JP6248293B2 - 美容用キット - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚(特にメイクアップを施した後の皮膚)の上から貼って肌のリフトアップを図り、および/または、肌のシワを引き伸ばして目立たなくすることができる、ナノファイバーシートとそのシートを肌に保持するための美容液とをセットとした美容用キットに関する。
顔のフェースラインをリフトアップする美容方法が知られている。人の顔の皮膚及び筋肉組織は加齢に伴い張りや弾力が低下するため、これが顔のたるみやシワを発生させる要因となっている。
顔のフェースラインをリフトアップする方法として、美容マスクを用いる方法が提案されている。この方法では、化粧液が塗布されたマスクを顎に当て、マスクの両側部に設けられた耳掛けをマスクを引き上げながら耳に掛けることにより顔の皮膚を引き上げ、これによりフェースラインをリフトアップを図るものである。
しかし、美容マスクを用いる方法では、顔面のシワやたるみを取り除くリフトアップ効果が十分でなく、また使用感も悪い。
そこで、特開2009−195373号公報(特許文献1)、特開2011−136019号公報(特許文献2)、特開2012−171958号公報(特許文献3)に開示されているように、化粧を施さない状態の素肌に不織布(あるいはシート)を貼り、この不織布(シート)に美容液を浸透させることで、保湿効果やシワ取り効果を高めるものがある。
しかし、これらはいずれも、効果の持続性が不十分であり、また、素肌に不織布(シート)を貼り、その上からメイクを施すものであるため、不織布(シート)の素材にあった専用のメイクアップ材料が必要になるという問題がある。
特開2009−195373号公報 特開2011−136019号公報 特開2012−171958号公報
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、不織布やシートなどの素材にあった専用のメイクアップ材料が必要ではなく、長時間にわたりフェースラインのリフトアップが行える美容用キットおよび美容液を提供することを本発明の目的とする。
本発明の他の目的は、メイクをしたあとの皮膚に上から貼ることができ、貼った後は皮膚と一体になるため目立たない美容用キットおよび美容液を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は以下を特徴とする。
(項目1)
皮膚の上に貼る美容シートと美容液とを備える美容用キットであって、
該美容シートは、繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなるナノファイバーシートを有し、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有する、
美容用キット。
(項目2)
前記美容液は、前記美容シートを皮膚の上に貼るために、皮膚に塗布されることを特徴とする、項目1に記載のキット。
(項目3)
前記ナノファイバーは、支持体上に電解紡糸法によって紡糸されたものである、項目1に記載のキット。
(項目4)
前記美容シートは、基材シートと、該基材シートの表面に積層された粘着剤層と、該粘着剤層の表面に積層された支持体付きのナノファイバーシートと、を有する項目1に記載の美容用キット。
(項目5)
前記美容シートは、前記ナノファイバーシートの表面を保護するカバーシートをさらに有し、前記支持体が前記基材シートのほぼ中央部に前記粘着剤層によって付着され、該基材シートの両端部に粘着剤層の一部が露出して粘着部が形成され、該カバーシートが該粘着部に付着している項目4に記載の美容用キット。
(項目6)
前記微粒子が、ゼオライトである項目1〜5のいずれかに記載の美容用キット。
(項目7)
前記ナノファイバーの繊維径が200〜500ナノメーターである項目1〜6のいずれかに記載の美容用キット。
(項目8)
前記水溶性の高分子増粘剤が、コラーゲン、寒天、デンプンおよびポリビニルアルコールからなる群から選択される少なくとも一種である項目1〜7のいずれかに記載の美容用キット。
(項目9)
メ イクアップした皮膚の上に貼って、肌のたるみを引き上げ同時にシワを引き伸ばして目立たなくする、美容シートとともに使用される美容液であって、
平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有する、美容液。
(項目10)
前記美容シートが、繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなるナノファイバーシートを有し、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mである、項目10に記載の美容液。
(項目11)
前記微粒子がゼオライトである項目9または10に記載の美容液。
(項目12)
前記水溶性の高分子増粘剤が、コラーゲン、寒天、デンプンおよびポリビニルアルコールからなる群から選択される少なくとも一種である項目10〜11のいずれかに記載の美容液。
(項目13)
以下:
(1)皮膚の上に美容液を塗布する工程;および、
(2)該美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程、
を包含する、肌のたるみを引き上げる方法であって、
