JP6255088B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、交流電源の電圧を直流に変換し、その直流電圧を所定周波数の交流電圧に変換する電力変換装置に関する。
商用交流電源の電圧を直流に変換する整流回路、この整流回路の出力電圧を平滑する平滑コンデンサ、この平滑コンデンサの電圧を所定周波数の交流電圧に変換するインバータを備え、商用交流電源と整流回路との間の電源ラインに突入電流防止用のPTCサーミスタ(温度の上昇に対して抵抗が増大する抵抗器)を挿入接続し、そのPTCサーミスタに対しリレー接点を並列接続した電力変換装置がある。
この電力変換装置では、リレー接点を開いてPTCサーミスタを通電路に投入しておくことにより、電源投入時の突入電流を防止する。
その後、平滑コンデンサの電圧が上昇して突入電流の心配がなくなったとき、リレー接点を閉じてPTCサーミスタに対する短絡路を形成し、PTCサーミスタを切り離す。商用交流電源の電圧が一時的に低下し、平滑コンデンサの電圧が整流回路の出力電圧を下回った場合も、リレー接点を開いてPTCサーミスタを投入し、突入電流を防止する。
特開2011−182568号公報
上記の電力変換装置では、電源ラインに流れる電流が大きく、また半導体スイッチは開閉時の電力損失が無視できないことから、PTCサーミスタの投入および切り離しにリレーを用いている。ただし、リレーは、電気信号を機械的な接点の動きに変えるものであるため、電気信号を受けてから実際に接点が開閉するまでに数msecの時間遅れが生じる。この時間遅れにより、突入電流を防止できなくなる可能性がある。
本発明の実施形態の目的は、突入電流を確実に防止できる電力変換装置を提供することである。
請求項1の電力変換装置は、商用交流電源の電圧を直流に変換するコンバータと、このコンバータの出力端に接続された平滑コンデンサと、この平滑コンデンサの電圧を交流電圧に変換し、その交流電圧を負荷への駆動電力として出力するインバータと、前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間の通電路に配置された突入電流防止用の抵抗器と、この抵抗器に並列接続された接点を有するリレーと、制御手段と、を備える。前記制御手段は、前記平滑コンデンサの電圧が規定値以上に上昇した場合に、前記リレーを閉動作させ;前記負荷の大きさが所定未満で且つ前記平滑コンデンサの電圧が第1設定値未満に下降した場合に、前記リレーを開動作させ;前記負荷の大きさが所定以上で且つ前記平滑コンデンサの電圧が第2設定値未満に下降した場合に、前記リレーを開動作させる。前記第1設定値は、前記規定値以下であって、前記コンバータに流れる電流が同コンバータの許容最大電流を超えないために必要な前記平滑コンデンサの最小電圧値より所定値高い。前記第2設定値は、前記規定値以下であって、前記第1設定値より高い。
図1は、各実施形態の構成を示すブロック図。 図2は、第1実施形態の制御を示すフローチャート。 図3は、第1実施形態における平滑コンデンサの電圧変化、リレー駆動信号の変化、常開接点の変化を示すタイムチャート。 図4は、第2実施形態の制御を示すフローチャート。 図5は、第2実施形態における平滑コンデンサの電圧変化、リレー駆動信号の変化、常開接点の変化を示すタイムチャート。 図6は、第3実施形態の制御を示すフローチャート。 図7は、第3実施形態における平滑コンデンサの電圧変化、リレー駆動信号の変化、常開接点の変化を示すタイムチャート。 図8は、第4実施形態の制御を示すフローチャート。
[1]以下、第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、商用三相交流電源1にコンバータ2が接続される。コンバータ2は、複数のスイッチング素子および複数のダイオードを含み、商用三相交流電源1の交流電圧を直流電圧に変換する。このコンバータ2の出力端に、抵抗器3とリレー接点30aとの並列回路を介して、平滑コンデンサ(電解コンデンサ)4が接続される。抵抗器3は、突入電流防止用の例えばPTCサーミスタである。リレー接点30aは、リレー30の常開接点である。
そして、平滑コンデンサ4にインバータ10が接続され、そのインバータ10の出力端に負荷である例えばブラシレスDCモータ(永久磁石同期モータともいう)Mが接続される。インバータ10は、還流用ダイオードがそれぞれ逆並列接続された2つのスイッチング素子T1,T2のU相直列回路、還流用ダイオードがそれぞれ逆並列接続された2つのスイッチング素子T3,T4のV相直列回路、還流用ダイオードがそれぞれ逆並列接続された2つのスイッチング素子T5,T6のW相直列回路を含み、平滑コンデンサ4の電圧を所定周波数の交流電圧に変換し、その交流電圧をブラシレスDCモータMへの駆動電力として出力する。このインバータ10の各直列回路における両スイッチング素子の相互接続点に、ブラシレスDCモータMの相巻線Lu,Lv,Lwがそれぞれ接続される。
上記リレー30に、NPN型トランジスタ22のコレクタ・エミッタを介して、直流電圧Vdが印加される。NPN型トランジスタ22のベースは、主制御部20に接続される。NPN型トランジスタ22は、主制御部20から供給されるリレー駆動信号Dが高レベルのときにオンし、リレー駆動信号Dが低レベルのときにオフする。NPN型トランジスタ22がオンすると、リレー30の励磁コイルが付勢されてリレー接点30aが閉じる。つまり、リレー30が閉動作する。NPN型トランジスタ22がオフすると、リレー30の励磁コイルが消勢されてリレー接点30aが開く。つまり、リレー30が開動作する。
