JP6252027B2 - ステアリング制御装置 - Google Patents

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本発明は、操舵時に所望の反力をハンドルに与えるアシストトルクを、モータのサーボ制御によって発生させるステアリング制御装置に関する。
従来、操舵軸に設けられたトルクセンサによって操舵トルクを検出し、その検出された操舵トルクに従って、アシストトルクを発生させるモータを駆動するための電流指令値を設定する電動パワーステアリング装置が知られている。
ところで、トルクセンサの検出値に、温度変化や組み付け誤差等を原因とするオフセット誤差が含まれていると、実際の操舵トルクがゼロであっても、トルクセンサの検出値はゼロにはならず、オフセット誤差に基づく不必要なアシストトルクが発生する。その結果、左右の操舵感が異なったものとなったり、モータにて不要な電流消費が生じたりするという問題がある。
これに対して、トルクセンサによって検出された操舵トルクに不感帯を付与したり、操舵トルクを電流指令値に変換する変換特性に不感帯を設けたりすることによって、トルクセンサのオフセット誤差による影響を除去し、実際のトルクがゼロの時に電流指令値もゼロとなるようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3740439号公報
従来技術は、操舵トルクから電流指令値(モータ電流)を直接求めているが、これとは別に、操舵トルク等に基づいて目標操舵トルクを求め、その目標操舵トルクと実際の操舵トルクとの偏差がゼロになるよう、モータをサーボ制御するための電流指令値を求めるものが知られている。このようなサーボ制御を行う装置に、従来技術を適用した場合、検出された操舵トルクに不感帯を付与するか、または、操舵トルクから目標操舵トルクに変換する際の変換特性に不感帯を設けることになる。
しかし、操舵トルクまたは目標操舵トルクのいずれかに不感帯を付与したとしても、不感帯が作用している時に、サーボ制御は、必ずしもアシストトルクをゼロにするように動作するとは限らず、オフセット誤差に基づく不必要なアシストトルクの発生を阻止することができないという問題があった。
特に、目標操舵トルクをゼロに設定した場合、サーボ制御はアシストトルクをゼロにするのではなく、操舵時の抵抗を無くすようなアシストトルクが発生させるように動作する。このため、目標操舵トルクがゼロとなる状態を通過するような操舵を行った場合、不感帯が作用すると操舵時の抵抗が無くなり、不感帯を抜けた時に操舵時の抵抗が復活することになるため、ドライバに違和感を与えてしまうという問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決するため、サーボ制御を行うステアリング制御装置において、操舵時にドライバに違和感を与えることなくトルクセンサのオフセット誤差の影響を除去することを目的とする。
本発明のステアリング制御装置は、負荷推定手段と、目標生成手段と、偏差演算手段と、指令値生成手段と、不感帯付与手段とを備える。
負荷推定手段は、路面から操舵輪に加えられる路面負荷を推定する。目標生成手段は、路面負荷推定手段が推定した路面負荷から、操舵部材に連結された操舵軸に加わる操舵トルクの目標値である目標操舵トルクを生成する。偏差演算手段は、操舵トルクの検出値を検出操舵トルクとして、目標操舵トルクに対する検出操舵トルクの偏差であるトルク偏差を求める。指令値生成手段は、操舵軸にアシストトルクを加えるモータを、トルク偏差に従ってサーボ制御するための指令値を生成する。そして、不感帯付与手段は、操舵トルクの検出値がオフセット誤差の範囲内であれば、該オフセット誤差に基づく指令値が出力されることがないように予め設定された不感帯を、指令値生成手段で使用される内部値に付与する。
