JP6250778B1 - メールサーバ装置、メールサービス方法、ならびに、プログラム - Google Patents

メールサーバ装置、メールサービス方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】迷惑メールの発見をユーザが効率的に行うことのできるメールサーバ装置等を提供する。【解決手段】記憶部220は、電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶する。受付部210は、店舗端末を宛先として送られた電子メールを受け付ける。生成部231は、受付部210が受け付けた電子メールの送信元アドレスが変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する。登録部232は、生成部231が生成した別名アドレスと、実アドレスとなる送信元アドレスとを対応付けて、変換テーブルに登録する。書換部233は、電子メールの送信元アドレスを、変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える。提供部240は、書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、メールサーバ装置、メールサービス方法、ならびに、プログラムに関する。
近年、インターネットにおいて、電子メールが広く利用されている。例えば、多くの店舗(仮想店舗)が集まって構成される販売サイト(ショッピングモールサイト)においても、顧客と店舗との間の連絡(一例として、問い合わせや回答)等に、電子メールが用いられている。
最近では、顧客(顧客及び店舗の両方の場合もある)の実アドレス(実際のメールアドレス)を秘匿した状態で、顧客と店舗との間で電子メールを送受信できるメールサーバ装置の導入が進められている。
具体的にメールサーバ装置は、顧客から店舗への電子メールを受け付けると、その電子メールの送信元アドレスである実アドレスを、実際には使用されない別名アドレス(一例として、暗号化されたメールアドレス等)に書き換える。そして、メールサーバ装置は、書き換えた電子メールを、宛先となる店舗のアドレスに送信する。一方、店舗から顧客(別名アドレス)への電子メール(店舗からの返信メール等)を受け付けると、メールサーバ装置は、その電子メールの宛先となる別名アドレスを、顧客の実アドレスに書き換える。そして、メールサーバ装置は、書き換えた電子メールを、宛先となる顧客のアドレスに送信する。
ところで、店舗へ送られる電子メールには、多数の迷惑メール(一例として、スパムメールやフィッシングメール等)も含まれているが、そのような迷惑メールであっても送信元アドレスが別名アドレスに書き換えられることになる。そのため、送信元アドレスのドメイン名等を指定した一般的なフィルタ手法では、迷惑メールをフィルタリングすることができない状況となっていた。
なお、迷惑メールのフィルタリングを行う先行技術として、例えば、特許文献1には、電子メールを自動的にフィルタリングできる匿名リメーラに関する発明が開示されている。また、特許文献2には、有害WebサイトのURL(Uniform Resource Locator)を登録しなくても、リンク部分に有害WebサイトのURLが設定されている電子メールに対して、破棄などの処理を行えるメールフィルタリングシステムの発明が開示されている。また、特許文献3には、エンドユーザの受信拒否登録作業を簡素化でき、効果的なフィルタリングシステムを容易に構築できる電子メールフィルタリングシステムの発明が開示されている。また、特許文献4には、ユーザによる迷惑メールの確認および削除の作業労力を軽減し、迷惑メールに伴う煩わしさを解消できる電子メール管理方法の発明が開示されている。
特開平11−161574号公報 特許第4652153号号公報 特開2006−166042号公報 特開2003−131999号公報
上述した特許文献1の発明では、迷惑メールに対する返信メールをフィルタリングするという発想であり、迷惑メールそのものをフィルタリングすることができなかった。一方、上述した特許文献2〜4の発明では、電子メールの本文中から抽出したURLに基づいて迷惑メールを判定すると、その電子メールを破棄するため、自動的に迷惑メールを排除することが可能となっている。
しかしながら、現実には、明らかな迷惑メールだけでなく、判定に迷うような電子メールも存在している。そのため、自動的に迷惑メールを排除するといっても、ある程度の漏れや誤りが生じ得る。つまり、排除すべきであった迷惑メールが残ってしまったり、逆に、排除すべきでなかった電子メールが誤って排除されてしまう等である。
特に、販売サイトの店舗の場合、顧客からの電子メールが誤って破棄されてしまうことを絶対に避けたいため、迷惑メールの判定基準を緩める必要が生じる。そうすると、やはり、ある程度の割合で迷惑メールが排除されないまま受信されることが予想される。
結果として、ユーザ(店舗の担当者等)には、迷惑メールを発見し、その電子メールの送信元アドレス(つまり、別名アドレス)を、フィルタ情報に登録するという、従来通りの作業が強いられることとなる。
そのため、迷惑メールの発見をユーザが効率的に行うことのできる技術が望まれていた。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、迷惑メールの発見をユーザが効率的に行うことのできるメールサーバ装置、メールサービス方法、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るメールサーバ装置は、
電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶する記憶部、
管理対象の管理アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付ける受付部、
前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスが前記変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、新たな別名アドレスを生成する生成部、
