JP6249398B2 - ビタミンb1誘導体組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、肉体疲労および/または精神疲労に対して、予防および/または回復作用を有する組成物に関する。さらに詳しくは、ビタミンB誘導体を含有することを特徴とする疲労予防および/または回復作用を有する組成物に関する。
近年、疲労に悩まされる人口は年々増加している。疲労は「過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態 」と定義されており(非特許文献1)、一般的には肉体疲労と精神疲労に分類される。これらの疲労はQOLを低下させるのみならず、免疫力の低下などを引き起こして思わぬ疾患等に結びつくこともあることから、優れた疲労予防および/または回復作用を有する組成物の提供が望まれている。
肉体疲労は運動負荷などの肉体的負荷により直接的に引き起こされるものであり、その回復には十分な休息を要する。一方、精神疲労は、環境ストレス等により惹起される脳をはじめとする中枢神経系における酸化ストレスの蓄積が原因であることが示唆されており、また、酸化ストレスを解消する生体還元系の破綻が、慢性疲労症候群といった疲労の蔓延化を引き起こすことが明らかとなっている(非特許文献2)。精神疲労の回復には、酸化ストレスを軽減し、神経機能を正常な状態に維持することが必要であるとされている(非特許文献3)。
肉体疲労および/または精神疲労を含む疲労の症状の回復を目的とする医薬組成物としてビタミンBを含有する医薬組成物が提供されている。このようなビタミンB誘導体の一つであるジセチアミンは消化管からの吸収が良く、生体内においてビタミンBに転化し、解糖系を経て生成されたピルビン酸がアセチルCoAへ変換する際に補酵素として作用し、TCA回路の正常な代謝に最も重要な因子の1つであることが知られている。具体的には、食事からの摂取が不十分な場合(例えば、消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦および激しい肉体疲労時など)の補給や、ウェルニッケ脳炎、脚気衝心、神経痛、筋肉痛、関節痛、末梢神経炎、末梢神経麻痺、中枢神経障害、心筋代謝障害および便秘による胃腸運動機能障害のときなどに用いられている。より具体的には、ユビデカレノンとビタミンB誘導体を含む肉体疲労回復剤(特許文献1)、アデノシン5’−三リン酸とビタミンB群を含む疲労回復のための医薬(特許文献2)およびアセトアミノフェン、ビタミンB誘導体、ステアリン酸マグネシウムおよびアミノ酸塩を含む固形製剤(特許文献3)が知られている。
一方、アスパラギン酸はTCA回路に含まれるオキザロ酢酸の基質としてエネルギー生産を促進し、また体内で不足した塩(例えば、カルシウムやマグネシウムなど)を細胞内に移送することでエネルギー生産の効率を高める働きがあることが知られている。具体的には、アスパラギン酸、ニンニク化工物およびビタミンB群を含む眼精疲労改善用組成物が知られている(特許文献4)。
また、チオクト酸(別名:α−リポ酸)は、TCA回路において、ビタミンBと同様の部位で補酵素として働き、その生理作用としては、代謝系において糖のエネルギー消費を促進する作用を有する。具体的には、チオクト酸、ジヒドロリポ酸、その代謝物ならびにチオクト酸の光学異性体、および少なくとも一種の塩を、所定量含有させた医薬品が知られている(特許文献5、6)。
しかしながら、上述した公知文献のいずれにおいても、以下の成分(A)および(B)を組み合わせることにより、疲労予防および/または回復作用に相乗効果が奏されることは開示も示唆もされていない。
(A)ジセチアミンおよび/またはその塩
(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類
特開平10−287560号公報 特許第5032310号公報 特許第4573542号公報 特開2011−63580号公報 特開平6−135832号公報 特表2004−508399号公報
抗疲労臨床評価ガイドライン第5版、日本疲労学会 疲労と未病−疲労の分子神経メカニズム、医学のあゆみ、198(3)、2001 酸化ストレスと脳の疲労、医学のあゆみ、204(5)、2003
本発明は、肉体疲労および/または精神疲労に対して、相乗的な予防および/または回復作用を有する組成物を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、意外にも、ジセチアミンおよび/またはその塩と、アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類を併用することにより、それらを単独で使用した場合に比べて相乗的な疲労予防および/または回復作用を達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)以下の成分(A)および(B)
(A)ジセチアミンおよび/またはその塩
(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類
を含有することを特徴とする疲労予防および/または回復のための組成物、
(2)成分(A)がジセチアミン塩酸塩である上記(1)記載の組成物、
(3)成分(B)がL−アスパラギン酸および/またはその塩である上記(1)または(2)記載の組成物、