該ナノファイバーシートは、支持体上に電界紡糸法によって紡糸され繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなり、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有する、方法。
(項目14)
前記美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程の前に、
(3)肌の引上げ具を用いて、該美容液を塗布した皮膚を引き上げる工程、をさらに包含する、項目13に記載の方法。
(項目15)
以下:
(1)皮膚の上に美容液を塗布する工程;および、
(2)該美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程、
を包含する、シワを引き伸ばす方法であって、
該ナノファイバーシートは、支持体上に電界紡糸法によって紡糸され繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなり、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有する、方法。
(項目16)
前記美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程の前に、
(3)肌の引上げ具を用いて、該美容液を塗布した皮膚を引き上げる工程、をさらに包含する、項目15に記載の方法。
本発明によれば、皮膚(特にメイクアップを施した後の皮膚)の上に美容液を塗り、この美容液の上にナノファイバーシートを貼り付ける。ここで、美容液は、微粒子と水溶性の高分子増粘剤を含む。美容液はナノファイバーシートに含浸し一体となる。美容液の乾燥によってナノファーバーシートは収縮する。本発明の一つの局面では、その収縮によって、フェースラインを有効にリフトアップすることができる。また、本発明の一つの局面では、肌のたるみと下がりを矯正してもとの位置まで戻す、および/または、それ以上に引き上げることができる。さらに、本発明の一つの局面では、肌のシワを引き伸ばして目立たなくすることができる。
さらに、本発明によれば、メイクアップしたあとの皮膚に上からファーバーシートを貼ることができ、貼った後は皮膚と一体になるため目立つことがない。従って、従来のように、テープの素材にあった専用のメイクアップ材料を必要とすることがない。
図1Aは本発明の一実施例の美容シートの断面図、図1Bはその平面図である。 本発明の他の実施例の美容シートの断面図である。 図1に示す美容シートの使用方法を説明する図である。 リフトアップ効果の評価法を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の美容用キットは、顔や首、襟元などの皮膚に(特にメイクアップした後の皮膚に)、その皮膚の上に貼って肌のたるみなどを引き上げるため、および/または、シワを引き伸ばして目立たなくするための、美容シートと美容液とをセットとしたものである。
美容液は、皮膚にメイクアップを施した上から、その皮膚に確実にナノファイバーシートを固定するために使用される。この美容液は皮膚(特にメイクアップした後の皮膚)に塗布し、その美容液によってナノファイバーシートを貼付することで、ナノファイバーシートが目立たなくなる。また、この美容液によって、ナノファイバーシートによる、肌のたるみ引き上げ効果、および/または、シワの引き伸ばし効果がもたらされる。
(美容シート)
図1に示すように、美容シート2は、基材シート4(図1では、矩形状に形成されているが、形状は限定されない)と、該基材シート4の表面に積層された粘着剤層6と、該粘着剤層6の表面に積層された支持体10付きのナノファイバーシート8と、を有する。図2に示すように、ナノファイバーシート8の表面に該シート8を保護するためのカバーシート20が設けられていてもよい。
ナノファイバーシート8は、該支持体10の表面に剥離可能に設けられている。
該支持体10(ナノファイバーシート8がその表面に設けられている)は、該基材シート4のほぼ中央部に粘着剤層6によって付着されており、基材シート4の両端部には粘着剤層6の一部が露出した粘着部11,12が形成されている。
カバーシート20がナノファイバーシート8の表面に設けられる場合は、カバーシート20は基材シート4とほぼ同じ形状とされ、カバーシート20の両端部が該粘着部11,12に付着される。
上記基材シート4およびカバーシート20としては、限定されることはないが、例えば、PETシート、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどを使用することができる。
(ナノファイバーシート)
ナノファイバーシート8は、限定されることはないが、例えば、電界紡糸法により作製される。
ナノファイバーは、サブミクロンあるいはナノメートルオーダーの超微細繊維であり、通常、100μm以上の長さと30〜2000nm(特に50〜800nm)の範囲の繊維径を有している。本発明のナノファイバーシート8は、好ましくは、繊維の直径が80〜800ナノメートルに紡糸されたナノファイバーを、不織布、フィルム、紙などの支持体10上にシート状に形成したものである。
そのナノファイバーの繊維径は200〜500ナノメーターがさらに好ましい。ナノファイバーシート8の目付は、限定されることはないが、好ましくは、0.2〜2.0g/mである。
