JP6253731B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機として、暖房運転を所定時間行う毎に除霜運転を実施して、室外熱交換器に付着した霜を融解し、熱交換能力の低下を抑えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第5516695号公報
従来の空気調和機では、除霜運転が終了してから暖房運転を復帰するまでの間、除霜運転の終了時に圧縮機の回転速度を除霜運転時の回転速度よりも低くすると同時に、減圧装置の開度を除霜運転時よりも小さくしている。このため、減圧装置の室外熱交換器側と室内熱交換器側との圧力差が小さくなり難く、この比較的大きな圧力差による比較的大量の冷媒の移動が減圧装置において生じ、除霜運転の終了時に減圧装置から冷媒音が発生するという課題があった。
また、前記動作の後、圧縮機を停止すると共に、減圧装置の開度を更に小さくしている。このため、暖房運転の復帰時においても前記圧力差が解消されず、圧縮機の起動時に、圧縮機の軸受に過大な負荷が掛かり、圧縮機が不具合を起こす可能性があるという課題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、除霜運転の終了時の冷媒音の発生を抑制すると共に、暖房運転の復帰時に起こり得る圧縮機の不具合を抑制する空気調和機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、圧縮機、冷媒回路切換装置、室外熱交換器、減圧装置、及び室内熱交換器が接続され、冷媒が循環して冷凍サイクルを行なう冷媒回路と、冷媒回路切換装置を制御して、圧縮機からの吐出冷媒が室内熱交換器へ流入して凝縮する暖房運転と、冷媒の循環方向を変えて圧縮機からの吐出冷媒が室外熱交換器へ流入して室外熱交換器に付着した霜を融解する除霜運転とを切り換える制御部とを備え、制御部は、除霜運転を終了させてから暖房運転を復帰させるまでの間で、第1制御時間の間、圧縮機の回転速度を除霜運転時よりも低くし、かつ減圧装置の開度を全開とし、第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、圧縮機を停止すると共に、減圧装置の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくするように制御するものである。
本発明によれば、第1制御時間の動作により、減圧装置の室外熱交換器側と室内熱交換器側との圧力差を従来技術に比べ大幅に小さくすることができる。このため、除霜運転の終了時の減圧装置からの冷媒音の発生を抑えることができる。また、第1制御時間の間に、前記圧力差を大幅に小さくすることができるので、暖房運転の復帰時の圧力差を確実に解消でき、暖房運転の復帰時の圧縮機の不具合を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図。 本発明の実施の形態1において除霜運転後の圧縮機の回転速度と減圧装置の開度を示すタイムチャート。 本発明の実施の形態1における室外熱交換器側と室内熱交換器側の圧力差の変化を従来技術と比較して示す図。 本発明の実施の形態2における空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図。 本発明の実施の形態2において除霜運転後の圧縮機の回転速度と減圧装置の開度を示すタイムチャート。
以下、本発明に係る空気調和機の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 実施の形態1における空気調和機は、室外機10と、室内機20と、室外機10と室内機20の双方を接続する液側及びガス側の延長配管30a、30bとで構成されている。室外機10は、圧縮機11、冷媒回路切換装置12、室外熱交換器13、減圧装置14、室外送風機15等を備え、室内機20は、室内熱交換器21、室内送風機22等を備えている。
