JP6257012B1 - 中央分離帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で、かつ、強度があり、かつ、設置や撤去が容易である中央分離帯を提供する。【解決手段】正面側と背面側と上面側に鋼製の壁面を有し底部及び左右端部が開口部であるコの字型で中空の壁部2と、壁部2の下部に取り付ける台座部3と、壁部2の正面側及び背面側の下方にそれぞれ取り付ける縁石部4、4’とを有する中央分離帯ユニット1を、台座部3の左右端が壁部2の中央付近となるように組み合わせてあり、連続して並べて構成してあることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、暫定2車線道路用の中央分離帯に関する。
従来、高速道路で、工事や整備途中等により暫定2車線の道路で対面通行となる場合に、走行中の車両が対向車線にはみ出さないように暫定的に中央分離帯が設けられることが多い。そのようなときに用いられる中央分離帯としては、センターポールタイプの起立標示体等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−51405号公報
従来の中央分離帯では、設置や撤去は比較的容易であり、一定程度の衝撃であれば対応できるが、対面で100km/hで走行すると、衝突時の衝撃力が大きいため、ポールが折れたり外れたりして反対車線まで車両が進入してしまい、正面衝突の危険回避が十分にできず、強度が十分ではないという問題があった。一方、高さを高くして頑丈にするためにコンクリート製等にすると、重量が重すぎるという問題があり、また、設置と撤去に多大な時間とコストがかかるという問題があった。
したがって、本発明の第1の目的は、上記した課題を解決し、軽量で、かつ、強度があり、かつ、設置や撤去が容易である中央分離帯を提供することにある。
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、正面側と背面側と上面側に鋼製の壁面を有し底部及び左右端部が開口部であるコの字型で中空の壁部と、前記壁部の下部に取り付ける台座部と、前記壁部の正面側及び背面側にそれぞれ取り付ける縁石部とを有し、
前記台座部の中央付近に前記壁部の左端が位置するように組み合わせ、かつ、前記台座部の右端は前記壁部の中央付近に位置するように組み合わせて、
連続して並べて構成することを特徴とする中央分離帯を提供する。
本発明の第1の態様によれば、鋼製のため頑丈であるが、中空のため軽量であり、かつ壁部と台座部と縁石部に分けてあるため設置や撤去が容易にでき、かつ台座部が壁部や縁石部と端部が重ならないようにずらして設けてあるので、壁部や縁石部に車がぶつかったときの衝撃を左右2つの台座部に分散できるため強度に優れる。したがって、軽量で、かつ、強度があり、かつ、設置や撤去が容易である。また、破損した場合でも、破損した部分のみ交換することができるため、メンテナンスが容易でメンテナンスコストを低くすることができる。
本発明の第2の態様は、上記目的を達成するため、正面側と背面側と上面側に鋼製の壁面を有し底部及び左右端部が開口部であるコの字型で中空の壁部と、前記壁部の下部に取り付ける台座部と、前記壁部の正面側及び背面側にそれぞれ取り付ける縁石部とを有し、
連続して並べて構成してあり、
(a)前記壁部が、背面側と上面側の壁面を構成するL字型に折り曲げられたフェースプレートと正面側の壁面を構成するフェースプレートとで形成してあり、
正面側の壁面と背面側の壁面に、前記縁石部を取り付ける受け部と、前記台座部を嵌め込むスリットとを有し、
内部に、複数枚のリブを、正面側と背面側と上面側の壁面のいずれとも直交する方向に複数枚設けてあり、
(b)前記台座部が、ベースプレートと、前記ベースプレートに立設し前記壁部の正面側と背面側の壁面の内側に接続するベース側板と、前記台座部を道路に取り付ける取付手段とを有し、
正面側のベース側板と背面側のベース側板との間にいずれのベース側板とも直交する方向で前記ベースプレートに複数枚立設されたベースリブと、正面側のベース側板と背面側のベース側板のそれぞれの外面側にいずれのベース側板とも直交する方向で前記ベースプレートに複数枚立設され前記スリットに嵌め込むアンカーリブとを有し、
(c)前記縁石部が、壁部に取り付ける側が上方となる傾斜面と、前記壁部と前記台座部とにそれぞれ取り付ける取付手段とを有し、
内部に複数枚のリブを正面側と背面側と上面側の壁面のいずれとも直交する方向に複数枚設けてあることを特徴とする中央分離帯を提供する。
