JP6254984B2 - 画像形成装置及びその動作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びその動作方法に関し、特に、消耗部品の交換時期を通知するための技術に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、一般的にトナーを収納したトナーカートリッジを装置本体に対して着脱可能とするカートリッジ方式が採用されている。トナーカートリッジ内のトナーは画像形成処理によって消費されるため、トナー残量が少なくなると新品のカートリッジに交換される。
トナー残量は、例えば印刷枚数に応じてトナー使用量をカウントすることにより求められる。画像形成装置は、トナー使用量のカウントが所定値に達するとトナーの残量が少なくなったことを検出し、ディスプレイ等の表示部にカートリッジの交換を促すメッセージを表示する。このようなメッセージを見たユーザは、装置本体のカバーを開けてトナーが少なくなったカートリッジを取出し、トナーの充填された新しいカートリッジを新たに装着してカバーを閉じる。このようにしてカートリッジが交換されると、トナー使用量のカウントが初期値にリセットされる。
後掲の特許文献1には、カートリッジが正常に装着されているか否かを検知する着脱センサを用いてカートリッジの交換を検出する画像形成装置が記載されている。特許文献1では、この着脱センサの検知信号の変化を監視することによりカートリッジが交換されたか否かを検出する。この場合、カートリッジを交換せずに単に抜き差ししただけでも、カートリッジの交換を検出してしまう。そのため、特許文献1では、カートリッジの交換を検出するとその都度トナー使用量のカウントをリセットしてよいか否かをユーザに問合わせる。カウントをリセットしてよいとの情報がユーザによって入力されると、画像形成装置はカウントをリセットする。
特許文献1の画像形成装置は、カートリッジを交換せずに単に抜き差ししただけの場合でもユーザに対してリセットの可否を問合わせるため、ユーザはその都度、問合わせに応じた入力が求められる。そのため、特許文献1の画像形成装置では煩雑な操作が必要となる。
そこで、後掲の特許文献2は、カートリッジが交換された可能性が高いときにだけユーザに問合わせを行なう画像形成装置を提案する。カートリッジには収納したトナーをカートリッジ内部で攪拌させる攪拌部材が設けられている。画像形成装置は攪拌部材を回転させる際のトルクを検知する機能を有している。この画像形成装置はさらに、カートリッジの着脱時に開閉されるカバーの開閉動作を検出し、カバーの開閉動作の前後におけるトルクの変化を検出する。トナーが少なくなったカートリッジからトナーの充填された新しいカートリッジに交換されると、カバーの開閉動作の前後におけるトルクが大きくなる。特許文献2では、こうしたトルクの変化に基づいてカートリッジが交換された可能性が高いか否かを判定する。カートリッジが交換された可能性が高いと判定すると、この画像形成装置は画像形成動作を停止して、新たに装着されたカートリッジが中古カートリッジか否かをユーザに問合わせる。問合わせに対するユーザの入力を受付けると、画像形成動作の停止を解除する。
特開2003−241584号公報 特開2010−282227号公報
上記のように、従来の画像形成装置では使用中のトナーカートリッジ内のトナーが少なくなると(ニアエンド状態になると)、カートリッジの交換を促すメッセージを表示する。トナーの残量がなくなると(エンド状態になると)、画像形成処理を実行できなくなるため画像形成装置はエンド状態になる前に新しいトナーカートリッジを準備するようユーザに通知する。ユーザは新しいカートリッジを準備すると、通常、表示されたメッセージにしたがいカートリッジの交換を行なう。しかし、現在使用中のカートリッジはまだ使用できるため、資源利用の観点からトナーを使い切ることが望ましい。
特許文献1及び特許文献2の画像形成装置は、トナーを使い切った後にカートリッジを交換させることを目的とするものではないため、トナーを使い切る前であっても容易にカートリッジを交換できる。そのため、特許文献1及び特許文献2に開示の技術では、効率的な資源利用を実現することが困難であるという問題がある。
こうした問題に対して、従来、トナーを使い切る前のカートリッジ交換をメカニカルなロック機構によって禁止する技術が知られている。しかし、メカニカルなロック機構は機構が複雑であるため、構成が複雑化するとともに製造コストが高価になるという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、安価かつ簡易な構成で資源利用の効率化を図ることが可能な画像形成装置及びその動作方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係る画像形成装置は、画像を形成するための画像形成手段と、画像形成手段による画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品を着脱自在に装着するための装着手段と、装着手段に対する消耗部品の着脱を検出するための着脱検出手段と、装着されている消耗部品を一意に識別するための識別情報を記憶するための記憶手段と、装着されている消耗部品の消耗品の残量を検出するための検出手段と、消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するための判定手段とを含む。
画像形成装置には、画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品が着脱自在に装着される。記憶手段には、装着されている消耗部品の識別情報が記憶される。これにより、画像形成装置は、現在使用中の消耗部品を認識する。検出手段によって、装着されている消耗部品の消耗品の残量が検出される。消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において消耗部品の着脱が検出されると、判定手段によって、装着された当該消耗部品が、記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かが判定される。すなわち、消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において消耗部品の着脱があった場合、画像形成装置は新たに装着された消耗部品が現在使用中の消耗部品か否かを判定する。これにより、消耗品を使い切る前の消耗部品の交換を検出できるので、そうした消耗品の交換を抑制することが可能となる。さらに本画像形成装置では、メカニカルなロック機構を用いることなく、消耗品を使い切る前の消耗部品の交換を抑制できる。したがって、本画像形成装置によれば、安価かつ簡易な構成で資源利用の効率化を図ることができる。
より好ましくは、画像形成装置は、判定手段の判定結果に応じて、画像形成手段による画像を形成する動作を制御するための制御手段をさらに含む。
さらに好ましくは、制御手段は、判定手段による判定結果が否定であることに応答して、画像を形成する動作を禁止するよう画像形成手段を制御するための禁止手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、画像を形成する動作が禁止されている状態において消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するための手段と、当該判定するための手段の判定結果が肯定であることに応答して、画像を形成する動作の禁止状態を解除するための解除手段とをさらに含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、管理者権限を有するユーザに対して認証処理を実行するための認証手段と、認証手段が認証した管理者権限を有するユーザによりなされた、画像を形成する動作が禁止された状態を解除する解除操作を受付けるための受付手段と、受付手段が解除操作を受付けたことに応答して、画像を形成する動作の禁止状態を解除するための解除手段とをさらに含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、禁止手段による処理を実行するか否について設定するための設定手段をさらに含み、受付手段は、管理者権限を有するユーザによる設定操作を受付けることによって、画像を形成する動作が禁止された状態を解除する解除操作を受付ける。
