JP2000320479A - 多気筒密閉型圧縮機 - Google Patents
多気筒密閉型圧縮機Info
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- F04C29/068—Silencing the silencing means being arranged inside the pump housing
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易且つ低コストに吐出ポート下流で発生す
る騒音を低減できる密閉型圧縮機を提供すること。 【解決手段】 電動要素と圧縮要素とを収納した密閉容
器と、圧縮要素に設けられた複数のシリンダと、この複
数のシリンダを仕切る中間仕切板と、複数のシリンダの
中、両端部に位置する二つのシリンダの開口端を閉塞し
吐出ポートを有する二つの軸受部と、これら軸受部に各
々嵌合された二つの吐出マフラカップと、二つの軸受部
及び中間仕切板に設けられ、複数のシリンダの中の一部
のシリンダから吐出され一の吐出マフラカップ内に満た
された冷媒ガスを、他の吐出マフラカップ内に導くガス
通路と、中間仕切板に設けられ、小空間と、この小空間
に連通するとともにガス通路に開口する小管を有するヘ
ルムホルツ形消音器とを備えたものである。
る騒音を低減できる密閉型圧縮機を提供すること。 【解決手段】 電動要素と圧縮要素とを収納した密閉容
器と、圧縮要素に設けられた複数のシリンダと、この複
数のシリンダを仕切る中間仕切板と、複数のシリンダの
中、両端部に位置する二つのシリンダの開口端を閉塞し
吐出ポートを有する二つの軸受部と、これら軸受部に各
々嵌合された二つの吐出マフラカップと、二つの軸受部
及び中間仕切板に設けられ、複数のシリンダの中の一部
のシリンダから吐出され一の吐出マフラカップ内に満た
された冷媒ガスを、他の吐出マフラカップ内に導くガス
通路と、中間仕切板に設けられ、小空間と、この小空間
に連通するとともにガス通路に開口する小管を有するヘ
ルムホルツ形消音器とを備えたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機等に
使用される多気筒密閉型圧縮機に関するものである。
使用される多気筒密閉型圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５，６は、例えば特開平２ー２３０９
９４号公報に示された従来のヘルムホルツ形消音器を備
えた多気筒ロータリ圧縮機を示す図で、図５は多気筒ロ
ータリ圧縮機の断面図、図６は消音器周りの詳細図であ
る。図５において、１は密閉容器で、この密閉容器１内
には上部に電動要素２、下部に圧縮要素３が収納されて
いる。圧縮要素３は中間仕切板４と、この中間仕切板４
の両側に取り付けられたシリンダ５、６と、これらのシ
リンダ５、６内を偏心回転するローリングピストン７、
８と、前記シリンダ５、６の開口端を閉塞する軸受部
９、１０及びこの軸受部９、１０を覆う吐出マフラカッ
プ１１、１２より構成されている。
９４号公報に示された従来のヘルムホルツ形消音器を備
えた多気筒ロータリ圧縮機を示す図で、図５は多気筒ロ
ータリ圧縮機の断面図、図６は消音器周りの詳細図であ
る。図５において、１は密閉容器で、この密閉容器１内
には上部に電動要素２、下部に圧縮要素３が収納されて
いる。圧縮要素３は中間仕切板４と、この中間仕切板４
の両側に取り付けられたシリンダ５、６と、これらのシ
リンダ５、６内を偏心回転するローリングピストン７、
８と、前記シリンダ５、６の開口端を閉塞する軸受部
９、１０及びこの軸受部９、１０を覆う吐出マフラカッ
プ１１、１２より構成されている。
【０００３】図６において、１３は中間仕切板４に付設
されたヘルムホルツ形消音器で、小空間１４および小管
１５より構成され、連通管１７を介してシリンダ５、６
に開口している。１８は開口タイミングを切り換えるス
ライダであり、１９，２０はそのストッパである。スラ
イダ１８が上にあるときはヘルムホルツ形消音器１３は
シリンダ６と連通し、下にあるときはヘルムホルツ形消
音器１３はシリンダ５と連通する。
されたヘルムホルツ形消音器で、小空間１４および小管
１５より構成され、連通管１７を介してシリンダ５、６
