JP6256791B2 - 用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents

用紙処理装置および画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP6256791B2
JP6256791B2 JP2013145745A JP2013145745A JP6256791B2 JP 6256791 B2 JP6256791 B2 JP 6256791B2 JP 2013145745 A JP2013145745 A JP 2013145745A JP 2013145745 A JP2013145745 A JP 2013145745A JP 6256791 B2 JP6256791 B2 JP 6256791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
paper
unit
image forming
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013145745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015016969A (ja
Inventor
伊藤 貴弘
貴弘 伊藤
充弘 後藤
充弘 後藤
裕史 西野
裕史 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013145745A priority Critical patent/JP6256791B2/ja
Publication of JP2015016969A publication Critical patent/JP2015016969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256791B2 publication Critical patent/JP6256791B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、用紙処理装置および画像形成システムに関するものである。
従来の画像形成手段たる画像形成装置においては、ユーザが印刷した複数の用紙は、排紙トレイに積載された状態で排紙される。この場合、排紙トレイに排紙されたあるユーザが印刷した複数の用紙の上に違うユーザが印刷した複数の用紙が積載されることがあった。この場合、排紙トレイに排紙された用紙を回収する際、自分が印刷した用紙なのか他の人が印刷した用紙なのかを一枚、一枚確認する必要がある。このため、利便性の悪いという不具合あった。
特許文献1には、画像形成装置と、画像形成装置から出力された複数枚の用紙からなる用紙束を仮綴じする仮綴じ手段および画像形成装置から出力された複数枚の用紙からなる用紙束を綴じる綴じ手段を有する用紙処理装置とを備える画像形成システムが記載されている。この画像形成システムにおいては、コピーモード、ファックスモード、プリンタモードを備えている。ファックスモードまたはプリンタモードのときは、画像形成装置の1ジョブで印刷された複数の用紙は、用紙処理装置の仮綴じ手段により仮綴じされて用紙処理装置の排紙トレイに排紙される。一方、コピーモードのときは、ユーザが綴じを指示している場合は、1ジョブで印刷された複数の用紙を綴じ手段により綴じて排紙トレイに排出し、ユーザが綴じを指示してない場合は、綴じ処理を行わずに、排紙トレイに排紙される。
特許文献1によれば、プリンタモードやファックスモードのときに印刷した複数の用紙は、仮綴じされて排紙トレイに排紙される。従って、排紙トレイ上に複数のユーザがそれぞれ印刷した用紙が排出されていても、自分が印刷した用紙を簡単に把握することができる。また、仮綴じであるので、簡単に一枚の用紙に分離することができる。これにより、利便性の高い装置を提供することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成システムにおいては、プリンタモードやファックスモードのときに印刷した複数の用紙は、全て仮綴じされて排紙トレイに排出される。従って、プリンタモードやファックスモードで仮綴じされて排紙トレイに排出された用紙束に対して、ユーザ自ら綴じ処理を行う手間が発生してしまう。
また、コピーモードにおいては、ユーザが綴じ指示していない場合、コピーされた用紙はそのまま排紙トレイへ排出される。通常、コピーを行うときは、装置の近くにユーザがおり、コピー終了後、排紙トレイに排紙された用紙束をその場で回収することが多い。しかし、何らかの用事で装置の元からユーザが離れ、ある程度の時間が経過してから排紙トレイ上の用紙束を回収する場合がある。この場合、綴じ処理を行わないコピーモードの後に、1ジョブでの印刷枚数が1枚のプリンタモードやファクシミリモードが実行されると、綴じ処理されていない用紙束上に次のユーザの用紙が排出される。その結果、プリンタモードで出力したユーザは、排紙トレイ上の複数の用紙について、自分が出力した用紙か否かを確認する手間が生じるおそれがある。また、コピーを行ったユーザが、自分の用紙束上に排紙された他のユーザが出力した用紙もまとめて持っていってしまう不具合が生じる可能もある。また、このような不具合が生じないように、ある程度の時間が経過してから、排紙トレイ上のコピーした用紙束を回収する場合、この用紙束上に、他のユーザの用紙が積載されていないかを確認する手間が生じる。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、自分が印刷した用紙を簡単に把握することができ、かつ、排紙トレイから排紙された用紙束に対してユーザ自ら綴じ処理する手間が生じることのない用紙処理装置および画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像形成手段から出力された複数枚の用紙からなる用紙束を綴じる綴じ手段と、前記画像形成手段から出力された複数枚の用紙からなる用紙束を仮綴じする仮綴じ手段と、前記綴じ手段または前記仮綴じ手段により綴じられた用紙束が排紙される排紙トレイとを備えた用紙処理装置において、前記画像形成手段が有するプリンタモード、コピーモードおよびファクシミリモードの少なくともひとつのモードで、前記綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示できるように構成し、前記モードにおいて、1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された一連の用紙が複数枚で、かつ、前記綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示している場合は、前記綴じ手段により綴じ処理を行って前記排紙トレイに排紙し、前記綴じ手段による綴じ処理および前記仮綴じ手段による仮綴じ処理のいずれもユーザが指示していないときでも、1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された一連の用紙が複数枚の場合は、前記仮綴じ手段により仮綴じを行ってから前記排紙トレイへ排紙することを特徴とするものである。
