り、環状の第2マフラー室で他方の圧縮機構から吐出された冷媒ガスと合流し、シェル内に吐出される。
多気筒密閉型圧縮機では、一方の圧縮機構で圧縮されて第1マフラー室へ放出された冷媒ガスは、冷媒流路を通じて他の圧縮機構の第2マフラー室へ送られる。そのため、冷媒ガスが冷媒流路を通過する際、圧力損失が発生する。この冷媒ガスが冷媒流路を通過する際の圧力損失は、(1)冷媒流路の流路径を大きくする、(2)冷媒流路の流路数を多くする、の2通りの手法によって低減させることができる。
しかし、前記手法(1)、又は前記手法(2)のいずれにおいても、圧縮部の限られたスペースに冷媒流路を設置する必要がある。このため、流路面積を拡大するには限度があり、効果的に流路を設置することができないという問題があった。
例えば、圧縮機構相互のマフラー室を連通させる冷媒流路の仕切板通過部である連通穴を拡張し、この拡張した連通穴によって、冷媒ガスの圧力脈動を冷媒流路の途中で低減させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、冷媒流路を複数分割して設け、冷媒流路の設置スペースの確保と流路面積の拡大を図れるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−019370号公報(請求項1、図1、図2) 特開2013−204465号公報(図2、図3)
しかしながら、特許文献1および2に記載の技術においては、以下の(a)および(b)のような問題があった。
(a)圧縮機構には、吸入口、吐出ポート、部品を締結するボルト穴などが配置されているため、冷媒流路を効果的に設けることができない。また、吸入口、吐出ポート、ボルト穴が設けられることにより、構成部品の強度にも制限があるため、冷媒流路を自由に配置することができない。
(b)流路数を増加させるということも、(a)の理由同様、困難である。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、冷媒圧損の増加を防ぎ、圧縮機効率を向上させることができる多気筒密閉型圧縮機を得ることを目的とする。
本発明に係る多気筒密閉型圧縮機は、密閉容器と、前記密閉容器内に収容され、第1圧縮機構および第2圧縮機構を有する圧縮部と、前記圧縮部に駆動力を伝達するクランク軸と、前記クランク軸の軸芯方向において前記圧縮部の一端側に配置され、前記第1圧縮機構で圧縮された冷媒が第1吐出ポートを介して吐出される環状の第1マフラー室と、前記軸芯方向において前記圧縮部の他端側に配置され、前記第2圧縮機構で圧縮された冷媒が第2吐出ポートを介して吐出される環状の第2マフラー室と、前記第1マフラー室と前記第2マフラー室とを連通させ、前記第2マフラー室内の冷媒を前記第1マフラー室に導く複数の冷媒流路と、前記第1マフラー室内の冷媒を前記密閉容器内の空間に吐出する吐出口と、を備え、前記第1圧縮機構および前記第2圧縮機構のそれぞれは、シリンダーと、前記シリンダーの内周面に沿って偏芯回転するロータリーピストンと、前記シリンダーの内周面と前記ロータリーピストンの外周面との間の空間を仕切るベーンと、前記シリンダーに設けられ、前記ベーンを進退自在に収容するベーン溝と、を有しており、前記複数の冷媒流路は、前記第1圧縮機構のシリンダーと前記第2圧縮機構のシリンダーとを貫通して設けられており、前記第1吐出ポートにおける前記第1マフラー室側には、リード弁構造を有し一端に固定端を備えた逆止弁が設けられており、前記第1吐出ポートは、前記固定端に対し、前記クランク軸を中心とした周方向において一回転方向にずれて配置されており、前記複数の冷媒流路のうち、前記回転方向において前記第1吐出ポートから最も遠い位置に配置された冷媒流路は、他の少なくとも1つの冷媒流路よりも小さい断面積を有するものである。
本発明によれば、多気筒密閉型圧縮機における冷媒圧損の増加を防ぎ、圧縮機効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る多気筒密閉型圧縮機の全体構成を示す側面視の断面図である。 図1の多気筒密閉型圧縮機の圧縮部を示す側面視の部分断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1のB−B矢視断面図である。 図4のC−C矢視断面図である。 本発明の実施の形態1に係る多気筒密閉型圧縮機を空気調和機に適用した場合の年間運転効率を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る多気筒密閉型圧縮機の冷媒流路の出入口形状を示す図3相当の断面図である。 図7のD−D矢視断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る多気筒密閉型圧縮機の全体構成を示す側面視の断面図である。図2は図1の多気筒密閉型圧縮機の圧縮部を示す側面視の部分断面図である。図3は図1のA−A矢視断面図である。図4は図1のB−B矢視断面図である。なお、以上の各図は模式的に描かれたものであるから、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1〜図4に示すように、本実施の形態1の多気筒密閉型圧縮機100は、密閉容器であるシェル101と、シェル101の内部に設置された駆動源である電動機部(以下、「モーター」と称す)102と、同じくシェル101の内部に設置された圧縮部103とを備えている。以下、各部の構成をさらに詳しく説明する。
(シェル)
シェル101は、上部シェル101aと中央部シェル101bとを有する。また、上部シェル101aと略同形の下部シェルがあってもよい。上部シェル101aには、外部からモーター102に電力を供給するためのガラス端子104と、圧縮された冷媒をシェル101すなわち多気筒密閉型圧縮機100の外部に吐出するための吐出パイプ105とが設けられている。
