JP6252926B1 - 微細気泡洗浄装置及び微細気泡洗浄方法 - Google Patents

微細気泡洗浄装置及び微細気泡洗浄方法 Download PDF

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Abstract

半導体や電子デバイスの洗浄にファインバブルを利用しようとしても、ファインバブルは長期間安定に存在するので、被洗浄物の表面で効率よく圧壊しない場合がある。洗浄液中に微細気泡を発生させ、気泡洗浄液を生成する微細気泡発生装置と、前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を短くし、短寿命気泡洗浄液を生成する気泡自発圧壊装置と、前記短寿命気泡洗浄液と被洗浄物を接触させる洗浄槽を有することを特徴とする微細気泡洗浄装置は、予め微細気泡の寿命を短く設定するので、被洗浄物に到達したときに自発圧壊させ、洗浄力を高める。

Description

本発明は、微細気泡を用いた洗浄装置及び洗浄方法に係るものである。
現在、半導体や液晶の電子デバイスでは、薬液でレジストを溶解したり、エッチング加工をした後に、薬液成分の置換と同時に付着したり残存する異物を除去するため、純水などを用いた洗浄が行われている。
異物の除去能力を向上し確保するためには、物理力を加えることが重要である。具体的には、ブラシを用いる、気体と液体を同時に噴出させて液滴にする(2流体洗浄)、超音波で液に振動を加える、といった方法が多用される。更にデバイス表面の液中にある異物の再付着を防止するために、異物の表面電位を制御することが行われている。異物の表面電位の制御には、液中のpHをアルカリ側にコントロールすることが用いられる。
特に、センサーなどの複雑な形状のデバイスや究極まで薄膜化された電子デバイスを十分に洗浄するためには、液自体が細部まで浸透した上で溶解や物理力を発揮する必要がある。その方法の一つとして水素やオゾンのガスを溶解した機能水が有効と考えられる。しかし、水素は、溶解量が高々1ppm程度であり、オゾンは金属材料向けに使用が困難であることから、共に洗浄能力が不十分であった。
近年、新しい洗浄方法の一つとして、マイクロ・ナノバブル(以後「ファインバブル:FB」と呼ぶ。)を混入した純水や液を用いた洗浄方法の提案がある。FBを用いた洗浄では、FBの物理的な衝撃やバブルが圧壊した時のエネルギーを利用して、電子デバイス表面の付着物を除去している(特許文献1)。さらに圧壊作用を有効に活用するために、基板などの被洗浄物直前に超音波を照射する方法や過熱水蒸気または温水を供給する方法が提案されている(特許文献2、特許文献3)。
特開2008−98430号公報 特開2007−253120号公報 特開2010−165825号公報
しかし、ファインバブルは、数か月にわたって安定に存在することが報告されている。そのため、単にファインバブルを混入させた洗浄液では、バブルの圧壊時のエネルギーをうまく利用できない。
また、超音波を使用した場合には瞬時にバブルが消滅することが報告されている。したがって、被洗浄物の表面では、バブルの圧壊を受ける部分と受けない部分が生じる。その部分に到達する前にバブルが圧壊してしまうからである。このような事情は過熱水蒸気又は温水の供給においても同じである。言い換えると、これらの方法では、被洗浄物全体を偏在なく圧壊のエネルギーに曝すことが困難であると言える。
また、超音波や過熱水蒸気は大きなエネルギーを被洗浄物の全体に与えるので、被洗浄物に物理的なダメージが与えられるという問題も発生する。
また、過熱水蒸気または温水を供給する場合と共にワーク全体に均一に圧壊のエネルギーを分散することが困難である。本発明は、FBの圧壊作用を有効に活用し、ワーク全体に均一に圧壊のエネルギーを分散することを目的とする。
本発明は上記の課題に鑑みて想到されたものであり、ファインバブルの圧壊エネルギーを被洗浄物全体に及ぼすことができる微細気泡洗浄装置および洗浄方法を提供する。
より具体的に本発明に係る微細気泡洗浄装置は、
洗浄液中に微細気泡を発生させ、気泡洗浄液を生成する微細気泡発生装置と、
前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を短くし、短寿命気泡洗浄液を生成する気泡自発圧壊装置と、