そして、圧縮機11、冷媒回路切換装置12、室外熱交換器13、減圧装置14、及び室内熱交換器21が順次に環状に接続された冷媒回路が構成され、冷媒R32が充填されている。この冷媒回路における圧縮機11は、吐出側が冷媒回路切換装置12の第1接続端(1)に接続され、吸入側が冷媒回路切換装置12の第2接続端(2)に接続されている。また、冷媒回路切換装置12の第3接続端(3)と第4接続端(4)との間には、第3接続端(3)側から室外熱交換器13、減圧装置14及び室内熱交換器21が接続されている。
圧縮機11は、例えばスクロール型またはロータリー型の全密閉型圧縮機が用いられている。圧縮機11の電動機は、インバーターを介して商用電源に接続される。インバーターの出力周波数を変更すると、電動機の回転速度が変化し、これに伴って圧縮機11の回転速度が変化する。
冷媒回路切換装置12は、冷媒回路における冷媒の循環方向を切り換えて、空気調和機の運転(冷房運転、暖房運転及び除霜運転の何れか)を切り換える。この冷媒回路切換装置12は、冷房運転あるいは除霜運転の際、第1接続端(1)が第3接続端(3)と連通すると共に、第2接続端(2)と第4接続端(4)とが連通する第1切換状態となる。また、暖房運転の際には、第1接続端(1)と第4接続端(4)とが連通すると共に、第2接続端(2)が第3接続端(3)と連通する第2切換状態となる。
室外熱交換器13と室内熱交換器21は、例えばクロスフィン型の熱交換器が用いられている。室外熱交換器13は冷媒を室外空気と熱交換させ、室内熱交換器21は冷媒を室内空気と熱交換させる。減圧装置14は、例えば電子膨張弁で、パルスモータによって開度が可変するように構成されている。室外機10に搭載されている制御装置40は、圧縮機11の回転速度、減圧装置14の開度、冷媒回路切換装置12の切り換え等、冷媒回路の各部の動作を制御する。なお、制御装置40は、室外機10に限らず、室内機20に搭載されていても良いし、室外機10ならびに室内機20の両方に搭載され、互いに通信するようにしても良い。
また、この制御装置40は、除霜運転が終了すると、第1制御時間(例えば、30秒)の間、圧縮機11の回転速度を除霜運転時よりも低くし、かつ除霜運転時の減圧装置14の開度が全開のときには、減圧装置14の開度を維持する。また、制御装置40は、除霜運転時の減圧装置14の開度が全開でないときには、減圧装置14の開度を大きく(例えば、全開)する。そして、制御装置40は、第1制御時間の経過後に、例えば第1制御時間と同じ長さの第2制御時間(例えば、30秒)の間、圧縮機11を停止すると共に、減圧装置14の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくする。制御装置40は、第2制御時間が経過すると、暖房運転が復帰するように冷媒回路切換装置12を第2切換状態に切り換える。
ここで、前記のように構成された空気調和機の運転動作について説明する。
冷房運転では、制御装置40により、冷媒回路切換装置12が第1切換状態となり、減圧装置14の開度は室外熱交換器13から流出する冷媒の過冷却度が目標値になるように調整される。また、制御装置40により、室外送風機15と室内送風機22の運転が行われる。
この状態で、制御装置40により圧縮機11が駆動されると、圧縮機11から高温のガス冷媒が吐出される。このガス冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して室外熱交換器13へ流入し、室外空気と熱交換されて液冷媒となり、室外熱交換器13から流出する。そして、その液冷媒は、減圧装置14で減圧されて気液二相冷媒になった後、室内熱交換器21へ流入する。室内熱交換器21に流入した気液二相冷媒は、室内空気と熱交換されて蒸発する。この時、室内送風機22により吸引された室内空気が冷却される。室内熱交換器21で蒸発したガス冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して圧縮機11へ吸入される。この吸入されたガス冷媒は、圧縮機11で圧縮されて再び吐出され、冷媒の循環が繰り返し行われる。
暖房運転では、制御装置40により、冷媒回路切換装置12が第2切換状態となり、減圧装置14の開度は、室内熱交換器21から流出する冷媒の過冷却度が目標値になるように調整される。また、制御装置40により、室外送風機15と室内送風機22の運転が行われる。