ナノファイバーシートの厚みは、限定されることはないが、典型的には5〜30ミクロンである。
ナノファイバーシート8に用いられる高分子化合物としては、限定されるものではないが、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリカ−ボネート、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、あるいはポリアクリル酸ブチル/イソプロピルアクリルアミド/ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体などのアクリル酸系ポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、セルロース、ナイロン66、ナイロン46、ポリアミド、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリエチレングリコール、ポリ乳酸グリコール、ポリエチレン・ビニルアセテート、ポリエチレン・ビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレンオキシド、コラーゲン等のタンパク質、プルラン、ヒアルロン酸、ポリ-γ-グルタミン酸、変性コーンスターチ、β-グルカン、グルコオリゴ糖などの多糖類、ポリエチレン・ビニルアルコール/ポリ乳酸ポリマーブレンド、ポリメタクリル酸メチル/アクリロニトリルポリマーブレンド、ポリアニリン/ポリエチレンオキシドポリマーブレンド、コラーゲン/ポリエチレンオキシドポリマーブレンド、シルク/ポリエチレンオキシドポリマーブレンド、ポリアニリン/ポリスチレンポリマーブレンドが挙げられるがこれらに限定されない。皮膚への適合性を考慮すると、特にポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポリアクリル酸(PAA)やポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンオキシド(PEO)、コラーゲンなどのタンパク質、プルラン、ヒアルロン酸、ポリ-γ-グルタミン酸、変性コーンスターチ、β-グルカン、グルコオリゴ糖などの種々の多糖類が好ましい。
特に好ましい繊維の材質は、限定されることはないが、例えば、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、アクリル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリウレタンなどのポリマーを単独または2種以上溶解・混合して紡糸することができる。あるいは、キトサン、セルロース、ヒアルロン酸、アルギン酸、シルクプロテインなどの天然成分を単独または2種以上、溶解・混合して紡糸することができる。
(支持体)
上記支持体10としては、限定されることはないが、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、キトサン、デンプン、ポリビニルアルコール若しくはポリ酢酸ビニル又はこれらの共重合体若しくは変性体等からなるシートを用いることができる。特に、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド繊維、レーヨン繊維、その他の合成繊維製からなる不織布や、綿、絹、麻、パルプ(セルロース)繊維等が混合されて製造された不織布等が好ましい。これらの不織布のなかでも、レーヨン繊維、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維からなる不織布であるのが、特に好ましい。
支持体10は、好ましくは、ポリプロピレン、レーヨンからなる不織布であり、熱処理(スパンボンド)したポリプロピレン、レーヨンからなる不織布が最も好ましい。
(美容液)
美容液は、皮膚(特にメイクアップを施した皮膚)上からナノファイバーシート8を貼り、ナノファイバーシート8を目立たなくし、かつ乾燥しながら収縮を起こす時、皮膚に確実にナノファイバーシート8を固定するために使用される。
通常は、皮膚のメイクアップをした部分に、美容液を塗布し、その上に上記のナノファイバーシート8が貼付される。皮膚に貼付したナノファイバーシート8の上にさらに美容液を塗布してもよい。ナノファイバーシート8が十分に皮膚に貼付されていない場合は、そのような箇所に美容液を塗布すると、該美容液がナノファイバーシート8を浸透してナノファッバーシート8を皮膚に確実に貼付するため有効である。
美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有する。
美容液は、微粒子を2〜8重量%含有することが好ましい。微粒子の含有量が1重量%より少ない場合には、その添加によるリフトアップ効果、およびシワの改善効果が小さい。微粒子の含有量が10重量%を超えても、それらの効果がそれ以上に上がることは少ない。しかも、微粒子の含有量が10重量%を超えると微粒子が沈殿してしまい、美容液として調製できない。
使用する微粒子の平均粒径が0.2ミクロン未満の場合には、微粒子の添加によるリフトアップ効果、およびシワの改善効果が小さい。微粒子の平均粒径が10ミクロンを超える場合にも、微粒子の添加によるリフトアップ効果、およびシワの改善効果が小さい。