前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスとを対応付けて、前記変換テーブルに登録する登録部、
前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える書換部、
前記書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する提供部、を備え、
前記生成部は、前記受け付けられた電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記受付部は、送信元の管理アドレスから別名アドレスを宛先として送られた電子メールを更に受け付け、
前記書換部は、前記更に受け付けられた電子メールの宛先となる別名アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する実アドレスに書き換える、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記生成部は、前記受付部により受け付けられた電子メールに特定種類の情報が含まれるか否かに基づいて、送信元アドレスの信頼度を判別し、当該信頼度が基準よりも低い場合に限り、前記識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記生成部は、前記信頼度が基準よりも低く、前記識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成した場合に、当該別名アドレスへの送信を制限するための制限情報を更に生成し、
前記登録部は、前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスと、前記生成された制限情報とを対応付けて、前記変換テーブルに登録し、
前記受付部は、送信元の管理アドレスから別名アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付けると、前記変換テーブルの当該別名アドレスに前記制限情報が対応付けられているか否かを判別し、前記制限情報が対応付けられていると判別した場合に、受け付けた電子メールを破棄又は送信元に返信する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記登録部は、管理アドレスのユーザからの指示に従って、前記変換テーブルの別名アドレスに対応付けられた前記制限情報を消去する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記生成部は、前記受け付けられた電子メールの本文中に複数のリンクアドレスが記述されている場合に、当該複数のリンクアドレスのうち、先頭又は末尾のリンクアドレスにおけるドメイン名から識別文字列を抽出し、抽出した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記生成部は、前記受け付けられた電子メールの本文中にリンクアドレスが記述されている場合に、当該リンクアドレスの記述がある旨を示す識別文字列を選択し、選択した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記生成部は、前記識別文字列を含めた別名アドレスを生成する際に、当該識別文字列の両側に特定文字を配置した別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記記憶部は、任意の別名アドレスが送信元となる電子メールを仕分けするためのフィルタ情報を更に記憶し、
前記提供部は、前記書換部によって書き換えられた別名アドレスが前記フィルタ情報に含まれている場合に、前記フィルタ情報に従って、当該電子メールを仕分け先に提供する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係るメールサーバ装置において、
前記フィルタ情報には、管理アドレスのユーザによって登録された別名アドレスを記憶する個別フィルタ情報と、他の管理アドレスの所定数以上のユーザによって登録された別名アドレスを記憶する共有フィルタ情報との少なくとも一方が含まれている、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るメールサービス方法は、
電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶するメールサーバが実行するメールサービス方法であって、
前記メールサーバが、管理対象の管理アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付ける受付ステップ、
前記メールサーバが、前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスが前記変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、新たな別名アドレスを生成する生成ステップ、
前記メールサーバが、前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスとを対応付けて、前記変換テーブルに登録する登録ステップ、
前記メールサーバが、前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える書換ステップ、
前記メールサーバが、前記書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する提供ステップ、を備え、
前記生成ステップでは、前記受け付けられた電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶するコンピュータを、
管理対象の管理アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付ける受付部、
前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスが前記変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、新たな別名アドレスを生成する生成部、
前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスとを対応付けて、前記変換テーブルに登録する登録部、
前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える書換部、
前記書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する提供部、として機能させ、
前記生成部は、前記受け付けられた電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
ことを特徴とする。
上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。
更に、上記プログラムを記録する情報記録媒体は、非一時的な(non-transitory)記録媒体であり、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な記録媒体とは、有形な(tangible)記録媒体をいう。非一時的な記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な(transitory)記録媒体とは、伝送媒体(伝搬信号)それ自体を示す。一時的な記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な(temporary)記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
本発明によれば、迷惑メールの発見をユーザが効率的に行うことができる。
本実施形態に係るメールシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 メールサーバ装置、店舗端末、及び、利用者端末が実現される典型的な情報処理装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るメールサーバ装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 変換テーブルの一例を示す模式図である。 電子メールの具体例を示す模式図である。 本実施形態に係る電子メール転送処理を説明するためのフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態では、多くの店舗(仮想店舗)が集まって構成される販売サイト(ショッピングモールサイト)に好適なメールシステムを一例として説明する。
なお、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(全体構成)
本発明の実施形態に係るメールシステム100は、図1に示すように、メールサーバ装置200と複数の店舗端末300とが通信可能に接続されており、そして、メールサーバ装置200と複数の利用者端末400とがインターネット900を介して通信可能に接続されて構成される。なお、これらの接続形態は一例であり、他の接続形態であってもよい。例えば、各店舗端末300も、各利用者端末400と同様に、インターネット900を介してメールサーバ装置200と通信可能に接続されていてもよい。
各店舗端末300は、販売サイトに出店している店舗の端末であり、メールサーバ装置200の管理対象となっている。そして、各店舗端末300(より詳細には、各店舗)には、メールサーバ装置200からメールアドレスが割り当てられており、そのメールアドレスは、利用者に公開されているものとする。
一方、各利用者端末400は、販売サイトの利用者(つまり、顧客)や、迷惑メールを送る利用者(言わば、部外者)の端末である。各利用者端末400は、それぞれ、図示せぬISP(Internet Service Provider)を通じて、インターネット900に接続可能となっている。そして、各利用者端末400(より詳細には、各利用者)には、ISPからメールアドレスが割り当てられているものとする。
各利用者端末400のISPには、それぞれ、メールサーバ(一般的なメールサーバ装置)が含まれている。そして、ISPのメールサーバは、利用者端末400から送信された電子メールを、メールサーバ装置200に転送する(電子メールの宛先が、店舗端末300のアドレスである場合)。また、ISPのメールサーバは、メールサーバ装置200から送られた電子メールを、利用者端末400に供給する(電子メールの宛先が、配下のメールアドレスである場合)。
以下では、説明を容易にするために、このようなISPのメールサーバについての記述について省略する。そして、メールサーバ装置200を介して、店舗端末300と利用者端末400との間で、電子メールが送受信されるものとして説明する。
(情報処理装置の概要構成)
本発明の実施形態に係るメールサーバ装置200、店舗端末300、及び、利用者端末400が実現される典型的な情報処理装置500について説明する。
情報処理装置500は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、NIC(Network Interface Card)504と、画像処理部505と、音声処理部506と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ507と、インターフェース508と、外部メモリ509と、コントローラ510と、モニタ511と、スピーカ512と、を備える。
CPU 501は、情報処理装置500全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