上記平滑コンデンサ4の両端に、電圧検出部21が接続される。電圧検出部21は、平滑コンデンサ4に生じる電圧Vdcを検出する。この電圧検出部21が主制御部20に接続される。
上記インバータ10の出力端とブラシレスDCモータMとの間の各相通電ラインに、電流センサ(電流トランス)11,12,13が配置される。電流センサ11,12,13は、ブラシレスDCモータMの相巻線Lu,Lv,Lwに流れる電流(相電流)をそれぞれ検知する。これら電流センサ11,12,13が主制御部20に接続される。
主制御部20には、さらに、センサレス・ベクトル制御部50が接続される。センサレス・ベクトル制御部50は、電流検出部51、速度推定演算部52、積分部53、減算部54、速度制御部55、演算部56、減算部57,58、電流制御部(第1電流制御部)61、電流制御部(第2電流制御部)62、PWM信号生成部63を含む。
電流検出部51は、電流センサ11,12,13の検知電流を3相2相変換して、ブラシレスDCモータMにおけるロータ軸上の界磁軸(d軸)座標およびトルク軸(q軸)座標にそれぞれ換算された界磁成分電流(d軸電流ともいう)Idおよびトルク成分電流(q軸電流ともいう)Iqを検出する。速度推定演算部52は、電流検出部51で検出された界磁成分電流Idおよびトルク成分電流Iqに基づく演算により、ブラシレスDCモータMのロータ速度ωestを推定する。具体的には、界磁成分電流Idと、トルク成分電流Iqと、電流制御部61で求められる界磁成分電圧Vdと、電流制御部62で求められるトルク成分電圧Vqとを用いる演算により、ブラシレスDCモータMにおける界磁成分速度起電力(d軸速度起電力という)Edを推定し、このd軸速度起電力Edの比例・積分制御(PI制御)演算に基づいて推定ロータ速度ωestを求める。
積分部53は、速度推定演算部52で求められた推定ロータ速度ωestを積分することにより、推定ロータ位置θestを得る。この推定ロータ位置θestは、電流検出部51およびPWM信号生成部63に供給される。減算部54は、主制御部20から指令される目標速度ωrefから推定ロータ速度ωestを減算することにより、目標速度ωrefと推定ロータ速度ωestとの速度偏差を得る。速度制御部55は、減算部54で得られた速度偏差を比例・積分制御(PI制御)演算することにより、トルク成分電流Iqの目標値Iqrefを求める。演算部56は、トルク成分電流Iqの目標値Iqrefから界磁成分電流Idの目標値Idrefを求める。減算部57は、目標値Idrefから界磁成分電流Idを減算することにより、目標値Idrefと界磁成分電流Idとの偏差ΔIdを得る。減算部58は、目標値Iqrefからトルク成分電流Iqを減算することにより、目標値Iqrefとトルク成分電流Iqとの偏差ΔIqを得る。
電流制御部61は、偏差ΔIdの比例・積分制御(PI制御)演算により、ブラシレスDCモータMにおけるロータ軸上のd軸座標に換算した界磁成分電圧Vdを求める。電流制御部62は、偏差ΔIqの比例・積分制御(PI制御)演算により、ブラシレスDCモータMにおけるロータ軸上のq軸座標に換算したトルク成分電圧Vqを求める。PWM信号生成部63は、界磁成分電圧Vd、トルク成分電圧Vq、および推定ロータ位置θestに応じて、インバータ10に対するスイッチング用のパルス幅変調信号(PWM信号という)を生成する。このPWM信号により、インバータ10のスイッチング素子T1〜T6がオン,オフ動作し、ブラシレスDCモータMの相巻線Lu,Lv,Lwに対する駆動電圧Vu,Vv,Vwがインバータ10から出力される。これにより、ブラシレスDCモータMの速度が短時間で目標速度となるように制御される。
主制御部20は、主要な機能として次の(1)〜(3)の手段を有する。
(1)平滑コンデンサ4の電圧(電圧検出部21の検出電圧)Vdcが予め定めた規定値V2以上に上昇した場合に、リレー30を閉動作させてリレー接点30aを閉じる第1制御手段。
(2)負荷の大きさが所定値未満(軽負荷)で且つ平滑コンデンサ4の電圧Vdcが予め定めた第1設定値V1´(<V2)未満に下降した場合に、リレー30を開動作させてリレー接点30aを開く第2制御手段。第1設定値V1´は、規定値V2以下であって、コンバータ2に流れる電流が同コンバータ2の許容最大電流を超えないために必要な平滑コンデンサ4の最小電圧値V1より所定値だけ高い値である。コンバータ2の許容最大電流は、例えば、コンバータ2におけるスイッチング素子やダイオードの最大定格電流である。
(3)負荷の大きさが所定値以上(中負荷または重負荷)で且つ平滑コンデンサ4の電圧Vdcが上記第1設定値V1´より高い第2設定値未満に下降した場合に、リレー30を開動作させてリレー接点30aを開く第3制御手段。第2設定値として、例えば規定値V2を用いる。以下、規定値の符号“V2”を第2設定値にも付ける。
つぎに、主制御部20が実行する制御を図2のフローチャートおよび図3のタイムチャートを参照しながら説明する。
