JP6253905B2 - 試料ホルダ、顕微分析方法および試料作成方法 - Google Patents

試料ホルダ、顕微分析方法および試料作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、顕微分析が行われる試料を保持する試料ホルダおよび前記試料ホルダを使用した顕微分析方法および試料作成方法に関し、特に、薄い切片状の試料の断面を分析可能な試料ホルダ、顕微分析方法および試料作成方法に関する。
光学顕微鏡や電子顕微鏡を使用した観察や、赤外分光測定やラマン分光測定等の顕微分析において、試料の薄い切片を作成する方法として、特許文献1,2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2007−178287号公報では、人体や動物等から取り出した生体試料を、パラフィン等の包埋剤によって包埋して、包埋ブロックから厚さ数μmの極薄の切片を切り出し、包埋剤を溶かして試料を観察する方法が記載されている。特許文献1に記載の構成では、カッター(3)で包埋ブロック(B)から切り出された切片を、ベルト(23)で搬送して、液槽(9)に切片を浮かべ、次の工程、すなわち、包埋剤を溶かしたり、ホルダにセットする工程に引き渡している。
特許文献2としての特開2005−265533号公報には、試料ステージ(14)に保持された試料(S)に対して、切削バイト(22)を、試料(S)の表面から内部に切り込みながら同時に切削を行う角度で移動させることで、傾斜切削面(K)を有する試料(S)を作成する技術が記載されている。
特開2007−178287号公報(「0002」、「0022」〜「0029」) 特開2005−265533号公報(「0044」〜「0057」)
(従来技術の問題点)
多層の薄膜フィルムの各層の材料や層構造、フィルム内の異物などの観察を行う場合、測定に必要な広さの試料面を確保するために、特許文献2に記載の技術のように断面を斜めに切り出すことが行われている。
しかしながら、特許文献1,2に記載の技術のような従来の技術では、試料の塊から薄い切片の試料を切り出すだけであり、別に切り出された試料を、分析装置の試料ステージに取り付ける必要がある。このとき、試料は極薄の切片であるため、切片が破断、破損等しやすい。したがって、切り出された試料を試料ステージに取り付ける際に、試料が破損等しないよう、切片の取り扱いを十分に時間をかけて慎重に行う必要がある。
また、特許文献1,2に記載の技術のように切り出した試料の切片は、カールしやすい。特許文献1に記載の技術では、ベルト(23)の表面に液槽(9)の液体を付着させることで、ベルト(23)の搬送中にカールしにくくしているが、言い換えると、試料のカールを防止するには、液槽(9)やベルト(23)といった大がかりで、高価格な装置が必要になる問題がある。そして、特許文献2に記載の技術で切り出された試料がカールした場合、カールした試料を試料ステージに平らに取り付けるために、繊細で注意深く手間の掛かる操作が必要になる。
特に、特許文献2に記載の技術のように、傾斜切削面(K)の観察、分析を行う場合、検査対象面の面積を広げるために傾斜する傾斜切削面(K)を形成しているため、試料保持板ごと傾けて、試料を平らに調整する必要がある。
さらに、特許文献1,2に記載の構成では、試料の切片を切り出すために、カッターを移動させる機構に高精度が要求され、切り出す装置が高コストになると共に、装置が大がかりなものになる問題がある。
本発明は、試料の観察対象の面の切り出しと、切り出された面の観察を容易にすることを第1の技術的課題とする。
また、本発明は、簡易な構成で切片の切り出しも可能とすることを第2の技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の試料ホルダは、
顕微分析装置のステージに着脱可能に支持されるホルダの本体部と、
前記ホルダの本体部に支持され、顕微分析装置の光軸に対して傾斜する第1の保持面と、前記第1の保持面の光軸側の端に接続され且つ顕微分析対象の試料の観察対象の面の面方向に広がる第1の案内面と、を有する第1の保持体と、
前記第1の保持面に対向して形成されて前記第1の保持面との間で前記試料を挟んで保持可能な第2の保持面と、前記第2の保持面の前記光軸側の端に接続され且つ前記第1の案内面の延長上に広がる第2の案内面と、を有する第2の保持体と、
前記第1の保持体および前記第2の保持体の少なくとも一方に支持されて、前記第1の保持体および前記第2の保持体の他方に接触して、前記第1の案内面と前記第2の案内面とを互いに延長上となる位置に位置決めする位置決め部材と、
を備え、
前記第1の保持面と前記第2の保持面との間に保持された試料を切断して観察対象の面を作成する切断部材を、前記第1の案内面および前記第2の案内面とで案内して、前記各案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する観察対象の面を作成し、
前記観察対象の面が作成された試料が保持された状態で、前記ホルダの本体部を前記顕微分析装置のステージに装着して測定が可能な
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の試料ホルダにおいて、
前記ホルダの本体部に支持され、前記第1の保持体および前記第2の保持体を互いに接近する方向および離れる方向に移動可能に支持する移動部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の試料ホルダにおいて、
前記各保持面が前記光軸に対して沿った位置と、前記各保持面が前記光軸に対して傾斜した位置との間で移動させる移動機構、
を備え、
前記第1の保持体と前記第2の保持体との間に試料が保持される場合には、前記保持面が前記光軸に対して沿った位置に移動され、且つ、前記試料が観察される場合には、前記保持面が前記光軸に対して傾斜した位置に移動される
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の試料ホルダにおいて、
前記各案内面に着脱可能に支持され、上面に前記切断部材を案内する案内面を有する隙間部材、
を備え、
前記隙間部材が装着された状態で前記切断部材で試料を切断して観察後に、前記隙間部材を取り外した状態で前記切断部材で試料を切断して、再度観察が可能である
ことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の顕微分析方法は、
