JP6255655B2 - 見積支援装置、算出方法、およびプログラム - Google Patents

見積支援装置、算出方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6255655B2
JP6255655B2 JP2016178449A JP2016178449A JP6255655B2 JP 6255655 B2 JP6255655 B2 JP 6255655B2 JP 2016178449 A JP2016178449 A JP 2016178449A JP 2016178449 A JP2016178449 A JP 2016178449A JP 6255655 B2 JP6255655 B2 JP 6255655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
estimate
information
unit
processing
subcontractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016178449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017215925A (ja
Inventor
磨一 名取
磨一 名取
隆司 奥島
隆司 奥島
和司 井上
和司 井上
大 長谷川
大 長谷川
強 山口
強 山口
小林 裕
裕 小林
仁推 桑原
仁推 桑原
Original Assignee
株式会社Nvt
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Nvt filed Critical 株式会社Nvt
Publication of JP2017215925A publication Critical patent/JP2017215925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6255655B2 publication Critical patent/JP6255655B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は見積支援装置、算出方法、およびプログラムに関する。
製品の設計作業において、コストの見積作業を支援する方法が知られている。例えば、製品の形状および材質を規定するために、製品に対して施す複数の設計操作の内容と、該設計操作に応じて製品の加工を行うために必要となるコストの見積りを算出するための情報とを対応づけて記憶しておき、設計を行う際に、製品に設計操作のうちの設計操作を施す度に、該設計操作の内容に対応づけて記憶されたコストの見積りを算出するための情報を取得し、該取得されたコストの見積りを算出するための情報に基づいて、当該設計操作に応じて製品を加工するためのコストの見積りである操作毎コスト見積りを求め、製品に当該設計操作を施した時点までに施された設計操作に対して求めた操作毎コスト見積りの合計を求めることにより、製品に当該設計操作までの設計操作に応じた加工を製品に施すために必要となるコストの見積りの総和を算出し、算出されたコストの見積りの総和を外部へ出力する方法が知られている。
特開平8−161378号公報
製造業、特に中小製造業にとって、見積書の作成業務は、受注に際し重要な業務でありながら、一般的に受注率が2〜3割程度と言われるように低いため、作業時間が無駄になることが多い。
また、実務経験が豊富な社員でなければ対応が難しい。このため作業負荷が偏ってしまう。特に中小企業においては、経営者しか見積りが任せられない場合が多い。また、見積を作成できる社員が複数存在する場合も価格を作成者の経験に頼ることが多く、社内で統一した単価を構築したいという要求がある。
1つの側面では、本発明は、見積を簡易に作成することを目的とする。
上記目的を達成するために、開示の見積支援装置が提供される。この見積支援装置は、見積対象の図面を記憶する第1の記憶部と、見積を構成する要素それぞれに設定された見積金額の基準となる係数を記憶する第2の記憶部と、前記図面内の加工対象部材における要素の入力を受け付けると、前記係数を用いて入力された要素に関する見積金額を算出する算出部と、を有している。
1態様では、見積を簡易に作成することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態の見積支援システムを示す図である。 ユニット情報を登録する際のフローである。 実施の形態の見積支援装置のハードウェア構成を示す図である。 実施の形態の見積支援装置の機能を示すブロック図である。 見積情報記憶部に記憶される見積情報を説明する図である。 ユニット登録画面を説明する図である。 ログイン後の端末装置に表示される管理画面の一例を説明する図である。 図面コンテナ画面を説明する図である。 見積画面を説明する図である。 寸法合わせを説明する図である。 加工領域の選択の一例を示す図である。 加工詳細表示部を説明する図である。 1つの見積対象図面に対する見積が完了した状態の見積図面を示す図である。 計算式情報部に記憶されている情報を説明する図である。 計算式情報部に記憶されている情報を説明する図である。 計算式情報部に記憶されている情報を説明する図である。 計算式情報部に記憶されている情報を説明する図である。 係数管理画面を説明する図である。 係数調整画面を説明する図である。 係数調整画面の他の例を説明する図である。 第2の実施の形態の見積支援装置の機能を示すブロック図である。 外注先見積情報記憶部に記憶される情報を説明する図である。 第2の実施の形態の見積画面を説明する図である。 外注依頼画面を説明する図である。 見積内容入力画面を説明する図である。 受領見積一覧画面を説明する図である。 外注見積画面を説明する図である。 見積依頼履歴画面を説明する図である。 見積確認画面を説明する図である。 金額が設定された加工費表示部を説明する図である。
以下、実施の形態の見積支援装置を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の見積支援システムを示す図である。
第1の実施の形態の見積支援システム10は、見積支援装置1が、インターネットや専用線等のネットワークを介して端末装置2a、2b、2cに接続されている。
端末装置2a、および端末装置2bはA社、端末装置2cはB社等に配置されている装置である。端末装置2a、2b、2cとしては、例えばデスクトップPC、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。
見積支援装置1と、端末装置2a、2b、2cはWebプログラムを実装している。端末装置2a、2b、2cは、Webブラウザを介して見積に関する情報を見積支援装置1とやりとりする。
以下の説明では、1つの見積に関するやりとりをユニットという単位で表現する。また、以下の説明では、見積に関する情報を「ユニット情報」と言う。
なお、本実施の形態では機械加工に関する見積に関するやりとりを例示するが、機械加工は見積対象の一例であり、本発明の見積対象は機械加工に限定されず、他の商品やサービスに適用することができる。
