JP6253438B2 - 防水層改修方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既存防水層を改修する防水層改修方法に関する。
既存防水層の上に、シンダーコンクリート(アスファルト防水層の保護のための押さえコンクリート)やタイル(下地モルタルを含む)等の既存硬質層を有する外部床がある。この外部床の既存防水層の改修工事を行う場合、これらを撤去した後、新しい防水層を施工している。
ここで、特許文献1には、防水層となる防水シートの上に更に防水シートを接合する技術について記載されている。
特開2002−88984号公報
既存防水層の上に既存硬質層を有する外部床に対し、防水層の改修工事を行う場合、既存防水層や既存硬質層を撤去した後、新たな防水層を施工する必要がある。このため、工事が長期化する等の問題がある。また、特許文献1には、防水シートを敷設する技術について記載されているが、防水層の上に他の層が存在する外部床には適用できない。
そこで、本発明は、既存防水層の上に既存硬質層が存在する外部床において、容易に防水層を改修することができる防水層改修方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る防水層改修方法は、既存防水層の上に既存硬質層を有する外部床の防水層改修方法であって、防水鋼板を、防水鋼板及び防水鋼板の下面に塗布された接着層が外部床の周縁部の全周にわたって連続するように、ビスを併用して、ビスの先端が既存防水層に到達しないように既存硬質層に固定する工程と、防水鋼板に対し、新規防水シートを外部床の周縁部に沿って連続的に接着する工程と、を有する。
この防水層改修方法では、既存防水層の撤去を行わないため、工期が短く、容易に防水層の改修を行うことができる。既存防水層の撤去を行わないため、騒音の発生が抑制され、廃棄物が出ず、更に、建物の躯体への影響もない。
外部床の周縁部の全周に亘って連続するように接着層が形成されるので、新規防水シートの下側への空気の流入が防止できる。このため、新規防水シートの上面に、風による負圧(吹き上げ力)が作用しても、既存防水層及び既存硬質層の重量が反力として作用し、新規防水シートに過大な負圧が作用することを防止できる(新規防水シートが持ち上がらない)。
また、ビスの先端が既存防水層に到達しないように防水鋼板を固定することで、既存防水層にビスによって孔が空けられることがなく、防水性が低下することがない。
防水鋼板の上面には、新規防水シートと同一素材のコーティング層が設けられていてもよい。この場合には、新規防水シートを防水鋼板に接着する際に、融着或は溶着によって確実に接着することができる。
本発明によれば、既存防水層の上に既存硬質層が存在する外部床において、容易に防水層を改修することができる。
一実施形態に係る防水層改修方法によって改修された外部床を示す断面図である。 改修の様子を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、外部床Xに設置された既存防水構造Bの改修を行う。外部床Xは、例えば、ベランダ、外廊下、或は、陸屋根等であってもよい。改修後の既存防水構造B及び新規防水構造Aについて説明する。まず、既存防水構造Bについて説明する。既存防水構造Bは、外部床Xに設けられる。外部床Xは、床部を構成する床パネルC1と、壁部を構成する立設された壁パネルC2とを有する。床パネルC1及び壁パネルC2として、ALC(軽量気泡コンクリート)パネルを用いることができる。既存防水構造Bは、床パネルC1上において、壁パネルC2で囲まれる領域内に設けられる。既存防水構造Bには、既存防水構造B上の雨水を排出するための排水管等が設けられていてもよい。
既存防水構造Bは、既存防水シート(既存防水層)B1、既存保護シートB2、下地モルタル層(既存硬質層)B3、磁器タイル(既存硬質層)B4、及び、既存防水鋼板B5を含んで構成される。既存防水鋼板B5は、断面がL字形状を有し、外部床Xの隅角部に配置及び固定される。既存防水鋼板B5の上端は、壁パネルC2側に向けて屈曲しており、壁パネルC2に設けられた溝部C2aに差し込まれる。
既存防水シートB1は、床パネルC1上に敷設され、周縁部が既存防水鋼板B5に対して溶着されている。既存防水シートB1として、例えば、塩化ビニル樹脂を主成分とする高分子防水シートを用いることができる。
既存防水シートB1上には、既存保護シートB2が重ねて敷設される。既存保護シートB2として、発砲ポリエチレンシートを用いることができる。既存保護シートB2上には、下地モルタル層B3が設置される。下地モルタル層B3は、ラス網を含んでいてもよい。下地モルタル層B3上には、磁器タイルB4が設置される。磁器タイルB4は、目地モルタル等によって、下地モルタル層B3に固定されている。
次に、新規防水構造Aについて説明する。新規防水構造Aは、新規防水鋼板(防水鋼板)A1、ビスA2、新規保護シートA3、及び、新規防水シートA4を含んで構成される。新規防水鋼板A1は、断面L字形状を有する。新規防水鋼板A1は、断面L字形状の角部が既存防水構造Bの隅角部に対向するように配置される。新規防水鋼板A1の下面には、シール性の高い接着剤(粘着剤)が塗布され、接着層A1aが形成される。接着層A1aは、新規防水鋼板A1の下面に連続的に(全面にわたって)塗布される。
新規防水鋼板A1における断面L字形状の閉じ側の面(上面)には、新規防水シートA4と同一素材のコーティング層A1bが設けられる。コーティング層A1bの上端は、新規防水鋼板A1の上端よりも張り出している。コーティング層A1bの上端の張り出し部分は、壁パネルC2の溝部C2a内に差し込まれる。