この状態で、制御装置40により圧縮機11が駆動されると、圧縮機11から高温のガス冷媒が吐出される。このガス冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して室内熱交換器21へ流入し、室内空気と熱交換されて液冷媒となる。この時、室内送風機22により吸引された室内空気が暖められる。その液冷媒は、減圧装置14で減圧されて気液二相冷媒になった後、室外熱交換器13へ流入する。室外熱交換器13へ流入した気液二相冷媒は、室外空気と熱交換されてガス冷媒となり、室外熱交換器13から流出する。そして、室外熱交換器13から流出したガス冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して圧縮機11へ吸入される。この吸入されたガス冷媒は、圧縮機11で圧縮されて再び吐出され、冷媒の循環が繰り返し行われる。
除霜運転では、暖房運転中に、制御装置40により、冷媒回路切換装置12が第2切換状態から第1切換状態へと切り換わり、減圧装置14の開度が予め設定された除霜運転時の開度(例えば、全開)となるように減圧装置14が制御される。また、制御装置40により、室外送風機15と室内送風機22の運転が停止される。
この状態で、制御装置40により圧縮機11が駆動されると、圧縮機11から高温のガス冷媒が吐出される。このガス冷媒は、冷房運転時と同様に、冷媒回路切換装置12を介して室外熱交換器13へ流入し、室外熱交換器13に付着した霜と熱交換されて液冷媒となる。この時、霜は高温のガス冷媒によって加熱されて融解する。そして、その液冷媒は、減圧装置14で減圧されて気液二相冷媒になった後、室内熱交換器21へ流入する。室内熱交換器21に流入した冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して圧縮機11へ吸入される。この吸入された冷媒は、圧縮機11で圧縮されて再び吐出され、冷媒の循環が繰り返し行われる。この除霜運転は、予め定められた除霜完了の条件を満足するまで継続して行われる。例えば、除霜完了の条件として、予め制御装置40に外気温度に応じた除霜運転時間が設定されている。そして、制御装置40により、除霜運転を開始する際、室外機10内に設置された温度検出手段(図示せず)の検出温度(外気温度)から除霜運転時間を選択し、その除霜運転時間が経過するまで除霜運転が行われる。あるいは、除霜完了の条件として、予め制御装置40に室外熱交換器13の温度条件(例えば、霜が確実に溶解する+3℃)が設定されている。そして、制御装置40により、除霜運転の開始後、室外機10内の室外熱交換器13に設置された温度検出手段(図示せず)の検出温度(室外熱交換器温度)が、予め設定された前記温度条件(この場合、+3℃)に達するまで除霜運転が行われる。
次に、除霜運転が終了してから暖房運転を復帰させるまでの間の動作について、図2及び図3を用いて説明する。図2は本発明の実施の形態1において除霜運転後の圧縮機の回転速度と減圧装置の開度を示すタイムチャート、図3は本発明の実施の形態1における室外熱交換器側と室内熱交換器側の圧力差の変化を従来技術と比較して示す図である。なお、図2及び図3は、一例を示すものであって、この限りではない。
制御装置40は、除霜運転が終了すると第1制御時間の間、圧縮機11の回転速度を除霜運転時よりも低い回転速度で駆動すると共に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度(例えば、全開)に維持する。また、制御装置40は、冷媒回路切換装置12の第1切換状態を維持し、室外送風機15と室内送風機22を停止状態のままとする。
なお、第1制御時間において、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持することを述べたが、除霜運転時の減圧装置14の開度が全開でないときには、減圧装置14の開度を大きく(例えば、全開)する。