以下、見積支援システム10をA社の各担当者が利用するものとして説明する。
A社の各担当者は、それぞれ自己に割り当てられたEmailアドレス等を用いて見積支援装置1にユーザ登録を行うことにより、見積支援装置1が構築する見積支援システム10にアクセスする環境を整える。
担当者が見積支援システム10を用いてユニット情報を登録する際の基本的なフローを説明する。
図2は、ユニット情報を登録する際のフローである。
登録者は、ユニット情報とそのユニット情報に属する図面の登録を担当する。発生した見積案件に応じてユニット情報の基本的な情報(例えば、自社名や発注先、納期等)を登録する。また、図面の難易度を登録する。登録者としては、例えば各社の営業マン等が挙げられる。
作成者は、ユニット情報の編集、およびユニット情報に含まれる図面情報の編集を担当する。各図面の詳細情報を入力し、見積案件の総額を算出する。作成者としては、例えば、各社の事務員や技術者等が挙げられる。
なお、登録者と作成者は、同一ユーザが兼任することもできる。
承認者は、作成者が作成した見積の承認を担当する。作成者が作成した見積内容を確認し、内容に応じて承認または却下する権限を有する。
例えばA社の作成者が端末装置2aを操作することにより、見積支援装置1が端末装置2aに接続されたモニタにログイン画面を表示させる。作成者はログイン画面にメールアドレスおよびパスワードを入力することにより、見積支援装置1が提供するサービスにログインすることができる。なお、メールアドレスは、作成者を識別する識別情報の一例である。
端末装置2aは、ログイン後に、見積作成に関する処理を、見積支援装置1を介して実行することができる。処理の種別としては、例えばユニット情報の作成、送受信、閲覧、編集等が挙げられる。
以下、開示の見積支援装置1をより具体的に説明する。
図3は、実施の形態の見積支援装置のハードウェア構成を示す図である。
見積支援装置1は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、見積支援装置1の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に使用する各種データが格納される。
バス108には、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、ドライブ装置106、および通信インタフェース107が接続されている。
ハードディスクドライブ103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ハードディスクドライブ103は、見積支援装置1の二次記憶装置として使用される。ハードディスクドライブ103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ104aの画面に表示させる。モニタ104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や、液晶表示装置等が挙げられる。
入力インタフェース105には、キーボード105aとマウス105bとが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード105aやマウス105bから送られてくる信号をCPU101に送信する。なお、マウス105bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、例えばタッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等が挙げられる。
ドライブ装置106は、例えば、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された光ディスクや、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の持ち運び可能な記録媒体に記録されたデータの読み取りを行う。例えば、ドライブ装置106が光学ドライブ装置である場合、レーザ光等を利用して、光ディスク200に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク200には、Blu−ray(登録商標)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。
通信インタフェース107は、ネットワーク50に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク50を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータを送受信する。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には見積支援装置1のハードウェア構成を示したが、端末装置2a等、他のコンピュータも同様のハードウェア構成である。
図3に示すようなハードウェア構成の見積支援装置1内には、以下のような機能が設けられる。
図4は、実施の形態の見積支援装置の機能を示すブロック図である。
見積支援装置1は、見積図面記憶部11と、見積情報記憶部12と、計算式記憶部13と、係数情報記憶部14と、制御部15とを有している。
見積図面記憶部11には、見積依頼先から送られてきた見積対象図面の電子データがバイナリデータとして記憶されている。電子データの拡張子としては、例えばDXF、PDF等が挙げられる。
見積情報記憶部12には、見積に用いる情報が記憶されている。
図5は、見積情報記憶部に記憶される見積情報を説明する図である。
本実施の形態では、見積情報はテーブル化されて記憶されている。
見積情報テーブルT1には、ユニットID、ユニット情報、図面ID、図面名、基本情報ID、基本情報、材料費ID、材料費情報、加工項目IDおよび加工項目情報の欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
ユニットIDの欄には、ユニットを識別する情報が設定される。
ユニット情報の欄には、登録者または作成者により入力されるユニット情報が設定される。
図面IDの欄には、図面を識別する情報が設定される。
図面名の欄には、依頼者から受け取った図面の名前が設定される。
基本情報IDの欄には、基本情報を識別する情報が設定される。
基本情報の欄には、図番、品名、納品数量、調整額等、図面に関する情報が設定される。
材料費IDの欄には、材料費情報を識別する情報が設定される。
材料費情報の欄には、材料費を決定する要素となる情報が設定される。
加工項目IDの欄には、加工項目情報を識別する情報が設定される。
加工項目情報の欄には、加工する機械名や、加工名、加工費等、加工に関する項目情報が設定される。
再び図4に戻って説明する。
計算式記憶部13には、見積金額を計算する際に使用する計算式が記憶されている。なお、計算式の内容については後に詳述する。
係数情報記憶部14には、見積を構成する要素(材料費、加工費等)それぞれに設定された見積金額の基準となる係数に関する情報(係数情報)が記憶されている。係数情報は、制御部15が見積金額を演算する際に用いる。