顕微分析装置の光軸に対して傾斜する第1の保持面および第2の保持面を有する試料ホルダにおいて、前記第1の案内面を有する第1の保持体および前記第2の案内面を有する第2の保持体の少なくとも一方に支持された位置決め部材に、前記第1の保持体および前記第2の保持体の他方を接触させて、前記第1の案内面と前記第2の案内面とを互いに延長上となる位置に位置決めされた状態で、互いに対向する前記第1の保持面と前記第2の保持面の間に試料を挟んで保持する保持工程と、
前記各保持面の光軸側の端に接続され且つ試料の観察対象の面の面方向に沿って延びる第1の案内面および前記第1の案内面の延長上に広がる第2の案内面に沿って、切断部材を操作して、前記試料を切断して、前記各案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する観察対象の面を作成する切断工程と、
前記観察対象の面が作成された試料を保持する試料ホルダを、顕微分析装置にセットして、分析を行う分析工程と、
を実行することを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の試料作成方法は、
顕微分析装置の光軸に対して傾斜する第1の保持面および第2の保持面を有する試料ホルダにおいて、前記第1の案内面を有する第1の保持体および前記第2の案内面を有する第2の保持体の少なくとも一方に支持された位置決め部材に、前記第1の保持体および前記第2の保持体の他方を接触させて、前記第1の案内面と前記第2の案内面とを互いに延長上となる位置に位置決めされた状態で、互いに対向する前記第1の保持面と前記第2の保持面の間に試料を挟んで保持する保持工程であって、前記各保持面の光軸側の端に接続され且つ試料の観察対象の面の面方向に沿って延びる第1の案内面および前記第1の案内面の延長上に広がる第2の案内面に、予め設定された薄さの隙間部材が装着された状態で、前記保持面の間に試料を挟んで保持する前記保持工程と、
前記隙間部材に形成され且つ前記案内面に平行する隙間部材の案内面に沿って、切断部材を操作して、前記隙間部材の案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する面に沿って前記試料を切断する第1の切断工程と、
前記第1の切断工程で試料を切断後に、前記隙間部材を前記試料ホルダの案内面から取り外す取り外し工程と、
前記試料ホルダの案内面に沿って、切断部材を操作して、前記試料ホルダの案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する面に沿って前記試料を切断して、前記隙間部材の薄さに対応する薄さの切片を作成する第2の切断工程と、
を実行することを特徴とする。
請求項1,に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、試料の厚み方向に対して傾斜する観察対象の面の切り出しと、切り出された面の観察を容易にすることができる。
請求項1,5,6に記載の発明によれば、位置決め部材を有しない場合に比べて、観察対象の面の作成不良を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、移動部材を有しない場合に比べて、試料を挟む作業を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、保持面が光軸に沿った状態で試料を挟み、観察時には傾斜させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、隙間部材を着脱することで、試料の異なる位置を、容易に切り出して観察することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、試料の厚み方向に対して傾斜する観察対象の面の切り出しを容易に行うことができるとともに、隙間部材の薄さに対応して、切片を作成することができる。
図1は本発明の実施例1の試料ホルダを顕微分析装置のステージに装着した状態の縦断面図である。 図2は実施例1の試料ホルダの分解斜視図である。 図3は実施例1の試料ホルダの平面図である。 図4は実施例1の試料ホルダの保持体を含む要部説明図であり、図4Aは保持体どうしが離間した状態の平面図、図4Bは図4Aの側面図、図4Cは図4Bに示す状態から保持体どうしが接触した状態の説明図である。 図5は実施例1の作用説明図であり、図5Aは試料を保持する前の状態の説明図、図5Bは試料が保持された状態の説明図、図5Cは試料が切断された状態の説明図、図5Dは図5Cの要部拡大図である。 図6は実施例1の保持体の変更例の説明図であり、図6Aは傾斜角が30度の保持体の説明図、図6Bは傾斜角が15度の保持体の説明図である。 図7は実施例2の試料ホルダの説明図であり、図7Aは実施例1の図4Aに対応する平面図、図7Bは実施例1の図4Bに対応する側面図、図7Cは実施例1の図4Cに対応する説明図である。 図8は位置決め部材が設けられていない場合のホルダの説明図である。 図9は実施例3の高摩擦部が設けられていない場合の説明図であり、図9Aは試料が切断される前の状態の説明図、図9Bは図9Aで試料が切断された後の状態の説明図である。 図10は実施例4の試料ホルダの説明図であり、図10Aは実施例1の図4Aに対応する平面図、図10Bは実施例1の図4Bに対応する側面図、図10Cは実施例1の図4Cに対応する説明図、図10Dは実施例1の図6Aに対応する説明図、図10Eは実施例1の図6Bに対応する説明図である。 図11は実施例5の試料ホルダの説明図であり、図11Aは実施例1の図4Bに対応する側面図、図11Bは実施例1の図4Cに対応する説明図、図11Cは挟持部どうしが固定された状態の説明図、図11Dは図11Cに示す状態から挟持部が回転した状態の説明図である。 図12は実施例6の試料ホルダの説明図であり、図12Aは実施例4の図10Aに対応する平面図、図12Bは実施例4の図10Bに対応する側面図、図12Cは実施例4の図10Cに対応する説明図、図12Dは図12Cの要部拡大図である。 図13は実施例6の作用説明図であり、図13Aはスペーサが装着され且つ試料が切断される前の状態の説明図、図13Bは図13Aに示す状態から試料が切断された状態の説明図、図13Cは図13Bに示す状態からスペーサが取り外された状態の説明図、図13Dは図13Cに示す状態から試料が切断された状態の説明図である。 図14は実施例6の変更例の説明図であり、図14Aは複数枚のスペーサが装着された状態の説明図、図14Bは実施例6とは異なる厚さのスペーサが装着された状態の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の試料ホルダを顕微分析装置のステージに装着した状態の縦断面図である。