(4)成分(B)が、L−アスパラギン酸カリウムおよび/またはマグネシウムである上記(1)または(2)記載の組成物、
(5)チオクト酸類がチオクト酸アミドである上記(1)〜(4)いずれかに記載の組成物、
(6)ジセチアミン塩酸塩、L−アスパラギン酸カリウムおよびL−アスパラギン酸マグネシウムを含有することを特徴とする疲労予防および/または回復のための組成物、
に関する。
本発明の組成物は、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩、および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類の相乗効果により極めて優れた疲労予防および/または回復作用を有しており、肉体疲労および/または精神疲労に対して優れた予防および/または回復作用を発揮できる。
ジセチアミン塩酸塩10mg/kg、アスパラギン酸100mg/kgおよびその併用投与群における遊泳時間(秒)を示す図である。 ジセチアミン塩酸塩30mg/kg、チオクト酸アミド10mg/kgおよびその併用投与群における遊泳時間(秒)を示す図である。
本発明の組成物は、疲労予防および/または回復のための組成物であって、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩、および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類を組み合わせてなるものである。
本発明の組成物は、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩を含む単位投与形態の製剤と、成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類を含む単位投与形態の製剤との組み合わせとして提供されるか、あるいは、成分(A)および成分(B)を一緒に含む単位投与形態の組成物として提供される。成分(A)および成分(B)を一緒に含む単位投与形態の組成物として提供されることが好ましい。
本発明において、「ジセチアミンおよび/またはその塩」にはジセチアミンそのもののほか、その塩(例えば硝酸塩、塩酸塩、硫酸塩などの無機酸塩など)も含まれ、これらを単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明においては、ジセチアミン塩酸塩が好ましい。これら「ジセチアミンおよび/またはその塩」は公知の化合物であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。
本発明の組成物における「ジセチアミンおよび/またはその塩」の含有量は特に限定されず、組成物の投与方法、形状、利用目的等に応じて適宜選択可能である。例えば経口投与用の組成物の場合、1日あたり「ジセチアミンおよび/またはその塩」を合計で1〜500mg程度、好ましくは1〜300mg程度、より好ましくは5mg〜150mg程度服用できる量を含有せしめることができる。
本発明においては、「ジセチアミンおよび/またはその塩」の組成物全質量に対する割合は特に限定されず、例えば、組成物全質量に対して「ジセチアミンおよび/またはその塩」を合計で0.1〜30質量%含有することが好ましく、0.1〜20質量%含有するのがより好ましく、0.5〜15質量%含有するのがさらに好ましい。
本発明において、「アスパラギン酸類」にはアスパラギン酸のフリー体のほか、L−アスパラギン酸、D−アスパラギン酸やそれらの塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩など)も含まれ、これらを単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明においては、アスパラギン酸のカリウム塩およびアスパラギン酸のマグネシウム塩の混合物が好ましく、L−アスパラギン酸のカリウム塩およびL−アスパラギン酸のマグネシウム塩の混合物がより好ましく、L−アスパラギン酸のカリウム塩およびL−アスパラギン酸のマグネシウム塩の等量混合物がさらに好ましい。これらの「アスパラギン酸類」は公知の化合物であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。なお、アスパラギン酸のカリウム塩およびアスパラギン酸のマグネシウム塩は、水溶液中でアスパラギン酸のフリー体となる。
本発明の組成物における「アスパラギン酸類」の含有量は特に限定されず、組成物の投与方法、形状、利用目的等に応じて適宜選択可能である。例えば経口投与用の組成物の場合、1日あたりアスパラギン酸類を合計で1〜4000mg程度、好ましくは5〜1000mg程度、より好ましくは5mg〜500mg程度服用できる量を含有せしめることができる。
本発明においては、「アスパラギン酸類」の組成物全質量に対する割合は特に限定されず、例えば、組成物全質量に対して「アスパラギン酸類」を合計0.1〜60質量%含有することが好ましく、5〜50質量%含有するのがより好ましく、10〜40質量%含有するのがさらに好ましい。
本発明の組成物における成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩と「アスパラギン酸類」の含量比率は特に限定はされないが、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩の合計1質量部に対して、「アスパラギン酸類」の合計0.5〜400質量部が好ましく、2〜20質量部がより好ましく、3〜15質量部がさらに好ましい。