この時、冷媒回路においては、冷媒は除霜運転時と同じ方向に循環する。この場合も、室外熱交換器13が凝縮器として作用し、室内熱交換器21が蒸発器として作用する冷凍サイクルが行なわれる。そして、減圧装置14に接続された室外熱交換器13側と室内熱交換器21側の双方の圧力差は、圧縮機11の回転速度を低くしている一方、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度のまま維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくしていることから、図3に示すように、除霜運転時と比べて大幅に小さくなる。
一方、前述した従来技術では、圧縮機11の回転速度が除霜運転時よりも低い回転速度で駆動されると同時に、減圧装置14の開度が除霜運転時の開度よりも小さくされるので、前記圧力差は除霜運転時と比べて小さくなるが、減圧装置14の開度を小さくしている分だけ、前記実施の形態1よりも小さくならず、比較的大きな圧力差が維持される。このため、従来技術では、圧力差による冷媒の移動に伴う冷媒音の発生を抑えることができない。
制御装置40は、第1制御時間が経過すると第2制御時間の間、圧縮機11を停止すると共に、減圧装置14の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくする(例えば、最低開度)。また、制御装置40は、冷媒回路切換装置12の第1切換状態を維持し、室外送風機15と室内送風機22を停止状態のままとする。
この時、冷媒回路においては、圧縮機11が停止状態であるため、冷凍サイクルは行われず、減圧装置14を経由して室外熱交換器13側から室内熱交換器21側へ冷媒が循環されることはなく、減圧装置14に接続された室外熱交換器13側と室内熱交換器21側の双方の圧力差が解消されるよう、室外熱交換器13内の冷媒の一部が減圧装置14を通って室内熱交換器21へと流れる。この場合、図3に示すように、前記圧力差は従来技術と比べ小さく、さらに減圧装置14の開度を小さくしているため、室外熱交換器13から室内熱交換器21への液冷媒の流れが極少量に抑えられ、第2制御時間の終了時、すなわち、暖房運転の復帰時には、確実に前記圧力差が解消されている(圧力差がゼロになっている)。
なお、第2制御時間を第1制御時間と同じとしたが、第1制御時間を十分に長く設定すれば(例えば、45秒)、第1制御時間における圧力差の降下がより大きくなり、第2制御時間を第1制御時間よりも短くすることができる。この場合でも、圧力差の解消を確実に行うことができる。あるいは、第2制御時間を第1制御時間よりも長くしてもよい。この場合には、圧力差の解消をより確実に行うことができる。
制御装置40は、第2制御時間が経過すると、冷媒回路切換装置12を第1切換状態から第2切換状態へと切り換えて、暖房運転を復帰させる。制御装置40は、暖房運転の復帰時に、圧縮機11を起動し、圧縮機11の回転速度が段階的に高くなるように制御し、減圧装置14を所定開度になるまで段階的に開度が大きくなるように制御する。この圧縮機11の起動時、前記圧力差は解消されているので、圧縮機11の軸受に過大な負荷が掛かることはなく、圧縮機11が不具合を起こすおそれはない。
以上のように実施の形態1によれば、除霜運転が終了してから暖房運転が復帰するまでの間の第1制御時間においては、圧縮機11の回転速度を低くする際に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくなるようにしている。これにより、圧力差を大幅に小さくすることができるので、冷媒音の発生を抑えることができる。
また、前述のように、第1制御時間において、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくしている。また、第2制御時間においては、圧縮機11を停止する際に、減圧装置14の開度を第1制御時間の開度より小さくしている。これにより、第2制御時間の終了時、すなわち、暖房運転の復帰時に圧力差が解消されるので、圧縮機11の軸受に過大な負荷が掛かることはなく、圧縮機11が不具合を起こすおそれはない。
以上説明したように、本発明は、室内を暖房する暖房運転と、室外熱交換器13を除霜する除霜運転とを行なう空気調和機について有用である。
実施の形態2.