本発明の第2の態様によれば、鋼製のため頑丈であるが、中空のため軽量であり、かつ壁部と台座部と縁石部に分けてあるため、設置や撤去が容易にでき、かつ、それぞれリブにより補強されているので強度に優れる。また、壁部と台座部と縁石部について、それぞれ、細かい部品に分けて運搬して現場で組み立てできるため、かさばらず、運搬の利便性にも優れる。したがって、軽量で、かつ、強度があり、かつ、設置や撤去が容易である。また、破損した場合でも、壁部、台座部、縁石部のうち破損したもののみ、あるいは、破損した部品のみ交換することができるため、メンテナンスが容易でメンテナンスコストを低くすることができる。
前記スリットのうち左右端から一つ目のスリットから端部までの距離の略2倍が、中央付近の2つのスリット間の距離であり、かつ、前記アンカーリブのうち中央付近の2つのアンカーリブ間の距離であることが好ましい。前記台座部の左右端を、前記壁部の左右端及び前記縁石部の左右端とずらした位置に設けることができるので、壁部や縁石部に車がぶつかったときの衝撃を左右の台座部に分散できるため、強度がさらに優れる。
本発明によれば、軽量で、かつ、強度があり、かつ、設置や撤去が容易である。
本発明の中央分離帯の実施例1の模式図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の構造説明図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の右側面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の左側面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の平面図(縁石部省略)である。 本発明の中央分離帯の実施例1の正面図(縁石部省略)である。 本発明の中央分離帯の実施例1の背面図(縁石部省略)である。 本発明の中央分離帯の実施例1のA−A断面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の内部説明図(縁石部省略)である。 本発明の中央分離帯の実施例1のB−B断面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1のC−C断面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の左側面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の右側面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の平面図である。 本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の正面図である。
以下、本発明について、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1の中央分離帯は、暫定2車線の道路で用いる中央分離帯であって、鋼製で中空の壁部と台座部と縁石部を、互い違いに、複数並べてあり、軽量で、かつ、強度があり、かつ、設置や撤去が容易であるものである。壁部1つと台座部1つと縁石部2つを1組のユニットとして、複数のユニットを、壁部が連続するように並べた中央分離帯である。
{構成}
図1は、本発明の中央分離帯の実施例1の模式図である。図1は、実施例1の中央分離帯の1単位分の中央分離帯ユニットの正面、平面、左側面を示す斜視図である。また、図2は、本発明の中央分離帯の実施例1の構造説明図である。
実施例1の中央分離帯は、中央分離帯ユニット1を、左右方向すなわち長手方向に複数ユニット連続して並べて構成する。中央分離帯ユニット1は、正面側と背面側と上面側に鋼製の壁面を有し底部及び左右端部が開口部であるコの字型で中空の壁部2と、壁部2の下部に取り付ける台座部3と、壁部2の正面側及び背面側の下方にそれぞれ取り付ける縁石部4、4’とを有する。縁石部4は、壁部2の背面側に設けられており、縁石部4’は壁部2の正面側に設けられている。縁石部4は、縁石部4’に対して、高さが低い以外は同じ構成である。図2は、中央分離帯ユニット1において、縁石部4、4’を取り外して、壁部2と台座部3と縁石部4の内部構造が分かるように示した図である。
実施例1の中央分離帯は、台座部3の左右端が壁部2の中央付近となるように組み合わせてある中央分離帯ユニット1を、連続して並べて構成する。図1に示した実施例1では、台座部3の中央付近に壁部2及び縁石部4、4’の左端が位置するように組み合わされている。台座部3の右端は、図2で示したように、壁部2の中央付近に位置するように組み合わされている。図1に示した実施例1では、縁石部4、4’の左右端は壁部2の左右端と一致している。なお、縁石部4、4’の左右端を台座部3の左右端と一致させ、縁石部4、4’の左右端が壁部2の中央付近となるように組み合わせて連続して並べてもよい。また、縁石部4の左右端と縁石部4’の左右端とが長手方向に略半分の長さ分ずれていてもよく、例えば、縁石部4の左右端が壁部2の左右端と一致させ、縁石部4’の左右端が台座部3の左右端と一致させてあってもよい。