さらに好ましくは、画像形成装置は、受付手段が解除操作を受付けた後に、着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、消耗部品が交換されたことを検出するための交換検出手段と、交換検出手段が消耗部品の交換を検出したことに応答して、禁止手段による処理を実行するよう設定手段の設定を変更するための設定変更手段とをさらに含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、判定手段の判定結果が否定であることに応答して、記憶手段に記憶されている識別情報に対応する消耗部品の装着を促す通知を行なうための通知手段をさらに含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、消耗品の残量が所定値を下回ったことに応答して、消耗部品の交換を促す通知を行なうための通知手段をさらに含む。
本発明の第2の局面に係る動作方法は、画像を形成するための画像形成手段と、画像形成手段による画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品を着脱自在に装着するための装着手段と、装着手段に対する消耗部品の着脱を検出するための着脱検出手段と、装着されている消耗部品を一意に識別するための識別情報を記憶するための記憶手段と、を含む画像形成装置の動作方法である。この動作方法は、装着されている消耗部品の消耗品の残量を検出するステップと、消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するステップとを含む。
以上より、本発明によれば、安価かつ簡易な構成で資源利用の効率化を図ることが可能な画像形成装置及びその動作方法を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図3のステップS1010、ステップS1080及びステップS1180、並びに図4のステップS1130の詳細なフローである。 図3のステップS1200の詳細なフローである。 トナーカートリッジの準備を要求するメッセージを表示する画面の一例を示す図である。 別のトナーカートリッジが装着された場合の警告メッセージを表示する画面の一例を示す図である。 トナーカートリッジのトナーが使い切られた場合の警告メッセージを表示する画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図10に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図10に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 管理者権限ユーザ認証画面の一例を示す図である。 認証パスワードの入力画面の一例を示す図である。 システム設定画面の一例を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能及びプリンタ機能等を備える複合機(MFP(Multifunction Peripheral))である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。レーザー方式の画像形成装置では、画像形成処理時に現像剤としてトナーを用いる。画像形成装置100は、カートリッジ方式の画像形成装置であり、現像剤としてのトナーはこのトナーカートリッジによって供給される。画像形成装置100には、トナーが収納されたトナーカートリッジを着脱自在に装着するためのカートリッジ装着部が設けられている。トナーカートリッジ内のトナーは画像形成処理時に消費される消耗品であるため、トナーがなくなると装着されていたトナーカートリッジが取外されて新しいトナーカートリッジ(新品のトナーカートリッジ)が装着される。画像形成装置100へのトナーの補充(供給)はトナーカートリッジの交換によって行なわれるため、トナーカートリッジは消耗部品でもある。
本実施の形態では、トナーカートリッジ内にトナーが残っている状態で新しいトナーカートリッジに交換されると、画像形成装置100はトナーを使切った後に新しいトナーカートリッジに交換するようユーザに通知するとともに、そのカートリッジが装着された状態での画像形成処理の実行を禁止する。すなわち、本実施の形態に係る画像形成装置100は、トナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を禁止する。
画像形成装置100は、原稿読取部110、画像形成部120、操作部130、給紙部140、手差し給紙トレイ142、及び排紙処理部150を含む。操作部130は、タッチパネルディスプレイ132を含む。タッチパネルディスプレイ132は、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルの上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネルとを含む。排紙処理部150には複数の排紙トレイ152が設けられている。
[ハードウェア構成]
図2を参照して、画像形成装置100は、原稿読取部110、画像形成部120、及び操作部130等に加えて、制御部160、画像処理部170、トナー残量検出部180、及びNIC(Network Interface Card)190をさらに含む。
制御部160は、実質的にコンピュータであって、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)162、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)164、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)166、及び記憶装置168を含む。記憶装置168は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等である。CPU162には、BUSライン102が接続されており、このBUSライン102には、ROM164、RAM166及び記憶装置168が電気的に接続される。
CPU162は、操作部130等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及び情報処理装置(図示せず。)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM164又は記憶装置168に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM164又は記憶装置168から読出されてRAM166に転送される。CPU162は、CPU162内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM166内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU162はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM166、記憶装置168及びCPU162内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
記憶装置168には、画像形成装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワーク50及びNIC190を介して、情報処理装置等から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、コンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像形成装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶装置168にインストールされてもよい。記憶装置168は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。なお、ROM164又は記憶装置168には、自機を識別するための識別番号(例えば製造番号等の装置番号)も記憶されている。
BUSライン102には、さらに、原稿読取部110、画像形成部120、操作部130、画像処理部170、トナー残量検出部180、及びNIC190が電気的に接続される。
原稿読取部110は、スキャナ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。スキャナは、ユーザによって手動で、又は、自動原稿搬送装置(図示せず。)によって、原稿載置台(図示せず。)上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させ、光源を移動させながら原稿をスキャンする。CCDラインセンサは、結像された反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部170に対して出力する。すなわち、原稿読取部110は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿からスキャナによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部170に対して出力する。