制御部15は、見積支援システム全体を制御している。例えば、制御部15は、ユーザのシステムへのログイン、ログアウトや、各画面の作成等を制御する。
また、制御部15は、各記憶部に記憶されている情報を用いて見積金額を算出する。例えば、C社からEメールやFAX等で見積依頼を受け取ったA社の登録者は、端末装置2aを操作することにより、ログイン後に表示されるユニット登録画面にて見積先をC社とするユニット情報を作成する。
図6は、ユニット登録画面を説明する図である。
登録画面110には、参照ボタン111と、ユニット情報入力部112と、ユニット登録ボタン113とが表示されている。
登録者により参照ボタン111が選択(押下)されると、制御部15は、端末装置2a内のフォルダを参照する画面をモニタ104aに表示する。
登録者は、端末装置2aを操作することにより、見積対象の図面を選択する。
ユニット情報入力部112には、顧客名、ユニット名、見積納期、製品納期の項目が含まれている。
登録者は、顧客名、ユニット名、見積納期、および製品納期を入力する。
そして、登録者によりユニット登録ボタン113が選択(押下)されると、制御部15は、登録者により入力された情報に見積番号、および登録日を割り振ったユニット情報を作成する。見積番号は、見積を一意に定める番号であり、登録日は、登録者がユニット登録ボタン113を選択した日付である。
そして、制御部15は、見積対象の図面を見積図面記憶部11に記憶する。また、制御部15は、ユニットIDを生成し、ユニット情報および図面名を関連づけて見積情報テーブルT1に記憶する。ユニット情報と見積対象の図面とは、ユニットIDにより関連づけられる。
その後、A社の作成者が見積金額を算出する際には、システムにログインする。
図7は、ログイン後の端末装置に表示される管理画面の一例を説明する図である。
図7に示す管理画面120は、端末装置2aに表示される画面の一例である。
管理画面120には、メニュー表示部121と、ユニット表示部122と、承認待ちユニット表示部123と、承認済ユニット表示部124とが表示されている。
メニュー表示部121には、各種メニューが表示される。図7にはユニット登録ボタン121aと係数管理ボタン121bとが表示されている。ユニット登録ボタン121aが選択されると、制御部15は、前述した登録画面110をモニタ104aに表示する。これにより、作成者もユニット情報を作成することができる。
係数管理ボタン121bが選択されると、制御部15は、係数管理画面をモニタ104aに表示する。なお、係数管理画面については後述する。なお、図示していないが、メニューとしては、作成者や登録者の情報を編集できるユーザ管理メニューや、顧客情報を編集できる顧客管理メニュー等が設けられていてもよい。
ユニット表示部122には、登録者が登録済のユニットに関するユニット情報や、作成中のユニットに関するユニット情報が表示される。
ユニット情報には、見積番号、ユニット名、顧客名、見積金額、登録日、承認日、見積納期、製品納期、登録者、作成者、承認者の項目が含まれている。
また、ユニット情報には、作成者の見積作成状況を示すステータスの項目がある。見積作成が完了した場合は「登録済」が表示される。見積作成中の場合は「作成中」が表示される。また、ステータスが「作成中」のユニット情報については、さらに編集ボタン122aおよび表示ボタン122bが表示される。
作成者により編集ボタン122aが選択されると、制御部15は、図面コンテナ画面をモニタ104aに表示する。作成者により表示ボタン122bが選択されると、制御部15は、当該ユニットの見積書を表示する表示画面をモニタ104aに表示する。
承認待ちユニット表示部123には、承認待ちのユニットに関するユニット情報が表示される。ステータスは「承認待ち」となる。
承認済ユニット表示部124には、承認済のユニットに関するユニット情報が表示される。
なお、図示したステータス以外にも、「登録済」、「承認済」、「差し戻し」のステータスがある。
「登録済」は、登録者がユニットを登録した段階でユニットに割り振られるステータスである。
「承認済」は、承認待ちのユニットを承認者が承認した段階でユニットに割り振られるステータスである。
「差し戻し」は、承認待ちのユニットを承認者が却下した段階でユニットに割り振られるステータスである。
次に、編集ボタン122aが選択されたときに遷移する図面コンテナ画面を説明する。
図8は、図面コンテナ画面を説明する図である。
図面コンテナ画面130には、図面選択部131と保存ボタン132と合計金額表示部133が表示されている。
図面選択部131はドロップダウンボタン形式になっており、ドロップダウンボタンを選択することにより、制御部15は、当該ユニット情報に関連づけられている見積対象図面の図面名を表示する。図8では、ABC114048.pdfとABC114049.pdfが表示されている。
合計金額表示部133には、当該ユニット情報に関連づけられている見積対象図面の見積額の合計が表示される。図8では、ABC114048.pdfとABC114049.pdfの各見積金額の合計が表示されている。
保存ボタン132が選択されると、制御部15は、金額を確定させる。確定した金額は、見積情報記憶部12の見積情報テーブルT1のユニット情報に記憶される。
作成者がいずれかのデータ名を選択すると、制御部15は、見積対象画面をモニタ104aに表示する。
図9は、見積画面を説明する図である。
見積画面140には、図面表示部141とメニュー表示部142と基本情報表示部143と、材料費表示部144と、保存ボタン145と、加工費表示部146が設けられている。
図面表示部141は、図面コンテナ画面130にて選択された図面が描画される。
図9には加工対象部材20が図示されている。
作成者は、マウス105aとキーボード105bとを使用して、図面の移動、拡大/縮小、寸法合わせ等の操作が可能となる。
メニュー表示部142には、図面に対して行う操作を選択するメニューが表示される。
図9では測定ボタン142aと加工ボタン142bが表示されている。
測定ボタン142aが選択されると、制御部15は、サブメニューとして寸法合わせと長さ測定を表示する。寸法合わせは、作成者が見積を作成する際に図面内の材料の寸法の基準を決定する際に用いる。
長さ測定は、図面内における任意の2点間の距離を測定する際に用いる。なお、測定する長さは、「寸法合わせ」の結果に基づき決定される。このため、寸法合わせを行う前は、長さ測定はできない。
加工ボタン142bが選択されると、加工に使用する機械名が表示される。この機械名は、予めシステム内に記憶されている。機械名としては、CNC旋盤、複合加工機、汎用旋盤、円筒研削盤、マシニングセンター、ジグボーラー、五軸マシニングセンター、門型マシニングセンター、NCフライス盤、汎用フライス盤等が挙げられる。
各機械名を選択すると、当該機械で加工可能な加工種別一覧が右側に表示される。加工種別としては、バイト加工−内径加工、バイト加工−内径溝加工、バイト加工−内径ネジ切り加工、バイト加工−外径加工、バイト加工−外径溝加工、バイト加工−外径ネジ切り加工、バイト加工−端面溝加工、バイト加工−端面ネジ切り加工、穴加工−ストレート穴、穴加工−ネジ穴、穴加工−座繰り穴、穴加工−皿穴、穴加工−長穴、エンドミル加工−輪郭加工、エンドミル加工−ポケット加工、エンドミル加工−島残し加工、エンドミル加工−溝加工がある。