に開口している。１８は開口タイミングを切り換えるス
ライダであり、１９，２０はそのストッパである。スラ
イダ１８が上にあるときはヘルムホルツ形消音器１３は
シリンダ６と連通し、下にあるときはヘルムホルツ形消
音器１３はシリンダ５と連通する。
【０００４】上記のように構成された多気筒密閉型圧縮
機では、シリンダ５、６内で発生する圧力脈動をヘルム
ホルツ形消音器１３で減衰させ、この圧力脈動による騒
音の発生を抑えるようにしている。
機では、シリンダ５、６内で発生する圧力脈動をヘルム
ホルツ形消音器１３で減衰させ、この圧力脈動による騒
音の発生を抑えるようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の多気筒密閉型圧
縮機は上記のように構成されておるので、シリンダ５、
６にヘルムホルツ形消音器１３の小管１５を開口してい
るため、シリンダ５、６から吐出された後の吐出マフラ
内での共鳴のように、吐出ポート下流での消音には効果
を発揮することができなかった。
縮機は上記のように構成されておるので、シリンダ５、
６にヘルムホルツ形消音器１３の小管１５を開口してい
るため、シリンダ５、６から吐出された後の吐出マフラ
内での共鳴のように、吐出ポート下流での消音には効果
を発揮することができなかった。
【０００６】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、簡易且つ低コストに吐出ポート
下流で発生する騒音を低減できる密閉型圧縮機を提供す
ることを目的とする。
になされたものであり、簡易且つ低コストに吐出ポート
下流で発生する騒音を低減できる密閉型圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多気筒密
閉型圧縮機は、電動要素と圧縮要素とを収納した密閉容
器と、圧縮要素に設けられた複数のシリンダと、この複
数のシリンダを仕切る中間仕切板と、複数のシリンダの
中、両端部に位置する二つのシリンダの開口端を閉塞し
吐出ポートを有する二つの軸受部と、これら軸受部に各
々嵌合された二つの吐出マフラカップと、二つの軸受部
及び中間仕切板に設けられ、複数のシリンダの中の一部
のシリンダから吐出され一の吐出マフラカップ内に満た
された冷媒ガスを、他の吐出マフラカップ内に導くガス
通路と、中間仕切板に設けられ、小空間と、この小空間
に連通するとともにガス通路に開口する小管を有するヘ
ルムホルツ形消音器とを備えたものである。
閉型圧縮機は、電動要素と圧縮要素とを収納した密閉容
器と、圧縮要素に設けられた複数のシリンダと、この複
数のシリンダを仕切る中間仕切板と、複数のシリンダの
中、両端部に位置する二つのシリンダの開口端を閉塞し
吐出ポートを有する二つの軸受部と、これら軸受部に各
々嵌合された二つの吐出マフラカップと、二つの軸受部
及び中間仕切板に設けられ、複数のシリンダの中の一部
のシリンダから吐出され一の吐出マフラカップ内に満た
された冷媒ガスを、他の吐出マフラカップ内に導くガス
通路と、中間仕切板に設けられ、小空間と、この小空間
に連通するとともにガス通路に開口する小管を有するヘ
ルムホルツ形消音器とを備えたものである。
【０００８】また、小空間及び小管を中間仕切板片面に
設け、複数のシリンダのいずれかにより閉塞してヘルム
ホルツ形消音器を構成したものである。
設け、複数のシリンダのいずれかにより閉塞してヘルム
ホルツ形消音器を構成したものである。
【０００９】また、一つの小空間に連通する複数の小管
を設けたものである。
を設けたものである。
【００１０】また、小空間を中間仕切り板を上下方向か
ら貫通するように設け、中間仕切り板の両端面をシリン
ダにより閉塞してヘルムホルツ形消音器を構成したもの
である。
ら貫通するように設け、中間仕切り板の両端面をシリン
ダにより閉塞してヘルムホルツ形消音器を構成したもの
である。
【００１１】また、中間仕切り板の両端面に小管を設け
たものである。
たものである。
【００１２】また、音速をＣ、小空間の体積をＶ、小管
の断面積をＳ及び長さをＬとした時、ヘルムホルツ形消
音器の消音効果が得られる周波数ｆをｆ＝Ｃ／２π＊
（Ｓ／ＶＬ）0.5 とし、ガス通路の上流側の吐出マフラ
カップ内で発生する音の周波数に一致するように構成し