図2は実施例1の試料ホルダの分解斜視図である。
図3は実施例1の試料ホルダの平面図である。
図1において、顕微分析装置のステージTには、光軸K1を中心とするリング状凹部T1が形成されている。
図1〜3において、顕微分析用の試料ホルダHは、ドーナツ状のリングプレート1を有している。リングプレート1は、後述のホルダの本体部を支持するとともに、ステージTのリング状凹部T1に着脱自在に装着される被位置決め部材としての機能を有している。
リングプレート1の上面には1個の姿勢調節用突起2が設けられている。また、リングプレート1の内周面には3箇所のバネ貫通溝3が設けられている。この3箇所のバネ貫通溝3の下面部分にはそれぞれそのバネ貫通溝3を横切る1本の溝3aが形成されている。
リングプレート1の上方に配置されるホルダの本体部4は、外形は平面図でほぼ長方形であり、その中央部に円形の孔4a(図2参照)が形成されている。ホルダの本体部4の上面には前記孔4aの左右(Y軸方向の両側)に浅い溝6,6が形成されている。溝6,6の外周部分には複数のネジ貫通孔6aが形成されている。
また、ホルダの本体部4の前記孔4aの周囲には、3個のバネ貫通孔7が形成されている。このバネ貫通孔7は前記リングプレート1のバネ貫通溝3に対応して配置されており、リングプレート1およびホルダの本体部4を重ねたとき、それらのバネ貫通溝3およびバネ貫通孔7は接続するようになっている。このバネ貫通孔7の上端部にはそれぞれバネ貫通孔7を横切る1本の溝7aが形成されている。また、ホルダの本体部4の前記孔4aの周囲には姿勢調整ネジ孔8,9が形成されている。
前記3個の各バネ貫通孔7およびバネ貫通溝3にはそれぞれコイル状の引張バネ11が収容されている。その引張バネ11の下端を支持する下端係止バー11aは、前記バネ貫通溝3の下端の溝3aに係止され、引張バネ11の上端を支持する上端係止バー11bは、前記バネ貫通孔7の上端の溝7aに係止される。
前記3本の引張バネ11、下端係止バー11a、および上端係止バー11bにより、前記リングプレート1およびホルダの本体部4は密着状態で保持される。
前記姿勢調整ネジ孔8,9には、それぞれ姿勢調整ネジ12,13がホルダの本体部4の上方からねじ込まれており、その下端はリングプレート1の上面に達している。前記姿勢調整ネジ孔8は前記リングプレート1上面の姿勢調整用突起2の後方(−X方向)に配置されており、前記姿勢調整ネジ孔9は姿勢調整用突起2の右方(−Y方向)に配置されている。
前記符号2,3,7〜13等で示された要素から姿勢調節機構A(図1参照)が構成されている。
前記ホルダの本体部4の上面の浅い溝6には、その外端部に操作部材支持枠16が配置され、操作部材支持枠16は、前記ネジ貫通孔6aを貫通する固定ネジ17(図2参照)により固定されている。
また、前記ホルダの本体部4の上面の浅い溝6には、平行な一対のガイド枠18,18が前記ネジ貫通孔6aを貫通する固定ネジ(図示せず)により固定されている。この一対のガイド枠18,18の対向する面は図2から分かるように、下方に行くに従って間隔が広がるガイド面18a,18aを形成している。
前記ガイド面18a,18aにガイドされて左右(Y軸方向)に移動する移動部材21の被ガイド面21a,21aは、前記ガイド面18a,18aとスライド可能に係合する形状を有している。移動部材21にはその外端側部分に左右に延びる移動用ネジ孔21bが形成されている。また、移動部材21にはその内端側部分に顕微分析用試料を保持するための保持部材(後述)を着脱可能に装着するための装着部21cが設けられている。装着部21cは他の部分よりも低く形成されており、保持部材固着用ネジ孔21d,21dが形成されている。
前記操作部材支持枠16には棒状の操作部材22が回転自在に支持されている。操作部材22の外端部には手でつまんで回転させるためのツマミ22aが形成されている。操作部材22の内端部にはネジ22bが形成されている。このネジ22bは前記移動部材21の移動用ネジ孔21bと螺合している。したがって、前記ツマミ22aを摘んで操作部材22を回転させると、移動部材21は前記ガイド面18a,18aにガイドされて左右(Y軸方向)に移動するようになっている。
図4は実施例1の試料ホルダの保持体を含む要部説明図であり、図4Aは保持体どうしが離間した状態の平面図、図4Bは図4Aの側面図、図4Cは図4Bに示す状態から保持体どうしが接触した状態の説明図である。
左側の装着部21cの上面には、第1の保持体の一例としての第1の挟持パーツ37が支持されている。第1の挟持パーツ37は、左側の装着部21cの上面に支持される板状の被固定部37aを有する。被固定部37aには、保持部材固着用ネジ孔21dに対応する位置に、螺子止め用の貫通孔37bが形成されている。したがって、第1の挟持パーツ37は、貫通口37bを貫通して、保持部材固着用ネジ孔21dに螺合する装着用ネジ26によって、前記装着部21cに着脱自在に装着される。
被固定部37aの右端には、前後方向に延びる三角柱状の第1の挟持部37cが一体的に形成されている。第1の挟持部37cは、第1の保持面の一例として、光軸K1に対して傾斜する第1の傾斜面37dを有する。実施例1の第1の傾斜面37dは、下端から上端に行くに連れて右方、すなわち、光軸K1に近づく方向に傾斜している。
なお、実施例1では、第1の傾斜面37dの水平に対する傾斜角αは、45度に設定されている。
さらに、第1の傾斜面37dの上端には、左方に延びる第1の案内面37eの右端が接続されている。実施例1の第1の案内面37eは、光軸K1に対して90度に交差する面により構成されている。
右側の装着部21cの上面には、第2の保持体の一例としての第2の挟持パーツ42が支持されている。第2の挟持パーツ42は、右側の装着部21cの上面に支持される板状の被固定部42aを有する。被固定部42aには、保持部材固着用ネジ孔21dに対応する位置に、螺子止め用の貫通孔42bが形成されている。よって、第2の挟持パーツ42は、貫通口42bを貫通して、保持部材固着用ネジ孔21dに螺合する装着用ネジ26によって、前記装着部21cに着脱自在に装着される。