基本情報表示部143には、図番、品名、納品数量、調整額が表示される。
図番は、各図面に割り振られるユニークな文字列である。
品名は、見積対象の品名である。
納品数量は、納品する品の数量である。
調整額は、見積の小計を調整するための項目である。小計と調整費の和が最終的な見積金額となる。
また、基本情報表示部143には、小計が表示される。小計は、図面の小計金額である。
保存ボタン145が選択されることにより、現在の小計が見積情報テーブルT1に反映される。
材料費表示部144には、材料費を計算するために作成者が入力または選択する項目が表示される。項目としては、例えば材質、形状、厚み、幅、長さ、直径、奥行き、予備材料数量、送料、仕上げ、表面処理、外注加工費、工具費、治具費等がある。材料の形状に応じて表示される項目は異なる。例えば、形状が角モノの場合、直径、奥行きは表示されない。また、形状が丸モノの場合、厚み、幅、長さは表示されない。
加工費表示部146には、作成者により入力された加工費が一覧テーブル形式で表示される。
次に、作成者が見積を作成する手順を説明する。
図10は、寸法合わせを説明する図である。
作成者が測定ボタン142aを選択し、寸法合わせを選択する。そして、作成者は、図面内の、任意の位置でマウス105aをクリックする(開始位置の指定)、次に、作成者は、任意の位置までマウスのカーソルを移動させ、クリックする(終了位置の指定)。図10では加工対象部材20の一方の端部であるポイントP1を開始位置に指定し、他方の端部であるポイントP2を終了位置に指定したものとする。制御部15は、指定したポイントP1、P2間の寸法を入力するモーダル147を表示する。作成者は、寸法をmm単位でモーダル147に入力する。
図10では、見積対象図面に数値が予め設定されている。その数値を利用して寸法合わせを行っている。
次に、作成者は、材料費表示部144の各項目に値を入力または選択する。
制御部15は、入力された値に基づき加工対象部位の体積を計算する。そして、制御部15は、計算した体積に材料の単価を掛け合わせることにより、材料費を算出する。
次に、作成者は、加工項目を決定する。具体的には、作成者は、加工ボタン142bを押下することにより機械名が例えばプルダウン形式で表示される。作成者は、加工する機械名を選択し、表示される加工種別を選択する。
本実施の形態では、五軸マシニングセンターを用いてエンドミル加工−ポケット加工を行う場合を例に説明する。
次に、作成者は、加工対象部材の加工領域を選択する。
図11は、加工領域の選択の一例を示す図である。
具体的には、作成者は、加工箇所を取り囲むように複数のポイントをクリックする。クリックされたポイントを結ぶ直線の軌跡により形成される図形によって囲まれる領域が加工領域になる。図11では、斜線部により囲まれた領域が加工領域である。
加工領域が決定されると、制御部15は、加工詳細表示部148を見積画面140に表示する。
図12は、加工詳細表示部を説明する図である。なお、図12では見積画面140の一部の図示を省略している。
加工詳細表示部148には、特定の加工の詳細情報を入力する項目が表示される。項目としては、例えば工具、精度、面精度、方向、ねじ、穴径(下)、座繰り径(上)、皿穴(上)、穴深さ、穴長さ、工具径、突き出し長さ、箇所数、深さ等がある。
五軸マシニングセンターを用いてエンドミル加工−ポケット加工を行う場合の項目は、図12に示すように箇所数、工具径、突き出し長さ、深さ、工具である。制御部15は、計算式記憶部13に記憶されている計算式を用いて箇所数、工具径、突き出し長さ、および深さから加工対象部位の体積を計算する。そして、計算した体積に、基準加工単価係数(後述)および切削体積係数(後述)を掛け合わせることにより加工費を算出する。
制御部15は、算出した加工費を加工費表示部146に表示する。図12に示す加工費表示部146には、算出した加工費が表示されている。
加工項目が複数存在する場合、作成者は、再度加工ボタン142bを押下することにより加工する機械名を選択し、表示される加工種別を選択する。そして、制御部15は、前述した処理と同様の処理を行って加工費を算出する。
図13は、1つの見積対象図面に対する見積が完了した状態の見積図面を示す図である。
加工費が2つの加工の合計で12,450円、材料費が1,070円、小計が13,520円である。
作成者が保存ボタン145を選択することにより、制御部15は、見積画面140に表示されている情報を見積情報記憶部12に記憶する。また、制御部15は、管理画面120をモニタ104aに表示する。
見積を行っていない見積対象図面が存在する場合、作成者は、再び編集ボタン112aを選択することにより、制御部15が図面コンテナ画面130をモニタ104aに表示する。作成者は、図面選択部131を選択することにより、当該ユニット情報に関連づけられている見積対象図面ABC114049.pdfを選択する。
そして、作成者は見積対象図面ABC114049.pdfについて見積を作成する。
これら2つの見積対象図面の見積が完了すると、作成者は図面コンテナ画面130の保存ボタン132を押下する。これにより、制御部15は、見積内容を確定し、当該ユニット情報を見積情報記憶部12に記憶する。また、制御部15は、管理画面120をモニタ104aに表示する。このとき、制御部15は、管理画面120のユニット表示部122にユニット情報を表示する。当該ステータスは、「承認待ち」となる。
次に、計算式記憶部13に記憶されている情報を説明する。
図14〜図17は、計算式情報部に記憶されている情報を説明する図である。
図14は、ユニット情報の各項目を計算するユニット計算式テーブルT2を示している。ユニット計算式テーブルT2には、シンボル、見積構成要素名、算出方法および計算式の欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
シンボルの欄には見積を構成する要素としてのシンボル名が設定されている。
見積構成要素名の欄にはシンボルの内容を説明する名称が設定されている。
算出方法の欄には、シンボルをどのように決定するかを示す情報が設定されている。「制御部」は、制御部15が演算により算出することを示している。「キー選択」は、複数のキー(Key)から作成者に選択させることを示している。選択させる値の設定は、後述する係数調整画面にて行う。
「ユーザ入力」は、作成者が直接値を入力することにより得られることを示している。
計算式の欄には、シンボルを計算する計算式が設定されている。斜線部分は、計算しないことを示している。
材料費の算出方法は、図15にて説明する。加工費の算出方法は、図16にて説明する。
図15に示す材料費計算式テーブルT3は、制御部15が材料費を計算する際に参照するテーブルである。発注方法係数は、仕上げなし発注、フライス仕上げ発注、研磨仕上げ発注等の中から作成者がキー選択する。
図16に示す加工費計算式テーブルT4は、制御部15が加工費を計算する際に参照するテーブルである。個別加工費の算出方法は、図17で説明する。
図17に示す個別加工費計算式テーブルT5は、制御部15が個別加工としてバイト加工費を計算する際に用いるテーブルである。図示していないが、ストレート穴加工等、別の個別加工を実行する際には、別途ストレート穴加工用に設けられたテーブルを参照する。