たものである。
の断面積をＳ及び長さをＬとした時、ヘルムホルツ形消
音器の消音効果が得られる周波数ｆをｆ＝Ｃ／２π＊
（Ｓ／ＶＬ）0.5 とし、ガス通路の上流側の吐出マフラ
カップ内で発生する音の周波数に一致するように構成し
たものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。 実施の形態１．図１，２は実施の形態１を示す図で、図
１は多気筒密閉型圧縮機の断面図、図２は消音器周りの
詳細図である。図１において、密閉容器１内には上部に
電動要素２が、下部には圧縮要素３が収納されている。
圧縮要素３は中間仕切板４と、この中間仕切板４の両側
に取り付けられたシリンダ５，６と、これらのシリンダ
５，６内を偏心回転するローリングピストン７，８と、
シリンダ５，６の開口端を閉塞する軸受部９，１０及び
軸受部５，６を覆う第１の吐出マフラカップ１１，第２
の吐出マフラカップ１２により構成されている。
面を参照して説明する。 実施の形態１．図１，２は実施の形態１を示す図で、図
１は多気筒密閉型圧縮機の断面図、図２は消音器周りの
詳細図である。図１において、密閉容器１内には上部に
電動要素２が、下部には圧縮要素３が収納されている。
圧縮要素３は中間仕切板４と、この中間仕切板４の両側
に取り付けられたシリンダ５，６と、これらのシリンダ
５，６内を偏心回転するローリングピストン７，８と、
シリンダ５，６の開口端を閉塞する軸受部９，１０及び
軸受部５，６を覆う第１の吐出マフラカップ１１，第２
の吐出マフラカップ１２により構成されている。
【００１４】また、軸受部９，１０、シリンダ５，６及
び中間仕切板４には、第２のシリンダ６から吐出された
冷媒ガスが第２の吐出マフラ１２を経由して第１の吐出
マフラカップ１１に至るガス通路１６が付設されてい
る。第２のシリンダ６から吐出された冷媒ガスは、第２
の吐出マフラカップ１２からガス通路１６を通り第１の
マフラカップ１１内で第１のシリンダ５から吐出された
冷媒ガスと混合した後に密閉容器１内に吐出される。
び中間仕切板４には、第２のシリンダ６から吐出された
冷媒ガスが第２の吐出マフラ１２を経由して第１の吐出
マフラカップ１１に至るガス通路１６が付設されてい
る。第２のシリンダ６から吐出された冷媒ガスは、第２
の吐出マフラカップ１２からガス通路１６を通り第１の
マフラカップ１１内で第１のシリンダ５から吐出された
冷媒ガスと混合した後に密閉容器１内に吐出される。
【００１５】次に図２を用いて、消音器の詳細について
説明する。中間仕切板４には、小空間１４と小管１５が
形成され、小管１５はガス通路１６に開口している。こ
こで音速Ｃと、小空間１４の体積Ｖと、小管１５の断面
積Ｓ及び長さＬとにより表される ｆ＝Ｃ／２π＊（Ｓ／ＶＬ）0.5・・・・・・・(１） なる周波数に対してマフラー効果が得られる。
説明する。中間仕切板４には、小空間１４と小管１５が
形成され、小管１５はガス通路１６に開口している。こ
こで音速Ｃと、小空間１４の体積Ｖと、小管１５の断面
積Ｓ及び長さＬとにより表される ｆ＝Ｃ／２π＊（Ｓ／ＶＬ）0.5・・・・・・・(１） なる周波数に対してマフラー効果が得られる。
【００１６】上記のように構成されることにより、第２
のシリンダ６内で圧縮され、吐出ポートを経て第２の吐
出マフラカップ１２内に満たされた冷媒ガスが運転条件
の変化によって第２の吐出マフラカップ１２内で、
（１）式で定義されるｆの周波数の共鳴を起こした場合
でも、（１）式の関係を満たすＳ、Ｖ、Ｌを形成したガ
ス通路１６を通過することによりヘルムホルツ形消音器
の効果が発揮され、低騒音化された圧縮機を得ることが
できる。
のシリンダ６内で圧縮され、吐出ポートを経て第２の吐
出マフラカップ１２内に満たされた冷媒ガスが運転条件
の変化によって第２の吐出マフラカップ１２内で、
（１）式で定義されるｆの周波数の共鳴を起こした場合
でも、（１）式の関係を満たすＳ、Ｖ、Ｌを形成したガ
ス通路１６を通過することによりヘルムホルツ形消音器
の効果が発揮され、低騒音化された圧縮機を得ることが
できる。
【００１７】上記実施の形態１では、図２に示すように
第１のシリンダ５で閉塞することによって小空間１４を
構成するようにしたが、第２のシリンダ６で閉塞する構
成としてもよい。