ROM 502には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、所定のプログラムをRAM 503に読み出してCPU 501による当該プログラムの実行が開始される。また、ROM 502には、情報処理装置500全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 503は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。
NIC 504は、情報処理装置500をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 501との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)等により構成される。
画像処理部505は、DVD−ROM等から読み出されたデータをCPU 501や画像処理部505が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部505が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、モニタ511に出力される。これにより、各種のページ表示が可能となる。
音声処理部506は、DVD−ROM等から読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ512から出力させる。また、CPU 501の制御の下、情報処理装置500が行う処理の進行の中で発生させるべき音を生成し、これに対応した音声をスピーカ512から出力させる。
DVD−ROMドライブ507に装着されるDVD−ROMには、例えば、実施形態に係るメールサーバ装置200等を実現するためのプログラムが記憶される。CPU 501の制御によって、DVD−ROMドライブ507は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 503等に一時的に記憶される。
インターフェース508には、外部メモリ509、コントローラ510、モニタ511、及びスピーカ512が、着脱可能に接続される。
外部メモリ509には、ユーザの個人情報に関するデータなどが書き換え可能に記憶される。
コントローラ510は、情報処理装置500の各種の設定時などに行われる操作入力を受け付ける。情報処理装置500のユーザは、コントローラ510を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ509に記録することができる。
モニタ511は、画像処理部505により出力されたデータを情報処理装置500のユーザに提示する。
スピーカ512は、音声処理部506により出力された音声データを情報処理装置500のユーザに提示する。
この他、情報処理装置500は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 502、RAM 503、外部メモリ509、DVD−ROMドライブ507に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
以下、上記情報処理装置500において実現されるメールサーバ装置200の構成等について、図3〜図5を参照して説明する。情報処理装置500に電源が投入されると、本実施形態に係るメールサーバ装置200として機能させるそれぞれのプログラムが実行され、本実施形態に係るメールサーバ装置200が実現される。
なお、店舗端末300や利用者端末400も同様に情報処理装置500において実現されるが、これらの構成については省略し、本実施形態において最も特徴的なメールサーバ装置200について、以下説明する。
(メールサーバ装置の概要構成)
図3は、本実施形態に係るメールサーバ装置200の概要構成の一例を示すブロック図である。図示するように、メールサーバ装置200は、受付部210と、記憶部220と、制御部230と、提供部240とを備える。
受付部210は、インターネット900を介して利用者端末400から店舗端末300に宛てた電子メールを受信する。つまり、受付部210は、店舗端末300のメールアドレス(つまり、管理アドレス)を宛先として送られた電子メールを受け付ける。
この他にも、受付部210は、店舗端末300から利用者端末400(より詳細には、後述する別名アドレス)に宛てた電子メール(店舗端末300からの返信メール等)を受け付ける。
そして、受付部210は、受け付けた電子メールを制御部230に供給する。
なお、上述したNIC 504等が、このような受付部210として機能しうる。
記憶部220は、電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶する。
具体的に、記憶部220は、図4に示すような変換テーブル221を記憶する。この変換テーブル221には、一例として、実アドレス221aと、別名アドレス221bと、制限フラグ221cとが対応付けられている。なお、変換テーブル221は、後述する制御部230(生成部231)により生成されたものが記憶(登録)されている。
実アドレス221aは、利用者端末400(より詳細には、利用者)が用いる実際のメールアドレスを示している。この実アドレス221aは、店舗側(店舗端末300)には秘匿されている。
別名アドレス221bは、内部的に使用される(実際には使用されない)架空のメールアドレスであり、後述する制御部230(生成部231)により生成される。なお、別名アドレス221bの詳細については、制御部230と共に後述する。
制限フラグ221cは、別名アドレス221bを宛先とした電子メール(具体的には、店舗端末300から利用者端末400への返信メール等)の送信を制限するか否かを設定するフラグである。なお、制限フラグ221cの詳細についても、制御部230と共に後述する。