中央部シェル101bには、モーター102と、圧縮部103を構成する第1圧縮機構10aおよび第2圧縮機構10bと、第1圧縮機構10aの第1吸込口16a(図4参照)および第2圧縮機構10bの第2吸込口16b(図3参照)にそれぞれ一端が接続されて冷媒を導く第1吸入パイプ106aおよび第2吸入パイプ106bとが固定されている。第1吸入パイプ106aおよび第2吸入パイプ106bのそれぞれの他端は、吸入マフラー107に接続されている。吸入マフラー107内では、冷媒の気液分離、及び冷媒中のゴミの除去が行われる。
(モーター)
モーター102は、固定子102aと回転子102bとを有している。回転子102bは、クランク軸50(これについては別途詳細に説明する)に取り付けられている。モーター102で発生した回転トルクは、クランク軸50によって第1圧縮機構10aおよび第2圧縮機構10bに伝達される。
(圧縮部)
圧縮部103は、第1圧縮機構10aおよび第2圧縮機構10bが、仕切板30を挟んで積層され、これらを積み重ねたものの両端に、クランク軸50を支持する第1端板20aと第2端板20bが配置された構成を有している。そして、これら第1圧縮機構10a、第2圧縮機構10b、仕切板30、第1端板20aおよび第2端板20bは、図2のように長さの異なる二種類のボルト71a,71bによって一体に締結されるようになっている。
第1圧縮機構10aは、円環状の第1シリンダー11aと、第1シリンダー11aの内周部に配置され、第1シリンダー11aの内周面に沿って偏芯回転する円環状の第1ロータリーピストン(以下、「第1ピストン」と称す)12aとを具備している。また、第1圧縮機構10aは、第1シリンダー11aに形成された第1ベーン溝13aと、第1ベーン溝13a内に第1シリンダー11aの径方向に沿って進退自在に配置された第1ベーン14aと、第1ベーン14aを第1ピストン12aの外周に押し付ける第1ばね15aと、を具備している。第1ピストン12aの外周面は、第1シリンダー11aの内周面に線状の当接位置で当接する。第1ピストン12aの偏芯回転に伴って、線状の当接位置は円周方向に移動する。第1シリンダー11aの開口端は、第1端板20aにて閉塞されている。
同様に、第2圧縮機構10bは、円環状の第2シリンダー11bと、第2シリンダー11bの内周部に配置され、第2シリンダー11bの内周面に沿って偏芯回転する円環状の第2ロータリーピストン(以下、「第2ピストン」と称す)12bとを具備している。また、第2圧縮機構10bは、第2シリンダー11bに形成された第2ベーン溝13bと、第2ベーン溝13b内に第2シリンダー11bの径方向に沿って進退自在に配置された第2ベーン14bと、第2ベーン14bを第2ピストン12bの外周に押し付ける第2ばね15bと、を具備している。第2ピストン12bの外周面は、第2シリンダー11bの内周面に線状の当接位置で当接する。第2ピストン12bの偏芯回転に伴って、線状の当接位置は円周方向に移動する。第2シリンダー11bの開口端は、第2端板20bにて閉塞されている。
なお、第1シリンダー11aの内径と第2シリンダー11bの内径とは等しくなるように設計されている。
(クランク軸)
クランク軸50は、第1軸受挿入部52a、仕切板挿入部53、および第2軸受挿入部52bが同軸に配置された構成を有している。第1軸受挿入部52aと仕切板挿入部53との間には、一方に向かって偏芯した第1偏芯軸部51aが形成されている。第2軸受挿入部52bと仕切板挿入部53との間には、他方に向かって偏芯した第2偏芯軸部51bが形成されている。第1偏芯軸部51aと第2偏芯軸部51bとは、互いの位相が180°異なる方向に偏芯している。第1偏芯軸部51aと第2偏芯軸部51bの各中心軸はクランク軸50の軸芯に平行である。
また、第1軸受挿入部52aは、第1端板20aの内周面に設けられた第1軸受25aに回転自在に支持されている。第2軸受挿入部52bは、第2端板20bの内周面に設けられた第2軸受25bに回転自在に支持されている。仕切板挿入部53は、仕切板30の中央に形成された中央貫通孔30aを貫通している。
(第1マフラー室および第2マフラー室)
第1圧縮機構10aの第1端板20aには、図4に示すように、第1圧縮室40aに連通する第1吐出ポート17aと、第1吐出ポート17aを冷媒流れの下流側から設定圧で閉塞する板ばねで構成された第1逆止弁18aとが設けられている。また、第1端板20aには、第1吐出ポート17aを覆うように第1カバー19aが嵌合されている。そして、第1カバー19aと第1端板20aとによって、第1マフラー室60aが形成されている。第1マフラー室60aは、クランク軸50を中心として環状に形成されており、クランク軸50の軸芯方向において圧縮部103の上端側に配置される。
したがって、第1圧縮機構10aで圧縮され、設定圧に達した冷媒は、第1吐出ポート17aを通って第1マフラー室60aへ放出される。
第1カバー19aには、2つの吐出口21a,21bが設けられている。第1マフラー室60a内の冷媒は、吐出口21a,21bを通ってシェル101内の空間に放出される。ここで、クランク軸50(例えば、クランク軸50の軸芯)を中心とした周方向において、ベーン溝13aの位置を0°とし、図4中の反時計回り方向(後述する冷媒の全体的な流れ方向)を正方向とする。このとき、吐出口21aは角度θ1(0°≦θ1<360°)となる位置に設けられており、吐出口21bは角度θ2(θ1<θ2<360°)となる位置に設けられている。なお、吐出口21a,21bの周方向の位置は、吐出口21a,21bのそれぞれの中心位置によって特定される。本例では、吐出口21a,21bは、クランク軸50を挟んで互いに対向する位置に設けられている。例えば、角度θ1は約90°であり、角度θ2は約270°である。