実施の形態1では、圧縮機11の回転速度と減圧装置14の開度とを制御して、冷媒音の発生と圧縮機の不具合を抑えるようにしたが、実施の形態2は、圧縮機11の回転速度と2つの減圧装置の開度とを制御して、冷媒音の発生と圧縮機の不具合を抑えるようにしたものである。
図4は本発明の実施の形態2における空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。また、実施の形態1と同様の部分には、その説明を省略する。
実施の形態2における空気調和機は、図4に示すように、減圧装置14(第1減圧装置)と室内熱交換器21との間に、容器16と減圧装置17(第2減圧装置)とが付加された室外機10を備えている。この空気調和機の冷媒回路は、圧縮機11の吐出側が冷媒回路切換装置12の第1接続端(1)に接続され、その吸入側が容器16の第5接続端(5)から第6接続端(6)を介して、冷媒回路切換装置12の第2接続端(2)に接続されている。また、冷媒回路切換装置12の第3接続端(3)と第4接続端(4)との間には、第3接続端(3)側から順に室外熱交換器13、減圧装置14、容器16、減圧装置17、室内熱交換器21が接続されている。
減圧装置17は、減圧装置14と同様に電子膨張弁で、パルスモータによって開度が可変するように構成されている。制御装置40aは、圧縮機11の回転速度、減圧装置14、17の開度、冷媒回路切換装置12の切り換え等、冷媒回路の各部の動作を制御する。
また、制御装置40aは、除霜運転が終了すると、第1制御時間(例えば、30秒)の間、圧縮機11の回転速度を除霜運転時よりも低くし、かつ除霜運転時の減圧装置14の開度が全開のときには、減圧装置14の開度を維持する。また、除霜運転時の減圧装置17の開度が全開のときには、減圧装置17の開度を維持する。
なお、減圧装置14、17は、除霜運転時の開度が全開でないときには、その減圧装置14の開度を大きく(例えば、全開)する。
制御装置40aは、第1制御時間の経過後に、例えば第1制御時間と同じ長さの第2制御時間(例えば、30秒)の間、圧縮機11を停止すると共に、減圧装置14の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくし、減圧装置17の開度を維持する。制御装置40aは、第2制御時間を経過したときには、暖房運転が復帰するように冷媒回路切換装置12を第2切換状態に切り換える。
ここで、実施の形態2における空気調和機の運転動作について説明する。この空気調和機では、実施の形態1と同様に、冷房運転及び暖房運転と室外熱交換器13を除霜する除霜運転とが行なわれる。
冷房運転では、制御装置40aにより、冷媒回路切換装置12が第1切換状態となり、減圧装置14の開度が室外熱交換器13から流出する冷媒の過冷却度が目標値になるように調整される。また、制御装置40aにより、減圧装置17の開度が圧縮機11の吐出温度が目標値になるように調整される。さらに、制御装置40aにより、室外送風機15と室内送風機22の運転が行われる。
この状態で、制御装置40aにより圧縮機11が駆動されると、圧縮機11から高温のガス冷媒が吐出される。このガス冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して室外熱交換器13へ流入し、室外空気と熱交換されて液冷媒となり、室外熱交換器13から流出する。そして、その液冷媒は、減圧装置14と減圧装置17とで順に減圧されて気液二相冷媒となった後、室内熱交換器21へ流入する。室内熱交換器21に流入した気液二相冷媒は、室内空気と熱交換されて蒸発する。この時、室内送風機22により吸引された室内空気が冷却される。室内熱交換器21で蒸発したガス冷媒は、冷媒回路切換装置12、容器16を介して圧縮機11へ吸入される。この吸入されたガス冷媒は、圧縮機11で圧縮されて再び吐出され、冷媒の循環が繰り返し行われる。
暖房運転では、制御装置40aにより、冷媒回路切換装置12が第2切換状態となり、減圧装置17の開度が室内熱交換器21から流出する冷媒の過冷却度が目標値になるように調整される。また、制御装置40aにより、減圧装置14の開度が圧縮機11の吐出温度が目標値になるように調整される。さらに、制御装置40aにより、室外送風機15と室内送風機22の運転が行われる。
この状態で、制御装置40aにより圧縮機11が駆動されると、圧縮機11から高温のガス冷媒が吐出される。このガス冷媒は、冷媒回路切換装置12を介して室内熱交換器21へ流入し、室内空気と熱交換されて液冷媒となる。この時、室内送風機22により吸引された室内空気が暖められる。その液冷媒は、減圧装置17と減圧装置14とで順に減圧されて気液二相冷媒となった後、室外熱交換器13へ流入する。室外熱交換器13へ流入した気液二相冷媒は、室外空気と熱交換されてガス冷媒となり、室外熱交換器13から流出する。そして、室外熱交換器13から流出したガス冷媒は、冷媒回路切換装置12、容器16を介して圧縮機11へ吸入される。この吸入されたガス冷媒は、圧縮機11で圧縮されて再び吐出され、冷媒の循環が繰り返し行われる。