前記短寿命気泡洗浄液と被洗浄物を接触させる洗浄槽を有し、前記気泡自発圧壊装置は、前記洗浄槽の外側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る微細気泡洗浄方法は、
洗浄液中に微細気泡を発生させ、気泡洗浄液を生成する工程と、
前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を短くし、短寿命気泡洗浄液を生成する工程と、
前記短寿命気泡洗浄液と被洗浄物を接触させる工程を有することを特徴とする。
本発明に係る微細気泡洗浄装置は、通常では数か月の寿命を持つ微細気泡に寿命衝撃を与えて寿命を短くし、それを被洗浄物に供給する。したがって、被洗浄物の表面で自発圧壊が進み、超音波や過熱水蒸気といった衝撃を被洗浄物に与えることなく、高い洗浄効果を得ることができる。また、自発圧壊は継続的に発生するため、被洗浄物は圧壊のエネルギーを全体にわたって受けることになる。つまり、洗浄力が被洗浄物の一部に偏在することがない。
また、微細気泡洗浄装置は、微細気泡の圧壊を時間的に制御することができるので、圧壊する時間の異なる洗浄液を送出することができる。このような洗浄液は、被洗浄物に供給するとともに長い配管の内壁も洗浄する場合に好適に利用することができる。
本発明に係る微細気泡洗浄装置1の構成を示す図である。 微細気泡の寿命を示すグラフである。 本発明に係る微細気泡洗浄装置2の構成を示す図である。 本発明に係る微細気泡洗浄装置3の構成を示す図である。 気泡自発圧壊装置の具体例を示す図である。 洗浄槽の一構成例を示す図である。 洗浄槽の他の構成例を示す図である。 本発明に係る微細気泡洗浄装置4の構成を示す図である。
以下に本発明に係る微細気泡洗浄装置および方法について図面を用いながら説明を行う。本発明に係る微細気泡洗浄装置は、主としてフォトリソグラフィによって形成される半導体や電子部品の薬液処理工程や洗浄工程で用いられる。これらの表面に付着した付着物や、薬液成分を除去若しくは置き換わることで洗浄を行うための装置である。また、例えば送液配管中の内壁の洗浄に用いることもできる。
以下の説明は本発明の一実施形態を説明するのであり、本発明は以下の説明に限定されるものではない。つまり、以下の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限りにおいて、改変することができる。
(実施の形態1)
図1に本発明に係る微細気泡洗浄装置の構成について示す。本発明に係る微細気泡洗浄装置1は、微細気泡発生装置10と、気泡自発圧壊装置12と、洗浄槽14とを有する。また、貯留槽16を有していてもよい。
微細気泡発生装置10は洗浄液W中に微細気泡Bを発生させ、気泡洗浄液WBを生成する装置である。本発明において微細気泡Bは、大きさが1nm以上100μm以下のいわゆるナノバブルとマイクロバブルを含めた気泡である。より好ましくは1nm以上10μm以下の気泡がよい。例えば電子デバイスの配線間隔は、数μm〜数十μmの大きさで形成されている場合が多い。さらに、電子デバイス表面の微細孔も数μm〜数十μmの孔径である場合が多い。したがって、電子デバイスを被洗浄物とする際には、その大きさ以下の微細気泡Bを必要とするからである。
洗浄液Wは、純水、イオン交換水等が好適に利用できる。しかしその他の極性溶媒や非極性溶媒を利用してもよい。洗浄液Wは、図示していない洗浄水供給源から供給される。微細気泡Bは、空気であってよいが、N(窒素)、O(酸素)、H(水素)、Ar(アルゴン)、Xe(キセノン)、O(オゾン)を単独若しくは複数種の混合ガスとして用いてもよい。
特に有機材料を膨潤させて溶解する場合には、N(窒素)、O(酸素)、H(水素)、O(オゾン)を用いることにより、酸化還元の効果が得られる。これら気体を微細気泡Bにして洗浄液W中に発生させたものを「気泡洗浄液WB」と呼ぶ。なお、空気以外の気体を利用する際は、気体供給源Gasが設けられてもよい。
気泡自発圧壊装置12は、気泡洗浄液WB中の微細気泡Bの寿命を短くした短寿命気泡洗浄液WBsを生成する。通常大きさが100μm以下のマイクロバブル(ナノバブルを含む)は、一度発生させると、数か月の間安定して存在すると言われている。ここで安定して存在するというのは、液中の微細気泡Bの密度がほぼ変化しないということを意味する。
しかし、発生した微細気泡Bは、液の温度や圧力を変化させると、より短い時間で消滅する。また、微細気泡Bが含まれる液を液滴にして噴霧や噴射を行う際の液滴の大きさによっても、微細気泡Bの寿命は影響を受ける。