この他にも、記憶部220は、迷惑メールをフィルタリングするためのフィルタ情報を記憶する。このフィルタ情報は、例えば、店舗端末300のユーザ(一例として、店舗の担当者)によって、迷惑メールが発見されると、その電子メールの送信元である別名アドレスが登録される。このフィルタ情報は、店舗単位に、それぞれ設けられている。なお、記憶部220は、他の店舗の担当者によって登録された別名アドレスを共有するための共有フィルタ情報を更に記憶してもよい。例えば、所定数以上の担当者が同じ別名アドレスを自己のフィルタ情報に登録すると、その別名アドレスが共有フィルタ情報に登録されて全体で活用される。
なお、上述したRAM 503や外部メモリ509等が、このような記憶部220として機能しうる。
図3に戻って、制御部230は、メールサーバ装置200全体を制御する。この制御部230は、生成部231、登録部232、及び、書換部233を含んでおり、店舗端末300と利用者端末400との間で送受信される電子メールを適宜中継する。
生成部231は、受付部210が利用者端末400から電子メールを受け付けると、その電子メールの送信元アドレスが上述した図4の変換テーブル221(実アドレス221a)に含まれているか否かを判別する。そして、送信元アドレスが実アドレス221aに含まれていない場合に、生成部231は、新たな別名アドレスを生成する。つまり、生成部231は、電子メールに記述されたアドレス(一例として、ヘッダの送信元アドレスや本文中のリンクアドレス等)に基づいて識別文字列を生成し、生成した識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する。
例えば、生成部231は、受付部210が利用者端末400から受け付けた電子メールに特定種類の情報が含まれるか否か(一例として、本文中におけるリンクアドレスや禁止ワードの有無や、ヘッダのサブジェクトにおける禁止ワードの有無等)に基づいて、送信元アドレスの信頼度を判別し、この信頼度が基準よりも低い場合に、識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する。なお、信頼度が基準を満たしている場合に、生成部231は、識別文字列を含めない別名アドレスを生成する。
以下、図5に示すような電子メール600を利用者端末400から受け付けた場合を具体例として説明すると、生成部231は、電子メール600の本文601中にリンクアドレスや禁止ワードが記述されているか否か等から、送信元アドレスの信頼度を判別する。この具体例の場合、本文601中にリンクアドレス602が記述されており、また、本文601中に禁止ワード(一例として「投資」)が記述されているため、信頼度が基準よりも低いものとする。
そのため、生成部231は、リンクアドレス602におけるドメイン名から識別文字列として、例えば、「xxx.yyy.zzz」を抽出し、この「xxx.yyy.zzz」を一部に含めた、例えば、「aduifhaaoisd-93479a93zjqw@xxx.yyy.zzz.rakuten.ne.jp」という別名アドレスを生成する。なお、識別文字列である「xxx.yyy.zzz」の配置位置は、このようなドメイン側に限られず、「aduifhaaoisd-xxx.yyy.zzz93479a93zjqw@rakuten.ne.jp」や「xxx.yyy.zzz-aduifhaaoisd-93479a93zjqw@rakuten.ne.jp」のように、ローカル側であってもよい。
また、識別文字列である「xxx.yyy.zzz」の両側に特定文字(例えば、空白や記号等)を配置して、識別文字列をより目立たせるようにしてもよい。
また、本文601中に複数のリンクアドレスが記述されている場合に、生成部231は、先頭又は末尾のリンクアドレスにおけるドメイン名から同様に識別文字列を抽出し、抽出した識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成してもよい。
一方、電子メール600の本文601中にリンクアドレスや禁止ワードが記述されていない場合(ヘッダのサブジェクトにも禁止ワードが記述されていない場合)には、信頼度が基準を満たすため、生成部231は、識別文字列を含まない別名アドレスとして、例えば、「aduifhaaoisd-93479a93zjqw@rakuten.ne.jp」を生成する。
また、生成部231は、信頼度が基準よりも低く、識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成した際に、制限フラグを「1」(制限する)に設定する。つまり、その別名アドレス(より詳細には、対応する実アドレス)から送られたのが、迷惑メールである可能性が高いため、そのような電子メールの送信元に向けて返信メール等が送られないように、制限フラグをセットする。一方、識別文字列を含まない別名アドレスを生成した際に、生成部231は、制限フラグを「0」(制限しない)に設定する。
図3に戻って、登録部232は、生成部231によって生成された別名アドレス及び制限フラグと、実アドレスとなる電子メールの送信元アドレスとを対応付けて、上述した図4の変換テーブル221に登録する。なお、変換テーブル221に登録後の制限フラグ221cは、店舗端末300からの更新指示に従って、クリア(1から0への変更)等が可能となっている。
書換部233は、受付部210が受け付けた電子メールの送信元アドレス又は宛先アドレスを、上述した図4の変換テーブル221に基づいて書き換える。
例えば、受付部210が利用者端末400から受け付けた電子メールの送信元アドレスが「abc-123-xyz@xyz.com」であった場合に、書換部233は、変換テーブル221に基づいて、電子メールの送信元アドレスを「aduifhaaoisd-93479a93zjqw@xxx.yyy.zzz.rakuten.ne.jp」(対応する別名アドレス221b)に書き換える。