本発明によれば、綴じ手段により綴じ処理を指示できるように構成しているので、ユーザの1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された複数枚の用紙に対して、綴じ処理を所望しているユーザに対して、綴じ処理された用紙束を排出することができる。これにより、綴じ処理が指示できず、全て仮綴じで排紙トレイに排出されるものとは異なり、ユーザ自ら綴じ処理を行う手間が生じることがない。また、綴じ処理が指示されていない場合は、上記複数枚の用紙に対して仮綴じして、排紙される。これにより、排紙トレイから容易に自分が印刷した複数枚の用紙を把握することができ、排紙トレイ上の用紙束に対して、自分が印刷した用紙か否かを一枚、一枚確認する手間が生じるのを抑制することができる。これにより、利便性の高い装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像形成システム1の主として画像形成装置2の概略構成図を示す図。 本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成図。 用紙処理装置の制御に関するブロック図。 圧着綴じ方法について説明する図。 圧着歯の凹凸形状について説明する図。 仮綴じ部の動作機構の一例を示す図。 仮綴じ部周辺の概略構成図。 本実施形態に係る用紙処理装置の制御フロー図。 仮綴じ部と入口ローラとの間に用紙に孔を開ける穿孔部を設けた例を示す図。 仮綴じ部を移動させる移動機構の概略構成図。 穿孔処理された用紙束を仮綴じした様子を示す図。 大きなサイズの用紙束の両端に仮綴じを施した様子を示す図。 仮綴じ禁止を指示できる装置の制御フロー図。 仮綴じ部が仮綴じできる許容枚数を超えるときシフト処理を行うようにした制御フロー図。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成システム1を説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の主として画像形成装置2の概略構成図を示す図である。この画像形成システム1は、画像形成装置2と、この画像形成装置2に通信可能に接続され、かつ、機械的に連結された後処理装置としての用紙処理装置3とから構成される。
図1に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置2の装置本体101Aの略中央部に配置された画像形成部202と、この画像形成部202の下方に配置された給紙部203とを有している。また、画像形成部202の上方に配置された排紙部204と、装置本体101Aの上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部であるスキャナ205とを有している。装置本体101Aの一側(図1では左側)には、後述する用紙処理装置3が設置されている。
装置本体101Aにおける排紙部204の横側方の上面であって、スキャナ205の下方に形成される排紙空間107aを備えた胴内排出部107には、用紙中継搬送装置としての中継搬送ユニット108が設けられている。中継搬送ユニット108は、排紙部204から用紙処理装置3へ、用紙5を搬送するものである。
給紙部203には、装置本体101Aに対して着脱可能な給紙カセット109が2つ装着されており、それぞれに紙種の異なる用紙5が収容されている。
用紙5は、給紙カセット109から給紙コロ111によって、給紙部203から排紙部204に至る略上下(鉛直)方向に延びる搬送路110に給紙される。次に、搬送ローラ112により搬送路110内を搬送され、画像形成部202にて画像形成され定着処理された後、排紙ローラ113により中継搬送ユニット108へ排紙される。
画像形成部202には、図中矢印で示す反時計まわり方向へ回転駆動される像担持体としての感光体115や、感光体115に静電潜像を形成する光書込み装置116などが設けられている。さらに、感光体115の周囲には、感光体115の反時計まわり方向へ順に、感光体115を均一に帯電する帯電装置としての帯電装置117が配設されている。また、感光体115上の静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像装置118、現像装置118によって形成されたトナー像を搬送されてきた用紙5に転写する転写装置119が配設されている。さらには、転写後の感光体115に残存するトナー等を除去して感光体115をクリーニングするクリーニングユニット120なども配設されている。
転写装置119と排紙部204との間には、転写装置119で用紙5に転写されたトナー像を加熱及び加圧して、用紙5に定着させる定着装置121が設けられている。
光書込み装置116は、スキャナ205からの画像データ、あるいは、パーソナルコンピュータなどから入力される画像情報に基づいて、感光体115の表面をレーザー光によって露光し光書込みを行って、感光体115の表面上に静電潜像を形成する。
用紙5は、上下の給紙カセット109の何れか一方の給紙コロ111により選択的に給紙され、次いで分離ローラ対122で1枚ずつに分離され、搬送ローラ112により搬送路110内を搬送される。
さらに、用紙5は、転写装置119よりも用紙搬送方向上流側に設けられているレジストローラ対123にて一旦搬送が停止された後、所定のタイミングで転写装置119と感光体115とのニップ部にレジストローラ対123によって送り込まれる。そして、前記ニップ部で感光体115から用紙5にトナー像が転写される。