被固定部42aの左端には、前後方向に延びる台形状の第2の挟持部42cが一体的に形成されている。第2の挟持部42cは、第2の保持面の一例として、光軸K1に対して傾斜する第2の傾斜面42dを有する。実施例1の第2の傾斜面42dは、第1の傾斜面37dに対向する形状に形成されている。したがって、第2の傾斜面42dは、下端から上端に行くに連れて右方に傾斜している。
また、第2の傾斜面42dの上端には、右方に延びる第2の案内面42eの左端が接続されている。実施例1の第2の案内面42eは、第1の案内面37eの延長上に形成されており、第1の案内面37eと第2の案内面42eとは面一となるように設定されている。
(実施例1の作用)
図5は実施例1の作用説明図であり、図5Aは試料を保持する前の状態の説明図、図5Bは試料が保持された状態の説明図、図5Cは試料が切断された状態の説明図、図5Dは図5Cの要部拡大図である。
前記構成を備えた実施例1の試料ホルダHでは、試料Sを保持する場合、先ず、操作部材22が操作されて、図5Aに示すように、挟持部材31,32どうしが離間される。そして、挟持部材31,32の間に、膜状(フィルム状)、帯状、板状等の検査対象の試料Sが配置される。
次に、操作部材22が再操作されて、図5Bに示すように、挟持部材31,32どうしが接近する。したがって、図5Bに示すように、傾斜面37d,42dの間に、試料Sが挟まれる。
次に、第1の案内面37eおよび第2の案内面42eの上面に沿って、切断部材の一例としてのカミソリの刃51が滑らせるように移動されて、試料Sが切断される。したがって、図5C、図5Dに示すように、試料Sの観察対象面S1が形成される。なお、観察対象面S1の長さL2は、傾斜面37d,42dが傾斜している分だけ、試料Sの厚さL1よりも長くなっている。すなわち、L2=L1/sinα、となる。
そして、観察対象面(試料面、観察面)S1が形成された試料ホルダHは、顕微分析装置のステージTにセットされ、分析が行われる。
なお、実施例1の試料ホルダHでは、ステージTに装着されたホルダの本体部4の汎用ステージTに対する姿勢は姿勢調節機構Aにより調節できる。すなわち、姿勢調整ネジ12により姿勢調整用突起2を中心とするホルダの本体部4のX軸方向に沿う傾斜姿勢を調節することができ、また、姿勢調整ネジ13により姿勢調整用突起2を中心とするホルダの本体部4のY軸方向に沿う傾斜姿勢を調節することができる。よって、姿勢調節機構Aにより、ホルダの本体部4上の前記一対の移動部材21,21を用いて保持した顕微分析用の試料Sを所望の姿勢(顕微分析を行うのに適切な姿勢)に保持することができる。
したがって、実施例1では、従来技術のように、切断した後に試料をホルダに設置するのではなく、試料Sを試料ホルダHの挟持部材31,32で保持された状態で、切断部材51で切断が行われる。したがって、カールした試料を取り扱う必要が無くなり、試料Sの取り扱いが容易になる。また、観察対象面S1が作成された後、試料Sを操作する必要が無く、ホルダHを顕微分析装置のステージTに取り付けるだけで、観察対象面S1の観察が可能である。よって、従来の技術に比べて、観察対象面S1が破損したり汚れたりすることが低減され、試料Sの取り扱いが容易になっている。
また、実施例1のホルダHでは、傾斜面37d,42dの端に、案内面37e,42eが形成され、案内面37e,42eが面一に形成されている。したがって、案内面37e,42eに沿って、切断部材51を滑らせるように移動するだけで、簡単に傾斜角αだけ傾斜した観察対象面S1を作成することが可能である。よって、特許文献2に記載の技術のような大がかりな装置を必要とせず、低コスト且つ容易な操作で、傾斜する観察対象面S1を作成することが可能である。すなわち、低コスト且つ容易に、傾斜していない場合に比べて、広い面積に拡大して観察することが可能である。
図6は実施例1の保持体の変更例の説明図であり、図6Aは傾斜角が30度の保持体の説明図、図6Bは傾斜角が15度の保持体の説明図である。
図5において、実施例1の挟持部材31,32では、傾斜角αが45°の構成を例示したが、図6Aに示すような傾斜角αが30°の構成や、図6Bに示すような傾斜角αが15°の構成とすることも可能である。なお、傾斜角αが小さくなるほど、試料Sの厚さL1に対する観察対象面S1の長さL2を大きくすることができる。また、実施例1の挟持部材31,32は、ネジ26により着脱可能に構成されている。したがって、傾斜角αが異なる挟持部材31,32を交換部品として用意しておき、検査対象の試料Sや用途等に応じて、交換して、対応することが可能である。
図7は実施例2の試料ホルダの説明図であり、図7Aは実施例1の図4Aに対応する平面図、図7Bは実施例1の図4Bに対応する側面図、図7Cは実施例1の図4Cに対応する説明図である。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図7において、実施例2の試料ホルダHでは、左側の装着部21cと第1の挟持パーツ37の被固定部37aとの間には、位置決め部材の一例としての第1の固定部材36が配置されている。実施例2の第1の固定部材36は、板状に形成されており、保持部材固着用ネジ孔21dに対応して、図示しない貫通口が形成されている。従って、第1の固定部材36は、左側の装着部21cと第1の挟持パーツ37に挟まれた状態で、ネジ26により装着される。なお、実施例2の第1の固定部材36の右端は、第1の傾斜面37dの下端よりも右方に配置されている。したがって、第1の固定板36の上面と、第1の傾斜面37dとの間には、楔状の空間38が形成される。
また、右側の装着部21cと第2の挟持パーツ42との間にも、位置決め部材の一例として、板状の第2の固定部材41が配置されている。第2の固定部材41は、第1の固定部材36と同様に構成されており、第1の固定部材36の厚さに対応する厚さの板により構成されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の試料ホルダHでは、実施例1と異なり、第1の固定部材36と第1の傾斜面37dとの間に楔状の空間38が形成されている。したがって、ツマミ22aが操作されて、挟持パーツ37,42どうしが接近すると、第2の挟持パーツ42の先端が楔状の空間38に進入し、嵌った状態となる。したがって、挟持パーツ37,42どうしが位置決めされる。
図8は位置決め部材が設けられていない場合のホルダの説明図である。