このような構成によれば、操舵時にドライバに違和感を与えることなく、操舵トルクの検出値がオフセット誤差の範囲内にある時に指令値をゼロとすることができ、オフセット誤差に基づく不必要なアシストトルクが発生することを抑制することができる。
電動パワーステアリングシステムの概略構成を示す構成図である。 ECUの制御機構の概略を示す構成図である。 ベースアシスト部の構成を示す構成図である。 アシストコントローラの制御構造を示すブロック線図である。 (a)が一般的なPID制御の制御構造を示すブロック線図、(b)が不感帯演算器の入出力特性を示すグラフである。 操舵トルク、目標操舵トルク、推定負荷、アシスト指令の波形を例示するグラフである。 比較例における各部の波形を例示するグラフである。 比較例における各部の波形を例示するグラフである。 比較例における各部の波形を例示するグラフである。 (a)が変形例における不感帯演算器の配置を示すブロック線図、(b)がその時のアシスト指令の波形を例示するグラフである。 第2実施形態のステアバイワイヤシステムの概略構成を示す構成図である。 目標操舵角演算部の特性を示すグラフである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
<全体構成>
本実施形態の電動パワーステアリングシステム1は、図1に示すように、ドライバによるハンドル(操舵部材)2の操作をモータ6によってアシストするものである。ハンドル2は、ステアリングシャフト3の一端に固定され、ステアリングシャフト3の他端にはトルクセンサ4が接続されており、このトルクセンサ4の他端には、インターミディエイトシャフト5が接続されている。なお、以下の説明では、ステアリングシャフト3からトルクセンサ4を経てインターミディエイトシャフト5に至る軸体全体を、まとめて操舵軸ともいう。また、以下では、操舵軸の回転角を舵角、操舵軸の回転角速度を操舵速度ともいう。
トルクセンサ4は、操舵トルクTsを検出するためのセンサである。具体的には、ステアリングシャフト3とインターミディエイトシャフト5とを連結するトーションバーを有し、このトーションバーの捻れ角に基づいてそのトーションバーに加えられているトルクを検出する。
モータ6は、ハンドル2の操舵力をアシスト(補助)するものであり、減速機構6aを介してその回転がインターミディエイトシャフト5に伝達される。すなわち、減速機構6aは、モータ6の回転軸の先端に設けられたウォームギアと、このウォームギアと噛み合った状態でインターミディエイトシャフト5に同軸状に設けられたウォームホイールとにより構成されており、これにより、モータ6の回転がインターミディエイトシャフト5に伝達される。逆に、ハンドル2の操作や路面からの反力(路面反力)によってインターミディエイトシャフト5が回転すると、その回転が減速機構6aを介してモータ6に伝達され、モータ6も回転することになる。
また、モータ6は、本実施形態ではブラシレスモータであり、内部にレゾルバ等の回転センサを備え、モータ6の回転状態を出力可能に構成されている。本実施形態のモータ6は、回転センサからの回転状態として、少なくともモータ速度ω(回転角速度を示す情報)を出力可能に構成されている。
インターミディエイトシャフト5における、トルクセンサ4が接続された一端とは反対側の他端は、ステアリングギアボックス7に接続されている。ステアリングギアボックス7は、ラックとピニオンギアからなるギヤ機構にて構成されており、インターミディエイトシャフト5の他端に設けられたピニオンギアに、ラックの歯が噛み合っている。そのため、ドライバがハンドル2を回すと、インターミディエイトシャフト5が回転(すなわちピニオンギアが回転)し、これによりラックが左右に移動する。ラックの両端にはそれぞれタイロッド8が取り付けられており、ラックとともにタイロッド8が左右の往復運動を行う。これにより、タイロッド8がその先のナックルアーム9を引っ張ったり押したりすることで、操舵輪である各タイヤ10の向きが変わる。