商用三相交流電源1が投入されると、その商用三相交流電源1の電圧がコンバータ2で直流電圧Vaに変換され、その直流電圧Vaが平滑コンデンサ4に印加される。この印加により、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが上昇する。
この電源投入時、コンバータ2の出力電圧Vaと平滑コンデンサ4の電圧Vdcとの差“Va−Vdc”および商用三相交流電源1から平滑コンデンサ4までのラインインピーダンスZに応じた突入電流Ix=(Va−Vdc)/Zが、コンバータ2から平滑コンデンサ4に流れようとする。しかしながら、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路にはリレー接点30aの開放によって抵抗器3が投入された状態にあるので、実際に流れる電流は、抵抗器3の抵抗値Rが加わる分だけ抑制された電流Iy=(Va−Vdc)/(Z+R)である。この電流Iyは、コンバータ2の許容最大電流を超えない値である。よって、コンバータ2のスイッチング素子やダイオードの破壊を防ぐことができる。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcの上昇時(ステップS1のYES)、主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと規定値(=第2設定値)V2とを比較する(ステップS2)。そして、電圧Vdcが規定値V2に達したとき(ステップS2のYES)、主制御部20は、突入電流の心配がなくなったとの判断の下に、リレー駆動信号Dを高レベルに設定してトランジスタ22をオンし、これによりリレー30を付勢(閉動作)する(ステップS3)。この付勢により、リレー接点30aが閉じて抵抗器3に対する短絡路が形成される。つまり、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路から抵抗器3が切り離された状態となる。なお、リレー接点30aは機械的に動くいわゆるメカニカル接点であるため、リレー駆動信号Dが高レベルに設定されてから実際にリレー接点30aが閉じるまでに、数msecの時間遅れt2が生じる。
一方、商用三相交流電源1に電圧低下が生じた場合、その電源電圧の低下に伴ってコンバータ2の出力電圧Vaも低下する。この場合、負荷であるブラシレスDCモータMへの電力供給は続くため、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが下降することがある。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、主制御部20は、センサレス・ベクトル制御部50におけるトルク成分電流Iqに基づき、負荷の大きさを判定する(ステップS5)。具体的には、主制御部20は、トルク成分電流Iqが一定値未満の場合は負荷の大きさが所定値未満の軽負荷であると判定し、トルク成分電流Iqが一定値以上の場合は負荷の大きさが所定値以上の中負荷または重負荷であると判定する。
主制御部20は、負荷の大きさが軽負荷であると判定した場合(ステップS5のYES)、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第1設定値V1´とを比較する(ステップS6)。そして、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第1設定値V1´を下回ったとき(ステップS6のYES)、主制御部20は、リレー駆動信号Dを低レベルに設定してトランジスタ22をオフし、これによりリレー30を消勢(開動作)する(ステップS7)。リレー30が消勢されると、リレー接点30aが開き、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路に抵抗器3が投入された状態となる。
リレー接点30aは機械的に動くいわゆるメカニカル接点であるため、リレー駆動信号Dが低レベルに設定されてから実際にリレー接点30aが開くまでに数msecの時間遅れt1が生じる。ただし、突入電流防止のために必要な最小電圧値V1よりも高い第1設定値V1´をリレー30の消勢用として選択しているので、電圧Vdcが最小電圧値V1以下に下降する前に、リレー接点30aが開いて抵抗器3が投入される。したがって、電圧Vdcが最小電圧値V1を下回っても、その時点ではすでに抵抗器3が投入された状態にあるので、突入電流は生じない。つまり、コンバータ2の半導体スイッチやダイオードの破壊を未然に防ぐことができる。
一方、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時、負荷の大きさが中負荷または重負荷である場合は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降速度が速くなる。
主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、かつ負荷の大きさが中負荷または重負荷であると判定した場合(ステップS5のNO)、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第2設定値(=規定値)V2とを比較する(ステップS8)。そして、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値V2を下回ったとき(ステップS8のYES)、主制御部20は、リレー駆動信号Dを低レベルに設定してトランジスタ22をオフし、これによりリレー30を消勢する(ステップS7)。リレー30が消勢されると、リレー接点30aが開き、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路に抵抗器3が投入された状態となる。