なお、個別加工費計算式テーブルT5の基準加工単価は、全ての係数が1のとき、1[cc]切削した金額である。
また、工具種別係数、工具直径係数、および工具付き出し長さ係数は、それぞれ内径加工、内径溝加工、外径加工、内径ネジ切り加工、外径加工、外径溝加工、外径ネジ切り加工、端面溝加工、端面ネジ切り加工の8種類の加工内容毎に係数を持つ。
なお、図14〜図17に示した計算式は一例であり、各シンボルの計算方法は、これらの計算式に限定されないことは言うまでもない。
次に、管理画面120の係数管理ボタン121bが選択されたときに遷移する係数管理画面を説明する。
図18は、係数管理画面を説明する図である。
係数管理ボタン121bが選択された場合、制御部15は係数情報記憶部14を参照し、係数管理画面をモニタ104aに表示する。
係数管理画面150には、見積金額に影響する各種係数が表示される。
作成者がいずれかの係数について編集を希望する場合、各係数名の右側に設けられた編集ボタン150aを選択する。制御部15は、係数調整画面をモニタ104aに表示する。
図19は、係数調整画面を説明する図である。
係数調整画面151は、箇所数係数(エンドミル加工−溝加工)の係数を調整する場合の画面である。
係数調整画面151には、係数調整部151aとグラフ表示部151bが表示されている。
係数調整部151aには、keyと値(係数)の欄が設けられている。keyは、加工種別によって異なるが、値を変えたい題目である。例えば、エンドミル加工−溝加工では加工する溝の数に該当する。値は加工種別によって異なるが、エンドミル加工−溝加工では加工する溝1つ当たりの値(金額)に該当する。
図19に示す例では、加工する溝の数が多くなれば溝1つ当たりの値が安くなることを示している。
keyの数は任意に増減することができる。
グラフ表示部151bには、keyを横軸、値を縦軸にとったグラフが表示されている。
作成者がkeyの値を変えたり、keyを増やしたりすることにより、グラフが変化する。作成者がグラフを参照することにより、係数の変化を視覚的に把握することができる。
なお、作成者が係数の値を変更した場合、それ以降の見積に対して変更された係数が適用されるが、変更以前の見積については適用されない。
なお、係数の変更履歴を保存するようにしてもよい。
図20は、係数調整画面の他の例を説明する図である。
係数調整画面152は、工具種別係数(バイト加工−外形溝加工)の係数を調整する場合の画面である。
係数調整画面152には、係数調整部152aとグラフ表示部152bが表示されている。
係数調整部152aには、使用する工具毎に係数が設定されている。
グラフ表示部152bには、変更前と変更後の値が設定されている。
以上述べたように、実施の形態の見積支援システム10によれば、制御部15が、図面内の加工対象部材における要素の入力を受け付けると、係数を用いて入力された要素に関する見積金額を算出するようにした。これにより、見積をある程度自動化することができる。また、係数を用いるため、価格が統一された見積を簡単に実行することができる。従って、実務経験があまり豊富ではない社員にも見積作業を任せることができる。
また、見積が合理的根拠に基づいてなされるため、曖昧な(見積作成者の経験と勘に頼った)見積りがなくなり、生産性が向上する。
また、見積の記録が残るため、過去の経験を踏まえた見積を作成することができる。例えば、発注先からの年次の値下げ要求に対し、原価が把握されているため、根拠に基づいた回答ができる。
また、予め設定した係数を用いて見積を算出するため、案件毎に採算が取れているか否かの判断を容易に行うことができる。例えば、採算が取れている金額を係数に設定しておけば、見積支援装置1が算出した金額以上の金額を発注先に提示すれば、受注した案件の採算が取れていることが容易に分かる。
また、見積の提示に対する受注実績を記憶しておき、見積を発注先に提示する際に、受注予測(例えば、見積金額が50万円であれば、受注確率50%、45万円ならば70%等の判断)を見積支援装置1に計算させることもできる。
また、勤務態など厳しく指導を行いたいが、見積に携わる社員については辞められるリスクを考えてしまい、なかなか本音が言えない等の意見がある。
本実施の形態の見積支援システム10を導入することにより、このような問題を容易に解決することができる。
なお、本実施の形態では、見積書を作成するために加工種別それぞれに応じた係数を設定した。しかし、本実施の形態のアイデアを適用する分野はこれに限らず、例えば、サービス業等にも適用することができる。例えば、士業が料金設定をする場合、サービス項目に応じた係数を設定し、見積を作成することができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態の見積支援装置について説明する。
以下、第2の実施の形態の見積支援装置について、前述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施の形態では、作成者が見積の一部を外注先に依頼することができる。
図21は、第2の実施の形態の見積支援装置の機能を示すブロック図である。
第2の実施の形態の見積支援装置1aは、外注情報記憶部16、外注先見積情報記憶部17および動画像データ記憶部18をさらに有している。
外注情報記憶部16には、どの外注先がどの加工(見積を構成する要素)が可能か(どの見積が可能か)を示す情報が外注先毎に設定されている。また、各外注先には、それぞれ固有の外注先IDが割り振られている。
外注先見積情報記憶部17には、外注先が作成した見積情報が記憶される。
図22は、外注先見積情報記憶部に記憶される情報を説明する図である。
本実施の形態では、外注先見積情報はテーブル化されて記憶されている。
外注先見積情報テーブルT6には、ユニットID、図面ID、基本情報ID、材料費ID、材料費情報、加工項目ID、加工項目情報および外注先情報の欄が設けられている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
外注先見積情報テーブルT6において見積情報テーブルT1と同じ名前の欄は、見積情報テーブルT1と同じ内容が設定される。外注先情報の欄には、外注先により設定された見積金額や、後述する外注見積画面等で外注先や作成者により入力された情報等が外注先IDに関連づけられて記憶される。
動画像データ記憶部18には、作成者により作成された動画像データが記憶される。
図23は、第2の実施の形態の見積画面を説明する図である。
第1の実施の形態では、外注加工費を作成者が入力した。しかし、第2の実施の形態では、外注加工費の入力を外注先に依頼することができる。なお、第2の実施の形態では、加工費を外注先に依頼する例を説明する。しかし、これに限らず、材料費やその他の費用の見積を外注先に依頼するようにしてもよい。
加工費表示部146には、加工項目毎に金額が表示されている。これは、作成者が所属する会社が自社で加工を行った場合の金額である。
第2の実施の形態の見積画面140aの加工費表示部146には、加工項目毎に外注依頼ボタン146aが配置されている。