第2圧縮機構10bの第2端板20bには、図3に示すように、第2圧縮室40bに連通する第2吐出ポート17bと、第2吐出ポート17bを冷媒流れの下流側から設定圧で閉塞する板ばねで構成された第2逆止弁18bとが設けられている。また、第2端板20bには、第2吐出ポート17bを覆うように第2カバー19bが嵌合されている。そして、第2カバー19bと第2端板20bとによって、第2マフラー室60bが形成されている。第2マフラー室60bは、クランク軸50を中心として環状に形成されており、クランク軸50の軸芯方向において圧縮部103の下端側に配置される。
図5は、図4のC−C矢視断面図であり、第1逆止弁18aの構成を示している。図5に示すように、第1逆止弁18aは、第1吐出ポート17aの第1マフラー室60a側の開口端17a2を冷媒の吐出圧力に応じて開閉するリード弁構造を有している。第1逆止弁18aは、板ばね状の弁体81と、弁体81の撓みを規制する弁押さえ82と、を有している。弁体81の一端部に位置する固定端81aは、弁押さえ82の一端部と共に、リベット83によって第1端板20aに固定されている。第1圧縮室40a内の冷媒圧力と第1マフラー室60a内の冷媒圧力との圧力差が小さいときには、弁体81の他端部側が第1吐出ポート17aの開口端17a2に当接している。これにより、第1逆止弁18aは閉状態になっている。一方、第1圧縮室40a内の冷媒圧力と第1マフラー室60a内の冷媒圧力との圧力差が大きくなると、図5中の二点鎖線で示すように、弁体81の撓みによって弁体81の他端部側(自由端側)が第1吐出ポート17aの開口端17a2から離れる。これにより、第1逆止弁18aが開状態となり、第1圧縮室40a内の冷媒が第1吐出ポート17aを介して第1マフラー室60a内に吐出される。このときの弁体81は、固定端81aから離れるほど開口端17a2から離れるように、第1吐出ポート17aに対して傾斜する。したがって、第1吐出ポート17aから第1マフラー室60a内に流入する冷媒は、図5中の太矢印で示すように、弁体81によって、固定端81aから離れる方向に導かれる。
図4に示すように、第1逆止弁18aの固定端81aと第1吐出ポート17aとは、クランク軸50を中心とする環状の第1マフラー室60aにおいて、周方向にずれた位置に配置されている。これにより、第1マフラー室60a内の冷媒には、全体として、一方の回転方向に向かう周方向の流れが生じる。図4において、第1吐出ポート17aは、固定端81aに対して反時計回り方向にずれた位置に設けられている。このため、図4において、第1マフラー室60a内の冷媒の全体的な流れ方向は反時計回り方向となる。
第2逆止弁18bは、第1逆止弁18aと同様に弁体81、弁押さえ82およびリベット83を有しており、第1逆止弁18aと上下対称に配置されている。したがって、上記と同様の理由により、第2マフラー室60b内の冷媒には、全体として、一方の回転方向に向かう周方向の流れが生じる。図3において、第2吐出ポート17bは、第2逆止弁18bの固定端81aに対して時計回り方向にずれた位置に設けられている。このため、図3において、第2マフラー室60b内の冷媒の全体的な流れ方向は時計回り方向となる。
(冷媒流路)
第1マフラー室60aと第2マフラー室60bとの間は、少なくとも1つ(本例では3つ)の冷媒流路33a,33b,33cを介して連通している。図1では、1つの冷媒流路のみを冷媒流路33として示している。冷媒流路33a,33b,33cは、例えば円形状の断面形状を有している。第2マフラー室60bに放出された冷媒は、冷媒流路33a,33b,33cを介して第1マフラー室60aに導かれる。冷媒流路33a,33b,33cは、第1圧縮室40aおよび第2圧縮室40bに隣接して配置されている。冷媒流路33a,33b,33cは、クランク軸50に平行な方向に延伸している。冷媒流路33a,33b,33cは、第1端板20a、第1圧縮機構10aの第1シリンダー11a、仕切板30、第2圧縮機構10bの第2シリンダー11b、および第2端板20bを貫通して形成されている。
冷媒流路33a,33b,33cは、第1圧縮室40aおよび第2圧縮室40bを囲み、クランク軸50を中心とした周方向に配列している。クランク軸50を中心とした周方向において、ベーン溝13a,13bの位置を0°としたとき、冷媒流路33a,33b,33cは、圧縮部103の軸線方向(下面側)から見て時計回り(又は反時計回り)に90°以上270°以下の範囲のみに形成されている。また、冷媒流路33a,33b,33cは、クランク軸50を中心とした周方向において、ベーン溝13a、13bの位置を0°とし、図4中の反時計回り方向(冷媒の全体的な流れ方向)を正方向としたとき、θ1以上θ2以下の角度範囲のみに形成されている。なお、冷媒流路33a,33b,33cの周方向の位置は、冷媒流路33a,33b,33cのそれぞれの中心位置によって特定される。
上述のように、逆止弁18a,18bの構造に基づく冷媒の全体的な流れ方向は、図3に示す第2マフラー室60b内では時計回り方向であり、図4に示す第1マフラー室60a内では反時計回り方向である。冷媒流路33a,33b,33cのうち冷媒流路33cは、逆止弁18a,18bの構造に基づく冷媒の全体的な流れ方向において、吐出ポート17a,17bから最も遠い位置に配置されている。言い換えれば、冷媒流路33a,33b,33cのうち冷媒流路33cは、上記流れ方向とは逆の方向において、吐出ポート17a,17bから最も近い位置に配置されている。冷媒流路33cは、他の冷媒流路33a,33bよりも小さい断面積を有している。本例では、冷媒流路33a,33b,33cがいずれも円形状の断面形状を有しているため、冷媒流路33cは冷媒流路33a,33bよりも小径に形成されている。本例では、冷媒流路33a,33bは同一の断面積を有しているが、冷媒の全体的な流れ方向において吐出ポート17a,17bから最も近い冷媒流路33aは、冷媒流路33bよりも大きい断面積を有していてもよい。すなわち、冷媒の全体的な流れ方向において、吐出ポート17a,17bから近い冷媒流路ほど大きい断面積を有していてもよい。なお、冷媒流路の断面積とは、冷媒流路がクランク軸50の軸方向に貫通しているとして、その軸方向と垂直な面での冷媒流路の面積である。