第１のシリンダ５で閉塞することによって小空間１４を
構成するようにしたが、第２のシリンダ６で閉塞する構
成としてもよい。
【００１８】また、一つの小管１５を設けたものを示し
たが、複数の小管１５を設けてもよい。これにより、低
減しようとしている注目周波数が複数ある場合、対応が
可能となる。
たが、複数の小管１５を設けてもよい。これにより、低
減しようとしている注目周波数が複数ある場合、対応が
可能となる。
【００１９】また、吐出ポート下流での消音を行う手段
として、軸受部９，１０の端板部にヘルムホルツ消音器
を付設することも考えられるが、吐出ポートやボルト穴
などの機能部分が多く位置や大きさの制約を受け、十分
な効果が発揮できず、得策ではない。
として、軸受部９，１０の端板部にヘルムホルツ消音器
を付設することも考えられるが、吐出ポートやボルト穴
などの機能部分が多く位置や大きさの制約を受け、十分
な効果が発揮できず、得策ではない。
【００２０】また、吐出ポート下流での消音を行う他の
手段として、第１、第２の吐出マフラカップ１１，１２
にヘルムホルツ消音器を付設することも考えられるが、
凸凹を設けたり、別ピースを付加する必要が生じ、強度
低下の問題やコストの上昇を伴うという問題点があり、
これも得策ではない。
手段として、第１、第２の吐出マフラカップ１１，１２
にヘルムホルツ消音器を付設することも考えられるが、
凸凹を設けたり、別ピースを付加する必要が生じ、強度
低下の問題やコストの上昇を伴うという問題点があり、
これも得策ではない。
【００２１】実施の形態２．図３は実施の形態２を示す
図で、消音器周り詳細図である。図３に示すように、中
間仕切り板４を上下方向から貫通するように穿孔し、第
１、第２のシリンダ５，６の両方で閉塞することによっ
て小空間１４を構成するようにしたものである。
図で、消音器周り詳細図である。図３に示すように、中
間仕切り板４を上下方向から貫通するように穿孔し、第
１、第２のシリンダ５，６の両方で閉塞することによっ
て小空間１４を構成するようにしたものである。
【００２２】図３では、小管１５を第２のシリンダ６側
に形成しているが、第１のシリンダ５側に形成してもよ
い。
に形成しているが、第１のシリンダ５側に形成してもよ
い。
【００２３】上記のように構成することにより、小空間
１４の加工を他の穴明け加工と同工程のドリル加工で対
応できるため、低コスト化が可能となる。
１４の加工を他の穴明け加工と同工程のドリル加工で対
応できるため、低コスト化が可能となる。
【００２４】また、一つの小管１５を設けたものを示し
たが、複数の小管１５を設けてもよい。これにより、低
減しようとしている注目周波数が複数ある場合、対応が
可能となる。
たが、複数の小管１５を設けてもよい。これにより、低
減しようとしている注目周波数が複数ある場合、対応が
可能となる。
【００２５】実施の形態３．図４は実施の形態３を示す
図で、消音器周りの詳細図である。図４に示すように、
中間仕切り板４を上下方向から貫通するように穿孔し、
第１、第２のシリンダで閉塞することによって小空間１
４を構成するとともに、小管１５を中間仕切り板４の両
端部に二箇所付設するようにしたものである。これによ
り、低減しようとしている注目周波数が二個ある場合、
対応が可能となる。
図で、消音器周りの詳細図である。図４に示すように、
中間仕切り板４を上下方向から貫通するように穿孔し、
第１、第２のシリンダで閉塞することによって小空間１
４を構成するとともに、小管１５を中間仕切り板４の両
端部に二箇所付設するようにしたものである。これによ
り、低減しようとしている注目周波数が二個ある場合、
対応が可能となる。
【００２６】上記実施の形態３では、小管１５を中間仕
切り板４の両端部に二箇所に設けたものを示したが、こ
れに限定されたものではなく、小空間１４に連通しガス
通路１６に開口するものであれば複数個どこに設けても
よい。これにより、低減しようとしている注目周波数が
複数ある場合、対応が可能となる。
切り板４の両端部に二箇所に設けたものを示したが、こ
れに限定されたものではなく、小空間１４に連通しガス
通路１６に開口するものであれば複数個どこに設けても
よい。これにより、低減しようとしている注目周波数が
複数ある場合、対応が可能となる。