この場合、負荷の大きさが中負荷または重負荷なので電圧Vdcの下降速度が速く、しかもリレー駆動信号Dが低レベルに設定されてから実際にリレー接点30aが開くまでに数msecの時間遅れt1が生じるが、第1設定値V1´より高い第2設定値V2をリレー30の消勢用として選択しているので、電圧Vdcが最小電圧値V1まで下降する前にリレー接点30aが開いて抵抗器3が投入される。つまり、電圧Vdcが最小電圧値V1を下回っても、その時点ではすでに抵抗器3が投入された状態にあるので、突入電流は生じない。したがって、コンバータ2の半導体スイッチやダイオードの破壊を未然に防ぐことができる。
なお、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが突入電流防止用の最小電圧値V1より低い設定値V0まで下降した場合、主制御部20は、インバータ10のスイッチングを停止する。
以上のように、電圧Vdcの下降時は、電圧Vdcが突入電流防止用の最小電圧値V1よりも高い第1設定値V1´または第2設定値V2を下回るタイミングでリレー30を消勢するので、たとえリレー接点30aの開閉に時間遅れがあっても、突入電流を確実に防止できる。
しかも、軽負荷時は第1設定値V1´をリレー30の消勢用として選択し、中負荷時または重負荷時は第1設定値V1´より高い第2設定値(=規定値)V2をリレー30の消勢用として選択するので、負荷の大きさに影響を受けることなく、突入電流を確実に防止できる。
第1設定値V1´と突入電流防止用の最小電圧値V1との差については、重負荷時の急激な電圧Vdcの低下があっても、リレー接点30aの開閉時間遅れt2の間に電圧Vdcが突入電流防止用の最小電圧値V1に至ることのない最小限の値が選定される。これにより、抵抗器3の投入を突入電流発生のぎりぎりのタイミングまで延ばすことができる。
抵抗器3が投入されると、入力電力(電流)が制限される。この入力電力がインバータ10の駆動可能電力に満たなくなった場合には、インバータ10を駆動できなくなる。ただし、上記のように、抵抗器3の投入を突入電流発生のぎりぎりのタイミングまで延ばすことができるので、入力電力の制限によるインバータ10の駆動停止をできるだけ先延ばしにすることができる。結果として、インバータ10の稼働率を高めることができる。また、抵抗器3を投入すると、その抵抗器3で消費される電力が無駄になるが、上記のように抵抗器3の投入を突入電流発生のぎりぎりのタイミングまで延ばすことができるので、その分、省エネルギとなる。
[2]第2実施形態について説明する。
主制御部20は、主要な機能として、第1実施形態の(3)の第3制御手段に代えて、次の(3a)の第3制御手段を有する。
(3a)負荷の大きさが所定値以上(中負荷または重負荷)で且つ平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値(=規定値)V2未満に下降した場合に、負荷の大きさが所定値未満となるようにインバータ10の出力トルクを低減する第3制御手段。
他の構成は第1実施形態と同じである。
主制御部20が実行する制御を図4のフローチャートおよび図5のタイムチャートを参照しながら説明する。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcが上昇した場合(ステップS1のYES)、主制御部20は、第1実施形態と同じステップS2,S3の処理を実行する。この説明については省略する。
商用三相交流電源1に電圧低下が生じた場合、その電源電圧の低下に伴ってコンバータ2の出力電圧Vaも低下する。この場合、負荷であるブラシレスDCモータMへの電力供給は続くため、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが下降してコンバータ2の出力電圧Vaを下回る。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、主制御部20は、センサレス・ベクトル制御部50におけるトルク成分電流Iqに基づき、負荷の大きさを判定する(ステップS5)。
負荷の大きさが軽負荷であると判定した場合(ステップS5のYES)、主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第1設定値V1´とを比較する(ステップS6)。平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第1設定値V1´を下回ったとき(ステップS6のYES)、主制御部20は、リレー駆動信号Dを低レベルに設定してトランジスタ22をオフし、これによりリレー30を消勢(開動作)する(ステップS7)。リレー30が消勢されると、リレー接点30aが開き、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路に抵抗器3が投入された状態となる。続いて、主制御部20は、後述の出力トルク低減を行っている場合はそれを解除する(ステップS10)。