図4において、逆止弁18a,18bの構造に基づく冷媒の全体的な流れ方向は反時計回り方向となるため、冷媒流路33aおよび吐出ポート17aから第1マフラー室60a内に放出された冷媒は、主に吐出口21aからシェル101内の空間に吐出される。冷媒流路33b,33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒は、主に吐出口21bからシェル101内の空間に吐出される。ただし、冷媒流路33bから第1マフラー室60a内に放出された冷媒の一部は、全体的な流れ方向とは逆方向に流れ、吐出口21aから吐出される。
(押しのけ量)
冷媒流路33a,33b,33cの断面積の合計をS[mm]とし、第2圧縮機構10bの1回転当たりの押しのけ量をVst[cc]とした場合、合計断面積Sおよび押しのけ量Vstは、例えば、11[mm/cc]≦S/Vst≦20[mm/cc]の関係を満たすように設定されている。この理由は、後述する。
(冷媒の圧縮)
図1および図2のように第1偏芯軸部51aは第1ピストン12aの内周部を貫通し、第2偏芯軸部51bは第2ピストン12bの内周部を貫通している。そのため、クランク軸50の回転によって第1ピストン12aおよび第2ピストン12bは、一方が他方に対して180°位相が相違した状態で偏芯回転する。
クランク軸50の回転によって偏芯回転する第1ピストン12aと、進退自在な第1ベーン14aとによって、二分割されている第1圧縮室40aの一方の室は、徐々に体積が増大する。また、これに伴い、二分割されている第1圧縮室40aの他方の室は、徐々に体積が減少する。そして、第1圧縮室40aの一方の室に相当する位置に第1吸込口16aが形成され、第1圧縮室40aの他方の室に相当する位置に第1吐出ポート17aが形成されている(図4参照)。すなわち、第1吸込口16aと第1吐出ポート17aとは、クランク軸50の軸線方向から見てクランク軸50の回転方向で第1ベーン14aを挟むように配置されている。つまり、冷媒は、第1吸込口16aから吸い込まれた後、圧縮されて第1吐出ポート17aから第1マフラー室60a内に排出される。
また、クランク軸50の回転によって偏芯回転する第2ピストン12bと、進退自在な第2ベーン14bとによって、二分割されている第2圧縮室40bの一方の室は、徐々に体積が増大する。また、これに伴い、二分割されている第2圧縮室40bの他方の室は、徐々に体積が減少する。そして、第2圧縮室40bの一方の室に相当する位置に第2吸込口16bが形成され、第2圧縮室40bの他方の室に相当する位置に第2吐出ポート17bが形成されている(図3参照)。すなわち、第2吸込口16bと第2吐出ポート17bとは、クランク軸50の軸線方向から見てクランク軸50の回転方向で第2ベーン14bを挟むように配置されている。つまり、冷媒は、第2吸込口16bから吸い込まれた後、圧縮されて第2吐出ポート17bから第2マフラー室60b内に排出される。そして、第2マフラー室60b内に排出された冷媒は、複数の冷媒流路33a,33b,33cを経由して第1マフラー室60a内に吐出される。
冷媒流路33a,33b,33cを経由して第1マフラー室60a内に吐出された冷媒および吐出ポート17aから第1マフラー室60a内に吐出された冷媒は、第1カバー19aの吐出口21a,21bからシェル101内に放出される。具体的には、冷媒流路33aから第1マフラー室60a内に放出された冷媒と、冷媒流路33bから第1マフラー室60a内に放出された冷媒の一部とは、吐出ポート17aに到達せずに、吐出口21aから放出される。冷媒流路33bから第1マフラー室60a内に放出された冷媒の残りと、冷媒流路33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒とは、吐出ポート17aに到達せずに、吐出口21bから放出される。また、吐出ポート17aから放出された冷媒は、冷媒流路33a,33b,33cを経由せずに、吐出口21aから放出される。
すなわち、冷媒流路33a,33b,33c、吐出ポート17aおよび吐出口21a,21bは、冷媒流路33a,33b,33cから放出された冷媒が吐出ポート17aまで到達したり、吐出ポート17aから放出された冷媒が冷媒流路33a,33b,33cまで到達したりしないように配置されている。これにより、第1マフラー室60a内に放出された冷媒は、冷媒流路33a,33b,33c又は吐出ポート17aに吸い込まれて逆流しないようになっている。
図6は、本実施の形態1の多気筒密閉型圧縮機100を空気調和機に適用した場合の年間運転効率(APF)を示すグラフである。図6では、冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積Sと第2圧縮機構10bの押しのけ量Vstとの比S/Vstと、年間運転効率と、の関係を示している。横軸はS/Vst[mm/cc]を表しており、縦軸は年間運転効率を表している。
なお、図1に示す多気筒密閉型圧縮機100は、内部高圧型の多気筒密閉型圧縮機である。また、図6では、S/Vstが8.9mm/ccである従来の多気筒密閉型圧縮機の年間運転効率を基準(100%)として、本実施の形態1に係る多気筒密閉型圧縮機100の年間運転効率を示している。
