JP6253731B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 実施の形態1における空気調和機は、室外機10と、室内機20と、室外機10と室内機20の双方を接続する液側及びガス側の延長配管30a、30bとで構成されている。室外機10は、圧縮機11、冷媒回路切換装置12、室外熱交換器13、減圧装置14、室外送風機15等を備え、室内機20は、室内熱交換器21、室内送風機22等を備えている。
冷房運転では、制御装置40により、冷媒回路切換装置12が第1切換状態となり、減圧装置14の開度は室外熱交換器13から流出する冷媒の過冷却度が目標値になるように調整される。また、制御装置40により、室外送風機15と室内送風機22の運転が行われる。
制御装置40は、除霜運転が終了すると第1制御時間の間、圧縮機11の回転速度を除霜運転時よりも低い回転速度で駆動すると共に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度(例えば、全開)に維持する。また、制御装置40は、冷媒回路切換装置12の第1切換状態を維持し、室外送風機15と室内送風機22を停止状態のままとする。
なお、第1制御時間において、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持することを述べたが、除霜運転時の減圧装置14の開度が全開でないときには、減圧装置14の開度を大きく(例えば、全開)する。
なお、第2制御時間を第1制御時間と同じとしたが、第1制御時間を十分に長く設定すれば(例えば、45秒)、第1制御時間における圧力差の降下がより大きくなり、第2制御時間を第1制御時間よりも短くすることができる。この場合でも、圧力差の解消を確実に行うことができる。あるいは、第2制御時間を第1制御時間よりも長くしてもよい。この場合には、圧力差の解消をより確実に行うことができる。
実施の形態1では、圧縮機11の回転速度と減圧装置14の開度とを制御して、冷媒音の発生と圧縮機の不具合を抑えるようにしたが、実施の形態2は、圧縮機11の回転速度と2つの減圧装置の開度とを制御して、冷媒音の発生と圧縮機の不具合を抑えるようにしたものである。
図4は本発明の実施の形態2における空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。また、実施の形態1と同様の部分には、その説明を省略する。
なお、減圧装置14、17は、除霜運転時の開度が全開でないときには、その減圧装置14の開度を大きく(例えば、全開)する。
制御装置40aは、第1制御時間の経過後に、例えば第1制御時間と同じ長さの第2制御時間(例えば、30秒)の間、圧縮機11を停止すると共に、減圧装置14の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくし、減圧装置17の開度を維持する。制御装置40aは、第2制御時間を経過したときには、暖房運転が復帰するように冷媒回路切換装置12を第2切換状態に切り換える。
制御装置40aは、除霜運転が終了すると第1制御時間の間、圧縮機11の回転速度を除霜運転時よりも低い回転速度で駆動すると共に、減圧装置14の開度を除霜運転時の開度と同じ開度(例えば、全開)に維持する。また、制御装置40aは、減圧装置17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度(例えば、全開)に維持する。この時、2つの減圧装置14、17に接続された室外熱交換器13側と室内熱交換器21側の双方の圧力差は、実施の形態1と同様に、除霜運転時と比べて大幅に小さくなる(図3参照)。
そして、制御装置40aは、第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、圧縮機11の運転を停止し、減圧装置14の開度を第1制御時間のときの開度よりも小さくする。また、制御装置40aは、減圧装置17の開度を第1制御時間のときと同じ開度(この場合、全開)に維持する。これにより、図3に示すように、前記圧力差はさらに小さくなり、第2制御時間の終了時、すなわち、暖房運転の復帰時には、確実に前記圧力差が解消されている。
なお、第1制御時間における減圧装置14、17の開度を除霜運転時の開度と同じ開度に維持することを述べたが、除霜運転時の減圧装置14、17の開度が全開でないときには、減圧装置14、17の開度を大きく(例えば、全開)する。また、第2制御時間を第1制御時間と同じとしたが、第1制御時間を十分に長く設定すれば(例えば、45秒)、第1制御時間における圧力差の降下がより大きくなり、第2制御時間を第1制御時間よりも短くすることができる。この場合でも、圧力差の解消を確実に行うことができる。あるいは、第2制御時間を第1制御時間よりも長くしてもよい。この場合には、圧力差の解消をより確実に行うことができる。
また、第2制御時間を第1制御時間と同じとしたが、第1制御時間を十分に長く設定すれば(例えば、45秒)、第1制御時間における圧力差の降下がより大きくなり、第2制御時間を第1制御時間よりも短くすることができる。この場合でも、圧力差の解消を確実に行うことができる。あるいは、第2制御時間を第1制御時間よりも長くしてもよい。この場合には、圧力差の解消をより確実に行うことができる。
Claims (4)
- 圧縮機、冷媒回路切換装置、室外熱交換器、減圧装置、及び室内熱交換器が接続され、冷媒が循環して冷凍サイクルを行なう冷媒回路と、
前記冷媒回路切換装置を制御して、前記圧縮機からの吐出冷媒が前記室内熱交換器へ流入して凝縮する暖房運転と、前記冷媒の循環方向を変えて前記圧縮機からの吐出冷媒が前記室外熱交換器へ流入して当該室外熱交換器に付着した霜を融解する除霜運転とを切り換える制御部と
を備え、
前記制御部は、除霜運転を終了させてから暖房運転を復帰させるまでの間で、第1制御時間の間、前記圧縮機の回転速度を除霜運転時よりも低くし、かつ前記減圧装置の開度を全開とし、前記第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、前記圧縮機を停止すると共に、前記減圧装置の開度を前記第1制御時間のときの開度よりも小さくするように制御することを特徴とする空気調和機。 - 前記減圧装置を第1減圧装置として有し、前記冷媒回路のうち当該第1減圧装置と前記室内熱交換器との間の冷媒回路に容器及び第2減圧装置を備え、
前記制御部は、前記第1制御時間の間、前記第2減圧装置の開度を除霜運転時の開度と同じ、または除霜運転時の開度よりも大きくし、前記第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、前記第1制御時間の開度を維持することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 前記減圧装置を第2減圧装置として有し、前記冷媒回路のうち当該第2減圧装置と前記室外熱交換器との間の冷媒回路に容器及び第1減圧装置を備え、
前記制御部は、前記第1制御時間の間、前記第1減圧装置の開度を除霜運転時の開度と同じ、または除霜運転時の開度よりも大きくし、前記第1制御時間の経過後の第2制御時間の間、前記第1制御時間の開度を維持することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 前記冷媒は、R32であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機。
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