本発明において、「チオクト酸類」にはチオクト酸およびその誘導体、またはそれらの塩が含まれ、これらを単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明においては、チオクト酸アミドが好ましい。これらの「チオクト酸類」は公知の化合物であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。
本発明の組成物における「チオクト酸類」の含有量は特に限定されず、組成物の投与方法、形状、利用目的等に応じて適宜選択可能である。例えば経口投与用の組成物の場合、1日あたりチオクト酸類を合計で0.05〜300mg程度、好ましくは1〜200mg程度、より好ましくは5mg〜100mg程度服用できる量を含有せしめることができる。
本発明においては、「チオクト酸類」の組成物全質量に対する割合は特に限定されず、例えば、組成物全質量に対して「チオクト酸類」を組成物全質量に対して合計0.01〜60質量%含有することが好ましく、0.1〜30質量%含有するのがより好ましく、0.5〜10質量%含有するのがさらに好ましい。
本発明の組成物における成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩と「チオクト酸類」の含量比率は特に限定はされないが、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩の合計1質量部に対して、「チオクト酸類」の合計0.01〜10質量部が好ましく、0.1〜5質量部がより好ましく、0.3〜3質量部がさらに好ましい。
本発明の組成物としては、経口投与にまたは非経口投与に適する組成物のどちらであってもよい。好ましくは経口投与に適する組成物である。また、経口投与に適する組成物は、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩と成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類を1つの単位投与形態に含む固体状、半固体状、又は液状の組成物として提供されることがより好ましい。
本発明の組成物を経口投与に適する組成物又は非経口投与に適する組成物として提供するにあたり、その投与形態は特に限定されない。例えば、散剤、顆粒剤、錠剤、チュアブル錠、フィルムコーティング錠、糖衣錠、軟カプセル剤、硬カプセル剤等の固形の形態の組成物、ドリンク剤などの溶液の形態の組成物、又はゼリー剤等の半固形の形態の組成物のいずれでもよい。本発明においては、固形の形態の組成物とするのが安定性・飲みやすさの観点から好ましい。
本発明の組成物を成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類含む組成物として提供するにあたって、組成物中の各成分の配合量は特に制限されず、適宜上述した組み合わせ比率を考慮した上で、組成物組成物の形態に応じて決定される。例えば、固形の形態の組成物として提供するにあたって、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩を合計10〜200mg程度、アスパラギン酸類および/またはチオクト酸アミドを合計10〜600mg程度配合することができる。
本発明の組成物には、成分(A)ジセチアミンおよび/またはその塩および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類以外の成分を、その配合目的に応じて適宜配合することができる。適宜配合できる成分としては、ジセチアミン類以外のビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ビタミンA、水溶性ビタミン、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン様物質、カロテノイド、ミネラル、カフェイン、アミノ酸、肝臓障害用薬、生薬、その他の成分等が挙げられる。
ジセチアミン類以外のビタミンBとしては、ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エステル塩、ベンフォチアミン、プロスルチアミン、フルスルチアミン、ビスベンチアミン、シコチアミン、オクトチアミン、アリチアミン、チアミンプロピルジスルフィド、チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフィド、ビスブチアミン、ビスイブチアミン、チアミンモノホスフェートジスルフィド、チアミンピロリン酸、シコチアミン、チアミンエチルジスルフィド、チアミンプロピルジスルフィドおよびそれらの塩(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、塩酸フルスルチアミンなどの塩酸塩、硝酸塩)等が挙げられる。
ビタミンBとしては、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビン等が挙げられる。