また、車両における所定の部位には、車速Vを検出するための車速センサ11が設けられている。
このような構成により、ドライバがハンドル2を回転(操舵)させると、その回転がステアリングシャフト3、トルクセンサ4、およびインターミディエイトシャフト5を介してステアリングギアボックス7に伝達される。そして、ステアリングギアボックス7内で、インターミディエイトシャフト5の回転がタイロッド8の左右移動に変換され、タイロッド8が動くことによって、左右の両タイヤ(操舵輪)10が操舵される。
ECU15は、図示しない車載バッテリからの電力によって動作し、トルクセンサ4にて検出された操舵トルクTs、モータ6のモータ速度ω、および車速センサ11にて検出された車速Vに基づいて、アシストトルク指令Taを演算する。そして、その演算結果に応じた駆動電圧Vdをモータ6へ印加することにより、ドライバがハンドル2を回す力(ひいては両タイヤ10を操舵する力)のアシスト量を制御するものである。
本実施形態ではモータ6がブラシレスモータであるため、ECU15からモータ6へ出力(印加)される駆動電圧Vdは、詳しくは、3相(U,V,W)の駆動電圧Vdu,Vdv,Vdwである。ECU15からモータ6へこれら各相の駆動電圧Vdu,Vdv,Vdwを印加(各相の駆動電流を通電)することで、モータ6の回転トルクが制御される。ブラシレスモータを3相の駆動電圧で駆動(例えばPWM駆動)する方法やその3相の駆動電圧を生成する駆動回路(例えば3相インバータ)についてはよく知られているため、ここではその詳細説明は省略する。
ECU15は、直接的にはモータ6へ印加する駆動電圧Vdを制御することによりモータ6を制御するものであるが、モータ6を制御することで結果としてそのモータ6により駆動される操舵系メカ100を制御するものであると言え、ECU15の制御対象はこの操舵系メカ100であると言える。なお、操舵系メカ100は、図1に示したシステム構成図のうちECU15を除く機構全体、すなわちハンドル2から各タイヤ10に至る、ハンドル2の操舵力が伝達される機構全体を示す。
<ECU>
ECU15は、図2に示すように、ベース指令Tbを生成するベースアシスト部20と、補正指令Trを生成する補正部30と、ベース指令Tbと補正指令Trを加算することによりアシストトルク指令Taを生成する加算器41と、アシストトルク指令Taに基づいてモータ6へ駆動電圧Vdを印加することによりモータ6を通電駆動する電流フィードバック(FB)部42と、を備えている。
ベースアシスト部20は、操舵トルクTsと車速Vに基づき、ハンドル2の操作をアシストするための、ベース指令Tbを生成する。ベースアシスト部20は、車両状態や路面状態に対応した反応(反力)が準定常的にドライバへ伝達されるようにすることで車両の状態や路面の状態をドライバが把握しやすくなるようにすると共に、ドライバに与える手感(ハンドルからタイヤまでの感覚的硬さ,ねばり,重さ)を調整することで操舵時のフィールを向上させることを実現するためのブロックである。
補正部30は、ドライバのハンドル操作に対する車両制御特性や操舵メカ系の伝達をドライバの意図に沿うように(具体的には車両が適切に収斂するとか、スムーズな車両旋回を発生させるなど)するためのブロックである。補正部30は、操舵トルクTsとモータ速度ωと車速Vに基づき、上述した不安定な挙動を抑制(収斂)するための補正指令Trを生成する。
加算器41は、ベースアシスト部20で生成されたベース指令Tbと補正部30で生成された補正指令Trとを加算することにより、アシストトルク指令Taを生成する。
電流FB部42は、アシストトルク指令Taに基づき、そのアシストトルク指令Taに対応したアシストトルク(アシスト操舵力)が操舵軸(特にトルクセンサ4よりもタイヤ10側)に付与されるようにモータ6へ駆動電圧Vdを印加する。具体的には、アシストトルク指令Taに基づいて、モータ6の各相へ通電すべき目標電流(相毎の目標電流)を設定する。そして、各相の通電電流Imを検出・フィードバックして、その検出値(各相の通電電流Im)がそれぞれ目標電流と一致するように駆動電圧Vdを制御(通電電流を制御)することで、操舵軸に対して所望のアシストトルクを発生させる。