これは微細気泡Bを含む液のエンタルピーを変化させることによって、微細気泡Bの表皮に変形若しくは張力が与えられ、そもそも安定して数か月も存在できる微細気泡Bが不安定になり、短い時間で消滅するからと考えられている。言い換えると、上記のような外部からの衝撃によって微細気泡Bの寿命は短くなる。
本明細書では、微細気泡Bの寿命を短くするきっかけを「寿命衝撃」と呼ぶ。また、微細気泡Bが自然に消滅する現象(自然圧壊)に対して、人為的に寿命衝撃を与えることで微細気泡Bが短寿命で消滅することを「自発圧壊」と呼ぶ。
気泡自発圧壊装置12は、上記のように、気泡洗浄液WBに寿命衝撃を与えるものである。より詳しくは気泡洗浄液WBの温度や圧力、液滴にした際の大きさを調整する装置である。気泡自発圧壊装置12の具体的な構成は後程説明する。ここで、重要なことは、寿命衝撃を与えられた微細気泡Bは、寿命衝撃より小さい衝撃で圧壊することであり、これが微細気泡Bの圧壊作用を有効に活用し、被洗浄物全体に均一に圧壊のエネルギーを分散できるポイントとなる。
洗浄槽14は、短寿命気泡洗浄液WBsと被洗浄物Proを接触させる容器である。接触させるとは、被洗浄物Proに短寿命気泡洗浄液WBsを吹き付けたり(吐出:シャワーも含む)、被洗浄物Proを短寿命気泡洗浄液WBs中に浸漬させる(ディップ)といった方法がとられる。
また洗浄槽14はフォトリソグラフィでの製造工程において、露光が終わった被洗浄物Proを薬液処理する薬液処理装置が含まれていてもよい。薬液処理の後に連続して洗浄処理が行われるからである。なお、ここで薬液処理とは、現像が終了した被洗浄物Proからレジストを除去する処理をいう。
また、ここでは、露光が終わった半導体基板若しくは電子デバイスを被洗浄物としたが、配線などをフォトリソグラフィー法とエッチング法で形成した電子デバイスの素子が形成されているSiなどの半導体基板や、ガラスなどの絶縁物の基板も洗浄の対象として効果がある。
以下では、フォトリソグラフィでの製造工程を例に説明するが、工程の対象は、薬液処理後のリンス洗浄や、エッチングなどの薬液を用いない異物除去の純水をベースとした洗浄する工程にも適用できる。
本発明に係る微細気泡洗浄装置1は、以上の微細気泡発生装置10と気泡自発圧壊装置12と、洗浄槽14で機能する。しかし、さらに貯留槽16、第1バブルモニタ20、第2バブルモニタ22、制御装置30を備えることができる。
貯留槽16は、微細気泡発生装置10が生成した気泡洗浄液WBを貯留する容器である。貯留槽16の容積は、微細気泡洗浄装置1の規模によって適宜決めることができる。第1バブルモニタ20と第2バブルモニタ22は、短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bの密度を測定する装置である。これは、レーザーを使って単位体積中の微細気泡Bの数、すなわち微細気泡Bの密度を測定する装置である。レーザー以外には、配管r2と帰還用配管r3のある一定距離間での温度などの熱やエネルギーを測定する装置で、測定した値の差分から単位体積中の微細気泡Bの数すなわち微細気泡Bの密度を測定することができる。
制御装置30はMPU(Micro Processor Unit)とメモリで構成されるコンピュータが好適に利用できる。制御装置30は、第1バブルモニタ20と第2バブルモニタ22に接続されている。また、さらに気泡自発圧壊装置12および流量を決めるポンプ等に接続されていてもよい。微細気泡発生装置10に接続されていてもよい。なお、気泡自発圧壊装置12および各ポンプはその動きを制御装置30からの信号で制御できるように構成される。
次に各要素の連通関係を説明する。貯留槽16には循環配管r1が設けられる。この循環配管r1には、微細気泡発生装置10が配設されている。また、微細気泡発生装置10には、気体供給源Gasが接続されていてもよい。循環配管r1には、気泡洗浄液WBの循環量を決めるポンプP1が設けられる。
貯留槽16と洗浄槽14の間には、貯留されていた気泡洗浄液WBが通過する配管r2が配設される。なお、配管r2の途中に気泡自発圧壊装置12が設けられる。したがって、配管r2は貯留槽16から気泡自発圧壊装置12までの部分を配管r21とし、気泡自発圧壊装置12から洗浄槽14までの間の部分を配管r22としてもよい。