画像処理部170は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部170は、原稿読取部110、又は、情報処理装置等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の印刷データを作成し、画像形成部120に対して出力する。
画像形成部120は、画像データによって示される画像をカラー又は単色で記録用紙に印刷するものであって、例えば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、及び除電装置等を備えている。画像形成部120には、例えば、搬送路が設けられており、給紙部140から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。給紙部140は、用紙カセット(図示せず。)に収納された記録用紙、又は手差し給紙トレイ142に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部120の搬送路へと送り出す。画像形成部120の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、さらに定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は、排紙トレイ152に排出される。
画像形成部120は、トナーカートリッジ200が装着されるカートリッジ装着部122を含む。トナーカートリッジ200は不揮発性メモリ210を有している。この不揮発性メモリ210には、トナーカートリッジを一意に識別するための識別情報等の情報が記憶される。トナーカートリッジの識別情報は、画像形成装置100に固有の識別番号(例えば製造番号等の装置番号)と、画像形成装置100で管理されるトナーカートリッジの管理連番(例えば何個目のトナーカートリッジかを示す番号)とからなる。
本実施の形態では、新品のトナーカートリッジには識別情報が付されておらず、新品のトナーカートリッジの識別情報は画像形成装置100が生成する。画像形成装置100は、トナーカートリッジの交換時に新品のトナーカートリッジの不揮発性メモリに識別情報を書込む。カートリッジ装着部122は、トナーカートリッジが装着された状態を検出するセンサ(図示せず。)、装着されたトナーカートリッジの不揮発性メモリに記憶された情報を読取る(取得する)情報読取部124、及び装着されたトナーカートリッジの不揮発性メモリに情報を書込む情報書込部126を含む。現在使用中のトナーカートリッジの識別情報は、識別情報の生成時に画像形成装置100の記憶装置168にも記憶される。
トナー残量検出部180は、装着されているトナーカートリッジのトナー残量を検出する。トナー残量検出部180は、例えば印刷枚数に応じてトナー使用量をカウントすることによりトナー残量を算出(検出)する。トナー使用量のカウントが所定値に達すると、トナー残量検出部180はトナー残量が所定値を下回ったことを示す信号を制御部160に出力する。本実施の形態では、トナー残量検出部180は、所定値としてトナー残量がなくなったことを検出する(エンド状態を検出する)と、エンド状態を検出したことを示す信号を制御部160に出力する。トナー残量検出部180はさらに、トナー残量が少なくなったことを検出する(ニアエンド状態を検出する)ことも可能である。トナー残量検出部180はニアエンド状態を検出すると、ニアエンド状態を検出したことを示す信号を制御部160に出力する。
NIC190は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、このNIC190を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なうことができる。画像形成装置100は、NIC190を介して、情報処理装置から印刷ジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信できる。
操作部130は、上記のように、表示パネルとタッチパネルとを含むタッチパネルディスプレイ132を含む。表示パネルは、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイ132はまた、ユーザに対して対話的な操作インターフェイス(ユーザインターフェイス)を提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネルから画像形成装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネルに表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部160又は画像処理部170に対して出力する。
[ソフトウェア構成]
図3及び図4を参照して、トナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を禁止するために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
ここで、トナーカートリッジの交換は、画像形成装置100の電源がオン状態又はオフ状態のときに行なわれる。画像形成装置100の電源がオン状態の場合、当該画像形成装置100はトナーカートリッジの装着状態を検出するセンサからの出力、又は、カートリッジ装着部122のカバー(トナーカートリッジの着脱時に開閉されるカバーであって例えば装置本体の前扉)の開閉動作を検出するセンサからの出力によってトナーカートリッジの着脱を検出する。なお、トナーカートリッジの着脱は、装着されているトナーカートリッジが取外された後、装着されることを意味し、同じトナーカートリッジが装着されると場合、及び異なるトナーカートリッジが装着される場合を含む。
画像形成装置100の電源がオフ状態の場合、トナーカートリッジの装着状態を検出するセンサ、及びカバーの開閉動作を検出するセンサは動作していないため、当該画像形成装置100はこれらセンサからの出力に基づいてトナーカートリッジの着脱を検出できない。この場合、画像形成装置100は、電源のオフ時にトナーカートリッジの着脱があったものとみなして電源がオンされたときにこれを検出する。以下では、画像形成装置100の記憶装置168に現在使用中のトナーカートリッジの識別情報が記憶されているものとする。
このプログラムは、画像形成装置100の電源がオンされたことに応じて開始する。図3を参照して、このプログラムは、電源オフ前(直前の動作時)にトナーカートリッジのトナー残量がない状態(エンド状態)であったか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1000を含む。後述するように、カートリッジのトナー残量がエンド状態であることをトナー残量検出部180が検出すると、制御部160はエンド状態を記憶装置168に記憶する。このステップS1000では、記憶装置168にエンド状態が記憶されているか否かに応じて電源がオフされる前のトナーカートリッジのトナー残量がエンド状態であったか否かを判定する。
このプログラムはさらに、ステップS1000において、電源オフ前はエンド状態ではないと判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジと使用中のトナーカートリッジとを記憶されている識別情報に基づいて照合するステップS1010と、ステップS1010の後に実行され、この照合結果に基づいて装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと同じものであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1020と、ステップS1020において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと同じものであると判定された場合に実行され、自機の状態が、画像を形成する動作が禁止されている状態(画像形成処理の実行が禁止されている状態、以下「動作禁止状態」と呼ぶ場合がある。)であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1030と、ステップS1030において、自機の状態が動作禁止状態ではないと判定された場合に実行され、トナーカートリッジ内にトナーが残っているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1040と、ステップS1040において、トナーカートリッジ内にトナーが残っていると判定された場合に実行され、トナーカートリッジのトナー残量がニアエンド状態であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1050と、ステップS1050において、トナーカートリッジのトナー残量がニアエンド状態であると判定された場合に実行され、ニアエンド状態であることをユーザに通知するステップS1060とを含む。