なお、このような補正部30および電流FB部42は公知の技術(例えば、特開2013−52793号公報参照)であるため、ここでは説明を省略し、以下では、本発明の主要部に関わるベースアシスト部20について詳述する。
<ベースアシスト部>
ベースアシスト部20は、図3に示すように、負荷推定器21と、目標生成部22と、偏差演算器23と、アシストコントローラ24とを備えている。
負荷推定器21は、ベース指令Tbと操舵トルクTsとに基づいて路面負荷を推定する。具体的には、負荷推定器21は、ベース指令Tbと操舵トルクTsとを加算する加算器211と、その加算結果から所定の周波数以下の帯域の成分を抽出するローパスフィルタ(LPF)212とを備え、このLPF212により抽出された周波数成分を推定負荷Txとして出力する。通常、ドライバは、主に10Hz以下の操舵反力情報を頼りに運転をしているため、概ね10Hz以下の周波数成分を通過(抽出)させ、10Hzより高い周波数成分は遮断するようにしている。
目標生成部22は、負荷推定器21にて推定された路面負荷(推定負荷Tx)と自車両の走行速度(車速V)とに基づき、所望の操舵特性を実現するように設定されたアシストマップを用いて、操舵トルクの目標値である目標操舵トルクTs生成する。但し、マップ化された車速V以外の車速では、マップの値から補間して目標操舵トルクを求める。
アシストマップは、推定負荷Txと目標操舵トルクの関係を、予め設定された複数種類の車速V毎にマップ化したものであり、その特性は、推定負荷Txがゼロの時には目標操舵トルクTsもゼロとなり、推定負荷Txの絶対値が増大するほど、目標操舵トルクTsの絶対値も増大するように設定されている。その増加率は、Tx=0付近では増加率が大きく、Txが大きくなるほど、増加率が減少する傾向を有している。なお、操舵トルクTs、推定負荷Tx、目標操舵トルクTs等の符号は、ハンドルの操作方向(左右)に対応する。
偏差演算器23は、操舵トルクTsと目標操舵トルクTsとの差であるトルク偏差ΔT(=Ts−Ts)を演算する。
<<アシストコントローラ>>
アシストコントローラ24は、トルク偏差ΔTに基づき、ΔT=0になるように、いわゆるサーボ制御を実行する。これにより、操舵トルクTsが目標操舵トルクTsに追従するようなアシストトルク(アシスト量ともいう)を発生させるためのベース指令Tbを生成する。
アシストコントローラ24は、具体的には、図4に示すように、偏差演算器23で求めたトルク偏差にPIDゲインを付与するゲイン付与器241と、ゲイン付与器241の出力である積分対象値TMを積分する積分器242と、積分器242の内部値に不感帯を付与する不感帯演算器243と、積分器242の内部値を制限する制限演算器244とを備える。
ここで、ゲイン付与器241および積分器242の制御構造について説明する。一般的にPID制御の制御構造は、図5(a)に示すブロック線図で表され、その伝達特性は(1)式で表される。但し、Kpは比例要素のゲイン(比例ゲイン)、Kiは積分要素のゲイン(積分ゲイン)、Kdは微分要素のゲイン(微分ゲイン)、sはラプラス演算子、Dは疑似微分(s/(τs+1))の演算を実行する関数を表す。
(1)式を離散化するために、(2)式で表される双一次変換の式を(1)式に代入して整理すると(3)式が得られる。但し、tsは演算周期を表す。
更に、Tb、ΔTについて、今回値を添字n、前回値を添字n−1で表すものとして、(3)式の表現形式を改めると(4)式が得られる。
この(4)式で表される制御構造を、積分演算の部分をまとめて後段に配置するように変形して実現したものが、ゲイン付与器241および積分器242であり、図中ブロック線図で示した不感帯演算器243および制限演算器244以外の制御構造は周知のものである。