一方、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時、負荷の大きさが中負荷または重負荷である場合は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降速度が速くなる。
主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、かつ負荷の大きさが中負荷または重負荷であると判定した場合(ステップS5のNO)、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第2設定値V2とを比較する(ステップS8)。そして、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値V2を下回ったとき(ステップS8のYES)、主制御部20は、負荷の大きさが所定値未満の軽負荷となるようにインバータ10の出力トルクを低減する(ステップS9)。具体的には、主制御部20は、負荷の大きさが所定値未満の軽負荷となるように、センサレス・ベクトル制御部50におけるトルク成分電流Iqを低減する。こうして、インバータ10の出力トルクを低減することにより、電圧Vdcの下降速度が軽負荷時の下降速度に減少する。
主制御部20は、トルク成分電流Iqを低減した後、ステップS1の判定に戻る。電圧Vdcの下降が続いていれば(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、主制御部20は、負荷の大きさが軽負荷となったかとうかかを判定する(ステップS5)。
負荷の大きさが軽負荷に減少していれば(ステップS5のYES)、主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第1設定値V1´とを比較する(ステップS6)。そして、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第1設定値V1´を下回ったとき(ステップS6のYES)、主制御部20は、リレー駆動信号Dを低レベルに設定してトランジスタ22をオフし、これによりリレー30を消勢する(ステップS7)。リレー30が消勢されると、リレー接点30aが開き、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路に抵抗器3が投入された状態となる。そして、主制御部20は、センサレス・ベクトル制御部50におけるトルク成分電流Iqの低減(出力トルク低減)を解除する(ステップS10)
以上のように、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時、かつ負荷の大きさが所定値未満の軽負荷時は、電圧Vdcが突入電流防止用の最小電圧値V1よりも高い第1設定値V1´を下回るタイミングでリレー30を消勢するので、たとえリレー接点30aの開閉に時間遅れがあっても、突入電流を確実に防止できる。
負荷の大きさが所定値以上の中負荷時または重負荷時は、負荷の大きさが所定値未満の軽負荷となるようにインバータ10の出力トルクを低減し、これにより電圧Vdcの下降速度を軽負荷時の下降速度まで減少させるので、電圧Vdcの下降を確実に捕らえることができる。すなわち、負荷の大きさに影響を受けることなく、突入電流を確実に防止できる。
他の効果は第1実施形態と同じである。
[3]第3実施形態について説明する。
主制御部20は、主要な機能として、次の(11)〜(13)の手段を有する。
(11)平滑コンデンサ4の電圧(電圧検出部21の検出電圧)Vdcが第2設定値V2以上に上昇した場合に、リレー30を閉動作させてリレー接点30aを閉じる第1制御手段。
(12)平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第1設定値V1´未満に下降した場合に、リレー30を開動作させてリレー接点30aを開く第2制御手段。
(13)平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値V2未満に下降した場合にインバータ10を回生モードで動作させ、この回生モードの動作によりインバータ10の出力周波数Fが所定周波数である例えば許容最低運転周波数Fminに低下したとき、インバータ10の回生モードの動作を終了し同インバータ10の出力周波数Fが許容最低運転周波数Fminを保つようにインバータ10の出力トルク(トルク成分電流Iq)を制御する第3制御手段。
他の構成は第1実施形態と同じである。
主制御部20が実行する制御を図6のフローチャートおよび図7のタイムチャートを参照しながら説明する。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcの上昇時(ステップS1のYES)、主制御部20は、後述する許容最低運転周波数Fminの保持を行っていればそれを解除し(ステップS1a)、かつ電圧Vdcと第2設定値V2とを比較する(ステップS2)。そして、電圧Vdcが第2設定値V2に達したとき(ステップS2のYES)、主制御部20は、突入電流の心配がなくなったとの判断の下に、リレー駆動信号Dを高レベルに設定してトランジスタ22をオンし、これによりリレー30を付勢(閉動作)する(ステップS3)。このリレー30の付勢により、リレー接点30aが閉じて抵抗器3に対する短絡路が形成され、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路から抵抗器3が切り離された状態となる。このステップS1〜S3の処理の流れは、ステップS1aの処理が加わっている点のみ第1および第2実施形態と異なる。