配管r21には気泡洗浄液WBが流れ、配管r22には短寿命気泡洗浄液WBsが流れる。配管r21には、短寿命気泡洗浄液WBsの供給量を決めるポンプP2が設けられる。また、配管r22には、第1バブルモニタ20が設けられる。配管r22がある場合は、第1バブルモニタ20は配管r22に設けるのが望ましい。寿命を短くされた微細気泡Bの密度を直接測定できるからである。
なお、本発明に係る微細気泡洗浄装置では、気泡自発圧壊装置は洗浄槽14の外側に設けられる。従来の微細気泡Bを利用した洗浄装置と違い、被洗浄物Proの近傍で微細気泡Bに衝撃を与える必要がないからである。
洗浄槽14には、ドレイン管rxが設けられる。また、洗浄槽14には、貯留槽16までの間に短寿命気泡洗浄液WBsが流れる帰還用配管r3が設けられていてもよく、洗浄液を循環使用する際に用いることができる。帰還用配管r3には、帰還量を決めるポンプP3が設けられる。また、帰還用配管r3には、第2バブルモニタ22も設けられる。
なお、すでに説明したように、制御装置30は、第1バブルモニタ20、第2バブルモニタ22と接続されており、これらの測定装置からの信号S1、S2を受信する。また、ポンプP1、ポンプP2、ポンプP3には、指示信号CP1、CP2、Cp3をそれぞれ送信することで、それぞれのポンプの流量V1、V2、V3を制御する。また、気泡自発圧壊装置12には、指示信号CB1を送信し、気泡洗浄液WB中の微細気泡Bの寿命を制御する。
以上の構成を有する微細気泡洗浄装置1の動作について説明する。貯留槽16中の洗浄液Wは、循環配管r1を流れ、循環的に微細気泡発生装置10を通過し微細気泡Bが混入され気泡洗浄液WBとなる。気泡洗浄液WB中の微細気泡Bはこのままでは数か月程度の長い寿命を持っている。貯留槽16の気泡洗浄液WBは、ポンプP2によって洗浄槽14に向かって配管r2中を流れる。
気泡洗浄液WBは、気泡自発圧壊装置12に到達すると、微細気泡Bに寿命衝撃が付与される。結果、微細気泡Bは、不安定となる。そして、微細気泡Bの寿命は短くなる。微細気泡Bの寿命とは、微細気泡Bの密度で計測される。寿命を短くされた微細気泡Bの時間に対する密度変化は時間とともに減少する。図2にその概念をグラフにしたものを示す。
図2を参照して、横軸は時刻(t)であり、縦軸は気泡密度D(個/cm3)である。時刻T0の時に寿命衝撃があたえられたとすると、時間の経過に従って、気泡密度は徐々に減少する。この関係は、一般的には「D=a・exp(−bt):a、bは実数、Dは気泡密度、tは時刻T0からの経過時間」という関係で表される。なお、a、bは洗浄液Wの種類、衝撃の種類と程度、付与方法によって変化する。微細気泡Bの寿命TLは、例えば、寿命衝撃を受けてから寿命衝撃を付与される前の気泡の密度が半分になる時間とすることもできる。
再び図1を参照し、気泡自発圧壊装置12では、気泡洗浄液WB中の微細気泡Bの寿命TLを、短寿命気泡洗浄液WBsが洗浄槽14中の被洗浄物Proと会合する程度の時間に設定する。なお、気泡の寿命TLの設定方法については、気泡自発圧壊装置12の構成でそれぞれ異なる。
より具体的には付与する寿命衝撃の種類(圧力、温度、液滴径)によって異なる。しかし、それぞれの気泡自発圧壊装置12毎に予めどの程度の寿命衝撃で寿命TLがどの程度になるか検量線を測定しておくことで、制御装置30の指示信号CB1よって寿命TLを制御することができる。
微細気泡Bの寿命を短くされた短寿命気泡洗浄液WBsは、洗浄槽14に送られ被洗浄物Proと会合する。寿命を短くされた微細気泡Bは、被洗浄物Proと会合するまでは、ほとんど密度が減らない。短寿命気泡洗浄液WBsは、被洗浄物Proと会合すると、被洗浄物Proの表面の隅々にまでいきわたる。そして、短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bは被洗浄物Proとの接触や衝突といったわずかな衝撃によって自発圧壊が進む。寿命衝撃を受けたために、壊れやすくなっているからである。そして、圧壊の際に発生するエネルギーで異物を除去することができる。
ここで、微細気泡Bの自発圧壊は、外部から超音波や局所的な熱や圧力を加えられたものではないので、被洗浄物Proの表面にダメージを与えることがない。また、短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bは、連続的に自発圧壊を続けるので、被洗浄物Proの表面のどの場所であっても、短寿命気泡洗浄液WBsの微細気泡Bは自発圧壊を続けている。