制限演算器244は、不感帯演算器243の出力を制限対象値とし、制限後の出力がベース指令Tbとなるように接続されている。制限演算器244は、制限対象値がガード値以下であればそのまま出力し、ガード値を越えている場合は、ガード値に制限して出力する周知のものである。
不感帯演算器243は、積分器242において積分対象値TMとアシスト指令の前回値とを加算する加算器の出力を対象入力uとするように接続されている。そして、図5(b)に示すように、対象入力uが|u|<Tdではy=0を出力し、|u|>Tdでは入力に比例して増大するyを出力するように設定されている。
<<不感帯の設定方法>>
ここで、不感帯(−Td〜Td)の幅を決める境界値Tdの設定方法について説明する。
操舵トルクTsがオフセットδを含んでいると仮定し、ハンドル中立状態で操舵力が加わっていない時に定常状態で、オフセットδに基づくベース指令Tbが出力されないように不感帯の幅(境界値Td)を設定する。
まず、ハンドル中立状態かつ定常状態では、(4)式の微分項は寄与しないため無視すると、(4)式は(5)式のように簡略化される。
目標生成部22で使用するアシストマップの中立点(Tx=0)付近のゲインをKとすると、目標操舵トルクTsは、アシスト指令の前回値Tb n−1、操舵トルクTs(=δ)、ゲインKを用いて(6)式で表される。更に、トルク偏差ΔTは、(7)式で表される。
(5)式に(7)式を代入した式を、オフセットδは変化せず(すなわち、δ=δn−1=δ)、アシスト指令の前回値Tb n−1,前々回値Tb n−2は、不感帯によって除去されているもの(すなわち、Tb n−1=Tb n−2=0)として整理すると、(8)式が得られる。
つまり、(8)式を用いて求めた値が、オフセットδにより生じた不感帯処理を受ける前のアシスト指令の最大値となるため、この値を不感帯の境界値±Tdとして設定すればよい。
<動作>
操舵トルクTsに対して、目標操舵トルクTs、推定負荷Tx、ベース指令Tbが変化する様子を、シミュレーションによって求めた結果を図6に例示する。但し、演算周期ts=800[μsec]、積分ゲインKi=−360[sec−1]、アシストマップのゲインK=0.14、トルクセンサのゼロ点ずれδ=0.3[Nm]として、不感帯の境界値Tdは(8)式に基づいて、Td=0.074[Nm]に設定した。
図6に示すように、トルク偏差ΔT(=Ts−Ts)が−0.3〜0.3[Nm]となる区間では、アシスト指令がTb=0となり(例えば、図中点線で囲った部分を参照)、不感帯処理が正しく機能していることがわかる。
ここで、比較のために、アシストコントローラ24の内部値ではなく、図3に示した地点P1の信号(負荷推定器21および偏差演算器23に供給される操舵トルクTs),地点P2の信号(偏差演算器23に供給される操舵トルクTs),地点P3の信号(トルク偏差ΔT)に、不感帯を付与した場合のシミュレーション結果を、図7〜9に示す。
地点P1の信号に不感帯を付与した場合、アシスト指令Tb*にノイズが重畳される。これは、図7に示すように、不感帯に突入したタイミングと不感帯から抜けたタイミングで推定負荷Txの波形が不連続(非線形)に変化するためである(図中の点線で囲った部分を参照)。その結果、推定負荷Txを利用する別の制御(例えば、特許第4715351号に示されたバネ上制振制御など)が存在する場合、推定負荷Txに含まれる高周波ノイズの影響によって、その制御の精度を低下させてしまうことになる。
地点P2の信号に不感帯を付与した場合、図8に示すように、操舵トルクTsが正から負に変化する際に、ベース指令Tbは逆に負から正に変化し、操舵を妨げる方向にアシストトルクが発生し、ドライバに違和感(摩擦感)を与えてしまうことになる。