商用三相交流電源1に電圧低下が生じた場合、それに伴ってコンバータ2の出力電圧Vaも低下する。この場合、負荷であるブラシレスDCモータMへの電力供給は続くため、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが下降してコンバータ2の出力電圧Vaを下回る。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第1設定値V1´とを比較する(ステップS11)。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第1設定値V1´未満でない場合(ステップS11のNO)、主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第2設定値V2とを比較する(ステップS12)。
平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値V2を下回った場合(ステップS12のYES)、主制御部20は、センサレス・ベクトル制御部50におけるトルク成分電流Iqを負の値に設定し、これによりインバータ10を回生モードで動作させる(ステップS13)。インバータ10が回生モードで動作すると、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが上昇方向に転じるとともに、インバータ10の出力周波数Fが徐々に低下していく。
インバータ10の出力周波数Fが許容最低運転周波数Fminに低下したとき(ステップS14のYES)、主制御部20は、トルク成分電流Iqを正の値に戻してインバータ10の回生モードの動作を終了するとともに(ステップS15)、インバータ10の出力周波数Fが許容最低運転周波数Fminを保つようにインバータ10の出力トルク(トルク成分電流Iq)を制御する(ステップS16)。そして、主制御部20は、この出力トルク制御を継続しながらステップS1の処理に戻る。
インバータ10の出力トルク制御を継続している状態で、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが設定値V1´未満に下降した場合(ステップS1のNO、ステップS4のYES、ステップS11のYES)、主制御部20は、リレー30を消勢し(ステップS17)、かつ出力周波数Fを許容最低運転周波数Fminに保つ制御(インバータ10の出力トルク制御)を解除する(ステップS18)。
以上のように、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時は、その電圧Vdcが突入電流防止用の最小電圧値V1よりも高い第1設定値V1´を下回るタイミングでリレー30を消勢するので、たとえリレー接点30aの開閉に時間遅れがあっても、突入電流を確実に防止できる。
しかも、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時は、その電圧Vdcが第1設定値V1´より高い第2規定値V2を下回るタイミングでインバータ10を回生モードで動作させ、その回生エネルギによって平滑コンデンサ4の電圧Vdcを一旦上昇側に変化させるので、第1設定値V1´に基づく抵抗器3の投入をできるだけ遅くすることができる。これにより、抵抗器3における電力損失を少なくすることができる。設定値V0に基づくインバータ10の停止もできるだけ回避することができる。
他の効果は第1実施形態と同じである。
[4]第4実施形態について説明する。
この実施形態では、ブラシレスDCモータMの負荷の大きさを、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの変動の大きさで判断する。
主制御部20は、主要な機能として、次の(21)〜(24)の手段を有する。
(21)商用三相交流電源1の安定時における平滑コンデンサ4の電圧を基準電圧として求め、この基準電圧と現時点における平滑コンデンサ4の電圧(電圧検出部21の検出電圧)Vdcとの差を電圧変化量ΔVdcとして求める演算手段。上記基準電圧として、例えば、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの所定時間における平均値Vdcxを求める。平均値Vdcxは、電圧Vdcを長時間にわたり積分した値であり、例えば、時定数の大きいローパスフィルタ処理により求める。
(22)上記電圧変化量ΔVdcが所定量ΔVs未満の場合に負荷の大きさが所定値未満の軽負荷であると判定し、上記電圧変化量ΔVdcが所定量ΔVs以上の場合に負荷の大きさが所定値以上の中負荷または重負荷であると判定する判定手段。
(23)平滑コンデンサ4の電圧(電圧検出部21の検出電圧)Vdcが第2設定値V2以上に上昇した場合に、リレー30を閉動作させてリレー接点30aを閉じる第1制御手段。