したがって、被洗浄物Proを均一に洗浄することができる。つまり、洗浄槽14の中での短寿命気泡洗浄液WBsの供給口の近くでよく洗浄でき、遠い部分では洗浄力が低下するといったことはない。
洗浄槽14中で被洗浄物Proを洗浄した短寿命気泡洗浄液WBsは、帰還用配管r3を通じて貯留槽16に戻される。帰還用配管r3の途中には、短寿命気泡洗浄液WBs内の不純物を取り除くフィルタ(図示せず)が設けられる。設置個所は洗浄槽14から第2バブルモニタ22までの間が好ましい。なぜなら、第2バブルモニタ22やポンプP3に不純物の影響を抑えられるからである。また一部はドレイン管rxを通じて廃棄されてもよい。
次に制御装置30の動作について説明する。制御装置30は、配管r2に配置されている第1バブルモニタ20で、寿命が短くされた微細気泡Bを含む短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bの気泡密度D1を測定する。なお、「寿命が短くされた微細気泡B」とは、「寿命衝撃を受けた微細気泡B」と言ってもよい。そして、洗浄槽14から排出される帰還用配管r3に配設されている第2バブルモニタ22で、排出された短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bの気泡密度D2を測定する。これらの測定値は信号S1、S2によって制御装置30に通知される。
ここで、第1バブルモニタ20で微細気泡Bの気泡密度D1を測定する工程は第1監視工程と呼んでもよい。また、第2バブルモニタ22で短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bの気泡密度D2を測定する工程を第2監視工程と呼んでもよい。
そして、洗浄槽14に供給された短寿命気泡洗浄液WBs中の気泡密度D1と、洗浄槽14から排出された短寿命気泡洗浄液WBs中の気泡密度D2が適切な値になっていなければ、気泡自発圧壊装置12への指示信号CB1で寿命TLを調整する。また、洗浄槽14への供給流量をポンプP2でさらに調整してもよい。さらに微細気泡発生装置10が間欠運転の場合は連続運転に切り替えてもよい。なお、微細気泡発生装置10は、制御装置30からの指示信号CB0によって制御される。
より具体的には、D1とD2の差Dsが所定の値より少ない場合は、洗浄槽14中で自発圧壊する微細気泡Bの数が少ないということである。これは、洗浄力が低いことにつながる。したがって、微細気泡Bの寿命TLを短くするように気泡自発圧壊装置12へ指示信号CB1を送信する。
また、寿命TLを短くすると、短寿命気泡洗浄液WBsが洗浄槽14に到達するまでに気泡の多くが自発圧壊してしまう。そこで洗浄槽14への短寿命気泡洗浄液WBsの供給速度を早くするようにポンプP2に指示信号CP2を送信してもよい。
一方、洗浄槽14へ送る短寿命気泡洗浄液WBsの寿命TLが短すぎると、洗浄槽14内で自発圧壊する微細気泡Bの量が少なくなる。この場合は、微細気泡Bの寿命TLを長くするように気泡自発圧壊装置12に指示信号CB1を送信する。また、洗浄槽14へ供給する供給速度を早くするように、ポンプP2に指示信号CP2を送信してもよい。
図3には、気泡自発圧壊装置の配置が図1とは異なる微細気泡洗浄装置2の構成を示す。図3において、気泡自発圧壊装置13は、貯留槽16に対して循環するように配置された循環配管r4に配置されている。循環配管r4には、ポンプP4が備えられる。
図1に示す微細気泡洗浄装置1は、気泡洗浄液WBを生成しておき、洗浄槽14に投入する直前に微細気泡Bを短寿命にする。したがって、短寿命気泡洗浄液WBsの寿命TLの制御は比較的短時間で行うことができる。
一方、図3に示す微細気泡洗浄装置2では、貯留槽16中の気泡洗浄液WBの大部分を短寿命気泡洗浄液WBsに変換してから洗浄槽14に送液する。したがって、寿命TLの変更には時間がかかる。しかし、貯留槽16の容量が比較的小さく、気泡自発圧壊装置13の単位時間当たりの処理能力が高ければ、微細気泡洗浄装置2のような構成であっても問題はない。
図4には2つの気泡自発圧壊装置12および気泡自発圧壊装置13を備えた微細気泡洗浄装置3を示す。気泡自発圧壊装置が2つ配置されているので、寿命TLの異なる2種類の気泡を短寿命気泡洗浄液WBs中に含ませることができる。寿命の異なる気泡を混在させることで、有機物を分解して除去するような洗浄困難な付着物と、落下異物のように単に表面に付着しているだけで簡単に除去できる付着物が混在しているような被洗浄物Proの場合に効果的である。