ステップS1060では、トナーカートリッジのトナー残量が少ないこと(ニアエンド状態であること)をユーザに通知するために、新しいトナーカートリッジの準備を要求するメッセージをタッチパネルディスプレイ132に表示させる。図7を参照して、タッチパネルディスプレイ132にはホーム画面60が表示され、このホーム画面60内に「トナーが少なくなっています。」というメッセージ70が表示される。
再び図3を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1050において、トナーカートリッジのトナー残量がニアエンド状態ではないと判定された場合、又はステップS1060の後に実行され、トナーカートリッジの着脱が検出されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1070と、ステップS1070において、トナーカートリッジの着脱が検出されたと判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジと使用中のトナーカートリッジとを記憶されている識別情報に基づいて照合するステップS1080と、ステップS1080の後に実行され、この照合結果に基づいて装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1090とを含む。ステップS1070において、トナーカートリッジの着脱が検出されていないと判定された場合、及びステップS1090において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものではない、すなわち同じものであると判定された場合は、制御はステップS1040に戻る。
図3及び図4を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1020又はステップS1090において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであると判定された場合に実行され、画像を形成する動作を禁止するよう画像形成部120を制御するステップS1100と、ステップS1100の後に実行され、使用中のトナーカートリッジに戻すよう警告するステップS1110とを含む。
ステップS1110では、使用中のトナーカートリッジに戻すよう警告する警告画面をタッチパネルディスプレイ132に表示させる。図8を参照して、警告画面80は「今まで使用していたトナーカートリッジに戻してください。(まだ使用可能です。)」というテキストが表示されたメッセージ領域82を含む。警告画面80には、メッセージの確認後に消去可能とするボタンが含まれないため、ユーザの操作によってこの警告画面80を消去できない。またこの警告画面80は表示から一定時間が経過しても自動的に消えない。
図4を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1110の後に実行され、トナーカートリッジの着脱が検出されたか否かを判定し、着脱が検出されるまで待機するステップS1120と、ステップS1120において、トナーカートリッジの着脱が検出されたと判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジと使用中のトナーカートリッジとを記憶されている識別情報に基づいて照合するステップS1130と、ステップS1130の後に実行され、この照合結果に基づいて装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1140と、図3に示すステップS1030において、自機の状態が動作禁止状態であると判定された場合、及びステップS1140において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものではない、すなわち同じものであると判定された場合に実行され、動作禁止状態を解除し、警告画面80を消去するステップS1150とを含む。ステップS1140において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであると判定された場合は、制御はステップS1100に戻る。ステップS1150の処理が終了すると、制御は図3に示すステップS1040に戻る。
再び図3を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1040において、トナーカートリッジ内にトナーが残っていない(エンド状態である)と判定された場合に実行され、エンド状態であることをユーザに通知するとともに記憶装置168にエンド状態を記憶するステップS1160と、ステップS1160の後に実行され、トナーカートリッジの着脱が検出されたか否かを判定し、着脱が検出されるまで待機するステップS1170と、ステップS1000において、電源オフ前はエンド状態であったと判定された場合、又はステップS1170において、トナーカートリッジの着脱が検出されたと判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジと使用中のトナーカートリッジとを記憶されている識別情報に基づいて照合するステップS1180と、ステップS1180の後に実行され、この照合結果に基づいて装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1190と、ステップS1190において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであると判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジの不揮発性メモリ及び記憶装置168に当該トナーカートリッジの識別情報を書込むステップS1200とを含む。ステップS1190において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものではない、すなわち同じものであると判定された場合は制御はステップS1160に戻る。ステップS1200の処理が終了すると制御はステップS1040に戻る。
ステップS1160では、トナーカートリッジ内のトナーが使い切られたこと(エンド状態であること)をユーザに通知するために、トナーカートリッジの交換を促すメッセージを含む警告画面をタッチパネルディスプレイ132に表示させる。図9を参照して、警告画面90は「トナーカートリッジを交換してください。」というテキストが表示されたメッセージ領域92と、メッセージの確認後に消去可能とするOKボタン94とを含む。制御部160は、ユーザによるOKボタン94の操作を受付けると、この警告画面90を消去するようタッチパネルディスプレイ132の表示を制御する。制御部160はまた、エンド状態か否かを示すフラグを1(エンド状態)にすることによってRAM166又は記憶装置168にエンド状態を記憶する。
図5は、図3のステップS1010、ステップS1080及びステップS1180、並びに図4のステップS1130の詳細なフローである。図5を参照して、このルーチンは、カートリッジ装着部122の情報読取部124を制御して、装着されているトナーカートリッジの不揮発性メモリから当該トナーカートリッジの識別情報を読出すステップS2000と、ステップS2000の後に実行され、使用中のトナーカートリッジの識別情報を自機の記憶装置168から読出すステップS2010と、ステップS2010の後に実行され、装着されているトナーカートリッジの不揮発性メモリから読出した識別情報と、記憶装置168から読出した使用中のトナーカートリッジの識別情報とを比較してこれらが一致しているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS2020と、ステップS2020において、一致していると判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと同じものであることを記憶するステップS2030と、ステップS2020において、一致していないと判定された場合に実行され、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと同じものでないことを記憶するステップS2040とを含む。ステップS2030又はステップS2040の処理が終了すると、このルーチンは終了する。