地点P3の信号に不感帯を付与した場合、図9に示すように、操舵トルクTsが正から負に変化する際に、不感帯にいる間、ベース指令Tbは不感帯に突入した時の値(ここでは正の値)に維持されるため、操舵トルクTsが負になった時には、操舵を妨げる方向にアシストトルクが発生し、その後、不感帯から抜けると、ベース指令Tbは操舵トルクTsに追従して急激に負の値となり、操舵を助ける方向にアシストトルクが発生する。これにより、不感帯の部分で引っ掛かりが生じるような違和感をドライバに与えてしまうことになる。
<効果>
本実施形態によれば、目標操舵トルクTsに不感帯を設定するのではなく、サーボ制御の内部値(積分後の値)に対して不感帯を設けたことにより、ベース指令Tbが操舵トルクTsに応じた変化をするため、ドライバに違和感を与えることなく、トルクセンサ4のオフセットの影響を除去することができる。
また、本実施形態によれば、不感帯の作動/不作動が切り替わるタイミングでの推定負荷Txの波形の変化が、ベース指令Tbと比較して緩やかであり、推定負荷Txの波形は、高周波成分が抑制されたものとなる。このため、推定負荷Txを利用する他の制御(例えば制振制御)に、高周波ノイズによる悪影響を与えてしまうことを抑制することができる。
<変形例>
上記実施形態では、不感帯演算器243を、積分対象値TMとアシスト指令の前回値Tb n−1とを加算する加算器と制限演算器244との間に配置し、加算器の出力に不感帯を付与するように構成している。これに対して、図10(a)に示すように、不感帯演算器243を、加算器の入力となるアシスト指令の前回値Tb n−1に対して不感帯を付与するように配置してもよい。
この場合、ベース指令Tbの波形は、図10(b)に示すように、不感帯の範囲で正確にTb=0とはならず、トルク偏差ΔTの変化に応じて僅かに変化するが、概ね上記実施形態の場合と同様のものとなり、これと同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、本発明を、ハンドルとタイヤ(操舵輪)とが機械的に連動するように構成された電動パワーステアリングに適用した例を示した。これに対して、本実施形態では、ハンドル(操舵軸)とタイヤ(転舵機構)とが機械的に切り離された構成を有するいわゆるステアバイワイヤシステムに適用した例を示す。
<全体構成>
本実施形態のステアバイワイヤシステム1aは、図11に示すように、ハンドル2、ステアリングシャフト3、トルクセンサ4、インターミディエイトシャフト5、モータ(以下「反力モータ」という)61を備えている。但し、インターミディエイトシャフト5は、一端がトルクセンサ4に、他端が反力モータ61に接続され、タイヤ10とは機械的に連動することがないように構成されている。また、トルクセンサ4は、ステアリングシャフト3とインターミディエイトシャフト5とを連結するトーションバーを有し、このトーションバーの捻れ角θtを検出するように構成されている。
また、ステアバイワイヤシステム1aでは、図1に示した構成から、ステアリングギアボックス7を省略し、代わりに、タイロッド8を左右に移動させるモータ(以下「操舵モータ」という)が設けられている。つまり、操舵モータ62によってタイロッド8や、その先のナックルアーム9を作動させることにより、タイヤ10である各タイヤ10の向きが変わるように構成されている。
反力モータ61は、モータの回転状態として、モータ回転角θmr、モータ電流Imrを出力し、同様に、操舵モータ62は、モータの回転状態として、モータ回転角θmf、モータ電流Imfを出力するように構成されている。また、車両における所定の部位には、車速Vを検出するための車速センサ(図示せず)が設けられている。
ECU15aは、トルクセンサ4にて検出された捻れ角θt、反力モータ61のモータ電流Imr,操舵モータ62のモータ電流Imf、および車速Vに基づいて反力モータ61に印加する駆動電圧Vrを生成することにより、操舵時にドライバが感じる反力を制御する操舵力制御部70と、トルクセンサにて検出された捻れ角θt、反力モータ61のモータ回転角θmr,モータ電流Imr、操舵モータ62のモータ回転角θmf,モータ電流Imfに基づいて操舵モータ62に印加する駆動電圧Vfを生成することによりタイヤ10の向き(操舵角)を制御する操舵角制御部80とを備える。なお、ECU15aは、図示しない、車載バッテリからの電力によって動作する。