図6に示すように、多気筒密閉型圧縮機100の年間運転効率は、S/Vstが11.2mm/ccのとき、最大の100.5%超となり、S/Vstが8.9mm/ccよりも大きく24mm/ccよりも小さいとき、100%超となる。すなわち、冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積Sと第2圧縮機構10bの押しのけ量Vstとを、8.9[mm/cc]<S/Vst<24[mm/cc]の関係を満たすように設定することによって、従来の多気筒密閉型圧縮機よりも年間運転効率を向上させることができる。なお、製品では、製造ばらつき等を見込んで、11[mm/cc]≦S/Vst≦20[mm/cc]の関係を満たすように合計断面積Sおよび押しのけ量Vstを設定した。
以上の結果から、冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積Sと第2圧縮機構10bの押しのけ量Vstとの比(S/Vst)を最適化することにより、冷媒が合流されるマフラー室(ここでは第1マフラー室60a)に導入される際の圧力損失を抑制でき、年間運転効率を向上できることがわかる。
したがって、本実施の形態1の多気筒密閉型圧縮機100においては、第2圧縮機構10bで圧縮されて第2マフラー室60bから冷媒流路33a,33b,33cを経由して第1マフラー室60aへ放出された冷媒の圧力変動に伴う脈動を、第2マフラー室60bおよび冷媒流路33a,33b,33cで効果的に減少させることができる。そして、冷媒の流れを、圧力損失の増加を抑えた状態で第1圧縮機構10aの第1マフラー室60aへ導くことができる。そのため、圧縮機効率(COP)を向上させることができる。
また、前記のように第2圧縮機構10bの押しのけ量Vstに対して冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積Sを最適化することにより、圧力損失を低下できる。さらに、図4に示すように、クランク軸50を中心とした周方向において、ベーン溝13aの位置を0°とし、反時計回り方向を正方向としたとき、第1カバー19aの吐出口21aは90°近傍の位置に配置されており、吐出口21bは270°近傍の位置に配置されている。このように配置することにより、第1吐出ポート17aから第1マフラー室60a内に吐出された冷媒と、冷媒流路33a,33b,33cを介して第2マフラー室60bから第1マフラー室60a内に流入した冷媒とを効率的に分離することができる。したがって、第1マフラー室60aから第2マフラー室60bへの逆流、および第1マフラー室60aから第1圧縮機構10aの第1圧縮室40aへの逆流を最小限に抑えることができる。これにより、冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積Sと第2圧縮機構10bの押しのけ量Vstとの比(S/Vst)を最適化した効果を十分に発揮できる。
また、冷媒流路33a,33b,33cは、既述したように、ベーン溝13a,13bに対し時計回り(又は反時計回り)に90°〜270°の範囲のみに形成されている。また、逆止弁18a,18bの構造に基づく冷媒の全体的な流れ方向において、吐出ポート17a,17bから見て最も遠い位置に配置された冷媒流路33cは、他の冷媒流路33a,33bよりも小さい断面積を有している。冷媒流路33cから見ると、冷媒の全体的な流れ方向における吐出ポート17aとの距離が冷媒流路33a,33bよりも近くなるため、冷媒流路33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒が吐出口21bから吐出されなかった場合、吐出ポート17aに吸い込まれてしまうおそれがある。冷媒流路33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒が吐出ポート17aに吸い込まれると、圧力損失が増加してしまう。しかしながら、本実施の形態1では、冷媒流路33cが他の冷媒流路33a,33bよりも小さい断面積を有しているため、冷媒流路33cから第1マフラー室60a内に放出される冷媒の流量を少なくすることができる。したがって、冷媒流路33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒が吐出ポート17aに吸い込まれることを抑制できる。一方で、冷媒流路33a,33bは冷媒流路33cよりも大きい断面積を有しているため、第2マフラー室60bから第1マフラー室60aまでの圧力損失を低減することもできる。このため、冷媒の流れを、圧力損失の増加を抑えた状態で第1圧縮機構10aの第1マフラー室60aへ導くことができ、圧縮機効率を向上させることができる。
また、ベーン溝13a,13bに対し時計回り(又は反時計回り)に0°〜90°、270°〜360°の範囲に冷媒流路33a,33b,33cを形成すると仮定した場合、この範囲には、吐出ポート17a,17b、吸込口16a,16b、ベーン溝13a,13bなどが配置されるため、冷媒流路33a,33b,33cを自由に配置することができない。さらに、吐出ポート17a,17b、吸込口16a,16b、ベーン溝13a,13bなどの中空の構造に加えて、中空の冷媒流路33a,33b,33cが集中的に設けられると、シリンダー11a,11bの強度が低下し、形状の歪みが生じやすくなる。
これに対して、本実施の形態1では、ベーン溝13a,13bに対し時計回り(又は反時計回り)に90°〜270°の範囲に冷媒流路33a,33b,33cが形成されているので、シリンダー11a,11bの強度の低下を抑えることができる。冷媒流路33a,33b,33cが、ベーン溝13a,13bに対し90°〜270°の範囲に配置されていても、ベーン溝13a,13bに対し90°および270°の近傍に吐出口21a,21bがそれぞれ設けられることによって、冷媒流路33a,33b,33cから放出された冷媒を吐出口21a,21bからシェル101内に吐出させることができる。これにより、第1マフラー室60aに放出された冷媒が、冷媒流路33a,33b,33cに再び吸い込まれたり、吐出ポート17aに吸い込まれたりすることを抑制できる。
実施の形態2.