除霜運転では、暖房運転中に、制御装置40aにより、冷媒回路切換装置12が第2切換状態から第1切換状態へと切り換わり、減圧装置14と減圧装置17の開度が予め設定された除霜運転時の開度(例えば、全開)となるように減圧装置14と減圧装置17とが制御される。また、制御装置40により、室外送風機15と室内送風機22の運転が停止される。
この状態で、制御装置40aにより圧縮機11が駆動されると、圧縮機11から高温のガス冷媒が吐出される。このガス冷媒は、冷房運転時と同様に、冷媒回路切換装置12を介して室外熱交換器13へ流入し、室外熱交換器13に付着した霜と熱交換されて液冷媒となる。この時、霜は高温のガス冷媒によって加熱されて融解する。そして、その液冷媒は、減圧装置14と減圧装置17とで順に減圧されて気液二相冷媒になった後、室内熱交換器21へ流入する。室内熱交換器21に流入した冷媒は、冷媒回路切換装置12、容器16を介して圧縮機11へ吸入される。この吸入された冷媒は、圧縮機11で圧縮されて再び吐出され、冷媒の循環が繰り返し行われる。この除霜運転は、実施の形態1と同様に、予め定められた除霜完了の条件を満足するまで継続して行われる。
次に、除霜運転が終了してから暖房運転を復帰させるまでの間の動作について、図3及び図5を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態2において除霜運転後の圧縮機の回転速度と減圧装置の開度を示すタイムチャートである。なお、図5は一例を示すものであって、この限りではない。
制御装置40aは、除霜運転が終了すると第1制御時間の間、圧縮機11の回転速度を除霜運転時よりも低い回転速度で駆動すると共に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度(例えば、全開)に維持する。また、制御装置40aは、減圧装置17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度(例えば、全開)に維持する。この時、2つの減圧装置14、17に接続された室外熱交換器13側と室内熱交換器21側の双方の圧力差は、実施の形態1と同様に、除霜運転時と比べて大幅に小さくなる(図3参照)。
そして、制御装置40aは、第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、圧縮機11の運転を停止し、減圧装置14の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくする。また、制御装置40aは、減圧装置17の開度を第1制御時間のときと同じ開度(この場合、全開)に維持する。これにより、図3に示すように、前記圧力差はさらに小さくなり、第2制御時間の終了時、すなわち、暖房運転の復帰時には、確実に前記圧力差が解消されている。
なお、第1制御時間における減圧装置14、17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持することを述べたが、除霜運転時の減圧装置14、17の開度が全開でないときには、減圧装置14、17の開度を大きく(例えば、全開)する。また、第2制御時間を第1制御時間と同じとしたが、第1制御時間を十分に長く設定すれば(例えば、45秒)、第1制御時間における圧力差の降下がより大きくなり、第2制御時間を第1制御時間よりも短くすることができる。この場合でも、圧力差の解消を確実に行うことができる。あるいは、第2制御時間を第1制御時間よりも長くしてもよい。この場合には、圧力差の解消をより確実に行うことができる。
制御装置40aは、第2制御時間が経過すると、冷媒回路切換装置12を第1切換状態から第2切換状態へと切り換えて、暖房運転を復帰させる。制御装置40aは、暖房運転の復帰時に、圧縮機11を起動し、圧縮機11の回転速度が段階的に高くなるように制御し、減圧装置14を所定開度になるまで段階的に開度が大きくなるように制御する。そして、制御装置40aは、減圧装置17を全開から所定開度まで小さくなるように制御する。
以上のように実施の形態2によれば、除霜運転が終了してから暖房運転が復帰するまでの間の第1制御時間においては、圧縮機11の回転速度を低くする際に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくすると共に、減圧装置17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくしている。これにより、2つの減圧装置14、17に接続された室外熱交換器13側と室内熱交換器21側の双方の圧力差を大幅に小さくすることができるので、冷媒音の発生を抑えることができる。