<操舵力制御部>
操舵力制御部70は、負荷推定器71と、目標操舵トルク演算部72と、操舵トルク検出部73と、偏差演算器74と、トルクサーボコントローラ75と、反力モータ駆動制御部76とを備える。但し、目標操舵トルク演算部72、偏差演算器74、トルクサーボコントローラ75、反力モータ駆動制御部76は、それぞれ目標生成部22、偏差演算器23、アシストコントローラ24、電流FB部42と同様に構成されているため説明を省略する。但し、反力モータ駆動制御部76では、モータ電流Imの代わりに反力モータ61のモータ電流Imrを用い、駆動電圧Vdの代わりに反力モータ61を駆動する駆動電圧Vrを生成する。
負荷推定器71は、操舵モータ62のモータ電流Imfに基づいて路面負荷(推定負荷)Txを推定する。具体的には、モータ電流ImfにゲインKfを乗じたものを推定負荷Tx(=Kf・Imf)とする。操舵トルク検出部73は、トルクセンサ4が出力する捻れ角θtにから操舵トルクTsを求める周知のものである。
<操舵角制御部>
操舵角制御部80は、ハンドル角検出部81と、目標操舵角演算部82と、操舵角検出部83と、偏差演算器84と、角度サーボコントローラ85と、操舵モータ駆動制御部86とを備えている。
ハンドル角検出部81は、反力モータ61のモータ回転角θmrと、トルクセンサ4で検出された捻れ角θtとを加算することでハンドル角θsを求める。
目標操舵角演算部82は、ハンドル角検出部81で求めたハンドル角θsと車速センサで検出された車速Vに基づいて、タイヤ10の目標操舵角θfを算出する。なお、ハンドル角θsから目標操舵角θfへの変換ゲインは、低速では、少ないハンドル角でも小回りができるように大き目に設定され、高速では、ハンドル角θsに対する車両横運動の感度を下げるために小さ目に設定されている。変換ゲインの逆数となるギヤ比θs/θfで表すと、図12に示すように、ギヤ比θs/θfは低速時には小さ目の値となり、高速時には大き目の値となるように設定されている。
操舵角検出部83は、操舵モータ62のモータ回転角θmfに所定のゲインを乗じることで、タイヤ10の向きを表す操舵角θfに換算する。
偏差演算器84は、目標操舵角演算部82で求めた目標操舵角θfと、操舵角検出部83で求めた操舵角θfとの差である操舵角偏差Δθ(=Tf−Tf)を演算する。
角度サーボコントローラ85は、アシストコントローラ24と同様に構成されたものであり、トルク偏差ΔTの代わりに操舵角偏差Δθを用いて、操舵角θfが目標操舵角θfと一致するように、公知のPID制御を実現するための電流指令値Imfを演算する。但し、角度サーボコントローラ85を構成する不感帯演算器は、ハンドル角検出部81で求められるハンドル角θsに現れるオフセット誤差(ひいてはトルクセンサ4が検出する捻れ角θtのオフセット誤差)に基づいて、不感帯の境界値Tdが設定されている。
操舵モータ駆動制御部86では、電流FB部42と同様に構成されたものであり、モータ電流Imの代わりに操舵モータ62のモータ電流Imfを用い、駆動電圧Vdの代わりに操舵モータ62を駆動する駆動電圧Vfを生成する。
<効果>
本実施形態によれば、第1実施形態の場合と同様に、トルクセンサ4で検出される捻れ角θt、ひいては操舵トルク検出部73で求める操舵トルクTsやハンドル角検出部81で求めるハンドル角θs(ひいてはトルクセンサ4で検出される捻れ角θt)のオフセット誤差の影響を、ドライバに違和感を与えることなく除去することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。例えば、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述したステアリング制御装置の他、ステアリング制御装置を構成要素とする各種システム、ステアリング制御装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム、ステアリング制御方法など、種々の形態で実現することができる。