図7は本発明の実施の形態2に係る多気筒密閉型圧縮機の冷媒流路の出入口形状を示す図3相当の断面図である。図8は、図7のD−D矢視断面図であり、第2端板20bの構成を示している。なお、図中、前述の実施の形態1と同じ機能部分には同じ符号を付してある。また、説明にあたっては前述の図1および図2を参照するものとする。
本実施の形態2の多気筒密閉型圧縮機100では、図7および図8に示すように、各冷媒流路33a,33b,33cの流入口および流出口に、これら冷媒流路33a,33b,33cの断面積よりも大きい断面積を有する開口部(テーパや面取りでもよい)33d,33e,33fが設けられている。
本実施の形態2の多気筒密閉型圧縮機100においては、各冷媒流路33a,33b,33cの流入口および流出口に、これら冷媒流路33a,33b,33cの断面積よりも大きい断面積を有する開口部33d,33e,33fが設けられているので、冷媒流路33a,33b,33cでの冷媒の流れがスムーズになり、更なる圧力損失低減の効果が得られる。
以上説明したように、上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100は、シェル101と、シェル101内に収容され、第1圧縮機構10aおよび第2圧縮機構10bを有する圧縮部103と、圧縮部103に駆動力を伝達するクランク軸50と、クランク軸50の軸芯方向において圧縮部103の一端側に配置され、第1圧縮機構10aで圧縮された冷媒が第1吐出ポート17aを介して吐出される環状の第1マフラー室60aと、上記軸芯方向において圧縮部103の他端側に配置され、第2圧縮機構10bで圧縮された冷媒が第2吐出ポート17bを介して吐出される環状の第2マフラー室60bと、第1マフラー室60aと第2マフラー室60bとを連通させ、第2マフラー室60b内の冷媒を第1マフラー室60aに導く複数の冷媒流路33a,33b,33cと、第1マフラー室60a内の冷媒をシェル101内の空間に吐出する吐出口21a,21bと、を備え、第1圧縮機構10aは、第1シリンダー11aと、第1シリンダー11aの内周面に沿って偏芯回転する第1ロータリーピストン12aと、第1シリンダー11aの内周面と第1ロータリーピストン12aの外周面との間の空間を仕切る第1ベーン14aと、第1シリンダー11aに設けられ、第1ベーン14aを進退自在に収容する第1ベーン溝13aと、を有しており、第2圧縮機構10bは、第2シリンダー11bと、第2シリンダー11bの内周面に沿って偏芯回転する第2ロータリーピストン12bと、第2シリンダー11bの内周面と第2ロータリーピストン12bの外周面との間の空間を仕切る第2ベーン14bと、第2シリンダー11bに設けられ、第2ベーン14bを進退自在に収容する第2ベーン溝13bと、を有しており、複数の冷媒流路33a,33b,33cは、第1シリンダー11aと第2シリンダー11bとを貫通して設けられており、第1吐出ポート17aにおける第1マフラー室60a側には、リード弁構造を有し一端に固定端81aを備えた逆止弁18aが設けられており、第1吐出ポート17aは、固定端81aに対し、クランク軸50を中心とした周方向において一方の回転方向(図4中では反時計回り方向)にずれて配置されており、複数の冷媒流路33a,33b,33cのうち、上記回転方向において第1吐出ポート17aから最も遠い位置に配置された冷媒流路33cは、他の少なくとも1つの冷媒流路33a,33bよりも小さい断面積を有するものである。
この構成によれば、冷媒流路33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒が吐出ポート17aに吸い込まれることを抑制できるため、多気筒密閉型圧縮機100における冷媒圧損の増加を防ぎ、圧縮機効率を向上させることができる。
上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100では、クランク軸50を中心とした周方向において、第1ベーン溝13aの位置を0°とし、上記回転方向を正方向としたとき、複数の冷媒流路33a,33b,33cは、クランク軸50を中心とした周方向において90°以上270°以下となる角度範囲(例えば、当該角度範囲のみ)に設けられていてもよい。
この構成によれば、第1シリンダー11aおよび第2シリンダー11bの強度の低下を抑えつつ、冷媒流路33a,33b,33cを設けることができる。
上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100において、吐出口は、第1吐出口21aと第2吐出口21bとを含んでおり、クランク軸50を中心とした周方向において、第1ベーン溝13aの位置を0°とし、上記回転方向を正方向とし、角度θ1および角度θ2を0°≦θ1<θ2<360°としたとき、第1吐出口21aは、クランク軸50を中心とした周方向において角度θ1となる位置に設けられており、第2吐出口21bは、クランク軸50を中心とした周方向において角度θ2となる位置に設けられており、複数の冷媒流路33a,33b,33cは、クランク軸50を中心とした周方向においてθ1以上θ2以下となる角度範囲(例えば、当該角度範囲のみ)に設けられていてもよい。
この構成によれば、冷媒流路33a,33b,33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒を、第1吐出ポート17aを経由させずに吐出口21a,21bから吐出させることができる。このため、冷媒流路33a,33b,33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒が第1吐出ポート17aに吸い込まれてしまうことを抑制できる。
上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100において、複数の冷媒流路33a,33b,33cのそれぞれの流入口および流出口には、複数の冷媒流路33a,33b,33cのそれぞれの断面積よりも大きい断面積を有する開口部33d,33e,33fが設けられていてもよい。
この構成によれば、冷媒流路33a,33b,33cでの冷媒の流れがスムーズになり、更なる圧力損失低減の効果が得られる。