図5には、気泡自発圧壊装置12の具体例を示す。図5(a)は、寿命衝撃として圧力を使う場合の気泡自発圧壊装置12aの構成である。タンク40には、気泡洗浄液WBが投入される配管rinと、タンク40内の短寿命気泡洗浄液WBsを排出する配管routが接続されている。なお、図1の構成の微細気泡洗浄装置1においては、配管rinは配管r21であり、配管routは配管r22である。また、図3の構成の微細気泡洗浄装置2においては、配管rinおよび配管routはともに循環配管r4である。
タンク40には、また圧力調節装置42が接続されている。圧力調節装置42は、タンク40内を加圧状態若しくは減圧状態にすることができる。
図5(a)の構成を有する気泡自発圧壊装置12aの動作について説明する。気泡洗浄液WBは配管rinによってタンク40内に供給される。タンク40内が所定量の気泡洗浄液WBで満たされたら、気泡洗浄液WBの供給を一度止める。そして、タンク40を密閉し、タンク40内の圧力を圧力調節装置42によって加圧若しくは減圧状態にする。
微細気泡Bは加圧されても減圧されても寿命は短くなる。しかし、どの程度の圧力変化で寿命TLがどの程度になるかは、実際に用いる洗浄液Wと微細気泡洗浄装置1で確認しておくのが望ましい。
なお、気泡自発圧壊装置12aは、一定の気泡洗浄液WBごとに寿命を短くする。したがって、バッチ処理となるので、連続的に短寿命気泡洗浄液WBsを送出することはできない。連続的に送出するには、気泡自発圧壊装置12aを2つ設け、処理が終了する毎に切り替えるようにすればよい。
図5(b)は寿命衝撃として温度を用いるタイプの気泡自発圧壊装置12bである。気泡自発圧壊装置12bもタンク50に気泡洗浄液WBを注入する配管rinと短寿命処理を行った短寿命気泡洗浄液WBsを送出する配管routを有する。なお、短寿命処理とは寿命衝撃を付与することである。タンク50の中には温度調節装置52に接続された熱交換部54が配設されている。したがって、タンク50中の液体の温度を所定の温度に加熱若しくは冷却することができる。
気泡自発圧壊装置12bも、まずタンク50を気泡洗浄液WBで満たし、次いで、気泡洗浄液WBの温度を変化させる。タンク50中の気泡洗浄液WBの温度はできるだけ均一にしかも短時間で変化させることが望ましい。タンク50中の気泡洗浄液WBの微細気泡Bの寿命TLを均一化するためである。
また、気泡自発圧壊装置12bもバッチ処理となる。したがって、連続的に短寿命気泡洗浄液WBsを送出できるようにするためには、2つの装置を切り替えるようにするのが望ましい。
図5(c)は、寿命衝撃として気泡洗浄液WBを分割して液滴にするタイプの気泡自発圧壊装置12cを示す。気泡自発圧壊装置12cはタンク60に気泡洗浄液WBを導入する際に、ミストノズル62で気泡洗浄液WBを所定の大きさの液滴に分割する。
したがって、ミストノズル62は自動交換できる機構を有するのが望ましい。より具体的には、複数のミストノズル62が回転できるようになっており、制御装置30からの指示信号CB1によって配管rinに接続されたミストノズル62が切り替わるといった構造である。なお、図5には、ミストノズル62が交換可能な構成を有する点については記載を省略している。
気泡自発圧壊装置12cは、バッチ処理ではなく、連続的に短寿命気泡洗浄液WBsを生成することができる。
以上のように、気泡自発圧壊装置12は、圧力、温度、液滴分割といった寿命衝撃を気泡洗浄液WBに付与するためいくつかの構成の異なる装置とすることができる。これらの装置は、複数を組み合わせて用いてもよい。具体的には、気泡自発圧壊装置12aと気泡自発圧壊装置12cを連続して組み合わせてもよい。
また微細気泡洗浄装置において、利用される気泡自発圧壊装置12と気泡自発圧壊装置13にもそれぞれ異なるタイプの気泡自発圧壊装置12a〜12cを使用することができる。
図6には、洗浄槽14の中身を具体的に例示する。図6では、洗浄槽14中に枚葉式の薬液装置70が含まれる洗浄槽14を示す。被洗浄物Proはフォトリソグラフィで作製される半導体基板若しくは電子デバイスで、露光を終了したものである。薬液装置70は、被洗浄物Proが吸引固定されるディスク71と、薬液を被洗浄物Proに吐出する薬液ノズル72と、薬液ノズル72に薬液を供給する薬液タンク73、およびポンプ74、フィルタ75で形成される。