一方、受付部210が店舗端末300から受け付けた電子メールの宛先アドレスが「8942iubasv9-isd7adhauifao@rakuten.ne.jp」であった場合に、書換部233は、変換テーブル221に基づいて、電子メールの宛先アドレスを「user_a@cdef.ne.jp」(対応する実アドレス221a)に書き換える。なお、制限フラグ221cが「1」(制限する)に設定されていた場合には、書換部233は、宛先アドレスを書き換えることなく、その電子メールを破棄する。また、破棄する代わりに、書換部233は、その電子メールを、受付部210(後述する提供部240でもよい)から、送信元の店舗端末300に返信させてもよい。更に、受付部210が店舗端末300から電子メールを受け付けた際に、書換部233(制御部230)に制限フラグ221cの参照を要求し、「1」に設定されていた場合に、受付部210が、その電子メールを破棄又は、送信元の店舗端末300に返信するようにしてもよい。
制御部230(一例として、登録部232)は、この他にも、店舗端末300からの上述した制限フラグ221cへの更新指示がなされると、制限フラグ221cのクリア等を行う。
同様に、制御部230は、店舗端末300からの上述したフィルタ情報への更新指示がなされると、フィルタ情報に別名アドレスの追加等を行う。
なお、上述したCPU 501等が、このような構成からなる制御部230として機能しうる。
提供部240は、書換部233が書き換えた電子メールを、宛先のアドレスに提供する。
例えば、提供部240は、書換部233が送信元アドレスを書き換えた電子メールを、宛先の店舗端末300に供給する。一方、提供部240は、書換部233が宛先アドレスを書き換えた電子メールを、宛先の利用者端末400に供給する。
なお、提供部240により、店舗端末300に供給された電子メールの送信元アドレスは、別名アドレスに書き換えられている。その別名アドレスには、上述したように、識別文字列が含まれている場合と、含まれていない場合とがある。そして、識別文字列が含まれている場合には、信頼性が低く、迷惑メールである可能性が高いことを表している。そのため、店舗端末300のユーザ(店舗の担当者)は、例えば、電子メールの受信一覧の送信元アドレスに注目し、そこから識別文字列を目印にして、電子メールの内容を確認することで、効率よく、迷惑メールを発見することができる。
なお、上述したNIC 504等が、このような提供部240として機能しうる。
(メールサーバ装置の動作)
以下、このような構成のメールサーバ装置200の動作について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る電子メール転送処理の流れを示すフローチャートである。
まず、メールサーバ装置200は、電子メールを受け付ける(ステップS11)。
つまり、受付部210は、利用者端末400から店舗端末300に宛てた電子メール、又は、店舗端末300から利用者端末400に宛てた電子メールを受け付ける。
メールサーバ装置200は、受け付けた電子メールが利用者端末400からの電子メールであるか否かを判別する(ステップS12)。
メールサーバ装置200は、利用者端末400からの電子メールであると判別すると(ステップS12;Yes)、その電子メールの送信元アドレスをキーにして、変換テーブルを検索する(ステップS13)。
つまり、制御部230は、電子メールの送信元アドレスが上述した図4の変換テーブル221(実アドレス221a)に含まれているか検索する。
メールサーバ装置200は、検索結果から、その送信元アドレス(実アドレス211a)が変換テーブル221に登録済みであるか否かを判別する(ステップS14)。
メールサーバ装置200は、登録済みと判別すると(ステップS14;Yes)、後述するステップS17に処理を進める。
一方、登録済みでないと判別した場合(ステップS14;No)、メールサーバ装置200は、別名アドレス等を生成する(ステップS15)。
例えば、制御部230は、電子メールに特定種類の情報が含まれるか否か(一例として、本文中におけるリンクアドレスや禁止ワードの有無や、ヘッダのサブジェクトにおける禁止ワードの有無等)に基づいて、送信元アドレスの信頼度を判別し、この信頼度が基準よりも低い場合に、識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する。なお、信頼度が基準を満たしている場合に、制御部230は、識別文字列を含めない別名アドレスを生成する。
また、制御部230は、信頼度が基準よりも低く、識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成した際に、制限フラグを「1」(制限する)に設定する。なお、識別文字列を含まない別名アドレスを生成した際に、制御部230は、制限フラグを「0」(制限しない)に設定する。
メールサーバ装置200は、変換テーブルに登録する(ステップS16)。
つまり、制御部230は、生成した別名アドレス及び制限フラグと、実アドレスとなる電子メールの送信元アドレスとを対応付けて、上述した図4の変換テーブル221に登録する。
メールサーバ装置200は、送信元アドレスを書き換える(ステップS17)。
つまり、制御部230は、図4の変換テーブル221に基づいて、電子メールの送信元アドレスを別名アドレスに書き換える。
例えば、電子メールの送信元アドレスが「abc-123-xyz@xyz.com」であった場合に、制御部230は、変換テーブル221に基づいて、電子メールの送信元アドレスを「aduifhaaoisd-93479a93zjqw@xxx.yyy.zzz.rakuten.ne.jp」(対応する別名アドレス221b)に書き換える。
また、上述したステップS12にて、利用者端末400からの電子メールでない(店舗端末300からの電子メールである)と判別した場合(ステップS12;No)に、メールサーバ装置200は、宛先アドレスを書き換える(ステップS18)。
つまり、制御部230は、図4の変換テーブル221に基づいて、電子メールの宛先アドレスを実アドレスに書き換える。
例えば、電子メールの宛先アドレスが「8942iubasv9-isd7adhauifao@rakuten.ne.jp」であった場合に、制御部230は、変換テーブル221に基づいて、電子メールの宛先アドレスを「user_a@cdef.ne.jp」(対応する実アドレス221a)に書き換える。