スキャナ205は、原稿を載置されるコンタクトガラス125、原稿を押える白圧板126を備えている。また、コンタクトガラス125に載置された原稿に光を照射する照明ランプ127、原稿の表面からの反射光を折り返し反射する走査ミラー128、走査ミラー128の半分の速度で移動する光路折り返しミラー対129a,129bを備えている。さらに、結像レンズ130、画像センサとしてのCCD(電荷結合素子)131を備えている。
中継搬送ユニット108には、その上面に排紙トレイ部108aが設けられ、内部に用紙処理装置3へ排紙される用紙を搬送するローラ搬送部108bが設けられている。さらに、中継搬送ユニット108は、排紙部204の排紙ローラ113から排紙される用紙5を排紙トレイ部108aへ搬送する第1搬送部132を有している。また、排紙ローラ113から排紙される用紙5をローラ搬送部108bへ搬送する第2搬送部133を有している。さらに、排紙ローラ113から排紙される用紙5の進路を第1搬送部132または第2搬送部133へ切り替える分岐部材としての分岐爪134を有している。
第1搬送部132には、排紙トレイ部108aへ用紙5を排紙する第1搬送部用排紙ローラである排紙ローラ135が設けられている。第2搬送部133に連通するローラ搬送部108bは、中継搬送ユニット108内において用紙処理装置3に通じる中継搬送パス136を備えている。また、中継搬送パス136上に配設された2つの搬送ローラ137、中継搬送パス136の用紙搬送方向最下流に配設され、用紙処理装置3へ用紙5を排紙する第2搬送部用排紙ローラである排紙ローラ138を備えている。
加えて、中継搬送ユニット108には、中継搬送パス136を搬送中の用紙のジャムを検出するための中継排紙センサ214が設けられている。2つの搬送ローラ137と排紙ローラ138とは、プーリ及びベルト等の駆動力伝達機構を介して互いに連結されており、単一の中継搬送モータ215によって回転駆動される。
図2は、本実施形態に係る用紙処理装置3の概略構成図である。この用紙処理装置3は、複写機、プリンタ等の画像形成装置2により画像を形成された用紙の後処理として用いられるものである。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成し、用紙処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れて、受け入れた用紙に各種の用紙処理を施す。
各種の用紙処理は、例えば、端部綴じ処理や中折り処理等である。中折り処理は中綴じ処理を含む。このような各種の用紙処理を行う用紙処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、端部綴じモードと、中折りモードとを有している。
用紙処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙を受け入れて当該用紙を排紙トレイ10に排出するための搬送経路Pt1が設けられている。また、搬送経路Pt1から分岐して用紙束に端部綴じ処理等を施すための搬送経路Pt2と、搬送経路Pt2と接続していて、用紙束に中綴じ中折り処理を施すための搬送経路Pt3とが設けられている。各搬送経路Pt1,Pt2,Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
搬送経路Pt1には、入口ローラ11、仮綴じ部70、搬送ローラ12,13、排紙ローラ14が搬送経路Pt1の用紙搬送方向上流から下流に向けて順に配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14は、不図示のモータによって回転駆動されて用紙を搬送する。
入口ローラ11の用紙搬送方向上流には、入口センサ15が配置されている。入口センサ15は、用紙が用紙処理装置3内へ搬入されたことを検知する。搬送ローラ12の用紙搬送方向下流には、例えばモータやソレノイドなどで駆動される回動可能な分岐爪17が配置されている。分岐爪17は、回動してその位置を切り替えすることによって、搬送経路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側の部分と搬送経路Pt2とのいずれか一方へ、用紙を選択的に案内する。
排出モードでは、画像形成装置2から搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11によって搬送された後、ユーザにより画像形成が指示された一連の用紙を、仮綴じ部70により仮綴じを行う。仮綴じを行った後、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14によって搬送されて、排紙トレイ10に排出される。仮綴じ部70は、金属針を用いないで、絞り圧着加工により用紙束を綴じるものである。
一方、端部綴じモード及び中折りモードでは、搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11及び搬送ローラ12によって搬送されて、分岐爪17で進行方向を変えられて搬送経路Pt2へ搬送される。
搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22と、用紙集積トレイ23と、第1のジョガーフェンス24と、端部綴じ部25とが配置されている。端部綴じ部25は、針綴じ方式の綴じ部である。
搬送ローラ20,21,22は不図示のモータによって駆動されて用紙を搬送する。第1のジョガーフェンス24は、不図示のモータによって駆動される。
また、用紙集積トレイ23の用紙搬送方向下流には、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される回動可能な分岐爪26,27が配置されている。分岐爪26,27は、回動してその位置を切り替えることによって、搬送路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側の部分と搬送経路Pt3とのいずれか一方へ、用紙を選択的に案内する。
端部綴じモードでは、順次、用紙集積トレイ23上に用紙が集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。この際、用紙はその後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1の可動基準フェンス(図示せず)に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第1のジョガーフェンス24によって幅方向位置が揃えられる。なお、第1の可動基準フェンスは、モータによって駆動される。
ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24及び第1の可動基準フェンスは、複数の用紙を重ねて用紙束とする束化部として第1の束化部28を構成している。また、第1の束化部28は、第1のジョガーフェンス24を駆動するモータや第1の可動基準フェンスを駆動するモータを含む。そして、用紙束は、第1の可動基準フェンスによって端部綴じ部25へ搬送される。
端部がとじられた用紙束は、第1の可動基準フェンスによって搬送経路Pt1に搬送され、その後、搬送ローラ13と排紙ローラ14とによって搬送されて排紙トレイ10に排出される。
ここで、排紙ローラ14は、端部綴じ部25によって綴じられた用紙束を排出する排紙部の一例である。一方、中折りモードでは、搬送経路Pt2に搬送された用紙は、搬送ローラ20,21,22及び第1の可動基準フェンスによって搬送経路Pt3へ搬送される。
搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32と中綴じ折り部33とが配置されている。搬送ローラ31,32は、不図示のモータに駆動されて用紙を搬送する。
中綴じ折り部33は、中折り部34と、中綴じ部35と第2の束化部36とを有している。中綴じ部35は、端綴じ部25と同様の構成であり、針綴じ方式の綴じ部である。
搬送経路Pt3に搬送された用紙は、搬送ローラ31,32によって、順次、第2の束化部36に集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。つまり、第2の束化部36は、搬送部51によって搬送された複数の用紙を重ねて用紙束とする。この際、用紙は、その前端が第2の可動基準フェンス37に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第2のジョガーフェンス(図示せず)によって幅方向位置が揃えられる。そして、用紙束は、中綴じ部35によって、用紙搬送方向の中央部近傍が綴じられ、中綴じが施される。中綴じされた用紙束は、第2の可動基準フェンス37によって中折り位置まで戻される。なお、第2の可動基準フェンス37は、不図示のモータによって駆動される。
中折り位置に移動した用紙束は、中折り部34によって、用紙搬送方向の中央部で折られ、中折りが施される。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束の用紙搬送方向中央部と対向するブレード38が不図示のモータによって駆動され、図2の右から左へ移動して、用紙束の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押圧ローラ39,40の間に押し込む。そして、折り曲げられた用紙束は、不図示のモータによって駆動される押圧ローラ39,40によって上下から押圧される。このようにして折り曲げられた用紙束は、押圧ローラ39,40と、不図示のモータによって駆動される排紙ローラ41とよって、排紙トレイ42上に排紙される。
ここで、入口ローラ11、搬送ローラ12,13,20,21,22,31,32、及び、排紙ローラ14,41は、それらを駆動するモータとともに、搬送部51を構成している。また、分岐爪17,26,27は、それらを駆動するモータまたはソレノイドとともに、経路切り替え部52を構成している。
図3は、用紙処理装置3の制御に関するブロック図である。
図3に示すように、用紙処理装置3は制御部61を備えている。制御部61は、CPU、記憶部及び通信インターフェース等を有するコンピュータである。制御部61には、入口センサ15、端部綴じ部25、第1の束化部28、中綴じ折り部33、搬送部51、経路切り替え部52及び中綴じ部35、仮綴じ部70等が接続されている。制御部61のCPUは、記憶部に記憶されているプログラムに従って、用紙処理装置3の各部を制御する。また、制御部61は、画像形成装置2の制御部とデータ通信可能に接続されている。
本実施形態においては、排出モードのとき、ユーザが印刷を指示した一連の用紙を、仮綴じ部70により仮綴じして、排紙トレイ10に排出する。
仮綴じ部70は、金属針を用いないで、絞り圧着加工により用紙束を綴じるものである。
図4、図5は、仮綴じ部70の仮綴じについて説明する図である。
図4(a)に示すように、仮綴じ部70は、凹凸形状がある一対の圧着歯である上圧着歯171と下圧着歯172とが、用紙束6を挟むように対向する位置に配置されている。そして、図4(b)に示すように、少なくとも一方の圧着歯を動かし、図4(c)に示すように、上圧着歯171と下圧着歯172とを用紙束6を挟み込むように噛み合わせて用紙束6に圧力を掛ける。そして、その圧力を大きくしていくと、図4(d)に示すように用紙5に凹凸形状が転写され、用紙束6の綴じが完了する。この圧着綴じでは、凹凸の嵌合や、用紙間の繊維の絡まりや固着により用紙束6を綴じることが可能となる。
上圧着歯171及び下圧着歯172の凹凸形状には、任意の角度の斜面部がある。また、図5に示すように、凹凸形状の頂点部と谷部と互いの形状は異なっており、上圧着歯171と下圧着歯172とが噛み合ったときに、例えば、上圧着歯171の頂点部と下圧着歯172の谷部とが接触しないようになっている。この接触しない部分は、用紙間の斜面部を圧着するために必要な隙間である。これにより、上圧着歯171及び下圧着歯172の凹凸形状の斜面部のみで用紙束6を圧着することになり、用紙間の結合を強くすることができる。
図6に、仮綴じ部70の動作機構の一例を示す。
この機構としては、上歯アーム173に上圧着歯171が配置され、下歯アーム174に下圧着歯172が配置されており、上歯アーム173はアーム回転中心部113を中心として回転可能に設けられている。
上圧着歯171と下圧着歯172とを噛み合わせるときには、不図示の駆動源により、ギヤ176を回転させることでカム駆動ギヤ177が回転し、そこに固定した歯押しカム178が非線形の回転運動をする。これにより、上歯アーム173の上圧着歯171が配置された側とは反対側の端部が押しカム178によって押し上げられる。その結果、上圧着歯171は下方向に動き下圧着歯172と接触し、上圧着歯171と下圧着歯172とを噛み合わせることができる。また、上圧着歯171を元の位置に戻すために、歯戻しバネ179が設置されている。