(24)上記判定結果が軽負荷で且つ平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第1設定値V1´(<V2)未満に下降した場合に、リレー30を開動作させてリレー接点30aを開く第2制御手段。
(25)上記判定結果が中負荷または重負荷で且つ平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値V2未満に下降した場合に、リレー30を開動作させてリレー接点30aを開く第3制御手段。
他の構成は第1実施形態と同じである。
主制御部20が実行する制御を図8のフローチャートを参照しながら説明する。
主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの平均値Vdcxを例えば時定数の大きいローパスフィルタ処理により逐次に求め、この平均値Vdcxと現時点の平滑コンデンサ4の電圧Vdcとの差を電圧変化量ΔVdcとして算出する(ステップS0)。
そして、主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの上昇時(ステップS1のYES)、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと規定値V2とを比較する(ステップS2)。平滑コンデンサ4の電圧Vdcが規定値V2に達したとき(ステップS2のYES)、主制御部20は、突入電流の心配がなくなったとの判断の下に、リレー駆動信号Dを高レベルに設定してトランジスタ22をオンし、これによりリレー30を付勢(閉動作)する(ステップS3)。この付勢により、リレー接点30aが閉じて抵抗器3に対する短絡路が形成され、コンバータ2と平滑コンデンサ4との間の通電路から抵抗器3が切り離された状態となる。
主制御部20は、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの下降時(ステップS1のNO、ステップS4のYES)、上記求めた電圧変化量ΔVdcと所定量ΔVsとを比較する(ステップS5a)。
電圧変化量ΔVdcが所定量ΔVs未満と小さい場合(ステップS5aのYES)、主制御部20は、負荷が所定値未満の軽負荷であるとの判断の下に、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第1設定値V1´とを比較する(ステップS6)。そして、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが設定値V1´を下回ったとき(ステップS6のYES)、主制御部20は、リレー駆動信号Dを低レベルに設定してトランジスタ22をオフし、これによりリレー30を消勢する(ステップS7)。このリレー30の消勢により、リレー接点30aが開き、抵抗器3が投入される。
電圧変化量ΔVdcが所定量ΔVs以上と大きい場合(ステップS5aのNO)、主制御部20は、負荷が所定値以上の中負荷または重負荷であるとの判断の下に、平滑コンデンサ4の電圧Vdcと第2設定値V2とを比較する(ステップS8)。そして、平滑コンデンサ4の電圧Vdcが第2設定値V2を下回ったとき(ステップS8のYES)、主制御部20は、リレー駆動信号Dを低レベルに設定してトランジスタ22をオフし、これによりリレー30を消勢する(ステップS7)。このリレー30の消勢により、リレー接点30aが開き、抵抗器3が投入される。
以上のように、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの平均値Vdcxを基準電圧として逐次に求め、この平均値Vdcxと現時点の平滑コンデンサ4の電圧Vdcとの差を電圧変化量ΔVdcとして求め、この電圧変化量ΔVdcから負荷の大きさを判定し、軽負荷時は第1設定値V1´をリレー30の消勢用として選択し、中負荷時または重負荷時は第1設定値V1´より高い第2設定値V2をリレー30の消勢用として選択することにより、負荷の大きさに影響を受けることなく、突入電流を確実に防止できる。
他の効果は第1実施形態と同じである。なお、この第4実施形態では、平滑コンデンサ4の電圧Vdcの平均値Vdcxを基準電圧として用いたが、電源電圧低下等の変動が生じる所定時間前の電圧Vdcを記憶しておきそれを基準電圧として用いてもよい。
[5]変形例
上記各実施形態では、下降時の電圧Vdcに対するリレー消勢用の第2設定値として、上昇時の電圧Vdcに対するリレー付勢用の規定値V2をそのまま用いたが、第2設定値についてはこれに限定されるものではない。すなわち、第2設定値は、設定値V1´よりも高い値であればよく、またリレー30の開閉の時間遅れやインバータ10の消費電力量に応じて適宜に定めればよい。
その他、上記各実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…商用三相交流電源、2…コンバータ、3…突入電流防止用の抵抗器、4…室平滑コンデンサ、10…インバータ、M…ブラシレスDCモータ(負荷)、11,12,13…電流センサ、20…主制御部、21…電圧検出部、22…NPN型トランジスタ、30…リレー、30a…リレー接点、50…センサレス・ベクトル制御部

Claims (4)