また、前述のように、第1制御時間において、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくすると共に、減圧装置17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくしている。また、第2制御時間においては、圧縮機11を停止する際に、減圧装置14の開度を第1制御時間の開度より小さくしている。これにより、第2制御時間の終了時、すなわち、暖房運転の復帰時に圧力差が解消されるので、圧縮機11の軸受に過大な負荷が掛かることはなく、圧縮機11が不具合を起こすおそれはない。
なお、減圧装置14、17の第1制御時間ならびに第2制御時間の動作は、互いに入れ替えても(逆にしても)、同等の効果を得ることができる。つまり、第1制御時間においては、減圧装置17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくすると共に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持、あるいは除霜運転時の開度よりも大きくする。また、第2制御時間においては、圧縮機11を停止する際に、減圧装置17の開度を第1制御時間の開度より小さくする。これにより、第2制御時間の終了時、すなわち、暖房運転の復帰時に圧力差が解消されるので、圧縮機11の軸受に過大な負荷が掛かることはなく、圧縮機11が不具合を起こすおそれはない。
また、第2制御時間を第1制御時間と同じとしたが、第1制御時間を十分に長く設定すれば(例えば、45秒)、第1制御時間における圧力差の降下がより大きくなり、第2制御時間を第1制御時間よりも短くすることができる。この場合でも、圧力差の解消を確実に行うことができる。あるいは、第2制御時間を第1制御時間よりも長くしてもよい。この場合には、圧力差の解消をより確実に行うことができる。
10 室外機、11 圧縮機、12 冷媒回路切換装置、13 室外熱交換器、14 減圧装置(第1減圧装置)、15 室外送風機、16 容器、17 減圧装置(第2減圧装置)、20 室内機、21 室内熱交換器、22 室内送風機、30a、30b 延長配管、40、40a 制御装置、(1) 第1接続端、(2) 第2接続端、(3) 第3接続端、(4) 第4接続端、(5) 第5接続端、(6) 第6接続端、(7) 第7接続端、(8) 第8接続端。

Claims (4)

  1. 圧縮機、冷媒回路切換装置、室外熱交換器、減圧装置、及び室内熱交換器が接続され、冷媒が循環して冷凍サイクルを行なう冷媒回路と、
    前記冷媒回路切換装置を制御して、前記圧縮機からの吐出冷媒が前記室内熱交換器へ流入して凝縮する暖房運転と、前記冷媒の循環方向を変えて前記圧縮機からの吐出冷媒が前記室外熱交換器へ流入して当該室外熱交換器に付着した霜を融解する除霜運転とを切り換える制御部と
    を備え、
    前記制御部は、除霜運転を終了させてから暖房運転を復帰させるまでの間で、第1制御時間の間、前記圧縮機の回転速度を除霜運転時よりも低くし、かつ前記減圧装置の開度を全開とし、前記第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、前記圧縮機を停止すると共に、前記減圧装置の開度を前記第1制御時間のときの開度よりも小さくするように制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記減圧装置を第1減圧装置として有し、前記冷媒回路のうち当該第1減圧装置と前記室内熱交換器との間の冷媒回路に容器及び第2減圧装置を備え、
    前記制御部は、前記第1制御時間の間、前記第2減圧装置の開度を除霜運転時の開度と同じ、または除霜運転時の開度よりも大きくし、前記第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、前記第1制御時間の開度を維持することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記減圧装置を第2減圧装置として有し、前記冷媒回路のうち当該第2減圧装置と前記室外熱交換器との間の冷媒回路に容器及び第1減圧装置を備え、
    前記制御部は、前記第1制御時間の間、前記第1減圧装置の開度を除霜運転時の開度と同じ、または除霜運転時の開度よりも大きくし、前記第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、前記第1制御時間の開度を維持することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 前記冷媒は、R32であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機。
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