図7は、仮綴じ部70周辺の概略構成図である。
排出モードのとき、画像形成装置2から排紙された用紙5は、用紙処理装置3への第1の搬送経路Pt1に搬送された後、第1の搬送経路Pt1に設けた仮綴じ用積載トレイ71に用紙5(点線表記)が仮綴じ部の上下圧着歯にかかっている状態で停止させる。その後、後続の用紙が、同様に搬送され、仮綴じ用積載トレイ71に、1ジョブでの印刷された複数枚の用紙が積載される。これと同時に、一対の用紙揃えジョガー72が矢印X1方向に動くことにより、用紙束6を幅方向に対して揃え、その用紙束6を仮綴じ部70により圧着綴じを行う。圧着綴じされた用紙束6は放出爪73が矢印Y1方向に動くことで用紙束6を第1の搬送経路Pt1へ送り、搬送させる。尚、用紙の長さ方向に対する揃えは、仮綴じ用積載トレイ71が傾斜を持って設置されていることで、用紙の自重で揃えられる様になっている。又、仮綴じ用積載トレイ71上で、搬送方向下流側に、用紙後端を揃える為の叩きコロを設置しても良い。
図8は、本実施形態に係る用紙処理装置3の制御フロー図である。
画像形成装置2の不図示の操作表示部や、PC(パーソナルコンピュータ)のアプリケーションソフトにより、ユーザが用紙出力条件を設定する(S1)。制御部61は、ユーザが入力した用紙出力条件に基づいて、モードを設定する。ユーザが、中折りを入力した場合(S2のYES)は、制御部61は、中折りモードに設定する(S6)。中折りモードに設定された場合は、上述したように、搬送経路Pt1に搬入された用紙を、分岐爪17で搬送経路Pt2へ搬送し、束化部36で集積した後、中綴じ処理を行う(S7)。そして、中綴じされた用紙束6を中折り部34によって中折り処理(S8)した後、排紙トレイ42へ排紙する(S10)。
一方、ユーザが、端部綴じを入力した場合(S2のNO,S3のYES)は、制御部61は、端部綴じモードに設定する(S8)。端部綴じモードに設定された場合は、中綴じモードと同様、搬送経路Pt1に搬入された用紙を、分岐爪17で搬送経路Pt2へ搬送し、用紙集積トレイ23上に用紙を集積する。そして、用紙集積トレイ23に集積された用紙束6に対して、端部綴じ部25により、端部が針により、用紙束が本綴じされる(S9)。本綴じされた用紙束6は、排紙トレイ10に排出される(S10)。
一方、ユーザが、中折り、端部綴じいずれも入力していない場合、制御部61は排出モードに設定する(S4)。従来、排出モードに設定された場合、ユーザの一回の画像形成指示(1ジョブ)により印刷された複数枚の用紙は、そのまま、排紙トレイ10へ排出されていた。排紙トレイに排出された複数枚の用紙が回収されない状態で、次のユーザの画像形成指示で画像形成が行われると、次のユーザの画像形成指示により画像形成された複数枚の用紙が、排紙トレイ上の前のユーザの用紙束上に積載される。その結果、排紙トレイ上に排紙されたばらばらの用紙束を回収する場合、一枚、一枚、用紙に形成された画像を確認して、前のユーザのものなのか、次のユーザのものなのかを判断する必要が生じる。その結果、排出モードにおける用紙束回収作業が煩雑になるという不具合があった。
しかし、本実形態においては、排出モードに設定された際は、1ジョブで形成された複数枚の用紙からなる用紙束を仮綴じ部70で仮綴じ処理(S5)した後、排紙トレイ10へ排紙する(S10)。これにより、1ジョブで画像形成された複数枚の用紙束が仮綴じ処理されて排紙トレイ10に排出される。その結果、前のユーザの用紙束が排紙トレイ10から回収されずに、次のユーザの指示における画像形成が行われた場合、仮綴じされた前のユーザの用紙束上に、仮綴じされた次のユーザの用紙束が積載される。これにより、排紙トレイ上の仮綴じされた用紙束を確認して、自分が印刷した画像であれば、その仮綴じされた用紙束ごと回収すればよい。これにより、一枚、一枚、自分が出力した画像が印刷された用紙か否かを確認する手間が省け、排出モードにおける用紙束回収作業を容易に行うことができる。
また、仮綴じであるので、用紙束を排紙トレイ10から回収した後、容易に一枚一枚にばらすことができる。さらに、本実施形態においては、圧着綴じにより仮綴じを行っている。従って、クリップや針などで用紙束を仮綴じするものとは異なり、用紙束をばらしたときに、綴じた部材がごみとなることがない。これにより、資源の無駄を防止することができる。また、圧着綴じにより用紙束を仮綴じすることにより、適度に力を掛けることで、用紙束をばらすことができる。これにより針やクリップなどで仮綴じしたものとは異なり、仮綴じする部材を外す作業を行わずに、用紙束をばらすことができる。よって、針やクリップなどで仮綴じしたものに比べて、容易に用紙束をばらすことができる。
また、用紙処理装置には、排紙される用紙を部数やジョブによってシフト処理を行う機能を備えたものもある。しかし、シフト処理の場合、複数のユーザが用紙処理装置の排紙トレイ10に排紙した状態で、自身の用紙を取った際に、シフト処理が乱れてしまい、別のユーザが用紙を取り出す際に、全ての用紙に対して画像を確認しなければいけないという煩わしさが生じる。一方、本実施形態においては、複数のユーザが用紙処理装置の排紙トレイ10に排紙した状態で、自身の用紙を取った際でも、別のユーザの用紙は束になっている。従って、複数のユーザが用紙処理装置の排紙トレイ10に排紙した状態で、自身の用紙を取った後も、容易に別のユーザの用紙を把握することができる。
また、本実施形態においては、図2に示すように、端部綴じ及び中折りを行うための搬送経路Pt2への分岐よりも用紙搬送方向上流側に仮綴じ部70を設けている。これにより、この仮綴じ部70で用紙束を仮綴じしてから、第2の搬送経路Pt2へ搬送して、端部綴じや中折り処理を行うこともできる。このように、仮綴じ部70で、予め用紙束を仮綴じしておくことで、その後の端綴じ部での端部綴じや中折り処理時の用紙揃え精度を向上させることができる。
また、上記では、スキャナ205で読み取った原稿画像を複写する所謂コピーモード、PCからの画像情報をプリントする所謂プリンタモードいずれの場合も、綴じ処理が行われない場合は、仮綴じを行って排出している。しかし、コピーモードにおいては、ユーザは、装置の操作表示部のスタートボタンを押して複写を行うので、通常、ユーザは、装置の近くにおり、装置の動作終了後、すぐに排紙トレイ10から複写した用紙束を回収する。従って、コピーモードのときで、綴じ処理が指示されていない場合は、仮綴じを行わずに排出するようにしてもよい。