また、上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100は、シェル101と、シェル101内に収容され、第1圧縮機構10aおよび第2圧縮機構10bを有する圧縮部103と、圧縮部103に駆動力を伝達するクランク軸50と、クランク軸50の軸芯方向において圧縮部103の一端側に配置され、第1圧縮機構10aで圧縮された冷媒が第1吐出ポート17aを介して吐出される環状の第1マフラー室60aと、上記軸芯方向において圧縮部103の他端側に配置され、第2圧縮機構10bで圧縮された冷媒が第2吐出ポート17bを介して吐出される環状の第2マフラー室60bと、第1マフラー室60aと第2マフラー室60bとを連通させ、第2マフラー室60b内の冷媒を第1マフラー室60aに導く少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cと、第1マフラー室60a内の冷媒をシェル101内の空間に吐出する吐出口21a,21bと、を備え、第1圧縮機構10aは、第1シリンダー11aと、第1シリンダー11aの内周面に沿って偏芯回転する第1ロータリーピストン12aと、第1シリンダー11aの内周面と第1ロータリーピストン12aの外周面との間の空間を仕切る第1ベーン14aと、第1シリンダー11aに設けられ、第1ベーン14aを進退自在に収容する第1ベーン溝13aと、を有しており、第2圧縮機構10bは、第2シリンダー11bと、第2シリンダー11bの内周面に沿って偏芯回転する第2ロータリーピストン12bと、第2シリンダー11bの内周面と第2ロータリーピストン12bの外周面との間の空間を仕切る第2ベーン14bと、第2シリンダー11bに設けられ、第2ベーン14bを進退自在に収容する第2ベーン溝13bと、を有しており、少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cは、第1シリンダー11aと第2シリンダー11bとを貫通して設けられており、少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積S[mm]と、第2圧縮機構10bの1回転当たりの押しのけ量Vst[cc]とが、8.9[mm/cc]<S/Vst<24[mm/cc]の関係を満たすものである。
この構成によれば、冷媒流路33a,33b,33cの合計断面積Sが第2圧縮機構10bの押しのけ量Vstに応じて最適化されるため、多気筒密閉型圧縮機100における冷媒圧損の増加を防ぎ、圧縮機効率を向上させることができる。
上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100において、第1吐出ポート17aにおける第1マフラー室60a側には、リード弁構造を有し一端に固定端81aを備えた第1逆止弁18aが設けられており、第1吐出ポート17aは、固定端81aに対し、クランク軸50を中心とした周方向において一方の回転方向(図4中では反時計回り方向)にずれて配置されており、クランク軸50を中心とした周方向において、第1ベーン溝13aの位置を0°とし、上記回転方向を正方向としたとき、少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cは、クランク軸50を中心とした周方向において90°以上270°以下となる角度範囲(例えば、当該角度範囲のみ)に設けられていてもよい。
この構成によれば、第1シリンダー11aおよび第2シリンダー11bの強度の低下を抑えつつ、冷媒流路33a,33b,33cを設けることができる。
上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100において、第1吐出ポート17aにおける第1マフラー室60a側には、リード弁構造を有し一端に固定端81aを備えた第1逆止弁18aが設けられており、第1吐出ポート17aは、固定端81aに対し、クランク軸50を中心とした周方向において一方の回転方向(図4中では反時計回り方向)にずれて配置されており、吐出口は、第1吐出口21aと第2吐出口21bとを含んでおり、クランク軸50を中心とした周方向において、第1ベーン溝13aの位置を0°とし、上記回転方向を正方向とし、角度θ1および角度θ2を0°≦θ1<θ2<360°としたとき、第1吐出口21aは、クランク軸50を中心とした周方向において角度θ1となる位置に設けられており、第2吐出口21bは、クランク軸を中心とした周方向において角度θ2となる位置に設けられており、少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cは、クランク軸50を中心とした周方向においてθ1以上θ2以下となる角度範囲(例えば、当該角度範囲のみ)に設けられていてもよい。
この構成によれば、冷媒流路33a,33b,33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒を、第1吐出ポート17aを経由させずに吐出口21a,21bから吐出させることができる。このため、冷媒流路33a,33b,33cから第1マフラー室60a内に放出された冷媒が第1吐出ポート17aに吸い込まれてしまうことを抑制できる。
上記実施の形態1及び2に係る多気筒密閉型圧縮機100において、少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cの流入口および流出口には、少なくとも1つの冷媒流路33a,33b,33cの断面積よりも大きい断面積を有する開口部33d,33e,33fが設けられていてもよい。
この構成によれば、冷媒流路33a,33b,33cでの冷媒の流れがスムーズになり、更なる圧力損失低減の効果が得られる。
その他の実施の形態.
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、3つの冷媒流路33a,33b,33cが設けられた構成を例示したが、冷媒流路の個数は、1つ、2つ又は4つ以上であってもよい。
また、上記実施の形態では、円形状の断面形状を有する冷媒流路33a,33b,33cを例示したが、冷媒流路は、長方形状等の他の断面形状を有していてもよい。また、冷媒流路は、シリンダーの周方向に沿って円弧状に延伸した長孔であってもよい。
10a 第1圧縮機構、10b 第2圧縮機構、11a 第1シリンダー、11b 第2シリンダー、12a 第1ピストン(第1ロータリーピストン)、12b 第2ピストン(第2ロータリーピストン)、13a 第1ベーン溝、13b 第2ベーン溝、14a 第1ベーン、14b 第2ベーン、15a 第1ばね、15b 第2ばね、16a 第1吸込口、16b 第2吸込口、17a 第1吐出ポート、17a2 開口端、17b 第2吐出ポート、18a 第1逆止弁、18b 第2逆止弁、19a 第1カバー、19b 第2カバー、20a 第1端板、20b 第2端板、21a、21b 吐出口、25a 第1軸受、25b 第2軸受、30 仕切板、30a 中央貫通孔、33、33a、33b、33c 冷媒流路、33d、33e、33f 開口部、40a 第1圧縮室、40b 第2圧縮室、50 クランク軸、51a 第1偏芯軸部、51b 第2偏芯軸部、52a 第1軸受挿入部、52b 第2軸受挿入部、53 仕切板挿入部、60a 第1マフラー室、60b 第2マフラー室、71a,71b ボルト、81 弁体、81a 固定端、82 弁押さえ、83 リベット、100 多気筒密閉型圧縮機、101 シェル(密閉容器)、101a 上部シェル、101b 中央部シェル、102 モーター(電動機部)、102a 固定子、102b 回転子、103 圧縮部、104 ガラス端子、105 吐出パイプ、106a 第1吸入パイプ、106b 第2吸入パイプ、107 吸入マフラー。