作成者が外注依頼ボタン146aを選択すると、制御部15は、外注依頼画面をモニタ104aに表示する。
図24は、外注依頼画面を説明する図である。
外注依頼画面160には、外注依頼ボタン146aにより選択された加工費表示部146の加工項目が表示される。
外注依頼画面160には、外注先選択部161と、動画撮影ボタン162と、発注ボタン163が配置されている。
外注先選択部161はドロップダウンボタン形式になっており、ドロップダウンボタンを選択することにより、当該加工項目の加工が可能な外注先を識別する名称(社名等)が表示される。当該加工項目の加工が可能な外注先は、制御部15が外注情報記憶部16を参照することにより特定して表示する。
作成者は、ドロップダウンボタンを選択することにより、外注先を1つまたは複数選択することができる。
動画撮影ボタン162が選択されると、制御部15は、見積画面140aと撮影開始ボタン(図示せず)と撮影完了ボタン(図示せず)をモニタ104aに表示する。撮影開始ボタンを選択すると、制御部15は、図面表示部141の録画を開始する。
また、音声入力機器が端末装置2aに接続されている場合、制御部15は、作成者が口頭で説明する内容を、音声入力機器を介して取り込み録音する。
作成者は、例えばマウス105aを操作することにより、マウスカーソルを動かしつつ口頭で、図面表示部141に表示されている加工対象図面において外注先に依頼する加工項目の内容を説明する。説明を終え、作成者が撮影完了ボタン(図示せず)を選択すると、制御部15は、録音・録画された動画像データ(ビデオメッセージ)に動画IDを設定する。そして、制御部15は、外注先見積情報テーブルT6を参照し、外注依頼画面160に表示されている加工項目に対応する加工項目IDが設定されているレコードに設定した動画IDを記憶する。これにより、加工対象図面と動画とが関連づけられる。また、制御部15は、作成した動画像データを動画IDに関連づけて動画像データ記憶部18に記憶する。
作成者が見積内容入力ボタン163を選択することにより、制御部15は、見積内容入力画面をモニタに表示する。
図25は、見積内容入力画面を説明する図である。
見積内容入力画面300には、ユニット、加工種別、機械、発注先の欄が設けられている。これらの欄の情報は、外注依頼画面160に表示される情報と作成者が選択した外注先の情報に基づき制御部15が自動的に設定する。
また、見積内容入力画面300には製品納期、見積納期、件名、本文を入力する欄が設けられている。見積納期は日時を指定可能である。また、表示部300aには、見積対象の箇所が明記された加工対象図面が表示される。作成者は、表示部300aに表示される加工対象図面を編集することができる。
作成者は、必要事項を記入し、送信ボタン300bを選択することにより、制御部15は、見積内容入力画面300にて作成者が記入した情報を外注先見積情報テーブルT6の外注先情報の欄に記憶する。
外注先の担当者が見積支援システム10にログインすると、制御部15は、担当者固有の受領見積一覧画面をモニタに表示する。
図26は、受領見積一覧画面を説明する図である。
この受領見積一覧画面301では、担当者は見積依頼がどれ位きているかを把握することができる。具体的には、受領見積一覧画面301には、客先名、件名、依頼発行日、見積納期、ステータス、見積金額、採用の欄が設けられている。
客先名の欄には、外注を依頼した作成者が所属する社名が設定される。
件名の欄には、見積内容依頼画面300の件名に入力された件名が設定される。
依頼発行日の欄には、見積内容依頼画面300にて作成者が送信ボタン300bを選択した日付が設定される。
ステータスの欄には、外注先のステータスが設定される。
見積金額の欄には、外注先の担当者が回答した見積金額が設定される。
採用の欄には、外注先の担当者が回答した見積金額が客先に採用されたか否かを示すマークが表示される。
また、ステータスが回答済のものについては、見積書ボタン301aが表示される。外注先の担当者により見積書ボタン301aが選択されると、制御部15は、見積書のpdfをモニタに表示する。
そして、外注先の担当者が見積依頼を選択すると、制御部15は、外注見積図面をモニタに表示する。
図27は、外注見積画面を説明する図である。
外注見積画面302には、発注元、加工種別、機械の欄が設けられている。これらの欄の情報は、制御部15が自動的に設定する。
また、外注見積画面302には、見積金額を入力する欄が設けられている。金額は単価で入力するようにしてもよいし、合計金額を入力するようにしてもよい。また、表示部302aには、見積対象の箇所が明記された加工対象図面が表示される。
外注先の担当者は、必要に応じて動画像ボタン302bを選択して動画像データを閲覧しながら表示部302aに表示された加工対象図面の見積を行う。
具体的には、動画像ボタン302bが選択されると、制御部15が外注先見積情報テーブルT6を参照することにより当該加工対象に対応する動画IDを特定する。そして、制御部15は、特定した動画IDに基づいて動画像記憶部18に記憶されている動画像データを特定し、モニタに表示する。
この見積の際には、第1の実施の形態にて説明した係数を用いた見積方法を用いることができる。具体的には、外注先の担当者等が設定した外注先固有の係数が係数情報記憶部14に記憶されており、見積の際には、その係数情報を制御部15が読み出し、計算式記憶部13に記憶されている計算式を用いて見積を行う。
外注担当者は、見積金額を入力すると、提出ボタン302cを選択する。これにより、制御部15は、この外注先の見積金額を外注先見積情報テーブルT6の外注先情報の欄に格納する。
外注担当者が辞退ボタン302dを選択すると、制御部15は、作成者に送るメッセージを入力する画面(図示せず)をモニタに表示する。外注担当者は、この画面に見積を辞退する理由等を入力して送信することにより、作成者に辞退の理由等を説明することができる。
また、本実施の形態では動画像データで指示を行う例に加え、外注見積画面302には、モバイル端末で活用される「LINE(登録商標)」のような対話式の形態によるコミュニケーションツールが用意されている。これにより、コミュニケーションのリアルタイム性の向上と円滑化を図ることができる。
なお、作成者が見積支援システム10にログインしたときに、担当者から見積金額の応答があったことを示す新着報知機能(メッセージ機能)をつけてもよい。
なお、本実施の形態では外注加工費を外注先に入力してもらう例を説明した。しかし、これに限らず、工具費や治具費についても外部から入力してもらうようにしてもよい。
また、材料も同様に、材質とか大きさとかは、材料屋さんから値をもらうこともできる。
これにより、メールやFAX等で外注先から外注加工費をもらわなくても知らず知らずのうちに、材料費表示部144の見積の各値が埋まっていく。
ところで、作成者は見積依頼履歴画面をモニタに表示させることにより、見積状況を外注先毎に確認することができる。
図28は、見積依頼履歴画面を説明する図である。
見積依頼履歴画面303は、作成者が過去に外注を依頼した見積の履歴が外注先毎(図28ではABC社)に表示された画面である。
見積依頼履歴画面303には件名、依頼発行日、見積納期、ステータス、および見積金額の欄が設けられている。