図6は、図3のステップS1200の詳細なフローである。図6を参照して、このルーチンは、自機の識別番号(例えば装置番号)と管理連番とからなる識別情報を生成し、カートリッジ装着部122の情報読取部124を制御して、生成した識別情報をトナーカートリッジの不揮発性メモリに書込むステップS3000と、ステップS3000の後に実行され、不揮発性メモリに書込んだ識別情報と同じ識別情報を自機の記憶装置168に書込むステップS3010と、ステップS3010の後に実行され、トナー使用量のカウントをリセットするステップS3020と、ステップS3020の後に実行され、RAM166又は記憶装置168に記憶されたエンド状態を削除してこのルーチンを終了するステップS3030とを含む。
ステップS3010では、記憶装置168に識別情報が記憶されている場合は、その識別情報を、不揮発性メモリに書込んだ識別情報と同じ識別情報に書替える。記憶装置168に識別情報が記憶されていない場合(装着されたトナーカートリッジが画像形成装置100に最初に装着されたトナーカートリッジである場合)、不揮発性メモリに書込んだ識別情報と同じ識別情報を記憶装置168に書込む。ステップS3030では、例えばエンド状態か否かを示すフラグを0(エンド状態でない)にすることによってエンド状態の記憶を削除する。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。以下では、電源オンの状態でトナーカートリッジの交換が行なわれる場合と、電源オフの状態でトナーカートリッジの交換が行なわれる場合とで分けて説明する。
<電源オンの状態でトナーカートリッジの交換が行なわれる場合>
画像形成装置100は、現在使用中のトナーカートリッジの識別情報を記憶装置168に記憶している。画像形成装置100は、コピー印刷等の印刷処理(画像形成処理)を実行する。これにより、トナーカートリッジ内のトナーが消費される。トナー残量検出部180は使用中のトナーカートリッジのトナー残量を検出し、トナーカートリッジのトナー残量が少なくなったことを検出する(ニアエンド状態を検出する)と、ニアエンド状態を検出したことを示す信号を制御部160に出力する。制御部160は、トナー残量検出部180から出力された信号によりニアエンド状態を検出すると(図3に示すステップS1040においてYES、かつステップS1050においてYES)、トナー残量が少なくなったことをユーザに通知する(ステップS1060)。制御部160は、例えばタッチパネルディスプレイ132にトナーが少なくなっていることを示すメッセージを表示させる。図7を参照して、タッチパネルディスプレイ132に表示されているホーム画面60の一部に「トナーが少なくなっています。」というメッセージ70が表示される。
このメッセージを見たユーザは、新しいトナーカートリッジ(新品のトナーカートリッジ)を準備し、準備した新品のトナーカートリッジに交換したとする。画像形成装置100はカバーの開閉動作を検出するセンサ等からの出力によってトナーカートリッジの着脱を検出する(ステップS1070においてYES)。画像形成装置100は、トナーカートリッジが装着されると、そのトナーカートリッジの不揮発性メモリから識別情報を読出す(図5に示すステップS2000)。新品のトナーカートリッジの不揮発性メモリには識別情報が記憶されていないため、新品のトナーカートリッジが装着された場合、画像形成装置100は識別情報が記憶されていないことを認識する。
制御部160は、記憶装置168に記憶されている識別情報(現在使用中のトナーカートリッジの識別情報)を読出し(ステップS2010)、トナーカートリッジから読出した情報と比較することによって、装着されたトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと同じものか否かを判定する。新品のトナーカートリッジが装着された場合は、制御部160は、使用中のトナーカートリッジと同じものではないと判定し(ステップS2020においてNO)、異なるカートリッジであることをRAM166又は記憶装置168に記憶する(ステップS2040)。装着されたトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジでないと判定すると(ステップS1090においてYES)、制御部160は、画像形成部120を制御して自機の状態を動作禁止状態にする(図4に示すステップS1100)。このとき、制御部160は交換したトナーカートリッジを使用中のトナーカートリッジ(前のトナーカートリッジ)に戻すよう警告する警告画面をタッチパネルディスプレイ132に表示させる(ステップS1110)。図8を参照して、警告画面80には「今まで使用していたトナーカートリッジに戻してください。(まだ使用可能です。)」との警告メッセージが表示されている。この警告画面80は、動作禁止状態が解除されるまで表示され続ける。画像形成装置100は動作禁止状態の間、操作部130のボタン等の操作を受付けずユーザによって操作部130が操作された場合でも画像形成処理を実行しない。
ユーザは、この警告画面80のメッセージにしたがい、今まで使用していたトナーカートリッジに戻したとする。画像形成装置100はトナーカートリッジの着脱を検出(ステップS1120においてYES)すると、装着されたトナーカートリッジの照合処理を実行する(ステップS1130)。装着されたトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと同じものである、すなわち今まで使用していたトナーカートリッジに戻されたと判定すると(ステップS1140においてNO)、画像形成装置100(制御部160)は動作禁止状態を解除し、警告画面80を消去する(ステップS1150)。動作禁止状態が解除され、図8に示される警告画面80が消去されると再び画像形成処理が実行可能な状態となる。
使用中のトナーカートリッジを使い続けることによってトナーカートリッジ内のトナーを使い切ると、トナー残量検出部180はエンド状態を検出する。トナー残量検出部180はエンド状態を検出したことを示す信号を制御部160に出力する。制御部160は、トナー残量検出部180から出力された信号によりエンド状態を検出すると(図3に示すステップS1040においてNO)、トナーがなくなったことをユーザに通知する(ステップS1160)。制御部160は、例えばタッチパネルディスプレイ132にトナーがなくなったことを示すメッセージ(トナーカートリッジの交換を促すメッセージ)を含む警告画面を表示させる。図9を参照して、警告画面90には「トナーカートリッジを交換してください。」とのメッセージが表示されている。ユーザによってOKボタン94が操作されると、この警告画面90は消去する。制御部160はさらに、エンド状態を検出するとRAM166又は記憶装置168にエンド状態を記憶する(ステップS1160)。
その後、新品のトナーカートリッジに交換されると、画像形成装置100は、自機の識別番号(例えば装置番号)と管理連番とからなる識別情報を生成する。生成した識別情報は、装着された新品のトナーカートリッジを特定するための情報である。画像形成装置100は、生成した識別情報をトナーカートリッジの不揮発性メモリに書込み(図6に示すステップS3000)、同じ識別情報を記憶装置168にも書込む(ステップS3010)。画像形成装置100は、記憶装置168に書込んだ識別情報に対応するトナーカートリッジを使用中のトナーカートリッジと認識する。画像形成装置100は、識別情報の書込処理が終了すると、トナー使用量のカウントをリセットし(ステップS3020)、エンド状態の記憶を削除し、警告画面90を消去する(ステップS3030)。これにより、ユーザがOKボタン94を操作することなく、トナーカートリッジを交換した場合にも、警告画面90は自動的に消去されることになる。また、警告画面90が表示されていない状態で、警告画面90を消去しても画面上の変化はない。
コピー印刷等の印刷処理の実行によってトナーカートリッジ内のトナー残量が少なくなると、画像形成装置100は上記と同様の動作を繰返す。
<電源オフの状態でトナーカートリッジの交換が行なわれる場合>