微粒子は、無機成分の微粒子および/または有機成分の微粒子を含有することができる。
無機成分の微粒子としては、ゼオライト、リン酸カルシウム、塩化カルシウム、亜鉛華、タルクなどの無機材料があげられる。これら化粧品として使われている無機材料を微粉砕して粒度を揃えたものを使用することができる。
有機成分の微粒子としては、セルロース、ポリメチルメタクリレート、PVA、などのポリマーを所定の粒子の大きさに製造したものが挙げられる。
高分子増粘剤としては、例えば、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子化合物;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子化合物;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子化合物;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子化合物;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース等のセルロース系高分子化合物;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子化合物;ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子化合物;ポリオキシエチレン系高分子化合物;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子化合物;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド、アクリロイルジメチルタウリン塩コポリマー等のアクリル系高分子化合物;ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等の他の合成水溶性高分子化合物が挙げられるがこれらに限定されない。また、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も例示される。これらの1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
特に、ナノファイバーシート8を貼付するための高分子増粘剤としては、コラーゲン、寒天、デンプンが好ましく、この順で、貼付したナノファイバーシート8が目立たず、しかも良好なリフトアップ効果が得られる傾向にある。
この高分子増粘剤の含有量は、0.1〜10重量%であるが、0.2〜3重量%が好ましく、0.2〜2重量%が特に好ましい。特に、高分子増粘剤の含有量が0.1重量%以上であれば十分なリフトアップ効果が得られる。
美容液は、微粒子、高分子増粘剤以外に、水、保湿剤、防腐剤などをさらに含むことができる。
保湿剤は、一般に広く用いられるものでよく、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及び1,2−ペンタンジオール等の多価アルコール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール及びエリスリトール等の糖アルコール、グルコース、フルクトース等の単糖類、ラフィノース、スクロース等の二糖類、コンドロイチン硫酸塩、ヒアルロン酸塩等の多糖類などを使用することができる。保湿剤は、これらの1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
保湿剤の配合量は特に制限されないが、使用性の面から保湿剤の全量の配合量は10〜30質量%が好ましく、15〜25質量%とすることが特に好ましい。例えば、保湿剤として、グリセリン、ヒアルロン酸および1,3−ブチレングリコールを併用する場合は、これらを合わせた配合量は10〜30質量%が好ましく、15〜25質量%とすることが特に好ましい。
防腐剤としては、例えばメチルパラベン等のパラオキシ安息香酸塩を挙げることができる。防腐剤の配合量は特に制限されないが、0.05〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%とすることが特に好ましい。
本発明の美容液は、さらに植物油のような油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、糖類、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、香料、pH調整剤等を含有させることができる。また、ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、常在菌コントロール剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、美白剤、殺菌剤等の他の薬効成分、生理活性成分を含有することもできる。
本発明に使用される具体的な美容液の成分は、水、グリセリン、コラーゲン、寒天、ヒアルロン酸、エタノール、1,3BG(1,3−ブチレングリコール)、微粒子、メチルパラベンなどを含有することができる。コラーゲンに代えて、ポリビニルアルコール等を使用することができ、さらに寒天に代えて澱粉などを使用することができる。