ビタミンBとしては、ピリドキシン、ピリドキサールおよびそれらの塩(塩酸ピリドキシンなどの塩酸塩、酢酸塩、リン酸ピリドキサールなどのリン酸塩など)等が挙げられる。
ビタミンB12としては、メコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、メチルコバラミンおよびこれらの塩(塩酸塩、酢酸ヒドロキソコバラミンなどの酢酸塩など)等が挙げられる。
ビタミンAとしては、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、ビタミンA油、肝油
、強肝油等が挙げられる。
水溶性ビタミンとしては、アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム、アスコルビン
酸ナトリウム、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パンテノール、パントテン酸カルシウム
、パントテン酸ナトリウム、パンテチン、ビオチン、葉酸等が挙げられる。
ビタミンDとしては、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等が挙げられる。
ビタミンEとしては、コハク酸d−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェ
ロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム、酢酸d−α−トコフェロール、
酢酸dl−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール等
が挙げられる。
ビタミン様物質としては、イノシトール、イノシトールヘキサニコチネート、オロチン
酸、オロチン酸コリン、ガンマ−オリザノール、チオクト酸、チオクト酸アミド、塩化カ
ルニチン、ユビデカレノン、重酒石酸コリン、ルチン等が挙げられる。
カロテノイドとしては、α‐カロテン、β‐カロテン、リコピン、フィトエンなどのカロテン類やそのエポキシ体、または、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン、クリプトキサンチン、ツナキサンチン、サルモキサンチン、パラシロキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ククルビタキサンチン、ディアトキサンチン、アロキサンチン、ペクテノール、ペクテノロン、マクトラキサンチン、カプサンチン、カプサンチノール、フコキサンチン、フコキサンチノール、ペリジニン、ハロシンチアキサンチン、アマロウシアキサンチン、カンタキサンチン、エキネノン、ロドキサンチン、ビキシン、ノルビキシンなどのキサントフィル類、さらには、ノルカロテノイド類やアポカロテノイド類が挙げられる。
ミネラルとしては、クエン酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸ナト
リウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウ
ム、乳酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、リン酸水素カルシウム、コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム等が挙げられる。
カフェインとしては、カフェインのほか、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェ
イン等のカフェイン誘導体が挙げられる。
アミノ酸としては、L−塩酸システイン、L−システイン、アミノ酢酸、L−イソロイシン、塩酸アルギニン、塩酸リジン、L−グルタミン酸、L−トレオニン、L−バリン、L−ヒスチジン塩酸塩、L−ロイシン、DL−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−トリプトファン等が挙げられる。
肝臓障害用薬としては、ウルソデスオキシコール酸、デヒドロコール酸、グルクロノラ
クトン、グルクロン酸、グルクロン酸アミド、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ナト
リウム、アミノエチルスルホン酸、ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン、メチルメチオニ
ンスルホニウムクロライド、肝臓加水分解物、ヨークレシチン等が挙げられる。
生薬としては、アセンヤク、ウイキョウ、エゾウコギ、オウギ、オウセイ、ガラナ、カ
ンゾウ、クコシ、ケイヒ、コウジン、サフラン、サンザシ、サンヤク、シャクヤク、シュ
クシャ、ショウキョウ、ジョテイシ、セイヨウサンザシ、タイソウ、チョウジ、チンピ、
トウキ、トシシ、トチュウ、ニクジュヨウ、ニンジン、ブクリョウ、ムイラプアマ、モッ
コウ、ヤクチ、ヨクイニン、リョウガンニク、ローヤルゼリー、ロクジョウ等が挙げられ
る。
その他の成分としては、プラセンタ等が挙げられる。
本発明における組成物は、当業界において慣用されている手法により適宜調製できる。この場合において、必要に応じて、当業界で通常用いられる製剤用添加物を1種又は2種以上用いてもよい。製剤用添加物としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、フィルム基剤、界面活性剤、嬌味剤、香料、甘味剤、酸味剤等を挙げることができるが、これらに限定されることはない。