画像形成装置100はニアエンド状態を検出すると、図7に示すメッセージ70をタッチパネルディスプレイ132に表示する(図3に示すステップS1060)。このメッセージを見たユーザは、新しいトナーカートリッジ(新品のトナーカートリッジ)を準備し、電源を一度オフにして準備した新品のトナーカートリッジに交換したとする。電源がオンされると、画像形成装置100は、電源オフ前はエンド状態であったか否かを判定する。この場合、電源オフ前はニアエンド状態であったため、画像形成装置100は、電源オフ前はエンド状態ではなかったと判定する(ステップS1000においてNO)。画像形成装置100は、装着されているトナーカートリッジの照合処理を実行し(ステップS1010)、電源オフ時に新品のトナーカートリッジに交換されたと判定すると(ステップS1020においてNO)、自機の状態を動作禁止状態にする(図4に示すステップS1100)。このとき、制御部160は交換したトナーカートリッジを使用中のトナーカートリッジ(前のトナーカートリッジ)に戻すよう警告する警告画面をタッチパネルディスプレイ132に表示させる(ステップS1110)。
ユーザは、この警告画面80のメッセージにしたがい、電源をオフにした状態で今まで使用していたトナーカートリッジに戻したとする。電源がオンされると、画像形成装置100は、電源オフ前はエンド状態であったか否かを判定する。電源オフ前はニアエンド状態であったため、画像形成装置100は、電源オフ前はエンド状態ではなかったと判定する(ステップS1000においてNO)。画像形成装置100は、装着されているトナーカートリッジの照合処理を実行し(ステップS1010)、電源オフ時に今まで使用していたトナーカートリッジに戻されたと判定すると(ステップS1020においてYES)、自機の状態が動作禁止状態か否かを判定する。動作禁止状態は解除されていないため、画像形成装置100は自機の状態が動作禁止状態であると判定する(ステップS1030においてYES)。画像形成装置100(制御部160)は動作禁止状態を解除し、警告画面80を消去する(ステップS1150)。この時、警告画面80は表示されていないので、警告画面80を消去しても画面上の変化はない。
使用中のトナーカートリッジを使い続けることによってトナーカートリッジ内のトナーが使を切ると、トナー残量検出部180はエンド状態を検出する。トナー残量検出部180はエンド状態を検出したことを示す信号を制御部160に出力する。制御部160は、トナー残量検出部180から出力された信号によりエンド状態を検出すると(図3に示すステップS1040においてNO)、トナーがなくなったことをユーザに通知する(ステップS1160)。制御部160はさらに、エンド状態を検出するとRAM166又は記憶装置168にエンド状態を記憶する(ステップS1160)。
ユーザは、電源をオフにして新品のトナーカートリッジに交換したとする。電源がオンされると、画像形成装置100は、電源オフ前はエンド状態であったか否かを判定する。電源オフ前はエンド状態であったため、画像形成装置100は、電源オフ前はエンド状態であったと判定する(ステップS1000においてYES)。画像形成装置100は照合処理を実行し(ステップS1180)、電源オフ時に新品のトナーカートリッジに交換されたと判定すると(ステップS1190においてYES)、自機の識別番号(例えば装置番号)と管理連番とからなる識別情報を生成する。画像形成装置100は、生成した識別情報をトナーカートリッジの不揮発性メモリに書込み(図6に示すステップS3000)、同じ識別情報を記憶装置168にも書込む(ステップS3010)。画像形成装置100は、記憶装置168に書込んだ識別情報に対応するトナーカートリッジを使用中のトナーカートリッジと認識する。画像形成装置100は、識別情報の書込処理が終了すると、トナー使用量のカウントをリセットし(ステップS3020)、エンド状態の記憶を削除し、警告画面90を消去する(ステップS3030)。この時、警告画面90は表示されていないので、警告画面90を消去しても画面上の変化はない。
コピー印刷等の印刷処理の実行によってトナーカートリッジ内のトナー残量が少なくなると、画像形成装置100は上記と同様の動作を繰返す。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
画像形成装置100には、画像の形成時に使用されるトナーを収納したトナーカートリッジが着脱自在に装着される。画像形成装置100は、装着されているトナーカートリッジの識別情報を記憶装置168に記憶することによって、現在使用中のトナーカートリッジを認識する。画像形成装置100は、装着されているトナーカートリッジのトナー残量を検出し、トナー残量が所定値を下回っていない状態(トナーが残っている状態)においてトナーカートリッジの着脱を検出すると、装着された当該トナーカートリッジが、記憶装置168に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定する。すなわち、トナーカートリッジ内のトナーが残っている状態においてトナーカートリッジの着脱があった場合、画像形成装置100は新たに装着されたトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジであるか否かを判定する。装着されたトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジでない場合、画像形成装置100は画像形成部120を制御して画像を形成する動作を禁止する。トナー残量がエンド状態になると、画像形成装置100はトナーカートリッジの交換を促す通知を行なう。
このように、本画像形成装置100は、トナー残量がエンド状態ではない状態、すなわちトナーがまだ残っている状態においてトナーカートリッジが取外され、別のトナーカートリッジ(例えば新品のトナーカートリッジ)が装着されると画像を形成する動作を禁止する。トナーを使い切るまでは、トナーカートリッジを交換しても画像を形成することができないため、トナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を容易に抑制できる。さらに本画像形成装置100では、メカニカルなロック機構を用いることなく、トナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を抑制できる。したがって、本画像形成装置100によれば、安価かつ簡易な構成で資源利用の効率化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図10を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置300は、管理者権限を有するユーザを認証する認証部310を含む点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
上述のように、資源利用の観点からはトナーを使い切った後にトナーカートリッジを交換するのが好ましい。しかし、トナーカートリッジの不具合等(例えばトナー補給不具合等)によりトナーを使切る前のトナーカートリッジの交換が必要になる場合もあり得る。本実施の形態では、管理者権限を有するユーザの操作によって動作禁止状態を解除することが可能とされている。すなわち、管理者権限を有するユーザは、トナーカートリッジの交換を許容する設定メニューを操作することが可能であり、設定メニューの設定によりトナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換が許容される。
[ソフトウェア構成]
本実施の形態に係る画像形成装置300では、図3及び図4に示されるプログラムに代えて、図11及び図12に示されるプログラムが実行される。図12を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置300において、ステップS1500、ステップS1510、ステップS1520、及びステップS1530における処理を除く各処理は、図3及び図4に示されるコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。以下、異なる部分について説明する。
図12を参照して、このプログラムは、図11に示すステップS1020又はステップS1090において、装着されているトナーカートリッジが使用中のトナーカートリッジと異なるものであると判定された場合に実行され、管理者権限を有するユーザによる動作禁止状態を解除する解除操作がされているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1500と、ステップS1500において、解除操作がされていると判定された場合に実行され、書込処理を実行するステップS1510と、ステップS1110の後に実行され、管理者権限を有するユーザによる動作禁止状態を解除する解除操作がされているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1520と、ステップS1520において、解除操作がされたと判定された場合に実行され、書込処理を実行するステップS1530とを含む。