図8において、実施例1のように、第1の固定板36が設けられていない構成では、空間38が存在しない。したがって、操作者が操作を誤って、挟持部材31,32が左右から過剰に押された場合、傾斜面37d,42dに沿って、第1の挟持部材31が第2の挟持部材32に対して乗り上げるように上方にずれる恐れがある。この場合、第1の案内面37eと第2の案内面42eとが面一とならずに段差が形成される恐れがある。段差が発生すると、試料Sの切断時に、図8において右側から切断部材51を移動させると段差に引っ掛かり、左側から切断部材51を移動させると段差で落ちることとなり、試料Sの切断不良や、観察対象面S1の角度が変化する等の問題が発生する恐れがある。また、乗り上げた第1の挟持部材31の端部が、光軸K1内に差し掛かり、観察の妨げになる問題もある。
実施例2のホルダHでは、第1の固定板36の上面と、第1の傾斜面37dとの間には、第2の挟持部42cの左下端の形状に対応する楔状の空間38が形成されている。したがって、挟持部材31,32が互いに接近した場合に、楔状の空間38に第2の挟持部42cが接触して挟む方向である左右方向の位置決めがされる。この状態では、第1の挟持パーツ37が上方に乗り上げようとしても一体的に固定されている第1の固定板36が第2の挟持部42cの下面に抑えられて、上方への移動が妨げられる。また、第2の挟持パーツ42が下方に沈み込もうとしても、第2の固定板36の上面に接触して下方への移動が妨げられる。よって、各挟持部材31,32は互いに上下方向への移動を規制する。よって、位置決め部材の一例としての第1の固定部材36を有しない場合に比べて、段差が発生することが低減され、試料Sの切断不良等の問題の発生を低減できる。
次に本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1、2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1、2と相違しているが、他の点では前記実施例1、2と同様に構成される。
実施例3の試料ホルダHでは、第2の傾斜面42dの表面には、高摩擦部の一例として、吹付型の糊が塗布されている。なお、高摩擦部としては、吹付型の糊に限定されず、第2の傾斜面42dと試料Sとの間の摩擦力が高くなる任意の構成を採用可能であり、接着性の材料を塗布したり、摩擦力が高くなるような表面加工(サンドブラスト等)を行うことも可能である。
(実施例3の作用)
図9は実施例3の高摩擦部が設けられていない場合の説明図であり、図9Aは試料が切断される前の状態の説明図、図9Bは図9Aで試料が切断された後の状態の説明図である。
図9において、第2の傾斜面42dの表面に高摩擦部が設けられていない構成では、第2の案内面42e側から第1の案内面37e側に向けて切断部材51を移動させた場合、切断部材51の切断能力が低い、いわゆる切れ味が悪いと、切断部材51の先端が試料Sに接触した場合に、試料Sが直ぐに切断されず、図9Aの破線で示すように、一時的に試料Sが撓むことがある。このとき、第2の傾斜面42dと第2の案内面42eとの傾斜角が鈍角である第2の挟持部42c側で、試料Sの表面S2が弾性的に伸びる。したがって、切断部材51で切断後、試料Sが弾性復元すると、図9Bに示すように、第2の挟持部42c側で、試料Sの観察対象面S1が第2の案内面42eよりも窪んだ状態となる場合がある。いわゆる、深剃りした状態となる場合がある。図9Bに示すように、試料Sの観察対象面S1が窪むと、観察対象面S2の長さが、窪んでいない場合に比べて、短くなり、観察可能な面積が減少する問題がある。ATR測定の場合、ATR結晶の試料接触面が試料に接触できなくなるため、測定が困難になる問題がある。
これに対して、実施例3では、第2の傾斜面42dの表面に高摩擦部が設けられている。したがって、試料Sが撓もうとした場合に、試料Sの表面との間の摩擦で、試料Sが撓んで伸びることを妨げ、抵抗する。したがって、高摩擦部が設けられていない場合に比べて、試料Sを切断した場合に、観察対象面S2の長さが短くなることを低減できる。
なお、いわゆる深剃りを防止するためには、各傾斜面37d,42dと、各案内面37e,42eとの接続部、すなわち、エッジ部分は、C面等の面取りをせず、エッジを立てる処理を行うことが望ましい。
図10は実施例4の試料ホルダの説明図であり、図10Aは実施例1の図4Aに対応する平面図、図10Bは実施例1の図4Bに対応する側面図、図10Cは実施例1の図4Cに対応する説明図、図10Dは実施例1の図6Aに対応する説明図、図10Eは実施例1の図6Bに対応する説明図である。
次に本発明の実施例4の説明をするが、この実施例4の説明において、前記実施例1、2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1、2と相違しているが、他の点では前記実施例1、2と同様に構成される。
図10A〜図10Cにおいて、実施例4の試料ホルダHでは、実施例2における第1の固定板36および第2の固定板41が省略されている。実施例4の試料ホルダHでは、実施例2の第1の固定板36に替えて、位置決め部材の一例としてのストッパブロック61が配置されている。実施例4のストッパブロック61は、被固定部の一例として、上下方向に貫通する貫通孔61aが形成されている。また、第2の案内面42eの後部には、貫通孔61aに対応するネジ孔42fが形成されている。したがって、貫通孔61aを貫通し、ネジ孔42fに螺子止めされるネジ62により、ストッパブロック61が第2の案内面42eに支持される。なお、このとき、図10B、図10Cに示すように、ストッパブロック61の左端(第1の挟持部材31側の端)は、第2の傾斜面42dの上端よりも左方に突出した状態で配置される。したがって、ストッパブロック61の下面と第2の傾斜面42dとの間に楔状の空間63が形成される。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の試料ホルダHでは、挟持パーツ37,42の下面で位置決めがされていた実施例2と異なり、挟持パーツ37,42の上面で位置決めがされる。実施例2では、第1の固定板36が配置されているために、傾斜面37d,42dに挟まれる試料Sの下端が第1の固定板36に接触するまでの高さの観察対象面S2しか観察することが困難であった。これに対して、実施例4では、傾斜面37d,42dの下方が開放されると共に、ストッパブロック61が前後方向の後部のみに配置されており、傾斜面37d,42dの上方もほとんどが開放されている。したがって、試料Sの任意の位置で切断して観察することを容易に実現可能である。