Claims (8)

  1. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に収容され、第1圧縮機構および第2圧縮機構を有する圧縮部と、
    前記圧縮部に駆動力を伝達するクランク軸と、
    前記クランク軸の軸芯方向において前記圧縮部の一端側に配置され、前記第1圧縮機構で圧縮された冷媒が第1吐出ポートを介して吐出される環状の第1マフラー室と、
    前記軸芯方向において前記圧縮部の他端側に配置され、前記第2圧縮機構で圧縮された冷媒が第2吐出ポートを介して吐出される環状の第2マフラー室と、
    前記第1マフラー室と前記第2マフラー室とを連通させ、前記第2マフラー室内の冷媒を前記第1マフラー室に導く複数の冷媒流路と、
    前記第1マフラー室内の冷媒を前記密閉容器内の空間に吐出する吐出口と、
    を備え、
    前記第1圧縮機構および前記第2圧縮機構のそれぞれは、
    シリンダーと、
    前記シリンダーの内周面に沿って偏芯回転するロータリーピストンと、
    前記シリンダーの内周面と前記ロータリーピストンの外周面との間の空間を仕切るベーンと、
    前記シリンダーに設けられ、前記ベーンを進退自在に収容するベーン溝と、を有しており、
    前記複数の冷媒流路は、前記第1圧縮機構のシリンダーと前記第2圧縮機構のシリンダーとを貫通して設けられており、
    前記第1吐出ポートにおける前記第1マフラー室側には、リード弁構造を有し一端に固定端を備えた逆止弁が設けられており、
    前記第1吐出ポートは、前記固定端に対し、前記クランク軸を中心とした周方向において一回転方向にずれて配置されており、
    前記複数の冷媒流路のうち、前記回転方向において前記第1吐出ポートから最も遠い位置に配置された冷媒流路は、他の少なくとも1つの冷媒流路よりも小さい断面積を有する多気筒密閉型圧縮機。
  2. 前記クランク軸を中心とした周方向において、前記第1圧縮機構のベーン溝の位置を0°とし、前記回転方向を正方向としたとき、
    前記複数の冷媒流路は、前記クランク軸を中心とした周方向において90°以上270°以下となる角度範囲に設けられている請求項1に記載の多気筒密閉型圧縮機。
  3. 前記吐出口は、第1吐出口と第2吐出口とを含んでおり、
    前記クランク軸を中心とした周方向において、前記第1圧縮機構のベーン溝の位置を0°とし、前記回転方向を正方向としたとき、
    前記第1吐出口は、前記クランク軸を中心とした周方向において角度θ1となる位置に設けられており、
    前記第2吐出口は、前記クランク軸を中心とした周方向において角度θ2となる位置に設けられており、
    前記複数の冷媒流路は、前記クランク軸を中心とした周方向においてθ1以上θ2以下となる角度範囲に設けられている請求項1又は請求項2に記載の多気筒密閉型圧縮機。
  4. 前記複数の冷媒流路のそれぞれの流入口および流出口には、前記複数の冷媒流路のそれぞれの断面積よりも大きい断面積を有する開口部が設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の多気筒密閉型圧縮機。
  5. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に収容され、第1圧縮機構および第2圧縮機構を有する圧縮部と、
    前記圧縮部に駆動力を伝達するクランク軸と、
    前記クランク軸の軸芯方向において前記圧縮部の一端側に配置され、前記第1圧縮機構で圧縮された冷媒が第1吐出ポートを介して吐出される環状の第1マフラー室と、
    前記軸芯方向において前記圧縮部の他端側に配置され、前記第2圧縮機構で圧縮された冷媒が第2吐出ポートを介して吐出される環状の第2マフラー室と、
    前記第1マフラー室と前記第2マフラー室とを連通させ、前記第2マフラー室内の冷媒を前記第1マフラー室に導く少なくとも1つの冷媒流路と、
    前記第1マフラー室内の冷媒を前記密閉容器内の空間に吐出する吐出口と、
    を備え、
    前記第1圧縮機構および前記第2圧縮機構のそれぞれは、
    シリンダーと、
    前記シリンダーの内周面に沿って偏芯回転するロータリーピストンと、
    前記シリンダーの内周面と前記ロータリーピストンの外周面との間の空間を仕切るベーンと、
    前記シリンダーに設けられ、前記ベーンを進退自在に収容するベーン溝と、を有しており、
    前記少なくとも1つの冷媒流路は、前記第1圧縮機構のシリンダーと前記第2圧縮機構のシリンダーとを貫通して設けられており、
    前記少なくとも1つの冷媒流路の合計断面積S[mm]と、前記第2圧縮機構の1回転当たりの押しのけ量Vst[cc]とが、8.9[mm/cc]<S/Vst<24[mm/cc]の関係を満たす多気筒密閉型圧縮機。
  6. 前記第1吐出ポートにおける前記第1マフラー室側には、リード弁構造を有し一端に固定端を備えた逆止弁が設けられており、
    前記第1吐出ポートは、前記固定端に対し、前記クランク軸を中心とした周方向において一回転方向にずれて配置されており、
    前記クランク軸を中心とした周方向において、前記第1圧縮機構のベーン溝の位置を0°とし、前記回転方向を正方向としたとき、
    前記少なくとも1つの冷媒流路は、前記クランク軸を中心とした周方向において90°以上270°以下となる角度範囲に設けられている請求項5に記載の多気筒密閉型圧縮機。
  7. 前記第1吐出ポートにおける前記第1マフラー室側には、リード弁構造を有し一端に固定端を備えた逆止弁が設けられており、
    前記第1吐出ポートは、前記固定端に対し、前記クランク軸を中心とした周方向において一回転方向にずれて配置されており、
    前記吐出口は、第1吐出口と第2吐出口とを含んでおり、
    前記クランク軸を中心とした周方向において、前記第1圧縮機構のベーン溝の位置を0°とし、前記回転方向を正方向としたとき、
    前記第1吐出口は、前記クランク軸を中心とした周方向において角度θ1となる位置に設けられており、
    前記第2吐出口は、前記クランク軸を中心とした周方向において角度θ2となる位置に設けられており、
    前記少なくとも1つの冷媒流路は、前記クランク軸を中心とした周方向においてθ1以上θ2以下となる角度範囲に設けられている請求項5又は請求項6に記載の多気筒密閉型圧縮機。
  8. 前記少なくとも1つの冷媒流路の流入口および流出口には、前記少なくとも1つの冷媒流路の断面積よりも大きい断面積を有する開口部が設けられている請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載の多気筒密閉型圧縮機。
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