美容液の調製は、通常の美容液調製法に従って行うことができる。また、美容液の剤型としては、液体状又はゲル状のものを挙げることができる。
(美容シートの貼り付けについて)
図3に示すように、皮膚18にメイクアップを行い、このメイク14の上に美容液16を塗布し、その上に美容シート2を貼り付ける。
美容シート2がカバーシート20を有する場合は、そのカバーシート20を剥離し、ナノファイバーシート8を露出した後、該ナノファイバーシート8を美容液16の上に当てて皮膚18に貼り付ける。
ここで、ナノファイバーシート8を皮膚18に貼り付ける際には、その皮膚18を引き上げるようにして引っ張っておく。これによって、皮膚は引っ張られた状態で、ナノファイバーシート8はメイク14上に貼付され、そして、貼付された状態は、美容液16によって維持される。
皮膚を引っ張るには、手で行ってもよいが、顔の筋肉を引き上げる市販のターバンのような肌の引上げ具を用いてもよい。この引上げ具を使用し、あらかじめ肌を引き上げておき、その引き上げ状態を維持したいところに美容シートを貼り付けるのがよい。肌の引き上げ具としては、ターバン以外に、ゴム製のベルトや水泳用のキャップのように頭の周囲サイズより小さくそれを引き伸ばしながら顔に巻くことができるものを使用することもできる。
次いで、ナノファイバーシート8を残して美容シート2を剥がすときは、基材シート4を手で持って引き剥がす。これによって、支持体10は基材シート4と一緒にナノファイバーシート8から剥がれるので、そのナノファイバーシート8だけが皮膚18上に残る(図3(C))。
このようにすることで、引上げ具を顔から外しても、ナノファイバーシート8および美容液16によって皮膚18の引き上げられた状態が維持される。
必要に応じて、ナノファイバーシート8の上にさらに美容液を塗布して該美容液をナノファイバーシート8に浸透させ、皮膚への貼り付けを確実なものとしてもよい。
なお、美容シートのサイズが、使用者の貼付部位の寸法などに合わない場合には、美容シートを適切な寸法に切断して使用することもできる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、配合量はすべて重量%である。
(実施例1)
A.ナノファイバーシートの作成
ポリプロピレンスパンボンド不織布(支持体)上に、電界紡糸法によりナイロンとキトサンを紡糸してナノファイバーシートを作成した。
ナイロンの目付は0.6g/m、キトサンは0.2g/mとし、これを2cm×5cmの大きさにカットして貼付用のナノファイバーシートとした。
B.美容液
表1に示す各成分を撹拌混合して均一に溶解させ、美容液を得た。
使用したゼオライトの平均粒子径は2ミクロンであった。
C.評価
30代から50代までの女性10人を被験者とし、各人が日常的に使用している化粧品でメイクアップをしたあと、目尻と口元の2箇所に上記処方1−4で得られた美容液を塗布しながらナノファイバーシートを貼付した。
肉眼的観察によって、ナノファイバーシートの貼りやすさ、ナノファイバーシートの目立たなさ、リフトアップの感触、およびシワの状態について10段階で評価した。
その評価尺度および結果は次のとおりである。
D.評価尺度
D−1.貼りやすさ:
10段階で評価し、「1」評価が貼りにくい、「10」評価が貼りやすいことを示している。つまり、数字が大きいほど、貼り易さの評価が高い。
D−2.目立たなさ:
10段階で評価し、「1」評価が目立つ、「10」評価が全く目立たないことを示している。つまり、数字が大きいほど、目立たなさの評価が高い。
D−3.リフトアップ感:
10段階で評価し、「1」評価が全く変化なし、「10」評価がリフトアップ感がとても感じられることを示している。つまり、数字が大きいほど、リフトアップ感の評価が高い。
なお、本発明において、リフトアップ感を次のように定義する。リフトアップ感とは、皮膚が引き上げられることによって、皮膚表面のシワが浅くなる効果をいう。
D−4.シワの状態:
10段階で評価し、「1」評価が変化なし、「10」評価がシワが目立たなくなったことを示している。つまり、数字が大きいほど、シワの状態が目立たない。
結果を表2に示す。
以上の結果から処方1を選択した。
(実施例2)
次に、高分子増粘剤として、コラーゲンに代えてPVAを使用し、表3に示す処方としたこと以外は、実施例1と同様にして美容液を調製した。得られた美容液を用い、実施例1と同様にメイクアップした各被験者の目尻と口元の2箇所にその美容液を塗布しながらナノファイバーシートを貼付した。
肉眼的観察によって、ナノファイバーシートの貼りやすさ、ナノファイバーシートの目立たなさ、リフトアップの感触、およびシワの状態について10段階で評価した。
上記処方5−8の評価は次の通りであった。
以上のことから、美容液に添加する増粘剤は、水溶性の高分子増粘剤が好ましいことが明らかとなった。
(実施例3)
次に、高分子増粘剤として、寒天に代えて澱粉を使用し、表5に示す処方としたこと以外は、実施例1と同様にして美容液を調製した。得られた美容液を用い、実施例1と同様にメイクアップした各被験者の目尻と口元の2箇所にその美容液を塗布しながらナノファイバーシートを貼付した。
肉眼的観察によって、ナノファイバーシートの貼りやすさ、ナノファイバーシートの目立たなさ、リフトアップの感触、およびシワの状態について10段階で評価した。
上記処方9−12の評価は次の通りであった。
以上より、水溶性の高分子増粘剤としては、寒天またはコラーゲンに限定されないことが明らかとなった。
(実施例4)
ゼオライトの平均粒径を変化させ、表7に示す処方としたこと以外は、実施例1と同様にして美容液を調製した。得られた美容液を用い、実施例1と同様にメイクアップした各被験者の目尻と口元の2箇所にその美容液を塗布しながらナノファイバーシートを貼付した。
肉眼的観察によって、ナノファイバーシートの貼りやすさ、ナノファイバーシートの目立たなさ、リフトアップの感触、およびシワの状態について10段階で評価した。
上記処方に関する評価は次の通りであった。
以上の実施例4から、ゼオライト微粒子は5ミクロンまでの大きさが効果的であったことがわかる。
(実施例5)
本発明の効果を確認するために、実施例1〜4において用いた評価法とは異なる方法を用いて、以下に記載の実験を行った。
新しいリフトアップ効果の評価法は、以下のとおりである:
・女性の被験者7名によって本試験を行った。
・各被験者は石鹸にて洗顔後、日常使用している化粧品を使用して通常通りのメイクを行った。
・次に、図4に示すように、ターバンを被験者の頭部に巻き、被験者の顔の右側の眉毛から額の斜め上部に向かって皮膚を引き上げ、たるみとシワをなくした。
・皮膚を引上げた状態で、美容液をメイクアップの上に塗布した後、この上にナノファイバーシート8を貼付するようにした。
・貼付直後、30分、60分、120分と、以後10時間後まで1時間ごとに写真を取り、写真に右目の頂点から左目の頂点(右目の黒目の頂点から左目の黒目の頂点)を通る直線ABを引き、さらに右目の下眼瞼から左目の下眼瞼を通る直線CBを引き、直線ABと直線CBが交わりできる角度θを測定した。
・貼付直後からθの値を測定し、経時的に記録し、リフトアップ力発生の有無と持続時間、リフトアップ力の変化を観察した。
・使用したナノファイバーシート8は実施例1で使用したものと同一であり、貼付に使用した美容液は、微粒子の添加量と種類を変えたこと以外は処方1のものを使用した。
・次に、美容液に添加する微粒子の種類と、その添加量を0から8重量%まで変化させて観察を行った。
その結果を表9〜15に示す。
これらの結果から、以下のことがわかる。
(1)美容液に使用する、ナノファイバーシートを貼付するための高分子増粘剤としてはコラーゲン、寒天、デンプンの順で、貼付したナノファイバーシートが目立たずリフトアップ効果も得られた。
(2)高分子増粘剤の含有量は、0.2重量%以上あれば十分なリフトアップ効果が得られることがわかった。
(3)美容液に微粒子を加えることで、10時間にわたりリフトアップ力の維持が観察された。
微粒子の中でも平均粒子径2ミクロンのゼオライトを添加した場合は、美容液を用いてナノファイバーシートを貼付したあと、美容液が乾燥するにつれてリフトアップ効果が強くなり、貼付後2時間から4時間が最大となり10時間後に貼付直後と同じ値に戻った。
このリフトアップ力はゼオライトの添加量が2重量%以上で見られ、8重量%添加でも同じであった。
(4)ゼオライトを添加しない場合は、リフトアップ力はほとんど観察されなかった。
微粒子としてゼオライトを使用することにより、リフトアップの効果が優れている理由は次のように推測される。
ゼオライトはほぼ球形で粒度が揃っているので、美容液中にゼオライトがほぼ均一に分散してメイクの凹凸を埋めることができる。しかも、ゼオライトを使用することによって美容シートの乾燥時間が早くなる。これはゼオライトの表面積が大きく美容液に含まれる水分の蒸発が早くなるためと考えられる。これらの相乗効果によってリフトアップの効果が早く確実に出るものと思われる。
(5)ゼオライトの粒径は、美容液に添加する場合、5ミクロン以下でないとリフトアップ力が発揮される効果が低く、なおかつナノファイバーシートをメイクの上から貼付する場合、目立たず貼付することができない場合があった。
(6)美容液に添加する微粒子のリフトアップ効果は、ゼオライトが最も高く、ついで塩化カルシウム、セルロース、リン酸カルシウムの順であった。
本発明は、フェースラインのリフトアップが行え、また肌のシワを引き伸ばして目立たなくすることができるナノファイバーシートとそのナノファイバーシートを肌に貼るための美容液とをセットとした美容用キットを提供する。また、本発明は、フェースラインのリフトアップが行え、また肌のシワを引き伸ばして目立たなくすることができる方法も提供する。
2 美容シート
4 基材シート
6 粘着剤層
8 ナノファイバーシート
10 支持体
11 粘着部
12 粘着部
14 メイク
18 皮膚
20 カバーシート

Claims (14)

  1. 皮膚の上に貼る美容シートと美容液とを備える、
    (a)肌のたるみを引き上げるため、
    (b)シワを引き伸ばすため、または、
    (c)肌のたるみを引き上げ、そして、シワを引き伸ばすための、
    美容用キットであって、
    該美容シートは、繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなるナノファイバーシートを有し、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
    該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有し、そして、該美容シートを皮膚の上に貼るために、皮膚に塗布されることを特徴とする、
    美容用キット。
  2. 前記ナノファイバーは、支持体上に電解紡糸法によって紡糸されたものである、請求項1に記載の美容用キット。
  3. 前記美容シートは、基材シートと、該基材シートの表面に積層された粘着剤層と、該粘着剤層の表面に積層された支持体付きのナノファイバーシートと、を有する請求項1に記載の美容用キット。
  4. 前記美容シートは、前記ナノファイバーシートの表面を保護するカバーシートをさらに有し、前記支持体が前記基材シートのほぼ中央部に前記粘着剤層によって付着され、該基材シートの両端部に粘着剤層の一部が露出して粘着部が形成され、該カバーシートが該粘着部に付着している請求項3に記載の美容用キット。
  5. 前記微粒子が、ゼオライトである請求項1〜4のいずれかに記載の美容用キット。
  6. 前記ナノファイバーの繊維径が200〜500ナノメーターである請求項1〜5のいずれかに記載の美容用キット。
  7. 前記水溶性の高分子増粘剤が、コラーゲン、寒天、デンプンおよびポリビニルアルコールからなる群から選択される少なくとも一種である請求項1〜6のいずれかに記載の美容用キット。
  8. メイクアップした皮膚の上に貼って、
    (a)肌のたるみを引き上げるため、
    (b)シワを引き伸ばすため、または、
    (c)肌のたるみを引き上げ、そして、シワを引き伸ばすための、
    美容シートとともに使用される美容液であって、
    該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有し、そして、該美容シートを皮膚の上に貼るために、皮膚に塗布されることを特徴とし、
    該美容シートは、繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなるナノファイバーシートを有し、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/m であることを特徴とする、美容液。
  9. 前記微粒子がゼオライトである請求項8に記載の美容液。
  10. 前記水溶性の高分子増粘剤が、コラーゲン、寒天、デンプンおよびポリビニルアルコールからなる群から選択される少なくとも一種である請求項8または9に記載の美容液。
  11. 以下:
    (1)皮膚の上に美容液を塗布する工程;および、
    (2)該美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程、
    を包含する、肌のたるみを引き上げる方法であって、
    該ナノファイバーシートは、支持体上に電界紡糸法によって紡糸され繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなり、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
    該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有し、そして、該ナノファイバーシートを皮膚の上に貼るために、皮膚に塗布されることを特徴とする、方法。
  12. 以下:
    (1)皮膚の上に美容液を塗布する工程;および、
    (2)該美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程、
    を包含する、シワを引き伸ばす方法であって、
    該ナノファイバーシートは、支持体上に電界紡糸法によって紡糸され繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなり、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
    該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有し、そして、該ナノファイバーシートを皮膚の上に貼るために、皮膚に塗布されることを特徴とする、方法。
  13. 以下:
    (1)皮膚の上に美容液を塗布する工程;および、
    (2)該美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程、
    を包含する、肌のたるみを引き上げ、そして、シワを引き伸ばす方法であって、
    該ナノファイバーシートは、支持体上に電界紡糸法によって紡糸され繊維径が80〜800ナノメーターのナノファイバーよりなり、該ナノファイバーシートの目付が0.2〜2.0g/mであり、
    該美容液は、平均粒径が0.2ミクロン以上10ミクロン以下の微粒子を1〜10重量%含有し、水溶性の高分子増粘剤を0.1〜10重量%含有し、そして、該ナノファイバーシートを皮膚の上に貼るために、皮膚に塗布されることを特徴とする、方法。
  14. 前記美容液を塗布した皮膚にナノファイバーシートを貼付する工程の前に、
    (3)肌の引上げ具を用いて、該美容液を塗布した皮膚を引き上げる工程、をさらに包含する、請求項1〜1のいずれか一項に記載の方法。
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