また、固定板36,41を使用して、案内面37e,42eを面一にする構成では、固定板36,41の厚さに製造誤差が含まれたり、取り付け時の誤差等により、面一にならない場合がある問題もある。これに対して、実施例4では、上面である第1の案内面37eがストッパブロック61に直接位置決めされており、案内面37e,42eどうしを面一にしやすい。
なお、実施例2の構成でも、図10D、図10Eに示すように、傾斜角αの異なる複数の交換部品(アタッチメント)を用意することが可能である。
図11は実施例5の試料ホルダの説明図であり、図11Aは実施例1の図4Bに対応する側面図、図11Bは実施例1の図4Cに対応する説明図、図11Cは挟持部どうしが固定された状態の説明図、図11Dは図11Cに示す状態から挟持部が回転した状態の説明図である。
次に本発明の実施例5の説明をするが、この実施例5の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図11A、図11Bにおいて、実施例5の試料ホルダHでは、第1の挟持パーツ71は、左側の装着部21cの上面に支持される板状の被固定部71aを有する。被固定部71aには、保持部材固着用ネジ孔21dに対応する位置に、螺子止め用の貫通孔71bが形成されている。したがって、第1の挟持パーツ71は、貫通口71bを貫通して、保持部材固着用ネジ孔21dに螺合する装着用ネジ26によって、装着部21cに着脱可能に装着される。
被固定部71aの右端には、上方に延びる板状の第1の挟持部71cが一体的に形成されている。第1の挟持部71cは、第1の保持面の一例として、光軸K1に対して沿った第1の傾斜面71dを有する。
さらに、第1の傾斜面71dの上端には、左下方に延びる第1の案内面71eの右端が接続されている。実施例5の第1の案内面71eは、図11A、図11Bに示す状態では、光軸K1に対して45度に交差する面により構成されている。
なお、実施例5の第1の挟持部71cには、図11A、図11Bに示す状態で、第1の挟持部71cを左右方向に貫通する貫通孔71fが、前後方向の端部に形成されている。
前記第1の挟持パーツ71により、第1の保持体の一例としての実施例5の第1の挟持部材が構成されている。
右側の装着部21cの上面には、第2の保持体の本体である実施例5の第2の挟持パーツ76が支持されている。第2の挟持パーツ76は、装着部21cの上面に支持される板状の被固定部76aを有する。被固定部76aには、保持部材固着用ネジ孔21dに対応する位置に、螺子止め用の貫通孔76bが形成されている。よって、第2の挟持パーツ76は、貫通口76bを貫通して、保持部材固着用ネジ孔21dに螺合する装着用ネジ26によって、装着部21cに着脱自在に装着される。
被固定部76aの左端には、移動機構の一例としてのヒンジ77が支持されている。実施例5のヒンジ77は、被固定部76aに固定される第1のヒンジ板77aと、前後方向に延びるヒンジ軸77bと、ヒンジ軸77bを中心として第1のヒンジ板77aに対して回転移動可能に支持された第2のヒンジ板77cとを有する。なお、実施例5のヒンジ77は、図11A〜図11Cに示す位置と、図11Dに示す位置との間で移動可能に構成されている。
第2のヒンジ板77cには、上方に延びる第2の挟持部76cが支持されている。第2の挟持部76cは、第2の保持面の一例として、図11A、図11Bに示す状態では、光軸K1に対して沿った第2の傾斜面76dを有する。したがって、実施例5の第2の傾斜面76dは、第1の傾斜面71dに対向する形状に形成されている。
また、第2の傾斜面76dの上端には、右上方に延びる第2の案内面76eの左端が接続されている。実施例5の第2の案内面76eは、第1の案内面71eの延長上に形成されており、第1の案内面71eと第2の案内面76eとは面一となるように設定されている。
また、実施例5の第2の挟持部76cには、図11A、図11Bに示す状態で、第2の挟持部76cを左右方向に貫通するネジ孔76fが、貫通孔71fに対応する位置に形成されている。
前記第2の挟持パーツ76により、第2の保持体の一例としての実施例5の第2の挟持部材が構成されている。
(実施例5の作用)
前記構成を備えた実施例5の試料ホルダHでは、試料Sを試料ホルダHに保持する場合、図11A、図11Bに示すように、保持面(傾斜面71d,76d)が上下方向に沿った状態で挟むことが可能である。したがって、試料Sを重力方向に対して傾斜する傾斜面37d,42dに沿わせて設置する実施例1〜4の構成に比べて、試料Sを垂らすだけで、容易に挟むことが可能である。
保持面に試料Sが挟まれた状態で、図11Cに示すように、貫通孔71fを貫通してネジ孔76fに螺子止めされるネジ78により挟持パーツ71,76どうしが固定される。
そして、第1の挟持パーツ71を装着部21cに留めていた装着用ネジ26を外すことで、第1の挟持パーツ71が装着部21cに対して離脱可能な状態となる。よって、挟持パーツ71,76が一体的に、ヒンジ軸77bを中心として回転可能になる。したがって、挟持パーツ71,76は、図11A〜図11Cに示す保持面(傾斜面71d,76d)が光軸K1に沿った位置と、図11Dに示す保持面(傾斜面71d,76d)が光軸K1に対して傾斜した位置と、の間で移動可能である。
よって、図11Dに示す位置で、試料Sの観察対象面S2が光軸に対して最も面積が広い状態となる。よって、操作部材22を操作して、観察対象面S2の位置が光軸K1の位置に一致するように位置調整して、観察対象面S2が観察可能である。
なお、試料Sの切断は、図11Dに示す状態(案内面71e,76eが水平な状態)が切断部材51を水平方向に滑らせるため、切断部材51を移動させる際に安定しやすいため好適であるが、図11Bに示す状態(保持面どうしで挟んだ状態)、図11Cに示す状態(挟持パーツ71,76を固定した状態)のいずれにおいても可能である。
したがって、実施例5の試料ホルダHでは、試料を挟む際に、保持面(傾斜面71d,76d)が傾斜しておらず、セットが容易である。また、保持面(傾斜面71d,76d)どうしが上下方向に延びており、水平に対して傾斜していないため、位置決め部材を設けなくても、乗り上げの心配がない。よって、位置決め部材を省略できると共に、案内面71e,76eの間に段差ができることが抑制される。
なお、図示は省略するが、実施例1,2と同様に、実施例5でも、傾斜角αに応じたアタッチメントを準備して交換することで、任意の傾斜角αに対応可能である。