ステップS1500において、解除操作がされていないと判定された場合は、制御はステップS1100に進む。ステップS1520において、解除操作がされていないと判定された場合は、制御はステップS1120に進む。ステップS1510の処理が終了すると、制御は図11に示すステップS1040に戻る。ステップS1530の処理が終了すると、制御はステップS1150に進む。ステップS1510及びステップS1530では、図3のステップS1200と同じ処理が実行される。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置300は以下のように動作する。なお、管理者権限を有するユーザによる解除操作を除いた動作は、上記第1の実施の形態で示した画像形成装置100と同様である。したがって、同様の動作についての詳細な説明は繰返さない。
画像形成装置300は、管理者権限を有するユーザの認証時に図13に示す管理者権限ユーザ認証画面350をタッチパネルディスプレイ132に表示する。図13を参照して、管理者権限ユーザ認証画面350は、パスワードを入力するパスワード入力フィールド352を含む。ユーザによるパスワード入力フィールド352へのタッチを検出すると、画像形成装置300は図14に示すパスワード入力画面360をタッチパネルディスプレイ132に表示する。図14を参照して、パスワード入力画面360は、文字、数字及び記号等を入力するためのキーボードが表示された領域362と、キーボード入力された文字等を表示する領域364とを含む。領域364に表示された文字等が管理者権限ユーザ認証画面350のパスワード入力フィールド352にパスワードとして表示される。管理者権限を有するユーザが認証部310によって認証されると、画像形成装置300は図15に示す設定メニュー(システム設定画面370)をタッチパネルディスプレイ132に表示する。図15を参照して、システム設定画面370は画像形成装置300の禁止設定を有効にする際にチェックを入れるチェックボックス372を含む。トナーカートリッジの交換禁止のチェックが外されるとトナーカートリッジの交換禁止の設定が無効となるため、画像形成装置300が動作禁止状態である場合は動作禁止状態は解除される。
管理者権限を有するユーザによってこうした操作が行なわれる又は行なわれていると、画像形成装置300は、解除操作がされたと判定する(図12に示すステップS1500及びステップS1520)。画像形成装置300は自機の状態が動作禁止状態である場合、この動作禁止状態を解除する(ステップS1150)。一方、画像形成装置300は自機の状態が動作禁止状態でない場合、動作禁止状態にすることなく、トナーを使切る前のトナーカートリッジの交換を許容する。
[作用・効果]
本実施の形態に係る画像形成装置300は、以下に述べる効果を奏する。
画像形成装置300は、上記第1の実施の形態と同様、トナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を抑制できる。そのため、資源利用の効率化を容易に図ることができる。さらに、トナーカートリッジの不具合等によりトナーを使切る前のトナーカートリッジの交換が必要な場合、管理者権限を有するユーザの操作によりトナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を許容するように設定できる。
なお、トナーを使い切る前のカートリッジ交換をメカニカルなロック機構によって禁止する構成では、トナーカートリッジの不具合発生時にどうしてもトナーを使切る前にトナーカートリッジを交換しなければならない場合に、サービスマンによりメカロック機構を解除してもらう必要がある。
本実施の形態では、管理者権限を有するユーザの操作によって動作禁止状態を解除できるため、サービスマンによりメカロック機構を解除してもらう場合に比べて、急ぎの場合に容易に対応できる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、図15に示すシステム設定画面370において、トナーカートリッジの交換禁止がデフォルトで設定されている点において、第2の実施の形態に係る画像形成装置300とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図15を参照して、本実施の形態においても、トナーカートリッジの交換禁止のチェックが外されるとトナーカートリッジの交換禁止の設定が無効となる。これにより、トナーを使い切る前のトナーカートリッジの交換を許容する。ユーザは、トナーを使い切る前にトナーカートリッジを交換できる。
本実施の形態では、画像形成装置は、トナーカートリッジの交換後にその許容設定を自動的に禁止する。すなわち、トナーカートリッジの交換禁止のチェックが外された後にトナーカートリッジの交換を検出すると、画像形成装置はシステム設定画面370のトナーカートリッジの交換禁止を設定するチェックボックスに自動的にチェックを入れる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、トナーを使い切る前にトナーカートリッジが交換された場合に、ネットワークを介してサービスセンターに通報する点において、第2の実施の形態に係る画像形成装置300と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
ユーザが電話等でサービスセンターに連絡すると、サービスセンターはリモートで動作禁止状態を解除する。したがって、トナーカートリッジの不具合等によりトナーを使切る前のトナーカートリッジの交換が必要な場合であって、管理者権限を有するユーザが不在の場合に容易に対応できる。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。印刷機能を有していれば、画像形成装置は複合機以外であってもよい。例えば、コピー機、プリンタ等の画像形成装置であってもよい。
上記実施の形態では、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備えた画像形成装置について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置は、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
上記実施の形態では、トナーを収納したトナーカートリッジを消耗部品として利用する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。利用する消耗部品はトナーカートリッジ以外であってもよい。例えばインクを収納したインクカートリッジであってもよい。こうしたインクカートリッジは、例えばインクジェット方式の印刷機能を有する画像形成装置に装着されて利用される。
上記実施の形態では、画像形成装置が動作禁止状態のときに警告画面をタッチパネルディスプレイに表示することによって、使用中のトナーカートリッジに戻すようユーザに警告する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。こうした警告は警告画面を表示する方法以外の方法により行なってもよい。例えば、音声による警告、又はランプ表示による警告等であってもよい。また、こうした警告を行なわない構成であってもよい。例えば、画像形成装置が動作禁止状態のときは、タッチパネルディスプレイの表示を消去するようにしてもよい。
上記実施の形態では、画像形成装置に固有の識別番号(例えば製造番号等の装置番号)と画像形成装置で管理されるトナーカートリッジの管理連番とからなる識別情報を当該画像形成装置で生成し、生成した識別情報をトナーカートリッジの識別情報とする例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。トナーカートリッジの識別情報は、当該トナーカートリッジを一意に識別することが可能な情報であれば、上記した構成以外の識別情報であってもよい。