図9は、仮綴じ部70と入口ローラ11との間に用紙5に孔を開ける穿孔部80を設けた例を示す図である。
この図9に示す構成においては、用紙に対して穿孔部80による穿孔処理を行う穿孔処理モードを備える。穿孔部80は、バインダーやファイル又は綴じ紐を用いて用紙束を綴じるための2つの丸い孔を穿孔するものである。穿孔部80の穿孔処理動作は上述した制御部61によって制御される。
このような穿孔処理された一連の用紙を、そのまま排紙トレイ10へ排紙する場合、複数のユーザの穿孔処理された用紙束が排紙トレイ上に積載されると、上述同様、一枚、一枚用紙を確認する手間が生じる。従って、穿孔モードが実施されたときも、穿孔処理後、仮綴じ部70で一連の用紙を仮綴じして、排紙トレイ10へ排出する。
しかし、この場合、用紙の穿孔処理された位置が、仮綴じ部70で用紙に仮綴じを行う位置に重なる場合がある。したがって、この場合は、仮綴じ部70を紙面と平行に移動させる移動機構を設けて、仮綴じ部70の綴じ位置を変更できるように構成するのが好ましい。
図10は、仮綴じ部70を移動させる移動機構270の概略構成図である。
移動機構270は、2つのプーリ273、274に掛け渡されたタイミングベルト272を備えている。このタイミングベルト272に仮綴じ部70が固定されている。また、このタイミングベルト272には、ステッピングモータ271の原動プーリ271aが噛み合っている。また、移動機構270は、仮綴じ部70がホームポジションにあることを検知する不図示のホームポジションセンサも備えている。
ステッピングモータ271を駆動させて、タイミングベルト272を無端移動させることで、タイミングベルト272に固定されている仮綴じ部70が、紙面と平行に移動する。仮綴じ部70の移動は、上記制御部61に内蔵されているステッピングモータ271を駆動させる駆動回路へ入力されるクロックによって制御される。仮綴じ部70を移動させて、用紙束の所定の位置を仮綴じしたら、タイミングベルト272を逆回転させて、待機位置であるホームポジションに向けて、仮綴じ部70を移動させる。そして、不図示のホームポジションセンサが、仮綴じ部70がホームポジションに戻ったことを検知したら、制御部61は、ステッピングモータ271の駆動を停止する。
例えば、ユーザが、不図示の操作表示部を操作するなどして、穿孔処理を行うよう指示し、図11に示すように、用紙に空けられた孔Hの位置が、通常、仮綴じを行う位置(図11の用紙の角)のとき、上記移動機構270を駆動して、仮綴じ部70を移動させる。そして、図11に示すように、用紙の孔Hを避けた位置で、仮綴じKが、施される。
また、例えば、排紙トレイ10に排紙される用紙が、A3サイズのように大きな用紙である場合、図12に示すように、用紙搬送方向に対して用紙の先端、後端2か所を仮綴じしてもよい。このように、サイズの大きな用紙のとき、複数個所仮綴じすることで、排紙トレイ10上に排紙された時のユーザの取り易さを向上させることができる。なお、用紙サイズは、画像形成装置2からの情報で判断することができる。この場合は、画像形成装置2からの情報により、用紙サイズがA3以上であることを検知したら、仮綴じ部70により、用紙束の先端に仮綴じを行った後、ステッピングモータ271を駆動させる。これにより、仮綴じ部70が後端側へ移動する。制御部61は、駆動回路へ入力されるクロックに基づいて、仮綴じ部70が用紙束の後端に到達したと判断したら、ステッピングモータ271の駆動を停止する。そして、仮綴じ部70で用紙束の後端を仮綴じした後、仮綴じ部70をホームポジションへ戻す。
また、仮綴じ部70により圧着綴じを行った場合、用紙に歯型が残ってしまう。従って、用途によっては、そのような歯型が形成されてしまうのは、困る場合がある。そこで、ユーザの操作によって、仮綴じを禁止する仮綴じ禁止モードを設定できるようにしてもよい。
図13は、仮綴じ禁止を指示できる装置の制御フロー図である。
図13に示すように、ユーザが入力した用紙出力条件が、中折りや端部綴じ(本綴じ)であった場合(S12のNO)は、上述したような処理を行って排紙する。一方、中折りや端部綴じが指定されておらず、排出モードに設定された場合(S12のYES)は、ユーザが仮綴じ禁止を指示しているか否かチェックする(S13)。ユーザが特に、仮綴じ禁止に関して指示していない場合(S13のNO)は、仮綴じ部70により仮綴じを行って、排紙する(S15)。一方、ユーザが操作表示部などを操作して、仮綴じを禁止した場合(S13のYES)は、シフト処理を実行(S14)して、排紙する(S15)。具体的には、仮綴じ禁止が指定された場合、制御部61は、排紙トレイ10を、図2の紙面と直交する方向に所定量移動(シフト)させる。これにより、仮綴じされていない用紙は、通常の排紙トレイ10への排出箇所から所定量シフトした位置に排出される。そして、仮綴じ禁止が指示された一連の動作(ジョブ)が終了したら、排紙トレイ10を元の位置に戻す。
このように、仮綴じを禁止した場合、シフト処理を行うことで、仮綴じされていない複数枚の用紙は、排紙トレイ10の通常の排出位置とは、異なる位置(シフトした位置)に排出される。従って、自身が出した用紙であることを、容易に把握することができる。
また、仮綴じ部70が仮綴じできる許容枚数を超えるときは、仮綴じを行なわずに、シフト処理を行って、排紙トレイ10へ排出してもよい。
図14は、仮綴じ部70が仮綴じできる許容枚数を超えるときシフト処理を行うようにした制御フロー図である。
図14に示すように、排出モードが設定された場合(S22のYES)、制御部61は、一連の動作(1ジョブ)で印刷される用紙の枚数を把握する(S23)。一連の動作(1ジョブ)で印刷される用紙の枚数は、画像形成装置2からの情報により把握することができる。把握した印刷枚数が、仮綴じ部70が仮綴じ可能な許容枚数を超えるとき(S23のNO)は、シフト処理を行う(S25)。具体的には、上述したように、排紙トレイ10を、図2の紙面と直交する方向に所定量移動(シフト)させた後、仮綴じ用積載トレイ71に用紙を積載せずに、そのまま、排紙トレイ10へ排出する。一方、印刷枚数が仮綴じ部70の許容枚数以下(S23のYES)で、仮綴じ禁止が指示されていない場合(S24のNO)は、仮綴じ部70で一連の動作(1ジョブ)で印刷された複数の用紙を仮綴じして、排紙トレイ10に排出する(S26)。