件名の欄には、見積内容入力画面300にて作成者が入力した件名が表示される。件名にはリンクが張られており、作成者が件名を選択すると、制御部15は見積確認画面(後述)をモニタに表示する。
「回答済」のステータスは、当該外注先から回答があったことを示すステータスである。
「辞退」のステータスは、当該外注先が見積を辞退したことを示すステータスである。
図29は、見積確認画面を説明する図である。
見積確認画面304には、上段に見積内容入力画面300にて作成者が入力した内容が表示される。また、下段には、作成者が見積依頼を送信した外注先の一覧が表示される。見積依頼に対応する回答内容が外注先毎に表示される。ステータスが「回答済」の欄には、合計金額の右側に適用ボタン304aが表示される。
作成者が適用ボタン304aを選択することにより、制御部15は、外注先見積情報テーブルT6の外注先情報の欄を参照し、当該加工内容の金額を見積情報テーブルT1の加工項目情報に上書きする。これにより、作成者が見積画面140を開いたときに、外注加工費の欄に数値が表示される。また、加工費表示部146の金額の欄に担当者が記入した数値が表示される。
各見積ボタン304bを選択することにより、制御部15は見積内容の詳細を確認できる画面(図示せず)をモニタに表示する。
図30は、金額が設定された加工費表示部を説明する図である。
制御部15は、マージン入力ボタン146bを加工費表示部146に表示する。
制御部15は、加工費表示部146の金額の欄に、マージンの欄に設定されたマージンを含めた金額を表示する。図30に示す例ではNo.1の加工は、外注先が回答した金額¥36,000に20%のマージンを加えた¥43,200が金額の欄に設定されている。このマージンは作成者が任意に決定することができる。
作成者がマージン入力ボタン146bを選択すると、制御部15は、マージン入力画面305をモニタに表示する。
作成者は、パーセンテージでマージンを入力し、OKボタン305aを選択すると、制御部15が入力したマージンを加工費表示部146のマージンの欄に反映する。
第2の実施の形態の見積支援装置1aによれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
そして、第2の実施の形態の見積支援装置1aによれば、さらに、外注先は、動画像データで指示を受け取るため、受発注内容のミスコミュニケーション(いわゆる「言った、言わない」の問題)を抑制(回避)することができる。
また、見積依頼時に複数の見積先を選択できるようにした。これにより、複数の見積先に同一の内容を同一の表現で伝えることができる。なお、「依頼元は最大3つ(上限数に達する)まで、一度に外注先に見積依頼を出すことができる。」等のルールを設定してもよい。また、見積依頼を受けた外注先が見積を辞退する機能を見積支援装置1aが備えていてもよい。辞退が出た場合、依頼元が上限数に達するまで新たに見積依頼を出すことができるようになっていてもよい。
なお、本実施の形態では送信は見積支援システムにて行っても良いし、Eメールで行っても良い。
送信をEメールで行った場合は、外注先の担当者(以下、単に「担当者」という)がメールに添付された動画像データを閲覧しながら見積対象図面の見積を行う。作成者は、外注先から得られた見積金額を参照し、見積画面140aの加工費表示部146の該当する加工項目の金額を修正する。また、作成者は材料費表示部144の外注加工費に見積金額を入力する。
なお、見積支援装置1、1aが行った処理が、複数の装置によって分散処理されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、見積支援装置1が見積図面記憶部11等、各記憶部を備える構成としたが、これに限らず、各記憶部はクラウド化され、制御部15と別個の場所に設けられていても良い。
以上、本発明の見積支援装置、算出方法、およびプログラムを、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した各実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、見積支援装置1、1aが有する機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記憶装置には、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW等が挙げられる。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現することもできる。
1、1a 見積支援装置
2a、2b、2c 端末装置
10 見積支援システム
11 見積図面記憶部
12 見積情報記憶部
13 計算式記憶部
14 係数情報記憶部
15 制御部
16 外注情報記憶部
17 外注見積情報記憶部
18 動画像データ記憶部
20 加工対象部材
110 ユニット登録画面
120 管理画面
130 図面コンテナ画面
140、140a 見積画面
150 係数管理画面
160 外注依頼画面
161 外注先選択部
T1 見積情報テーブル
T2 ユニット計算式テーブル
T3 材料費計算式テーブル
T4 加工費計算式テーブル
T5 個別加工費計算式テーブル
T6 外注先見積情報テーブル

Claims (4)

  1. 見積対象の図面を記憶する第1の記憶部と、
    見積を構成する要素それぞれに設定された見積金額の基準となる係数を記憶する第2の記憶部と、
    前記図面内の加工対象部材における要素の入力を受け付けると、前記係数を用いて入力された要素に関する見積金額を算出する算出部と、
    見積を作成可能な外注先の情報を、見積を構成する要素毎に記憶する第3の記憶部と、
    前記第3の記憶部を参照して見積を構成する要素の一部の見積金額を算出可能な外注先を特定して見積依頼を送信し、前記送信に応じて受信した見積金額を表示する制御部と、
    を有することを特徴とする見積支援装置。
  2. 外注先が見積を作成する際に参照可能な、見積箇所を説明する動画像データを記憶する動画像記憶部をさらに備える請求項1に記載の見積支援装置。
  3. コンピュータが、
    第1の記憶部に記憶されている見積対象の図面内の加工対象部材における要素の入力を受け付け、
    第2の記憶部に記憶されている見積を構成する要素それぞれに設定された見積金額の基準となる係数を用いて入力された要素に関する見積金額を算出し、
    見積を作成可能な外注先の情報を、見積を構成する要素毎に記憶する第3の記憶部を参照して見積を構成する要素の一部の見積金額を算出可能な外注先を特定して見積依頼を送信し、
    前記送信に応じて受信した見積金額を表示する、
    ことを特徴とする算出方法。
  4. コンピュータに、
    第1の記憶部に記憶されている見積対象の図面内の加工対象部材における要素の入力を受け付け、
    第2の記憶部に記憶されている見積を構成する要素それぞれに設定された見積金額の基準となる係数を用いて入力された要素に関する見積金額を算出し、
    見積を作成可能な外注先の情報を、見積を構成する要素毎に記憶する第3の記憶部を参照して見積を構成する要素の一部の見積金額を算出可能な外注先を特定して見積依頼を送信し、