なお、制限フラグ221cが「1」(制限する)に設定されていた場合には、制御部230は、宛先アドレスを書き換えることなく、その電子メールを破棄してもよく、また、破棄する代わりに、その電子メールを、受付部210から、送信元の店舗端末300に返信させてもよい。
メールサーバ装置200は、書き換えた電子メールを宛先のアドレスに提供する(ステップS19)。
例えば、提供部240は、上述したステップS17にて、送信元アドレスを書き換えた電子メールを、宛先の店舗端末300に供給する。また、提供部240は、上述したステップS18にて、宛先アドレスを書き換えた電子メールを、宛先の利用者端末400に供給する。
このような電子メール転送処理によって、利用者端末400(利用者)の実アドレスを秘匿した状態で、利用者端末400と店舗端末300との間で、電子メールを送受信することができる。
しかも、店舗端末300に供給された電子メールの送信元アドレスは、別名アドレスに書き換えられている。その別名アドレスには、上述したように、識別文字列が含まれている場合と、含まれていない場合とがある。そして、識別文字列が含まれている場合には、信頼性が低く、迷惑メールである可能性が高いことを表している。そのため、店舗端末300のユーザ(店舗の担当者)は、例えば、電子メールの受信一覧の送信元アドレスに注目し、そこから識別文字列を目印にして、電子メールの内容を確認することで、効率よく、迷惑メールを発見することができる。
また、従来技術に記載した特許文献2〜4の発明では、電子メールの本文中から抽出したURLに基づいて迷惑メールを判定すると、その電子メールを破棄するため、受信側の店舗の意図とは関係なく電子メールが破棄される恐れがあるが、本願発明では、店舗の意図しない電子メールの破棄を防ぎつつ、迷惑メールを発見する負荷を軽減することができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、生成部231が、電子メールの本文中に記述されているリンクアドレスにおけるドメイン名から識別文字列(一例として、「xxx.yyy.zzz」等)を抽出し、この識別文字列を一部に含めた別名アドレス(一例として、「aduifhaaoisd-93479a93zjqw@xxx.yyy.zzz.rakuten.ne.jp」等)を生成する場合について説明したが、ドメイン名から抽出する代わりに、本文中にリンクアドレスの記述がある旨を示す識別文字列(一例として、「URL」や「SPAM」等)を選択し、この識別文字列を一部に含めた別名アドレス(一例として、「aduifhaaoisd-93479a93zjqw@URL.rakuten.ne.jp」等)を生成してもよい。
この場合も、一見して迷惑メールの可能性が高いことをユーザが容易に認識でき、効率よく、迷惑メールを発見することができる。
上記の実施形態では、販売サイトに好適なメールサーバを一例として説明したが、このような販売サイト以外のサイトであっても適宜適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、迷惑メールの発見をユーザが効率的に行うことのできるメールサーバ装置、メールサービス方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
100 メールシステム
200 メールサーバ装置
210 受付部
220 記憶部
230 制御部
231 生成部
232 登録部
233 書換部
240 提供部
300 店舗端末
400 利用者端末
500 情報処理装置
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 NIC
505 画像処理部
506 音声処理部
507 DVD−ROMドライブ
508 インターフェース
509 外部メモリ
510 コントローラ
511 モニタ
512 スピーカ
900 インターネット

Claims (12)

  1. 電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶する記憶部、
    管理対象の管理アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付ける受付部、
    前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスが前記変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、新たな別名アドレスを生成する生成部、
    前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスとを対応付けて、前記変換テーブルに登録する登録部、
    前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える書換部、
    前記書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する提供部、を備え、
    前記生成部は、前記受け付けられた電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のメールサーバ装置であって、
    前記受付部は、送信元の管理アドレスから別名アドレスを宛先として送られた電子メールを更に受け付け、
    前記書換部は、前記更に受け付けられた電子メールの宛先となる別名アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する実アドレスに書き換える、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のメールサーバ装置であって、
    前記生成部は、前記受付部により受け付けられた電子メールに特定種類の情報が含まれるか否かに基づいて、送信元アドレスの信頼度を判別し、当該信頼度が基準よりも低い場合に限り、前記識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  4. 請求項3に記載のメールサーバ装置であって、