本発明の実施例1の中央分離帯を構成する中央分離帯ユニット1は、それぞれ鋼製の板材を組み立てて溶接した、壁部2と台座部3と縁石部4、4’を組み合わせたものである。
また、図3は、本発明の中央分離帯の実施例1の右側面図である。図4は、本発明の中央分離帯の実施例1の左側面図である。
壁部2は、背面側と上面側の壁面を構成するL字型に折り曲げられた第1フェースプレート21と、正面側の壁面を構成する第2フェースプレート22と、で形成されている。また、第2フェースプレート22によって形成される正面側の壁面に、縁石部4’を取り付ける受け部である第1受けプレート28と第2受けプレート29と、台座部3を嵌め込むスリット24とを有し、第1フェースプレート21によって形成される背面側の壁面に、縁石部4を取り付ける受け部である第1受けプレート28と第2受けプレート29と、台座部3を嵌め込むスリット24と、台座部3を取り付ける締付具6とを有し、正面側と背面側と上面側の3方を壁面で囲まれた内部に複数枚の第1フェースリブ23を正面側と背面側と上面側の壁面のいずれとも直交する方向に複数枚設けてある。第1フェースプレート21と第2フェースプレート22とは、内部が中空になるように向かい合わせにして、正面側と背面側と上面側が壁面となり、重ね合わせた部分が上面側となるように接続して壁部2を構成する。第1フェースプレート21と第2フェースプレート22とは溶接によって接続してあるが、接続方法は、ボルト等であってもよい。
壁部2で正面側と背面側の壁面に設けられ、台座部3を嵌め込むスリット24は、壁面の内側に嵌め込んだ台座部3のベース側板35の外側面に垂直に取り付けられた鋼板であるアンカーリブ37を挟み込むスリットである。
壁部2で正面側と背面側の壁面に設けられ、台座部3を取り付ける締付具6は、壁面の内側に嵌め込んだ台座部3のベース側板35を取り付けるボルト・ナットで構成される締付具である。
壁部2の内部に設けてあるリブは、上面側の壁面には内接せず、正面側と背面側の壁面に内接して固定された、長方形の板の第1フェースリブ23であり、第1フェースリブ23は、所定の間隔を空けて5枚並列に設けてある。なお、第1フェースリブ23は、正面側と背面側の壁面に溶接により固定してあるが、正面側と背面側の壁面のうち一方だけに溶接してあってもよい。
また、図5は、本発明の中央分離帯の実施例1の平面図(縁石部省略)である。
台座部3は、ベースプレート34と、ベースプレート34に立設し壁部2の正面側と背面側の壁面の内側に接続するベース側板35と、台座部3を道路に取り付ける取付手段とを有する。台座部3を道路に取り付ける取付手段として、本実施例では、ボルトを通して道路に台座部3を固定するため、中央にボルト穴33を設けた支圧板31と、同じく中央にボルト穴33を設け支圧板31の上に重ねる当て板32を有する。本実施例では、図5に示したように、支圧板31及び当て板32は、台座部3に壁部2を接続する部分の脇の部分、すなわち、縁石部4、4’によって覆われる部分となる範囲内で、8カ所に設けてあるが、数はこれに限らない。台座部3を道路に取り付ける取付手段として、本実施例では、さらに、ボルト5を4カ所設けてあるが、数はこれに限られない。
台座部3のリブとして、正面側のベース側板35と背面側のベース側板35との間に、いずれのベース側板35とも直交する方向でベースプレート34に立設されたベースリブ36と、正面側のベース側板35と背面側のベース側板35のそれぞれの外面側にいずれのベース側板35とも直交する方向でベースプレート34に立設されスリット24に嵌め込むアンカーリブ37とを有する。
台座部3の内部に設けてあるリブは、ベースプレート34の上に立設して底辺を溶接により固定された、長方形の板のベースリブ36であり、所定の間隔を空けて5枚並列に設けてある。左辺及び右辺は、それぞれ、ベースリブ36と直交方向に、ベースプレート34の上に立設して底辺を溶接により固定された2枚のベース側板35に挟まれた状態で溶接して固定されている。
図6は、本発明の中央分離帯の実施例1の正面図(縁石部省略)である。アンカーリブ37は、ベースプレート34の両端を含む、壁部2の両脇にそれぞれ6カ所、計12カ所に並列して立設されている。壁部2の壁面となる第2フェースプレート22の下部に設けられたスリット24にアンカーリブ37が嵌め込まれている。図6において、1つの第2フェースプレート22に設けられた左半分の3つのスリット24それぞれに、1つの台座部3に設けられた右半分の3つのアンカーリブ37が1枚ずつ挿入された構造となっている。なお、第2フェースプレート22に設けられた残りの3つのスリット24は、他の台座部3に設けられた左半分の3つのアンカーリブ37が1枚ずつ挿入される。
スリット24のうち左右端から一つ目のスリット24から端部までの距離の略2倍が、中央付近の2つのスリット間の距離であり、かつ、アンカーリブ37のうち中央付近の2つのアンカーリブ間の距離である。
また、図7は、本発明の中央分離帯の実施例1の背面図(縁石部省略)である。背面側も正面側と同じように、壁部2の壁面となる第1フェースプレート21の下部に設けられたスリット24にアンカーリブ37が嵌め込まれている。アンカーリブ37とスリット24の間隔が以上のように形成されているので、壁部2と台座部3とが左右方向に半分ずつずれた状態で、すなわち互い違いになるように、組み立てることができる。
また、図8は、本発明の中央分離帯の実施例1のA−A断面図である。縁石部4、4’は、正面側下部から背面側上部への傾斜面と、壁部2と台座部3とにそれぞれ取り付ける取付手段とを有する。正面側下部から背面側上部への傾斜面は、長方形の鋼製板材である第3フェースプレート41により形成され、第3フェースプレート41の長手方向に平行な両端をそれぞれ折り曲げてある。
壁部2への縁石部4、4’の取り付け手段として、の縁石部4、4’には、固定アングル49が第3フェースプレート41の上部の折り曲げた部分の内側に設けてある。壁部2の壁面に取り付けられた第1受けプレート28と、第1受けプレート28に接続された第2受けプレート29とでフック状の形状の受け部を構成し、縁石部4、4’の固定アングル49を受け部に嵌め込むことで、縁石部4、4’と壁部2とは接続される。台座部3の内部に立設されたベースリブ36の上端の高さは、縁石部4、4’の上端より高い。
また、台座部3への取り付け手段として、台座部3の固定アングル39に嵌め込むボルト・ナットで構成される締付具6を取り付ける取付穴が第3フェースプレート41の下部の折り曲げた部分に複数並んで設けてある。台座部3のアンカーリブ37は、第3フェースプレート41に当たらないように角部分をカットしてある。縁石部4、4’の内部に設けてあるリブは、縁石の傾斜面を構成する第3フェースプレート41の裏面側に、傾斜面と直交方向に溶接により固定された第2フェースリブ43であり、図2に示したように、所定の間隔を空けて5枚並列に設けてある。
図9は、本発明の中央分離帯の実施例1の内部説明図(縁石部省略)である。台座部3の内部に立設されたベースリブ36の上端は、壁部2の第1フェースリブ23の下端より高い位置にあり、両リブは互い違いになっており、重ならないように設けてある。
また、図10は、本発明の中央分離帯の実施例1のB−B断面図である。図10では、台座部3及び縁石部4、4’は図示を省略してある。第1フェースリブ23は、第1受けプレート28を外側に接続する部分よりも上の部分で壁面内側に接続してあるが、下端は第1受けプレート28を外側に接続する部分よりも下側まで延びている。
図11は、本発明の中央分離帯の実施例1のC−C断面図である。ベースプレート34には、ベース側板35より外側に、左右合わせて8カ所に穴が設けてあり、その上に、中央にボルト穴33を設けた円盤状の支圧板31を重ね、さらにその上に、中央にボルト穴33を設けた当て板32が重ねてあり、ボルト穴33にボルトを通して、地面に固定することができる。
図12は、本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の左側面図である。また、図13は、本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の右側面図である。図14は、本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の平面図である。図15は、本発明の中央分離帯の実施例1の縁石部の正面図である。図12から図15は縁石部4についての図であるが、縁石部4’も、全体の高さが異なるのみで基本的構成は同じである。第2フェースリブ43は、第3フェースプレート41の裏面に溶接して取り付けてある。下部は、台座部3の支圧板31や当て板32やそれらにはめるボルトに当たらないよう、切欠きが設けてある。台座部3の固定アングル39には取付穴が設けてあり、第3フェースプレート41の下部の取付穴と位置を合わせてボルト・ナットで構成される締付具6で台座部3と縁石部4、4’とを接続する。
なお、本実施例において、中央分離帯の高さは、1.2m、一つの中央分離帯ユニット1の長手方向の長さ(壁部2の幅)は1.2m、上面の幅(壁部2の奥行)は25cm、下面の幅(台座部3の幅)は74cm、台座部3のベースプレート34の高さは16mm、縁石部の高さは高い方の縁石部4'で台座部下面から32cmであり、ベースプレートを除く各鋼板の厚さが5mmであるが、これに限定されない。各部品の重量のうち、最も重いベースプレート34でも約100kgと軽量で、壁部2と台座部3を組み立てた状態でも約340kgであるが、これに限定されない。
{効果}
本実施例によれば、たとえ中央分離帯に車が衝突したとしても、縁石部でタイヤを支承しリブで内部を補強した中空の壁部で衝撃を吸収して受け止めるため、車が本実施例の中央分離帯に乗り上げて中央分離帯を超えて反対車線に飛び出す心配はないし、ダメージも少なくて済む。
また本実施例によれば、壁部2や縁石部4、4'に車がぶつかったときの衝撃を左右の台座部3に分散できるため、強度がさらに優れる。
複数の壁部と複数の縁石部と複数の台座部とを組み合わせているにもかかわらず、台座部と壁部とが、端部が互い違いになっているために、衝撃を受けても、1つの壁部と1つの縁石部と1つの台座部がセットで飛んでしまうことがなく、また、衝撃による各部同士のずれも防止できる。
また本実施例によれば、鋼製であるため、丈夫であるとともに、壁部も縁石部も中空であるため、重量が軽い。また、コンクリート製の中央分離帯と比べると非常に軽い。さらに、壁部と縁石部と台座部とが着脱自在である。したがって、設置場所までの運搬や設置及び撤去が容易である。また、パーツごとに取り換えることができるので、広範囲に修理しなくてもすみ、メンテナンスが容易でメンテナンスコストを低くすることができる。
壁部2も台座部3も縁石部4、4'も、鋼製のため頑丈であるが、中空のため軽量であり、それぞれリブにより補強されているので強度に優れる。さらに細かい部品に分けて運搬して現場で組み立てできるため、かさばらず、運搬の利便性にも優れる。壁部2、台座部3、縁石部4、4'に分けてあり、それぞれを組みあわせたユニットを連続して並べて中央分離帯を構成するため、中央分離帯の設置や撤去が容易にできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 中央分離帯ユニット
2 壁部
21 第1フェースプレート
22 第2フェースプレート
23 第1フェースリブ
24 スリット
28 第1受けプレート
29 第2受けプレート
3 台座部
31 支圧板
32 当て板
33 ボルト穴
34 ベースプレート
35 ベース側板
36 ベースリブ
37 アンカーリブ
39 固定アングル
4、4' 縁石部
41 第3フェースプレート
43 第2フェースリブ
49 固定アングル
5 ボルト
6 締付具

Claims (3)

  1. 正面側と背面側と上面側に鋼製の壁面を有し底部及び左右端部が開口部であるコの字型で中空の壁部と、前記壁部の下部に取り付ける台座部と、前記壁部の正面側及び背面側にそれぞれ取り付ける縁石部とを有し、
    前記台座部の中央付近に前記壁部の左端が位置するように組み合わせ、かつ、前記台座部の右端は前記壁部の中央付近に位置するように組み合わせて、
    連続して並べて構成することを特徴とする中央分離帯。
  2. 正面側と背面側と上面側に鋼製の壁面を有し底部及び左右端部が開口部であるコの字型で中空の壁部と、前記壁部の下部に取り付ける台座部と、前記壁部の正面側及び背面側にそれぞれ取り付ける縁石部とを有し、
    連続して並べて構成してあり、
    (a)前記壁部が、背面側と上面側の壁面を構成するL字型に折り曲げられたフェースプレートと正面側の壁面を構成するフェースプレートとで形成してあり、
    正面側の壁面と背面側の壁面に、前記縁石部を取り付ける受け部と、前記台座部を嵌め込むスリットとを有し、
    内部に、複数枚のリブを、正面側と背面側と上面側の壁面のいずれとも直交する方向に複数枚設けてあり、
    (b)前記台座部が、ベースプレートと、前記ベースプレートに立設し前記壁部の正面側と背面側の壁面の内側に接続するベース側板と、前記台座部を道路に取り付ける取付手段とを有し、
    正面側のベース側板と背面側のベース側板との間にいずれのベース側板とも直交する方向で前記ベースプレートに複数枚立設されたベースリブと、正面側のベース側板と背面側のベース側板のそれぞれの外面側にいずれのベース側板とも直交する方向で前記ベースプレートに複数枚立設され前記スリットに嵌め込むアンカーリブとを有し、
    (c)前記縁石部が、壁部に取り付ける側が上方となる傾斜面と、前記壁部と前記台座部とにそれぞれ取り付ける取付手段とを有し、
    内部に複数枚のリブを正面側と背面側と上面側の壁面のいずれとも直交する方向に複数枚設けてあることを特徴とする中央分離帯。
  3. 前記スリットのうち左右端から一つ目のスリットから端部までの距離の略2倍が、中央付近の2つのスリット間の距離であり、かつ、前記アンカーリブのうち中央付近の2つのアンカーリブ間の距離であることを特徴とする請求項2記載の中央分離帯。
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