これにより、仮綴じ部70で仮綴じできる許容枚数を超える印刷枚数のときは、シフト処理を行うことで、排紙トレイ10に排出されたとき、自分が印刷した用紙束か、他のユーザが印刷した用紙束かを容易に把握することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
画像形成装置2などの画像形成手段から出力された複数枚の用紙からなる用紙束6を綴じる端部綴じ部25などの綴じ手段と、画像形成手段から出力された複数枚の用紙からなる用紙束6を仮綴じする仮綴じ部70などの仮綴じ手段と、綴じ手段および仮綴じ手段により綴じられた用紙束6が排紙される排紙トレイ10とを備えた用紙処理装置3において、画像形成手段が有するプリンタモード、コピーモードおよびファクシミリモードの少なくともひとつのモードで、綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示できるように構成し、前記モードにおいて、1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された一連の用紙が複数枚で、かつ、前記綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示している場合は、前記綴じ手段により綴じ処理を行って前記排紙トレイ10に排紙し、1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された一連の用紙が複数枚で、かつ、前記綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示していない場合は、前記仮綴じ手段により仮綴じを行ってから前記排紙トレイ10へ排紙する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、端部綴じ部25などの綴じ手段により綴じ処理を指示できるように構成しているので、ユーザの1回の画像形成指示により画像形成装置2などの画像形成手段から出力された複数枚の用紙に対して、綴じ処理を所望しているユーザに対して、綴じ処理された用紙束6を排出することができる。これにより、綴じ処理が指示できず、全て仮綴じで排紙トレイ10に排出されるものとは異なり、ユーザ自ら綴じ処理を行う手間が生じることがない。また、綴じ処理が指示されていない場合は、複数枚の用紙に対して仮綴じして、排紙される。これにより、排紙トレイ10から容易に自分が印刷した複数枚の用紙を把握することができ、排紙トレイ10上の用紙束6に対して、自分が印刷した用紙か否かを一枚、一枚確認する手間が生じるのを抑制することができる。これにより、利便性の高い装置を提供することができる。
(態様2)
また、(態様1)において、仮綴じ部70などの仮綴じ手段が、圧着綴じ方式である。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、仮綴じされたシート束をばらしたときに、クリップや針などの不要物が生じることがない。その結果、資源の無駄が生じるのを防止することができる。
(態様3)
また、(態様1)または(態様2)において、用紙に対して穿孔処理を施す穿孔部80などの穿孔手段と、仮綴じ部70などの仮綴じ手段を移動させる移動機構270などの移動手段とを備え、穿孔手段による穿孔位置と、仮綴じ手段による仮綴じ位置とが重なる場合、移動手段により仮綴じ手段を移動させて、仮綴じ位置を変更する。
かかる構成を備えることで、通常の仮綴じ位置に穿孔が施された用紙でも、仮綴じを行って、排紙トレイ10へ排出することができる。
(態様4)
また、(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、端部綴じ部25などの綴じ手段が、針を用いて用紙束6を綴じる針有り綴じ方式である。
(態様4)によれば、用紙束を強固に綴じることができる。
(態様5)
用紙上に画像を形成する画像形成装置2と、画像形成装置2によって画像形成された用紙に対して所定の処理を施す用紙処理装置3とを備えた画像形成システム1において、用紙処理装置3として、(態様1)乃至(態様4)いずれかの用紙処理装置を用いた。
かかる構成を備えることで、資源の無駄を抑え、利便性の高い画像形成システムを提供することができる。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 用紙処理装置
5 用紙
6 用紙束
10 排紙トレイ
11 入口ローラ
25 端部綴じ部
61 制御部
70 仮綴じ部
71 仮綴じ用積載トレイ
80 穿孔部
171 上圧着歯
172 下圧着歯
173 上歯アーム
174 下歯アーム
176 ギヤ
177 カム駆動ギヤ
178 カム
179 バネ
270 移動機構
271 ステッピングモータ
272 タイミングベル
特開平8−36328号公報

Claims (5)

  1. 画像形成手段から出力された複数枚の用紙からなる用紙束を綴じる綴じ手段と、
    前記画像形成手段から出力された複数枚の用紙からなる用紙束を仮綴じする仮綴じ手段と、
    前記綴じ手段または前記仮綴じ手段により綴じられた用紙束が排紙される排紙トレイとを備えた用紙処理装置において、
    前記画像形成手段が有するプリンタモード、コピーモードおよびファクシミリモードの少なくともひとつのモードで、前記綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示できるように構成し、
    前記モードにおいて、1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された一連の用紙が複数枚で、かつ、前記綴じ手段による綴じ処理をユーザが指示している場合は、前記綴じ手段により綴じ処理を行って前記排紙トレイに排紙し、前記綴じ手段による綴じ処理および前記仮綴じ手段による仮綴じ処理のいずれもユーザが指示していないときでも、1回の画像形成指示により画像形成手段から出力された一連の用紙が複数枚の場合は、前記仮綴じ手段により仮綴じを行ってから前記排紙トレイへ排紙することを特徴とする用紙処理装置。
  2. 請求項1の用紙処理装置において、
    前記仮綴じ手段が、圧着綴じ方式であることを特徴とする用紙処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の用紙処理装置において、
    前記用紙に対して穿孔処理を施す穿孔手段と、
    前記仮綴じ手段を、移動させる移動手段とを備え、