1…電動パワーステアリングシステム 1a…ステアバイワイヤシステム 2…ハンドル 4…トルクセンサ 6…モータ 10…タイヤ 11…車速センサ 15,15a…ECU 20…ベースアシスト部 21…負荷推定器 22…目標生成部 23…偏差演算器 24…アシストコントローラ 30…補正部 41…加算器 42…電流FB部 61…反力モータ 62…操舵モータ 70…操舵力制御部 71…負荷推定器 72…目標操舵トルク演算部 73…操舵トルク検出部 74…偏差演算器 75…トルクサーボコントローラ 76…反力モータ駆動制御部 80…操舵角制御部 81…ハンドル角検出部 82…目標操舵角演算部 83…操舵角検出部 84…偏差演算器 85…角度サーボコントローラ 86…操舵モータ駆動制御部 100…操舵系メカ 211…加算器 241…ゲイン付与器 242…積分器 243…不感帯演算器 244…制限演算器

Claims (5)

  1. 路面から操舵輪に加えられる路面負荷を推定する負荷推定手段(21,71)と、
    前記負荷推定手段が推定した路面負荷から、操舵部材に連結された操舵軸に加わる操舵トルクの目標値である目標操舵トルクを生成する目標生成手段(2,72)と、
    前記操舵トルクの検出値を検出操舵トルクとして、前記目標操舵トルクに対する前記検出操舵トルクの偏差であるトルク偏差を求める偏差演算手段(23,74)と、
    前記操舵軸にアシストトルクを加えるモータ(6,61)を、前記トルク偏差に従ってサーボ制御するための指令値を生成する指令値生成手段(24,75)と、
    前記操舵トルクの検出値がオフセット誤差の範囲内であれば、該オフセット誤差に基づく前記指令値が出力されることがないように予め設定された不感帯を、前記指令値生成手段で使用される内部値に付与する不感帯付与手段(243)と、
    を備えることを特徴とするステアリング制御装置。
  2. 指令値生成手段は、
    前記トルク偏差に対して制御ゲインを付与するゲイン付与手段(241)と、
    前記指令値の前回値に、前記ゲイン付与手段の出力値を加算して前記指令値を生成する積分手段(242)と、
    を備え、
    前記不感帯付与手段は、前記積分手段での加算結果または前記指令値の前回値を、前記不感帯の付与対象となる前記内部値とすることを特徴とする請求項1に記載のステアリング制御装置。
  3. 前記サーボ制御における積分要素のゲインである積分ゲイン、前記指令値生成手段が前記指令値を生成する周期である演算周期、前記路面負荷から前記目標操舵トルクへの変換ゲイン、前記オフセット誤差に基づいて、前記不感帯付与手段により付与される不感帯の幅が設定されていることを特徴とする請求項2に記載のステアリング制御装置。
  4. 前記操舵軸は前記操舵輪を転舵させる転舵機構を構成し、
    前記負荷推定手段(21)は、前記検出操舵トルクと、前記指令値生成手段が生成する指令値と、に基づいて前記路面負荷を推定することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のステアリング制御装置。
  5. 前記操舵軸は前記操舵輪を転舵させる転舵機構とは別体に設けられ、
    前記負荷推定手段(71)は、前記転舵機構を構成するモータ(62)の電流に基づいて前記路面負荷を推定することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のステアリング制御装置。
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