【００２７】
【発明の効果】この発明に係る多気筒密閉型圧縮機は、
複数のシリンダ間を仕切る中間仕切板に、小空間と、こ
の小空間に連通するとともに吐出マフラカップ内に連通
するガス通路に開口する小管を有するヘルムホルツ形消
音器を設けたので、シリンダから吐出後の吐出マフラカ
ップ内での共鳴のように吐出ポート下流で生じる騒音へ
の消音に効果を奏する。
複数のシリンダ間を仕切る中間仕切板に、小空間と、こ
の小空間に連通するとともに吐出マフラカップ内に連通
するガス通路に開口する小管を有するヘルムホルツ形消
音器を設けたので、シリンダから吐出後の吐出マフラカ
ップ内での共鳴のように吐出ポート下流で生じる騒音へ
の消音に効果を奏する。
【００２８】また、小空間及び小管を中間仕切板片面に
設け、複数のシリンダのいずれかにより閉塞してヘルム
ホルツ形消音器を構成したので、容易にヘルムホルツ形
消音器を形成できる。
設け、複数のシリンダのいずれかにより閉塞してヘルム
ホルツ形消音器を構成したので、容易にヘルムホルツ形
消音器を形成できる。
【００２９】また、一つの小空間に連通する複数の小管
を設けたので、低減しようとしている注目周波数が複数
ある場合、対応が可能となる。
を設けたので、低減しようとしている注目周波数が複数
ある場合、対応が可能となる。
【００３０】また、小空間を中間仕切り板を上下方向か
ら貫通するように設け、中間仕切り板の両端面をシリン
ダにより閉塞してヘルムホルツ形消音器を構成したの
で、小空間の加工を他の穴明け加工と同工程のドリル加
工で対応できるため、加工費を低減できる。
ら貫通するように設け、中間仕切り板の両端面をシリン
ダにより閉塞してヘルムホルツ形消音器を構成したの
で、小空間の加工を他の穴明け加工と同工程のドリル加
工で対応できるため、加工費を低減できる。
【００３１】また、中間仕切り板の両端面に小管を設け
たので、小管の加工が容易にできるとともに、低減しよ
うとしている注目周波数が二個ある場合、対応が可能と
なる。
たので、小管の加工が容易にできるとともに、低減しよ
うとしている注目周波数が二個ある場合、対応が可能と
なる。
【００３２】また、音速をＣ、小空間の体積をＶ、小管
の断面積をＳ及び長さをＬとした時、ヘルムホルツ形消
音器の消音効果が得られる周波数ｆをｆ＝Ｃ／２π＊
（Ｓ／ＶＬ）0.5 とし、ガス通路の上流側の吐出マフラ
カップ内で発生する音の周波数に一致するように構成し
たので、吐出マフラカップ内で発生する音を低減でき
る。
の断面積をＳ及び長さをＬとした時、ヘルムホルツ形消
音器の消音効果が得られる周波数ｆをｆ＝Ｃ／２π＊
（Ｓ／ＶＬ）0.5 とし、ガス通路の上流側の吐出マフラ
カップ内で発生する音の周波数に一致するように構成し
たので、吐出マフラカップ内で発生する音を低減でき
る。
【図１】 実施の形態１を示す図で、多気筒密閉型圧縮
機の断面図である。
機の断面図である。
【図２】 実施の形態１を示す図で、消音器周りの詳細
図である。
図である。
【図３】 実施の形態２を示す図で、消音器周りの詳細
図である。
図である。
【図４】 実施の形態３を示す図で、消音器周りの詳細
図である。
図である。
【図５】 従来の多気筒密閉型圧縮機の断面図である。
【図６】 従来の多気筒密閉型圧縮機の消音器周りの詳
細図である。
細図である。
１ 密閉容器、２ 電動要素、３ 圧縮要素、４ 中間
仕切板、５ 第１のシリンダ、６ 第２のシリンダ、
７，８ ローリングピストン、９ 第１の軸受部、１０
第２の軸受部、１１ 第１の吐出マフラカップ、１２
第２の吐出マフラカップ、１３ ヘルムホルツ形消音
器、１４ 小空間、１５ 小管、１６ ガス通路。
仕切板、５ 第１のシリンダ、６ 第２のシリンダ、
７，８ ローリングピストン、９ 第１の軸受部、１０
第２の軸受部、１１ 第１の吐出マフラカップ、１２
第２の吐出マフラカップ、１３ ヘルムホルツ形消音
器、１４ 小空間、１５ 小管、１６ ガス通路。
フロントページの続き (72)発明者 白藤 好範 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 Ｆターム(参考） 3H029 AA04 AA13 AB03 BB26 CC04 CC29
Claims (6)
- 【請求項１】 電動要素と圧縮要素とを収納した密閉容
器と、 前記圧縮要素に設けられた複数のシリンダと、 この複数のシリンダを仕切る中間仕切板と、 前記複数のシリンダの中、両端部に位置する二つのシリ
ンダの開口端を閉塞し吐出ポートを有する二つの軸受部
と、 これら軸受部に各々嵌合された二つの吐出マフラカップ
と、 前記二つの軸受部及び前記中間仕切板に設けられ、前記
複数のシリンダの中の一部のシリンダから吐出され前記
一の吐出マフラカップ内に満たされた冷媒ガスを、前記
他の吐出マフラカップ内に導くガス通路と、 前記中間仕切板に設けられ、小空間と、この小空間に連
通するとともに前記ガス通路に開口する小管を有するヘ
ルムホルツ形消音器と、を備えたことを特徴とする多気
筒密閉型圧縮機。 - 【請求項２】 前記小空間及び小管を前記中間仕切板片
面に設け、前記複数のシリンダのいずれかにより閉塞し
て前記ヘルムホルツ形消音器を構成したことを特徴とす
る請求項１記載の多気筒密閉型圧縮機。 - 【請求項３】 前記一つの小空間に連通する複数の小管
を設けたことを特徴とする請求項１記載の多気筒密閉型
圧縮機。 - 【請求項４】 前記小空間を前記中間仕切り板を上下方
向から貫通するように設け、前記中間仕切り板の両端面
を前記シリンダにより閉塞して前記ヘルムホルツ形消音
器を構成したことを特徴とする請求項１記載の多気筒密
閉型圧縮機。 - 【請求項５】 前記中間仕切り板の両端面に前記小管を
設けたことを特徴とする請求項４記載の多気筒密閉型圧
縮機。 - 【請求項６】 音速をＣ、前記小空間の体積をＶ、前記
小管の断面積をＳ及び長さをＬとした時、前記ヘルムホ
ルツ形消音器の消音効果が得られる周波数ｆをｆ＝Ｃ／
２π＊（Ｓ／ＶＬ）0.5 とし、前記ガス通路の上流側の
前記吐出マフラカップ内で発生する音の周波数に一致す
るように構成したことを特徴とする請求項１記載の多気
筒密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131828A JP2000320479A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 多気筒密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131828A JP2000320479A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 多気筒密閉型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320479A true JP2000320479A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15067061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11131828A Pending JP2000320479A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 多気筒密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320479A (ja) |
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-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131828A patent/JP2000320479A/ja active Pending
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Legal Events
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| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040514 |
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| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041018 |