    前記穿孔手段による穿孔位置と、前記仮綴じ手段による仮綴じ位置とが重なる場合、前記移動手段により前記仮綴じ手段を移動させて、仮綴じ位置を変更することを特徴とする用紙処理装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の用紙処理装置において、
    前記綴じ手段が、針を用いて用紙束を綴じる針有り綴じ方式であることを特徴とする用紙処理装置。
  5. 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置によって画像形成された用紙に対して所定の処理を施す用紙処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記用紙処理装置として、請求項1乃至4いずれかに記載の用紙処理装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
JP2013145745A 2013-07-11 2013-07-11 用紙処理装置および画像形成システム Expired - Fee Related JP6256791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145745A JP6256791B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 用紙処理装置および画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145745A JP6256791B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 用紙処理装置および画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015016969A JP2015016969A (ja) 2015-01-29
JP6256791B2 true JP6256791B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=52438362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013145745A Expired - Fee Related JP6256791B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 用紙処理装置および画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6256791B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3501503B2 (ja) * 1994-07-25 2004-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置およびシート後処理装置
JP3336203B2 (ja) * 1995-09-25 2002-10-21 株式会社リコー シート処理装置及びシート処理方法
JP4044420B2 (ja) * 2002-11-15 2008-02-06 シャープ株式会社 用紙後処理装置
JP5310627B2 (ja) * 2010-03-29 2013-10-09 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015016969A (ja) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7740238B2 (en) Sheet processing apparatus
CN100456148C (zh) 用纸后处理装置及其控制方法
JP5726130B2 (ja) 折り装置、後処理装置及び画像形成装置
JP3805239B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5925157B2 (ja) シート積載装置及びシート処理装置並びに画像形成装置
JP2008012755A (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
JPH10245151A (ja) 画像形成装置
JP3533871B2 (ja) 画像形成装置
JP2006056671A (ja) 後処理装置
US7590380B2 (en) Bookbinding apparatus and bookbinding method
JP2009062107A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5081935B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP2017081696A (ja) シート処理装置、画像形成システム及びシート処理装置の制御方法
US20080075491A1 (en) Image forming apparatus
US9104163B2 (en) Image forming apparatus and post-processing apparatus
JP6256791B2 (ja) 用紙処理装置および画像形成システム
JP4957714B2 (ja) 用紙後処理装置
JP4938487B2 (ja) 画像形成システム
JP2008063126A (ja) シート後処理装置
JP2012121711A (ja) シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2008012756A (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
JP2016098094A (ja) 画像形成装置、後処理装置及び画像形成システム
JP5445389B2 (ja) 画像形成システム
CN102963761A (zh) 折叠处理装置及包括该折叠处理装置的图像形成装置
JP4155915B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6256791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees