JP5114394B2 - 疲労回復のための医薬 - Google Patents

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Description

本発明は、肉体疲労及び/又は精神疲労に対して回復作用を有する医薬に関する。
近年、疲労に悩まされる人口は増加の一途を辿っている。疲労は「身体的または精神的活動の結果として生じる機能的な能力の低下した一時的な状態」と定義されており、一般的には肉体疲労と精神疲労に分類される。疲労はQOLを低下させるのみならず、免疫力の低下などを引き起こして思わぬ疾患等に結びつくこともあることから、優れた疲労回復作用を有する医薬の提供が待ち望まれている状況にある。
アデノシン5’−三リン酸は高エネルギーリン酸結合を有する化合物であり、アデノシン5’−二リン酸(ADP)とリン酸に加水分解される際に大量のエネルギーを放出する性質を有している。このような性質から、アデノシン5’−三リン酸はリン酸供与体として糖質、脂肪、又は蛋白質などの代謝に広く関与しており、アデノシン5’−三リン酸の加水分解反応により生じるエネルギーは生体におけるエネルギー要求性反応の推進力となっている。
アデノシン5’−三リン酸の医薬としての利用については、頭部外傷後遺症、心不全、調節性眼精疲労における調節機能の安定化、消化管機能低下のみられる慢性胃炎に対して腸溶錠又は顆粒として経口的に1回40〜60mgを1日3回、又はメニエール病及び内耳障害に基づくめまいに対して1回100mgを1日3回投与する薬物療法が採用されている。また、アデノシン5’−三リン酸とビタミンB誘導体とを組み合わせた医薬が眼精疲労に対して治療効果を有することが知られている(特許文献1)。さらに、アデノシン5’−三リン酸の投与により筋疲労を低減させる方法が知られている(特許文献2)。
一方、ニンジンは、健胃消化薬、止瀉整腸薬、鎮痛鎮痙薬、滋養強壮薬として漢方処方に配合される生薬である。ニンジンの疲労回復ないし滋養強壮への利用に関する公知技術としては、例えば、ビタミンB群及びニンジンを含む生薬類を含有する、抗疲労効果が増大された内服液剤組成物(特許文献3)、オタネニンジン、サンシチニンジン、アメリカニンジンおよびトチバニンジンからなる群より選ばれる1種または2種以上とビタミンB類を含有する滋養強壮剤(特許文献4)が知られている。
しかし、上述した公知技術のいずれにおいても、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを組み合わせることにより疲労回復作用に対する相乗効果が奏されることは示唆ないし教示されていない。
特開平1−308232号公報 特表2004−535417号公報 特開2005−23008号公報 特開2004−189619号公報
本発明の課題は、肉体疲労及び/又は精神疲労に対して回復作用を有する新たな医薬を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、意外にも、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを併用することにより顕著な疲労回復作用が認められること、及びそれらを単独で使用した場合に比べて相乗的な疲労回復作用を達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物を含有する、疲労回復のための医薬を提供するものである。
また、本発明は、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物を投与する疲労回復方法を提供するものである。
さらにまた、本発明は、疲労回復のための医薬を製造するためのアデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物の使用を提供するものである。
本発明の医薬は、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物の相乗効果により極めて優れた疲労回復作用を有しており、肉体疲労及び/又は精神疲労に対して優れた回復作用を発揮できる。
図1は、ATP、ニンジン、及びその併用投与群における遊泳増加量(%)を示す図である。
本発明の医薬は、疲労回復のための医薬であって、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物を含むものである。すなわち、本発明の医薬は、疲労回復のための医薬であって、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物を、同時に又は時間を変えて投与するものである。
本発明の医薬は、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩を含む単位投与形態の製剤と、ニンジン又はその加工処理物を含む単位投与形態の製剤との組み合わせ(キット)として提供されるか、あるいはアデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを一緒に含む単位投与形態の医薬組成物として提供される。アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを一緒に含む単位投与形態の医薬組成物として提供されることがより好ましい。
本発明の医薬に用いられる「アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩」は公知の物質であり、当業者が容易に入手可能である。アデノシン5’−三リン酸の生理学的に許容される塩の種類は特に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩が挙げられる。これらのうち、疲労回復作用の観点から、アデノシン5’−三リン酸二ナトリウムが特に好ましい。アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩を含む製剤はすでに経口投与形態の製剤又は注射剤として上市されているので、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩を単独で含む製剤を用いて本発明の医薬を提供する場合には、市販のアデノシン5’−三リン酸又はその塩の製剤を用いてもよい。例えば、「アデホス」(興和株式会社)などが市販されている。
本発明における「ニンジン」とは、オタネニンジン(Panax ginseng C.A.Meyer)の細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたものである。また、「ニンジンの加工処理物」における「加工処理」には、例えば、ニンジンを乾燥する処理;乾燥後に粉末化する処理;ニンジンを水蒸気蒸留する処理;ニンジンを水、熱水、若しくは水溶性有機溶媒等で抽出する処理;ニンジンを加熱する処理;又はこれらを適宜組み合わせた処理など、生薬に一般的に施される処理が、本発明における効果を奏する限りにおいて全て含まれる。また、上記方法により得られた抽出物を適当な溶媒で希釈する処理;濃縮、乾燥する処理;粗抽出物の精製処理等も全て含まれる。本発明においては、疲労回復作用の観点から、含水エタノールなどの水溶性有機溶媒で抽出する処理が好ましい。本発明における「ニンジンの加工処理物」としては、例えばニンジンを乾燥・粉末化したニンジン末;ニンジンを水等で抽出処理したニンジンエキスが挙げられる。このような「ニンジンの加工処理物」としては例えば、ニンジン乾燥エキス、ニンジン流エキス、ニンジン軟エキスなどが市販されている。
本発明における「ニンジン又はその加工処理物」としては、疲労回復作用の観点から、ニンジンエキスが特に好ましい。
本発明の医薬におけるアデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物との組み合わせ比率は特に限定されず、後記実施例に具体的に示した試験方法等により当業者が適宜選択可能である。本発明においては、疲労回復作用の相乗効果の観点から、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩1質量部に対して、ニンジン又はその加工処理物を原生薬換算量として0.1〜100質量部の範囲、より好ましくは0.5〜50質量部の範囲、特に好ましくは1〜30質量部の範囲で用いることが好ましい。
本発明の医薬としては、経口投与に適する医薬又は非経口投与に適する医薬のどちらであってもよい。好ましくは経口投与に適する医薬である。
また、経口投与に適する医薬は、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを1つの単位投与形態に含む固体状、半固体状、又は液状の医薬組成物として提供されることがより好ましい。
本発明の医薬を経口投与に適する医薬又は非経口投与に適する医薬として提供するにあたり、その投与形態は特に限定されない。例えば、散剤、顆粒剤、錠剤、チュアブル錠、フィルムコーティング錠、糖衣錠、ドリンク剤などの溶液剤、軟カプセル剤、硬カプセル剤、又はゼリー剤等のいずれでもよい。本発明においては、固形の形態の医薬組成物とするのが安定性・飲みやすさの観点から特に好ましい。
本発明の医薬をアデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを含む医薬組成物として提供するにあたって、医薬組成物中の各成分の配合量は特に制限されず、適宜上述した組み合わせ比率を考慮した上で、医薬組成物の形態に応じて決定される。例えば固形の形態の医薬組成物として提供するにあたっては、1単位あたりアデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩を1〜300mg、ニンジン又はその加工処理物を原生薬換算で100〜3000mg程度配合することができる。
本発明の医薬には、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物以外の薬効成分を、その配合目的に応じて適宜配合することができる。このような成分としては、ビタミンA、ビタミンB類、その他の水溶性ビタミン、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン様物質、ミネラル、カフェイン、アミノ酸、肝臓障害用薬、生薬等が挙げられる。
ビタミンAとしては、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、ビタミンA油、肝油、強肝油等が挙げられる。
ビタミンB類としては、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エステル塩、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、フルスルチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、メコバラミン等が挙げられる。
その他の水溶性ビタミンとしては、アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、パンテチン、ビオチン、葉酸等が挙げられる。
ビタミンDとしては、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等が挙げられる。
ビタミンEとしては、コハク酸d−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム、酢酸d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール等が挙げられる。
ビタミン様物質としては、イノシトール、イノシトールヘキサニコチネート、オロチン酸、オロチン酸コリン、ガンマ−オリザノール、チオクト酸、チオクト酸アミド、塩化カルニチン、ユビデカレノン、重酒石酸コリン、ルチン等が挙げられる。
ミネラルとしては、クエン酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、リン酸水素カルシウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等が挙げられる。
カフェインとしては、カフェイン、無水カフェイン等が挙げられる。
アミノ酸としては、L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸カリウム、L−アスパラギン酸ナトリウム、L−アスパラギン酸マグネシウム、L−塩酸システイン、L−システイン、アミノ酢酸、L−イソロイシン、塩酸アルギニン、塩酸リジン、L−グルタミン酸、L−トレオニン、L−バリン、L−ヒスチジン塩酸塩、L−ロイシン、DL−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−トリプトファン等が挙げられる。
肝臓障害用薬としては、ウルソデスオキシコール酸、デヒドロコール酸、グルクロノラクトン、グルクロン酸、グルクロン酸アミド、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ナトリウム、アミノエチルスルホン酸、ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン、メチルメチオニンスルホニウムクロライド、肝臓加水分解物、ヨークレシチン等が挙げられる。
生薬としては、アセンヤク、ウイキョウ、エゾウコギ、オウギ、オウセイ、ガラナ、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、コウジン、サフラン、サンザシ、サンヤク、シャクヤク、シュクシャ、ショウキョウ、ジョテイシ、セイヨウサンザシ、タイソウ、チョウジ、チンピ、トウキ、トシシ、トチュウ、ニクジュヨウ、ブクリョウ、ムイラプアマ、モッコウ、ヤクチ、ヨクイニン、リョウガンニク、ローヤルゼリー、ロクジョウ等が挙げられる。
本発明における医薬は、当業界において慣用されている手法により適宜調製できる。この場合において、必要に応じて、当業界で通常用いられる製剤用添加物を1種又は2種以上用いてもよい。製剤用添加物としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤等を挙げることができるが、これらに限定されることはない。
賦形剤としては、乳糖、デンプン類、結晶セルロース、蔗糖、マンニトール、又は軽質無水ケイ酸等が挙げられる。結合剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、又はプルラン等が挙げられる。崩壊剤としては、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、トウモロコシ澱粉、又は低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、又はタルク等が挙げられる。着色剤としては、タール色素、又は三二酸化鉄等が挙げられる。矯味剤としてはステビア、アスパルテーム、又は香料等が挙げられる。
本発明の医薬の投与量は有効量であれば特に限定されず、医薬の形態、適用すべき症状の程度、又は患者の年齢等の種々の条件に応じて適宜選択可能である。通常の場合、成人に対してアデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩を6〜3000mg/日程度、特に20〜300mg/日程度を投与すればよく、当該投与量に応じて上述した割合によりニンジン又はその加工処理物の投与量を決定することができる。
本発明の医薬の投与方法は特に限定されず、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを同時に又は時間を変えて投与することができる。アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを時間を変えて投与する場合には、先に投与した有効成分の血中濃度が低下しない時間内に他の有効成分を投与することが望ましい。本発明における医薬の投与方法としては、疲労回復作用の観点から、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物とを同時に投与することが好ましい。
本発明の医薬は、運動負荷等の身体的負荷に伴う疲労などの肉体疲労、又は環境ストレス等の精神的負荷により惹起される疲労や慢性疲労症候群などの精神疲労(中枢性疲労)のいずれに対しても適用可能であるが、本発明においては肉体疲労に対し適用するのが好ましい。本発明の医薬は、後記実施例に示すように、肉体疲労及び/又は精神疲労に対して優れた回復作用を有しており、その疲労回復作用に基づいて、筋肉痛、腰痛、肩こり、全身倦怠などの諸症状の緩和、又は滋養強壮などの作用を発揮することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
試験例1
下記の方法に従って運動負荷実験を行った。
<試験方法>
5週齢のBALB/C系雄性マウスを、試験前日に22℃に維持した水を入れた直径20cmの水槽内に入れ、5分間の遊泳量(pre値)を測定した。遊泳量は水槽の水面を4分割した時の隣接および対角エリアへの移動回数として表した。その後、一晩絶食したマウスを同様の水槽内で20分間遊泳させ、終了後に被験薬物を経口投与した。30分間放置した後、同様の水槽にて5分間の遊泳量(post値)を測定し、遊泳量変化率(=(post値/pre値)×100)を算出した。さらに、被験薬物投与群の、コントロール(0.5%メチルセルロース(以下、実施例において「MC」と略す。)投与群)に対する遊泳量変化率の増加を遊泳増加量(=被験薬物投与群の遊泳量変化率−コントロールの平均遊泳量変化率)として算出した。
被験薬物としては、アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム(以下、実施例において「ATP」と略す。)120mg、人参乾燥エキス(日本粉末薬品株式会社製)(以下、実施例において「ニンジン」と略す。)44.8、149.3、447.7mg(原生薬換算量としてそれぞれ300、1000、3000mg)、ATPと各用量のニンジンとの組み合わせ(以下、実施例において「ATP+ニンジン300mg」、「ATP+ニンジン1000mg」、「ATP+ニンジン3000mg」と略す)を用い、これらを0.5%メチルセルロースに懸濁又は溶解して試験に供した。
<実験結果>
結果を図1、表1に示した。
Figure 0005114394
MCを投与したコントロール群との比較において、ATP又はニンジンの単独投与群では若干の遊泳量変化率の増加が認められたものの、著しい効果ではなかった。しかし、本発明の医薬の投与群(ATP+ニンジン300mg、ATP+ニンジン1000mg、ATP+ニンジン3000mg)においては顕著な遊泳量変化率の増加が認められた。コントロールに対する遊泳量変化率の増加の割合(遊泳量相対値)は、ATP投与群において1.13、ニンジン投与群においてそれぞれ1.06(原生薬換算量として300mg投与した群)、1.13(原生薬換算量として1000mg投与した群)、1.20(原生薬換算量として3000mg投与した群)であり、それらの積(それぞれ1.20、1.28、1.36)はATP+ニンジン300mgの1.38、ATP+ニンジン1000mgの1.41、ATP+ニンジン3000mgの1.42より小さく、バルジの方法により本発明の医薬に含まれるATP及びニンジンは疲労回復作用に関し、相乗効果を発揮していると判定された。また、コントロールからの遊泳量変化率の増加を表す遊泳増加量においてもATPまたはニンジン単剤よりもそれらを配合した時の方が増加が認められた。
以上より、本発明の医薬は、運動負荷に伴う肉体疲労及び水中環境における環境ストレスにより惹起される精神疲労に対して、アデノシン5’−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物の併用投与による相乗的な疲労回復作用を有することが明らかとなった。
製造例1
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量600mg) 60.0mg
硝酸チアミン 10.0mg
リボフラビン 4.0mg
塩酸ピリドキシン 10.0mg
コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム 20.7mg
アスコルビン酸ナトリウム 112.6mg
ニコチン酸アミド 25.0mg
エゾウコギ乾燥エキス(原生薬換算量300mg) 12.0mg
オウギ乾燥エキス(原生薬換算量240mg) 30.0mg
塩酸アルギニン 50.0mg
無水カフェイン 50.0mg
硬化油 30.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース 24.0mg
結晶セルロース 125.7mg
カルメロース 30.0mg
ステアリン酸マグネシウム 6.0mg
合計 660.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム480g、ニンジン乾燥エキス480g、硝酸チアミン80g、リボフラビン32g、塩酸ピリドキシン80g、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム165.6g、アスコルビン酸ナトリウム900.8g、ニコチン酸アミド200g、エゾウコギ乾燥エキス96g、オウギ乾燥エキス240g、塩酸アルギニン400g、無水カフェイン400g、硬化油240g、ヒドロキシプロピルセルロース192g、結晶セルロース1005.6g、カルメロース240gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、エタノール600gを加えて練合した。この練合物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物5232g、ステアリン酸マグネシウム48gを混合機(コトブキ技研工業:PM−50)に投入して混合後、直径8mm、曲率半径10mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠220mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例2
1日量(2錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
パルミチン酸レチノール 2,000ビタミンA単位
塩酸フルスルチアミン 10.0mg
酪酸リボフラビン 10.0mg
塩酸ピリドキシン 25.0mg
酢酸ヒドロキソコバラミン 60μg
硬化油 30.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース 14.4mg
結晶セルロース 127.8mg
カルメロース 18.0mg
ステアリン酸マグネシウム 3.6mg
合計 300.0mg
(1)アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム900g、塩酸フルスルチアミン150g、酪酸リボフラビン150g、塩酸ピリドキシン375g、硬化油450g、ヒドロキシプロピルセルロース216g、結晶セルロース1917g、カルメロース270gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めパルミチン酸レチノール18g、酢酸ヒドロキソコバラミン900mgを分散させたエタノール600gを加えて練合した。この練合物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4446g、ステアリン酸マグネシウム54gを混合機(コトブキ技研工業:PM−50)に投入して混合後、直径7mm、曲率半径10mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠150mgの、ATP含有錠剤を得た。
1日量(4錠)中
ニンジンエキス(原生薬換算量600mg) 198.0mg
トチュウエキス(原生薬換算量600mg) 60.0mg
ロクジョウ末 10.0mg
アスコルビン酸 250.0mg
酢酸トコフェロール 10.0mg
D−マンニトール 76.0mg
結晶セルロース 120.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース 24.0mg
カルメロースカルシウム 45.0mg
ステアリン酸マグネシウム 7.0mg
合計 800.0mg
(2)ニンジンエキス1188g、トチュウエキス360g、ロクジョウ末60g、アスコルビン酸1500g、酢酸トコフェロール60g、D−マンニトール456g、結晶セルロース720g、ヒドロキシプロピルセルロース144g、カルメロースカルシウム270gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、エタノール500gを加えて練合し、更に整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて破砕造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4758g、ステアリン酸マグネシウム42gを混合機(朝日工業:B2/109型)に投入して混合後、直径7.5mm、曲率半径10mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠200mgの、ニンジン含有錠剤を得た。
得られたニンジン含有錠剤を、上記(1)のATP含有錠剤と組み合わせ、本発明のキットを得た。
製造例3
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 120.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量600mg) 60.0mg
ベンフォチアミン 138.3mg
リボフラビン 12.0mg
塩酸ピリドキシン 50.0mg
シアノコバラミン 60μg
ガンマ−オリザノール 10.0mg
コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム 103.6mg
D−マンニトール 106.0mg
結晶セルロース 120.1mg
ヒドロキシプロピルセルロース 37.5mg
カルメロースカルシウム 45.0mg
ステアリン酸マグネシウム 7.5mg
合計 810.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム720g、ニンジン乾燥エキス360g、ベンフォチアミン829.8g、リボフラビン72g、塩酸ピリドキシン300g、ガンマ−オリザノール60g、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム621.6g、D−マンニトール636g、結晶セルロース720.6g、ヒドロキシプロピルセルロース225g、カルメロースカルシウム270gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めシアノコバラミン360mgを溶解したエタノール500gを加えて練合し、更に整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて破砕造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4815g、ステアリン酸マグネシウム45gを混合機(朝日工業:B2/109型)に投入して混合後、直径8.5mm,曲率半径12mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠270mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例4
1日量(6錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジンエキス(原生薬換算量1500mg) 375.0mg
d−α−トコフェロール 300.0mg
ビスベンチアミン 25.0mg
塩酸ピリドキシン 50.0mg
シアノコバラミン 60μg
硬化油 60.0mg
結晶セルロース 264.8mg
ヒドロキシプロピルセルロース 42.4mg
カルメロース 70.8mg
ステアリン酸マグネシウム 12.0mg
合計 1260.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム240g、ニンジンエキス1500g、d−α−トコフェロール1200g、ビスベンチアミン100g、塩酸ピリドキシン200g、硬化油240g、結晶セルロース1059.2g、ヒドロキシプロピルセルロース169.6g、カルメロース283.2gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めシアノコバラミン240mgを溶解したエタノール600gを加えて練合し、更に整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて破砕造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4992g、ステアリン酸マグネシウム48gを混合機(朝日工業:B2/109型)に投入して混合後,直径8mm、曲率半径12mm及び2.5mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠210mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例5
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量600mg) 60.0mg
塩酸フルスルチアミン 100.0mg
塩酸ピリドキシン 100.0mg
メコバラミン 1500μg
酢酸d−α−トコフェロール 100.0mg
葉酸 5.0mg
硬化油 36.0mg
結晶セルロース 107.5mg
ヒドロキシプロピルセルロース 24.0mg
カルメロースカルシウム 30.0mg
ステアリン酸マグネシウム 6.0mg
合計 630.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム480g、ニンジン乾燥エキス480g、塩酸フルスルチアミン800g、塩酸ピリドキシン800g、酢酸d−α−トコフェロール800g、葉酸40g、硬化油288g、結晶セルロース860g、ヒドロキシプロピルセルロース192g、カルメロースカルシウム240gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めメコバラミン12gを溶解したエタノール700gを加えて練合し、更に整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて破砕造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4992g、ステアリン酸マグネシウム48gを混合機(コトブキ技研工業:PM−50)に投入して混合後、直径8mm,曲率半径12mm及び4mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠210mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例6
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量600mg) 60.0mg
硝酸チアミン 60.0mg
リボフラビン 4.0mg
塩酸ピリドキシン 15.0mg
L−イソロイシン 30.0mg
L−ロイシン 34.0mg
塩酸リジン 37.5mg
L−フェニルアラニン 20.0mg
L−メチオニン 30.0mg
L−トレオニン 20.0mg
L−トリプトファン 10.0mg
L−バリン 30.0mg
塩酸アルギニン 20.0mg
アミノエチルスルホン酸 20.0mg
硬化油 72.0mg
結晶セルロース 125.5mg
ヒドロキシプロピルセルロース 27.0mg
カルメロースカルシウム 39.0mg
ステアリン酸マグネシウム 6.0mg
合計 720.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム420g、ニンジン乾燥エキス420g、硝酸チアミン420g、リボフラビン28g、塩酸ピリドキシン105g、L−イソロイシン210g、L−ロイシン238g、塩酸リジン262.5g、L−フェニルアラニン140g、L−メチオニン210g、L−トレオニン140g、L−トリプトファン70g、L−バリン210g、塩酸アルギニン140g、アミノエチルスルホン酸140g、硬化油504g、結晶セルロース878.5g、ヒドロキシプロピルセルロース189g、カルメロースカルシウム273gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、エタノール800gを加えて練合した。この練合物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後,整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4998g,ステアリン酸マグネシウム42gを混合機(コトブキ技研工業:PM−50)に投入して混合後、直径8.5mm,曲率半径14mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠240mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例7
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量500mg) 50.0mg
イカリソウエキス 250.0mg
クコシエキス 12.0mg
ゴミシエキス 10.0mg
サンシュユエキス 10.0mg
トシシエキス 6.0mg
ヤクチ末 100.0mg
リュウタン末 50.0mg
デヒドロコール酸 20.0mg
硝酸チアミン 10.0mg
リボフラビン 10.0mg
シアノコバラミン 60μg
酢酸トコフェロール 10.0mg
無水カフェイン 50.0mg
硬化油 72.0mg
結晶セルロース 165.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース 27.0mg
カルメロース 39.0mg
ステアリン酸マグネシウム 9.0mg