  1. 商用交流電源の電圧を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの出力端に接続された平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの電圧を交流電圧に変換し、その交流電圧を負荷への駆動電力として出力するインバータと、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間の通電路に配置された突入電流防止用の抵抗器と、
    前記抵抗器に並列接続された接点を有するリレーと、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記平滑コンデンサの電圧が規定値以上に上昇した場合に、前記リレーを閉動作させ、
    前記負荷の大きさが所定未満で且つ前記平滑コンデンサの電圧が第1設定値未満に下降した場合に、前記リレーを開動作させ、
    前記負荷の大きさが所定以上で且つ前記平滑コンデンサの電圧が第2設定値未満に下降した場合に、前記リレーを開動作させ、
    前記第1設定値は、前記規定値以下であって、前記コンバータに流れる電流が同コンバータの許容最大電流を超えないために必要な前記平滑コンデンサの最小電圧値より所定値く、
    前記第2設定値は、前記規定値以下であって、前記第1設定値より高い
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 商用交流電源の電圧を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの出力端に接続された平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの電圧を交流電圧に変換し、その交流電圧を負荷への駆動電力として出力するインバータと、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間の通電路に配置された突入電流防止用の抵抗器と、
    前記抵抗器に並列接続された接点を有するリレーと、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記平滑コンデンサの電圧が規定値以上に上昇した場合に、前記リレーを閉動作させ、
    前記負荷の大きさが所定未満で且つ前記平滑コンデンサの電圧が第1設定値未満に下降した場合に、前記リレーを開動作させ、
    前記負荷の大きさが所定以上で且つ前記平滑コンデンサの電圧が第2設定値未満に下降した場合に、前記インバータの出力トルクを低減し、
    前記第1設定値は、前記規定値以下であって、前記コンバータに流れる電流が同コンバータの許容最大電流を超えないために必要な前記平滑コンデンサの最小電圧値より所定値高く、
    前記第2設定値は、前記規定値以下であって、前記第1設定値より高い
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 商用交流電源の電圧を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの出力端に接続された平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの電圧を交流電圧に変換し、その交流電圧を負荷への駆動電力として出力するインバータと、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間の通電路に配置された突入電流防止用の抵抗器と、
    前記抵抗器に並列接続された接点を有するリレーと、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記平滑コンデンサの電圧が規定値以上に上昇した場合に、前記リレーを閉動作させ、
    前記平滑コンデンサの電圧が第2設定値未満に下降した場合に前記インバータを回生モードで動作させ、この回生モードの動作により前記インバータの出力周波数が所定周波数に低下した場合に、前記インバータの回生モードの動作を終了し同インバータの出力周波数が前記所定周波数を保つように同インバータの出力トルクを制御し、
    前記平滑コンデンサの電圧が第1設定値未満に下降した場合に、前記リレーを開動作させるとともに、前記出力トルクの制御を解除し、
    前記第1設定値は、前記規定値以下であって、前記コンバータに流れる電流が同コンバータの許容最大電流を超えないために必要な前記平滑コンデンサの最小電圧値より所定値高く、
    前記第2設定値は、前記規定値以下であって、前記第1設定値より高い
    ことを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記商用交流電源の安定時における前記平滑コンデンサの電圧を基準電圧として求め、この基準電圧と現時点における平滑コンデンサの電圧との差を電圧変化量として求め、
    前記電圧変化量が所定量未満の場合に、前記負荷の大きさが所定未満であると判定し、
    前記電圧変化量が所定量以上の場合に、前記負荷の大きさが所定以上であると判定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力変換装置。
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