図12は実施例6の試料ホルダの説明図であり、図12Aは実施例4の図10Aに対応する平面図、図12Bは実施例4の図10Bに対応する側面図、図12Cは実施例4の図10Cに対応する説明図、図12Dは図12Cの要部拡大図である。
次に本発明の実施例6の説明をするが、この実施例6の説明において、前記実施例1、4の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1、4と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図12A、図12Bにおいて、実施例6の試料ホルダHでは、第1の案内面37eには、ネジ孔37fが形成されている。また、各案内面37e,42eの上面には、隙間部材の一例としてのスペーサ81,82が支持されている。実施例1のスペーサ81,82は、厚さが同一に設定された薄膜状の部材により構成されている。したがって、スペーサ81,82の上面のスペーサ案内面81a,82aどうしも、挟持パーツ37,42の案内面37e,42eと同様に、面一に構成されている。
各スペーサ81,82には、ネジ孔37f,42fやストッパブロック61の貫通孔61aに対応する位置に、被固定部の一例としての固定用の貫通孔81b,82bが形成されている。したがって、貫通孔81bを貫通してネジ孔37fにネジ止めされるネジにより、左側のスペーサ81が第1の案内面37eに着脱可能に支持されるとともに、貫通孔61a,82bを貫通してネジ孔42fにネジ止めされるネジ62により、右側のスペーサ82が第2の案内面42eに着脱可能に支持される。
また、各スペーサ81,82の内端面81c,82cは、各傾斜面37d,42dの延長上の傾斜面により構成されている。
図13は実施例6の作用説明図であり、図13Aはスペーサが装着され且つ試料が切断される前の状態の説明図、図13Bは図13Aに示す状態から試料が切断された状態の説明図、図13Cは図13Bに示す状態からスペーサが取り外された状態の説明図、図13Dは図13Cに示す状態から試料が切断された状態の説明図である。
(実施例6の作用)
図12、図13において、前記構成を備えた実施例6の試料ホルダHでは、スペーサ81,82が挟持パーツ37,42に装着された状態で、スペーサ案内面81a,82aに沿って切断部材51で試料Sを切断可能である。したがって、図13Bに示すように、スペーサ案内面81a,82aに沿った試料面を有する状態で試料Sを切断して、観察、分析が可能である。
次に、スペーサ81,82の厚さ分、試料Sの異なる位置を観察・分析する場合、スペーサ81,82を取り外すと、図13Cに示す状態になる。そして、案内面37e,42eに沿って切断部材51を移動させて、試料Sを切断することで、スペーサ81,82の厚さ分ずれた位置に試料面(観察対象面)S1が形成され、観察・分析が可能である。
したがって、スペーサ81,82を着脱するだけで、試料Sの異なる位置を容易に切り出すことができ、観察・分析が可能である。
なお、実施例6の試料ホルダHでは、透過型の観察が困難であるが、図13Dにおいて切断された試料Saは、スペーサ81,82の厚さ分の薄片Saとなっている。したがって、試料ホルダHとスペーサ81,82を使用することで、極薄の薄片Saを切り出すことができ、薄片Saに対して透過型の分析も可能である。したがって、特許文献1,2に記載の構成のような高価で精密かつ大がかりな機器を使用して薄片を切り出す構成に比べて、きわめて低コスト且つ簡単な操作で薄片Saを切り出すことができる。
図14は実施例6の変更例の説明図であり、図14Aは複数枚のスペーサが装着された状態の説明図、図14Bは実施例6とは異なる厚さのスペーサが装着された状態の説明図である。
図14Aにおいて、前記実施例6のスペーサ81,82と同様に構成された複数のスペーサ83,84,85,86を積層する形で装着することも可能である。なお、このとき、各スペーサ83〜86の内端面は、傾斜面37d,42dの延長上とする必要がある。
図14Aに示すように、スペーサ81〜86を積層した場合、全てのスペーサ81〜86を装着した状態で、試料面S1の切り出し、観察後、1層分のスペーサ85,86を取り外して、切り出し、観察し、次の1層分のスペーサ83,84を切り出し、観察し…、というように、多段階の切り出し、観察も容易に行うことも可能である。
また、薄片Saの切り出しの観点から見れば、3層分のスペーサ81〜86を装着した状態で試料Sを切断後、全てのスペーサ81〜86を外して、試料Sを切り出すことで、3層分の厚さを有する薄片Saを切り出すことが可能である。すなわち、スペーサ81〜86の層の数を増減させることで任意の厚さの薄片Saを容易に切り出すことも可能である。
したがって、スペーサ81〜86の枚数は、実施例6や図14Aに例示した構成に限定されず、任意の枚数に増減可能である。
図14Bにおいて、スペーサ81〜84とは厚さの異なるスペーサ81′〜84′を用意しておき、切り出したい試料Sの位置や、薄片Saの厚さに応じて、対応する厚さのスペーサ81′〜84′を選択、交換して、切り出すことも可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、移動部材21を左右両側に設け、左右の挟持部材31,32,71,76が、それぞれ独立して左右方向に移動可能に構成したが、これに限定されない。例えば、一方を固定して、他方のみを移動可能とすることで、挟持部材31,32,71,76の一方が左右方向に移動不能、且つ、他方が左右方向に移動可能な構成とすることも可能である。
(H02)前記実施例において、顕微分析装置として、従来公知の任意の装置に使用可能である。例えば、光学顕微鏡や、赤外分光分析装置、ラマン分光分析装置、SEM等の電子顕微鏡等で使用可能である。
(H03)前記実施例において、移動部材21自体に傾斜面や案内面を設ける、すなわち、移動部材21と挟持部材31,32,71,76を一体化することも可能である。
(H04)前記実施例において、被位置決め部材1は、リングプレート1以外の形状で、汎用ステージT上に位置決め固定可能な構造を採用することが可能である。
(H05)前記実施例において、リングプレート1を省略して、ホルダの本体部4自体に被位置決め構造を持たせることが可能である。この場合、ホルダの本体部4のステージTに対する姿勢調節(傾斜姿勢の調節)は、リングプレート1に対して行う代わりにステージTに対して行うように構成することが可能である。