合計 960.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム360g、ニンジン乾燥エキス300g、イカリソウエキス1500g、クコシエキス72g、ゴミシエキス60g、サンシュユエキス60g、トシシエキス36g、ヤクチ末600g、リュウタン末300g、デヒドロコール酸120g、硝酸チアミン60g、リボフラビン60g、酢酸トコフェロール60g、無水カフェイン300g、硬化油432g、結晶セルロース990g、ヒドロキシプロピルセルロース162g、カルメロース234gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めシアノコバラミン360mgを溶解したエタノール800gを加えて練合した。この練合物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4998g、ステアリン酸マグネシウム54gを混合機(コトブキ技研工業:PM−50)に投入して混合後、直径9.5mm、曲率半径15.5mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠320mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例8
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量1500mg) 150.0mg
塩酸ジセチアミン 10.0mg
リボフラビン 6.0mg
塩酸ピリドキシン 8.0mg
酢酸d−α−トコフェロール 15.0mg
アスコルビン酸 150.0mg
ニコチン酸アミド 50.0mg
パルミチン酸レチノール 2000IU
コレカルシフェロール 200IU
無水リン酸水素カルシウム 68.0mg
硬化油 100.9mg
結晶セルロース 170.9mg
ヒドロキシプロピルセルロース 37.5mg
カルメロースカルシウム 65.0mg
ステアリン酸マグネシウム 7.5mg
合計 900.0mg
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム300g、ニンジン乾燥エキス750g、塩酸ジセチアミン50g、リボフラビン30g、塩酸ピリドキシン40g、酢酸d−α−トコフェロール75g、アスコルビン酸750g、ニコチン酸アミド250g、無水リン酸水素カルシウム340g、硬化油504.5g、結晶セルロース854.5g、ヒドロキシプロピルセルロース187.5g、カルメロースカルシウム325gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めパルミチン酸レチノール6g,コレカルシフェロール25mgを分散させたエタノール500gを加えて練合し、更に整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて破砕造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4462.5g、ステアリン酸マグネシウム37.5gを混合機(朝日工業:B2/109型)に投入して混合後、直径9.5mm、曲率半径12mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠300mgの、本発明の錠剤を得た。
製造例9
1日量(3錠)中
アデノシン5’−三リン酸二ナトリウム 60.0mg
ニンジン乾燥エキス(原生薬換算量700mg) 70.0mg
コンドロイチン硫酸ナトリウム 100.0mg
ローヤルゼリー 200.0mg
肝臓加水分解物 50.0mg
酢酸d−α−トコフェロール 100.0mg
ビスベンチアミン 25.0mg
シアノコバラミン 72.0μg
硬化油 72.0mg
結晶セルロース 165.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース 27.0mg
カルメロース 82.0mg
ステアリン酸マグネシウム 9.0mg
合計 960.0mg
アデノシン三5’−リン酸二ナトリウム300g、ニンジン乾燥エキス350g、コンドロイチン硫酸ナトリウム500g、ローヤルゼリー1000g、肝臓加水分解物250g、酢酸d−α−トコフェロール500g、ビスベンチアミン125g、硬化油360g、結晶セルロース825g、ヒドロキシプロピルセルロース135g、カルメロース410gを高速攪拌造粒機(パウレック:FM−VG−25型)に投入して混合後、予めシアノコバラミン360mgを溶解したエタノール800gを加えて練合した。この練合物を流動層乾燥機(フロイント産業:NFLO−5型)を用いて乾燥後、整粒機(岡田精工:ND−10S型)を用いて整粒した。この整粒物4755g、ステアリン酸マグネシウム45gを混合機(コトブキ技研工業:PM−50)に投入して混合後、直径9.5mm、曲率半径15.5mmの杵を取り付けた打錠機(畑鉄工所:HT−AP18SS型)で1錠320mgの、本発明の錠剤を得た。

Claims (4)

  1. アデノシン5'−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物を組み合わせてなる疲労回復のための医薬であって、アデノシン5'−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物が同時に経口投与される医薬。
  2. 医薬が、アデノシン5'−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩と、ニンジン又はその加工処理物を含有する医薬組成物の形態である、請求項1記載の医薬。
  3. 疲労が、肉体疲労及び/又は精神疲労である、請求項1又は2記載の医薬。
  4. アデノシン5'−三リン酸又は生理学的に許容されるその塩1質量部に対し、ニンジン又はその加工処理物を、原生薬換算で0.1〜100質量部の割合で含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬。
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