被洗浄物Proはディスク71上に吸引または被洗浄物Pro外周のガイド機構で固定される。そして高速で回転されながら薬液が薬液ノズル72から被洗浄物Pro上に供給される。そして薬液は、エッチング後に残留しているレジストを剥離する。ディスク71は集液枠79で囲われている。したがって、レジストを剥離した薬液は、バルブ73bを介して薬液タンク73に回収される。そして、フィルタ75を通過し異物を除去した後、再び被洗浄物Proに吐出される。
レジストの除去が終了したら、次に洗浄ノズル14aから短寿命気泡洗浄液WBsが被洗浄物Proに吐出される。短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bの自発圧壊はすでに始まっているので、微細気泡Bは壊れやすくなっている。したがって、どのようなタイミングで被洗浄物Proと接触しても、被洗浄物Proは短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bの自発圧壊の洗浄作用を受けることとなる。
洗浄が終わった短寿命気泡洗浄液WBsは、バルブ73bから帰還用配管r3に流れ、貯留槽16に戻る。なお、短寿命気泡洗浄液WBsの一部は、バルブ14ebを通じてドレイン管rxから廃棄されてもよい。
図7には、洗浄槽14中にバス式薬液装置80が含まれている。バス式薬液装置80は、薬液が循環している薬液バス81中に現像が終了した被洗浄物Proが浸漬される。被洗浄物Proの表面のレジストは薬液によって剥離分解される。なお、薬液は、ポンプ82によってフィルタ83を介しながら薬液バス81中を循環する。
レジストが剥離された被洗浄物Proは、洗浄バス14bに浸漬される。ここには、短寿命気泡洗浄液WBsが供給されている。短寿命気泡洗浄液WBs中の微細気泡Bは自発圧壊し続けているので、非常に圧壊しやすい。被洗浄物Proは、浸漬されている間中、微細気泡Bの自発圧壊による洗浄効果を受ける。
以上にように、本発明に係る微細気泡洗浄装置は、被洗浄物Proの洗浄に好適に利用することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、被洗浄物を配管とした場合の例について示す。本発明に係る微細気泡洗浄装置は、寿命TLを制御した微細気泡Bを含む短寿命気泡洗浄液WBsを作ることができる。したがって、自発圧壊する時間の異なる微細気泡Bを生成することができる。そこで、長い配管に寿命TLの異なる短寿命気泡洗浄液WBsを流すことで、配管の異なる部分を順次洗浄することができる。
図8を参照して、微細気泡洗浄装置4には、被洗浄物として長い配管rLが接続されている。なお、微細気泡洗浄装置4は気泡自発圧壊装置12の位置は微細気泡洗浄装置1と同じである。気泡自発圧壊装置12の後段の配管r22に長い配管rLが接続されている。配管rLの末端は、貯留槽16に戻してもよい。
次に、微細気泡洗浄装置4の動作について説明する。制御装置30の指示により、気泡自発圧壊装置12は、寿命TLが長い短寿命気泡洗浄液WBsLを所定量流す。次に寿命TLが短い短寿命気泡洗浄液WBsSを所定量流す。この操作は複数回繰り返してもよい。
例えば、短寿命気泡洗浄液WBsLの寿命TLを配管の後ろ半分の中間点に合わせ、短寿命気泡洗浄液WBsSの寿命TLを配管rLの前半分の中間点に合わせる。このようにすることで、配管の内壁を均一に洗浄することができる。
なお、ここでは、寿命TLを2つに分けて交互に被洗浄物である配管rL中を流したが、3つ以上の寿命TLに分けることもできる。
本発明に係る微細気泡洗浄装置は、半導体や電子デバイスの洗浄工程に好適に利用することができる。また、配管等の内壁の洗浄にも好適に利用することができる。
1 微細気泡洗浄装置
2 微細気泡洗浄装置
3 微細気泡洗浄装置
4 微細気泡洗浄装置
10 微細気泡発生装置
12 気泡自発圧壊装置
13 気泡自発圧壊装置
14 洗浄槽
14a 洗浄ノズル
14b 洗浄バス
16 貯留槽
20 第1バブルモニタ
22 第2バブルモニタ
30 制御装置
12a 気泡自発圧壊装置
40 タンク
42 圧力調節装置
12b 気泡自発圧壊装置
50 タンク
52 温度調節装置
54 熱交換部
12c 気泡自発圧壊装置
60 タンク
62 ミストノズル
70 薬液装置
71 ディスク
72 薬液ノズル
73 薬液タンク
74 ポンプ
75 フィルタ
79 集液枠
73b バルブ
14eb バルブ
80 バス式薬液装置
81 薬液バス
82 ポンプ