(H06)前記実施例において、移動部材21を有する構成が望ましいが、例えば、一方の挟持部材31,32,71,76を、長孔で装着部21cに対してネジで支持しておき、挟む際にネジを緩めて、長孔に沿って挟持部材31,32,71,76をスライドさせて、挟む構成とすることも可能である。逆に、移動部材21をモータ等で駆動して、自動的に挟む構成とすることも可能である。
(H07)前記実施例2,4において、位置決め部材36,61を設ける構成が望ましいが、例えば、移動部材21の位置をコンピュータで制御する等して、挟持部材31,32どうしが過剰に押されないことが担保されている場合、位置決め部材36,61を省略することも可能である。
4…ホルダの本体部、
21…移動部材、
31,71…第1の保持体、
32,72…第2の保持体、
36,61…位置決め部材、
37d,71d…第1の保持面、
37e,71e…第1の案内面、
42d,76d…第2の保持面、
42e,76e…第2の案内面、
51…切断部材、
H…試料ホルダ、
K1…光軸、
S…試料、
S1…観察対象の面、
T…ステージ。

Claims (6)

  1. 顕微分析装置のステージに着脱可能に支持されるホルダの本体部と、
    前記ホルダの本体部に支持され、顕微分析装置の光軸に対して傾斜する第1の保持面と、前記第1の保持面の光軸側の端に接続され且つ顕微分析対象の試料の観察対象の面の面方向に広がる第1の案内面と、を有する第1の保持体と、
    前記第1の保持面に対向して形成されて前記第1の保持面との間で前記試料を挟んで保持可能な第2の保持面と、前記第2の保持面の前記光軸側の端に接続され且つ前記第1の案内面の延長上に広がる第2の案内面と、を有する第2の保持体と、
    前記第1の保持体および前記第2の保持体の少なくとも一方に支持されて、前記第1の保持体および前記第2の保持体の他方に接触して、前記第1の案内面と前記第2の案内面とを互いに延長上となる位置に位置決めする位置決め部材と、
    を備え、
    前記第1の保持面と前記第2の保持面との間に保持された試料を切断して観察対象の面を作成する切断部材を、前記第1の案内面および前記第2の案内面とで案内して、前記各案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する観察対象の面を作成し、
    前記観察対象の面が作成された試料が保持された状態で、前記ホルダの本体部を前記顕微分析装置のステージに装着して測定が可能な
    ことを特徴とする試料ホルダ。
  2. 前記ホルダの本体部に支持され、前記第1の保持体および前記第2の保持体を互いに接近する方向および離れる方向に移動可能に支持する移動部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の試料ホルダ。
  3. 前記各保持面が前記光軸に対して沿った位置と、前記各保持面が前記光軸に対して傾斜した位置との間で移動させる移動機構、
    を備え、
    前記第1の保持体と前記第2の保持体との間に試料が保持される場合には、前記保持面が前記光軸に対して沿った位置に移動され、且つ、前記試料が観察される場合には、前記保持面が前記光軸に対して傾斜した位置に移動される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の試料ホルダ。
  4. 前記各案内面に着脱可能に支持され、上面に前記切断部材を案内する案内面を有する隙間部材、
    を備え、
    前記隙間部材が装着された状態で前記切断部材で試料を切断して観察後に、前記隙間部材を取り外した状態で前記切断部材で試料を切断して、再度観察が可能である
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の試料ホルダ。
  5. 顕微分析装置の光軸に対して傾斜する第1の保持面および第2の保持面を有する試料ホルダにおいて、前記第1の案内面を有する第1の保持体および前記第2の案内面を有する第2の保持体の少なくとも一方に支持された位置決め部材に、前記第1の保持体および前記第2の保持体の他方を接触させて、前記第1の案内面と前記第2の案内面とを互いに延長上となる位置に位置決めされた状態で、互いに対向する前記第1の保持面と前記第2の保持面の間に試料を挟んで保持する保持工程と、
    前記各保持面の光軸側の端に接続され且つ試料の観察対象の面の面方向に沿って延びる第1の案内面および前記第1の案内面の延長上に広がる第2の案内面に沿って、切断部材を操作して、前記試料を切断して、前記各案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する観察対象の面を作成する切断工程と、
    前記観察対象の面が作成された試料を保持する試料ホルダを、顕微分析装置にセットして、分析を行う分析工程と、
    を実行することを特徴とする顕微分析方法。
  6. 顕微分析装置の光軸に対して傾斜する第1の保持面および第2の保持面を有する試料ホルダにおいて、前記第1の案内面を有する第1の保持体および前記第2の案内面を有する第2の保持体の少なくとも一方に支持された位置決め部材に、前記第1の保持体および前記第2の保持体の他方を接触させて、前記第1の案内面と前記第2の案内面とを互いに延長上となる位置に位置決めされた状態で、互いに対向する前記第1の保持面と前記第2の保持面の間に試料を挟んで保持する保持工程であって、前記各保持面の光軸側の端に接続され且つ試料の観察対象の面の面方向に沿って延びる第1の案内面および前記第1の案内面の延長上に広がる第2の案内面に、予め設定された薄さの隙間部材が装着された状態で、前記保持面の間に試料を挟んで保持する前記保持工程と、
    前記隙間部材に形成され且つ前記案内面に平行する隙間部材の案内面に沿って、切断部材を操作して、前記隙間部材の案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する面に沿って前記試料を切断する第1の切断工程と、
    前記第1の切断工程で試料を切断後に、前記隙間部材を前記試料ホルダの案内面から取り外す取り外し工程と、
    前記試料ホルダの案内面に沿って、切断部材を操作して、前記試料ホルダの案内面に沿い且つ試料の厚み方向に対して傾斜する面に沿って前記試料を切断して、前記隙間部材の薄さに対応する薄さの切片を作成する第2の切断工程と、
    を実行することを特徴とする試料作成方法。
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