新規防水鋼板A1は、既存防水構造Bの周縁隅角部(周縁部)の全周にわたって連続するように設置される。これにより、既存防水構造Bの周縁隅角部の全周にわたって接着層A1a及びコーティング層A1bが連続する状態となる。新規防水鋼板A1は、本固定用の接着層A1aによって磁器タイルB4の上面に接着(本固定)される。なお、新規防水鋼板A1は、仮固定用のビスA2を併用して既存防水構造Bに仮固定される。ビスA2は、新規防水鋼板A1を貫通して既存防水構造Bに差し込まれたときに、ビスA2の先端が既存防水シートB1に到達しない長さとなっている。
既存防水構造B上には、新規保護シートA3が敷設される。新規保護シートA3は、既存防水構造Bの上面の凹凸によって新規防水シートA4に傷がつかないように、凹凸を吸収して新規防水シートA4を保護する。
新規防水シートA4は、新規保護シートA3上に敷設される。新規防水シートA4の周縁部は、新規防水鋼板A1に対し、周縁部に沿って連続して融着或は溶着される。即ち、新規防水鋼板A1の内側と外側との間で空気の流通がないように、新規防水シートA4が新規防水鋼板A1に接着される。
溝部C2aにはシーリング材C3が充填される。シーリング材C3は、溝部C2a内に差し込まれた既存防水鋼板B5の上端及びコーティング層A1bの上端が溝部C2aから脱落しないように押さえる機能を有する。
次に、外部床Xに既存防水構造Bが設置された状態で、既存防水構造Bの改修のために新規防水構造Aを設置する防水層改修方法の手順について説明する。図2に示すように、作業者は、溝部C2aに充填されていた既存のシーリング材を除去する。この既存のシーリング材は、既存防水鋼板B5の上端を押さえていたものである。
次に、作業者は、既存防水構造Bの周縁隅角部の全周にわたって連続するように、新規防水鋼板A1を配置し、接着層A1aによって新規防水鋼板A1を磁器タイルB4に接着する。新規防水鋼板A1の設置後、作業者は、ビスA2によって新規防水鋼板A1を既存防水構造Bに仮固定する(新規防水鋼板A1を下地モルタル層B3に固定する工程)。
新規防水鋼板A1の固定後、作業者は、コーティング層A1bの上端を溝部C2a内に差し込み、溝部C2aにシーリング材C3を充填する。なお、シーリング材C3の充填は、新規防水シートA4の敷設後であってもよい。
次に、作業者は、既存防水構造B上に新規保護シートA3を敷設し、更に新規保護シートA3上に新規防水シートA4を敷設する。そして、作業者は、新規防水シートA4を新規防水鋼板A1に対して連続的に接着する(新規防水シートA4を連続的に接着する工程)。
本実施形態は以上のように構成され、既存防水構造Bの上に新規防水構造Aを設ける方法では、既存防水構造Bの撤去を行わないため、工期が短く、容易に改修を行うことができる。既存防水構造Bの撤去を行わないため、騒音の発生が抑制され、廃棄物が出ず、更に、建物の躯体への影響もない。
外部床X(既存防水構造B)の周縁部の全周に亘って連続する接着層A1aが形成され、更に、新規防水シートA4の周縁部が連続的に新規防水鋼板A1に接着されるので、新規防水シートA4の下側への空気の流入が防止できる。このため、新規防水シートA4の上面に、風による負圧(吹き上げ力)が作用しても、既存防水構造Bの重量が反力として作用し、新規防水シートA4に過大な負圧が作用することを防止できる(新規防水シートA4が持ち上がらない)。
また、ビスA2の先端が既存防水シートB1に到達しないように新規防水鋼板A1を固定することで、既存防水シートB1にビスA2によって孔が空けられることがなく、防水性が低下することがない。
新規防水鋼板A1の上面には、新規防水シートA4と同一素材のコーティング層A1bが設けられているので、新規防水シートA4を新規防水鋼板A1に接着する際に、融着或は溶着によって確実に接着することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、既存防水構造Bに設けられる防水層として既存防水シートB1を例に説明したが、既存防水シートB1に限らず、アスファルト防水層等、他の防水層であってもよい。既存防水構造Bに設けられる硬質層として下地モルタル層B3を例に説明したが、モルタルに限定されず、アスファルト防水層の押さえコンクリート(シンダーコンクリート)であってもよい。
壁パネルC2に設けられた溝部C2a内に、既存防水鋼板B5の上端部と共にコーティング層A1bの上端部を差し込むものとしたが、壁パネルC2に新たに溝部を設け、既存防水鋼板B5の上端部とコーティング層A1bの上端部とをそれぞれ別々の溝部に差し込むこともできる。この場合、改修工事の際に溝部C2aからシーリング材を取り除く必要が無く、壁パネルC2に溝部を形成するだけで良いので、改修工事が容易となる。
A1…新規防水鋼板(防水鋼板)、A1a…接着層、A1b…コーティング層、A2…ビス、A4…新規防水シート、B1…既存防水シート(既存防水層)、B3…下地モルタル層(既存硬質層)、B4…磁器タイル(既存硬質層)、X…外部床。

Claims (2)

  1. 既存防水層の上に既存硬質層を有する外部床の防水層改修方法であって、
    防水鋼板を、前記防水鋼板及び前記防水鋼板の下面に塗布された接着層が前記外部床の周縁部の全周にわたって連続するように、ビスを併用して、前記ビスの先端が前記既存防水層に到達しないように前記既存硬質層に固定する工程と、
    前記防水鋼板に対し、新規防水シートを前記外部床の周縁部に沿って連続的に接着する工程と、
    を有する防水層改修方法。
  2. 前記防水鋼板の上面には、前記新規防水シートと同一素材のコーティング層が設けられる、請求項1に記載の防水層改修方法。
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