83 フィルタ
W 洗浄液
B 微細気泡
WB 気泡洗浄液
Gas 気体供給源
WBs 短寿命気泡洗浄液
Pro 被洗浄物
r1 循環配管
r2 配管
r21 配管
r22 配管
rx ドレイン管
r3 帰還用配管
r4 循環配管
rin 配管
rout 配管
rL 配管
TL 寿命
WBsL 寿命TLが長い短寿命気泡洗浄液
WBsS 寿命TLが短い短寿命気泡洗浄液
D1 気泡密度
D2 気泡密度
P1 ポンプ
P2 ポンプ
P3 ポンプ
P4 ポンプ

Claims (12)

  1. 洗浄液中に微細気泡を発生させ、気泡洗浄液を生成する微細気泡発生装置と、
    前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を短くし、短寿命気泡洗浄液を生成する気泡自発圧壊装置と、
    前記短寿命気泡洗浄液と被洗浄物を接触させる洗浄槽を有し、前記気泡自発圧壊装置は、前記洗浄槽の外側に配置されていることを特徴とする微細気泡洗浄装置。
  2. 前記洗浄槽に投入される前記短寿命気泡洗浄液中の気泡密度を監視する第1バブルモニタと、
    前記洗浄槽から排出される前記短寿命気泡洗浄液中の気泡密度を監視する第2バブルモニタと、
    前記第1バブルモニタと前記第2バブルモニタからの信号に基づいて前記気泡自発圧壊装置を制御する制御装置をさらに有することを特徴とする請求項1に記載された微細気泡洗浄装置。
  3. 前記洗浄槽の上流側に前記気泡洗浄液を貯留する貯留槽をさらに有し、前記気泡自発圧壊装置は、前記貯留槽から前記洗浄槽の間に設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれかの請求項に記載された微細気泡洗浄装置。
  4. 前記洗浄槽の上流側に前記気泡洗浄液を貯留する貯留槽をさらに有し、前記気泡自発圧壊装置は、前記貯留槽に設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれかの請求項に記載された微細気泡洗浄装置。
  5. 前記気泡自発圧壊装置は、前記気泡洗浄液の圧力を加圧若しくは減圧する圧力調整装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一の請求項に記載された微細気泡洗浄装置。
  6. 前記気泡自発圧壊装置は、前記気泡洗浄液の温度を加熱若しくは冷却する温度調節装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一の請求項に記載された微細気泡洗浄装置。
  7. 前記気泡自発圧壊装置は、前記気泡洗浄液を所定の大きさの液滴に分割するシャワー装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一の請求項に記載された微細気泡洗浄装置。
  8. 洗浄液中に微細気泡を発生させ、気泡洗浄液を生成する工程と、
    前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を短くし、短寿命気泡洗浄液を生成する工程と、
    前記短寿命気泡洗浄液と被洗浄物を接触させる工程を有することを特徴とする微細気泡洗浄方法。
  9. 前記被洗浄物と接触させる前の前記短寿命気泡洗浄液中の気泡密度を監視する第1の監視工程と、
    前記被洗浄物と接触した後の前記短寿命気泡洗浄液中の気泡密度を監視する第2の監視工程と、
    前記第1の監視工程と前記第2の監視工程の結果に基づいて前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を制御する工程をさらに有することを特徴とする請求項8に記載された微細気泡洗浄方法。
  10. 前記気泡洗浄液中の前記微細気泡の寿命を変化させながら前記被洗浄物に接触させることを特徴とする請求項8または9のいずれかの請求項に記載された微細気泡洗浄方法。
  11. 請求項1から7のいずれかに記載の微細気泡洗浄装置を有することを特徴とする半導体基板または電子デバイスを製造する製造装置。
  12. 請求項8から10のいずれかに記載の微細気泡洗浄方法を用いた半導体基板または電子デバイスを洗浄する洗浄工程を有することを特徴とする半導体基板または電子デバイスを製造する製造方法。

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