賦形剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている賦形剤を使用することができる。具体的には、結晶セルロース、微結晶セルロース、乳糖、白糖、精製白糖、ブドウ糖、含水ブドウ糖、蔗糖、麦芽糖、粉糖、エリスリトール、マルチトール、マンニトール、D−マンニトール、スクラロース、トレハロース、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、D−ソルビトール、ラクトース、マルトース、マルチトース、小麦粉、デンプン、アルファ−化デンプン、部分アルファー化デンプン、デキストリン、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、馬鈴薯デンプン、コムギデンプン、コメデンプン、無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、硫酸カルシウム、無水リン酸カルシウム、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、タルク、L−システイン、二酸化ケイ素、アスパルテーム、グリチルリチン酸およびその塩、サッカリンおよびその塩、ステビアおよびその塩、ゼラチン、粉末還元麦芽糖水あめ、酒石酸などである。
結合剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている結合剤を使用することができる。具体的には、デンプン、α化デンプン、部分α化デンプン、アラビアゴム、アラビアゴム粉末、アラビアゴム末、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ショ糖、ゼラチン、デキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、結晶セルロースである。
崩壊剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている崩壊剤を使用することができる。具体的には、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、デンプン類(例えば、部分アルファー化デンプン、バレイショデンプン、コーンスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度カルボキシメチルスターチナトリウムなど)、炭酸カルシウム、ポリビニルアルコールなどである。
滑沢剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている滑沢剤を使用することができる。具体的には、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸金属塩(例えば、ステアリン酸マグネシウムなど)、フマル酸ステアリルナトリウム、コロイドシリカ、ポリエチレングリコール、ショ糖脂肪酸エステルなどである。
着色剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている着色剤を使用することができる。具体的には、β―カロチン、タール色素、フェノールフタレイン、ベンガラ、リコピン、リボフラビン、リボフラビン有機酸エステル(例えばリボフラビン酪酸エステル)、リン酸リボフラビンあるいはそのアルカリ金属、アルカリ土類金属塩、黄色三二酸化鉄(黄ベンガラ)、三二酸化鉄(赤ベンガラ)、合成着色剤(例えばサンセットイエロー等及びそれらのアルミニウムレーキなど)、酸化チタン、食用黄色5号、食用赤色2号、食用青色2号などの食用色素、食用レーキ色素である。
フィルム基剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されているフィルム基剤を使用することができるものであればよく、一般に水溶性コーティング、腸溶性コーティング、徐放性コーティング等で用いられる高分子物質であればよい。このような高分子物質としては、例えばヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース フタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース アセテート サクシネート、エチルセルロース等のセルロース系基剤、メタアクリル酸コポリマーLD(オイドラギットL30D−55)、アミノアルキルアクリレートコポリマーE、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS等のアクリル酸系基剤、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート等のビニル系基剤、セラック等の天然物が用いられる。
フィルムコーティングを行なう場合、このフィルム基剤中には、例えばポリエチレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ヒマシ油、クエン酸トリエチル、トリアセチン等の可塑剤、タルク等の懸濁剤、酸化チタン等の隠蔽剤、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄等の着色剤、エチルアルコール、水等の溶剤、色素などを更に配合することができる。
界面活性剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている界面活性剤を使用することができる。具体的には、ポリソルベート(ポリソルベート80など)、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合物、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンヒマシ油誘導体等の非イオン系界面活性剤、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム等のアニオン系界面活性剤である。
嬌味剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている嬌味剤を使用することができる。具体的には、グルタミン酸ナトリウム、5’−イノシン酸ナトリウム、5−グアニル酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウムなどの矯味用有機酸塩等が挙げられる。
香料としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている香料を使用することができる。具体的には、香料レモン油、オレンジ油、グレープフルーツ油、ストロベリー油、メントール、はっか油等が挙げられる。
甘味剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている甘味剤を使用することができる。具体的には、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン、アセスルファームカリウム等が挙げられる。
酸味剤としては、日本薬局方、日本薬局方外医薬品規格または医薬品添加物規格等に収載されている酸味剤を使用することができる。具体的には、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸等が挙げられる。
本発明の組成物の投与方法は特に限定されず、(A)ジセチアミンおよび/またはその塩および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類含む組成物を同時に又は時間を変えて投与することができる。これら成分を、時間を変えて投与する場合には、先に投与した有効成分の血中濃度が低下しない時間内に他の有効成分を投与することが望ましい。本発明における医薬の投与方法としては、疲労予防および/または回復作用の観点から、これら成分を同時に投与することが好ましい。
本発明の組成物は、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品等として利用でき、例えば、運動負荷等の身体的負荷に伴う疲労などの肉体疲労、又は環境ストレス等の精神的負荷により惹起される疲労や慢性疲労症候群などの精神疲労(中枢性疲労)のいずれに対しても適用可能であるが、本発明においては肉体疲労に対し適用するのが好ましい。本発明の組成物は、後記実施例に示すように、肉体疲労及び/又は精神疲労に対して優れた予防及び/又は回復作用を有しており、その疲労予防及び/又は回復作用に基づいて、筋肉痛、腰痛、肩こり、全身倦怠などの諸症状の緩和、または滋養強壮、栄養補給(例えば、肉体疲労・病後の体力低下・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給)、体力増強などの作用を発揮することができる。
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
試験例1
下記の方法に従って運動負荷実験を行った。
<試験方法>
7週齢のSlc:SD系雄性ラットを、プラスチック製ケージにおいて5日間の予備飼育を行なった。予備飼育後、第1回の被験薬物投与を行ない、底から1.5cmの高さまで水道水(水温:23℃±1℃)を入れたプラスチックケージ(以下、水浸用ケージともいう)にラットを速やかに移した。その後、試験初日から被験薬物を5日間、1日1回経口投与した。試験6日目、体重7%の錘をラットの尾根部にガムテープで取り付けた後、水道水の入った円形の水槽(直径:18cm、高さ:70cm、水深:40cm、水温23±1℃)中に入れ、遊泳開始からラットの鼻部が水面から10秒間沈むまでの時間(以下、遊泳時間ともいう)を測定した。
被験物質としては、ジセチアミン塩酸塩(以下、実施例において「DCET」と略す。)10mg/kg、アスパラギン酸(以下、実施例において「ASP」と略す。)100mg/kg、およびDCET 10mg/kgとASP 100mg/kgの組み合わせ(以下、実施例において、「DCET+ASP」と略す。)を用い、これらを0.5%メチルセルロース(以下、MCと略す)に懸濁して試験に供した。
<実験結果>
結果を表1および図1に示した。
Figure 0006249398
コントロールの平均遊泳時間を1.00としたときの各試験群の平均遊泳時間を遊泳時間相対値として表した。
N=5〜10
*:p<0.05vsコントロールおよびDCET
バルジの方法による相乗効果の判定:1.97(DCET+ASP)>1.06(DCET)×1.25(ASP)
試験例2
<試験方法>