    前記送信に応じて受信した見積金額を表示する、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
JP2016178449A 2016-05-25 2016-09-13 見積支援装置、算出方法、およびプログラム Active JP6255655B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104693 2016-05-25
JP2016104693 2016-05-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017215925A JP2017215925A (ja) 2017-12-07
JP6255655B2 true JP6255655B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=60575755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016178449A Active JP6255655B2 (ja) 2016-05-25 2016-09-13 見積支援装置、算出方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6255655B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245082A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Sakura Paint Kk 塗装工事の見積における塗装面積の積算法とその装置
JP3619643B2 (ja) * 1997-10-01 2005-02-09 株式会社アマダ インターネットを利用した板金加工の受発注システム
JP3744708B2 (ja) * 1999-01-29 2006-02-15 トヨタ自動車株式会社 加工コスト見積もり装置
JP4097399B2 (ja) * 2000-12-28 2008-06-11 株式会社リコー コスト基準情報提供システム及び方法
JP2002230372A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Fujitsu General Ltd 印刷業の管理システム、プログラム及び記憶媒体
JP4650385B2 (ja) * 2006-09-28 2011-03-16 三菱電機株式会社 床冷暖房設計支援システム
JPWO2008142729A1 (ja) * 2007-05-07 2010-08-05 富士通株式会社 価格の見積もりを支援するためのプログラム、装置、および方法
JP2015225451A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 ビジュアルウェア株式会社 情報処理装置、表示方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017215925A (ja) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2400814C2 (ru) Иерархические проекты в системе и способе управления проектом, обеспечиваемые компьютером
US20150193706A1 (en) Workflow management device and workflow management method
JP2013156797A (ja) 供給能力推定システム、方法、及びプログラム
JP2007323680A (ja) 経営意思決定支援システム
US20030208435A1 (en) In an on-line system and method for processing requests-for-proposals, a system and method for assembling a proposal in response to an RFP
US20120233039A1 (en) Inventory Management
US20230074990A1 (en) Data management system, management method, and storage medium
JP6255655B2 (ja) 見積支援装置、算出方法、およびプログラム
JP2019102065A (ja) 製造委託支援装置、製造委託支援方法、及びそのためのプログラム
Mervyn et al. Fixture design information support for integrated design and manufacturing
JP2021002138A (ja) 情報システムおよび情報管理方法
KR102466762B1 (ko) 견적 시스템, 견적 방법, 및 견적 프로그램을 기록한 기록 매체
JP2019197343A (ja) 価値管理サーバ、価値管理方法及びプログラム
CN115269074A (zh) 审批信息交互方法、装置及电子设备
JP2002203096A (ja) 販売支援システムおよび方法
TW200921538A (en) Manufacturing quotation management method and system thereof
JP4634840B2 (ja) 運用資産管理システム、運用資産管理方法およびプログラム
JP2006209444A (ja) 戦略策定支援装置
KR100347080B1 (ko) 인터넷을 이용한 아웃소싱시스템
JP7065906B2 (ja) 見積システム、見積方法、及び見積プログラム
JP2016518646A (ja) 次元データによってデータ測定値にマッピングされた文脈オブジェクトを生成するためのシステム、装置、及び方法
WO2022255213A1 (ja) サーバ装置、コンピュータ読取可能な非一時的記録媒体、及び判別方法
KR102498821B1 (ko) 위탁 판매 관리 서버
JP2006079354A (ja) 品質管理システム、品質管理方法、並びに品質管理用データベース形成方法
JP7497573B2 (ja) 通知装置、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160914

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160914

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20161028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161114

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6255655

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150