    前記生成部は、前記信頼度が基準よりも低く、前記識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成した場合に、当該別名アドレスへの送信を制限するための制限情報を更に生成し、
    前記登録部は、前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスと、前記生成された制限情報とを対応付けて、前記変換テーブルに登録し、
    前記受付部は、送信元の管理アドレスから別名アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付けると、前記変換テーブルの当該別名アドレスに前記制限情報が対応付けられているか否かを判別し、前記制限情報が対応付けられていると判別した場合に、受け付けた電子メールを破棄又は送信元に返信する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  5. 請求項4に記載のメールサーバ装置であって、
    前記登録部は、管理アドレスのユーザからの指示に従って、前記変換テーブルの別名アドレスに対応付けられた前記制限情報を消去する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のメールサーバ装置であって、
    前記生成部は、前記受け付けられた電子メールの本文中に複数のリンクアドレスが記述されている場合に、当該複数のリンクアドレスのうち、先頭又は末尾のリンクアドレスにおけるドメイン名から識別文字列を抽出し、抽出した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のメールサーバ装置であって、
    前記生成部は、前記受け付けられた電子メールの本文中にリンクアドレスが記述されている場合に、当該リンクアドレスの記述がある旨を示す識別文字列を選択し、選択した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のメールサーバ装置であって、
    前記生成部は、前記識別文字列を含めた別名アドレスを生成する際に、当該識別文字列の両側に特定文字を配置した別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のメールサーバ装置であって、
    前記記憶部は、任意の別名アドレスが送信元となる電子メールを仕分けするためのフィルタ情報を更に記憶し、
    前記提供部は、前記書換部によって書き換えられた別名アドレスが前記フィルタ情報に含まれている場合に、前記フィルタ情報に従って、当該電子メールを仕分け先に提供する、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  10. 請求項9に記載のメールサーバ装置であって、
    前記フィルタ情報には、管理アドレスのユーザによって登録された別名アドレスを記憶する個別フィルタ情報と、他の管理アドレスの所定数以上のユーザによって登録された別名アドレスを記憶する共有フィルタ情報との少なくとも一方が含まれている、
    ことを特徴とするメールサーバ装置。
  11. 電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶するメールサーバが実行するメールサービス方法であって、
    前記メールサーバが、管理対象の管理アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付ける受付ステップ、
    前記メールサーバが、前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスが前記変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、新たな別名アドレスを生成する生成ステップ、
    前記メールサーバが、前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスとを対応付けて、前記変換テーブルに登録する登録ステップ、
    前記メールサーバが、前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える書換ステップ、
    前記メールサーバが、前記書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する提供ステップ、を備え、
    前記生成ステップでは、前記受け付けられた電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするメールサービス方法。
  12. 電子メールの実アドレスと、ユニークな別名アドレスとを対応付けた変換テーブルを記憶するコンピュータを、
    管理対象の管理アドレスを宛先として送られた電子メールを受け付ける受付部、
    前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスが前記変換テーブルの実アドレスに含まれていない場合に、新たな別名アドレスを生成する生成部、
    前記生成された別名アドレスと、実アドレスとなる前記送信元アドレスとを対応付けて、前記変換テーブルに登録する登録部、
    前記受け付けられた電子メールの送信元アドレスを、前記変換テーブルに基づいて、対応する別名アドレスに書き換える書換部、
    前記書き換えられた電子メールを、宛先のアドレスに提供する提供部、として機能させ、
    前記生成部は、前記受け付けられた電子メールに記述されたアドレスに基づいて識別文字列を生成し、生成した当該識別文字列を一部に含めた別名アドレスを生成する、
    ことを特徴とするプログラム。
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