上記実施の形態では、画像形成装置で生成した識別情報をトナーカートリッジの不揮発性メモリに書込む例について示したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、カートリッジの不揮発性メモリに予め個体識別情報が記憶される構成であってもよい。個体識別情報としては、例えばカートリッジ固有のシリアルNo等が挙げられる。この番号を画像形成装置の記憶装置等に記憶させておき、電源オン時又はカバーの開閉動作の検出時等に装着されているカートリッジの個体識別情報と照合することにより、カートリッジの交換を検出するようにしてもよい。なお、上記実施の形態において、画像形成装置のカートリッジ装着部が不揮発性メモリを持ち、ハードディスク等の記憶装置に代えてそのメモリにトナーカートリッジの識別情報を記憶させる構成であってもよい。
上記実施の形態では、印刷枚数に応じてトナー使用量をカウントすることによりトナー残量を検出する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。トナー残量の検出は、従来知られている方法を用いてもよい。例えば、トナー残量を検出するセンサからの出力に基づいて、トナー残量のニアエンド状態又はエンド状態を検出するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100、300 画像形成装置
110 原稿読取部
120 画像形成部
122 カートリッジ装着部
130 操作部
132 タッチパネルディスプレイ
140 給紙部
142 手差し給紙トレイ
150 排紙処理部
152 排紙トレイ
160 制御部
170 画像処理部
180 トナー残量検出部
310 認証部
350 管理者権限ユーザ認証画面
360 パスワード入力画面
370 システム設定画面

Claims (7)

  1. 画像を形成するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段による画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品を着脱自在に装着するための装着手段と、
    前記装着手段に対する消耗部品の着脱を検出するための着脱検出手段と、
    装着されている前記消耗部品を一意に識別するための識別情報を記憶するための記憶手段と、
    装着されている消耗部品の消耗品の残量を検出するための検出手段と、
    前記消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において前記着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するための判定手段と
    前記判定手段による判定結果が否定であることに応答して、画像を形成する動作を禁止するよう前記画像形成手段を制御するための禁止手段と、
    画像を形成する動作が禁止されている状態において消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するための手段と、
    前記判定するための手段の判定結果が肯定であることに応答して、画像を形成する動作の禁止状態を解除するための解除手段とを含む、画像形成装置。
  2. 画像を形成するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段による画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品を着脱自在に装着するための装着手段と、
    前記装着手段に対する消耗部品の着脱を検出するための着脱検出手段と、
    装着されている前記消耗部品を一意に識別するための識別情報を記憶するための記憶手段と、
    装着されている消耗部品の消耗品の残量を検出するための検出手段と、
    前記消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において前記着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するための判定手段と
    前記判定手段による判定結果が否定であることに応答して、画像を形成する動作を禁止するよう前記画像形成手段を制御するための禁止手段と、
    管理者権限を有するユーザに対して認証処理を実行するための認証手段と、
    前記認証手段が認証した管理者権限を有するユーザによりなされた、画像を形成する動作が禁止された状態を解除する解除操作を受付けるための受付手段と、
    前記受付手段が前記解除操作を受付けたことに応答して、画像を形成する動作の禁止状態を解除するための解除手段とを含む、画像形成装置。
  3. 前記禁止手段による処理を実行するか否について設定するための設定手段をさらに含み、
    前記受付手段は、前記管理者権限を有するユーザによる設定操作を受付けることによって、画像を形成する動作が禁止された状態を解除する前記解除操作を受付ける、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記受付手段が前記解除操作を受付けた後に、前記着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、消耗部品が交換されたことを検出するための交換検出手段と、
    前記交換検出手段が消耗部品の交換を検出したことに応答して、前記禁止手段による処理を実行するよう前記設定手段の設定を変更するための設定変更手段とをさらに含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記判定手段の判定結果が否定であることに応答して、前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応する消耗部品の装着を促す通知を行なうための通知手段をさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 画像を形成するための画像形成手段と、前記画像形成手段による画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品を着脱自在に装着するための装着手段と、前記装着手段に対する消耗部品の着脱を検出するための着脱検出手段と、装着されている前記消耗部品を一意に識別するための識別情報を記憶するための記憶手段と、を含む画像形成装置の動作方法であって、
    装着されている消耗部品の消耗品の残量を検出するステップと、
    前記消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において前記着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにおける判定結果が否定であることに応答して、画像を形成する動作を禁止するよう前記画像形成手段を制御するステップと、
    画像を形成する動作が禁止されている状態において消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップにおける判定結果が肯定であることに応答して、画像を形成する動作の禁止状態を解除するステップとを含む、動作方法。
  7. 画像を形成するための画像形成手段と、前記画像形成手段による画像の形成時に使用される消耗品を収納した消耗部品を着脱自在に装着するための装着手段と、前記装着手段に対する消耗部品の着脱を検出するための着脱検出手段と、装着されている前記消耗部品を一意に識別するための識別情報を記憶するための記憶手段と、管理者権限を有するユーザに対して認証処理を実行するための認証手段と、を含む画像形成装置の動作方法であって、
    装着されている消耗部品の消耗品の残量を検出するステップと、
    前記消耗品の残量が所定値を下回っていない状態において前記着脱検出手段が消耗部品の着脱を検出したことに応答して、装着された消耗部品から当該消耗部品の識別情報を取得し、取得した識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを照合することにより、装着された当該消耗部品が前記記憶手段に記憶されている識別情報に対応するものであるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップにおける判定結果が否定であることに応答して、画像を形成する動作を禁止するよう前記画像形成手段を制御するステップと、
    前記認証手段が認証した管理者権限を有するユーザによりなされた、画像を形成する動作が禁止された状態を解除する解除操作を受付けるステップと、
    前記受付けるステップにおいて前記解除操作を受付けたことに応答して、画像を形成する動作の禁止状態を解除するステップとを含む、動作方法。
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