DCETの投与量を30mg/kg、チオクト酸アミド(以下、実施例において「ALA」と略す。)10mg/kgとした他は、試験例1と同様の方法により実施した。結果を表2および図2に示す。
Figure 0006249398
コントロールの平均遊泳時間を1.00としたときの各試験群の平均遊泳時間を遊泳時間相対値として表した。
N=5〜10
*:p<0.05vsコントロールおよびDCET
バルジの方法による相乗効果の判定:2.18(DCET+ALA)>1.45(DCET)×1.33(ALA)
MCを投与したコントロール群との比較において、DCET、ASPおよびALAの単独投与群では若干の遊泳時間の増加が認められたものの、著しい効果ではなかった。しか
し、本発明の組成物の投与群(DCET+ASPまたはDCET+ALA)においてはコントロール群および各単独投与群と比較して、顕著な遊泳時間の増大が認められた。また、遊泳時間相対値は、試験例1においては、DCET投与群において1.06、ASP投与群において1.25であり、それらの積(1.32)はDCET+ASPの遊泳時間相対値(1.97)より小さく、試験例2においては、DCET投与群において1.45、ALA投与群において1.33であり、それらの積(1.92)はDCET+ALAの遊泳時間相対値(2.18)より小さく、バルジの方法により、(A)ジセチアミンおよび/またはその塩および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類の組み合わせは、疲労予防及び/又は回復作用に関し相乗効果を発揮しているものと結論付けられた。
上記の結果より、本発明の医薬は、運動負荷に伴う肉体疲労及び水中環境における環境ストレスにより惹起される精神疲労に対して、(A)ジセチアミンおよび/またはその塩および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類の併用による相乗的な疲労予防及び/又は回復作用を有することが明らかとなった。
製造例1
下記の成分を含有する組成物(1日量、4錠中)を製造する。
Figure 0006249398
*シアノコバラミンを60μg含有する。
**製剤用添加物として、モノラウリン酸ソルビタン、ゼラチン、白糖、タルク、グリセリン脂肪酸エステル、乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ヒプロメロース、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄を含有する。
[実施例1]
[錠剤製造法]
ジセチアミン塩酸塩水和物、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、コハク酸d−α−トコフェロール、結晶セルロース、乳糖水和物およびカルメロースカルシウムを混合した混合末に精製水に溶解したヒドロキシプロピルセルロースを添加し、流動層造粒を行なう。乾燥し、調粒された調粒末に、理研ドライB12−BCN−GP、L−アスパラギン酸マグネシウム・カリウム、結晶セルロース、カルメロースカルシウムおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、均一になるまで混合する。混合物を打錠機にて打錠し、素錠(270mg)を得た。
素錠に対して、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ヒプロメロース、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、タルク、エタノールおよび精製水を含むスプレー液をスプレーしてフィルムコーティングを行い、フィルムコート錠(278mg)を得た。
本発明の組成物は、(A)ジセチアミンおよび/またはその塩および成分(B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類の相乗作用により極めて優れた疲労予防および/または回復作用を有している。

Claims (6)

  1. 以下の成分(A)および(B)
    (A)ジセチアミンおよび/またはその塩
    (B)アスパラギン酸類および/またはチオクト酸類
    を含有することを特徴とする疲労予防および/または回復のための組成物(ただし、組成物中の成分が、ユビデカレノン、アデノシン三リン酸及びその塩、ならびにニンニク加工物からなる群から選択される1以上の場合を除く。)
  2. 成分(A)がジセチアミン塩酸塩である請求項1記載の組成物。
  3. 成分(B)がL−アスパラギン酸および/またはその塩である請求項1または2記載の組成物。
  4. 成分(B)が、L−アスパラギン酸カリウムおよび/またはマグネシウムである請求項1または2記載の組成物。
  5. チオクト酸類がチオクト酸アミドである請求項1〜4いずれかに記載の組成物。
  6. ジセチアミン塩酸塩、L−アスパラギン酸カリウムおよびL−アスパラギン酸マグネシウムを含有することを特徴とする疲労予防および/または回復のための組成物(ただし、組成物中の成分が、ユビデカレノン、アデノシン三リン酸及びその塩、ならびにニンニク加工物からなる群から選択される1以上の場合を除く。)
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